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そう、もう、ずっと今が最高。星組全ツ「アルジェの男」感想

少年ジャンプが盾、剣は繊細ガラスハートボーイ・礼真琴。

 

 もう、やめました。「行きたいのに行けない」「行けるのに行けない」ってよっぱらいかのごとく管を巻くのは。ぶっちゃけその負のループ思考の自分に飽きた。考えてもコロナ撲滅しないし、私が行く決心つくのかといったら全然つかないし、社長からオッケー出るのかっていったら出ないし!だったらもう「配信ありがたみ~~~!!!!ムラ千秋楽リアタイ視聴ラッキ~~~~!!!阪急マジありがとう!!恩に着る!!!!」ってありがたいありがたいーーーって配信見たほうが世のため人のため自分のためだわー!って2回負のループ書いて思い至りました。(おっせーよ!)みなさんお待たせしました、「美味しいとこだけさくっと持ってく」あくるさんの大復活でございます。(…もうこの人勝手に言ってろ?って8割の方が思ったであろう。私もそう思うのである…)(勝手に落ちて勝手に復活するっていう)(KING OF 自分勝手★)

 ということで復活を遂げた私がまず第一にお話したいのは

①「暴君・望海風斗がさらにクレイジーにカムバック★withパワーアップでうれしみ

②「望海さんの新相棒・真風涼帆(のぞまか(属・やりたい放題コンビ)」

③「常識人を演じ続ける柚香光の化けの皮剥がしてやれのぞまか!!」

の三本立てでございます。うん、これ歌劇9月号トップ対談の感想。これ書いている間に歌劇の10月号が発売されてしまって「あくるさん、いろいろ遅すぎません!?」って思われるだろうけどマイペースに活動できるのがこの趣味のいいところです…ってでも月刊誌はそういうもんじゃなかろうて!?(えーだってせっかく書いたんだもん…←こういうやつ)

 私の大好きだった暴君・望海風斗がしばしの間(たぶん雪組組み替え~トップ就任直後くらい?)お休みしてたと思うんですよ。(※個人の感想です)望海さんて、花組の時「のだめカンタービレ」のSオケ時代の千秋先輩のような人だったと私は思ってたんですよ。(※何度も言いますが、個人の感想です。)「お前ら俺のためにちゃんとやれ!!!」みたいなことを平気で言っちゃうみたいな人。(まあ、女性なんで千秋先輩ほどはっきりとは言わんかったと思うけど(笑)感受性の強い下級生はその雰囲気ビンビン感じちゃって結構プレッシャーではなかったのではないかな~とは思ってた…)で、コンマスの峰役のあきらくんが「もうほんと望海さん仕方ないな~…、おいみんな頑張って終わらせよーぜ」っていい感じにまとめて「は~い…」みたいな。そういうイメージの花組時代だったんですけど。(※あくまでイメージです)。遠くから見つめる分には楽しかったけど一緒に働きたいかと言われるとう~ん…みたいな人でした。私はね。まあ結構面白がってたけど。あと、本当に望海さんが千秋先輩みたいな人だったら花組下級生退団理由「人間関係」で辞めてる。

 雪組組み替え時に本人も考えるところがあったのか「ちょっと望海風斗、大人になります。」みたいな時期があったと思うんですけど、その時暴君(千秋先輩)望海さんにちょっと慣れちゃってて(笑)びっくりしちゃって。やたらキャラ強めな感じが好きだったのかな…今となっては謎だけど。「え~、やりたい放題でどうしようもない暴君どこいったん~」って。まああとから考えてみればそういう大人の時間があって当たり前なんですけど(雪組であのまま空気も考えず暴君やってたらたぶんトップスターになってないと思う)こう…だんだんちぎさんと舞台やってくにあたって、たぶんちぎさんがね、少しずつ少しずつ望海さんを変えていったんだと思う。(本当に毎号毎号思うんですけど、退団してだいぶ経つのに今でも誰かがグラフや歌劇で必ずちぎさんの話するのほんっとうにすごいですよね…)「だいもんさぁwww」って言いながらペリッ…「ほんっと真面目すぎて面白いwww」ペリッ…みたいな。そうしてトップ就任して今の退団公演前どんどんクレイジーな暴君(のだめに洗脳されたあとの全世界から絶賛される千秋先輩)に生まれ変わったんですね!!おかえりクレイジーな我が暴君望海風斗!!そしてほんとにありがとうちぎさん。待ってた待ってた~~~!!やりたい放題暴君★望海風斗(属:めちゃくちゃキュートでだいぶアホ)

