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宝塚歌劇1年総括②【雪・星・宙組編】人生はそれほどドラマチックじゃないけれど、非現実なここがあるから頑張れる~今年もいっぱい愛でました。

 咲ちゃんに対する他の4人の距離感が愛おしい。

 

 お世話になってます!あくるです。花月に続いて、雪星宙編。実は例年だったらここからこそ私の出番(腕まくり)バッチコイよ任せてよ!といいたいところなんですが…なんせ花月イヤーだったため(ひいては柚香と月城のせい(責任転嫁))、見た配信は少なめです…。(特に雪はびっくり、望海さんの「fff」から何も見ていない!唖然…!(言い訳は後で))

それでもやっぱり付き合いが長いのは星雪宙組。言いたいこと喋りたいこと山程あります。(まだあるの…?)それではそれでは後半戦もスタートです!!

 

雪組 偉大なる王は旅立ちて、御曹司よ花開け

 そう。そうなんです。望海さんのサヨナラ公演「fff」からこっち、ノー雪組という自分でも驚愕の事実。楽天TVの履歴を確認して「ありえない…!!(シシィ)」と顔面蒼白になったのはこの私だ(※大げさ)なんでか雪組配信日に用事が入るの、ほんとになんでなの…私に咲ちゃんのトップ見せないトラップが働いてるの…?!(誰が得するのそのトラップ)

 で、4月に大楽を迎えた「fff」。雪組・望海風斗の集大成。作品としては「THE久美子哲学」という感じで見た当初は「うーーーーーんわっからんなぁ~…」を連発してたんだけど(ただ、相変わらず舞台進行さんが「鬼クミー!!」と号泣してそうな盆セリ使いまくりの立体感あふれる舞台装置の使いっぷりは見事であった!!)(花道すっぽんの使い方の神がかりっぷりよ…)、その後NHKの放送を気持ちがフラットの状態で見たら(やっぱりね、サヨナラ公演て見る方も肩に力入りますよね…)なんとなく「あ~」と思った。「あ~」と思っただけであるけど。(笑)

 望海さんはやっぱり「理想の男性像を演じなくてはいけない」というトップの役割から大きく外れた男役であり(まあ~ここで連呼してた「ほんとに理想枠やらねえな望海風斗www」っていうヤジがそれを表してると思う…)でもだからこそ、リアルな男役だったなあ~と。ここまで人間の闇だったり、汚さやしんどさを丁寧に(丁寧すぎるほど)演じたトップはいなかったんじゃないかなと思うのです。だからこそ、私達は望海さんの舞台を見ずにはいられない。

 関わりたくない、だけど目が離せない。

 近寄りたくない、でもずっと見ていたい。

 「fff」を見て、なんていうんだろう、これこそが人間力なんだなって思った。もちろん技術もすごい。歌はいわずもがな、演技は何をやらせてもどんな時代、国をしても魅入ってしまう吸引力。声量はいつもずば抜けてる。トップのマイク通さなくても望海さんの声が一番聞こえるだろうなと思う。神様はタカラジェンヌ100人くらいの才能を望海さんに全部与えてしまったんじゃないかと思う技術。

 でも望海さんの舞台は技術だけじゃないのね。本当に「ここ(宝塚)」が好きで、あの大きな口で「宝塚大好き!!!」って誇りを持っていえること。しかも、それを10代からずっと。憧れから、職業にしても尚ずっと愛せる。自分の好きをちゃんと好きっていえて、努力できて、イキイキと輝ける場所を自分で見つけるって実はすっごく難しい。だけど、それを軽々とできてしまう望海さんが私をひきつけて離さない。

 「望海さんが演じる人とは関わりたくないけれど、望海さんみたいになりたい」。

 そう思っている人は結構多いと思う。私は結構そう思ってます。柔軟な対応見せつつ、時に暴君になって、「望海さんっ!そんなこと言っていいんですかっ!?」って珠城くんに目を見開かれるような(笑)そういう人のほうが、楽しいじゃないですか。私はそういう人と話したいし、そういう人になりたいなと思う。くっだらない小さなことでゲラゲラ笑いながら。

