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雪組公演大楽。夢乃聖夏ありがとう、雪組さんありがとう。

あれも、これも書こうと思うことはいっぱいあるのに、うまくいい言葉が思いつかない。


とにかく思うのは、ともみんが雪組に来てくれてよかったこと、

雪組を好きになってくれてよかったこと。

星組から来たときは異国の人みたいだったのに、持ち前の明るさと人懐っこさで

すぐ雪組に馴染んで、そこにいることが当然みたいな空気になってくれて。


同期でトップの早霧さんを支えて、笑って「ちぎちゃんがいるから雪組は大丈夫」と笑って去る

夢乃聖夏。めっちゃくちゃかっこいいな、とツイッターのレポを見ながら

涙を流しました。


写真で見るともみんは、もうとっぷりと日が暮れた日比谷にまた太陽が

昇ったみたいでした。


最後まで周りのことばかりで、早霧バカで雪組バカで。

自分のことなんて全部二の次。でも、ともみんのそんなところが大好き。

自分の退団公演なのに、最後まで「ちぎちゃん、お披露目おめでとう」。

そんな言葉が出てくることが信じられないような感じだけれど、

それが愛称「ともみん」で、タカラジェンヌ夢乃聖夏、それでいてちぎちゃんが大好きな

「ともみ」なんだろうな、と思いました。


そして、ともみんのファンの方はとても幸せだろうなと思いました。

そういう風に思えるってとてもステキなことだと思うんです。

「あの人幸せそう」って思える、その心。友達の結婚に似ているかも。

それで、思うんです。「私も幸せになりたいな」って。

そう思わせてくれるのは、自分の贔屓だったり、好きなタカラジェンヌさんの活躍だったり

贔屓組のトップスターさんの躍進、全部ひっくるめれば宝塚が褒められること。


レポでしか知らないけど、ともみんは

「たくさんの男役さんがいる中で、私を見つけてくれてありがとう」

といってくれたみたい。そんなこと言われたらめちゃくちゃ幸せだな。

この人のファンやっててよかったな、って思う。そう素直に思える自分になるには、

頑張って!いや、きっと頑張ってると思うけど、私たちがいるから頑張って!!と

真摯に応援することかな、と思います。


宝塚はどうしても裏のこととか考えてしまうじゃないですか。

あー、バックいないからなかなー、スポンサーいないからかなー、とか、

その他もろもろも全部お金のせいにしてしまったりとか。


それってでもすごく悲しいことだし、第一自分の贔屓にすごく失礼だなって思う。

命削ってお稽古して、すべてを舞台に出す気持ちでやっているのに、

ファンはお金とか、組内の番手、群舞での位置。つい、夢中になればなるほど

それが気になってしまうんですけど、忘れてはいけないことは、

私はこの人のことが好き!という、単純だけれども美しい心だよな、と原点に戻った気持ちです。


それを教えてくれたともみんに、感謝の気持ちでいっぱいで

人として尊敬するし女性としてこの人美しい人だな、って思う。



話がずれましたが、望海風斗ファンである私にとってもともみんは大きな存在でした。

ツイッターではつぶやいたと思うんですけど、ともみんは

望海さんにとって大きな存在だったと思います。

ナウオンでも、雪組子との絆の架け橋になってくれたのはともみんだったのかな、とか。

(あと計らずも大ちゃんもかなり架け橋になってくれた気がする。大ちゃんなりのアプローチで・・・

鳳翔大は偉大です)


雪組組替えの先輩として、上級生として、人として望海さんに真摯に接してくれたのかな、と

望海さんのお茶会の話し方で感じたり、組子が慕っていることもわかるし。

そういう気持ちにさせてくれる夢乃聖夏さんはほんと偉大で、こういう人になりたいとも

思うんですよね。人を思いやる心。人間として大事にしたいところ。



ともみん、夢乃聖夏さん。

ご卒業、おめでとうございます。私たちはあなたがいたこと、絶対に忘れないよ。



★今回の公演について



ともみんのことで、記事を終ろうと思ったのですけど最後にちらっと書いてしまったので

これも書きます。


今回の公演は望海さん組替え雪組デビュー作でした。

そして、いち望海ファンとして思うのは、


雪組さん、雪組さんファン、そして早霧さんありがとう」


なんです。正直、イケコ作品の大作海外ミュージカルとかだったらしんどかった(笑)

ノリがよくて、うまくできていて、雪組という組の新しい門出にぴったりの作品で。


夢乃さんのこと、最初にこの記事で「異国の人」って書いたんですけど、

望海さんもかなり雪組子とか雪組ファンにとっては「異国の人」だったのではないかと思います。


でも今終わって思うことは、「望海さんの組替え先が雪組でよかった」ということ。

そして、早霧さん率いる雪組でかなり自由に泳がせていただきました。


早霧さんもきっと大変だったと思うんです。

自分のお披露目で、親友のサヨナラ公演。世界中が知っているルパン三世

初舞台化。主役のルパン三世役。全部どっときたところに、

縁もゆかりもないなんだか「だいもん」と呼ばれている全然知らない人が

自分のそばに来る。全然知らない人とお仕事するのはかなりのエネルギーがいると思うんです。


けれど、このルパンというの少々アドリブが許されすぎる公演で

毎回袖でアドリブを考えたりいじってもらって、それを反省しにくる望海さんにも

喝を入れてくれて(笑)それが「もう、だいもん仕方ないな~」という雰囲気に雪組生が

してくれて。しゃーねーな、アドリブ考えるの手伝ってやるよ、という風潮が広がって、

望海さんも望海ファンもそれが暖かく、居心地がよかったんです。


望海さんに「ダメオストロちゃん」の部分がいい意味で引き出されて、

それは早霧さんのいじりのおかげです。最初から「完璧な人」オーラ満開で仕事をするのは、

しんどいですから。いい意味でハードルが下がって見ていて本当に楽しい公演でした。


あと、アドリブ報告で毎回コテンパンにされる様子を聞いて、

「望海さんかわいいいいいいいい」となった公演は初めてかもしれません。

正直私は望海さんに対して「可愛い」という感情を持つとは思ってもいなかったから。

夢にも。東京公演のせり上がりアドリブで毎回ドヤ顔して上がってくるんだけど、

そのアドリブセリフが思った以上にクオリティがいい感じに残念だったのも

「望海風斗かわいいいいいいい」みたいな。ごめんね、こういうファンで。


それもこれもちゃんとアドリブの口火をきるりーしゃ始め、さらさかなと美声ラインの上品なアドリブ、

最後に全部回収してくれるがおたんロベピ、そして早霧さんの最後のツッコミ。


アドリブはやりすぎはよくないけれど、毎回違うものを見れるのはリピーターにとっては

また楽しめる要素なんですよね。少々内輪ネタすぎるところもあったけれど

それは目をつむっていただきたいです。いや本当に楽しかったから(真顔)


次回はドシリアスな日本物(だと思う)けれど、

この公演で早霧さんと(アドリブによって)築き上げた絆を

ちゃんと基盤において、晴興、おせんちゃん、源太の三角関係を楽しみにしたいと思います。


全体的にお前誰だ、感強くてすみません。


望海ファンとして、雪担さん、早霧さん、雪組生、各方面のファンの方々。


これからも望海風斗をよろしくお願いします。



・・・だから本当に、お前誰だ。




あ、最後に。


今回ルパン舞台化を許してくださったルパン三世大好きさん、

ルパンなら見に行くわ、という男性、初タカラヅカだった方。



タカラヅカ、楽しいぞ~~~!!!!!!!





私からは、以上です。(もう本当にお前誰やねん)