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激しく、強く、切なく、君を愛おしむ。花組全ツ「哀しみのコルドバ/Cool Beast!!」感想。~依存型恋愛体質男役・柚香光、推します。

落ち込むこともあるけれど、私今の花組が好きです。(by「魔女の宅急便」キキ)

 

 はい。というわけで、8月の「桜蘭記」で「美しすぎて目が潰れそう」を連発していた全国各地のヅカヲタのみなさま(主に私)。お元気でしょうか。

 今月もさくっと目を潰されています、あくるです★(さくっと潰されるっていう表現の残忍さを花組の美しさで相殺している文章表現)まあ、なんだかんだ結構最近お疲れモードで自己肯定感もう残り3くらい…?っていうところをうろうろしてたんですけど、花組3時間で見違えるようにイキイキしちゃう自分がいるもんだから私はこの趣味があって救われているなと思います。もうほんと…れいちゃんのバックハグ見ながら食べるチョコチップクッキーアイスは最高でしたわ…(夏はクッキーからアイスになるあくるさんのおめざ)

 

 さて、では残暑も吹き飛ばせ!れいまどデビューおめでとう!!華やかでキラッキラで我々の目を率先して潰してくれる(だからその残忍表現やめて)通称「目潰しの組」花組「哀しみのコルドバ/Cool Beast!!」の感想スタートです!!

 

花組全ツ「哀しみのコルドバ/Cool Beast!!」

 いやあね~、ほんっと、例の前回の大劇アウグストゥス」の撃沈ぶり(もう私の中でT先生(伏字の意味なし)のあだ名が「なんでも祈りと霊で片付けるふわっとしたあいつ」になったのがちょっとしたニュースになったりしましたよね…好きな人ごめんね。はぁもうほんとT先生、ショーやろ!ショーしてくれたら私成仏できると思う!←精一杯の前向き発言)からのコルドバ」。

 …正直なところ、大好きな男女4人の絡みつく愛憎劇である「コルドバ」、柴田巨匠の(個人的に)大好きなテイストであるのにも関わらず(ねっとり薄暗くジメジメしている)「繰り返し見れない名作」とでもいいましょうか…。「でもぶっちゃけ近親相〇」っていうこう…血をわけた兄妹だから、っていう人間には、そう崇高なるれいまどにも乗り越えられない壁が高すぎてさ。結構ガチでへこむやつなんですよね(苦笑)「ずっと好きで忘れられなくてやっと結ばれると思ったら妹」っていう…いやもうなんかほんと、「れい、マジお疲れ…(byマイティ)」っていう言葉では片づけられないほどのなんかもうほんとに言っちゃえば「ナイワ」と大してオチ的にはたいして変わらないはずなのに天と地との差ほどのこっちのテンションどうしてくれる、っていう。(まあナイワは本命ではない相手だし電撃的に「結婚しよ!」からの「妹でした~!!(ちゃんちゃん)」なので年月の重みはないわけだけども。8年…8年だぜ…?8年っつったら新公終わってやっと伸び盛り、中堅まで突っ走るか!って年月ですよ…←おかしいものさし)

 本気でね、毎回「あんたとエバは兄妹なのさ!!」っていうマリアの言葉に「あっちゃー」って頭抱えるよね。「それー…」って。「あーそれいっちゃうー…?」って。人間こういう時に「あっちゃー」って言葉使うんだと思うわ(言葉のチョイスが昭和のマンガだけども気にしないように。)