 「もう考えるのが面倒くさい。」とか、「たぶん看板壊れるんだよ。」とか「絶対看板壊れるよ!」とかもういいたい放題よ。正直「そんな文化祭で看板壊れるドラマねえよ!」って思うけど望海さんがそういうんだもんな!!っていうあの謎空気ね。なんだろうな~~~「この人絶対言ってることおかしいで。」って第三者は思ってるんだけど、あの場にいる人達全員望海ワールドに引き込まれてる。ちなみにあの場にいる人だけ。(それを読んでアホだ~~~!!(大好きですけど!?)って思う読者)←私はごめん、毎回思ってる。

 そこでね、安定の真風涼帆さんです。もうゆりかちゃんの言葉センス抜群のひとことであのひっちゃかめっちゃか感がすごいぐっと締まるの、天才かな?って思う。ゆりかちゃん、92期でまあまあ望海さんより下級生だけどなんだろう…「ちょっと望海さんおかしくないですかwww(くすくす)」っていうアレ。若干ね、ほか三人は飲み込まれてるんですよ。ちょっと洗脳されてるのね。こっちゃんなんて「我が神望海風斗様!!」みたいな崇拝者だからほんと危険なんですよ。でもゆりかちゃんだけ、ほんっと冷静に超上から「ドラマの見すぎですよ★www(くすくす)」っていうアレ。ゆりか神か?神なのか…?

 私はマジでのぞまか(※オフ)を推したい。舞台は正直共演シーンみたことないからわからん。でも完全なるのぞまか推し。望海さんがテレビで宝塚見ててギャーギャー騒ぐのを横で「まあ…望海さん。レジェンドって言っても、普通のちえさんですからねwww(くすくす)」ってあのゆりかトーンで私はいってほしい。そして普通のちえさんてなんなんだ。神奈川は大都会ですよ!!!こんの暴君がぁ!!!(「1時間に2本しか止まらないのが、田舎というものです。」と言い切るゆりかに「ムラから日帰りで、尚且つ新幹線で悠々と帰れる人が羨ましい。」といっていた愛媛県人の友人が重なりました。そうだよね…本当にワタシは恵まれてるよ。ほんとその件は申し訳なかったよ…。)(田舎の概念めちゃくちゃ厳しい)

 あとあと、そんな長男次男のぞまかにぜひやっていただきたい大仕事は柚香光の「私はまあ、常識人ですから。(ギリシャ彫刻の横顔)」っていう化けの皮を剥がしてやって!!こっちゃんがだいぶ「本はよみませーん!映画はコナンだけでーす!」っていうジャンプみが出てきててすっごいすっごい好きなんですけど、れいちゃんの「私は、本も嗜みますし映画はフランス映画を字幕なしで見てます。」的なのを横目で見ながら「そんなんじゃないだろ…?れいちゃんお前もうちょいクレイジーだろ…?」っていう目で見てしまう私。…それとも本当に常識人なったのか…?私が見ない間に…。(オオーウ)(…まあ、それはそれでいいや。)←いいならいうな