 宝塚らしい、でも今までとは違う概念を持った人。アッパレでございました。

 「望海風斗の雪組は最高だったー!!!!」 

 もうさ~もうさ~「ガイズ&ドールズ」楽しみすぎてね!!絶対アデレイドちゃんのくしゃみ上手いじゃないですかー!!!(そこ?)東宝の上層部がみりおちゃんと望海さんの退団を舌なめずりして待ってた感がうかがえるキャスティングですよね…!(=最高)

((東宝)「望海と明日海は…そのう…まだ…なのかね…?」

(阪急)「え?なんのことでしょう?(すっとぼけ)」

東宝)「いや…あの…そのだね」

(阪急)「な・ん・の・こ・と・で・しょ・う?(にっこり)←弊社としてもできる限りいてもらいたい)」っていうお偉方の腹のさぐりあい…)

 そしてそして~、雪組往年のファンが「待ってましたー!!!」とやんややんやの中誕生した彩風咲奈率いる雪組(最近昔つるんでたヅカ友の懐かしい名前をタイムラインで見かけるようになり、嬉しい限り。みんな戻ってきた…!)

 …なのにまだ1作も見れてないのです。ちーん。違う、見たいのにどうもタイミングが合わない。避けてるわけではないのです!!(大声でいっとく)

 なので、私が咲ちゃんに対するこれからの希望をここに提起してもよろしいでしょうか…!(挙手)はい、黙ってろと言われても喋り続けますんで。(なんでじゃあ伺い立てた?)あ、ちなみに「トップ彩風咲奈」はまだ未見なので、「これまでの彩風咲奈」を踏まえての話になります。2022年はね~、トップの咲ちゃん見て「やだもう何事そのスタイル~!!最高~!さききわ~!!最高~!!」って思う存分騒ぐ予定なので…※←今までと対して変わってない

 あの~咲ちゃんにはとにかく三つ揃いのスーツ着てほしいんですよ~。ほんっとに、ほんっとにね、あのスタイルを芝居に生かさない手はないと思うの!!これは賛否両論あるかもしれないけどいったん雪組お家芸である日本物は置いておいて(大丈夫だ、そんな時の月城かなとだ!!!←飛び火(れーこいい迷惑))とことんスーツで攻めましょうよ。ウェルカム小池修一郎地味作品(地味いうな)、ウェルカム正塚晴彦地味作品(地味いうな!!)いわゆるタカラヅカじゃないよな?これ…」っていう水夏希時代のような雪組復古を熱望する。5組あるんだし、1個ぐらいそういう組あったほうが絶対楽しい!(ただし浮きます)

 その代わりショーはタカラヅカー!!っていう王道ド派手なラテンショーとかやってほしいです!!黒塗りバッチコイ、パンタロンバッチコイ(※咲ちゃんの場合はフレアパンツじゃなくてパンタロン←平成生まれはレッツグーグル)ギラギラのこれでもか!なスパンコールに泥臭いダンス。THEタカラヅカ!!な感じ!!!初めて見た人ドン引きするような感じ!!!(大興奮)

 あともうひとつ!(まだあるんだ…)咲ちゃんの演技を見ているとどうしても韓ドラみを感じてしまう韓ドラファンとしてはぜひ韓ドラ原作のものを…ひとつお願いできないだろうか…!(小池さんがやった「太王四神記」すごくよかったし韓ドラとタカラヅカは絶対に相性がいい確信がある)

 ほんとにね、韓ドラを見てると「あ、なんかまた咲ちゃんみたいな人いる」とか「ありちゃんだなこれ」とかよく思うのです。スタイルももちろんそうなんだけど「大陸~!!!」って感じの大きくて薄い感じ?←伝われ)演技の感じ?かなぁ。咲ちゃんよくよく言ってるけど「トッケビ」はぜひやってほしい。あたしはトッケビ(=鬼)と死神(ソフト帽にダークスーツの天然イケメン)が並んでスーパーの袋にネギ入れてヒロイン助けに来るシーンが死ぬほど好きです(シューーーーーール!!!!!)(見てない人全く伝わらないよ!!)

