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月組「カンパニー」感想-理想と現実と裏切らない配役、石田昌也のセリフ

できることなら時計の針を戻して2月9日にぐすぐずしていた自分を

フルスイングで殴って言いたい

「四の五の言わずに大劇場に行け!!!!」

 

もう99%海馬はBADDYなのでBADDY感想だけにしようかと思ったけど

書きだしたら止まらなかったので「カンパニー」の感想から。

(ほら、語りだすと止まらないからさ…おたくってめんどくさい生き物だよ)

 

石田ワールド全開「カンパニー」~わかるけどもそれ、なんだかなあ~

正直「カンパニー」は「石田先生だなあ~」という感想しか持てなくて、

いや、テーマ性は伝わってくるんですけど言葉のチョイスが相変わらず…。

 

石田先生ってだけどさーっと女性を冷めさせる言葉を言わせるんですよね。

お芝居を見ててセクハラされているような気持ち悪さがあって。

それが石田先生らしさなんだろうけど年々ひどくなっている気がする…。

 

確かに青柳さんは「青柳さんの嫁になって毎朝みそ汁つくってあげたい」って思う

主人公だったんですけど(「今夜は月がきれいですね」の夏目漱石を引き合いに出す

ところとか私はきゅんとした。

ロマンチックだなあ~って。でもその返しが「有給休暇取ってくださいね」が

もう石田先生…そういうとこだよ…って思ってしまう。

「再会」(雪組)でプロポーズの言葉が「俺の保険金の受取人になってくれ!(ニュアンス)」のセリフで「ここで保険金…」って一気に冷めた時と一緒)

 

毎回毎回歯の浮くような告白やプロポーズを聞きたいわけじゃないんです。

毎回「愛している…」だったら「また同じこと言ってる」って思うだろうし、

そもそも今の時代に「愛している」っていう言葉を使うの日本では

宝塚くらいだし。

 

石田先生は宝塚で坂本龍馬書いたり、新選組書いたり、ミキさんの武道館も

石田先生が演出だったから「宝塚でこの題材!?」っていう新しいことを常に

求めて「誰もやったことないこと僕がやってやる」っていう野心を無意識に

思ってる作家だと思う。守りに入らず、攻めの姿勢。

これは全然OKだし、あといつも雰囲気が明るいのもわりと好きなんです

(基本「この人もこの人も死んだ…切ない…悲しい…どうしてこうなった…」って

泣く悲劇よりも「まあそんなこともある!次頑張ればいいじゃん!」っていう

ブコメが好きな人)

 

「カンパニー」はきっと「カンパニー=宝塚歌劇団」っていうところもあると

思うんですよ。(公式見たらそうでもないみたいだけど(笑))

だからこそあえての「タニマチ」「チケットノルマ」「ネットのつぶやき」

という現実的なワードも入れたんだと思うし(宝塚独特の私設FCを彷彿させるし、

ジェンヌさんもいろいろ理想と現実のはざまで闘っているんだろうな~っていう

憶測だけど)

「お客様に愛されることが私たちの仕事(ニュアンス)」っていう高野さんの言葉も、

「バイトして練習代を収めて、出演料なし!」っていうセリフも

タカラジェンヌを目指している子たちには結構痛いんだろうな、伝わるんだろうなと

思う。でも、そういう要素をとりいれるならセリフくらいは

綺麗なこといってほしいと思うのは私は甘いんでしょうか。

お金のことばっかりじゃなくて、相撲のたとえ話ばっかりじゃなくて、

現実って厳しい、その世界を書くならせめてセリフは

甘いきれいな言葉を聞きたくなるんだけどな。

 

でも石田先生って配役がわりとうまいと思うんです。

いい意味で「やってる中の人がちょっと透けてる」って思わせる配役するイメージ。

青柳さんはそのまま珠城りょうだし(バレエより空手、恋人より結婚相手)

ちゃぴはどう見ても令嬢タイプではなく、強く生きる現代女性、

美弥ちゃんはプライドが高くストイック、だけどいいものは受け入れることができる

れいこちゃんはトイレにこもって泣くし

ありちゃんは大型犬のアイドル…とか。

「これは持ち味じゃないでしょう~!」っていう配役はしない。

意外性を狙って「こんなことができるなんて…!(きゅん)」と思わせるところは

今回「BADDY」がやってくれているのでこれも宝塚のいいところだなあと思うのね。

 

あーだこーだいったけれど、「BADDY」の併演が「カンパニー」であることは

すごく意味があると思います。

「今夜は月がきれいですね」がBADDYの前フリなんて、宝塚の演出家って

優しいというか

「まだまだ公演は続くよ!休憩の後はお待ちかねBADDYだよ!」

っていう観客へのメッセージみたいで。

 

私の海馬はBADDYを見た後99%BADDYになったので

 個人的には

「れいこちゃんのことを我が息子のように

心配するとしさんにきゅん」

「お稽古場で語り合うれいこちゃんとありちゃんにきゅん」

「紗良お嬢様と那由多のその後をWebドラマで」

というピンポイント感想しか残らないどうしようもない自分の感性を呪いつつ

珠城くんの「ともみ…」で

前半理性が飛んだことをお伝えしたいと思います。

(あの表情で亡き妻を想いながら「ともみ」は珠城りょうやりおった…!と思った)

 