 珠城さんですか?もう安定のフィジカルいじりと肩幅いじりの長男次男(のぞまか)ゴールドラインに耐えつつ礼真琴に「こっちゃんはこっち側でしょ」っていう必死のモーションかけるも「私ちがいまーす!(少年ジャンプ礼真琴)」ってあっさり言われる珠城さんが「…かわいいな!!!」ってなるのでそのままで。なんだろうな~この珠城くんの雑に扱ってもいい後輩感。めっちゃいいよね。(本気で)一応真ん中なのにな…。95期ラインにとっては怖い本科のお姉さんだったはずなのにな…くっそ萌えるぜ…。あと、この5人ショットの「ソーシャルディスターンスー!!!」ってゆりかちゃんに呼びかけてほしい5ボックスショットすっごい好き。おしゃれすぎるわ。FINE BOYS(男性ファッションおしゃれ雑誌)かよ!

 はい、以上です。私トップ対談が三度の飯より好きなので今後ともぜひよろしくおねがいします!!!(三指)…本当に、月刊誌の感想時期外すと恥ずかしい以外何者でもない…(でもあげちゃう。書いたから。←すぐもったいない精神出しちゃう貧乏性)

 

星組全ツ「アルジェの男」

 …実は、10月3日のね?望海コン…見れなかったんですよ…。いや、有休はちゃんと取ってたの。たださぁ…午前中にどうしてもお店に人がいなくて出勤してたんですよね…そしたら思いの外忙しくなっちゃってね…家についたときは14時35分でございました。「販売終了」の4文字。(あらかじめ買っておく、という考えには至りませんでした)…本当に本当に私って「雪組トップ・望海風斗」に縁がないんだな~~~!!!マジでか~~~~!!!もう絶対配信の日は仕事入れないわ~~~!!!ちょっと泣きそうになったけど大人だから我慢した。

 …ということで。星組の「アルジェの男」を見たんです。そう!望海さんが見れなかった無念はその愛弟子(崇拝者とも言う)礼真琴さんに慰めてもらおうと!我ながらいいチョイスじゃないか。あとロミジュリ役替り配役出て、めちゃくちゃ星組テンション上がってたんでしょうね。なんですかあの役替り。星組P神なのか…?もうちょっと興奮しすぎて夜なかなか眠れなかったもんね~!!(←クリスマス前のこども)

 さて、今回もしゃべくりますよ★「え?今更?」って9割の人思うだろうけどここのブログ「今話したいことは今話す」スタイルでいきますのでどうぞよしなに。今この記事の需要はたぶん「あり寄りのなし」だとは自分でも思ってるからほっといて。

 

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最近星組さんが外れがないので「ゴッド星組」って呼んでる。

 

今しかできない「アルジェの男」

 最近、全ツで「追憶のバルセロナ」(宙組)やったり(この再演もほんっとうに素晴らしかったよね。特にロベルトずんさまがね…もうありゃダメにするよ、人を…)とか今度星組で「エル・アルコン」とか(礼真琴さんの「女は黙って抱かれていればいい…(暗転)」とかいやもうなんかすっごい世の中になったなとしか。長生きはするものです…)。こう…10代、もしくは20代のワタシをことごとくノックアウトした作品たちがね、続々と再演されるのをもう本当に、本当にわくわくわくわくガッツポーズしているわけですよ。何回いってもいい足りませんが本当にありがとうございます!!

 ちなみにわたし、再演を見るにあたってマイルールがありまして。

 再演ものは、「今やってるこのキャストが絶対最高」と思って見る、ということです。

 目の前にあるその組版、そのキャストに全集中して見てます。これで「エリザ」も「ロミジュリ」も、おかげさまで何回見ても楽しい!!これほんと。再演って聞くたびに「え~?そろそろ再演やだわ~」って思う方は騙されたと思って一回やってみてほしい。「それでも前回の公演思い出す~!」って人はたぶんその前回の公演が神公演すぎるので諦めてください(⌒▽⌒)★(そういうこともある)

 とにかく舞台をネガティブに見たくないの思いが強すぎる。「前の方がよかった」って思いながら見たくない。そりゃ、好きなものは好きだし比べてしまう時はあるけど過去と比較しても楽しくないんですよ…。だから今の公演が最高だし、代表作だし、その人の最大の魅力が引き出されてる。まあでも、自分のその「最高公演」が時間的に前すぎて、たまに更新されてなくて友人に突っ込まれることはあるけど(笑)すみません。アップデート大事ね!!

