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雪組「ルパン三世」①ルパンの早霧せいなにハマり、咲妃みゆのマリーちゃんに驚愕する。

お久しぶりです…(ビクビク)


「え、あくるさん死んだんじゃなかったの?」


って方すみません生きてますあくるです。


「あんたサボりにサボってもう初日開いて半分だよ!?」


…ごもっともでございます(土下座)

と、いうことでツイッターの方ではちょこちょこつぶやいていたりもしたんですが
雪組公演「ルパン三世/ファンシーガイ」に触れるのは
初めてだったりしますね本当にすみません。生きてます。

しかも、結構ハマってます(小声)。

今年はマメに更新じゃなかったのかよ!?…誰やあんな目標立てたのは!(お前だよ)。


…ってことでどこよりも遅いルパンファンシーの感想をちょこちょこっと書きたいと思います
(って長くなるデフォ)。


観劇感想本当に久しぶりなので若干手元が怪しいです。



ルパン三世         早霧せいな



早霧さん、トップお披露目おめでとうございます!!!

…って言葉さえも書いていないことを後悔してます。
むしろ懺悔案件です。
でも、お披露目作品が早くも代表作になりそうと言われる奇跡、そうそうあることではないと思う。

素晴らしいです、ちぎルパン。

ビジュアルはもちろんなのですが、早霧さんのすごいところは

「自分の役を自分の中で消化し、自分のものにしてしまう」

ところだと思います。自分では共感できなかった、と某所で漏らしていた「伯爵令嬢」でも、
あんなキャラだったのにちゃんとアランとして息づき、かっこいいと思わせる力。

やっぱり早霧さん、役者だと思います。
歌がどうとか、ダンスがどうとかのレベルじゃないんですよね。

アランだったらアランの歌い方になるし、ダンスになる。

それで、アランとは全然違う役のルパンでルパンの歌い方、ダンス、仕草、
そしてみゆちゃんに対しての態度まで違うものにしてくる。
みゆちゃんもみゆちゃんなんですが、早霧さんも相当な早霧さんなんでよね。

っていうか、早霧さんじゃなくてルパンなんですよね。

早霧せいな、っていう芸名の人がそこにいないんです。



舞台の上にルパンが動いて、盗んで、逃げて、カリオストロちゃんにSなんですよね。
もう舞台見てて楽しくって楽しくって。
客席を巻き込む演技力。

完全敗北です。

ルパン、こんなに楽しいけど早霧さん以外出来る人いないと思うので再演は難しいだろうな、と思うくらい。

伝説になってほしい。
そして、そこに立ち会えてちぎルパンに会えていることを誇りに思います。

マリーちゃんがルパンに会えて奇跡が起きたように、私たちがちぎルパンに会えたのは
奇跡かもしれない、このタイミングよ。

雪P神かよ。

歩き方、あららららー!?の言い方、早霧ジャンプ(ドロップキックのことをこう呼びます)
(プログラム稽古場写真参照)、
早霧さん顔面偏差値そもそもこの世の人ではないくらい美しい方なのに
ギリギリのところで失わない品の良さ。

タカラヅカ、という大前提を崩さない天性のものかな、と。

上品な方はいっぱいいるけど、上品にルパンをタカラヅカ作品に出来る人って
なかなかいないんではないかなと思います。
タイミングといい、最初ルパン舞台化めっちゃワクワクしたんですけど、
ちょっとお披露目でルパンって…とも思ったのは事実です。

ルパンは大好きだし小柳先生はピンポイント演出でくるだろうな、絶対オタクウケするやつ、とも
思っていましたけどこの早霧ルパンのハマり方ははっきり言って、

異様です。

でも、その異様さがハマりすぎてて怖いくらいなんです。
中毒性を感じてますし、実際チケット増えてますし……(と、口座の残高を確認した)。

もちろん音楽の力はあると思います。
あの音楽が流れるだけでテンション上がるのは当たり前、自然の摂理、といってもいいと思うんですけど
そこにルパンがいる、という事実に驚愕です。

赤ジャケットで、黒スキニーで、太ももとふくらはぎの太さが同じで
「とっつぁ~ん」と呼ばれる人も奇跡の銭形のハマりっぷりでマリーとの恋まで、

ルパンの恋!!!

ルパンに好きな人ができたらこういう恋愛をするんだろうな、という想像を外さない脚本演出、
でもそこにキャストがハマらないとタカラヅカは成立しない。
だから原作がいくら面白くてもタカラヅカにするとなんか違う、ってことは
過去に何度かあった気がする。

今回のルパン、がっかりする瞬間1度もないんですよ。
始まりから終わりまで。永遠に見ていたい気までしてくる、そんな早霧ルパンマジック。


褒めすぎですよ、と言われようがなんだろうが
私は早霧ルパン好きすぎてつらい、1週間見れないとイラッとしてくるくらいです(病気)。

鎮静剤は、もっぱらナウオンです。と、プログラムでなんとか発作を抑えてます(大病)。

今回のプログラム、買った方がいいと思います。早霧ジャンプも見れますし(重要)


あと、上記でちらっと書きましたけど今回アントワネットっていう歴史上の大型人物相手の
恋愛との書いている、それもルパンらしい恋愛かな?くらいの恋愛なんですけど、
そのさじ加減が絶妙です。

