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宝塚歌劇総括その②雪、星、宙組編〜私の人生にはタカラヅカは必要不可欠だったって気づいた2020年でした。

どんな時もタカラジェンヌは前をまっすぐ見つめてる。この人達はマジですごい。

 

 と、いうことで総括その2。こんにちは~あくるでーす。

 花・月編からの雪・星・宙組編。自分の思いがあふれかえる予感しかしない★

 

 雪組

 結構みなさん「あくるさんは雪担」って思ってくれてると思うんですけど、私それほど雪組詳しいわけじゃないです。いや、まじで。担当なんて恐れ多い。未だに顔わからない生徒さんたくさんいる。顔は正直、スターでいうと懸までが精一杯。なんかあんまりよくわかんないけどちょっとこの子芝居すごく素敵で上手いと思うからたぶんあみちゃんかな…?とか当たりつけて鬼検索とか未だにするし。いや、あみちゃんはさすがに顔覚えようぜ?あくるさん。

 昔から一番見てる組ではあるけど過去の回数多いだけ、って言えばそれで終わってしまう。ただ、なんとなく、この組の雰囲気が一番好きだなとは思う。理由はわからないけど、なんとなく大好き。真ん中の人が変わっても、長くいた人がやめても、れいちゃんにキャーキャーいっても、望海さんが卒業しても、私はきっとずっと雪組が一番好きだろう。私本当に好きなものにしつこいんですよね…。…こ、これが執着なのか!?そう強く思った1年の初め、「ワンス」。2020年で雪組作品で見たのはこの作品だけだったけど、強く強く心に残ってる。

 1月の「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」不本意ながらだいきほを生で見たのはこれだけ。あーあ、私何やってんだよ~とは思うけどまあ、そのときの自分は自分のことで精一杯だったんだよねえ~そういうこと結構あるよねえ~と思いつつ「あーああくるさんバ~カ~★」って笑って来年でだいきほが卒業していきます…。

 「ワンス」を見て思ったのは「人生って良い時もあれば悪い時もある」ってこと。ヌードルスの望海さんを見て、この人は本当に一筋縄じゃいかない人をする天才だなと思った。貧乏だったけど友達がちゃんといる少年時代から、バブル絶頂期みたいな華やかな青年時代(あんな素敵なホテルに真っ赤なバラを用意して、夕日まで用意してプロポーズしたのにそれを断られる男、望海さんしかいないでしょ)そこから転がり落ちてまあいろいろあったけど人生の終わり頃には穏やかに、何にもない毎日を生きている。

 1幕もので、少年期から50代の白髪までイキイキと、鮮やかに軽やかに、楽しそうに演じる望海さんを見て「ああ、本当に素敵なトップスターさんだな」と。しみじみ思いました。離れていたときもあったけれど私はこの人を応援できてよかったなと、望海さんを見つけたときの自分の目に狂いはなかった、グッジョブです!!ってあの頃の私にいってあげたい。そして、ここまで上り詰めた望海さんに拍手を送りたい。ありったけの拍手を。…そう思ってまあやちゃんにプロポーズを断られる望海さんを見てましたね★(⌒▽⌒)望海さん、大好きだけど本当に理想枠やらねえな…(小声)ま、理想やったらたぶん望海さんじゃないから今の立ち位置サイコーです。

 まああと、望海さんの私的トピックスといえば「祝・復活★暴君♡望海風斗」に尽きますな!!わたし、つい最近までこんなに望海さんがアホにおちゃめになっていることを知らなくて(スカステ難民らしい話)。いやもうほんと素晴らしいです、トップ対談笑った笑った。全地方出身者を敵に回す「横浜は田舎」発言(ゆりか(熊本)、珠城くん(蒲郡←愛知だって!)の顔色が変わったことに望海さんはお気づきだろうか)は特に最高でしたね…それをこう生暖かくほほえみながら一人高いところで紅茶飲んでそうなれいちゃんと「望海さんのそういうところ最高ですぅ!!」っていう崇拝者礼真琴な…(共に東京)。なんか、今年というすごく大変な時期を同じトップスターという立ち位置で経験した5人の絆はきっと一生モノなんだろうな、としみじみ思って、でもゲラゲラ笑いながら「あーもう望海さんアホすぎる~!!さいこう~!!」って拳を突き上げて、最後までキュートでみんなをハッピーにさせる暴君であってほしい。