 ということで毎回「え、あなたこの公演初めてなんですね?」っていう新鮮な自分に驚いてます。いや、たぶん単純だから毎回本気で「え~!!これこういう役なの!?知らんかったやー!!(浜松弁)」って素で思ってるんだと思う(笑)学習能力ないだけかもしれん。…まあ素の私を知っている方は「いやいや、あんた大概結構言ってるで」って思うかもしれないけど(笑)そしたら…いやほんと、ごめん。今度会った時全力で謝ります。

 で、この「アルジェ」なんだけど、私上演時の月組版を見ててすっごく好きな作品のひとつだったんです。昔ながらの宝塚で、花王愛の劇場かな?(親の目を盗んで見ておりました)っていうドロドロ多角関係なんだけど、サビーヌはじめエリザベート、アナ・ベルと三人の女性がみんな魅力的でね。三人三様で、全員すごく素敵だった。で、自分の身一つで確実にキャリアを積んでのし上がってくジュリアンもすごくドラマチックでかっこよくて。まあ超危険な男だし自分は絶対好きにならないけど(笑)。月組版を見たのが20代前半で、ジュリアンの複雑な精神面も恐ろしさも全然わかんなかったし、人を好きになりすぎると人って死ぬんだ…(アホみたいな感想)ってそういう感じでしか見れなかったと思うんですけど(まあぶっちゃけ今もよくこのあたりはわかってない)とにかく宝塚らしいクラシカルな愛憎劇、というのがこの頃から好きだったんだと思う。ええ、今も韓ドラが好きだったり少女マンガが好きなので筋金入りの愛憎劇ファンであります(⌒▽⌒)★(ほがらかにいうな)

 礼真琴さんは少年のような純粋さを盾に、剣は感情的でわりと情緒不安定な繊細ガラスハートボーイという位置づけなんですけど今回そのキャラがもう!!実に生き生きと!!大変素敵危険「絶対この男は好きになりたくない(殺されるから)」っていう素晴らしいジュリアンでした★すごいよ~~すごいよこっさん。私はこっさんの舞台を見て毎回「すごいよ~~さすが首席だよ天才だよ~~!!!この世界に入ってくれてありがとう~~!!」っていうお囃子を立てたい人なので、これからもどうぞよしなに♡ロミジュリ楽しみだぁ~~!!!

 

  星組さんの愛憎劇が本物すぎてぞくぞくします。

 上演当時から見た友人たちが「こっちゃんと愛ちゃんの芝居の相性がすごくいいよ。」っていうのを耳にしていて、「眩耀の谷」で「これが噂の…琴愛…!!(えー!めっちゃドラマ起こってるじゃん好きすぎるわ~!!)」っていう「愛ちゃん星組来てくれてありがと~!」っていう感じだったのですが、愛ちゃんさぁ…。いやね、愛ちゃんのよさがね、ワタシやっとわかったんだわ。ほんとごめんね、愛ちゃんやっとわかったよ。もう愛ちゃんジャックが「よお、ジュリアン」って言うたびに「ここが愛ちゃんの居場所~~~!!」っていう一連の心の叫びよ。(ちなみにこの「よぉ、ジュリアン」ですがまあまあ真咲節(月組版)で脳内再生されてしまうので要注意だぜ!)