キスがあるわけじゃないし、伯爵令嬢みたいな乙女の夢見るドラマティックな場面もないのに、
なぜか私たちのドリームちぎみゆを堪能でき、満足できる。

ちぎみゆちぎみゆっていうけど、別にベタベタの大恋愛じゃなくてもいい。

小柳女史の脚本演出もうまいところなんですけど、
そこを上手く表現しているちぎみゆはやっぱり俺たちのちぎみゆ、なんだなと思いました。
なんなんだろうなぁ、ラブシーンもないのに「このトップコンビこれから楽しみだなー!」と
思わせる表現力。

早霧さんも恋愛苦手そうでちゃんとできるのも意外性があってそのギャップが
また人々を引きつけるのかと思います。

あんりちゃんとも(双曲線上のカルテ)もあゆっち(ニジンスキー)とも、恋愛できてたもんなぁ…

…恋愛できるジャンプ主人公ってすごいなぁ
(あくまであくるさんの中で早霧さん週刊少年ジャンプ)
(いいかげんその表現よくない)
(そろそろ卒業しよう…)(まあこれも元はと言えば小柳女史の発言なんだけどな)

早霧さんが息づくと、雪組全体が明るく元気になる。
トップスターの条件だけど、こんなにもそれを見てわかる、表現できるトップスター。


新生雪組誕生おめでとうございます!





★マリーアントワネット 咲妃みゆ



私たちヅカファンの刷り込み激しいマリーアントワネットっていう人物概念を取り払った
新しいマリー像を作ったみゆちゃんは本当に偉大です。

だってマリーがお酒で酔っ払って「私の未来はどんななの?」とか
無邪気にはしゃぐアントワネット誰も見たことないだろ(白目)
これアントワネットちゃうやろ(半開き)

・・・となるはずのキャラなのに、それをストンと消化できる表現力を持つ咲妃みゆ…

…ねぇ、みゆちゃんあなた何者なの?ほんとに紅天女なんじゃないの?

そんな疑問が浮かぶマリーちゃん。
ルパンの相手役です(ヅカファン全員納得中)。

技術面もそうなんですけど(早霧さんのアドリブに神対応できる実力)
みゆちゃんのなにがいいって私はセリフ回しが好きですね。
私たちはマリーアントワネットに会ったことがないのはあたりまえですが、

「私は フランスの 女王なのですから」

っていうマリーアントワネットは(宝塚の数々の名娘役さんたちの演技で)
見たことがある。だけれど、酔っぱらったマリーアントワネットを見たことがないし
走り回るマリーアントワネットなんて聞いたこともない。

だけれど、みゆちゃんのマリーアントワネットは

「ああ、こういう人だったかもな、マリーアントワネットって」

とかすかに漂わせるなにか香りを残しているんですよね。
本当に無邪気で、自由でいたかったのに、鳥籠に入れられて。
本当はこんな人生でギロチンで終る人じゃなかったのかもしれない。

その「誰も見たことがない」マリーアントワネットをみゆちゃんは見せてくれるんだよねえ・・・。

一種のパロディ的な感じも感じるんですけど、パロディじゃない本物を見せてくれる。
最初に言ったセリフ回しですが「ねえ、ルーパーンッッ」ってあのみゆボイスで
言われてみなさいよ。

世界一の大泥棒ルパン三世だろうが誰だろうがそりゃ恋しちゃうわよ。

世界の彼女か咲妃みゆ。

歌劇1月号であんな感じになっちゃうよ・・・(これ、つっこみたいのでまた感想書くかも)
(おっそろしいほどのちぎみゆだったわ・・・マジか(白目)ってなったわ・・・)

あと、舞咲りん様ひめさんの歌を聴いているときの顔がめっちゃくちゃかわいそうなので
ヒメさんにくぎづけになる前にぜひ下手のマリーちゃんを見てみてください。
めっちゃ切ないぞ。あの咲妃みゆ、ぎゅっと抱きしめたくなっちゃうから
(それは早霧さんに任せてください・・・)(世界平和のために・・・)

自由になりたい。

ただ家族と暮らせるだけでいい。

贅沢なんてできなくてもいい。

それをかなえてくれたルパンは、本物のヒーローです。


・・・そしてそれを表現できるちぎみゆな・・・。
ありがたい。本当にありがたい(拝)。


ほら、やっぱり長いじゃない(怒)書けるなら短く早く書けよ(怒)


・・・ごもっともです(そして土下座)


次回、これよりさらに長くなる予感のカリオストロ伯爵編。

そして不二子ちゃん、次元、五エ門にもちょろちょろ語りたいので
もう少し時間ください・・・。

ルパンは私の睡眠時間を盗んでいく・・・(でも全然平気)




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ここで宣伝を(笑)

前回前田慶次でコラボを企画してくださったササメ氏とまたコラボさせて
いただきました。私のめちゃくちゃな言葉をきれいにまとめてくれたササメ氏に礼。

(ササメ氏ブログ「KaleidoScope」に飛びまーす)

お互い贔屓公演真っ最中の中、なぜかふたりで熱く語ってます。
ササメさん、ステキな文章にしてくれてありがとう。
楽しかったです。


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っていうか、2回にわたってポスターを肴にカリオストロ伯爵について
妄想を繰り広げていたわけですがあくるさんの予想が


まったくの見当違いもいいところ


なとんちんかん記事になっているためほんとに恥ずかしいことこの上ない。
ほんとにさぁ、


ごめんね★望海さん


(青春中っぽく)



あ、高笑いは当たってました。