 正直、望海さんが退団することをまだ実感できない。トップお披露目も生では見れなかった、サヨナラも見れない私は正直ファンを語る資格はないかもしれない(っていうか望海さんを笑いながらアホ~♡とかいう時点でファン違うで)。それでも、私は「望海風斗」というタカラジェンヌを一生忘れることはない。私が見始めると同時くらいに初舞台を踏んだ望海さん。ずっと私の宝塚観劇に望海風斗はいた。望海さんは人が羨むタカラジェンヌの才能を最初から全部持っていたけれど、トップスターになるまでにはものすごく努力した人でもあると思ってる。たぶん、順風満帆の文字とは縁遠い人であったと思う。私の知る限りでは。

 いろんなことがあった。きっと本人には「え?なんで?」って思うこともあったと思う(結構それも隠さなかったな(笑)出てるで顔に~!!って笑ったな)。それでも、ずっと宝塚が好きだった人。それを隠さなかった人。ネタにした人でもある(笑)忘れないよ、忘れられるものか!きっと望海さんも私の恩人だ。宝塚を私にとってこんなに楽しい場所にしてくれたのは、他ならぬ望海さんの舞台だったから。 

 きっと最後の日、私は「あ~!!望海さんを好きになってよかった~!!!」って泣きながら笑ってると思う。4月11日まで私の大好きな、みんなの大好きなちょっとアホでめちゃくちゃキュートな暴君雪組トップスター望海風斗でいてください。

 …まあ、望海さんについては来年また語る記事を設けるとして…私にとって年末衝撃だったのは「あくるさんは他の組を語る時も望海さんのことを必ずおっしゃってますネ♡」というリプ(リプくださったKさん、ありがとうございます!!!)・・・!全然気づいてなかったんだけど…!!人に言われて初めて気づく。あたし相当好きやん。月刊望海風斗の蘭寿とむレベルやで、名前だけ皆勤賞的な(詳しくは過去記事読んでください♡←宣伝)ああああそんなにかあ~…!!!唖然として、あはは!!と笑った。あー、楽しいですね~、人のファンになるっていうのは!最高ですよ本当に!

 さて、「愛する相手役望海さん♡」とハートを飛ばすより「望海風斗?ライバルでしょ?」っていう立ち位置を守り続けた真彩希帆。(※私の色眼鏡による)きいちゃんを語るほど私の器は大きくないけれど、望海さんの相手役は彼女にしか務まらなかっただろうな~と本気で思った「ワンス」のデボラ。圧巻の歌唱力は言わずもがなですが、彼女のヌードルスは好きだけど、この人のそばにいたら私は破滅する。私は私の人生を歩むためにこの人とは一緒にいないことを選択する。」みたいなデボラの冷静なヌードルスを見る目が忘れられなくて。自分の夢をちゃんと見て、現実もちゃんと見ることができるきいちゃんのヒロイン像はどこか「この人絶対やばい」と思わせる主人公をやることの多かった望海さんの隣に一番しっくりくる。きいちゃんのオレンジみたいなパッと明るい雰囲気の中に、青い冷静な炎が静かにメラメラしている…というような演技が大好きだった。デボラの「私は努力を続けてきた」というときのすっごく静かな、だけどめちゃくちゃ強い声が私は忘れられません。

 きいちゃんはデボラ同様、ずっと迷わない、へこたれない、曲がらない女でした。そしてこれからもそうであってほしい。彼女の「輝く未来」の実現のために。4月11日まで望海さんを(笑)お願いします!!(お母さんか!)