 トップと二番手の相性っていうのはその組の繁栄にかなり影響すると思うので、ワタシは結構重要視している案件なんですけども愛ちゃんジャックのペラッペラ感(誤解をないように言いたいのだが何でも大事に騒ぎ立てる人より日常のさりげない「嫌な感じ」を出すほうがすごく難しいのではないかなと思うのだがどうだろうか…。ワタシはジワジワ嫌がらせされる方がメンタルに響くので、「よぉ、ジュリアン」っていう言葉で「なんかこの人いや~な感じ…」っていう印象を確実に与える愛月さんすごいと思う)いや、本当にジャックって「しょーもな~!!(男の嫉妬は見苦しいわ~!)」っていう男のイメージなんですけど、宝塚の男役って基本かっこいいからさ、そういう「しょうもない」男の人を演じる教育受けてきてないし見てないと思うんですよね。だって毎日アレですよ?軍服とか、燕尾とかが「まあ、普段着ですね。」みたいな人たちと毎日一緒で?さらっと「うん、かっこいいと思うよ。」って言ってくれる先輩がいて?「今日もすっごくすっごく素敵でしたー!!」っていってくれる世の中でも抜群に可愛い娘役がいってくれて?すごいシステムだと思うんですよ。「こんなに「自分カッコイイ」って言う設定になる環境他にはないよ」って思う。たぶん今の横浜流星でもそんな環境にいない。(※言いたかっただけです。)

 そういう宝塚のシステムで、宝塚の芝居でいわゆる「ゲス男」を二番手にもってくる柴田大先生ってやっぱり稀代の演出家で、愛憎劇の帝王だなと思う。今こんなに「ジャックさあ、そういうとこだよ。(なんとかならんのその性格)」って思うキャラクターを二番手に持ってくる演出家いないと思うわ~。

 で!ね!愛月さんが「これは愛ちゃん素敵じゃない?!」って思ったところは、愛月ジャックが徹底してクズだったところです。(※褒めてます。石投げないで~!)真咲さんのジャックは主観ですけど、「ちょっと本気でアタシサビーヌ好きやね~ん(真咲節)」っていう雰囲気を出してたんですよ。たぶんですけどね。打算でしか付き合ってなかった女にいつのまにかマジになってるところが龍真咲版ジャックですっごい好き!ってなってたところなんだけど(はい!少女マンガの鉄板です!!)愛ちゃんのジャックがもう本当に「打算と計算とジュリアンへの嫉妬のみ。それのみで生きてる。」っていうジャックだったところが、この星組版のミソだと思ってます。そうそうそれそれ~!!星組愛憎劇のそれがそれ~!!!(※「それ」が多すぎてよくわからない)

 礼真琴さんが繊細ガラスハートボーイ(メンタル弱めの狂気)(メンタルが落ちた時何をするかわからないので一番怖いタイプ)なので、二番手は「なんでそんなに自信があるんだい?」ってくらいの大胆不敵さが欲しい。琴愛は「俺たち親友」みたいな役はいらない。(むしろ「俺たち親友」は瀬央さんがやってくれるのでいいのです。←いっちゃった…)一生戦い、憎みあい、傷つけ合う。だけどそうやって戦っていると、お互いにめっちゃくちゃ強くなってて高みが目指せる。「あいつが!憎い!!」をエネルギーに変えていくトップと二番手。…いいですねえ、それがドラマチック星組のトップと二番手なのわくわくしますね!!ちなみに花月は同じ芝居でも月9にする魔法を持っていますが雪星は戦争や革命引き起こす大河ドラマにしてしまうマジック使うので気分で使い分けるのがワタシ的楽しみです。今回のアルジェはまさにそんな感じ。

 こっちゃんの背景にはマングースが描かれるし愛ちゃんの背景はもちろんハブです。これが真の!!ハブとマングースの戦いじゃ!!!(たぶんこの例えがわかるの昭和生まれまでです)(平成生まれはぜひググってください。)

 あ、あといわずもがなですがオフでのこっちゃんが「んんんんん愛さ~~~~ん!!!♡」なのがギャップ萌えなので、そこんとこはよろしくだぜ。…学年下トップってなんか可愛くっていいなあとドツボにハマるアラサー女子。(テンプレートで花星ドハマリ)

 

 すごい顔する極美慎とすごいさわやかな紫藤りゅう

 …極美くん、どこでそんな顔を習ったんだい?

