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月城かなと大劇場お披露目「今夜、ロマンス劇場で」感想~れいこが可愛すぎて「面食っちゃいました」。(真顔でいいね!!)

「あまりにお転婆で、面食らっちゃいました。」(目線そらし)

…かっ…わっ…!!!!!(虫の息でいいねを押すヅカヲタ一同)

 

 …はい。みなさま、今日もお疲れさまです…!もう…4月…。(この前の更新(元禄)の自分のテンションの高さがもはや記憶にあらず…)スプリング…ハズ…カム…。

 …早くない?本当に早いよ!20代の頃より5倍速くらいで時が流てる気がするんだけど!!もう桜が咲いてダウンもしまって、そう、月組千秋楽です…!!

 イエス…!月組大楽(れいこ大劇場お披露目)おめでとうございました!!

 なんかこう…無事に全公演完走できる公演が久々だったので(…久々だったよね?(誰に確認を?))前はこれが当たり前だったんだけど、こういう当たり前のことひとつひとつ喜べるような自分でありたいとじんわり噛みしめる大楽でしたよね…。

 (急にライト落としてしんみりモードON)…ほら、だってありちゃんが…まさかの月組御曹司が…月組から去るご時世でございますわよ…え~そんなことあっていいの?って何度も何度も確認したよね…?あたしは何度も何度も確認したよ!?(※公式を)。もうさ~、ショーの銀橋のちなつさんとおださんに挟まれてのわちゃわちゃよ、一生この瞬間よ永遠にとは思ったさ!!(ターン!←檸檬堂を置く音)(※あくるさんはこの公演のれいこちなつありおだの4並びで檸檬堂500mlを飲み干した女です←月組公演のときは高確率で呑んでいるあくるさん…)(ex.桜嵐記:ハイボール/川霧の橋:ほろよい/ロマンス:檸檬堂)

 ああ…今宵の月もとってもとってもきれいです…(※まるで愛の告白のようだが手に握ってるのは檸檬堂500ml)

 いや、月組見ながらのお酒は飲むとまじで極楽浄土で超おすすめ。(真顔)

 

 というわけでね~大楽恒例感想文を始めます!!みなさま今日もフルスロットルで参りますわよ!こんなご時世なんだもの、配信の楽しみはみんなで共有!萌えもみんなで共有!!春の憂鬱吹っ飛ばせ~だってれいこお披露目だもの~今夜、ロマンス劇場で/FULLSWING!!」感想スタートです!(ダン!ダン!ダン!ダダンダン!!)(※俊藤チャンの悪魔祓いのイントロで)←もうあのブギウギイントロ大好き!!ちなつさん一生やっててほしい!!(…悪魔祓いを…?)

 

月組公演「今夜、ロマンス劇場で/FULLSWING!!」

 

 小柳女史の邦画愛のヤバさが最高★すべての映画ファン、舞台ファンに見てほしい。

 それにしても、この「ロマンス」のすごさといえば、「誰一人ガッカリしない」ということだと思うんです。原作付きはまあ良くも悪くもファンが熱くて愛が相当強い。マンガであれ、小説であれ映画であれ、実写化(映画化も舞台化も)はまず「原作ファンに愛されるかどうかで成功か失敗かで分かれるものだと思うほど。

 そりゃそうだよね、好きなものは自分の頭の中でイメージが出来上がっちゃってるんだもの。このキャラクターはこのセリフをこういう表情でいう、ああいうシチュエーションでこうして、という100人ファンがいたら100通りの「譲れねえよそこは!!」っていうそれぞれイメージがある(全部勝手になんだけどね)。

 私はもともと映画の公開当時から本当にこの作品が大好きで。健治の「どんな映画にも必ずいいところがある。」に真顔でうなずけるし、そこから共感度100%っていう「もう久々にフジテレビが名作出してきたよ!!」って小躍りしたくなるほど好きな作品で。映画好きに愛される映画ってのはやっぱりずっと残るし、それが不朽の名作になる可能性は高いと思うの。というか、好きなものに理由なんているかい?いいものはいい。だよね?(健治に真顔で握手を求める映画オタク)