 9月の「NOW!ZOOM ME!!」…あのねえ、休みをとったらちゃんと休め、自分。教訓になりました、二度と「半休」なんて中途半端なことはしない(固い決意)。

 2021年の雪組。1月からの「fff-フォルテッシモ 歓喜に歌え!-/シルクロード」。私にとってもう2021年初っ端の公演にしてこれで私の中で何かが終わってしまうんじゃないかと思うほど楽しみにしている。私もうほんと、修一郎の「モーツァルト!」が死ぬほど好きなんで(帝劇で一番好き!!!)「天才音楽家×ミュージカル」という題材には否が応でも期待してしまう自分がいるのです…。あと「翼ある人びと」という同じく天才音楽家もの(っていうジャンルがあるかは知らんが)で名作を書いた上田女史がもうわかりやすく力入れてる感じもたまらぬ。暗い、重い、しんどいドイツもの(※大好き)その三重苦を「待ってましたぁ!!」とさらに輪をかけて暗く、重く、しんどくしてしまいそうな雪組(※褒めている)。もちろんシルクロード「絶対ターバン望海風斗大爆発でしょぉぉぉ!?そうでしょお生田くん!!??」と生田くんの首根っこ掴んでグラグラしてしまいそうに詰め寄る自分がリアルにいる感じで楽しみすぎます。半狂乱したらごめんなさい♡期待過剰はよくないと思いつつ、あらすじを読んでわくわくする気持ちは2021年も忘れません♡

 咲ちゃんお披露目公演ヴェネチアの紋章/ル ポァゾン」も楽しみすぎるんですが(どっちも大好きー!!咲ちゃんはこういう「昭和の名作」本当に似合う。咲ちゃんはさ…現代的スタイルしてるのに今はやってる「セミフレアパンツ」というよりパンタロンって感じ。って同い年の友だちに言ったら爆笑してうなずいてくれたのであながち間違ってないと確信した)8月の「CITY HUNTER/Fire Fever!」、公演名の「CITY HUNTER」見た瞬間「こういうの提案するの齋藤くんしかいないだろ」って半笑いで開けたらまさしく齋藤くんで「ほんっとに!!!!あんた変わらんね!!!」って大爆笑した。きっと人間なんてそうそう変わらんのよ(笑)暑い夏が楽しみでなりません(⌒▽⌒)あ、シティハンはフランス版はめっちゃくちゃ面白かったんで、齋藤くん、咲ちゃんをおしゃれで小粋なフランス人にしてね♡っていうお願いはちゃんとしておこう。…齋藤くんにおしゃれで小粋なフランス人が書けるのか!?(うるさいわ!)ってそもそもシティハンの主人公フランス人違うからな!?私のテキトーさがありありとわかりますよね…。

 あと、あーさ神奈川凱旋おめでとう!「ほんものの魔法使」、キムシンのちょっとファンタジー系海外小説原作、という小劇場作品好きなので楽しみです。あーさ×犬が今の所想像できないのですが…あらすじ読んでぱっと思い浮かんだのが家なき子なんだけども(なんでだろう、ボロボロのカバーオール着てハンチングかぶってるあーさが浮かんだ)(ちなみにどこにも貧乏ワードはないはずだ)。「いやいや、ファンタジーは顔だけにしとけって~!!」っていうツッコミができるのを心待ちにしております。(どんな話なの、そのツッコミができる話って?)「我が偉大なる望海風斗様、あなたと共にどこまでも」黒い執着(望海さんにこじらせまくった雪組の朝美絢)を脱ぎ捨てて真ん中に立つ。頑張れ!!

 2021年の雪組も楽しみにしておる!!

 

 星組

 礼真琴に「天才ーーーーー!!!!」って言い続けた2020年。私はなんでこんなに雪・星が好きなんだろうと最近すごく考えるのですが(暇なんだね…)あれなのよね。やる題材がものすごく「戦争・革命・ドラマチック」なのに対して、中身の人たちが徹底して4コマギャグ漫画みたいな世界が大好きなのよね。都市伝説となりつつある花組娘役がナンパされて困ってたらそこに颯爽とれいまいが現れてざわついた」みたいな少女漫画みたいなのも大好物なんだけどそれは想定内の話であって(いやれいまいが颯爽と「俺達の連れなんで。」って可愛子ちゃんたち攫っていくの普通に非日常ではあるけども)(っていうかれいまいだぞ!?れいまいだからな!?現れただけでそりゃざわつくだろ!?っていう(ねえあくるさんうるさい))それより遥斗、蒼舞、朱紫、煌、夕陽っていう泣く子も黙る星組男役」本気のNiziU、も私にとって「最高やーーーー!!!」って泣いて喜べる話。星組ってなんでこう昔から「その才能それに使うんだ!?」っていう話の天才なんだろう。めっちゃ好き。もうそういう話どんどんくれ。

