MENU

【祝・ロマンス劇場上演記念企画】「私はタカラヅカでコレが見たい 洋画編①」映画好きが語る「ねえねえこれ演って!!」ですが8割くらいはただのおしゃべりです

2022年、あけましておめでとうございます。

今年も「好き」を愛情過多で発信していきます!!

 

 と、いうわけでハッピーニューイヤ~!!あくるです。今年の年末年始、みなさまはいかがだったでしょうか。やっと実家帰っていいよ!旅していいよ!温泉とか行っちゃおーか!的なことが言えるようになったりできるようになったりする方もいらっしゃるのではないかな~と…。まあなんせ、この2年間私らたいがい禁欲生活だったからネ!行ける人は行こうぜ!ダラダラできる人はダラッといこうぜ!仕事の人は…お互い…頑張ろうね…!(←※泣きながら出勤)

 今年も自分に甘く、他人にも甘く、タカラジェンヌを溺愛して、演出家の先生方に突っ込みまくって、「いやいやあくるさん全部漏れてるからね!?」と生暖かく声をかけられ、それでも言うだけならタダやで!!とおしゃべりしていきたいと思います★(まだしゃべる気ーーーー!?)

 今年も何卒、よろしくお願い致します!!

 

 1月号のあーさの表紙の歌劇を今更読んでるんですが、あいちゃんのサヨナラトークであいちゃんが自分のことを「まぁただのクレーマーです」「宝塚のオールドファンで、ゴリゴリが好きだから」「なんか嫌なの、暗い雰囲気。」「私、仕切り屋だから。…クレーマーで仕切り屋って最悪じゃない?(笑)」ってヤイヤイいってるんだけど。

 …身に覚えがありすぎて…!!!(号泣)

 あいちゃんわ~~~か~~~る~~~~!!!って終始「いいね!!」ボタンを押しまくってた自分がいた。そう!わかる!!

 基本ただのクレーマー!!いいたいこと全部いっちゃってあとから後悔!

 とにかく暗い雰囲気めっちゃ嫌!!どんなときでも声が大きい!

 自分で全部仕切って全部やりたいし、そしてやっちゃうし、でもそれ自分でちょっとやだな~…また仕切っちゃったよ…と思いつつえ、そんな私最高じゃん?って思っちゃうときもある…的な!!!

 …私はつくづく、宙組に配属されたけれど、めっちゃ星組気質な愛月ひかるさん寄りの性格だと思いました。うん、おこがましいと思いつつもあいちゃんには親近感しかわきません(⌒▽⌒)(ドヤァ)!!…イタッ!ファンの方お願い石投げないで!!

  …と、茶化しつつ、上田久美子先生の別れの言葉でめっちゃ泣いた…。やっぱりいい作品を作る人はいい文章を書くものなんだ…私もふたりが遊んでいる庭にいつか、混ぜてほしいなあ。そして先生方にこんなに愛される愛月さんは、やっぱりすごい演技者で、人間だったんだと思います。そういえば、愛ちゃんと話す相手の人はみんな笑顔で楽しそうだった。そんなことを思い返しています。

 改めて、ご卒業おめでとうございます。これからもやってやろうぜ!愛されクレーマー!!←すっかり同族意識

 …総括でうっかりあいちゃんへの言葉を書き忘れてしまっててああ!!痛恨のミス!!っていつもの私発動しちゃったので、2022年こそ「言いたいこと全部書いたかチェック」を怠らないように精進していきたいと思います。私にも校閲ガール・石原さとみがいたらいいのに。と思う生理痛真っ只中女子です。(ほんとに死ぬほど痛い)

 

 タカラヅカでやりたい映画を考えてみる

 さて、元旦中継も無事に放送されてファシネイションやっぱ最高じゃ~ん、花組最高じゃ~~~~ん!!!とさっそくウチワを振り回している2022年なんだけども、みなさまこの企画を覚えてらっしゃるだろうか。

 …そう、あくるさんの本棚公開っていうか「ただの私の萌え本暴露」っていうか書きなぐりのノート公開して「これやって~~~!!あたしが見たいから~~~!!!←幼稚園児みたいな言い方…」っていうのをただ書いたんだけど意外や意外好評だったこの企画。

