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ヴィンテージの宝石のような花組「うたかたの恋/ENCHANTEMENT」感想。柚香光は永遠の輝き、鎖骨色気お化け登場で今年もいい年になりそうです

雑誌の袋とじ的な黒軍服柚香光。(新春お年玉企画)

 

 こんにちは、柚香光の椅子になりたい。で毎度おなじみあくるです。(毎度ってどういった頻度で…)みなさま、…めちゃめちゃ…さむないですか…。もうね、これ書いている途中で寒すぎてパソコン壊れちゃったんですよ…5年間使っていたNECちゃんよ…お世話になりました…(というわけで若干のタイムロス。許しておくんなまし)

 

 というわけで新年一発目、花組見てきました。(PC壊れている間に終わっていた…!!)

 ちょっと正直、今まで見たことのないうたかたの恋でした。

 規制退場を待っている間、もはや脳内メーカーは「最高大好き」「花組大好き」「柚香光の黒軍服」「椅子」「椅子」「ひとこ…」「自暴自棄」「鎖骨」「椅子」「包容力のまどか」「ひとこ…」「椅子」「三度の飯より黒軍服」となり(…どういうこと?)結果、

「2023年もとても楽しい年でございました!!本年も誠にありがとうございました!!!」

ともう締めにかかりたい。そんな気分でございます。

リアルに幕が降りた瞬間、手を合わせて舞台に一礼するあたい。(※今年も「なぜオマエが」事例が目白押しです。)

 ということで。もう書かなくてもみなさん思いは一緒と思いますけど、

 コロナよ、柚香光の放つ銃弾(と鎖骨色気)に倒れてしまえ!

 花組うたかたの恋/アンシャルトマン」感想スタートでーす。

そろそろこのパネルの前にお賽銭箱置きません?(花組ボロ儲け)

 

見たことない「うたかたの恋

 いっても新作主義のタカラヅカ。もともと「ハプスブルク家の悲恋」「歴史で本当にあった悲恋スキャンダル」「THEドラマチック」「身分差」「ドレス」「王族」と「これぞタカラヅカァァァァ!!!!」的なワード目白押し、であって柴田巨匠再演されがち作品。再演が決まる度、あんた、これめっちゃ好きだよね~って毎回思う(友達とごはん食べて最後のデザート頼む感覚で)。

 「5分で体感タカラヅカ」という非常にわかりやすい世界観で有名なうたかたですけども、そのわかりやすさが必要なのは全ツのような会場で、まあまあ「三度の飯よりタカラヅカ」な人々が軒並み毎日おしよせるような大劇場で、しかも今の花組で、あの「マリーとルドルフの物語は、めでたしめでたしですわ」の二人だけの世界することの意味ってあるのかな~」くらいには思ってたよね。いやれいちゃんの軍服は本当に死ぬほど楽しみだったわけだけども。(死ぬほど…)(YES,SHINUHODO)

 花組、恐るべし。

 令和の「うたかたの恋」はヴィンテージの宝石のよう。

 新しい「うたかた」、見たことのない「うたかた」、知らない「うたかた」。

 今まで語り継がれてきた名作が、今後も続いていく。ティファニーやヴィトンのように、色褪せないジュエリーのごとく輝き続ける「うたかたの恋」。40年前作られた作品に、今もときめくことってなかなかできない。今回、大劇場で上演してくれたことに感謝。心から思う再演です。

 …だがしかしまあまあ病んでることは否定せぬ。(ようこそ病み世界の住人たちの巣窟ハプスブルク家へ)

 

 僕にはこの子しかいない ■ルドルフ/柚香光

 「ルドルフとマリーはふたりで死ぬことで、幸せになったんだ」と諦めと落胆、そしてすべての行動を理解できたのは「…うたかたの恋は、終わりました…」という柚香光による胸が締め付けられるような幕間アナウンスの時でございました。

 パタンと本を閉じるような、アナウンスまでが作品です、といったルドルフcv.柚香光のアナウンス。

 話ずれますけど、れいちゃんのアナウンス能力、本当に毎回作品の世界観を見事に表現していて「詩人…なの…?」って耳が思ってると思う。アマゾンオーディブルとかで朗読すればいいのにね(いいっぱなし)

