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世界一遅い宝塚歌劇2023総括②雪星宙組編~ボニクラ・1789・007 彩風に三つ揃い・礼にフランス革命・真風にタキシードは三大神器

彩風咲奈のヨーロッパ人種最強伝説

礼真琴のフランス革命で歴史がひっくり返った説

真風涼帆のホワイトタキシードで全員が黙る説。

 

あけましておめでとうございます。(堂々と2月末)

今年もあくるさんとTRUNK DIARYをどうぞよろしくお願いいたします。

(世界一遅いあけおめを堂々と言っていくブログです。)

 

…ここまでくれば開き直りでございます。(※通常運転)

最後まで!書き切ったら!!大勝利!!!(ドヤ顔礼真琴)

 ハードルが今年も底辺でスタート、あくるさんのお花畑ブログ2023年雪星宙組編です。

 

 …全組派が聞いて呆れるぜ?(半券数えて5割以上花月だった人(ハーイ))

 

雪組「うちの御曹司と嫁、やっぱ最高」な1年

 

 2月は御園座で新生雪組開幕。御園座、実は行ったことないんで噂のきんつばをぜひ2024年は食したいところ)(と思ってたらひとこドン・ジュアン!!キターーーーーーーー!!!!!)

 咲あやお披露目にて最高傑作かと名高い「BONNIE&CLYDE」(演出/大野拓史)。いや…っっ本当によかった。もう本気で「うわーなんであたしこれチケット獲らなかったんだろ…!」って2023年の最大後悔案件かもしれないです。

 咲ちゃんの三つ揃いスーツは正義。

 あやちゃんのショートボブ&

 「みんなおまたせっ☆私がニューヒロイン、夢白ですっ!」は正義。

 和希そらのブルースレクイエムは正義。

…ありがとう大野くん、今日も私が最高に大好きな雪組です。

 いや~~~~大野くん。大野くんよ。

「新演出」の「海外ミュージカル」ボニクラの素晴らしさよ!!!

 ちょっと思ったんだけどやっぱ大野くんは小劇場作家でいったほうがよくないか?(ラフにさくっと余計なお世話)(思い出す星組「柳生」の苦戦←ごめんね好きな人…)と思いながらもう本当に彩風咲奈のかっこよさ夢白あやのキュートでスマートな女の子和希そらの力の抜けたお兄ちゃんで弟のような、咲ちゃんの同志感。

 最高でした。

 「おっしゃれだなあ~~~~~~!!!」と思わず唸る、痛快で快感の現代のボニクラ。「凍てついた明日」のような、ノスタルジックでセピア映画のような「古き良き」も大好きだったのだけど、それをオマージュしつつ現代の「炎上確実、ゲキヤバYou Tuberカップル」みたいなノリの咲あやボニクラ最高でした。

 私はつくづく思ったよ。和央ようかさん、フランクと結婚してくれてありがとう」と。(そこかあ…)

 いや、それくらい海ミュ「世界のワイルドホーン+大野版ボニクラ」にフィナーレで「ブルースレクイエム」をそらが歌ったときの感動ったらなかった。

 現代の新しい作品を見ながら、タカラヅカのよさも堪能できる。古参も新規も同時に楽しめるエンタメってほんと最高。つまりずっと楽しめるのよ。今までも、今も、これからも。それってねえすごくない?

 そしてこの作品からトップ娘役・夢白あや爆誕私は何を隠そう白羽ゆりファンなので、顔だけで見たら「と、となみちゃん?戻ってきた??それとも私が過去に戻った??」って毎回目をごしごししちゃうんだけど(古典)私がトップ娘役さんに求めるものはただひとつ。

 「1人でも輝き、トップ男役と並ぶともっと輝く人」。

 「1人でも楽しそうだけど、相手役さんと並ぶとさらに可愛くなってすっごく幸せそうだね!」と思える子が理想のトップ娘役。なのであやちゃんがキラキラと楽しそうにボニーを演じるのを見て本当に心が躍ったわ!

 かつてこんなに雪組「ELLE JAPAN」だった時があるか?咲あやがヴィジュアルに載ってることが楽しみで楽しみで楽しみでならない機関紙!!