 死神絶対あーさ似合うと思うよ~。

 最後にひとつ!(最後にひとつがいくつあるの)私の最近の「歌劇」の主力連載が「えらんで!どっち?」なんですけど(トップのわちゃわちゃが三度の飯より好き)これからすごい楽しみで。もうね、咲ちゃんのことを言う時の柚香・礼・真風の「あんまり彩風さんとは絡んだことなくて…」ってすっごい遠くの木の陰からじーっと様子を伺っているようなあの遠慮がちな距離感よ。(一方で「咲さん咲さーん(テケテケ)」な後輩・月城かなともたまらぬのです。)ただ徐々にね、回を追うごとにじりじりと詰めてきそうなメンツなんで、それもまた「実録・トップが人と距離を詰める瞬間~モニタリング」を楽しみたいと思います。あとどーしてもゆりかを「効率・断捨離・シュッとしてる真風涼帆先生」にしたいらしい95期がまあまあ男子中学生(かわいい)

 

星組 礼真琴is星組近代史(この星組30年の歴史を礼真琴でご覧あれ)

 いや~~、一生私は礼真琴の太鼓持ちですよ~!ってドンドコ太鼓鳴らし続けた2年目。あいもかわらず「天~才~!!(ハッピー)」とこっさんを見るたびに五感すべてが喜ぶ所存です。

 星組お家芸ロミオとジュリエット」。役替りのAのみ鑑賞(友人界隈ではBが大絶賛だったのでいつか見たいなぁ~)。小池さんの申し子であり、ロミジュリとともに進化を続けた礼真琴のいよいよ本公演でのロミオ。

 みんなそれぞれお気に入りのロミオとジュリエットがいると思うんですけど、やっぱりこの古典かつ斬新、悲しくて熱い悲劇を小池さんの狙い通りに表現できるのは星組が一番じゃないかな~と思う。星組ってほんとにエネルギッシュなんですよね。それが相性いい人も悪い人もいると思うけど(笑)「組」という個性が一番強いと思う。だから一度ハマると星組しか見ない、っていう人がいるのがわかる。もうひとつ、喜劇、悲劇、ドラマティック、スタイリッシュ、と並んで星組、っていうジャンルがあるんじゃないのかなって(笑)

 それほど熱かった。ロミオとジュリエットが出会って恋して死んだのが一週間の出来事(そんなことある?ないよ!!)でもそれが不思議と「ま~…こっちゃんとひっとんならあり寄りのありですな~…」と自然に思える猪突猛進さ(※褒めてる)「一旦冷静になろうぜ!?な!?」と誰も声かけなかったんかーい!!と思うんだけど近くにいる人が愛ちゃんとか瀬央さんとかぴーすけとかだったら…正直その声掛け…期待できない…!!(涙を拭きながら)と自然に思える星組ロミジュリ。もうなんなら「え~!!モンタギューとキャピュレットでとりあえず飲み会でもしとく!?美味しい砂肝の店知ってるわ~!」とか居酒屋に電話しそうな星組の人たち…(涙)

 星組伝統の熱さ(あるいは暑苦しさ)とスピード、ドラマチックな展開に怒涛のラスト。何もかもどうでもよくなるクソかっこいいフィナーレ(笑)これこそ星組!!THE星組!!好きですね~「あれ今までの話なんだったんだっけ」って思えるフィナーレ最高です。(真顔)

 でも、礼真琴を見ていると、星組の生え抜き御曹司ではあるけれどなんていうか「大事に大事に育てられた」御曹司っていうより「大財閥の御曹司だが放任主義の両親の元ちゃんとアルバイトもして自炊もする普通の青年」感が強いのはなぜだろう…。※個人の感想です。(個人的に「大事に大事に育てられた」感があるのは珠城閣下と咲ちゃん)

 礼真琴は明らかに人と違う。超人的な技術に、人並み外れた努力ができる人。「95期」という選ばれし者軍団に所属し、ずっと首席キープの「同期の憧れ」礼真琴。でもなんだかすっごい近くに感じる。隣の瀬央の話(※すごいくだらない)にずーっとゲラゲラ笑っている男の子みたいな。遠いようで結構近い、すごいはずなのにあんまりそれをいい意味で感じさせない。

