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サイテーな男を演じる柚香光はサイコーだぁぁ!!花組「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」感想

愛すべきバカばっかりの原田劇場をずっと眺めていたい。(訳:えーーーもうめっちゃ楽しかった~~~!!!)

 

 どうも~すべてオーケー!!(※挨拶)あくるです。望海さんのサヨナラ公演がもうムラ千秋楽なのに、なにひとつ実感のないまま時が過ぎています…。きっと大千秋楽を見て実感するか、次の咲ちゃんのお披露目を見て「あー、いないんだな」と思うかなんでしょうね。きっと寂しいんだろうなあ。明日の自分頑張れよ。(この冒頭部分書いてるのは2/7)

 とはいいつつ忙しないのがヅカヲタの性です。あらゆるワクワクを丁寧に拾い、育て、次のワクワクにつなげるのを生業としている私です、そうこうしてる間に五峰姐さんが思ったより大御所になっててびっくりしたよねー…。と、いうか、花組配信見てから1日置いて雪組千秋楽配信。普通に忙しいわ。

 ってことで花組梅芸「NICE WORK IF YOU CAN GET」本当に期待してたけど、本当に期待以上に楽しくて楽しくて「この愛すべきアホばっかりの世界ずっと見ていられるんだけど」って何度も思いながらひとこが「ビスケットォォォーーー!!」ってクッキーあきらくんを呼ぶたびに笑ってた。「クッキー」っていうより「ビスケット」のほうが文字数多いやんけ、っていうみんなが思うツッコミしながら、もう一周回って私劇場に行けなくてよかったんじゃって思うくらい、飛沫飛ばしまくって笑ってたから(これを客席でおさえて…ってそれどだい無理な話)世の中はうまくできてるよね…。うそですこれやっぱ客席で震えながら見たかったです。いやぁマジで全員可愛すぎるよ、どうしろとー!!という幸せな悩みを両手いっぱい抱えて感想参りたいと思います。

 柚香さんの「ヴィジュアル120点、おバカ500点、可愛さプライスレス」な最高のジミー・ウィンターとくと堪能しましたありがとうございます!!原田くんはどんどんコメディやっていこう!!!(だから学研まんがの舞台化はもういいぜ★)

 ほんっと、ここまでアホキュートトップスターは見たことない!!(最高に褒めてます)それでは参りましょう「すべてオーケー♪」ナイワ感想です。

 

花組「NICE WORK IF YOU CAN GET」

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柚香光のガウン姿、3度の飯よりマジで好き。(よいリズム感)

 

サイテー男をマジサイコーにするトップスター男役 柚香光

 あの~本当に私、こういうれいちゃんが好きすぎて。もともと「大人っぽい容姿に対して中身が自由で元気(=中学生)(by聖乃あすか)」っていうれいちゃんが大好きでずっと見てるんですけどまあまあ。まあまあなドサイテー男なんですよ、ジミー・ウィンター。なんてったって既婚者(っていうか重婚者)のくせに「さっきのキスがハーバードじゃ学べないものだといいけどね…★」(ウインク)っていいながらビリーにとって人生で忘れられないキスしてく男だから。いやいやあんたがそれ言う?っていう。ひとこと結婚するんだぜ?(大声)っていう。でもなあ~。本当に素敵な奇跡としか言えないんだけどサイテーなんだけど可愛いが勝って結果サイコーになってしまってるんだよ~。(サイテー<可愛い=サイコーの方程式)なんなのほんとに。サイコーかよ!(バーン!)(語彙力低下)←いつもこれ。

 タカラヅカを見てると「サイテー男」のバリエーションっていうのがこの世にはたくさんあるんだな~っとすごく思うんですけど、それでも許せるサイテーと許せないサイテーがあるんだなと思いませんか?れいちゃんってサイテーをやるにはやるんだけど(きっとこの世の悪を集めたような悪魔のような男もハマるでしょうね。トップになったので難しいかな〜とは思うけど見てみたい!)、「こいつほんっとにしょーもな…でも可愛いから許す~~~~!!!」っていう役が本当にうまい。道明寺もそうだったけど、それはれいちゃんの本人のにじみ出るもの、人柄、キャラクターならではだと思う。なんだろう~本当の意味で憎めないんですよね。