 小柳さんの邦画愛の深さと原作をリスペクトする心、すべて舞台に乗っている。すべての映画を愛する者へ、そんなメッセージを込めながら「…でも弊社も負けていませんよ!!(ドヤァァ)」タカラヅカの舞台に乗せる。あああ、まさにナオコたん…と震えていたらあたしらも負けませーん!!とそれをれいこちゃん初め月組生が全身全霊で応え返す。観客は映画の素晴らしさと、舞台の素晴らしさ、タカラヅカの素晴らしさを肌で感じる。(やべええええこの健治めっちゃイケメンだけどぉぉぉ!!!←ダイナシ…)

 特に最後の演出がもう、最高でした。薄幕の使い方、色の使い方、すべての構成が見事。こんなに映画と舞台のいいとこ取りした演出ないんじゃないかってくらい素晴らしくて鳥肌が立った。「Shall we」のときから思ってたけど、映画原作の舞台化をこんなに視覚的に成功させる演出家、なかなかいないのでは…!(大絶賛)

 誰も損しない、誰もがっかりしたと思わない。製作者側と演者、そして観客のすべての思いのリレーが見事。

 原作映画の完全なる二人芝居をよくぞここまでタカラヅカサイズに、しかも大劇場サイズ(あの脚本で80人使うことのすごさよ)にしたなと。もはや神業。小柳さん、悔しいけど(?)脚色力は今のタカラヅカではピカイチだと思うわ。拍手しかない!!天才かよ小柳奈穂子!!シャンパンポーン!!)

 映画に対するリスペクト、舞台に対するリスペクト、タカラヅカに対するリスペクトが詰まっている作品。そして小柳女史からの月城かなとへの全信頼だと思う。だってもう~、小柳さんが「見つけた」んだもんね、月城かなとを。

 健治がスクリーンの中の美雪を見つけたように。

 美雪が客席の健治を見つけたように。

 小柳さんに今こそ言いたい。

 小柳さん、れいこちゃんを”見つけて”くれてありがとう。(号泣)(小柳女史に向かって~敬礼!!!)(あくるさん今日は(も)雄弁だねえ~と思ったらそれはすべて月組のせいとアルコールのせいです★)

 

「面食らっちゃいました。」ですべての女子を恋の奈落へ落とす 健治/月城かなと

 

 誰が言っていたか忘れてしまったけれど、「えくぼは恋の落とし穴」とはよくいったものだと思う。月城さん、月城さん、気づいてないならそれはギルティ。えくぼが全開です。(かわいいいいいいいい!!!!←※ズブズブ

 まあ~もうこれれーこちゃんどうしちゃったのっていう奇跡の連続。これたぶん100人ヅカヲタいたら100人全員思うことなんで言っちゃうけど、オイコラれーこ。ラッチマンと幸さんほんとにやってたか!?と真顔で小一時間問いただしたい。(いやいやもう毎回「同一人物まじで?」と思えるカメレオン系トップは国宝です…涙)

・ハンチング×ベスト×チェックパンツ(8部丈)(かわいいいいいいいい)

・「~しちゃいました」「~ですよ?」(口尖らし付き)(かわいいいいいい)

・(ちなつアニキ俊藤チャンに対して)「勉強になります!!!」(勢いよく90度)(かわいいいいいいい)

・悪魔祓いのダイナマイト係に任命されての息の整え方(笑ってはいけないタカラジェンヌ最強のラスボス月城かなと降臨★)

・オカリナを見つけた健治「大事なものはそばに置いておかないとだめですよ?」(今までありがとうございました(終了))

 もうなんか!意味わかんなくないですか!ちなみに私は全然わかりません!!(大声)(匙投げた)なんかもう、さっきまでやたら「見つけた」「見つけた」言ってましたけど、自分はもう迷子です…もう…れいこちゃんが可愛すぎてムリ…!!(ぱりーん(メガネが割れる音))(からの試合放棄)(※現在の花組月組公演でよく見られるあくるさん)※単なるよっぱらいです。

 いや~、なんかもう~、本当にすごいのがれいこちゃんが無理なく、自然に健治になってること。原作もまあ実写というか、俳優さんがやってるんで、またマンガや小説の舞台化とは違った難しさがあるんだろうなと思うんですけどやっぱり月城かなとはすごい。なんかね、もう…タカラジェンヌという枠を超える人だなと。いわゆる「タカラヅカっぽい」芝居とは無縁だよね。