 ずっとね、私はなんだけど、星組ってタカラヅカの中で陸の孤島のイメージで。あそこに所属する人はずっと特別だと思っていた。その最たる象徴がトップ。他の組と同じタカラジェンヌだけど、何だか様子が違う。すごく好きだけどすごく遠い。浮世離れ?そうそんな感じ。

 いい意味で礼真琴はその星組と私の距離をどんどん詰めてきて(笑)いつのまにか「現実にはありえない星組のドラマチック劇」「礼真琴が話す「なあなあちょっと聞いてくれる?こんな話があったのよ」」っていう距離感になってきた。それがとっても嬉しかったりする。柚希さんのロミジュリの世界はありえないから非日常に酔えて、礼真琴ver.は「隣の街で起こったリアルな悲劇(ラブコメ寄り)」になる。ああ、いいなあこの時を経たちょっと前の再演って面白いなあ、と思えた公演でした。

 ライブVERDAD!!」早く第二弾しようよぉ~!!って気軽に星組Pに電話しちゃいそうなもう激アツ最高なライブでした…!!もー久しぶりに音源買った。何度聞いても「僕こそミュージック」と「ウィキッド」で泣きそうになっちゃう。あと「アナ雪」で熱唱しちゃう。(※運転中)音源は昭和のコントは入ってないのでそれもおすすめの理由です(言うなよ!!)あ、でもせおとこっさんのルンバ話は音源あったら買っちゃうだろうな…(っていうか早く二人でポッドキャストしてくれません?)

 こっさんって本当にすごい声がよく出てびっくりするくらいそれが低い。女性ってことを忘れるくらいの重低音で、タカラヅカではあまり聞いたことない低さ。だけどそれが礼真琴。素晴らしい声の個性。こっさんの好きな曲だけ集めたJ-POPカバーアルバム、お待ちしておりますよ…?個人的には宇多田ヒカルとか聞きたいな~。

 何やっても上手で、何やっても高得点、だけどそれが優等生の悩みのタネ。礼真琴の「らしさ」ってなんだろう。2年目あるあるではあるとは思うんだけど、もう少し「礼真琴による礼真琴らしい」公演が2022年はあるといいなーと思う贅沢なお願いもあったりするし、その一方で春の「めぐりあいは再び」のスピンオフは「やった★まこなこラブコメ(大好物の予感)小柳ラブコメ(大好物)」と諸手を挙げてありがとうございまーす!!となる今日このごろ。

 年末の柳生忍法帖」。大野くんは私は個人的にはかなり好きな演出家で、その中でも「大野拓史の本棚公開」的な公演は特に好きです(笑)「前田慶次」「阿弖流為」は大野くんが作らなきゃ一生読まなかった系のものではあると思うので。絶対に自分では読まないけど「こんなのもあるけど、読んでみる?」っておすすめしてくる本は絶対おもしろい。私にとって信頼できる書評家ポジションの演出家(笑)

 ただ、ムラ楽を見て感想を書く元気になれなかったのがなんでだろうな~。独眼竜なこっさんもかっこよかったんだけどな~。「阿弖流為」をこっさんにアテた大野くんなら!っていう勝手な期待が大きかったのもあるけども一番に思ったのは

 「大野くん、箱(劇場)のサイズ間違えたかな?」

 ってことかな…。たぶんこの作品、ドラマシティくらいのキャパだったら私結構のりのりで見てたはず…。ってこの作品に関しては「う~んなんでだろうな~あれかな~これかな~」って話がだらだら~って続くと思うので(それいつもじゃん)これくらいに。どうでもいいけど大野先生を「大野くん」って呼ぶの、嵐の大野くんの影響です(なんの申告なの)

 ただ、テンションだだ下がってるように見えるかもしれないけどこのあとに控えるのが小柳ラブコメだから結構2022年はテンション高めの予感がしているのです、ほんとに!!小柳さんと星組のコラボレーションは昔から好きでね。なんだろ、小柳マンガと星組非現実がうまく化学反応起こしてるのかなぁ。「めぐあい」も「食聖」も面白かったので。マンガな礼真琴を期待してます!言っちゃえば流川楓に見せかけて桜木花道な礼真琴を熱望しています!!