あと、わかばの紗良お嬢様。

お姫様であるけれど、強く、たくましく人を見下さない、

いつも明るく努力を惜しまない姿は素のわかばを見た感じがしました。

那由多に「お姫様のキスはかえるを王子様にするの」といってキスするのは

さすがにおとぎ話だなと思ったけれど、きっとこうやって

稽古場で泣いている下級生を一生懸命励まして、自分は現実を受け入れて、

退団を決意したんだろうなと。

 

彼女の「早乙女わかばより、まず同期の珠城りょう、そして月組

「娘役の仕事は相手役を輝かせること」という姿勢はずっと星組時代から

見てきた者としては

わかばの笑顔を、大劇場の真ん中で見たかったよ」

思わずにはいれらません。

 

努力は必ず報われるという世界ではない。わかってるけど、悔しい。

でもそんな風に思う私をきっとわかばは笑って「私は楽しかったよ~!」と

いうのかなあ。「これからも楽しいよ!私の人生!!」なんて言いながら

次の人生を歩んでくれることを願っています。

ご卒業おめでとうございます。

 

さて、湿っぽくなりましたがそんな感想「邪魔だ、どけ!」

BADDY行くぜ!!!!

エリザベートの配役で待ち構える月組沼の誘惑

あくるさん、BADDY行けるってよ。

 

おはようございます。行けることになりました!!!

BADDY~~~~~~~~!!!!!!!

(焦りに焦っててTOHO公式チェック忘れてたなんて恥ずかしくていえないぜ)

 

月組さんはAFOをムラで観劇した以来でその時

「楽しい♡(けど沼が深いから気を付けよう)!!!」と感じた組なので

非常にわくわくしています(身に危険を感じると目を輝かせるタイプ)

BADDYは本厄仲間のニコさんに「あくるさんはこっち側だと思ってるから!」と

ニコライスマイルをされた(気がする)時に(※全部LINEでのやり取り)

「私もそっち側の気しかしない」と返したよ…

うん久々に掌の上で転がされてるよ…(久々か?)(いつもじゃない?)

 

ということでそんなこんなで

「鉄は熱いうちに打て!

(訳:つなぎ留めろ今この勢い)」

とばかりに発表された月組エリザベート配役。

…手堅いなあ月組(外さないなあ月組

(身動きが取れないよ!(指だけが動く(チケット確保のために)

で、どうしてもエリザべート配役発表の際注目するのが革命家なのですが

(わかりやすいから)

蓮つかさくん。

月組沼男役第一案件)

私れんこんくんを見つけたのが「THE KINGDOM」のヴィクターだったんですよ。

やたらいい声の子がいるなあ~~って思ってて。

あの公演「ゆりちゃんのイワノフ!!!」としか言ってなかったと思うんですけど

(ホットさんが楽しみです)あの時革命家っぽい役だったんですよね、

ヴィクターって。(今見たら「活動家」だったけど)

なので「リーダーシップをとる蓮つかさ」に

弱いんですよ。

エルマーって革命家チームの中ではリーダー的存在じゃないですか?

「役が少ないエリザで小池さんが無理やり作ったスターの役

(初演の時和央さんのために作った役)」

というのをどっかで聞いたので革命家の中でもついつい目が行くんですが

あたし蓮くんが旗投げつけて悔しそうな顔

してるところが見たい。

(早くもピンポイント)

あのハンガリーのために戦ってる感じが「頑張れ!革命家!!」って思えるんで

(しかも由緒正しい家柄なんだよね、革命家たちって。

やっぱレミゼでもマリウスたちがどうしてもかっこよく見えるタイプなので

やっぱ私革命家に弱いんですよそうなんですよ…)

 

ところで何回も確かめるけど蓮くん身長171もあるんですね!?

小柄だなあってほのぼの見てたけど大きいなあ~ひとこより大きい

っていうかひとこ170センチなの?

ええええひとこ(可愛い)←もはや何でもいい

しかも革命家って年取っていくので渋い蓮くんも見れるってことじゃないですか

あの小さい顔に(握りこぶしかな?って)あの鼻に(芸術作品かな?って)

髭か!!!!(もうなんでもいいんじゃないの)

 

若手のイケメンってなかなか若い時渋い役が見れないので

ちょっと+髭とかのアイテムで「いつもと違う彼」にときめくんですけど

(フランツの「もはや顔見えないじゃん?」っていう夜のボートのとこも

オペラで必死に見てるやつ)(あそこオペラあげる必要ないじゃん)

(むしろ雰囲気で酔うところじゃん)

ありちゃん(アイドル)蓮くん(キレイ)おだちん(貴公子)の

枯れてる姿が今見れるって!!!(なんでそこで興奮するのか)(枯れ専なの?)

ぐっさんはなぜかイメージが「96期の輝月ゆうま(若手らしからぬ雰囲気と実力)」

なのでまた興奮します♡(でも知ってる、ぐっさんもイケメンのこと…)

 

ということでエリザ配役っていうよりあくるさんの枯れ趣味について

語ってしまいましたが(ブログって書いてるうちに知らなかった自分に会って

時々びっくりする)個人的には

白雪さち花=マダムヴォルフのところで

「さち花さんと歌で張り合う月城かなと」

「さち花さんの脚をなめるように見る月城かなと」

「さち花さんにいただきます★と言わんばかりにキスする月城かなと」

という「どうしてくれるんだ小池ぇ!!!!」案件

(別名・チケット全力で頑張ります★)が浮かんだので

月組Pの「もういいかなと思ったら次の沼が待っている月組伝統芸)」

に小さく震えながらBADDY行ってきます。

 

…れいこちゃんのルキーニはまずスチールで殺されそう★

(怖い…怖いよおぉぉ!!!!!)