 あ、でもちょっといってることとちゃうやないかいと言われそうだけど今年の星組4コマギャグ日和で「ああああ!!!」ってなったのは「こっちゃんがなこちゃんの誕生日にでっかい花束持って楽屋に登場」ですね。なにそのコナンが少女漫画になったやつ…(遠い目&小声で繰り返す)。新一と蘭ちゃんのエピソードやないかい。(←年1スパンで放送中)。ほんとにねえ。あれっすよ。世の中そうそう捨てたもんじゃないですよねえ。こっちゃんが大きな花束抱えてなこちゃんに「君が生まれてきてくれたことが、僕の人生で一番の幸せだよ」って囁いたんですってよ。(※誰もそんなこといってない)…あーもうクッソ萌えるまこなこ。(小声で早口)(言葉遣い!!)で、そんな横の少女マンガを無視して「ねー、あつ森でこのアイテムほしいんだけどー」「知らんわー」ってSwichから目を離さない瀬央さんと鬼滅を再読してるぴーがいる世界を熱望します。

 さて、そんな星組を今年は大いに楽しみました。1月の「眩耀の谷/Ray」。「眩耀」は2020年で生で見た貴重な舞台のひとつ。友人と総見してたんだけど、幕間になった瞬間涙でぐちょぐちょになってる私を見て友人がドン引きしてたのが忘れられない(苦笑)。ほんとすみません。私昔から「なんでこれで泣くんだ」っていうところで号泣してしまう。万引き家族」でも明るくなった瞬間ぐっちょぐちょのドッロドロで友人に「ねえあんたあたしと同じ映画見てた?」ってドン引きされる人生でした。えーもうだって安藤サクラの演技めっちゃよくなかった?あと樹木希林はすごすぎる平成の女優だよ…。

 昔から謝珠栄先生の演出に目がなくて。あの幻想的で、絵巻物みたいな世界が大好きなんですよね。今思えば結構突っ込みどころのある設定だったのかなと思うけど、まあラストシーンでの「5秒のまこなこ」に盛大に萌えたので私の感性なんて所詮そんなもんです(⌒▽⌒)。ほんと、私いいお客さんだなとは思う。2021年もこのちょろさは継続です。たぶん一生続く。

 「Ray」はねえ~、とうとう雪組専属演出家であった中村先生が星組に降臨!!っていうだけで血が沸騰するくらい興奮したんですけども(そろそろ死ぬで)やっぱり体感5分でしたね(⌒▽⌒)。全ツバージョンの「キラキラ星」ジャズアレンジでデュエット踊るまこなこ最高すぎる。全ツになっても一切手を抜かない中村先生は私の宝塚人生で不動の「推し」かもしれません。…おじさんが推しなの!?宝塚見てるのに!?っていうツッコミ待ちですよ★

 11月の「エル・アルコン-鷹-/Ray」。13年前に感じた「新しい!わくわくする!なんだこれ!見たことないよ!」感はさすがになかったけどもそれでも自分の思いれの(重いれの…っていうほうが正しいかも)公演が今のメンバーで再演されるのはとても嬉しくて。「七つの海」とか「エル・アルコン」とか、あの名曲たちが礼真琴の声で熱唱されるのは本当に感慨深くて、長く見てる醍醐味というのをこのときほど感じたことはなかった。初演をちゃんと大劇場で見て「この作品めっちゃ好き!」と思った公演の再演、って「追憶のバルセロナ」に引き続きで、めちゃくちゃ嬉しいものなのですね。長く続けてて損ってないな…。この趣味は長ければ長いほど楽しくなるんだなあと、改めて実感。細くていいから長く見続けよう、と思った瞬間でありました。あ!20年経つと「…っていうファンタジー★」って歌劇団のやることなすこと何でも許せるようになる体質も身につくとも思う(笑)

 星組で決まっているのは2月のロミオとジュリエット」。衣装の雰囲気が初演に戻った感じで「有村さん!有村さん!有村さん!!(※ただの有村淳バカ)」って思ってたんだけど演出が稲葉くんになってるので、「…まさか衣装K底さんではあるまいな!?」とザワザワしておる。ジュリエットがベルベットの重いドレスで袖ちょうちんぶわっ、とかになるんかな…。(K底さんお好きな方本当に申し訳ない)。…書いてて思ったけど袖ちょうちんっていう言葉今の人知ってるのかな…(気にするところそこじゃないよ。)