 個人的にはちぎみゆの「コルドバ」を生観劇してたわけだけど(初見は10代のビデオ鑑賞(ヤンみはるver.)。まあ兄が妹を愛して何が悪いのかさえもわからないおこちゃまでしたわ←女兄弟しかいないので全然ピンとこなかった)、その時は20代でこうなんていうか「最後がもう超しんどい(でもちぎさんめっちゃきれいで天に召され芸のトップオブトップ)」っていう印象しか持てなかった。(望海さんのロメロなんて贅沢の極みだというのにその素晴らしさにも気づかぬ小娘であった…。(タイムワープして「目にしかと焼き付けろ私!!!」と観劇している自分に吹き込みたい。)あ!でも名曲「エルアモール」は昔からずっと好きだったな~。何度聞いてもやっぱり素晴らしい名曲だと思います。(ここでも「望海さんの「エルアモール」は耳かっぽじって全集中力でよっく聞いとけ!!!」と吹き込みたい)(その自分の声で聞こえない)

 で、今回のコルドバ」。わりと「好きだけどしんどい名作」っていう目線で見てたので結構ローテンションで見始めたわけですがもうなんか…なんかね!ごめん、ちょっと今回のコルドバいけるかもしれない!!って徐々に上がり始めたんです、私!!

 何より、柚香光(花組御曹司)・星風まどか(元宙組お姫様)・永久輝せあ(元雪組御曹司)っていう並び。すごいですよね?スター制度の申し子三つ揃いで差し出される贅沢空間。泣く子も黙るよこのメンツ。

 「―――そして全員、トップスターになるしか道はなかった…」っていうナレーションつけたくなるわ(流れる「地上の星」(懐!))

 ああ~…この景色見ながら遠くに行きたいな~…っていう現実逃避におすすめです。今の花組、ぶっちゃけ桃源郷(あくるさんの桃源郷めっちゃあるね)

 

エリオ・サルバドール/柚香光

 久々に柚香さん絶命するんですけど(友人に聞いたところ、邪馬台国から死んでおらず約4年ぶりだとか。生命線太すぎない…?ダンサーらしい死に様で、牛に突撃されて死ぬというタカラヅカの中で1.2を争う激しさで死んでしまうエリオさんなんですけども体の反り方が芸術点満点じゃないかなという美しさで…!この反り、かのイナバウアーを彷彿したという…!(年がバレる)

 今回のエリオの柚香さんですごいな~と思うところはエバと再会する前と後のエリオの性格の違い」が激しすぎるという、演技の緩急の付け方。だと私は思う。もうびっくりだぜ。もうアントンさんじゃなくても、見てて「おいおい一旦落ち着こう?」という声かけが必要なほど破滅していくエリオの生き様。もはや病的なほど恋に、女に狂ったエリオ柚香、過去のエリオでもこんなに狂ったエリオはいなかったんじゃないかな…と思う(けど、確かめる勇気がでない名作「コルドバ」(重み100%))全然関係ないけど、初演が星組ってことに「わかるわ~」って共感度100%つけてしまうほどの星組みを感じる作品ではあるよね…。

 エリオ自身が「僕はこんな破滅型の人間だったのか…!」と嘆くほどの破滅っぷりなわけで。でもそれがね、れいちゃんが本当にぴったりでうまい!と思う。

 と、いうのも柚香光という男役は過去の作品見ててもまあまあな恋愛体質なわけで。少尉といい道明寺といい、ジミーちゃんといい「女ひとりでこんなに変わっちゃう男」を表現するのが抜群に上手なわけですよ。私はそこが好きなんでモウマンタイなんですけどね。(ある意味前回の「オクタヴィアヌス」は全く変わらなかったのでそこが嫌だったのかもしれない。「華ちゃんに依存しないれいちゃんなんてなんか違う…!」っていう…←もうそれどうなんだよ)

 アンフェリータの前では、理想の恋人であり、冷静さと極めて現実的な意見をいえる大人の男だったエリオ。冷たすぎるほど正論を振りかざして、不倫という間違ったことはしてるけども友人に対してあそこまで淡々といえる男ってそうそういないと思う。それとも、友人だから、男性だから言えたりするものなのかしら。(私はいえないな~)ま、たしかにビセントは間違ってはいるけども…うまくいえないしよくわかんないけど、正論はときに人を傷つけるから…そんな言い方せんでも、っていう冷たさを感じたのがなんていうか、うーん…!すごい!って思ったり。でも傷ついたよね、ビセント…(言い方~!!!ってふざけたら殴られるしなたぶん)(ほのちゃんの傷ついた顔がね、忘れられんのよ…)