 きっとビリーと結婚したあとのジミーはもう浮気はしないだろうけど、もし浮気しちゃったとしてもビリーはきっと許すし、周りも許してしまう。天性の愛され気質というか愛されて育った人の特権というか、無邪気に人の心をさらって、虜にしてしまう。知ってしまったら最後、愛さずにはいられない。忘れられない人。そういう男性がめちゃくちゃ上手。それは努力しても勝ち得ないものなので神様のギフトとしてれいちゃんにはこの手の男を一辺倒にやってってほしいと思います。愛され上手の愛し上手、って柚香光さんそれ最高ですね?

 まあ本当に、繰り返しになってしまうけどジミーちゃんしょーもないけどマジでそれ以上に可愛いが勝ってしまう奇跡の男でした…。既婚者(っていうか重婚者)(←しつこい)のくせになんにも知らないウブな女の子にキスして「これは気持ちじゃなく、教育だから」みたいなことをもっともらしくいってるけどそれサイテーだから。っていう。

 そう、ジミーちゃんほんとにそう。「さも当然」顔して、「これはこの世の常識だよ」っていう顔して生きてるけど、やることなすこと「はあああああ?????」っていうド非常識、ジミー・ウィンター。私はこんなに「はあああ????」って思いながらも0.005秒コンマ刻みで「でもかわいいいいいいいーーーーーーーん♡ゆるーーーーーーす!!!!」って思ったことないよ。あのくまちゃんと戯れてるベッドゴロゴロれいちゃんが可愛すぎて私の頭そろそろ噴火するかなと思ったくらいにはジミー・ウィンターが好きだ。で、柚香光のガウン姿は世界遺産にそろそろ登録すべきだと思う(真顔)。

 ジミーちゃんがアイリーンのエンドレス長風呂を待ってる時「むしろ大歓迎だーーーーーッッッ!!!」って叫んだのが本当に好きで。欲望を隠さない男、ジミー・ウィンター。嘘はつくけど自分にはバカ正直。すみれコードたぶんギリッギリ。こんなに自分に正直に生きれたら幸せだろうなっていう幸せの象徴のような男ですよね。きっとこういう自分の気持ちに正直で、欲しいものは欲しい、世間では許されないことだろうけど君と結婚したいものはしたい!!って意思表示できる人間に運って回ってくるものなんだろうなと思うね~。世間の非常識は僕の常識★とも言わんばかりの態度、そしてあの端正な顔で「ビリ~、ねえビリ~ィィィ!!」って追いかけ回されたら一生苦労するとわかりつつも結婚しちゃうよねえ。わかるよビリー。抗えない運命ってやつよね。愛するビリーに「マジでなんなの…?」ってすごい嫌そうな顔されるのにさえ「君のそのつれない顔…僕は好きだよ(壁ドン)」とかしそうなジミーをずっと見ていたい。そこで「ビスケットーーーー!!お風呂にバラが浮いてないわよーーーー!!」って叫ぶアイリーンに「庭からむしってこい!!」って怒鳴り返すクッキーの世界(そして引き続き「なんか…うるさいハエが2匹いるね…?(うっとりしながら壁ドン中)」っていうようこそ二人の世界にトリップ♡ジミーに「ハエはあんたでしょ」ってピシャリと返すビリーでよろしく)

 とかなんとかいいつつ最後の口論の末に「君を雇う会社があると思うか?」って言われた日には「…お・前・に・言・わ・れ・た・か・な・い・わ!!!!」とは思ったけどね★(⌒▽⌒)それでも許しちゃうし、許されるサイテー男をこんなに魅力的に、バカだけどマジで好き、をわかりやすく演じてくれる柚香光に乾杯したいと思います。ああもう本当にトップになってもこういう役をやってくれる柚香光、むしろ大歓迎だーーーーーッッッ!!!!(ドツボ)(とても美しい花の咲く沼にようこそ…)(←ズブズブ)