 私、本当に初演のロミジュリがだいっすきで、正直見返すのも星組のロミジュリのみ、といってもいいくらいなのでもう本当に発表されたときは「オーイエーイ!!君を~好きでよかった~!!」っていうウルフルズ歌いながら礼真琴のウチワ振るくらいの勢いでしたね…。来年も絶対、礼真琴の太鼓持ち芸人。どんどん鳴らすで★

 エル・アルコンのときも思ったけど、礼真琴っていうのは過去の星組トップスターの集大成みたいなものなのかなと思ってしまう。湖月わたる安蘭けい、柚希礼音、北翔海莉、紅ゆずる。ここ20年の星組トップスターのいいところ全部詰め込みました!!っていう魅力、プラス本人の類まれなる才能と努力と、こっちゃんの舞台から溢れ出る「あたしの大好きな星組を見て!!!」というオーラで、星組らしい舞台をこれからバンバン見れそうな予感がしています。…まあ、近代星組史を見れるのはプチ・オールドファンとしてすごく嬉しいけど、礼真琴のための、礼真琴しか作れない、そういう新作も心待ちにしていますので♡来年も愛でていきまっせ!!ドーン!ドーン!!(太鼓を叩く音)…えっ、太鼓持ち芸人の太鼓って和太鼓だっけ?…あ、そうそう、遥斗くん。本気のNiziUの次は本気のBTSをぜひよろしくお願い致します…!!(三つ指)

 アッ…舞空きゅんについて書いてない…。いや、あくるさんの習性はみなさんご存知のはず。マジで好きだと書けない、ってやつー★(それ小学生の習性だよ。)いや、あのね、舞空きゅんはもう言うことがないのよ。天才×努力×礼真琴を夢中にさせること=星組最強トップ娘役舞空瞳。この公式しか思い浮かばんってどういうことよ、まだ102期だぜ?聞かなかったことにするわ…。 (震える手で太鼓を握りしめる)

 宙組

 まぁ様時代からの「極上の癒し空間、おいでやす宙組へ」的な京都なのここは?っていう落ち着きか、バリのリゾートのスパなのか?っていう(←行ったことないけど)舞台からすっごくいい香りがしてきそうな宙組今年も平和で、穏やかで、ゆりかにきゅん♡っていう宙組だったわ~と思ってたら急降下したまどか異動。ゆ、油断も隙もあったもんじゃねえぜ…!!!宙組担の方~!元気だせよ~!←余計なお世話)

 もう抜群の安定感と安心感でゆりかを見た者全員「ゆりか、うちに来て!!頼むからきて!!!婿に来てーーー!!!」と思ってしまう。ゆりか、家政夫のナギサさんなんじゃないの…?現代女性の夢、ナギサさん。ゆりかが家のこと全部やってくれる、そんなファンタジーを見れるのは宙組だけ!!(ジャンプでよく見る煽り)…あ、やらない?「家政夫のナギサさん」宙組で。(ゆりかがめちゃくちゃ家事してるところ見放題)

 理想やらない枠のトップスターといえば望海風斗さんですが理想やる、むしろ理想しかしない枠は真風涼帆さんしかいないでしょう。この対極にいるような二人がトークをすると、化学反応しか起こらないわけで。もう頼むからのぞまかで連載してくれよー!!あるいは連ドラ化してくれよ…朝ドラでもいいぜ…?って何度も思った。はしゃぐ望海にそれを生暖かくほほえみながら「望海さん、それ、ドラマの見すぎですから。」と制す真風。私の桃源郷はここでした…(昇天)。くれ!のぞまかをもっとくれ!!(こういうことだけ声が大きい)

 まあそれは半分冗談ですけど(そしてめっちゃ本気だけど)ゆりかの凄まじいフォロー力はもう、日々頑張ってる私達にとって癒しでありご褒美なんだなと思います。私がどんなに失敗しても、どんなに無謀なことをやっても、あとは真風涼帆がなんとかしてくれる。すごいですよ、大きいのは身長だけじゃないんですよ。懐の広さがハリウッド級ゆりかぁぁぁ!!!こんなに素敵な男役になってくれてありがとお!!!って泣きじゃくる私達にゆりかはきっと微笑みかけてくれるでしょう…。「うんうん、わかるよ。あなたは頑張ってるよね。さ、今日は窓のサンを一緒に掃除しよっか♡」とかいいながらね。あ、大掃除やらな。(引き戻される現実)