 で、いざ自分はというともう8年ぶりの燃え上がった恋の炎に理性とか常識とか立場とか名誉とか全部ぶっ飛んでエバに一目散の有様ですよ。おいこの前ビセントにいった言葉よ、エリオ?っていうな…。ええもう止まりゃしない柚香光の恋の炎。

 ぶっちゃけ…いけいけそれでこそ柚香光~!!!(属・恋愛体質)ってところであります★(大丈夫か私)。

 いや…もうね、柚香光だから許す。これ。もうこれでしかない。柚香光の醍醐味とまでいいたい。恋に狂ってなんぼ。女に狂ってなんぼ。女によって変わる男の代表が柚香光。それで何が悪い。私はそう言い切りたい!!(ただしエリオが好みのタイプかと言われると絶対やだ。)

 ほんっとうにれいエリオがね、愛おしそうに、切ない表情でまどかエバをバッグハグするわけ。もうほんとに…こんな美しい景色そうそう見れない…!!って思うほどの至宝の、極上のラブシーンでございました。天国の柴田巨匠も大満足に違いない。思いましたよね…ほんとに少女マンガ脳がショート寸前で悲鳴をあげそうな「これ…マンガで見たことある…!!!」って…もう何度も思いました…え、待ってれいちゃん本当に実在する?(おい失礼だぞ)←いつものやつ

 自分を見失い、目の前の恋に翻弄され、破滅する。私は、そういう男を見て美しいと思うことって滅多に無い。太宰とかのああいう作品の類をすごく冷めた目で「うわー…絶対やだー…」と見てしまう私にとって柚香光という役者は初めて破滅型人間を「美しい」と思わせた役者かもしれません。人間ってこういう生き物なのかもしれないね。守りたいと思うもの、愛したいと思う人を目の前にすれば、もうかっこ悪いとか、常識なんてくそくらえ!って投げつけるような生き方もできちゃうものなのかもしれない。…まあ、つくづく…「れいちゃんだから許すけど、現実社会だったら絶対NO」をただひたすら生きる男役ではありますよね、柚香光たまんねえなーも~!!!(かんぱーい!!)

 衣装の話。くすんだ紫の袖コンシャスなブラウスに重そうな刺繍のベルト。はい、柚香光優勝です!!普通絶対これ着たら事故る案件だから…。どうして?ってくらい豪奢なブラウス似合うよね?少尉のときもやったらフリフリのブラウスいけたしなんならオスカルのフリフリ(何年前の話?)もめっちゃ似合ってた…。

 ショーがめっちゃ楽しかったんです。大劇場に続いてで目が慣れてからかもしれないけど。ぶっちゃけ…

好き(れいちゃん)×好き(ひとこ)=最強

が実証されてしまって安易に花組沼にレッツダイブ★です。

 なんだよれいひと…好きすぎる!!!(うわーん)

 れいひとまどかでやってほしい設定…ありすぎる!!!(ちゃりーん)

 

エバシルベストル/星風まどか

 ただ…もうなんというか、宙組で大事に大事に育てられた100期のお姫様」星風まどか実力驚愕しただけです…まじでうまい。まじか。もうどうしてそんなに苦しい表情や切ない表情がうまいんだ!!!見てるこっちが苦しくなる表情を繰り出すまどかお嬢様に今日だっていつだって完敗宣言です…。あたし、見てるだけなのになんで呼吸困難になるほど苦しい思いせにゃならんの?って思うほど苦しかったよ、まどかエバを見てるときが。一番ね。