 100期がめちゃくちゃ面白すぎるだろと各期の100期にときめきを隠せない日々が続いているんですが!星組の!星組の王子様極美慎がさ!!(愛称「押忍」。ゲラゲラ笑ったよね…←ダイナシ最後にものすごい顔するの。そう。最後にものすごい顔するの。(2度言った。)アルジェも終盤、もうワタシは頭の中でまとめに入っていたのですが、その顔見て「…嘘だろ?」ってつぶやいちゃったくらい。いや知ってたよ。アンドレが殺すのは知ってたんだけど…「え?ちょっとまって?」って巻き戻したくらいラストこの世の終わりみたいな顔しますね?極美アンドレ月組版で「…え?」ともう、衝撃すぎて幕間になっても立てなかった記憶があるんですけど、今回知ってたのにもかかわらず。あーあ!!100期っていうのはー!!これだからー!!!(大好きだぜー!!)(大声)

 トップスター礼真琴に対して「…クズが」っていう顔する極美慎。でもきっと、極美アンドレはこのあとアナ・ベルの後を追って投身自殺するか舌噛みきって死ぬんではないかな、と思うんですわ。「人を殺してしまった罪の意識」というより「アナ・ベル様、復讐は果たしました…これであなたの元へ逝けます…」的に。アナ・ベル様にだけ忠誠を誓う。アナ・ベル様だけが我が女神。アナ・ベル様だけがこの世のすべて。そのことに酔っているアンドレ極美がなんつうか、哀れで可哀想で…見た目がキラッキラしてるから余計可哀想に見えるんだなあ…(これがアンドレ役の肝か!と今気づく。そうだ、月組の明日海さんもやったらキラキラしてたけどめちゃくちゃトート閣下に愛されてそうな雰囲気だったんだよ…見た目がキラキラしてると余計この役が生きるってわけか…!いやはや柴田先生さすがすぎるよね…)あ、配役したのは大野先生ってことになるんかな?(さすがー!)ちなみに極美くんはこのあと高い塔から身を投げて自殺してしまいますが、明日海さんは刑務所に入ってしっかり脱獄企てますのでご心配なく!!(本当にあくるさんの中で明日海さんのイメージが「めっちゃしぶとい闇(でもキラキラしてる)」←全力で褒めてるのでお願いだから石を投げないで!)

 ミッシェル役の紫藤くん。これまた紫藤くんらしい役で(大好きです)。こう…ドラマチック星組重苦しい霧がかりがちな世界に虹を差すかのような役似合うよね。さわやか!キラキラ!!好青年!!極美くんと紫藤くんが逆バージョンも少し見てみたかったけど、ワタシは好青年紫藤りゅうくんが大好きなので今度大野先生にお会いしたら「ニッチなオタク趣味すぎるんじゃー!!」ってお礼したいと思います。大野さんは、配役に関して結構自分の主観に忠実(オタク寄り)のある感じで大変好きです。いつもありがとうございます。

 今思えば、愛ちゃんと紫藤くんのトレードはすごいいい采配だったのでは…!と。才能ある人を活かすにはまずはその環境…ってね。ワタシにとって紫藤くんは星組の良心だったのですが(笑)宙組に行くときっと周り同じ属性の人ばかりだろうからこれからが楽しみなのです。

 個人的にはミッシェルがジュリアンのいなくなったあとのエリザベートを支えてほしいけど、実際はどうなんでしょう。エリザベート、女が幸せになれる人ってたぶんミッシェルみたいな人やで…。(THE余計なお世話)

 