 

 暖かくなって桜も咲いた、109期生初舞台公演「Lilacの夢路」(作・演出/謝珠栄)「ジュエル・ド・パリ!!」(作・演出/藤井大介)。

 もうこれしかいえねえ。

 久々の大劇場のカンカン最高。(俺たちのダイスケ・フジイ、今回も天才)

 「ライラック」では二番手・朝美絢の大劇場での久々キスシーンに(私だけ)ザワザワしておりました。これ結構重大ニュースです。とにかく顔面偏差値が最大値と呼ばれる朝美絢(誰が言ってるんだ)、ただ「なぜか女の陰がない」が私の中でずっとトレンド入りしていたんですけど(※完全に余計なお世話です)(夢介もいたっちゃーいたけどちょっと私が求める「朝美絢の恋愛」じゃなかったんですよね…)

 朝美絢、ついに望海風斗の呪縛から解き放たれたの巻。(※マジで語弊でいい迷惑)

 フランツがディートリンデとキスした瞬間「久城と真那、すぐにお赤飯を炊いて頂戴!!!!(パンパンッ)」って私の中の愛すみれが叫んだから。

 その次の別箱で「あーさが望海さんみたいな役やってはる(直球)」と衝撃を与えた「海辺のストルーエンセ」(作・演出/指田珠子)

(どこまで望海を追うんだ、朝美)←違うから。

チケット亡霊となって探しまくったのについぞ見れずにこれも後悔案件でしたので。あたしほんと…ほんと、今年は雪組怠惰がひどいよ!!!バカ!!!!(放送心待ちにしております…)顔でドラマ起こしちゃう系95期、月城に続いて朝美時代がついに到来。ちょっ…久城と真那?お赤飯ーーーーー!!!(パンパンパーンッッ)(って私の中の愛すみれが(遮断))(2023年あーさ2回の赤飯事情)

 「ライラック」の咲ちゃんを見て、鬼軍曹で私達のハードボイルド・ヒーロー水夏希さんを何回も思い出す。顔は似てないのに、仕草やふとした表情がそっくりなんです。ああ、これが受け継がれるタカラヅカの男役の美学なんだなあって。

 咲ちゃんの雪組は、見るたびにしみじみと「私の好きな雪組だ…」ってじんわり幸せを感じちゃう。

 タカラジェンヌはいつか退団する。でも、いなくなっても劇場のどこかに必ず生き続けている。すごい世界ですよね。

 形に残る技術ではない、でもたしかに感じるんです。

 そこにいた、大好きな人の面影を。

それにちょっと気づくだけで、嬉しくて幸せになるよね。

 

 「ドロイセン家の誇り」ってあるけど「彩風咲奈が誇り」の誤植じゃなくて?

 

 とにかく雪組怠惰がひどくて(自分でも許せないからとりあえず言う)、全ツ「愛するには短すぎる/ジュエルドパリ!!」は泣く泣くチケットを手放し(いろいろあったなあー泣2023年…)あやちゃんバーバラとあーさアンソニーに思いをはせる。

 いや…ねえ?絶対いいよね(見れなかったけど)見る前からいいってわかるじゃん(見れなかったけど)。咲ちゃんの「いいとこのぼっちゃん」感は努力で勝ち取ることができない天性の武器だと思うし、あのタキシードに白いコート肩から羽織ることで有名なフレッドファッションね?最高じゃない(見れなかったけど)←相当悔しかった。

 そんなこんなでえっ、再演ってそっちなん!?(「ニジンスキー」じゃなくて!?)って早霧ファンが真顔で突っ込んだ「双曲線上のカルテ」(演出/樫畑亜依子)。あのーーーーー…和希そらさんて、

女と金にだらしない男やれば天下統一

できますよね?