 その第二弾です。今回は、我が「うちのれいこ」こと月城かなとお披露目公演「今夜、ロマンス劇場で」が舞台化という記念も兼ねております!(←※今考えたこじつけ)

題して、

「私はタカラヅカでコレが見たい 洋画編」

…タイトルがいまいちキャッチーじゃな割いのはいつものことで、ご愛嬌です…。

 

 言うまでもなく、前回は本で、今回は映画です。前回、「私のガソリンはエンタメ」ってことは書いて、「そうなんだよな~ないと力出ないんだよな~!!」と一番自分が納得したんですが(笑)ありがたいことに好評ですっごく嬉しかった。

 映画とタカラヅカを見始めたのは同時期で、思春期の頃。中学生くらいかな。とにかく学校がクッソつまらなくて(笑)毎日わかりやすく「思春期です!」を体現して鬱々と過ごしてた私を見かねて、「もうあんた、見てるほうがしんどいからここでお茶でも飲ませてもらいなさい!」と母の友人宅に強制連行理されたのが始まり。

 そこの母の友人のMさんが、まあ静岡の片田舎に収まっている人物には到底思えないくらいまぶしい人で。地元のタウン誌を書いていた元ライターさん。小さい娘二人を連れてオーストラリアに子連れで留学したことがあって、英語はペラペラ。映画を字幕なしで見ることができる人。好きな音楽はレッド・ツェッペリンでロックナイトを楽しんでいる。月に1度映画館のレイトショーで映画を見て、ワインが大好きでお菓子作りが趣味。週3だけ仕事して、あとは家で庭仕事。よく笑って、いつもきれいで、話題も豊富。なんでも知ってて、勤勉家。そして、私の話をいつも楽しそうに聞いてくれる。どうしてこんな素敵な人が日本の片田舎で生活しているのか私はよくわからなかった。

 初めは「映画をもっと見たい」ということよりも「Mさんとたくさん話がしたい」という理由で見始めた映画たち。いつのまにか映画鑑賞は私の趣味になり、ライフワークになりガソリンになり、人生に欠かせないものになった。私の見た映画の感想をMさんに話すと、Mさんはいつもおかしそうに「あなたは本当に面白い感性を持ってるね~!!」って褒めてくれた。

 自分は人とはちょっと違うのかもしれない。

 でも、面白がってくれる人がいる。

 そう思えた初めての居場所でした。

 そんなこと思い出しながら過ごした2021年。見た映画は50本…正直納得いかない結果に(苦笑)もっと見たかったーーーー!!でも、年末に私の映画熱を上げてくれる2冊に出会えたのでちょっとやる気を出して、温め続けていたこの企画をあげます。え?そうだよ!?れいこお披露目にあわせたんだってば!!(※このこじづけは2時間前に思いつきました)。

 

 どちらも世代的にはど真ん中。「わかる~~~!!!」ってポンポン膝を打つ、「それ私も思ってた!!言ってくれてありがとう!!」が詰まった素敵な2冊です。

 ジェーン・スーさんはここ2年くらい大好きなコラムニストで、ラジオも毎日聞いてるただのファンです(笑)特にオーバー30女子からは共感しかない「それ!!」「めっちゃそれ!!!」が詰まった金言どっさりなエッセイを山程書いてくれているんですが、今回は映画(ただしラブコメに限る)の批評集。全部赤線引きたい衝動にかられる文章ばかり。笑って、のちしみじみ「…わっかるわ~」を連発できます。

 あとから書くつもりだけど、キューティ・ブロンド」「プラダを着た悪魔」「ラブ・アクチュアリーが大好き、ピンときまくる!って人はぜひ読んでみてほしい。

 三宅香帆さんはもともと好きな書評家さん。ツイッターでもお披露目してしまいましたが三宅さんの著書を読んで私は文章の書き方を変えました。もうとにかく目からボロボロ鱗が落ちまくって仕方ありません。そんな憧れの書評家・三宅さんが私のブログを読んでくれてるんだってよ…そんなことある!?神様は見てるin2021。