 すべてにおいて自然でジェンダーレスな感じ。肩肘張らずにラクな姿勢で歩いていこうよ、っていうれいこちゃんが今の私にするっと心に入ってくる。どうしてもタカラヅカの男役さんって、「男役」にならなくちゃいけないから歩き方とかすごく頑張って頑張って、型から入って歌い方も男っぽくして声も低くしてから…みたいなどっかで「無理からの長年やってるとそれが自然になる」が伴うものかなと思うんだけど。でもれいこちゃんは違う。型とか、男役とか、そういう従来のものを感じさせない演技というのかな。

 「男」を演じる、ではなく「人間」を演じている。「健治」という人物をそのまま生きている気がする。そこに健治がいる、とても自然。それがすごい。

 きっと、小柳さんは「ロマンス」を見たときから「よっしゃれーこでこれやったるで」って思ったんだろうなと思うほど(真相はしらんけど)小柳版の健治と月城かなとのシンクロ率は奇跡の産物。

 れいこ健治に月明かりの下でお転婆すぎて面食らっちゃいました。」なんて言われてご覧よ?秒で恋に落ちるわ。わかる~、うみちゃんめっちゃわかる~!!!(呑みながら深夜の電話)(毎度おなじみヒロインの親友あくるさん今日はわりと早いご登場)

 ピュアだからこそ、見えるものがある。純情だからこそこの世界で美雪だけを見て人生を映画に捧げられた健治がいる。心配になる程お人好しで、呆れる程優しい健治。だからこそ美雪は健治を好きになって、例え一生触れられなくてもこの世界に残って生きようと思ったんだと思う。

 真面目で実直、誠実で素直。純粋でピュア。それを死ぬまで貫く。

 好きな人に触れられないことを誰に共有するでもなく。

 孤独だけど、愛に溢れた人生を最後まで。

 そういう健治を演じられる月城かなとを、大劇場で真ん中で見られること、本当に幸せに思います。

 れいこちゃん大劇場お披露目おめでとう!!!俺たちのれいこがトップになったぞーーーーーー!!!!!ワッショーーーーイ!!!!!(早くコロナ開けてみんなで酒盛りしたい!!(現実:ひとり檸檬堂)

 で、変わって「FULLSWING!!」なショーのれいこちゃんですよ。いやっ…まず、手拍子難しくない?三木さんのショー久々すぎて(あと「ファンシーガイ」のトラウマ結構引きずってる←8年前だけど…?)でも思い出した。あたし結構三木さんのこういうジャズショー嫌いじゃないってことを!!(※ショー後半のありちゃんの「ジャズマニア」で)余談ですが、「ジャズマニア」。まあまあ普通のショーっていう評価多いけど苦笑私はすごい好き。真琴つばさver.と紫吹ver.あるけどどっちもイイ!!!おしゃれ月組全盛期!!!

 まあ何にせよ、日本人に(私に)ジャズのリズムは流れてないのでね…早々に手拍子を放棄した自分を告白致します。(そしてれいこちゃんのご尊顔をずーっと眺めておりました。ええ、ええ、瞬きもせず…)見ればみるほどきれいな顔してるなあ…っていうのと、いや難しくない!?手拍子ジャズでってめっちゃムズイってこれ!三木センセ!!

 それにしてもまぁ~大劇場サイズでれいこ中心のショーっていうのは…こんなにもいいものかね…!!!としみじみと噛みしめるショーでした。

 まず衣装の配色全部わたし好みなのがズルイ!(ずるいとは…)いわゆる「ゆりか色」のオンパレードですよ!!(特出:宙組・真風涼帆さん)エンジにブルーグレー、ダークグリーンにカーキ…すべて渋くて明度が低い!!(※褒めてる)最高だよ~ありがとう~!

 あとびっくりしたのが望海風斗スーツ着てきたれいこちゃんです。(ギャングのシーンでこのショー唯一うみちゃんの黄緑色のドレスが鮮やかなところ…)いやっ…完全に三木センセの趣味降臨だけど(断定)白地にストライプのダブルスーツよ。このアルカポネスーツ(通称望海スーツ)さん退団した今しばらく封印だと思ってたけど!こ…れ…!