 「夢千鳥」はまだオリジナルだからアレかもしれないけど、数ある選択肢の中で「心中」と「カルテ」引き当てる和希そらよ。

「女と金にだらしないキャラ」への寄せ方よ…?(真顔)

 女金だらしないキャラ和希だらしないヅカファン、な…(目を細める)(心当たりはある)これも放送を心よりお待ちしております…(三つ指)

 

白衣+銀縁メガネの和希そらを全面に出すのは

もはや悪意を感じる。(我々をATM化させる悪意)

 

 そんなそらの最後の大劇場作品「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」(作・演出/生田大和)「FROZEN HOLIDAY」(作・演出/野口幸作)見る前から絶対私好きだよね?絶対いいよね?だって生田と野口だもんね???って周りに圧と牽制かけまくって(←このくだり月組のときもやった)そしてからの半分以上公演中止。

 …こっちがいくら高めてても、相手が沿えないこともあるんやな…と学んだ2023年。

 配信で1回きりでしたけど、もうとにっかく最高に楽しかったハッピー公演でしかなかった。ハッピーすぎて、幸せすぎて、楽しすぎて気づいたら号泣してた。

 自分の人生にあって当たり前だったタカラヅカ。でももう当たり前に見れなくなるのかもしれない。

 もちろん今までも大切に見てきたけど、これからはもっと毎回、大切に見よう。集中して、今しか見れないジェンヌさんを目に焼き付けて、もっともっと「見れる幸せ」を噛み締めて。

 

 発表された時「…意味がわからないんで撤回してくれます?」ってなった3番手スター和希そら退団。

 そらのやる役が本当に毎回楽しみでした。

 本当に…本当にもっともっとたくさん見たかった。

 たぶんそらは外部でも全然活躍するし、しなきゃいけない逸材だと思ってる。持ち合わせた努力と才能で、主演も脇もシンガーでもダンサーでも文字通り「なんでもやる」「なんでもできる」人。でも、そういうすごいミュージカル俳優になる前に、タカラジェンヌ・和希そら」でもっともっとたくさんの役が私は見たかった。

 咲ちゃんとのダンス。あーさとの芝居。あやちゃんとのモデル感。

 とにかくそらがいる雪組は楽しくて、わくわくして、「すごい!!!」って毎回目を丸くしてた。

 和希そらがそこに入るだけで、空気が変わってリズムが変わる。そういうスターって、選ばれしスター集団でもなかなか出てこない。

 ご卒業、おめでとうございます。

 でもあなたの姿をここでもう見ることができないこと、すっごく寂しいよ。

 (そらカル見たかったな~~~~)←10年言い続ける自信がある(新公のそらカルぜひ御覧ください)

 

 梅芸で見た雪組100周年アニバーサリー公演「Greatest Dream」(演出/三木章雄)。完全に「舞台と客席の同窓会2023」

 「久しぶりー!!元気だったー!?」「よく来てくれたねありがとうーー!!」って拍手と目線で交わす2時間、本当に懐かしくて楽しくて。ハマコ大先生はオペラ歌手になってました。(報告)

 今は花組生のひとこが考案した雪組ポーズをする雪組OGたちを見て、コムミズえりたんに爆笑して。あの3人、ほんとおかしいから。もう退団して10年以上経つのに、「そんなことある???」トークの天才すぎる。

成瀬こうきさんは月組の一星くんのお母さんで合ってます?

(相変わらずかっこよすぎでしょ、なるちゃんよ)

 咲ちゃんが先代から引き継いで、大事に大事に守り育ててきたもの。今回も、次に渡す瞬間をきっと絶対涙なしには見られない。

 努力と根性で御曹司を全うした、誠意あふれるトップスター・彩風咲奈。

雪組ファンの誇りである咲ちゃんが、

最後まで雪組と男役を楽しんでくれますように。

 

 にしても…ラストがベルばら…かあ…咲ちゃんの希望だし咲フェル見れるのはいいんだけどさ壮さんのときに「記念公演がベルばら」の辛酸を舐めた雪ファンが10数年ぶりにまたこの辛酸を舐めることになるとは(はいそこ黙って。)

 ねえ紳ちゃん?提案です。(挙手)

 2幕は全編フィナーレのオマージュにしよう。

 1幕でいったん、オスアンフェルマリ引き上げよう。(ねえ、紳ちゃん聞こえてる?)(もうおじいちゃんだから聞こえないかな…)(←あ、本気でごめんなさい)

 