 ゆりかに関しては結構私は話し始めると止まらないのですけど(どの人に対してもやろ?っていうツッコミ歓迎致します)ものすっごい、衣装着こなしのプロ、あるいはであるなと何回宙組担と酒を飲んだかわかりません(※ふたりとも剛速球でラインする(だけ))もうね~、神様のギフトですよね!!あのメンズノンノモデルのような体格と、ライン。舞台上の真風涼帆はブラッド・ピットか真風涼帆か、レベル。なんてことないざっくりナチュラルニットも、シンプルなパンツもさらっと着こなしてしまう。羨ましい限りです…。これは衣装デザイナーの方はたまらないモデルでしょう。オレの理想、真風涼帆。そんな有村さんの声が聞こえてきそうな。わかるぜ。衣装オタクの私たちに2021年も存分に夢を見させておくれ。

 さてそんな「ゆりかお願いパリコレいって」な私に心優しい愛媛人(毎度お世話になっております)が差し出してくれたのが「フライング・サパ」(貸してくれてありがとう!)。そのオススメ文が「サパは白泉社のマンガです。」だったのですが「ああ、間違いなく白泉社!!!」ってわかるわかるボタン連打しました。今は知らないけど日陰においておいてもどんどん黄色く劣化するあのコミックスの会社ね。(なんであんなに黄色くなるんですかね…?)まあそれはどうでもいいんだけど、「全シリーズ30巻、作者・日渡早紀感といったら!!もうなんか、最後の方ものすごい展開になってこれどうなんのどうなんのー!?っていう感じがすごかった。映画みたい。すごい、さっすが久美子!!と思いつつも…結構重かった…。いや、私いうても「重い・暗い・しんどい」三重苦結構平気なほうだと思うんですが雪組で慣れてるんで★←イヤミ…?)、久美子の三重苦作品といえば「星逢一夜」、あの重さを久々に思い出す瞬間ではございました。弱ってる時絶対見てはあかんやつ、と思いながらも見続けてしまう中毒性。久美子悲劇、最高か。見終わった後の「…はぁ~すごかった…」というアレは、なかなかないです。読み出すと止まらないが、読み返すのには勇気がいる。白泉社の読後感ですね…(めっちゃそれいうね。)(伝わるのはたぶん30歳以上の漫画読み女性3割くらいだと思うで。)

 で、年末の「アナスタシア」に流れるわけですが打って変わってのディズニー!夢と魔法とフォローのゆりか!!この振り幅が宝塚の面白いところです。最終的な結論「宙組で「ラプンチェル」やろうぜ!!」で落ち着く。(私宙組にやってほしいものありすぎるねん。「愛の不時着」も絶対宙組でやってほしい。韓国でネトゲに課金しまくるリ・ジョンヒョクをゆりかで見たいし詐欺師で韓国追われて北に流れ着いて北朝鮮美女とマジの恋するク・スンジュンをキキちゃんで見たすぎる)ゆりかちゃんのユージーン見たい~。「オレ、この髪の色のほうが好きっていったっけ…?」って髪色が変わったまどかラプンチェルに言ってほしい~。(ラプンチェルのポスターはぜひフライパン持ってください、まどかちゃん)

 で、もう「アナスタシア」では宙組のコーラス力の凄まじさに目を見開きました。感想でも言ったけど、コレめっちゃ難しいと思う。でも、めっちゃくちゃ難しい曲をさらっと、押し付けない優しさで、でも迫力を感じさせる実力で歌い切る宙組がもう頼もしくもあり、「京都…だな…(カポーン←鹿威し)」と。い、癒やされる~…なんて贅沢な空間なの…。宙組のこの感じ好きだわ~。結婚するなら宙組と、ってきっとこのことよね~(?)。と悦に入りながら、コーヒーをすする。クッキーもつまむ(5枚目)。…あ、なんか私配信に慣れてってる。恐ろしき順応性。自分ちょろすぎやがな!