 3人の魅力的すぎる女達

 「アルジェ」の最大の魅力といえばサビーヌ、エリザベート、アナ・ベルという3人の女。タイプの違う、力があって魅力的な女役が揃わないとこの公演はできないんじゃないかって見るたび思うのですが。さすがですよ、さすがすぎますよ~音波みのり様。はるこちゃんは本当に芯がしっかりしてて強いんだけど、絶対的に可憐さがあって男性にはもちろんなんですが女性も「可愛いな~」って思う娘役ですよね。みんな大好きはるこちゃん。これが合言葉でございます。見た目の話になるけど、最初のストレート前髪ありポニーテールも、ダンサーのカーリーショートヘアも、最後のボブも全部可愛いんですよ。奇跡かな?はるこちゃんの金髪が大好きなんです。もう「はるこちゃん」って書くたびに「可愛い」って書きたくなるほど好き。(相当重症)

 一途で、優しくて、思いやりが溢れた女性。好きになった男を守る姿がかっこよくて(スーパースター礼真琴さんにこういうのもなんですが、こっちゃんて守ってあげたい男役ナンバーワンでもあると思うのです。母性本能くすぐられる男役過ぎてこわい)、でも実はそんなに強くなくて、私の存在は忘れていいからそばにいたい…っていう。こういう無償の愛というか、母性的な愛?自分には一生縁がないんじゃないかな?って思っているので(←基本ギブ&テイク的なやつをモットーに生きちゃってる人(それもどうかと思うよ))こういうサビーヌみたいな女性、憧れます。きっと自分には無理だろうなって思うからでしょうね。あと、ちゃんとしてますよね…人を殺したらちゃんと警察に通報する。これ…普通芝居でしないやつだからさ…(うんそれはそうだけど、まあそれ、いいんじゃない…?お芝居だからさ…)

 ジュリアンが一番幸せになれる道はサビーヌだし、真っ当な日の当たる人生を送りたいならサビーヌと一緒にいるのがベストだったんだろうけど、それにはあまりにジュリアンは愛を知らなさすぎて、弱かったんだよな…と思う。自分をちゃんと愛してくれる人をしっかり見極めるって愛を知ってなきゃできないことなのかもね。

 さて、3人の女性で一番私が好きなのがエリザベート。(え?「でしょうね!!」って声が聞こえますね?)もうこういう女性大好きなんですよ…エベレストよりプライドが高い、近くにいたら距離は置きたい、でもなんか惹かれる、取り巻きにならずにはいられない。(宝塚に結構よくある)。プライド高すぎて、自分が未熟なことや足りないところが一切わかってないようなまだまだ子どもなエリザベート。優しい両親に、有り余るお金、地位、名声。全部恵まれているのに、全然満たされてない。だけど愛に対しては純粋で、ジュリアンを好きと思ったらまっすぐ前を向く。まめちゃんがジュリアンに告白するところで、なんだか胸が一杯になっちゃってね。初めての恋に戸惑い、のたうち回り、全部のプライドを捨ててジュリアンにぶつかってくエリザベートをまた桜庭舞ちゃんが大輪のバラかのごとく華やかに演じてくれるわけよ。もうありがとうしか言えないわ。え?また100期だって?もう!!これだから100期は!!(すきぃぃぃぃぃ!!!!!)(低下する語彙力)

 私がジュリアンが死んだシーンを見て真っ先に身を案じたのがエリザベートで。このあとエリザベートはちゃんと大輪のバラのまま、生きていけるのだろうか。ずっと自信過剰で、ずっとお姫様なエリザベートでいてほしいって思っちゃう私がいる。すぐ宝塚の女役と友達設定になっちゃう自分がいるんですが(わりと真面目に)エリザベートに対しては完全に甘いです。エリザベートを「大事な僕のお姫様」って一生守ってくれる人が現れるといいな、と思ってやみません。ジュリアンはエリザベートをきっと4割はATMとして見てたんだろうけど6割はちゃんと好きだったと思うんだ。というかそう信じたい。エリザベートにとっては、きっと一生で一度だけだったかもしれないから。こんなに好きになった人は。