星組 雑草・礼真琴 

 2023年の大トピックス「1789」(演出/小池修一郎)。

 …すごかったね。

 全部知ってるのに、「どうなるの?そうなるの!?」と手に汗握り。「私は神だ!!」とあのビジュアルであの衣装であの顔で歌う瀬央さんに「デスヨネ~~~」と完全同意して、まこなこロナンオランプにきゅんきゅんする。

 やっぱりロナンオランプ、トップコンビでやると最強ですね。

 この「1789」に関しては初演と再演、というよりは「月組版」と「星組版」といったほうがしっくりくる気がします。完全なる別物。でも確実に、7年越しの初演のアンサー公演「1789」。

 今回の星組版を見て「これが小池さんがいいたかったことかァァァァ!(膝ポーーーーン)」となるあたし。

 カミーユのありちゃんはどっからどう見ても「ええとこのぼっちゃん」で、激高するロナンに対して「同情している!!(バーン)」とかいっちゃうのが最高にありちゃんで最高にカミーユでした(さすが元月組。←そこで?)ダントンの漢!いいやつ!好き!結婚して!は天華さんで、ロベピは繊細で儚げな王子様である極美くん(今回のロベピは恋人がいるのがマジで極美慎だった)(えぇ~ロベピ経験なかったんちゃうん~て全員でつっこんだよね)。

 礼真琴には2つの顔がある。ひとつは繊細でいい子、大事に大事に育てられた御曹司礼真琴。もうひとつは踏みつけられても折られても立ち上がる雑草でしかない、野生児礼真琴。(金の斧銀の斧状態礼真琴)

 今回のロナンは本当に、踏んづけても蹴りつけてもボコボコにしてもとにかく這い上がる、あしたのジョー的な強さを感じた。牢獄での拷問シーンで青タン作りまくって最後焼きゴテまでされても「こんな拷問(へでもねえわバカ!)」っていう顔してにらみつけながら歌い続けるトップスター、いました?同期の月城かなとさん、拷問されてるはずなのにわりとペロッと縛られて座ってただけでしたけど?(はいそこ黙って。)

 礼ロナンて、全身傷だらけになって血流しながらそれでも前を向いて全力疾走するんですよね。全力でオランプを愛し、守って、全然余裕がなくて、立ち止まることも知らず革命に巻き込まれてあっけなく散る。似合いすぎるって礼真琴。

 

 お前らは生きているか?

 パンのために戦ったことはあるか?

 全身全霊で訴えてくる、星組生たち。戦争を描かせたら世界一のパッションと勢いと礼真琴を持っている星組って、そこにいるだけで「あんたらそれで生きているのか!!!!」って本気で問いかけてくる。

 私達は、かつて市民が立ち上がり全身全霊で戦った革命を、今目撃している。

 この星組版「1789」はオランプ舞空瞳がまたすごかった。というか今年の星組のトピックスは舞空瞳だったと思います。なこちゃんがそこにオランプとしているだけで、礼ロナンの壮絶さが浮き彫りになる。

 ただの人気作の再演じゃない、「1789」。

 なこオランプが笑ったり泣いたり、礼真琴の隣で「生きている」と礼真琴が更に輝く。修ちゃんはなこちゃんの成長を待っていたのかな?だから「1789」上演を7年待ったのかも。そう思ってしまうくらい、舞空瞳は血が通った「オランプ」であり「人間」であり「ヒロイン」でした。礼真琴さん、ほんとあなた良い嫁をもらったね…

良いトップスターには良い相手役が

必須条件だと思ってます(←わかりやすいトップコンビ厨)。

 ブラボーまこなこ!!と私の中のひろ香祐が叫んだところで、瀬央ゆりあ専科異動。マイティのときも感じたことだけども、組担から愛されるスターってこういう人たちなのね、って思うような拍手に包まれた瀬央さんが最高にきれいで泣けてきました。瀬央さんのすごいところは、同期のこっちゃんに対して一番心許される存在でありながらも一番敬意を払っているところ。

 何があっても必ず「尊敬する同期の礼真琴」という。

 信頼と経験と、絆がある。揺らぐことがなく、この二人の話は続く。

 そう、マジで、「もはや自分。」(by礼真琴)