 

はーーー顔洗ってこよ…(目覚ましなさい)

宝塚歌劇団=今の自分を受け入れてくれる場所(あーだこーだ言ってるけど結局宝塚好きって話)

GWです。特に予定があるわけでもなく映画を狂ったように見続けているのですが

TSUTAYAの新作どれでも5本1,000円の魔法の言葉に…!)

生田斗真くんと広瀬すずちゃんの「先生!」は夢の組み合わせすぎて

(生田くんみたいな先生いたら存在がもうネタだな)

(すずちゃん死ぬほど可愛いな)

(っていうかすずちゃんがあんな告白してきて何もせず返せる男の人はいないよね)

(伊藤先生は正常だよ)

(生田くんの伊藤先生さいっこう!!!!!)

などと大人の邪念を追い払うような(どこが大人なのか?)

清く正しい「先生!」でした。

「先生!」の頃の別マ、私読んでないんですよね。「僕等がいた」も

結局読んでなくて(「潔く柔く」も読んでない。

別マのヒット作って意外と読んでないな)

実は別マだと椎名軽穂先生くらいしかハマってないかも(それでも「君に届け」も

風早くんと爽子がくっついた時点で私の中では終わった)

(最近最終巻が出たのでもう一度読もうと思ってます←チョロイ)

 

安心してください、最終地点宝塚の話です(まだ続くマンガの話)

私自分が集英社っ子だと思ってたんですけど、

最近小学館しか読んでないなって気づいた。

たぶんクラスの子とキャーキャー言いながらマンガ読んでたころのことが

楽しくて(世界はりぼん発売日とジャンプ発売日中心に動いてる)

自分は集英社っ子だと思ってたんですけど、

高校生くらいの時さいとうちほとか篠原千絵小学館のドラマチックな

(宝塚っぽい)作風にハマり、集英社の「学園ものコメディ」に

満足できなくなった。あと思ったほど高校生活が楽しくなくて(笑)

学園ものがすっごく遠い世界に感じてたかも。

この頃から宝塚を見るようになって、朝から夜まで非現実の世界の住人に

なってしまって(・・・)

 

なんだかんだ、「ベルばらは神」と思っている人種なので(植田版じゃなくて

池田理代子先生のは本当に神。私、あれでフランス革命への意識が

ひっくり返った。マンガの話的に面白いと思うのは

オスカルだけどだんだん「フランス革命」の方に興味がわいたタイプなので

マリーアントワネット中心の話がすごく面白くて。

なので生田先生の話が「生田www」って思いつつ、心の奥底では

「めっちゃわかる…わかる生田君…そう!!そこ!!!」ってなる。

 

私の植田爺の実はすごいって思うところは

宝塚でベルばらをやろうって思って実際にやってくれたところ。

 植爺があの時ベルばらをやってくれなかったら宝塚続いてなかったと思うし。

ベルばら成功の名声とお金(大事)が阪急のお荷物だった歌劇団

救って、ちゃんと人を育てたっていうのが100年以上も続く劇団のすごさだと思う。

 

 と、ここまで書いて「私これを言いたいんじゃなくて」感が強いんですけど

(だって記事のタイトル名書いてあるんだけどまだたどり着いてないんやで)

 

私の中の「楽しかったマンガ本誌」は「りぼん」で、私の「りぼん」って

今読むとものすごく重くてしんどい、精神論のこどものおもちゃ

全部が新しくて「今こんな生活してみたい」「生徒会に入りたい!」

(実際行った高校の生徒会は入りたいと思う生徒会じゃなかった)って

思った天使なんかじゃない

大人っぽくて私も大学生になったらピアスして髪切って

かっこいい男の子と恋愛できる!と思ってたママレードボーイ」が三本柱だった。

ずっと楽しくて何度でも繰り返し読めて、毎回ドキドキして

次はどうなるのかなって空想し続けた世界が私の子供の頃の

「時間を忘れる自由でいられる場所=りぼん本誌」。

 

でも私はりぼんを読み続けられなかった。好きな連載は終わるし

私自身がいろいろなことを経験して、りぼんがつまらないと思ってしまった。

大好きだった作家はいつかもう「ちょっと幼いな」と感じてしまって、

自分の今の感情に合ったマンガに興味が移っていく。

高校生になった私は、「ベルばら」を読んでフランス革命にハマり

宝塚を見て、史実の本当にあった話に「作り物」を混ぜ込んだものに

夢中になった。

 

それが今でも「完全フィクション」の世界じゃなくて歴史ものが多い

宝塚が好きな理由だと思う。帝劇とか海外ミュージカル、

四季も見たけれど自分の時間とお金を使いたい舞台は結局私は宝塚だった。

 

いつまでも少女じゃいられなくて、生活は変わっていく。

だけどずっとそこにあるのが「宝塚」で、自分が変わっても変わらない。

確かにスターは変わっていくし、スターが変わらなきゃたぶん飽きる。

だけど男役さんはずっとかっこいいし、娘役さんはずっと可愛い。

踊るダンスがヒップホップになったりするけど、デュエットダンスの優雅さは

変わらない。話は悲劇もあるしコメディもある、ミュージカルもあれば

ストレートプレイもある、時々落語があってだいたい芝居があればショーがある。

銀橋も大階段も必ずあるし、トップスターは突然「じゃ、今回は脇になります」とは

ならない。(個人的にこの制度はすっごく安心感がある)