…いやあ~やっぱり望海スーツって難易度超高いんですね…うんそうそれ言いたかっただけだけど。あと今、タカラヅカにおいてスーツにはマイティスーツ(イタリア製)彩風咲奈スーツ(韓国製)があるんだけど(私の中で)なんか、一気にダブルスーツのハードル上がったわ…。ちなみに私の推しは彩風スーツです(超細身)。

 でも本当にいいたかったのは…このシーンで…れいこちゃん、うみちゃん見ながら口元ぬぐうのね…それだけは…やめてほしい…っっ(※やめてほしい=もっとやれ、がこの世界の鉄則です)(色っぽくて無理)※即死亡

 うみちゃんをちなつアニキにとられてじたんだ踏むれいこがもう…可愛すぎて…!えっマフィアがじたんだ踏む!?可愛すぎやろこのマフィア!?(タカラヅカによりマフィア像がどんどん間違った方向に行きがちヅカヲタ)

 あと大階段前のフィナーレ。最近好んで見るショーが花組とか星組とか雪組だったから(わかりやすくダンサートップ)その3組、全般的にテンポが早くて結構激しめ。対して今回のこのショーはゆったりテンポのフィナーレがまさにれいこリズムですごくよかったです(似てるリズム感:宙組←ほっとけ)。ただよう色気とアダルトオーラ…ゆっくりなの逆にチラリズム的に煽るからもうほんとやめてほしい(この言葉の真意は(以下略))

 あと、これだけ言わせて。(からが長い)もう最後にする!!

 博多座で「スタンド・バイ・ミー」だったれいこちゃんが大劇場お披露目で「マイウェイ」歌ったのはきっと三木センセも博多座見て「いやいやいや、スタンド・バイ・ミーじゃないだろ月城は!!」と思ったっていう解釈でヨロシイ?

 あたし、思うんだけど、絶対月城さん甘酸っぱい青春スタンドバイミーじゃなくて、過ぎ去った青春を懐かしみながらもうすぐ人生終わる瞬間に歌い出すフランク・シナトラだと思うの(キッパリ)。三木センセわかってらっしゃる…!と悦に入りながらふと「いやっ…でもこれお披露目だよな…?お披露目でもう人生終わり入ってるフランクシナトラ…マイウェイ…?うん?」って我に返ったことは秘密にしておいて(先生方は月城かなとを人生の締めとして使うのがお好きらしい…)

 あ~もうでも~色々言ったけどれいこちゃんのエンジ色の耽美軍服見れたからもういいっす(お腹いっぱい)。

 最後のトップ仕様の大羽根が視界ににじんだのはすべてアルコールのせいではないと言い残して、あ~もう次のギャツビー楽しみだけどショーないやんけ!!!(現実)

 

 クラシカルと現代っぽさの二刀流ヒロイン  美雪/海乃美月

 最初に言っておきたいんだけど、衣装が全部かわいいって何事?(真顔)

 ということでうみちゃんです。もうほんと美雪プリンセス、何着てもカワイイし何着ても似合っちゃうのほんと何事?(真顔で2回目)っていう。れいこちゃんがとろ~んってなるのほんとわかる。どうでもいいけど結構重要ポイントとして、月城さんうみちゃん見る時結構甘々な目線送ってません?「かわい~(とろん)」っていう目線。あんまりれいこちゃんに甘いイメージない人だったんで(わたしは)これ嬉しい誤算だったりする。

 で、美雪です。勝ち気で自由気ままで怖いもの知らずなお姫様。従来のうみちゃんのキャラクターだったらおしとやかで~品があって~正真正銘生まれも育ちもお姫様、でも通用するところが、まじでこのお姫様超大変。超問題児。もう最初の頃は健治が完全に保護者だったもんな…あるいはおかん。「も~目離すとすぐ逃げるんだからっ」てお玉手に持った月城さんがいそうな世界サザエさんか)。

 ただほんとに、この「ロマンス」の成功はうみちゃんのヴィジュアル力がモノをいったところがあると思う。モノクロもカラーもいける女優さんってなかなかいないじゃない?サイレント映画からのトーキー映画移行時代、サイレント時代の俳優さんはほぼ壊滅だったらしいけどうみちゃんはその時代にいたらさっとうまく移行できそうな女優さん。モノクロからのカラーも同じ。どっちも本当に美しくて。特に最後の黄色いドレスに赤いバラを握る美雪はディズニープリンセスのようだった。