 星組の芝居はドキュメンタリードラマ。脚本には書けない真実を紡ぎ出す力があるから、生きる力が湧いてくる。

 と、いうことで、全身全霊で「礼真琴版・赤と黒(演出・谷貴矢)の放送をお待ちしております。こっちゃん、もうフランス人と日本人のハーフです★って公言してもいいんじゃないですかね…もう…愛称「フレンチロックミュージカルの伝道師」でいいんじゃないですかね…(愛称長いな)

なこオランプがフランス王妃になってたらフランスが世界征服してたんじゃないですかね~っていう

パラレルワールド、タカヤくんよろしく。

 

 ピンチをチャンスにする御曹司・暁千星と、立ってるだけで花男・水美舞斗主演「ME AND MY GIRL」(作・演出/三木章雄)。こっちゃんが休養、いろいろとタイミング的にキツい上演だな~と思いつつ(やる方も見る方も…)配信見たら死ぬほど楽しかった。(伝家の宝刀・掌返し)。

 実は私、さほどミーマイ信者じゃないので(ごめん)再演のたびにあんまり盛り上がらない気持ちがあって。周囲の「やったぜミーマイ!わっしょいミーマイ!」感にいつも乗り切れないところがあるんですが、さすがにこのときは感謝したよね、本気で全力でランベス・ウォークだよね…!

 で、こうして総括書いている間に「RRR」が無事完走したっていう事実。

 もはや何も間に合ってない。

(主にあくるさんが)。

 宣誓。2024年は絶対「BIG FISH」見に行くから!!!!!(菜の花を握りしめながら)(というてもなこちゃんの水色ワンピースとキンパポニーテール見たかったな~~~)

 

宙組 真風涼帆17年の集大成 泣く子も黙るホワイトタキシード(とイルカ)

 修ちゃんほんとゆりかちゃんのこと好きだったんだな~…

 としみじみ感じた「007-我が名はボンド-」(作・演出/小池修一郎)。普通に007のファンで映画のファンですけど、普段から全く原作付きの作品の面白さをタカラヅカに求めてないので(←漫画の映画実写化でもなんでもそう。そもそも作る人が違うんで、同じものを求める意味がわからないんですよね…。(=予習しない言い訳)「ゆりかちゃんすっげーかっこいいな…」って心底思って見てました。あのホワイトタキシードは正直、全世界のダニエル・クレイグファンがハンカチ噛んで悔しがったと思うわ。ダニエル・グレイグファンが黙るってもはや神業ですよ。

 あとどこの世界の007よりもキスが上手いよ。(そこなんだあ)

 いやっ…「真風涼帆の男役芸」っていうのを堪能するにはものすごいいい作品だと思うし、私、やっぱりサヨナラ公演て結局は「トップスターファンのための公演」だと思うのね?ファン感謝祭で最後のお祭りだと思ってる。

ぶっちゃけサヨナラ公演が名作である必要ってなくて。たぶん、その時のトップスターファンが「楽しかったなあ、応援しててよかったなあ」って作品見てて思えたらそれでいいんじゃないかと私は思ってます。

 それなら、この「007」はきっと大正解なんだと思う。だって真風涼帆の集大成すぎる。本当にかっこよかった。びっくりした、あの花道での「アデュー」ね??

 えええええええ????(二度見)

 修ちゃんてほんとにアレだなと思いつつも、やっぱあの「2000人を集客する劇場で魅せる演出」を作る上では天才だと思ってるのね。

 …まあ…でも…さ、正直この「007」では小池修一郎の愛の重さがホンをダメにする」ってのも真理だと思った。まじごめん。

 キャベツ畑は正直、今でも根に持ってる。(真顔)

 「007」は潤花が潤花たる公演で、ロシアのロマノフものっていう重くてしんどくて格調高いバックボーンがあるはずのデルちゃんがまさかのヒッピーギャル。修ちゃんね…心が半分女子だから潤花にこれ着せたかったんだろ~な~って。可愛すぎだろプッチのスカーフ頭に巻くやつな。(大好き)