 

人は変わっていくものだし、変わらなきゃいけない。

ずっとりぼんで満足できればよかったけれど、私は別マや別フレも読みたくなったし

大人になったらプチコミックもデザートも読むようになった。

いつまでも学園ドタバタコメディだけで満足できなかった。

 

宝塚も当然変わってる。私が見始めたころ人気だった

柴田先生や正塚作品はめっきり減り、

同何代の女性で同じものを吸収してきたであろう小柳さんや

いつも興味がある分野を書いてくれる生田くん、スターの新しい場所を

引き出してくれるサイトーくん、異端児で革命家の上田くーみんが

新しい宝塚を作ってる。

 

今の自分と同世代が作品を作るようになったというのも今の宝塚が

好きな理由のひとつかもしれない。

10年後には若手が作った宝塚を見て「こんなのは宝塚じゃない」と

思ってるかもしれない。でもそれもわからない。もしかしたら

ずっと面白いエンターテイメントコンテンツになってるかもしれない。

 

宝塚はずっとそこにある。梅田から阪急に乗れば必ずある。

座席に座って3時間は絶対に夢から覚めないし、そこで出会った人とは

時間を忘れて話ができる。学歴も仕事も関係なくずっと好きなことを

話していればいい。

 

いつかマンガ本誌は連載が終わるけど、宝塚は終わらない。

(そもそも宝塚は連載っていうより大作の読み切りが毎回載ってるって感じだけど)

 

私にとって宝塚とは何なのか?と考えたけど、今も昔も

「今の自分をいつでも受け入れてくれる場所」だと思う。

見て、わーって感動して、「あれ?あたしなんであれで悩んでいたんだっけ」って

思いたい。「まーいいや。たこ焼き食べてプログラム読んで感想書こ」ってなる場所。

 

っていう感じなんですけど、明日のライビュ。

急に時間ができてがっついてぴあ見たら当然ソールドアウトだったんで

宝塚、夢見せてくれるけど現実そうも甘くないで!!って

実感させてくれる場所でもあるんで好きかもしれないな~~~って思う。

 

自分どんだけMなんだっていうことと月組見れない悔しさで凹んでいる土曜日です。

(TLがバッディ一色なんだよう~~~話についていけない寂しさと悔しさ…

楽しそう…ああっ!!!私はバカなのか!?

バカだと思います。

月色の砂漠(2)

あの大人気ヅカブログ「ニコライ少尉の多少黒い眼」とのコラボ企画~!

【リレー小説】月色の砂漠(1) | ニコライ少尉の多少黒い瞳

の続きです!!ニコライ少尉の才能がとまらない…!!!プレッシャーも止まらない…

 

ちなみに私が先週書いた「黒天使リーダー翔さんは、今日も多忙」の

続きもニコライ少尉のブログで読めます!

私もどうなるのかドキドキです!!

 

 

月色の砂漠(2)

 

 

テオドロスは悩んでいた。

自慢の金色の髪を夕日に溶け込ませ、一回大きく息を吐いた。

「タルハーミネは美しく聡明で、ダンスの名手…

そして大国の軍神と崇められている…

私の隣に立つのに不足ない女…なのになぜこんなにも胸が苦しいのだ」

 

テオドロスは恋をしたことがない。いや、これまでに女は切れなかったし、

そんな自分にも納得している。女が放っておくタイプの男じゃないのだ。

飽きれば捨てたし、欲しかったら誘う。一夜で終わることも多い。

 

手の中の写真のタルハーミネは、今すぐにでも人を殺すかのような

鋭い眼光を放ちながら隠す必要はないとでもいいたげな体の線が出るこの地方独特の

民族衣装に身を包んでいる。

 

「タルハーミネ…この写真を見た時から俺はどうかしている」

 

胸の高鳴り、体温が熱くなるのが自分でもわかる。

この女を手に入れる時、俺はどうかなってしまうかもしれない。

写真でしか見たことがないのに、早く彼女に会って、

触れてみたいと思ってしまうのだ。そして、君のすべてが俺のものになったら…

テオドロスは胸の高鳴りを抑えきれず、ぎゅっと写真を握る。

その写真には、もうひとり写っていることにテオドロスは気づいていなかった。

自分と同じ熱っぽい目線をタルハーミネに送っている男、ギィはテオドロスが

写真の中の彼女にひとめぼれした瞬間も彼女のそばにいた。

 

「ギィ!!どうして女は結婚しなくてはならないのかしら?私今のままでいいのに。

ギィがいて、お父様がいて、好きな時に踊れればそれでいいのよ。

お金だってあるし、国もあるし。」

こういっちゃなんだが、タルハーミネは飽きっぽい。

最初はノリノリに「ダンスの名手」「色男」というワードで浮足立っていた

タルハーミネだが、「花嫁修業」という目の前に立ちはだかる壁に

もう弱音を吐いている。でもギィは気づいていた。別に花嫁修業が嫌なんじゃない。

今日、先生がさらっと言った言葉にタルハ―ミネは思考停止し、

考えすぎて自暴自棄になっているのだ。

そして結婚ってめんどくさい…というターンになっている。

今日の授業は「夫婦の夜の営みについて」だった。

 