 王子様とずっと一緒にいること、それがお姫様はとても幸せなのでした。めでたしめでたし。

そんなト書きをつけたくなる幸せなラストシーン。うみちゃんの表情で健治と美雪のこのおとぎ話は幸せなシンデレラ・ストーリーでいいんだ、そう思えることが幸せ。(今気づいたんだけど、あたしうみちゃんの幸せそうな表情に人一倍弱い…)ほらいろいろあったやん?うみちゃん誰よりも傷ついてきたやん…死んだり病んだりしてきたやん(まだいう)…そういう子が幸せになったと思うとそれだけでっ…(はいテッシュー!!)うみちゃんほんとによかったねええええええ(おばちゃん)。

 美雪の喋り方が全部語尾に「っ★」がついた喋り方なのが可愛すぎた~。「いくぞっ、しもべっ★」とか「甘くて冷たいっ★」とか。まさにマブい彼女。

 うみちゃんなのに、というと語弊が生まれるかもなんだけど、いい意味でうみちゃんなのに湿っぽさがなくて悲壮感がないキャラクターがお披露目で本当によかったなと思う。本当は深く考えると結構美雪も普通の人間じゃ対応しきれない環境の変化だったりするのに(笑)それでも明るくて元気でマイペース。(よいヒロインの三原則)

 情感たっぷりに演技するうみちゃんがあえてカラッと演じているだからこそ、ラストシーンがじーんとくる。さっきまで全編コメディ調だったのに最後のあの空気感は、さすがれいこうみ、さすが月組芝居ですよね。

 薄幸じゃない海乃美月もめっちゃイケてる。よい!!大変ステキで魅力的なお姫様でした!!!

 

下を向いていたら、今しか見えないぜ   俊藤龍太郎/鳳月杏

 …はい!!おまたせしました。みんな大好きちなつさんのお時間です!!

 最初にもうさらっと言っちゃうんだけど、あたしはどうやらちなつさんの「二枚目になりきれない二枚目」キャラにめっちゃくちゃ弱い。100%完璧目指すことをもう諦めた女子は、今の心境では「金色」のジャハンギール様(バリバリやり手)「はいからさん」の冬星さん(バリバリ王子様)はちょっとしんどい…っていうところに!はいきたこれ、俊藤チャン「ピガール」のウィリーですよ!!!いいよね~おちゃめなちなつさん最高だよね~!!99%スマートなんですよ!なんだけどちょっとダサいの!!(めっちゃ笑顔)※最大値の褒め言葉

その塩梅がね…最高すぎるよ…。うますぎるよちなつさん…!!(俊藤チャンの悪魔祓いの雉羽根の揺らし方見ながら←こまかっ)悪魔祓いは正直、5回見ても5回とも爆笑できる自信がある。

 スター俊藤は全部くどいんですよ。全部かっこいいんだけど、全部見事にくどい!!(笑)見た目のリーゼントも昭和感すごいし、パンツのシルエットも動き方も、ハットのかぶり方もまじで「くどーーーーい!!!(爆笑)」って感じがもう最高。

 でもこのくどさがくせになるのと、誰もに対してみんなに平等というか、スターなのにスターにありがちな(概念だけど…)いやらしさがないのよね。爽やかな人たらし感というか、社長にも監督にも下々の健治たちにも、マブイ彼女にもさち花さんにも(…さち花さんには違ったか…?←え?)みんなに対して平等。ずーっと誰に対しても「俊藤龍太郎」というスター。あからさまに人によって態度を変えたり、せこい感じにならずに堂々とずっと「俊藤龍太郎」であり続ける。

 昭和の典型的な、アナログなスター像ではあるんだけどそれをちなつさんはさらっとすごくかっこつけずかっこよく、でもくどくて笑そのくどさがチャームポイントになる最高の健治の人生のメンターとして君臨してたな~と思う。

 これこそトップより学年上の二番手の意義というか、醍醐味というか、みんな素直に「れいこちゃんもかっこいいけどちなつさんもかっこいい!!」と思える最高のウィンウィンなトップ二番手関係だよな~と思うんだよね~。…実際私もどっちか選べって言ったら選べないしね?(真顔)