 「アラジン」の実写化ではジャスミンとのシスターフッドを魅せてくれた侍女のダリア推しだったりとか、フェリシティ・ジョーンズのファンだったり(私もめっちゃ好きです!!)「ブルックリン」のシアーシャ・ローナンまじ最の高、とか共感できるところ1500個くらいあるんだけど(たぶん1日しゃべっても時間が足りない)何より、映画やマンガの何を見てるって「ヒロインを見ている」というところが同じ見方。私はこの本を読んで、タカラヅカdeシスターフッドもの見たし!!!って強く思いました。

 …余談だけど、タカラヅカで女主人公、っていうとトップ娘役のサヨナラバウ公演しかチャンスがないのにも関わらず、近年やった愛希れいか(通称おちゃぴ様)さんのアレが強くトラウマとなっている。もっといいのができるのに!!悔しすぎる!!!おちゃぴ様なのに!!!何度もいうけどサイトーお前…!(ギリッ)って過去何度か思ったうちの1回です。(って齋藤くんにあやまれーーー!!!)いや…感謝もしてるんだけどね「ラ」とかさ…エル・アルコンとか桜華とかキラルとかもよかった…(結構あった。)

 

 前置きめっちゃ長くなったけどそれではいってみましょう。

 「私はタカラヅカでコレが見たい 洋画編」

 さあさあ、アマプラ・ネトフリ準備して~、コーヒー入れてクッキーそばにレッツゴー(長くなる予感しかしない世界へ)

 

もくじ

花組 星風まどかのエル・ウッズが見たい「キューティ・ブロンド

月組 月城かなとのドン・シャーリーが見たい 「グリーン・ブック」

   【裏】月城かなとのミランダが見たい 「プラダを着た悪魔

雪組 朝月希和のスアに会いたい 「Be With You~いま、会いにゆきます」(韓国版)

星組 ただまこなこの身分差ラブコメ見たいだけ 「ノッティングヒルの恋人

宙組 真風涼帆のノアはたぶんやばい 「きみに読む物語

 

 

花組 星風まどかのエル・ウッズが見たい「キューティ・ブロンド


www.youtube.com

 今でこそフェミニズム!!」「#Mee too」と叫ばれており、女性軽視が問題視される世の中になりましたけども。世の中の女性への偏見、生きづらさがまだまだ息を潜めていた2001年にこの映画が公開されていることに私は驚かざるを得ない。

 今見てもこの映画は「女子なめんな!!」魂を鼓舞する素晴らしい映画だと思う。

 私は中学生の頃に見てこの映画の虜、エル・ウッズの虜、ひいてはリース・ウィザスプーンの虜になり、かつてネットで「エル」というハンドルネームでブログやってたほどのハマりようだった(中学生らしい発想で何よりです…。)。10代の頃、この映画を見たか見ないか、見て影響されたかされないかで人生の考え方決まっちゃうんでは?と思うくらい、中学生のガッチガチの繊細脳だった私に鉄拳をくらわせたエル・ウッズ。30代になった今でも私のヒロインです。

 で、この映画。見た目はブロンドのバービーちゃんビバリーヒルズ在住)のエル・ウッズが、政治家志望の恋人から「議員の妻にふさわしいのはジャクリーン・ケネディであってマリリン・モンローではない」とフラレるところから始まる(おいワーナー、マジで一回マリリン・モンローとエル・ウッズと全世界の女性に謝れ)。

 エルはワーナーをもう一回振り向かせるために猛勉強してハーバードに入学。ハーバード生はゴリゴリの「どうせブロンドは頭空っぽでしょ」という偏見をエルにぶつけまくるがエルは絶対「あきらめない」。努力して、あきらめず、でも自分を絶対に見失わない。

 みんなと同じ黒いバッグ、でも、エルメスのスカーフつけちゃう。

 メイクが大好き、だからその知識を生かして裁判に勝っちゃう。

 最終的には、すがりついてきたワーナーを「あんたなんかい~らない!」と熨斗つけてお返ししちゃう。弱きものを助け、みんなの応援を一心に受けて「ありがとっ♡」と返していくエル・ウッズ。