 アナ・ベルはねえ…自分とかけ離れすぎてて。もう天使じゃないですか?浮世離れしているというか、この世の中にこんな清らかで美しい人いないから。純粋すぎて心配になっちゃうくらい。(…そして心配は的中してしまう柴田芝居)っていう感じなんですけど、まったすごいんだよねえ、小桜ほのかちゃん。「アナ・ベルみたいな子、本当にいるのかも」って思えるくらい自然なんだよねえ。ほのかプロがほのかプロである理由みたいなアナ・ベルだわ…。惚れ惚れする、その真っ白さに。アナ・ベルがすっごく悲しい最期を迎えるのは何回見ても胸を締め付けられると言うか、「他にもっといい方法があったよね?」と思う。これが芝居だとしても、「死んだら何も意味がなくなる」と真剣に思ってしまうほどすごく考えさせられるアナ・ベルの恋の結末。ほのかちゃんのアナ・ベルはあまりに哀しい。アンドレに「なんで死ぬのを止めなかったの?」「なんでジュリアンに裏切られて絶望するアナ・ベルにひとこと伝えなかったの?」と思いは溢れすぎるけど、きっとアナ・ベルを死なせてやることがアンドレの優しさだったのだろうと思うと…なんかやりきれないね。このアルジェは。

 絶対に誰も幸せになれない。人を好きになることはこんなにも傷つけ合うことなのか。死んでまで人は人を愛さなくてはならないのか。柴田作品を見るたびに、こんなにも人は人を愛することができるのかと思う。 時には死を伴う人の愛って何なんだろうと。私には一生わからない世界かもしれない。でも、わからないから、見たくなる。「わっからーーーん!!」って言いながら、その世界に生きる人達をどこかで「すごいなあ」って思ってる。私にはできない生き方をしているこの人たちがとても遠く思えるけど、すごく魅力的。今の日本でこんなギリギリの命がけの恋をしている人はたぶんいないけど、それでもちょっと前のパリにはいたんじゃないかと思えるくらいリアルに演じられる星組さんのパワーに圧倒と、興奮でした。

 いやあ、私は一生礼真琴の太鼓持ちでいたいですね。「えーーー!!こっさんそれ!?そういう表現する!?すごくない!?さっすが礼真琴すぎる!!」みたいな。私気づいちゃったんですけど、芝居して踊って歌う礼真琴さんの前ではまあまあアホになれるんですよ。たぶん小学2年生くらいの反応してるんじゃないかなと思うんですけど、どうですか?(聞くなよ)

 …本気で思ってることなんですけどね。本当に毎回、タカラジェンヌってパーソナルベストスコア出すんですよね。「今回の○○さん、今までで一番すごい!!」って毎回、素で思っちゃうんですよ。今回も、自分ではすごく月組さんのアルジェが好きだという自覚があった。だけど見終わった感想は、「すごい好きだ、星組版アルジェ!」「きりやんのジュリアンも大好きだった、だけどまこっちゃんのジュリアンも大好きだ!」月組版も最高、星組版も最高!!」…こういう、最高が重なってく感じが私がずっと宝塚を見る理由なのかもしれないと。再演でも新作と感じさせるタカラジェンヌの努力が好きだ。ずっと彼女たちは前を向いてる、だから見ると元気になる。

 ずーっと最高を塗り替えていってよ。ずーっと新しい世界を見せて。私を一生わくわくさせてくれる劇団、これからもどうぞよろしく。

 あ、そうそう、私の夢がね、「150周年祭壇で龍真咲さんの暴露話を聞く」なんですよ。「もうあの時ほんまかなわんかったわー!!」っていう立て板に水状態で関係者全員が慌てふためく様子を私は爆笑して見る予定なので。

 …あと45年か。全然見れるな。(こ、こわーーーーい!!)

 (というか本当にこんな記事あげて大丈夫なんだろうか。極美慎のお面を被った宝塚ファンにそろそろ劇場で暗殺されたりするんじゃないだろうかとめっちゃ震えてる。)←ミジンコみたいな心臓で生きてる。