 潤花、外がヒッピー衣装なら中身もヒッピー。

 早く外に出たい!自由に飛び回りたい!世界はどんなところ!?目をキラキラさせてゆりかに飛びつく勢いで恋と冒険を楽しむイケイケロシアギャルデルちゃん。トップ娘役が椅子とともにジャンプして移動したの、潤花が最初で最後の自信しかない。

 銀橋で「脱ぐの手伝って!!!」ってトップに言い放ってお手伝いさせるのも最初で最後、潤花でしかないと思う。もうお見事としかいえねえよ、潤花よ。

 シャッと彗星のごとく現れて、ペカーっと満面の笑顔で光って、じゃね★って去ってった潤花。なんかもう流れ星のような子でした。大劇場だと「ハイロー」カナとか「007」デルちゃんとか「元気でイケイケ☆潤花しかできないヒロイン参上♡」感が印象に残ってるけど(そしてネバセイ未だ見れてない)、個人的には「バロン」のキャサリン「スヴィッツラ」のニーナが二強。わかりやすく「若いのにいろいろ苦労してるしっとり美女」の潤花に弱いあくるさん。

 絶対ギャップ負け。

 願わくば潤花トップのショーを生で…生で見たかった…っっダルマの潤花見たかった…!!!!

 8年(←ん?)の2番手時代に終止符を打ったル・シッフル役キキちゃん。

 変人・奇人をやる芹香斗亜の右に出るものはいないよね。

 どう見ても修ちゃんがわかりやすく「これが男役最後の真風涼帆」に全力投球すぎて、いやいやおキキ様のル・シッフルのことちゃんと書き込んで??って私なんかは「今も大事だけどこれからも大事だぞコラ!!修一郎!!!」って思っちゃったりもしたんだけど、芹香斗亜様さすがです。

  渾身の力技でル・シッフルを

 二番手のお役にするその姿。

 涙なしでは見れなかったよ、ル・シッフル。なんでそんなに上品で狡猾でジェントルマンで思考回路浅めでもかっこいいん…?(A.芹香斗亜だから。)

 そんな阪急のサラブレット芹香斗亜お披露目エクスカリバー(演出/稲葉太地)は「エクスカリバーといえば!!あの宙組お披露目のあれですよね!!夏河ゆら先生が最後爆発するんですよね!!!」か、「ランスロットがヴィジュアルおばけのやつですよね!!!ランスロット=朝美絢)」ってなりがちなんだけど(お前だけだよ)なんだか様子がちょっと違う。「主演が芹香斗亜さんなんで、アーサー王でも1回闇オチするんですよね。」という冷静な分析(っていうか「芹香斗亜さんなんで」って…?)を聞いて大爆笑しながら大納得。

 これも配信さえ見れなかったので、ぜひ見たい一品。コスチュームものが増えそうな宙組にわくわくしてる。(大きい男役には大きい衣装着てほしい真理)

 

 あとね、もうひとつ。これだけは言わせてほしい。

 芹香斗亜さん、宙組新トップスター就任

 おめでとうございます。

 星組で、花組で、宙組で、キキちゃんが頑張ってきたことや作ってきた作品は絶対に消えない。それを支えてきたキキちゃんファンも、それを楽しみに見ていた私達もなかったことにはできない。

 スター芹香斗亜をずっと見てきたから。

 キキちゃんが真ん中に立つ日をずっと

 楽しみにしていたから。

 

トップスター・芹香斗亜が真ん中に立つ大劇場公演を見れると信じて。 

待ってるよ、キキちゃん。 

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 …書ききったーーーーーーーーーー!!!

 

(もうすでにいろいろ間に合ってないけど)2024年もフルスロットルで参ります。

今年も見るぞ!タカラヅカ!!!!

 

ひとこきたぞ!!

ドン・ジュアン!!!!!

 

 

 今回もご清聴ありがとうございました。

 2023年ご贔屓と私達めちゃくちゃ耐えて頑張ったんで(強調)、2024年もボチボチ仕事してガンガン観劇して仲間と泣いて笑って美味しいもの食べて、全力で好きなもの愛でていきましょー。

 

 今年もみなさまにとって、「うちの贔屓マジ最高!」な作品に出会えますように。

 (ってだからもう2月末)

 

2024.2 あくる