ギィは顔を真っ赤にして先生の授業を聞いているタルハーミネを見ながら、

前にした彼女の父親と自分の会話を思い出していた。

「タルハーミネがこの国の後継者である理由?」

ジャハンギールはいつも威圧的な空気をまとっている。

自分がひどくみじめで何もできない人間だと、誰にも言われていないのに

そういう気持ちにさせる男だ。

ギィは奴隷なので、一国の主と話をするなど不可能に近かった。

狩りの途中、ジャハンギールが一人になったのを見計らって近づいた。

 

もし、ジャハンギールがギィの納得しない理由で

タルハーミネを第一世継ぎとして教育しているとしたら。

そうしたら、俺はタルハーミネを攫う。この国から残り香を残すこともなく

いなくなって、ふたりだけでこの世を生きていく。

 

欲しい女のためには人を殺すこともきっと躊躇しないタイプのジャハンギールは、

氷のような目でギィを一瞥すると言い放った。

「お前には一生わからないだろう。

なぜならば、タルハーミネはお前だけの世界で生きていける女ではないからだ。

今、お前の考えていることなど手に取るようにわかるが、もしそれをして…

お前の世界だけの世界でタルハーミネが生きていけると思っているか?」

「…」ギィはカラカラにのどが渇いていた。

それはこれが砂漠の国のせいだからじゃない。

「…反論しないということは同意ととる。お前が今の話を理解できるなら、

タルハーミネ付奴隷の資格だけはある。話は以上だ」

赤いマントをばさっと翻し、ジャハンギールは部屋を出ていった。

 

 「ねえ、ギィ、私はテオドロスとそのう…夜を一緒に過ごさなくてはだめなの?」

「夫婦になったら同じベッドに入らなけばなりません」

「入るだけじゃダメかしら?例えば、眠るまで話をしたりトランプしたり…

あっでもその時はギィも混ざってほしいわ。

二人のババ抜きほどつまらないことはないし…話をするときもギィはいてね。

テオドロス様と話が続かないかもしれないわ。

あのきれいな顔をベッドの中で見つめていたらきっと緊張してうまくしゃべれないし」

「タルハーミネ様」

「私はギィとはずっとしゃべれるから、テオドロス様が眠ったら私たちだけで

話してればいいわ。そうすれば退屈しないし、やがて朝が来る」

一気にタルハーミネは話すと、ふうっとため息をついた。

「世継ぎを生むためにそれをしなきゃいけない…夜が来るのが嫌になりそう。

今はギィと夜おしゃべりするのが一番楽しみなことなのに」

「私との夜…」

「そうよ。すべてのことから解放されて、この時間が永遠に続けばいいのにって…」

「…なら、試してみますか?」

「?なにを?」

「僕とそういうことをしても、「永遠に続けばいいのに」とタルハーミネ様が…

タルハーミネが思うかどうか」

 

そういうと、ギィはタルハーミネをじっと見つめる。タルハーミネはギィの熱っぽい視線から逃れられない気がした。

花組「はいからさんが通る」少尉が柚香で柚香が少尉で。

あの淡々とした口調で

「私の中に原作エピソードを削るなんて言う

文字は存在しませんから」

っていう声が耳からこびりついて離れない。

(一言もいってません)

 

と、いうわけでこんにちは。あくるです。

見ました。見たよ…念願の…念願の!!!!

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ああ…(三途の川)

私本当に命ある限りれいちゃんを見続けなければなって思ったし

華ちゃんが誰かのはいからさんになる日は絶対見たいし

何より小柳奈穂子のために宝塚に課金していこう…

そうだ、働こう。(JR東海

思った花組はいからさんが通る」。

 

私の並々ならぬはいからさんにかける思いはこちらでどうぞ。 


 これだから宝塚はやめられない。

こんなに進化し続ける人たちを見続けられる場所なんてほんとない。

だって私の中で「ヴィジュアルモンスター柚香光」っていう名前の

「さあ、肉をお食べれいちゃんよ★(婆の目)」っていう

存在だった子が紛れもない少尉だったんですよ。

なんだこの「生き少尉」。

(これ、聞いたとき「またまた~れいちゃんはれいちゃんだよ~(´∀`*)ウフフ」って

思ってたんですけど柚香光=ガチ少尉だった。

背筋が凍ったよ、光ちゃん…少尉が花組にいたよ…)

 

「好きでしたよ。あなたのことが。ずっと前から。」(心の中でエコー)

こう、なんかれいちゃん変わったよなあ、でも何が変わったんだろうって

ポーの一族」のアランで思ってたんですけど、

何が変わったとかじゃなくて、れいちゃんの存在自体が空気を変えるんですよね。

宝塚って歌もダンスもお芝居も大事なんですけど、

できることにこしたことないんですけど

スターっていうとてもあいまいな、資格で表せないことを

「ああ、スターだ」って観客に思わせるのって結局「オーラ」だと思うんです。

 

「この人が主役だ」と観客に思わせる圧倒的オーラ。

 

それって、それ言っちゃおしまいでしょって言われそうですけど

お金では買えないと思う。才能。親に感謝、としかいいようがない。

 

れいちゃんは下級生時代、あのヴィジュアルのせいでどうしても

目立つから(私が好みドストライクのヴィジュアルっていうせいもあるけどもね…)