 私が今回「れいちゃんすごくない?」って本気で思うのは、ルドルフがいつもの「まあまあやばい人間・ルドルフ」とは思えなかったこと。ま、病んでるのはしゃーない。ハプスブルクだから。(便利な言葉:「ハプスブルクだから」)

 個人的な意見として聞いてほしいんですけど、「エリザ」「うたかた」というタカラヅカ2大ハプスブルク作品において「お友達になれなさそうなハプスブルク家の人々No.1」なのがルドルフです。(そもそもハプスブルク家の人々と友だちになりたいという思想がおかしいことに早く気づいてほしい2023年)。

 ルドルフ、難しいんですよ。嫌いじゃないし理解したいんだけど、なかなかうまく距離を詰めることのできない人のイメージなんですよね。一歩こっちが近寄れば、向こうが一歩下がる。永遠に交わらない平行線。夜のボート…(うまい!!)(…なにが?)

 そういう、何十年も蓄積されてきた「ルドルフってこういう人」といったイメージがやはり個人差あれどあると思うんですよ。…ただ、今回れいちゃんのルドルフには全く感じられなかった。これ、個人的にとっても喜ばしいことでございます。間違いなく私の知っているルドルフで、でも全く知らないルドルフに出会えた。そんな感じ。

 世界で一番気の毒で、不幸せで、孤独な皇太子。

 今まではそんなふうにしか思えなかったルドルフは、実は良き友達もいて、理想を描ける余裕もあって、そして心から愛した恋人がいた。だから決して、不幸でもないしヤバくもない。ただ、人並みの幸せを追っただけ。初めて、「ルドルフ」という人物がストンと腑に落ちた。理解ができた。それがすごい嬉しかった。絶対コイツと同じクラス無理と思っていた相手と推しが一緒だったくらいの感覚の嬉しさだった(微妙にわかりづらい)。

 れいちゃんの演じる男性はやっぱり人間味があるのです。見た目はそれこそ「美を人間化したものが柚香光だ!!」としか感じないのだけど(笑)話して、動いて、笑うとその人間に魅了される。目を離せなくなる。

 ああ、ルドルフはたしかに生きていたのだ。

 生きて、ご飯を食べて、友人と笑って、マリーを愛した。ただそれだけだったのだ。

 ところで、「今回の『うたかた』は引き算しまくった令和版うたかた」と座談会に書いてあって見てなるほど!と思ったんだけど、私が見て分かった範囲で小柳女史が削ったシーンは「狼ごっこシーン」と「指輪に記念日刻印しましたエピソード」だと思うのね?二つまとめて通称「ルドルフ炎上事件」(←絶対やばいやつなんだって…)って呼んでたんだけど(「おいルドルフ(真顔)」って見るたび温度0でダメ出し(ルドルフに…))、このエピソードが完全にばっさりカットされててね…やっぱりあのシーンいらないって思ってた?思ってたよね?だよねーーーー!!!

  これで奈穂子と梅田バルチカで3時間飲み決定。(乾杯!)

 ルドルフの自暴自棄シーンも最初こそ「ヒィィィィィさ!!こ!!!つ!!!!!」としか思えなかったんだけど(声が大きい)抜け殻みたいなルドルフを見て、マリーと離されることはルドルフにとって体の一部をもぎ取られるのと一緒、ということが痛いほど伝わってきた。「彼女のいない世界は生きる意味がない」と本気で思っている、人間・柚香・ルドルフ。一時の気の迷い、憂さ晴らし、窮屈な宮廷生活での息抜き…前はそんな風にしょせん「王子様の気まぐれな戯れ」としか見えなかった「マリーとルドルフのおとぎ話」が、大人の本気でお互いを必要としている「彼と彼女のラブストーリー」になっている。