 「下を向いていたら、今しか見えないぜ」のセリフの決め方よ。「俊藤さんさいこーでーす」「俊藤さんさいこーでーす」「俊藤さんさいこーでーーーーーす!!!」ってあのお付き3人に変わって声がけしたい気持ちでいっぱいだわ。そうそう、あの俊藤劇場最高よね…!(話変わるけどこの三人のお付きの子たち、うますぎない?さすが月組芝居、隅から隅まで隙がない芝居巧者っぷり…!!3連単の声がけだけで笑ったの初めてだわ~)

 

人間じゃないありちゃんが最高 大蛇丸/暁千星

 ごめん、めっちゃ言ってたわ。今の月組でありちゃんだけ違う、と。でもそれは事実なんですよ。れいこちなつおだは同じトーンの月役者で、ありちゃんだけ明度も明るく太陽系。いるだけでその場が明るくなるし、キラキラ輝いてなんぼなわけです。ピルエットくるくるくるって回って、ぱぁっと明るい「暁千星ですっ★」ていう笑顔見せてくれれば私は大満足。それでよかったのよ…まさか異動するなんて…思いもしなかったわ…。

 キャスト発表された時、「大蛇丸」というのを見て原作にそんなキャラいたっけか…?ありちゃんよどこへ行く。そう危惧していたのに、幕があけばさすが小柳女史の演出で、さすがありちゃんだった。小柳脚色で心配ご無用とはこのことよ!!(⌒▽⌒)ありちゃんが…指ピロピロさせながら…ふすまに消えるところ…もう末期かと。肩を震わせて笑いました。もう完全にジャンプのギャグ漫画でしかない…!!!(巻末連載)(ふるふる)

 ありちゃんは太陽系でありながら人間じゃない役がうまいよなー!!新公のトートでもそう思ったし、これからショーで蛇役とか悪魔役とか、グレーの口紅引くような人間じゃない役やってほしいんだよね~。そうすると、今の月組より星組のほうがそういうの多くない…?え?あくるさんのなんでもいいように解釈する(自分の都合のいいように考える)性格出てます?

 状況を逆手に取って、役者の持ち味を生かしてオリジナルの役で作品に厚みを出す。小柳女史の見事な手腕でありちゃんの得意分野が生かされた役、大蛇丸。あとありちゃん、普通にショートのぼっちゃん刈りみたいな髪型が多いんだけどわたし、今回のようなロングヘアヴィジュアルめっちゃ好みです。

 これで月組公演の大劇場作品は最後。本当にびっくり人事だったけど星組でさらなる飛躍を期待しております…!(ただ、何度もいってるけど私はありちゃんに対してはなんも心配しておりませんが星組の今の組子の状況が…気がかりではあります…!!どうなるんや星組…ほんとに…)

 ショーの中詰銀橋フィナーレ、ちなつありおだの大楽わちゃわちゃが何よりのご褒美でございました。ああ、れいこちゃんがトップでちなつありおだの学年差はあれど、なんていうんだろう…3人共誰が2番手でもおかしくない雰囲気で、いい意味で差がなくて、れいこ囲んでいつも楽しそうな雰囲気が本当に好きだったんだよなあ。ライバルであり、仲間であり、月組をみんなで盛り上げていこう!!そんな意見はぴったり一緒の3人、って感じが本当に好きだった。

 ありちゃん、星組行っても見てるからね~頑張るんよー!!

 

は~?無理に決まってるだろんなもん  伸太郎/風間柚乃

 「一生好きな人に触れられないってなったら、どう思う?」と不安そうに質問する健治に対して「は~?無理に決まってるだろんなもん」と即返す伸太郎がリアル20代後半で「いやお前絶対違うこと考えてるだろ」っていう、風間柚乃の伸太郎。れいこちゃんがね、ピュア度150%で演じてるフワフワファンタジー健治に「は~?」の言い方ひとつで「リアルな20代男性」を成立させる風間柚乃のポテンシャルよ。研14トップに100期研8、物申す。風間柚乃さすがでございます…。私はこの「は~?」といった伸太郎に一気に親近感しか覚えなくて、即「だよね~」と心の中で返したのでした。わかる。大人の御伽話しにはいつも「いいな~」と思う一方で「んなことあってたまるか」が伴うのですよね。