 あとどうしても衣装の話をしたいんだけど、あの…結婚式のシルバー礼服を着る柚香光さん…100点満点の120点叩きましてませんでした?はあああああ????ナ・ン・ナ・ノ・マ・ジ・デ。もうほんと、れいちゃんガウンと礼服一生着ててほしい。一公演に1回着よう。次ローマだけどガウンならいけるだろ!(なにがだよ)

 最後のオチを何も知らずに見てたんですけどひとこと腹違いの兄妹っていうのが全然全く違和感なくてね。もう超腑に落ちた、というか。原田くんそれめっちゃ納得。あの2人の天性の愛され気質で途方もなくいい子+あの神ヴィジュアルよ。二人の共通事項ですわ。そう言われればどっからどう見ても兄妹じゃねえか!!原田くんそれ!!(ぴかーん!)っていうあのピンポンピンポン大正解です札が上がったのがすっごいスカッとジャパンで個人的には好きなラストでした。まあご都合主義というかジミーちゃんほんっとついてるなっていうか全世界がジミーちゃんの味方なんだなというか。誰も悪者にならないしね。そういうもんじゃん?コメディって。頭で考えるより笑っちゃったほうが断然楽しいのよね。「マジでついてるぜ、ダンナ♪」なんてクッキーに言われながらね。

 れいちゃんは少尉のラリサの案件があって(まだいう)女性関係がやや「問題あったけどこれ解決したからさくっとこっち」に行く習性があるんだな~と思いつつ、「…まあ、いっか!」って思わせるキャラクター確立されてるんだなと「柚香光だから許すけどね?」事例が最近逆に楽しみになってきた件。ほんとにね、ジミーちゃんは柚香光だから許すけどね!?って思うことの連続でそれがもう超楽しかったんですわ。

 もうあとは流れるようなタップシーンがもう最の高!!こう、すっごいお洒落なミュージカルを見てる、ガーシュウィンの世界が最高にハマるタカラジェンヌを私は見てる!!っていう高揚感がたまりませんのです。「のだめカンタービレ」とタカラヅカで音楽の楽しさを知った私にとってラプソディー・イン・ブルー」で軽やかにソング&ダンスする柚香光贅沢そのもの。この瞬間に立ち会えたことを神様に感謝したい。早くれいちゃんが踊る姿を生でまた見れる日が来ますように。そう願わずにはいられない時間でした。

 この世のサイテーをマジサイコーに変えれる柚香光って結局サイコー!!(拳突き上げつつ)ってことでよろしいでしょうか!ありがとうジミー・ウィンター!!(でもうちのビリーもう一回泣かせたら許さない★) 

 

恋するアメリカンガールはとにかく可愛い ビリー/華優希

 ちょっと前の全ツ「メランコリック・ジゴロ」で華ちゃんのティーナを見たときから「いつかすっごいアメリカンラブコメディで華ちゃんのすっごいアメリカンガールを見たい」てずっと思ってて。昔キャメロン・ディアズがやってたような恋をする喜びにキラキラしててとびきりキュートで笑顔が太陽みたいな女の子。それをやるなら華ちゃんしかいなくて、これを見て「それに賢さが加わった女の子ってやっぱり華ちゃん素敵だわ」っていう着地に達しました。ジミーちゃんのそばにいれるのはビリーみたいな女の子なんだと思う。「あーあ、ほんっとにこの男なんなの…」って呆れながら、とことん自分に正直なジミーに付き合い、叱って、でも楽しいときは一緒に笑って。「あたしもあんたと一緒になったのが運の尽き!」とかぼやきながら仕事して、ご飯食べて、よく寝る。ジミーといて苦労は倍だし、発言に呆れることも倍で超疲れるけどまあまあ楽しい。そういうふうに考えられる女の子だと思うんです。ひとりでも楽しいし、十分やっていけるけどあんたとならやってやってもいーよ、っていうちょっと上から見てるようなビリーちゃんがほんっと可愛かった~。なんかれいちゃんに懇願されて仕方無しに結婚する華ちゃん、でもまんざらじゃないんでしょ~ってニヤニヤしちゃう図がサイコーじゃないっすか、ねえ…れい華サイコーじゃないっすか、ねえ…あー!!可愛いしかいない世界ー!!!(バターン!)(発狂)