 まあ、人事はね。あの~、うまくいえないので、流しますけど。みんな思うことは一緒だと思うしね。思う存分、自分のアカウントで垂れ流しすることをオススメしたい。話がわかる人と気が済むまで愚痴を言おう。そう!愚痴も宝塚観劇の醍醐味なんでね!!愚痴って毒吐いて気が済んだらまた戻ってきて♡宙組は身長も大きいが懐も大きいのだ。(たぶん)

 で、2021年の宙組がこれまた演目面白すぎでね!4月の「ホテル スヴィッツラ ハウス」。正直景子さんは私の中で最も当たり外れの大きい演出家である。(いっちゃった)(好きな方ほんとすみません(その2))近年で言えば「ハンナのお花屋さん」で「いいじゃん!いいじゃん!!特にキキちゃん×舞空きゅんのドラマチックロマンス最高じゃん!!」とテンションぶち上がりしたのにも関わらず次のフェアリーテイル「…なあ、ほんと景子、マジで、コレジャナイ。(真顔)」(※個人の感想です。)っていうあのテンション。(ほんとに好きな方マジでごめん。)ファンタジー耽美系はあれほどあなたにとって鬼門だというたではないか…!!!(※繰り返しますが、個人の感想です。朝海ひかるさんの「堕天使の涙」で「景子、ほんと、コレジャナ(以下略)」を繰り返した者より。…何年前?(こわい))とテンションガタ落ちして、景子、頼むからクラシック系の畑耕そうよぉ…好きなものより得意なものを仕事にしろって藤堂先生(by朝ドラ「エール」)もいってたよぉぉ…と泣いてすがったところでの!!コレ!!これは…あらすじを読んだ限り…ハンナのお花屋さん系では…!!

(さっと手に取るゆりかウチワ)でもまた思い込みだったら嫌だな…でもいけるんじゃないのこれー!?(ソワソワ)←たぶんこの行程が一番楽しい。しかも…ホテルもの…!!(好きジャンル。ことの始まりはもちろん月組「グランドホテル」いやーん景子~♡待ってたこれこれ!頼みます~♡(←コレジャナイ発言からの猫なで声)あ!潤花ちゃんおめでとうございます!あなたの太陽のような笑顔を楽しみにしています♡

 そして6月シャーロック・ホームズ(仮)」(仮)つきのタイトル見て「えっ…久々にマサツカハルヒコ登板じゃないの…!?」と胸を高鳴らして開いたら生田くんやった。それはそれで「ナイッス!!!!グッジョブ!!!!」とガッツポーズしたあくるさんがいた。)生田×宙組…!!!思い起こせばあれは「シェイクスピア」。ゆりか×ゆうりさんの「同じ作者じゃないか…!!!」と震えたビジュアルのドハマリからはや数年。生田くんの作品すべてが私は3度の飯より大好きなんでね(本当に私にとって今までハズレなしっていう貴重な存在)、ぜひぜひ宙組らしい、軽やかでおしゃれでリズミカルなミュージカルを楽しみにしております。そう、カンバーバッチと並ぶくらいナイスガイな日本人がいるということを…世に知らしめておくれ…!カンバーバッチシャーロック大好き人間からのお願い。

 あとそれと、これは完全に外野からの余計なひとことなんですがね。…芹香斗亜を!!!トップにしてくれ!!!!!(大声)これに尽きる。宝塚のサラブレッドも、そろそろ待てないかもしれないと思うと…もう生きた心地がせんのだ…。でもゆりかはまだ見ていたい。いってしまった。でもたぶんみんな思いは一緒だ…。

 まどかちゃんに至っては、なーーんも心配してないです。彼女の強い目があれば、どこの組でも大丈夫でしょう。だって彼女は皇族だからね。気品があり、気高く、崇高なる、我らの王妃様ですから。誰もがひれ伏し彼女に夢中になる。そんな未来を予感させた「アナスタシア」のアーニャ。フランス行くぞ!って歌って踊る無邪気な王妃様をわくわくして見れる喜びがたまりませんでした。どーんと構えていればいいと思います。100期の王妃様の道はまだまだ続く。まだまだ楽しめる!