 あと、2月の御園座「王家の歌」。ひとことだけ。

 名古屋で光らなくてどこで光るのだ、キムシンよ!!!

 …以上でーす。(⌒▽⌒)

 

宙組 真風先生…今こそ名画クラシックを見たいです…!あと潤花の太もも。

 

 連日「ええ?!あなたも辞めるの!?」っていう退団者が続いてる宙組。いやいや…上級生の辞めっぷりにびっくりするわ。何が起こってるん…?

 ということで宙組さんです。相変わらずの安心・安全・真風物置っぷり。年始あたりに星風まどか異動があって「ヒー!!まさかのお姫様動かすとは…!!」って戦慄走ったけど収まるところに収まったっていうか個人的には

「イエーイ柚香星風のフォトジェニックカップルー!!」「イエーイ真風潤花大人のラブロマンスー!!」

 …と「見たものとりあえず楽しんじゃう」性格も作用して楽しく見てます。言いたいたいことは言うけど、もらえるものは笑顔で「アリガトウゴザイマース!!」って受け取っちゃう自分。まあ結局「面白ければなんでもいーよ★」っていう自分の節操のなさっぷりが顕著に出てしまった瞬間…。(ちーん)

 まずは今年全ツ以外の別箱で見た唯一の公演「夢千鳥」。これが…素晴らしくよかった…!!みんな思ってると思うけど去年デビューした指田先生、これがデビューの栗田先生はぜひぜひ頑張ってほしい演出家さん。

 もう素晴らしい情緒、センス。感情の動かし方と魅せ方。

 男性演出家にはない湿っぷり。思わず感嘆の声を漏らしました。全部が詩的。感情を力任せにぶつけないけども、夢二の「ヤバイ人間(近寄るな危険)」というのをじわじわと感じる作品。人間とは…生き方とは…って思わず考え込んでしまう文芸作品でした。赤い羽根が舞う演出は忘れられないなあ。

 いつまでも「永遠の少年」「天真爛漫」「タカラヅカソニンのイメージがあった和希そらがまた素晴らしい。「ヤバい人間」と対極にいるようなそらが、その実力で夢二のヤバさ倍増させて好演してたのもすごくすごく面白かった。

 ヤバい人間=魅力的。蠱惑的。目が離せない。結果、面白い。

語弊があるかもしれないけど、それこそ今までだと望海さんとか礼真琴さんがうまく演じそうな人物よね、夢二(笑)何をもってうまいというかは人それぞれだけど、人並み外れた実力を持った人だけが魅力的に演じられるのが、ヤバい人間だという面白いことを再確認してしまった。そして、ああいうヤバい人間が好きな女性はいつの時代も必ずいるってことも。(じゅりちゃんうまかったなあーますます好きになったわ)

 別箱「ホテル・スヴィッツラ・ハウス」。宙組、実は最近大劇場が個人的には「う~~~ん…」って思うことがちょこちょこあるんだけど今年の別箱は超好み!!名画クラシックのような、モノクロハリウッドみたいな世界が最もハマる男役・真風涼帆にドンピシャな相手役がきた…!と震えた潤花登場。わたし…かなり潤花好きです…!!基本のベースは落ち着いたしっとりの女王系芝居。シックドレスの似合いっぷり。なんかこれを見て、まどかちゃん相手の誠実さ100%で最近落ち着いてた真風さんのキャリアに新しい風が吹くことを予感させる…!っていうか本来の持ち味戻ってくるんじゃ…!!とわくわくしてるところに次の大劇場は「NEVER SAY GOOD BYE」との発表が。…。みんなー!せーのっ

「イケコ、そっちじゃねえよ!!(くわっ)」(「カサブランカ」しようよー「カサブランカ」がいいよー!!!(駄々こね))

 景子さんの好き系のお芝居で(別名「わたくし、キレイなものしか興味ないの」(ワイン飲みながら)雰囲気に酔いしれました。芳醇の香り、大人の男役・真風涼帆。あぁースイス行きたいスイススイススイスー!!!「エーデルワイスがきれいですねえ(にこにこ)」「本当に(にこにこ)」ってまっぷーと小高い丘の上でピクニックしたいー!!!(「愛の不時着」を見終わったあとで余計に。生きてるうちに必ず行く…!)