 歌劇2月号の「今月の華」で私の大好きなうめちゃん(この連載ほんと書籍化してくれないかなと思う。うめちゃんならではの元ジェンヌ目線とヅカヲタ目線の配分よ…かつすごい文才!尊敬。)

「私は、自分の中にいる”女の子”を華さんを通して見ているのかもしれない。(中略)いくらナリは大人でも心の中には自分の原点があって、その子が納得したり葛藤したりして今の自分がいる。」

 

っていうことを書いてて、すっごいわかる、それだ!って思った。華ちゃんてやっぱり等身大。恋して、泣いて、笑って、立ち止まって考えちゃったりこれでいいんだろうかって悩んで、時々すごい落ちちゃってそれでもまた自分で起き上がって歩きだす。まあ私はこんな人と恋はしたことないけど(笑)それでもたぶん女の子はみんなビリーですよね。ビリーで、華ちゃんなんだと思う。だから華ちゃんに共感するし、頑張れって応援したくなる。

 恋に限らず、みんなこうやってきた。結局自分で選ぶしかない。自分の選択を信じるしかない。だって自分の人生だから。誰のものでもない私だけの人生だから、ビリーはは自分で自分の幸せを掴んだ。これからジミーちゃんに追いかけ回されて、「ねえねえねえねえビリ~ィ!!ママがまた僕に財産は渡さないっていうー!!!」みたいにずーっとうるさくいわれるだろうけど(笑)、きっとビリーは笑って過ごすだろうなと思うんだ。それって素晴らしい!

 原田くんのコメディで好きなのは、恋する女の子がみんな一生懸命なところ。さくさくのガブちゃんがそうであったように、みんな人生を全力疾走で走ってて、急に現れたイケメンに右往左往して、戸惑いながらすごい一生懸命恋するじゃないですか。もう客席全員ヒロインの応援団長になれるってくらいみんなヒロインのこと「頑張れ!頑張れ!!」ってなれるのが原田コメディ好きなんだよな~。きっとビリーを見ながら自分の中のビリーも応援してるんだと思う。頑張れ頑張れあたし!って思いながら、最後には笑っている自分を想像して。

 「はいからさん」で髪を切った紅緒さんがすっごく可愛かったので全編ショートカットの華ちゃんが見れて嬉しかった。お気に入りはベッドのシーンです。あのほんとに、ない色気を絞り出してジミーに迫って「え?なに肩痛めたん?」って気の毒そうに言われるビリーの可愛さったら!え!ちょっと今私の宇宙崩壊したけど!!って頭が噴火するかと(以下略)あの柚香光にお玉でこづいたり、スープわざと飛ばして「アッチィ!!」ってさせたりするのも華ちゃんしかできない可愛さだったしもう「れい華出会ってくれてありがとう…」(この公演でそう思ったのは108回(煩悩の数))とニコニコしながら平和な世界に乾杯できるこの世の春。れい華がずっといちゃいちゃしてくれる世の中でありますように。って次のローマで華ちゃん退団だったー!!(突きつけられる現実。どうするあくる!?以下次号!)

 …ローマでいちゃいちゃしてくれるかなあ…(そこ?)えーだって田渕くんでしょ…?やったらおしゃれなんだけどそんなに美味しくないパスタみたいなやつ?(よーし!あくるさん謝ってこよう!!)