ずっと見てたんですけど正直「ああっ!!頑張って!!!!」って

思うところもあったんです。で、たぶん器用なタイプではないから

パッとすぐにうまくなるわけでもなくもどかしさがあったんですけど、

今回の少尉は見終わった後

れいちゃん可愛かったぁぁ(´∀`*)ウフフ←これまでのスタンス

っていうより

「柚香光(白目)」という人の魂を抜く、ああ、何もかも持っていけ

私の全部を持っていけ!!!(主に財布)って思わせるすごみがあった。

いやーーーー。

自分の家でこれだから私劇場行ってたら今頃お稽古待ちで楽屋前で

立ったり座ったりしてるんじゃないかな、ってリアルに思った。

はーーーもう命が何個あっても足りないな★(ツヤッツヤ)

 

これがリアルな「もうお前は惚れている」(あしたのジョー)かなって

思った。真っ白な灰になった。(あくるさんが)

 

あのソファはいったい何だったんだろうか。あのソファは…(うわごと)

 

とかいいながらも持っていく鳳月杏

実質冬星さん二幕しか出ていないんですけどなんだこの

「乙女の心を盗みます、鳳月杏です(髪さらっ)」的なちなつさん。

これはもう小柳奈穂子図ったな、ですよ。確信犯です、小柳奈穂子。

(一生ついていきます小柳さんの意)

たぶん、ちなつさんマイティあたりは小柳先生が花組Pに 「ちなつとマイティ出してくれないなら 私書かないから」って いわんばかりに企画書を出したと思うわ

最終的に「萌えの化身」 - TRUNK DIARY -ナナメカラタカラヅカ-

 これやで絶対。

れいちゃんの「絶対少尉」の4文字があるのは、ちなつさんの冬星さんが

いるからだと思う。ちなつさんは偉大です。

ちなつさんの存在ってすごいと思うんですよ。

恋愛ものだと結局当て馬は当て馬止まりで、主人公に振られて終わり、なのに

ちなつさんて「この人を主人公にしても話が書ける」っていう

小話を2、3個抱えてるキャラクターに仕上げてくる。

え?ひいき目?だって仕方ないじゃない?私ちなつさん大好きだから。

(開き直ったよ…)(ねえ開き直ったよこの人…)

結構しどころのない役もやってるのにさりげなく

「私ここもらってくね~~~」って

観客の心離さない系男役鳳月杏すぎる(つらい)

さすがに純白の真っ白いスーツでぼやけないあの足の長さは

「冬星さんずるいよ!!!!!」って叫んだよね。

いやちなつさんずるいです。私を返して!(突然のシシィ)

 

マイティの沼(定期)

「舞台化するなら全エピソード再現で。」と冗談はよしこさん(by鳳月杏ボイス)な

話を大和和紀先生はおっしゃったということですが

(言ってみてえ…大御所すげえ…少女マンガ家の大御所ほど強いもの知らねえ…)

あの尺で全部入れるとなると鬼島さんは仕方ないか…でも!

 

もっと鬼島さんを!!!!プリーズ鬼島!!!!

 

ってなる現象を巻き起こす水美舞斗さんが

安定の沼すぎて95期がほんといや(※大好きです)

あとさらにれいまいっていう花組の爆弾知ってるとさらに楽しめる

宝塚ってところほんときらい(※ずっとついていきます)

 

思わず「あーあ、れいまいでオスカルとアランやってくれないかなあ~~~

そしたら結果オスカルとアランはくっついてほしいなあ~~~~

(※アンドレの立場)」って不意に思うから宝塚怖い(※むき出しのナイフ)

 

でも、あたしがなんだかんだで死ぬのは

「環さんと鬼島さんがくっつくエピソード」漏らさず盛り込んだ

小柳奈穂子の鬼才っぷりだから。

誰に惚れるって小柳奈穂子にだよ。花組男役すぎるよ。

(話がずれてるって)

いいなあ~マイティとしらきみちゃんて。

考えただけで白いご飯がおかずなしで食べれるよ…。

 

花男たちを虜にする華優希(100期)

素晴らしい紅緒だった…もう頭からつま先まで紅緒すぎて

華優希ちゃんは本当に平成生まれなのかな?っていう

学年を逆算する現象が止まらなかった。

なんか、確かに現代っ子の容姿ではあるんだけどちょっと古いっていうか

昭和の少女マンガの絵なんだよね。目に星が飛んでる、あの感じ。

だからメリーベルもハマったんだろう。

紅緒とメリーベルは本当に同じ華優希なのか世界ふしぎ発見

取り上げてほしいミステリーだけど。

華優希ちゃん、お願いです。

末永くれいちゃんの「僕のはいからさん」で

いてください。

寿命がのびるれいはなコンビ…ありがたみしかなくて泣きそうでした

(※号泣)

 

ということで花組はいからさんが通る」。

 

大劇場で完全版柚香光少尉を生で見るまで

私は死ねません。

 

っていうかれいちゃん神がかって少尉だったのでもう

「お肉をお食べ柚香光」っていうネタができないレベルだった。

(言ってるじゃん)(っていうかネタだったの?)

瀬央さんおめでとうございます!!!!「これは(たぶん)いいハリー。」(合言葉)

瀬央さーーーーーーーん!!!!!!!

おめでとうございますーーー!!!!!