 大劇場シャーロック・ホームズ/デリシュー!」。発表時はあんだけ滾った「生田!シャーロック!真風版ベネディクト・カンバーバッチ!!」だったテンションがあまり続かなかったのだけど(一番は私の体調がよくなかった←ありがち(配信が生理前…←ありがち)やっぱり生田くんの演出や魅せ方大好き。街なかの行き交う人々みんな大合唱、とか、ああいう王道・ありがちな演出がすごく好きなんです~。あと変人を描かせたらタカラヅカ1のいくたんモディリアーニも面白い人物で!おキキ様がさらに好きになった変人奇人モディリアーニ。おキキ様は普段はきれいなお姉さんなんですけど、舞台で変人・奇人をやらせたらタカラヅカ1のイメージです。率先して「うわあ変な人ww」っていうのやってってほしいですねー!!(ファンは喜ぶかどうか知らんけど)

 最後、ハットにピンスポが当たって幕、というおしゃれすぎる演出にシビれました。2022年もついていきます生田先生…!

 「デリシュー!」が楽しかったぁー!!王道だけど、やっぱりパリレビューっていいですよね。途中で始まる「THE運動会の選曲」が楽しすぎて~!通勤時のテンション上げる必須アイテムとなっております。あといわずもがな、そらの「ウイスキーボンボン」が可愛すぎて「かっわっ…(絶句)」ってなりました。かっわっ…!!ほんとに夢二やってた人かいな!!!雪組・和希そらになっても愛でて愛でて「うーん今日もそらが上手い!!!」と絶賛していくことを誓います!!

 …でもほんとにびっくりしたな~そら異動。まさかそらを宙組が手放すとは思わんかった。なんだろ、なんか、れいこひとこが異動した時の動揺を覚えたし、「いやいや宙P、和希そら異動ってトップと二番手が同時退団くらいの衝撃っすよ…?もう一回冷静に考えてみ?世間に与える影響もう一回考えてみ?」と自暴自棄になった子どもに言い聞かせる母親になってる自分がいた。もうあんたほんとに誰なん。そして宙P大丈夫なん。(余計なお世話)

 今年の配信の締めくくりとして全ツ「バロンの末裔/アクアヴィーテ!!」。感想あげたいなーあげようーと思いながら総括書いてるので…いやごめんて。うん、ほんと悪かったって。(マサツカ芝居のセリフの言い方で)

 まず…潤花が好みすぎる…!!!と久々に心わしづかみされたトップ娘役に小躍り気味のあくるさん。いや、普通に娘役さんに対する敬意と溺愛する心は人以上に持ち合わせてるつもりなんだけど(みんなかわいいみんなかわいいみんなかわいい!!!)潤花はもうその中でもド好みカテゴリ振り分け決定です。

 いや~、「バロン」はゆうこちゃん(元月組トップ風花舞さん)好きにはもー宝物の公演で、マサツカ先生に対して愛情以上のものを持ってしまいそうになるし(正塚先生の書く男性も好きだけれど、ヒロインやその周りと取り巻く女性もほんとに秀逸)、何より「バロン」はどうしてもキャサリンというよりは「相手役(久世星佳さん)が去ってからもここ(宝塚の月組)で残って戦う風花舞さんへの讃歌」という視点で見てしまうので…(もうほんと重すぎてこんなファンいや。)潤花のハードルが右肩上がりで申し訳っ★(てへぺろと思いながら「さあお手並み拝見といこうか潤花さん…(メガネ上げつつ)」とも見ていたんですけど結果「潤花様キャサリンやってくださってありがとうございます…っっ」(感謝三指雨嵐)と「潤花サイコー」のウチワ振りまくってたから許してほんと。ほんと素晴らしかった。