 私の永遠のヒロインであり、ヒーローである。

 もうほんとに、ほんとにまどちにやってもらいたい。私は「見た目が甘めで中身賢い」女子が昔からとにかく好きなんだけど(あと単純にブロンド美女に弱いだけかも)エルは典型的なそれ。見た目がああで、中身コレ。ああ、これどこかで?…柚香光か~~~!!要するにギャップ萌えなのかもしれませんね。

 それにしても最近の花組異動してからのまどちが好みで好みでならないんですよね。正直、今だからいっちゃうんだけど、宙組トップ娘役の後期はちょっとした「プチ女帝」感がたまに引っかかっちゃって、あれこんな感じだったっけかな?って思っちゃったりしてたんだけど(※個人の感想です)花組異動してからまた「まどち~かわいいじゃないかー!!!(知ってたけど今回もかわいいぜー!!)」っていう自分が戻ってきて嬉しい。やっぱりね、まどかちゃんは可愛いんですよ。孫だと思う。宝塚の孫だと思う。

 あと…なんか、アホみたいな感想で申し訳なんだけど、うまいっていいよね(ざっくり)うまくてかわいいってもう最高じゃないかってほんと思う。(お前ほんと…正直にも程があるぞ…!!!)

 まどかちゃんって、とにかく見た目が甘めなんで、常にはしゃいでいてほしいんですよね。「キャッ!」とか驚いてほしいし、うまくいかないことあったら「むー…」ってむくれてほしかったり。嬉しいことあったら「やったー!!」て飛び跳ねてほしいし、悲しかったら「うわーん!!」って大声で泣いてほしい。表情がくるくる変わる女の子が似合うと思うので、ワーナーに捨てられてテッシュでビーン!!って鼻かみながら失恋パーティー開いて「ワーナーのバカー!!」ってどんちゃん騒ぎしたり「こうやったら可愛いでしょ♪」ってドヤ顔したり、「あんたいらない!!あたしにふさわしくない!!!」って強めにワーナー捨ててエリート弁護士にさくっと乗り換えていく姿もぜひまどかちゃんで見たいです。やっぱりね、将来どうなるかわからん議員より、手に職(資格)持った弁護士でしょう。エルはやっぱり賢いです。(でもあと10年くらいしたらエルのほうが稼ぎもいいし地位も名誉もエメットより上になりそうだから頑張れエメット)

 何より、「応援したくなる女の子」「ピンチをチャンスに変える女の子」「なんやかんやいわれてもあたし絶対あきらめない」というのがほんとに似合う。100期からこっちのエリート優等生、誰もが羨むトップ娘役としてのキャリア、トントン拍子で真風涼帆の相手役からの柚香光の相手役。こうやって書くとすごい経歴だけど、まどかちゃんだっていろいろ大変なことあったと思うし、人生において「何もかもトントン拍子」っていう人はあんまりいないと思うから。誰だって悔しい思いもするし、つらいことも1回や2回じゃ終わらないよね。

 見た目が可愛いと、中身はとやかく言われがち。でもそれっておかしくない?真っ向正面から「可愛くてすみません♡あとあたし賢いんです♡」ってバカな男たちをなぎ倒して強く生きていってほしい娘役NO.1、星風まどか!!

 あ、で、相手役の柚香光さんなんですが~、たぶんタカラヅカセオリーでいうとハーバードでのエルの唯一の理解者、のちのエルの恋人になるエリート弁護士のエメットなんですけど…柚香光さんに限り、柚香光さんなら、最初にエルをフり、最後には「いらない!!」とフラれるワーナー役でもいいんじゃないかと…いやだってれいちゃんこそ「見た目最高中身アレ」の最たる男役ですから…えっアレッ?イタッ!石投ないでって!!…あ~ごめんなさい~!!!(ダメ男の柚香光が好きなんです~!!)