 

 と、いうことで…よかった、年を跨がずなんとか書き終わった。これでようやく、大変すぎた2020年が終われます…。っていうか書いてる間私めっちゃ楽しかったけど読む人めっちゃ大変なのほんと申し訳ない。(12000文字)

 2020年ほど、周りの人に助けられ、励まされ、感謝した年はないと思う。当たり前のことが遠ざかる毎日の中、私はヅカヲタ友人にたっくさん、何度も助けられました。正直、私はタカラヅカが好きなのか、タカラヅカを好きな友人が好きなのかわからなくなるほど(笑)そんな愛すべきタカラヅカ狂の友人たちを全リスペクトしてるし、大感謝してるし、再会したときには泣きながら抱きつくでしょう。その際には「ソーシャルディスタンスー!!!」ってゆりかに指導してもらいましょ★いつもいつも、本当にありがとうございます!!!

 そしてそして、ツイッターでリプや感想を投げてくれた方!あくるさんはもう嬉しくて嬉しくてね!もうほんと、めちゃくちゃ嬉しくて嬉しくて、♪君の~手紙(※リプ)~何度も~読んだよ~(voice:ゆりかヨーゼフ)って感じでした。もう、こんな長文を毎回読んでくれるだけでサイコーなのに、褒めてくれるなんてあなたたち神なの!?素敵すぎる!ありがとうございます!!

 

 いつかこんな1年が、「そんなこともあったね」っていえる日が来る。今年はみんな大変で、我慢して、だけどめちゃくちゃ頑張った。この頑張りは絶対に、神様は見てるから。来年は、我慢せず観劇ができる日々を私たちに…くれ!!!(←くれくれ星人)

 絶対大丈夫。あの劇団は戦争も震災も乗り越えて、100周年を迎えたのだから。そこで諦めるような劇団ではないのです。私の母がいった。「この会社はたくましいね。震災の時も阪急電車はすぐ動いたのよ。世の中がこんなになってるときでもあんたみたいな見に行けない観客を見放さないで、千秋楽配信してくれるなんて。本当にすごい会社。」って。ああほんとだ。そのとおり。すごいことなんだ。当たり前過ぎて、気づかなかったけれど。そこにあることが当たり前で、大事なことに気づけてなかった。宝塚歌劇は、私の人生に必要不可欠なんだってこと。

 こんな状況で、不安に思わないはずがないのに、タカラジェンヌはちゃんと舞台で踊って歌って芝居をする。彼女たちのたくましさと、芸事への愛情、タカラヅカへの愛はコロナなんて吹き飛ばす。自分の仕事がこれからどうなるか不安で不安でたまらないだろうに、私たちを励ます舞台を創り続けるタカラジェンヌたち。もうなんか、尊すぎて次に生で見たら涙で見えないかもしれない。だけど、目に焼き付ける。今の舞台は今しかないから。今しかないから、今を一生懸命生きるのだ。そして、めっちゃくちゃ、楽しむのだ!!

 

 最後に、ファッション誌の今発売されてるwith1月号でここでは「明るくひょうきんな嫁大好き★」でおなじみ(←ねえほんとそれやめて)紅ゆずるさんが素敵な言葉を言ってたので、ここに書き留めて終わります。

 

全然立ち向かわなくていい。

頑張らなくてもいい。

ただ、逃げなければいい。

                    紅ゆずる

 

 本当にそうだ。今の状況は、ただ受け止めるだけで精一杯なんだから。無理して頑張るな、楽しく生きろ。鬼才・小池修一郎と戦い続けた紅氏らしくてすごくかっこいい!!と感動した私。…ただ、私は紅さんじゃないのでこのかっこよすぎる名言をこうします(バカリズムのネタ?)

 

全然立ち向かわなくていい。

頑張らなくてもいい。

ただ、逃げなければいい。

 …でも、ちょっと疲れたから3時間だけタカラヅカ見ていい?そしたらまた戻ってボチボチやるわ。

                           あくる

 

 …ダイナシだよ!!!でもダイナシだけど最高に私らしいわ!!!

 

 以上です!!今年もありがとうございました!!あー楽しかった!!みなさん、本当に本当に2020年、お疲れさまでした!!!よいお年をお迎えください★え?大掃除?…ゆりか~~~~そろそろ来てや~~~~。

 

 来年もワクワクドキドキ、ハラハラさせてくれる作品に何度も出会えますよう(欲張り)。2021年もウチワもって太鼓持ってテレビにかじりつく。(でもやっぱりそろそろ阪急電車に乗りたいな~)

 

2020.12.30 あくる