 「狂ってるわ…っっ」の悲壮感。愛する人の帰りを待つために、その愛する人の兄を利用してしまう自分が許せない。けれど背に腹は代えられない。「バロン」と聞いて真っ先に「雉撃ち…!!!」と反応してしまう自分が変わらねえなーおいと苦笑しつつ、やっぱり雉撃ちのシーンで息を呑む。「フローレンスを裏切っているのは重々承知、それでも私はエドワードをそばで見守る権利が欲しい」。自分を尊重しているようで自分を犠牲にしているキャサリン人によっては「いやほんとこえーわ」って思うかもしれないけど、私はどうしても彼女をそういうふうに見れなくて。

 きっと、そうして他人には理解されない感情を人間は少なからず持っている。それを自分の中に抑えきれず、エドワードに吐き出してしまうキャサリンはすごく素直で、幸せになるべき人だと思う。

 潤花ちゃんがまたもう、ゆうこファン大歓喜ともいえる演じ方でまさかこんな再演でご褒美がいただけるとは…!って感じだし、なんならメイクも似てた気がするー。いやいやほんとありがとう。よきものを見れました。あと雉撃ちのシーン、恋愛シーンが淡白で有名な正塚先生にしてはものすごくエロいと思いません?ここだけ柴田巨匠が演出したんかな?って思っちゃうくらいエロいですよね。え?あたしがそういう視線で見てるから?ほっといてよ!!(うるさいなー)

 あともうひとつついでに!「アクアヴィーテ!!」の潤花姫。

 太もも…っっっ!!!(キラキラ)

 見つけた、私のミューズ。トップになってもダルマをガンガン着せられるダンサートップ娘役系が大好きなんで(そのカテゴリすごいピンポイントだな)潤花の脚(特に太もも)を見た瞬間「潤花~~~~~!!!!(たまらーーん!!!)」ってなりました。いやほんと、潤花には1公演1ダルマ規定にしていただきたい。柚香光のガウンと一緒です。(=国宝)

 宙組さんに関してはもう「にこにこ見守る」スタンスが定着しているので特に私から申し上げることはないのですが、これだけ。

 頼むからおキキ様を大切にしてください。

ばあやからのお願いでございます…おキキ様、どうか変な気だけは起こさず2022年もどうかどうか…っっ!!!「プロミセス、プロミセス」が配信なかったのつらすぎたよ、おキキ様そういうの多くない…?あたしはまだおキキ様初バウの「フォーエバー・ガーシュイン見れなかったの根に持ってるんだからね!!)

 

 …以上でございます。あんたどんだけ思いながら見てんのwwwって思われてそうですがマジで自分でもそう思うわ。もうたぶん一生かかっても全部の気持ちは書けないだろうな~でもだから書くんだろうな~!!と自分の「黙ってらんない性分」を再確認しつつ、書く楽しさ、伝わる嬉しさを実感したブログ10年目でした。

 とりとめもない(と時に重すぎる愛情)私のおしゃべりに今年も1年お付き合いいただきありがとうございました。いってもしゃあないやろ、っていう愚痴に、「えーそんなことあるー!?」、「ほんとあかんて」、そして「うわ最高ー!!」といろんな発表あるごとに一緒にガッツポーズした大好きな友人さま。いろんな感情こもごも、私の激しすぎる喜怒哀楽に付き合ってくれた方々、今年も本当にありがとう。来年は必ず劇場で会って、観劇後は美味しいごはんを食べましょう!!!

 そして、ここまで読んでくださったあなたに大感謝。あなたの「あくるさん~わかるよ!」「面白いよ!!」。いいねに、リプに励まされる毎日でした。ありがとうございました。

 2022年も、「今が最高」「この人に会えてよかった」「この公演は宝物!」そういった作品、人物に出会えますように。たまにはしんどい、つらい、いってもいいから、出会える奇跡に感謝しながら。

 

 来年もあー!タカラヅカって最高!!出会えたわたしって超ラッキー!!ってみんなで笑って過ごせますように。

 

 今年一年お疲れさまでした、また何かの配信でおしゃべりしましょう!!

 良いお年を。

 

2021.12 あくる