広島平和記念公園から鳩を飛ばす勢い)

 

ってことで!最近

「わたしちょっと最近学生時代に戻ったみたい…(※連日の同人活動)」と

15年前くらいに気持ちが戻ってて、毎日(ヅ活動は)とても楽しいです。

あくるです。

(それ以外はまあいろいろ人生あるよね…ま、それはそれで頑張るとして)

 

で!!!来たよ!!!ついに!!!き!た!よ!(うるさい)

 

■主演・・・瀬央 ゆりあ

◆宝塚バウホール:2018年10月11日(木)~10月22日(月)
一般前売:2018年9月8日(土)
座席料金:全席5,300円

『デビュタント』
作・演出/正塚 晴彦

社交界に幅広い交友関係を持つ青年イヴは、ある時デビュタント・ボール社交界デビューの場となる舞踏会)の運営を取り仕切る侯爵夫人から、ミレーユという伯爵令嬢エスコートを頼まれる。

慌てて上流階級のマナーに精通する友人ビュレットに教えを乞い、ビュレットの妹ナタリーや彼の恋人ニコルの協力を得てレッスンに励むイヴだったが、時折見境もなく暴走してしまうイヴの性格を熟知するビュレットからは衝動的な行動を慎むよう諭される。

やがて迎えた舞踏会当日、極端な人見知りであるミレーユの態度に業を煮やしたイヴが強引に彼女をリードして踊り出した為、会場は大混乱に陥ってしまう。社交界を追放されるかもしれないと落ち込むイヴに、彼に好意を寄せるナタリーが新たな事業を手伝って欲しいと声をかける。

自分が本当にやりたいことを改めて考え始めたイヴのもとに、デビュタント・ボールで起こったとある事件の捜査への協力依頼が寄せられる……。
一人の青年が、様々な人との出会いを通じ自らの生き方を問い直す姿を描く

青春群像劇。   

 

もうなんなんだろう、この引用文を大きく改ざんしてしまうほど

テンションの高鳴りは…(※朝のZIPで神妙な顔で衣笠選手の訃報を伝えている

桝くんにさえ「でもさ!!瀬央さんバウ主演するんだよ!!!」って声をかけていた

(心の中で)衣笠選手、ご冥福をお祈り申し上げます。)

 

さて、この紹介文。「なっが…」と思ったんですけど

まず

①ハリー新作でここまで具体的に決まっていることない

②ハリーのブレなさと「どっかで見たことある」的な話に安定感と安心感

③紹介ですでに4人人物出てきてることでプロットが固まっている

=ちゃんと話の終着点が決まっている(ハリーも観客も迷子にならない)

 

【結果】

これは(たぶん)いいハリー!!!!!

 

ハリー、私は(毎回)信じてるんだよ…

いつだって(毎回)ハリーの味方だったよ…

だから今回も友達だよ!!!!

(なのに上で(たぶん)をつけるっていう)(矛盾)

(の前にハリーあんたの友達じゃねえし)(劇団の大御所で理事演出家だわ)

 

さて、そんなこんなでテンションがぶちあがっているわけですけども

(あくるさんがカーリー・レイ・ジェプセン聞く時はだいたいやばい)

(恋をしている)←ねえ、恥ずかしくないの?

「これは(たぶん)いいハリー!!」を裏付ける今回の紹介文。

注目していきたい箇所を挙げていきたいと思います。(突然)

 

①デビュタントホール=社交界

正装(タキシードか燕尾かだと思われる)の瀬央さんが見れるはず。

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えっ女の子も可愛くない?これ…かっわ…

 

しかもそうすると宝塚になれば当然髪型リーゼントだよね?

星男×リーゼント!!!!!!

柚希さんの遺産が動き出しますね…いいね!!!!

もうこの時点で私80%満足できた

(はやっ)

 

②伯爵令嬢

ああ、いつものハリーのズレた伯爵令嬢が見れるのね。

もはやもうこの「いつもの」が心地よい安定感と感じてしまうハリー教。

「あれ?ミレーユ?銀の狼?(ハリー作品でよくあるthe名前の使いまわし)」って

思って調べてみたらあれはミレイユでした。

いや…今さいとうちほ先生にまた再ハマリしていて…とっさに思い出したんだけど

銀の狼のミレイユは賢いほうだった。くっ(沼)

(ハリー作品は賢いヒロインもちょっと大丈夫?ってヒロインどっちでも

ばっちこい派)(おバカだったらおバカなほど愛でられる…(´∀`*)ウフフ)

 

③友人ビュレット

ああ…こう、軽い冗談を言い合う親友がいるのね。わかるわかる。

日曜日メラコリ見てたからアレ系のやつで!!!ハリー頼む!!!!

シャンパン飲みながら「お前あれできたか?」「ああ?」

あれだよ」「ああ、あれか」っていう「あれ」で全部話進めてくやつでしょ~

ってとこまで話はつめた)(ハリー…)

 

④暴走してしまうイヴの性格

暴走する瀬央ゆりあ!!パワーワード

この当て書き感。もうほんっと…ありがとうございます。

タキシードでリーゼントの瀬央さんが暴走してデビュタントホール大混乱。

私たちも「うあああああっちこっちで小芝居が!!!!!