 れいちゃんは目の前の女の子を本気で愛せる、というかマジでタカラヅカにいたことないレベルの「恋愛体質男役」だと思うんだけど(笑)それをすごくロマンチックに「こんな風に愛されたら幸せね」っていう少女漫画に昇華できる演技力を持っているのね。例えドン引きクズでも、浮世離れした御曹司でも柚香光にかかればリア恋がガチ恋枠になってしまう。私は、なんだけど、男役はさほどリアルである必要はないと思ってて、ファンタジーな存在がいいと思ってる。というかもともとタカラジェンヌはこの世の人と思ってない(笑)だからこそ限られた時間でキラキラ輝いていてほしい。その中でもれいちゃんの男役はファンタジーとわかってても「こんな人がいたらいいな」+「もしかしたらいるかもしれない」という、ファンタジーと現実をわきまえたうえで「ちょうどいい」男役を絶妙にいくから好きなんだよなあ。

…ま、いませんけどね。(国民全員知ってる)

 今までのルドルフにない、親近感と人間味。ああ、このルドルフなら友達になって、寄り添って悩みを聞くことができるかも。そんな希望の持てるルドルフは柚香光を見て初めて思った。「仲良くなれるかも」「少しお話できそうだな」そう思うと、現実はもちろん例え物語の中の人でも嬉しくなるよね?れいちゃんは観客(こっち側)とキャラクター(あっち側)とのコミュニケーションを取り持つのがすごく上手い。だから、ぐっと世界に引き込まれる。ようこそ、1時間半オーストリアへ!!

 …でもホント毎回思うけど、ハプスブルクの世界だけは例え転生でも絶対嫌。(5秒前「ようこそ」いうてたやん)…絶対嫌といえばびっくさんのフリードリヒ公爵はあの圧がマジで嫌らしくて最高だったな…!!(女子の会話はすぐ横道それる。その1)

 

 ショーがねええええ、ショーがさあああ、幸せを作ると書いて幸作じゃないですか~。(※あくるさんだけが言ってる標語)

いやマジで!

楽しすぎて死ぬかと思ったよね!!!

 スーツ、ハット、スーツ、ハット、まどちのパンツ見て中学生になる柚香、スーツ、オリエンタル、鹿、スーツ、オールバック、スーツ…

た、た、た、たのし~~~~~~~~!!!!(震える手でオペラを握りしめるアラサー)

 私ねえ、本当にこれやばいんじゃないかと思うんだけど、

れいちゃんのダンス一生見てられるのね。(※当たり前のことを真顔でいう時間です)

これ、でも花組観劇した方の共通認識だと思うんで、あえていいます。

柚香光のダンスは、一生見ていられます。(※当たり前のことを堂々と2回真顔で言う時間です)

以上です!(えええええ!!!)いや…野口君が「往年の「ダンスの花組」復活!!」ってプログラムでうたってるだけあるなと思う。花組の歴代スターが必ずれいちゃんのダンスのどこかにいる。れいちゃんひとりでここの花組史30年くらい見れちゃう感じ。

 花組コスパ男役・柚香光。(※急にすべてが安っぽくなるワード第一位「コスパ」)

 星のこっちゃん見てても思うけど、やっぱり「生え抜きトップ」って大事だなと思う。

 …あとなんか、今回柚香光ショーおなじみ「誰よりも薄いペラペラ衣装で踊る柚香光」を見なかったことが逆に新鮮でした。野口くん、めっちゃゴテゴテ衣装好きじゃん?なんか全部の衣装の生地、今回厚いじゃん?…待ってあたし。そんなトップの衣装感想、ある?(ふと我に返った)

 ポスターに黒軍服を載せなかった、奈穂子を「策士すぎるわ!!!」と絶賛しながらニヤニヤしながら親指グッジョブしていく所存。有村先生、もう聞き飽きたかもしれませんが言わせてください、ありがとうございます…!!

 ありがたすぎてオペラが下せません。

 

 推しの部屋に行く ■マリー/星風まどか

 天才・奈穂子女史から時々ぽろっと零れ落ちるオタクならではの脳内設定が大好きすぎるんですけど、座談会で言ってた「公園でよく見かける「推し(ルドルフ)」の部屋に遊びに行く感覚で」ってなこと言ってて、「て、天才かよ…!!!」って持ってた歌劇を落としそうになりました。ルドルフ=推し。(リピートアフターミー)