 こう…苦しいのがね、本当にエバってなんにも悪いことしてないのよね。もう、生まれを恨むしかないよね、っていう同情一択なんですよね。ここの親から生まれたことを恨むしかない。…けどそれって一番つらいじゃないですか。母ひとり子一人でやってきたわけだし、お母さんも愛する人の子ども生んだだけ。誰も悪くない。本人たちが出会って結婚したいって思うなんて、親たちは夢にも思わないわけだから、言わないのも当然であって。…結局この話、誰も悪くないっていうのがつらいんだなあ…。(でもってロメロがすごい悪代官でDVでもやってればまだロメロからの逃げる方法ともできるけどかわいいひとこがそんなことするわけないし(←そういうことじゃない))

 れいちゃんが、切なそうに愛しそうに抱きすくめるときのまどかちゃんの表情。安心と、少しのロメロに対する罪悪感。背徳感も感じられる憂いの表情。結構まどかちゃん、今っぽいかわいい顔をしているのでエバくらい大人の女性ってどうなのかなと思ってたけど(アンフェリータちゃんに「可愛いお嬢さん★」っていいのけるシルベルトル夫人…かっこいい)そんな杞憂は全く不要でした。

 運命に翻弄される、けどひとりの男の生き方を変える女性。ふたりの男に愛される女。激しさもある、魔性の魅力。ファム・ファタル的な、この女を愛したい、独占したいと思わせる女性。まどかちゃんほんとにうまかった。

 まどかちゃんってめちゃくちゃヘッドアクセが似合う娘役っていうイメージがあったんだけど本当に今回も可愛かった~!!例のれいちゃんの袖コンシャスの紫ブラウスの場面で、小さな帽子と共布のドレスのかわいさ!赤がまた似合うんだなあ~。ショーでのターバンにおっきな花もめっちゃかわいい。ショーの娘役三人の歌の場面のチュールスカートかわいすぎ。

 いやー…もうなんか、れいまどっていう二人を見てると「このふたり…ひょっとしてコルドバだけど、最後結ばれるんじゃない…?美しいから。」っていう謎の「美しいから」っていう理由でアンハッピーエンド変えちゃわない?って柴田巨匠に提案したくなっちゃうほどの美しさでございました。(「美しい」って何度でもいいたい。)い、今からでも書き換えOKじゃない…?ねえ?だめ?(だめ。)コルドバ、まさかの兄妹じゃなかったエンド。(ハッピー!!)

 それと!!れいちゃんとひとこに取り合いされるまどかをこれからたくさん見たいです。(マイティはそういう激情する3人を生暖かい目で見守っててほしい(あるいは引いてほしい(「うわー…」って。)(「超関わりたくないんだけど~…」って。))そう…この三人、まじでちょろいミーハー(私)を翻弄するのにうってつけの三人でございます。美しいぞ。美しすぎる。ご飯いくらでも食べられる~~~!!!!(ちゃりーん)

 

リカルド・ロメロ/永久輝せあ

「ロメロ夫人になる気はないか?…シルベストル夫人と紹介するのも飽きたのでね。」

 このセリフがもうドッ…っていう。ハッ…っていう。すごいおしゃれな大人の男性のプロポーズ。ここの瞬間「永久輝せあ優勝」の文字が目の前にチカチカ光って

「ひょっとしてコルドバという作品は定期的に永久輝せあの素晴らしさを確かめる演目なのではないだろうか…」

という気持ちにさせる。そう、前回の雪組全ツでフェリーペくんの告白に射抜かれた私、数年後の成長したひとこのロメロに完敗です。…なんなの永久輝せあ…ッ(ちゃりーん)