 

 最後に書こうかとっても迷ったけれど。

 舞台版「キューティ・ブロンド」の日本版で主人公エル・ウッズを演じた神田沙也加さんが、昨年12月にこの世を去りました。…もう、春馬や竹内さんの時のような思いはしたくなかった。悔しくてつらくて、悲しくてたまらなかった。

 さーやの「生まれてはじめて」に何度励まされたことか。

 あなたの歌声は、すっごくすっごく暖かくて。たっくさんパワーをもらえたの。あなたのエル・ウッズを見ることが私の目標で、夢だった。

 心から、ご冥福をお祈り致します。

 

 

 

月組 月城かなとのドン・シャーリーが見たい 「グリーンブック」


www.youtube.com

 

 久々にアカデミー賞の選考委員代替わりしたんかな…!!!」(←失礼)ってくらい心震えるアカデミー賞受賞作、「グリーンブック」。いや、ほんと失礼な話だけどアカデミー賞の選考委員とことごとく趣味が合わないっていうか意見があわないっていうか毎年「なんでコレなんだろう」って思うっていうか…まああたしが変わってるんじゃなくて価値観の違いでしょ?って思ってるけど←ほんと…何様なのよ…!!

 

 ヴィゴ・モーテンセンマハーシャラ・アリのこのポスター見て、「あぁ~…あれでしょ?黒人と白人のいつもの人種差別の壁を乗り越えて~的な?泣けるの?へえ?」と失礼千万な態度で斜に構えすぎてもうどこが斜めかわからない感じで映画館行った自分を殴り倒したい。(←そんな態度でも行くっていういいお客さんなあくるさんな…)(関係者が聞いたら「はったおすぞコラア…!!」ってなるよね、ほんとすみませんでしたー!!!)もう溢れる涙を止めることすら不可能なくらい泣いて帰ってきたという。いやもうコレは泣くし、お腹減るし帰りにすぐにケンタッキーに駆け込んだよね(どんな映画なの?)

 イタリア人のイケオジ・口は悪いが家族を愛する心は誰にも負けないトニー(ヴィゴ)。黒人のピアニストにして博士号を持ち、地位も名誉も飛び抜けて高いシャーリー(マハーシャラ)。二人はひょんなことからアメリカ横断をしなければなくなる。

 2人は全くの正反対。プライドがないトニー。学歴もお金も地位もないけれど、人類はみな兄弟。人種や職業の垣根を超えて、笑顔で人とつながれる。逆にシャーリーはプライドの塊。何もかも、普通以上にできてしまうからいろいろなものを失い、そして捨てられない。

 2人のちぐはぐだけれど、なんだかホッとする会話、お腹がすく料理。アメリカ南部の美しい風景に癒やされて泣かされる極上のヒトサラ。

 

 …そうなんです。上読んでわかるとおり、これ恋愛映画じゃないんです(笑)もう完全に男性二人のバディもの(※ラブなし)。人種を超えた友情物語なのだ。でも~、もう「ピガール狂騒曲」を見てからというもののどうしても私はれいこちゃんにシャーリーをやってほしくてたまらないんだよね~!!

 あの美しい顔だとロマンスもの一辺倒なのかな、と思うんだけど(いやもちろん愛し愛され恋とは愛とは運命とは!!(ばばーん!!)ってのもやり倒してほしいけど)もうれいこちゃんの演技力を得れば人間ドラマ、ヒューマンドラマの粋までいっちゃう。 

 もう正直、なんでもやってほしいし、なんでも見たい。れいこちゃんねえねえいつまでいてくれんの!?これだけやってほしいのあるんだけど!!!(タイトル数500くらいあるリスト渡す)…くらいの勢い。(こええよ…)(れいこちゃんドンビキだよ…)

 品行方正な黒人ピアニスト、シャーリー。ニコリとも笑わず、陽気に運転しながらずーっと喋りかけてくるトニーを完全シカトしてた氷のようなAIロボットのようなシャーリーが、美味しい料理とトニーの陽気な会話と笑顔で心がほぐれていく。私の好きなシーンがトニーが捕まった時にロバート・ケネディに電話してトニーを助けるところ。スマートでいかにもシャーリーらしい助け方でもうほんとにかっこよかった!!