 マリーも柚香ルドルフ同様、「マリーだけどマリーじゃない」そんな令和版星風マリー。どうしても今までは「マリー・ヴェッツェラ=何も知らない少女」。うたかたの何がそんなにアレかって、私の個人的な見解ではうたかたという話は結局「何も知らない女の子が、自分勝手なアラサールドルフ皇子によって手籠めにされて結局巻き込まれて無理心中」=かわいそうなマリー、っていうイメージが強かった。ごめんなさいね。何回もいうけどあの世界観は本当に好きなんだけどね!?(※伝わらないです)

 なんせルドルフ、こちらとしましてはエリザ見たりうたかた見たり長い間見てるじゃん?勝手にだけど。どうしてもね、「ルドルフ?あの子あたし前から知ってる」みたいな、それがこじらせて「どうして猫を殺したりマリー巻き込んだりするんだ、えぇ!?」みたいなフランツヨーゼフと余計な世話焼く美風舞良さんを足して2で割ったような立ち位置で言いたくなっちゃってさ(※あおいさん巻き込まれ事故)だって、2016年にルドルフ少年やってたまどちが今マリーやってんすよ?わたしらひとり育てたようなもんでしょ?※違います

 で話がそれたけどマリーお嬢様です。まどちがやると自立心の強くて包容力がもはや聖母マリアか!(雑ツッコミ)みたいなところまでくるなと。本当に毎回思うけど、実際言っちゃうよね「タカラヅカってすげー面白い」って。だから毎回いうけどマジで辞め時わかんない👍(超笑顔)

 柚香ルドルフを包み込むような母性愛。もうこれからおとめの愛称「聖母」にしちゃえばいいんじゃないの?(雑)って思うほど、まどちの表現する愛はとても深くてとても広い。優しくてまろやかで、ずっと包まれていたい。そりゃれいちゃんも自暴自棄になったとき鎖骨色気おばけになりますわな…納得です。(鎖骨色気おばけ…ってやめてもらっていいですか?)

 ルドルフは普通の成人男性で地位も名誉もあるわけで、というかハプスブルクの期待の星であって誰にも弱音吐けないし「もう疲れた~俺無理~」とか死んでも言えない立場じゃないですか。「ここではないどこかへ」(by GLAYなんて言った日にはゼップスさん(和美さんが今回もいいお仕事をされていて震撼)「殿下まじすか!」とか驚きつつ記事書いてしまうでしょうね!くらいの感じだろうし。そうそう!和美さん本当に毎回れいちゃんのお世話お疲れ様です…いつもありがとう…(誰)

 誰にも本音も弱音も希望もああしたいこうしたいも言えない状態。全員味方の顔してるけど全員敵。だけどマリーにだけは彼が思ったことを言っていいし、感じたことを言っても受け止めてくれる存在だったんだな、と思う。

 ただ話を聞いてくれるだけで落ち着く関係ってありますよね?ルドルフもマリーも、最初はルドルフは「よく見かけるかわいい女の子、ああヴェッツェラ家の男爵令嬢なんだ」くらいだろうしマリーは「キャー!!推し!!指さして!!」レベルで(※まどちそんなテンションで生きてない)、そんなにお互いどうこうなりたいとか微塵も思ってなかったはず。

 そんなことを感じ取れる空気感がれいまどにはあるんですよね。最初は身分差もあって、分別をもって接していたつもり。でもだんだん欲しい言葉を絶妙なタイミングでくれたり、寂しい時にそばにいてくれたのがルドルフにとってのマリーで、マリーにとってのルドルフだった。お互いの足りないところを補い合って支えあって、もう最終的に「二人で生きられないのであればこの世に生きていても意味はない」とまで思ってしまうほど深く愛し合う。まあいろいろなことが重なってきたのもあるんだろうけどね。お父様に怒られたりママにほっとかれたり、ルドルフ人生いやんなっちゃうよね…そりゃあ鎖骨色気おばけになるわ(←マジでそのあだ名やめてもらっていいですか)

 …ルドルフ、お疲れ様です!!(マイティ顔で)

…ただそれがすごく自然に伝わってくる、腑に落ちるれいまど。

 ただの歴史的スキャンダルの悲恋、ではなく、人間対人間のラブストーリー。それができるのはやっぱり、ヒロインが魅力的かつ「このヒロインだったら確かにそうなる」といった強い説得力あってこそ。特に「何にも知らない純真無垢な女の子」といったキャラクターのマリーにはそれがいつもより必要かなとも思う。