 よくよく考えてみればこのロメロさんがしっかりした大人の男性なので、このコルドバは未だ上演される名作カウントされてるのではと思う。過去のロメロさん、そうそうたるメンバーで真矢みき大空祐飛・望海風斗といういずれ「世界の大人で素敵な男性名鑑」に掲載されるであろうメンツの揃い踏み(ブラッド・ピットとかグレゴリー・ペックとかと並ぶ同種な…))好きになる一択★(軽い)って感じの男性なんだけども、このロメロさんがどっしり構えてるおかげでエリオさんの破滅っぷりが際立つわけで。「さあエリオくん、ロメロさんがきたからもう安心だぞ。思う存分破滅していただこう!!」てな感じです(…大丈夫か私)。コルドバ、よくできてるなあ、もうここでロメロさんが前に書いたとおりのDV男だったりしたらただのエバの男運の悪さを嘆く話になるところだった…。(いつものごとく深夜の電話でまどちに「あんたなんでそんな悪い男ばっかにつかまんの!?」って笑い飛ばすやつ←ひでえ)

 で!永久輝さんのロメロなんですけど、私ひとこの演じた中で完全にランキング上位に食い込むほど好きな男性ですね。ひとこって、ヴィジュアルは完全にキラキラ系という認識なんですけど、芸風はやっぱり雪組育ちの御曹司なんで手堅く、腰がどっしり座った重い芝居なんだな花組行ったからわかったことなんですけど)。れいちゃんと並ぶと、見た目は完全に同じ人種、まあここで言えばスペイン人なわけで。れいちゃんとひとこは背格好やスタイルも似てるしね。だけど、中身というかものの考え方が全然違うんだろうなあと。エバに出会ったことで破滅していくエリオと、エバがそばにいてくれるだけで安らぐロメロ。同じエバという女性に対し、こうも人生の回り方が違ってくるのか、と思わせる二人の男性の対比。

 柚香光と永久輝せあという見た目は似てるけど全く違う演技の味を持つ男役が演じると、更に際立つ。正直、めっちゃくちゃ面白い!!!はい、夢中です。前から夢中でしたけど。安易に課金しちゃう対象に花組さんが久々にキターーーーー!!!!(望海風斗以来)。

 エリオの醜態に嘆き、眉間にシワを寄せて「…はあ」と疲れた表情のロメロさん。ただもうなんだか、疲れた…休ませてくれ…という表情のひとこが妙に大人っぽくて、色気にドキッとする。ロメロさんはこの後どうするんだろう。もう全身傷だらけのエバとは一緒にならなさそうだし、移住でもしてウィーンの湖のそばで休んでそうなイメージでもある…。ほんと、傷ついたら休暇とって、のんびりして…。

 エリオもロメロも、きっとエバを愛する気持ちに大きな差はないんだと思う。きっと彼らはずーっとエバを愛するだろうし、浮気もしない、ふたりとも真面目な男性。ただ、ロメロさんは依存しないのよね。エバがいないと生きている意味がない、愛せないならいっそ死んでしまおう」と思いつめてしまうエリオに対して、ロメロさんは「そうか、エバは実の兄を愛してしまったんだな」とただ、受け入れる。とっても傷ついているけど、受け入れて生きるんだろう。人生においてしんどい事実がわかったとき、受け入れられる人と、それができない人。ここで人間の器というか、人生って大変なことたくさんあるけどなんとか生きていける人と思いつめてしまう人の差が出てきてしまうんだな…と。

 あ~…もうほんっとタカラヅカ見てると、人間ってどうしてこんなにめんどくさいのか若干嫌になるんだけど(笑)(そしてここまで考えるあくるさんもめんどくさい)それでも生きていくしかないんだからしゃーないわ。あとひとこのヒゲが素敵すぎるのでそれもしゃーないわ…ほんとなんで若干97期でそんなにヒゲ似合うの(笑)ちぎみゆのコルドバでフェリーペくんの告白にきゅんきゅんしていた自分に吹き込みたい。「6年後、あなたロメロの永久輝に陥落していますよ★」と…。タカラヅカって、長く見るもんです。ほんとに。)

 

 さて~~、以下目に止まった素敵演技者たち!!普段からリピートするのが雪星系ばかりだと花組がめっちゃスタイリッシュでフットワーク軽いお芝居に見えるコレ、すごく精神衛生上的にいいです★タカラヅカ5組あるってほんといい)

 