 あとピアノを弾く姿がものすごいかっこいい。あの、本当にわたし「なにかの楽器を演奏する男性」に弱い。もうこれで今の朝ドラのオダギリジョーに毎回打ちのめされてますからね(なんの報告)。

 どうやったらトニーを鳳月杏で、シャーリーを月城かなとで見れるかずーっと考えあぐねている。どうしたらいいんだろう…。もうこうなったら…ワンチャン、クラウドファンディングかな…?アメリカ的考え

 ちなみに、この「グリーンブック」の監督がピーター・ファレリー。「メリーに首ったけ」や「愛しのローズマリー」を撮った監督でどこで方向転換したかイマイチわかんないんだけど(笑)メリーもローズマリーも大好きだった私から見れば「やーっぱ好きなもんって変わんないんだよね~(ポテトチップス開けながら)」っていう感想になりました。どうでもいいけどあたしなんでいつもポテチ食べてるんだろう。

 

 

月組【裏】月城かなとでミランダが見たい 「プラダを着た悪魔

 

 どうしても、どうしてもひとつに絞れなかった、でもどうしても書きたいので…!!

 働く女子の教科書、バイブル、金字塔。プラダを着た悪魔」!!(デ、デター!!)(もはや黄門様の印籠ものですね)


www.youtube.com

 予告編ですでに面白いんですけど(笑)そう、お察しの通り、れいこちゃんにやってほしいのは鬼編集長ミランダ(メリル・ストリープ)。もはやジェンダーを超える男役・月城かなとよ。私のれいこちゃんに対するこの「あれもやって、これもやって、もう全部やって!!」天井知らずでね…ほんとれいこちゃんごめんね(でも見たい)って感じです★(黙ってられない性分)

 もちろんアンディは海ちゃんで。恋も仕事も初心者マーク、ずっと怒られ続けてしまう新人記者。鬼上司のミランダはとにかくきつく、ガンガン仕事を振ってくる。それでも立ち向かうアンディ。女性って、仕事ができるようになるとなぜか美しくなる。自信がつくからかな。アン・ハサウェイがどんどんきれいになって、仕事もできるようになる姿がもうとにかく痛快で爽快で「見たかミランダー!!」って感じで元気が出るのだ。ガッツのある海ちゃんにぴったりです。

 

 上記であげた大好きなコラムニスト、ジェーンスーさんがポッドキャストで言ってたことなんだけど、これはミランダとアンディの恋愛もの、って考えるとすごくしっくりくるよね、って話されててああー!!と膝を打った。決して百合でもないし、レズでもない。とにかくミランダは厳しいし、当たりがきつい。だけどどこか何やってもドジで要領が悪いアンディを「ほんとにあんたは(怒)」って言いながらちゃんとサポートしてくれる。アンディができるようになるまで。

 …おお!立派なラブコメじゃないか!!もうぶっちゃけ、こんなこというのもあれだけどれいこ海が辞めて、OGになってからパルコ劇場あたりでやってくんないかな。でもこの師弟関係であり、姉妹でもあり、友情でもあり…っていうのはえりあゆにもつながるなあ、と考えついてあたしやっぱそういうトップコンビ好きなんだなー、に着地しました。

 ちなみにここでついでに言っちゃうとれいこちゃんにやってほしいゴリゴリ宝塚作品は「花の業平」です。どうしてこれこんなに再演も放送もされないのか不思議なんだけ   ど、同じ雪担のSさんと話すと最後は「で、やっぱ業平様はれいこちゃんで見ないと死ねないわー」で終わるという。

 Sさんとは、望海さんがいたときは「で、やっぱ基経を望海さんで見ないと死ねないわー」とも言っていた。今ではあっさり「で、基経をちなつさんで見ないと死ねないわー」と言い合っている。炎よ燃えろの絶唱をどうしてもどうしても見たい。

 もう結論、あたしらは見ないと死ねないので、はよ業平やってくれ、である。

 

 わー、動画貼り付けたりなんやかんやしてたらすっかり長くなりました。

余談が8割、おしゃべり続きます。ここまで読んでくださった方、ありがとう!!

 

次回へ続く。