 でそこでまどちの出番。推しからの手紙を可憐にかわいらしく読み、はしゃぎ、何着てこう~ばあや♪みたいな感じとかもう本当にかわいくて。えっその小さな帽子かぶる意味ある?可愛すぎん…?(二度見)

 あと「ルドルフのそばにいなきゃ、私帰らなきゃ」みたいなシーンとか、それこそエリザベートとの鉢合わせに(もうエリザベートのりりか様最高…!孤高の美人。りりか様かられいちゃんが生まれたのがすごい納得っていうヴィジュアル説得力)凛とした意思の強そうな、あのシシィを納得させるマリーは星風まどか芝居の真骨頂。りりか様に認められるってもう、すごいことじゃないですか?(りりか様の立ち位置どんな?)

 れいちゃんとまどちのルドルフとマリーは、物語を追うにつれだんだん「かわいそうな二人」といったどこか憐れむような目ではなくて、「このルドルフとマリーはどうなってしまうのかな」と物語自体に観客をのめりこませる。結末も知ってるし歴史はもう変わらない。でも全く知らない物語に思わせる。

 まどかマリーはとても自然に恋愛を魅せる。きっと芝居のテンションの計算を緻密にできる人なのかなと思うんだけど、観客が自然に思える速度でルドルフを好きになるテンションを上げていく。最初はただの推し、皇子様、殿下…そしてルドルフ。まどかマリーはルドルフのことを好きになるにつれ少女から大人になっていく。ああ、こうやって人は人を好きになっていくんだ。だから1時間40分でふたりが死を迎えても、もう、受け止めるしかない。

 自暴自棄になったれいルドルフをそっと包み込むように抱きしめるまどかマリー。本当に大切な宝物をそっと包み込むように、「もう大丈夫よ」というように。

 Oh聖母星風まどか様…!!!ちょっと寂しい時にそばにきてもらっていいですか…!!(ヅカヲタまどちに頼り切り案件)(っていうかそのノリおかしい)

 ショーのまどちは全部かわいいことで有名ですけど(※私界隈)今回の個人的にヒットはオリエンタルの衣装!!かわいいミニとかふわっとスカートとかも好きだけどこういう大人っぽい赤と黒!!みたいなのすごい好きだった~。あとダチョウの羽の頭飾りがもう異様に似合う。なにあのプロローグのふわっふわドレスの似合い方??え…もうまどち…

正気ですか…?(何が?)

 

 

 役が少ないことがひとつのネックだったと思われるうたかた。そのネックを逆手にとって一人ひとりがものすごく丁寧に作っているのがわかります…あの…座談会で言ってた履歴書、こっちにPDFで投げてくれません…?(全員採用)

 水美舞斗(ジャン)■今回花組生としては最後のマイティ。会場全体の温かい拍手にマイティじゃなくても涙が出てくる(案件名:なぜあなたが…)。普段のうたかただと「ジャンが語るルドルフとマリー」だけど今回はちゃんとお友達として、ルドルフの羨望の先といった感じの雰囲気が素敵でした。うまくかわしてそらして、でもやりたいことを好きな相手と自由気ままに…。ルドルフが憧れるのもわかるジャン。マイティのスマートな感じがすごくぽい!最後の「マリーはただ一人で眠っていた」のナレーションに涙。ひとことのセリフで泣かせる水美舞斗。すげえなマジで。あとショーのピンクのベルベットスーツがマジマイティスーツでもうニヤニヤしてしまった。あのピンクであのベルベッドはマジでマイティ。なんなのほんとに。専科でいろんな組でいろんなマイティに出会えることを楽しみにしています!!

