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日曜の午前中の、月組「BLUE MOON BLUE」

まったく、ビデオデッキを手放した自分を心の底から憎む。

大量のテープだけが残り、見たい公演もビデオでは持っているのに、という
現象がループしている。しかもだいたいNHKノーカットハイビジョン撮影、という
お宝ビデオがゴロゴロベッドの下で眠っているのだ。

そんなわけで本気で、ビデオデッキの購入を考えている、あくるです

最近、改めてBMBが話題である。(私の中で)
みり様、だいもんさん、シュウシオツキという今熱いジェンヌに共通しているのは
「BMBを見て宝塚受験を考えた」というエピソードの強さである。

そんな「BMB」、改めてどういう作品だったのか。
コーヒーをすすりながら、この数日もんもんとしていた。
持っているのに、見れないつらさ。

なのですが、今さっきCSで「BMB」が流れて、私は非常に興奮している。
これで、ブルーレイに、落とすことができる・・・!!

そして、日曜の朝とは思えない濃い時間をすごしました。
少し大人になってからの「BMB」は、ビールによく合います。

まず、今だからいえるのだが当時の月組子の層の厚さよ・・・!
真琴氏をはじめ、紫吹淳大空祐飛霧矢大夢大和悠河、最強の布陣である。
そのスターたちを惜しげもなく銀橋に並ばせてただ歌うという
贅沢極まりない演出。

そして、なぜか何回も見たくなる中毒性の強さ。
相変わらずの紫吹さんのヘビ具合がぼくはこわい。
なんなんだ、あのダンスとメイクと雰囲気。今深夜番組にひっぱりだこの
紫吹淳、ルーツはここからのような気さえする。

あの吊りものに長い脚をかけ、舞台を横断するときのドヤ顔がたまらない。
そして、ウサギちゃんたちもたまらない。

汐美真帆×美原志帆×夏河ゆらという銀橋もあの当時普通にスルーしてた
自分に驚きを隠せない。今見ると震えが止まらない。
ピンクのチャイナを着て、おかっぱのゆらねえさんが爽やかに
銀橋を渡る姿は今となっては国宝物である。

あと、大和悠河さんの暴力的ともいえるスターの輝きがまぶしい。
総スパンの衣装を着ているせいでもあると思うのだがそれ以上に
体から何かを放っている。おれこの人こわいよ。
正直、照明なんていらないよ!!!天然ミラーボールだよ!!!

当時「こんな作品見たことない」感強かったのだが、今でも時代を感じさせない
演出・曲・ダンスにみり様やだいもん、挙句の果てにシュウシオツキが
ハマったのも無理ないな、と思う夏の日曜日の午前中であった・・・。

ま、ヲタがハマる作品だよねコレ。
齋藤先生、数年後また月組で「Misty Station」作ってきりやんに「魂のフルール」
歌わせるだけあるよね。

あと、汐美さんに素でトキメキを隠せない。
私ケロさん好きだったんです。あのかすれハスキーボイスで
朝目覚めたいと真剣に思ってます(今でも)。