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月組「エドワード8世-王冠をかけた恋-」【CS鑑賞】

そもそも、私はこの作品大大大好きです。
劇場に見に行った時は人目をはばからず号泣。
「退位の歌」で涙のダムは決壊しました。

CSは東宝千秋楽ということで、きりやんの思いのすべてのつまった
「退位の歌」だったと思います。
どこか、彼女の順風満帆ではなかったタカラジェンヌ人生と歌詞が
重なるところもあると感じて・・・大野先生の愛が詰まってます。

拍手が鳴り止まないその中で、霧矢大夢という男役が
卒業していく。最高のサヨナラ公演だと思います。

いつも演出家には文句しかいわない私ですが、オーノには
甘いと自負しております。
なんだろうな、好きなタイプの作品を作る人、でも派手ではなく
職人系のオーノ作品が大好きなんですよね。
出てきたときには「おおお、若手でここまでの日本物が作れる演出家が出てきたぞ」
という印象。正直、ここまでオーノが英国ロイヤルファミリーオタクとは
知らず、まずプログラムを見て

「こりゃいつもの倍お金をとってもいいよ!2000円でも私は買うよ!!」

と。全部の登場人物紹介が書かれているのです。
近世界史なので、もちろん賛否両論あったと思いますが、
きりやんとまりものサヨナラ公演がこの作品でよかったと、
心から思います。オーノのヲタク気質がここで発揮されるとは
まー、座付演出家ってわからないものですね。←偉そう

きりやんはさすがのひとこと。私が見たとき(ムラ中日)より
歌は心が入っているし、プリンスチャーミング具合がキャラにぴったり。
ウォリスとの掛け合いも「「これぞ霧矢大夢蒼乃夕妃コンビ!」という
軽いおしゃれな会話を笑いとペーソスを加えて展開。
脚本がまたいい!おしゃれなんですよね。
皮肉たっぷりに、でもおしゃれ。いいぞオーノもっとやれ。

個人的には、やはり月組エロ二大巨頭・越乃リュウと星条星斗に
かなうものはいない。
特にマギーはやばい!バッキンガム宮殿の前でまりもちゃんに
首チューてアナタ!!捕まりますよ!!(※つかまらない。)
あれはきりやんが健全なので余計まりもちゃんの嫌がり方が
際立つんですよね。心の中では「こんなキスされたく・・・っない・・・っ」とかって
(妄想)。マギーアメリカンすぎるよ。あ、アメリカンか。

リュウさんはもはや立ってるだけで罪。
あんな首相いたらね、なんでも従っちゃうね。
むしろ戦争なんて止められるね。全世界平和。(お前の脳みそがな!)

ガイ・まさきさんはちょっと狂言回し役回りなんだけど、
やっぱりまさきオーラがすごかった(笑)
キラキラすぎてヒドイ。(!?)

「僕、ソビエドのスパイなんです☆」

と来た時には

「マジか!!あんなキラキラで!!」

って。結構目立つスパイだなー。(まさきさんだから)
でも2番手が

「携帯電話、電源切ってくださいねっ☆」

とかいう公演は貴重だよね。今までにないスタイルだ。
ここにオーノのセリフのセンスがうかがえる。
と、いちいち小さいところでオーノ称賛してしまう私。
ごめん贔屓だから。(えー!!!)(演出家贔屓ってー!?)

みり様はこの公演のスチールが一番好きっていってたような。なんかで。
確かに、勤勉かつ優秀な秘書官という設定ブレないw
銀橋の歌でもブレない。
絶対裏切らないと信用できるルックスを持ってるって素晴しいよ、みり様。

ということで今から霧の駅を見ます。
最後のガイの「次は霧の駅で会いましょう。」
もやってくれるなオーノ!!って感じで私は大好きなんですけども。

ああ、オーノ、写真からは想像もつかない←失礼すぎる
美しい公演をありがとう。

そして、きりやん&まりもちゃんステキな千秋楽をありがとう!

東宝楽が見れるっていうのは地方ファンにとっては
ありがたい他なにもないです。ありがとうCS!

あと、サイトーに負けず劣らず盆回しせりあがりが駆使されていて
ちょw舞台進行さん大変wwと思わずスタッフを労わずにはいられない。

ああ、いい作品だー。見た後幸せになれる。涙は止まらないけど。