 

 以下はスターさんたち感想。いや~~、このね、花組は一丸となって柚香光を面倒見てます★」雰囲気のあったかさたまんないですよね。

 

クッキー・マクジー 瀬戸かずや

 私、ほんとに最近予習をしない怠け者になってしまったので中盤にひとこアイリーンとキスする流れで「えっうそマジで!あきらくんそれは…!さすがすぎませんか…!百戦錬磨過ぎてコメディになりません…!!」って軽く戦慄が走ったんだけど(いやなんかやったらリアルじゃないですか?あきら×ひとこって…ねぇ?あたしだけそう思うの?)(いやでもそれはそれで大歓迎でもあるんだけどさ)落ち着くとこに落ち着いた、っていう安心安全なあきらくんで安心しました。落ち着く先は鞠花さんっていうのがすっごく納得できるのよ。まあ半年後は法廷で戦ってそうなふたりではあるけども。アメリカってすぐ法廷で争うんだよなあ~)

 こうやってすっごく世話の焼けるひとたちを「わー!!もううっるさーい!!」っていいながらもずーっとお世話してくんだろうなぁ…っていう役を演じられるのはあきらくんならではだと思う。見た目リアル男子なのにすっごいイクメンみたいなのほんと似合うよね。バリバリ稼いでガンガンあやす、みたいな(←ガンガンあやしたら普通泣き止まない)。この後結婚式を控えるジミービリー夫妻の、結婚式の招待状も出すのも新居を探すのもきっとクッキーなんだと思う。ビリーの法的手続きっていうか例えばクレジットカードの名義変更(たぶんビリーはクレカ持ってないけど)みたいな「結婚するに当たってめんどくさいこと10選」に「わーなんでおれが!!こんなことを!!」って言いながらめっちゃハイテンポでさくさくさくさく片付けていくんだろうなって。

 あきらくんに対する私のイメージは一貫して「仕事のできる丸の内サラリーマン」ですからね。芝居と打って変わってフィナーレで「俺がイケメンです!!(ドヤァ!!)」っていうダダ漏れ色男をやってのける骨の髄まで花男ですよ。仕事ができないはずがないってね。そのそばで「ねえクッキー、僕の靴下が片方ないんだけど?」ってのたまうジミーれいちゃんに「あーもううるさいー!!リビングのチェストの一番上の右の引き出し!!」とか言いながらてんやわんややっててほしい。なんだその朝ドラ(最高だな)

 

 アイリーン・エヴァグリーン 永久輝せあ

 なんてったって今回のMVPはアイリーン・イズ・ザ・キュートですよ(キュートまでが名前です)。もおおおおおおなんなの!!ほんとに!!!まじで!!!可愛すぎて血管切れるかと思ったわ!!!(あくるさん、頭噴火したり血管切れたりこの公演大忙し。)

 だいたいね、動きが可愛すぎる生物に勝るものなしでね…?クッキーとジミーちゃんが話してる後ろでスカート気にしながら側転したり顔の小ささ意味分かんないけど?って思う横で手でクッキー作ってたりやったらと可愛い声で「ビスケットォォォォォーーーー!!!」って叫ぶじゃないですか。え…?ほんとに…?久々にねえ、小声で「うそでしょ…?」ってマジトーンでつぶやいちゃったやないかい。嘘のように可愛いってほんまどういうことやねん。(エセ関西人)

 私が「この子絶対めっちゃいい子じゃん…」って本気で感動したのは、アイリーンちゃんから見ればたぶん「下の中」くらいのビリーに対して初対面の時「なーに?このかわいこちゃん!」って言ったことなんですよね。一周回ってイヤミなのかなあ?と思ったんだけど、ひとこが演じるとこれはほんと、育ちのいい、恵まれた環境で愛されて育ったお嬢様にしか言えない言葉なんじゃないかなと。人を見下さない、蔑まない。かつ、自分を落とさない。愛された人間特有の自己肯定感で満ち溢れてるからこその「なーに?このかわいこちゃん!」じゃないのかなあ。