 どっちにしろ、田舎帰って豆腐屋継いでも塔子さんちの婿に入って京映継いでもどっちも世界の一流大企業にしちゃいそうな風間柚乃さんでございますよ。ああ、おださんが今日も天才。(もうなんか、廊下に貼ってある標語みたくなってきたな…)

 ショーのなにかのとっかかりが毎回おださんなのがテンション上がるしパァン!!と観客を引き付けるスターオーラが見事。ショーの幕開き、中詰開始の銀橋での「ニューヨークニューヨーク」の第一声。おださんの声で一気に気分はジャズ・ジャズ・ジャズ!!!こんなに明度の低い渋い紫スーツ似合う中堅いる…?涙ながらに「今日もおださんは天才」ボタンを連打してました…(毎回月組公演のたびに出現するこのボタン)

 どうでもいい話だけど、みちるが最初れいこ健治に片思いしてて失恋し、やけ酒相手を伸太郎に選んだのすごいリアルだと思う。みちる塔子に「異性の好みってそうガラッと変わらないよね…」「好きなタイプは好きなんだよね…」と居酒屋で飲み明かしたい、そんな気分になりました…わかるわ~塔子、健治だめだったら伸太郎いくよね…!(←明らかに失礼)オッケーいつでも電話して、一杯熱燗おごるわよ!!

 

 作品を見た後に「あの子はだれ!?」とプログラム確認作業のいる作品は最高です★月組組子チェックコーナー

光月るう(本多正)■原作映画で1番好きな役でした。(柄本さんが最の高)おじいちゃん役のプロ、るうさんがやるととってもチャーミング。どの作品でも、れいこのことを優しく見守る役が本当に似合うよね、るうさん。

千海華蘭(成瀬正平)■毎回飽きもせずいっちゃうけど、好きなんですよね~からんちゃん。こういう小物感漂うおじさんをすごく可愛く演じられる役者が好き。特に月組男役こういうのうまい(笑)娘にはめっぽう弱くて「俊藤チャ~ン!!」ってうちわ振っちゃうちょろい社長からんちゃん今日も最高でした。

夢奈瑠音(清水大輔)■大御所やったり若手やったり変化自在なるねるね。前の公演と毎回全部違うの本当にすごいし本当に楽しみ。今回はしゅっとした立ち姿のスリーピーススーツがお似合いで完全にオペラ泥棒。

晴音アキ(ディアナ)■もう、どう見てもセーラームーンだったしはーちゃんが出てくるとムーンライト伝説しか頭に流れなかった。

彩みちる(成瀬塔子)■だいすきちるちるみちる。これが月組デビューには到底見えず、すっと溶け込むのはさすがです。本田翼ファッションもかわいくてこれからの月組公演の楽しみがまたひとつ増えました♡

朝陽つばさ(警官)■こういうところで使われるうまい若手がいるのが心強いですよね…。恥ずかしながらやっと顔と名前一致。出すぎたらダメ、だけどセリフ言って暗転という重要な役どころで見事。朝陽くんうまかったなあ!(本当に月組、こういう役者陣が世代変わっても常にいるのほんと盤石ですよね…)

蘭尚樹・彩音星凪・彩路ゆりか(俊藤劇場・付き人)■声掛けだけでゲラゲラ爆笑、何この子たちめっちゃうまいんじゃない…!?と思わせるなにかがある。末端まで芸達者、月組が沼すぎる…。

セブンカラーズ■全員可愛かった。(完)

 

 以上でございます~!あー、今回もしゃべったしゃべった!!(⌒▽⌒)

 ここまでしゃべっておいて雑なまとめに入るんだけど、結局「やっぱ好きなもんは好きだよね~~~!!!」ってことだなと(笑)(ほんとに雑だった)いや、やっぱり一に好きなこと、二に好きなことだと思うわ。

 好きなことが多い人生を過ごしたいと思います。健治は傍目から見ればそう幸せには見えなかったかもしれない。けど、きっと幸せだったと思う。触れられないけれど大好きな美雪と、ずっと同じ空間にいれたことがね。

 人にはわからないかもしれないけど、自分だけの幸せを数えていけばそう不幸な人生ないって…思いたいよねーーーー!!!!

 あっ、そうこうしている間にあと数時間で花組「TOPHAT」のお時間でございます。(ヅカヲタ暇なし)

 

 ここまでお読み頂きありがとうございました!まったね~!!