 永久輝せあ(フェルディナンド)■逮捕しにきたのに「納屋から逃げられるから!」みたいなことをちゃんというひとこがひとこだな~ってじんわり(※ただの脚本)。マジで主観でしかないんだけど度々圧をかけてくるびっくさんフリードリヒに「いやもううちのひとこいじめんといて~」っていう毎度の「うちのこひとこ」病が今回も継続。…本日も花組の老舗に圧かけられてます。永久輝せあです。👍

 あと毎回「花組を見て「あの子超かわいい~」と思うと10割あわちゃん」ともいわれる驚異の確率で私のド好み顔の美羽愛ちゃんと今回カップルでめちゃくちゃうれしかった。あともうなんか…ショーの水平ルックのとこよ…可愛すぎて二度見。えっうそでしょ?二度見。自分の目が信じられないほどの可愛さ、水平ひとこ。そうです、当方贔屓目しか持ち合わせておりません。(開き直り)

 聖乃あすか(ブラットフィッシュ)■れいちゃんの「ブラットフィッシュ!!」って言い方がめちゃくちゃハマってれいちゃんが「ブラットフィッシュ」っていうたびに「ハイ出ましたブラットフィッシュ!!」っていう謎の心の合いの手をかけるっていう(ただのいじり)。従者にしては美しすぎない?っていう聖乃あすかあるあるはいつものままでおしゃべりでルドルフ思い、忠実なるほの公で大変よかった。あと最近友人(元雪担現星担)に言われて気づいたのが「ほのちゃんのメイクがひとこに似てきた」ってこと。あっ、だから最近あたし最近のほのちゃんの顔好きなんだー!!っていうもうなんか両者ともに失礼千万すぎるんだけど個人的には超納得。…好きな美しいものが増えるというのはいいことです…(?)。いや花組マジでパラダイス。

華雅りりか(エリザベート)■孤高の美貌、エリザベート。彫刻のような美しさがシシィそのもの…!!りりか様お疲れさまでした。かっこよい星出身花娘、大好きでした!

春妃うらら(ステファニー)■歴代最高のステファニーではないかなと思うくらい完璧。あまりいい印象を残すことのないステファニーをここまで観客に覚えさせるうららちゃんに脱帽。

和美しょう(ゼップス)■今回も柚香光のお世話、誠に恐れ入ります…!!ありがとうございます。和美ゼップスさんならどんなところでも生きていけるでしょう。生命力強すぎ記者。

羽立光来(フリードリヒ公爵)■毎度の圧で(※ほめてる)これでもかとハプルブルク押し付けてくる。たぶんひとこが「そんなん知らねえよ!」って歯向かった際にはめちゃくちゃ陰湿なことしてきそう。紙袋にカレーパン入れてカバンの中に仕込むタイプ(陰湿の意味を取り間違えている)でもハプスブルクこんな人いるよねたしかに。っていうかこんな人だらけだよ、ハプスブルク謎の納得と圧(※言いたいだけ)

帆純まひろ(ホヨス伯爵)■何回もちぎさんに見間違える。ごめん、マジでちぎさんかと目をこすった(古典的)。美しすぎて目が破裂しそう。キラキラかよ~!!(好き)

美羽愛(ソフィー)■花組見て私が「あの子かわいい!!あの子は誰!?」と近くの花担に問い合わせると「もう私に聞く前に花組見てあくるさんがかわいいと思う子は全部あわちゃんと思ったほうが早いよ」って「またかよこいつ」って感じで優しく諭されました…。そうか…確かに…それわかりやすいな…!!(あくるさんの花組のかわいい子=美羽愛(最速の公式))

 

 やっぱりタカラヅカで何が好きかといえば「全部新作」という飽き性の自分にぴったりのスタイル。毎回「知らんかった!」「やばい新しい!!」と思えることが一番の楽しいことで、だから私はタカラヅカをやめられない。

 でも、その一方で見続けていきたい作品もあって、もう一回磨けばまた違う輝きを放つものもある。古いからもういらない、なんて言わずにたまに取り出して磨いてみれば、きっとまた違うように輝きだす。ああ、これもまた新しい。そう思えて楽しめる自分でいたい。

 …と思いながら「鹿ーーーーーーーーーーーーー!!!!!」って爆笑してました。

新しすぎないか野口。

 以上です!!

 今回も~ありがとうございました!!柚香光の輝きは永遠の輝き、ロマンチックダイヤモンド。散っ!!!!

(だんな~!!早くコロナのやつ撃っちまって息の根止めてくださいよ~!!cv.ブラットフィッシュ聖乃あすか)