 ジミーちゃんと腹違いの兄妹、っていう事実がわかったときもすんなりと納得がいって「よかったねえええ!!」ってなれたのもジミーちゃんとアイリーンちゃんが二人揃って「バカがつくほどイイコ」だから。人を疑うことを知らず、人を騙すことを知らず、やったら和海しょうパパ(美声)「ほんとにアイリーンは宇宙一かわいいよ!!」って言われながら育ったからきっと人間は美しいものだと思ってて。すごく幸せな平和な、ふわふわした綿あめとお花が咲き誇るような世界で生きてるふたりを私は愛でてくことを誓います!!!(お世話はクッキーあきらくんがしてくれるって★)

 まあ、ほんとにウエディングドレス可愛すぎて、正直ひとこのウエディングドレスはもう舞台上では見れないと思うからさ、目に焼き付けとこうと思って見てたんだけどベール長すぎて「って長いわ!!!!」っていう原田コメディがあたし本当に好きだわ。こういうちょいちょいドリフ挟むのほんといいよね…?え?あたしこういうばっかばかしいわかりやすいのが大好きなのよ…。

 

 今回のナイスワークをしていたひとびと(花組のキラキラ度は幸福度すごい)

・マックス(和海しょう)…ロイヤルでエレガントでビューティーパパ。そりゃ五峰姐さんもころっといきますわな、という全米が納得するパパ。with美声。

・デューク(飛龍つかさ)…「はいからさん」に引き続き「うーーーーーん、うまい!!」を連投。つかさくんすごいなあ。なんにでもなれる、七色の役者じゃないだろうか?きっとデュークはジェニーの尻に敷かれながら幸せになれる。

・ジェニー(音くり寿)…ド頭でさすがの美声だったんだけど「この子眉毛がすごいことになってる」っていうことで頭がいっぱいになってしばらく音くりちゃんだと気づかなかった(笑)ジェニーとアイリーンとビリーで結婚式での一騒動お願いします。「ビリーのブライズメイドはわたしよ!」「いーえあたし!!とびっきりのドレス待ってるわぁ、ビリー♡」「あ、いや」「あんたのドレスなんてぎっちょんぎっちょんに切り刻んでやるから(※育ちがいいのでそんなことしないアイリーン)」「いいわよぉ~、やれるもんならやってみなさ~い!あんたの料理に下剤混ぜてやるわよ(※人がいいのでせいぜい塩と胡椒を大量に混ぜる程度のいじわるしかできないジェニー)」

 …っていう、いい子しかいない世界を期待してま~す、原田くん!(だからこういう最高にオバカな最高に楽しいコメディを引き続きよろしくお願い致します(三つ指))

 

 「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」=そんなことができたら素敵なことね。

 この上なくごきげんな人々が、ガーシュウィンを踊りながらタップを踏んで、人生のつらいことも楽しいことも、やめることも健やかなる時も、あなたと一緒なら。時々落ち込んで、でも負けるもんかって立ち上がる喜びもあなたと一緒なら。

 ニコニコしかできないちょ~~~うご機嫌ハッピーミュージカル!!最高の贅沢、最高の幸せ、いちゃいちゃれい華、ありがとう、ごちそうさまでした!!こんなミュージカルなら大歓迎だぁ~~~~!!!(by世界一の幸せ男ジミーちゃん)。

 

 と、いうことで次回はこのピンク・キラキラ・キャピキャピ世界から一転、生きるとは?死ぬとは?人生ってなんだろう…?ダダダダーーーン!!やるならやってみろ、運命よ。雪組「fff」…~運命の足音が、聞こえる~…(ドーーーーーン(ドイツの風の音)。…書くのか私?いやまあ黙ってはいられないですよ、それが運命ならば!(っていうかただしゃべりたいだけ)

 …いやぁ~もうこの振り幅。さすがっすねタカラヅカ(やめられねえな~~~!!)それではみなさま、次はドイツin雪組感想でお会いしましょ♡

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました~!!え?公式のフラッシュのれいちゃんやばくない…!!!!!(マントを吹き上げる風をもローマで生きる柚香光を応援してる感)