マルーカ(美穂圭子・専科)■美穂さんが出演されると3段くらい格上げされて舞台がゴージャスになるあるある。(大好きです)全然余談だけど、こういう役梨花ますみさんの専売特許だと思ってた。当然のごとくみとさん出てくると思ってた(水晶玉が友達みとさん)

パウラ(鞠花ゆめ)■なんでもきっちりしてそうな神経質なマリアとざっくばらんでわかりやすいパウラっていう母親ーズ。ほんとさ、このTHE関西のおばちゃん感な鞠花さん好き。絶対うるさいけど憎めないんですよね…。

アントン(和海しょう)■素敵なおじさま和海さん。わかったよ、盛り上がってる柚香光を「セイ!!」と止められる(なだめられる)の、和海さんしかいないよ。(ナイワでも相性良かったけどこの二人の父息子いいですよね~)れいちゃんも和海さんの言うことだったら聞きそうだもんな…

バロ(羽立光来)■結局、なんだかんだ「びっくさんが歌ったら全部なんとかなる」っていう花組がいいのかもしれません(圧倒的な圧でその場を鎮圧)

フェリーペ(優波慧)■30代になっても、フェリーペの告白にはちゃんときゅんときた。私もまだまだ捨てたもんじゃありません。優波くんのお芝居最近めっちゃ面白い。

メリッサ(春妃うらら)■不倫する若くて美しい人妻役やらせたらタカラヅカ1だと思う。そりゃビセントもスターの地位捨てて小さい花屋やると思うよ。(ヨーロッパの人たち、行き場を失うと何もかも捨てて逃げて小さな花屋やりがち←偏見)

アンフェリータ・ナバロ(音くり寿)■アンフェリータちゃん、幸せになってくれ…!という思いが強かった雪組版星乃あんりアンちゃんに対し、「この子は早くに男に見切りをつけてさっさと自分で稼いだほうが大成して幸せになるんじゃないか?」と思わせる、そうそれが音くり寿。(強い)まあ何やらせてもうまい。

ビセント・ロペス(聖乃あすか)■こんな小さな花屋の店主いたら儲かって仕方ないんじゃ…と心配しちゃうほど美しかった。立ってるだけで発光してる。でもエリオに厳しいこといわれて傷つくほのちゃんを見て、私も傷ついた…(エリオほんと傷つくで…その言葉のチョイス…)(でもなんであくるさん傷つくのかは不明)

ソニア(美羽愛)■え~~かわい~~!!!と友人にきゃいきゃい言ったら「ああ、雪組顔よね~」って言われて自分の好みのブレなさに気づく。本能でした。

 

 以上です~。もうね、これからの花組のポテンシャルにわくわくしっぱなしの3時間。夢のような時間でございました…。とりあえず、れいひとには兄弟はじめ、上司部下、ライバル、親友、片腕、天敵といろんな関係性の男同士をやっていただいて、もれなくまどちを取り合い、ときに譲り合い、ケンカして乱闘してショーでわちゃわちゃやっていただいて私の心を潤していってほしい所存です!!

 ほんっと、なんでもバッチコイよね。柴田ドロドロ、正塚友情、景子耽美、奈穂子ラブコメ、久美子哲学。すべての作品において、これだったらこうだろう、あれだったらああかな、ってわくわくさせる組体制ってなんて楽しいんだろう!ここにマイティも加わっての花組さん、これから楽しみでしかありません。まどち~、花組きてくれてありがとね~!!

 この3人が画面に映るたび、私は喜びに震えて寿命が伸びる予感しかせずお財布を開く自分がいるのであった。ちゃりん。

 

 では、来週の「シャーロック・ホームズ/デリシュー」も楽しみにしています。それまでみなさま生き延びよう。(笑)

 ここまでお読みいただきありがとうございました!えー!こっさんめぐあいシーズン3してくれるの!!やったー長生きはするものですな~!!(ゆりかエルモクラート先生特出してー!)