(どこを見れと!!!!)」

大混乱できる舞台を期待してます(頭パーンってなるやつ)

 

⑤諭される瀬央

諭される瀬央。(リピートアフターミー)

そこはかとなく星組の日常」が垣間見れそうでたまんないです。

でも天才こっさんとはバカばっかやってそうなので

誰が諭してるのかといわれると思いつかない。

(って思ってたんだけど下級生に説教されてることせお

思いついてしまってドリームが止まらなくなった…)

(朝水センパイとかたくてぃとか「美しさでは負けません」なイケメンに

説教されてたらいいな、ことせお)

 

⑥彼に好意を寄せるナタリー

瀬央さんが…好意を寄せられる…!!!!(ドキドキ)

今からミレーユよりナタリーとのスピンオフ話に妄想の導火線が

止まらなそうなんですけど、それは私だけですか?

(サブキャラ好きだから…)

 

⑦とある事件の捜査の協力依頼

依頼されるよね~~~ってなるハリーのいつもの(何回目?)

もうここまでハリー臭がすごいとさ、

答えがわかってるテストを答えていく快感がすごくてさ…

すごく気持ちがいい。(そこ?)

 

自らの生き方を問い直す姿を描く青春群像劇

100点!!!!!!(花まる)(※公演10月です)

私ハリーの群像劇好きなんですよ~。

っていうか「ケイレブ」みたいな二人だけの世界みたいなののほうが

少ない人だと思うんで往年の「小劇場の怪人・正塚晴彦」

見れるのかと思うとね。動悸が止まらなくてね…!!!!

ありがとうございました。って思うと思う。もう完結。

 

以上です。「おいおいどうしたどうした?」っていうテンションで

お送りしました。ちょっと自分でも怖い。

 

10月まで生きよう…!!!!

 

合言葉は「これは(たぶん)いいハリー」。

10月…しかも大劇場はゆりかちゃんだ…(´∀`*)ウフフ←今日もお花畑化がすごい。

黒天使リーダー翔さんは、今日も多忙(1)

黒天使リーダー翔さんは、今日も多忙(1)

 

黒天使の朝は早い。

上司のトート閣下の就業時間はイメージでは夜っぽいが、

シシィは朝の5時から動くためストーキング活動には朝起きが必須だ。

シシィは美人だけど、どこがいいのかは俺にはわからん。

「え!?ゆいちぃがまだ来てへん!?」

朝の点呼。

まだ入ったばかりのどってぃがどこからか持ってきた寶もなかをもぐもぐしながら

「あのぉー翔さぁーん」と来た。

この子は有望株、大事にしてな!と採用を決めた結さんから言われてる。

マデレーネっていう役職はいろいろ忙しいねん♡ってウインクでごまかされたけど

結さんはまだ来ない。大方昨日の晩もルキーニと飲みってとこか。

…結さん今日マチネやで。

「あ、すみません。実羚からWワークのバレエ団に欠員出てギリギリまで

練習したいから1時間前に入りますって連絡ありました」

なっつは本当に信用できるな…と心の中で涙をふきながら

「優しいなっつに連絡入れたな。

Wワーク禁止してへんからきっちり仕事さえいてくれればうちは別にええのに…

それより連絡を俺に…」

アルバイト指導は俺の担当だ。下の子は常に俺に対して

「いつも楽しい宴会をありがとうございます!翔さん!」という態度だが、

それもアレか?そろそろトート閣下に相談しようかな…

でもあの人今シシィのことしか頭にないからあかんわ。

 

誰かこういうこと相談できるやつ…

「おはようございます、翔さん」サングラスの下からニヤッと笑う、

別名「氷の黒天使」。うちのエースが来た。

「そらさんおはようございます!!」

きよが今日も満面の笑みでそらを迎える。

いつもの光景。

きよはそらの下でのびのび育ってる。

そこに、あーちゃんの発声練習が聞こえてくる。

いつもの光景。

さすがオペラ歌手目指してるのは声が違うな。

その横でコーラスの練習してるのはわんたか。

そろそろ配置決めも再検討や。

そして…「りりこは?」

「それが…あの子が前からファンの死さんが今稽古に来てるらしくて…

入り待ちするんだってあのキラキラした目で言われて止められませんでした…」

「はあ!?」

申し訳なさそうになっつが言う。

この開演前1時間前の忙しい時に何やってるんや!?

あの子宇宙人や!知ってたけど!!!

「翔さーん、閣下見ませんでしたか?

俺そろそろ閣下と遊びたくって誘おうと思うんですけどー」

うちのエースは人懐っこい。仕事場ではあんなにかっこいいのに素がこれだから

そりゃファンも「そらのギャップ♡」ってなるのはわかる…けど!

「知らん!そら!閣下は上司やで!ちゃんとわきまえなあかん!

けど閣下ならどうせあのオーストリア女んとこやろ!」

あかん、余裕なくなってきた。

「どうしたの翔さん…閣下は上司だよ…」

そらが俺を心配している。優しい子や。ごめんな、そら。

 

けど…今はりりこや!!!

 

(2)へ続く。

(2)はニコライ少尉が書いてくれるよ!!

 

打ち合わせなしのサプライズリレー小説企画・お題「宙組

あのアメーバブログで大人気のニコライ少尉とのコラボ企画です!

週1回、交互にリレーで小ネタ小説書きます。

続きはどうなるのか私もわかりません(お互いドキドキ)

 

 

ニコさん、あとは頼んだ!!翔さんを助けて!!

続きはニコライ少尉の多少黒い瞳で♡

 

ニコライ少尉といえばこちらも!!!

可愛い…ほしい…買う…(ずっと言ってる)