グラフ2021年2月号の今月のひとことをあげるとするならば望海風斗さん（神奈川県出身・89期・雪組トップスター）の「私ね”こういう風に人生を歩みたい”と思える役、あんまり演じたことない（笑）」ですね（P16）。このひとことを読んだ瞬間「理想枠やらない望海、公式認定！！！」っていうので頭の中で私が全面的勝利したよね…あ、本人わかってたんだ！！！よかったー！！！っていうスカッとジャパン。
さて、3週間ほどお時間頂いた「あくるさんに聞いてみよう2021」。今回でラストでございます。さーていってみよう！もう耳タコでございましょうがありがとうございます～！！
おー！！ゆりかちゃんファン！！！ありがとうございます～。ゆりかちゃんね…マジのテンションでいってしまいますが本当にいいよね。（真顔）（全国民知ってる）私は彼女に全面的感謝しか感じない体質になってしまいましたよ…っていうかほんと、ゆりかちゃんがいなければ今私ここにいないと思うし。感謝しかありませぬ。
ってことでwikiをざーっと読んでみたんですが、こう、比べる気はさらさらないんですけども望海さんと違って演じてる人たちすべてに破綻がないのがすごいなと思うんですよ…（ほんっと望海さんに謝れ）。品行方正、真風涼帆。理想枠、真風涼帆。これがずっとだからな～、タカラジェンヌって面白いよね～。あと個人的にゆりかちゃん、B型っていうのが私めっちゃ好きですね。理想枠だし、品行方正で間違ったことはしないのに世間からなんやかんや言われることの多いB型っていうギャップみたいな。いやいやそろそろB型にも謝れよ。そういう私もB型です。
ということで、個人的にゆりかちゃんの好きだった役を時代別にあげてみました。
【星組時代】
もう間違いなく「ロミオとジュリエット」の死。私、この公演のゆりかちゃんを見なければ宝塚沼に戻ってこなかったと思うから、ゆりかちゃんも私の恩人だと思う。
ゆりかちゃんは死を大劇場でもやってるけど、個人的に「死」は初演の梅芸を超えるものはありません…。とにかくすごかった。もうなんか、「この世の者ではない」あの異物オーラ。一切喋らないのに誰よりも「そこにいる」存在感。結構今も写真が載るけど、柚希さんを「こちらにいらっしゃい」というようにニヤッと片口端を上げて笑う死がね、本当に夢に出てきそうでゾクッとしたんです。あの時のゆりかちゃんは本当にこの世に生きてなかったと思う。明らかにここにはいてはいけない存在。見えてはいけない存在。
ここ最近人格者をやることが多くなったけど「爬虫類系真風涼帆」にドハマリした私は時々ゆりかちゃんの「ぬめっとした気持ち悪い系」も見てみたくなってしまうのである。いや誠実100％のゆりかちゃんも大好きですけど。
あ！「ナポレオン」の世渡り上手男子・ミュラが大好きだったなー！！もうね～、ちゃっかり★っていう言葉が似合いすぎるいいとこのぼっちゃん感！なんだかよくわかんないけど今超栄えてるノリノリイケイケナポレオン一族の一員になってました★感がたまらんかったです。
【宙組・二番手時代】
「王家」ウバルド・「シェイクスピア」ジョージ・「王妃」ルイ14世。…どれも王族だった（笑）ゆりかちゃんの二番手時代は本当に贅沢だ～！！ゆりかちゃん、やっぱり星組育ちあって、あともう恵まれたあの体格ですよね。めちゃくちゃ豪華なゴージャス！！THEタカラヅカ！！っていう衣装が似合いすぎるのがもうほんとにスキ。特に「シェイクスピア」のジョージの上品で絶対いい生地で作ってる、ヨーロッパ貴族が好む真の「いいもの」っていうような軍服が大好きでした。横に立ってたうららちゃんとの並びも最高でキラキラしててゆりかちゃんを見る時にいつも思う「わたし、タカラヅカを見てる！」っていうあの満足感がたまらないです。
「王家」のウバルドは元王子様で今テロリスト、っていうドラマ性がすごく好みなのと（野蛮な王子様、っていうギャップですかね…（またか）、ゆりかちゃんの蔑むような、人を見下すような目線が忘れられない。ウバルドにオレンジライトが当たった瞬間の「ここから、歴史が始まる」感じが最高でした。…ゆりかちゃんを目の前にすると「最高」しか出てこないので私って正直だなって思う。
【宙組トップ時代】
相手役まどかちゃんに合わせて「理想枠」大盤振る舞いの真風さん。下級生時代、わりとチンピラっぽいのとか爬虫類系を見てきたものとしてこんなに誠実な男性に育つとは…とまどかちゃんに全面的感謝です。（ただ、時々無性にそっちのろくでなし系も見たくなりますが…。ないものねだり、チョコレートばっかり食べてるとポテチちょーだい、ってなるやつですな）人は変わる、というか男役トップスターも結局相手役次第なんだなと思う。
もっちろんダニー・オーシャンは外せませんよね～！！（にっこり握手）また衣装の話になっちゃうんですけど、もうあの大人っぽいダークカラースーツの似合うこと似合うこと！！ゆりかちゃん、退団した後もぜひメンズスーツを着ることだけはやめないでいただきたい。あと、たまにでいいから平安着物も着てほしい（タカラヅカ退団してそれ着る機会があるのかという問いには笑顔で「ない★」といえる）
ダニーの「テスを出待ち」シーンがたまらなく好きだったー！！初演の柚希さんも、蘭寿さんももちろん素敵だったけど、「雨の中で待ってるダニー」が最も似合うと思う。っていうかゆりかちゃんが「雨に濡れて女を待ってる」っていうシチュエーションに激萌え。「アナスタシア」でも「ソワソワして女王と謁見しているアーニャを待ってる」シーンが大好きだったから、とにかく「待つゆりか」が好きなのかも。…「車で、待つ！」(byフェリックス（神々の土地））っていう名セリフもありましたしね…。
ゆりかちゃんの話になると衣装の話になる、といっても過言ではないんですがとにかく「白鷺の城」の烏帽子はよかった。あのフィギュアがほしい。もう「175センチの平安貴族、愛を詠う。」っていう謳い文句で金沢あたりで写真集作ればいいのにって思う。（なんで？）「追憶のバルセロナ」のフランシスコもよかった。とにかく正塚先生の書く男の友情がピカイチに似合うと思う。あの「親友を救うのに迷う時間なんてあるか！」」というような即断でアントニオを助ける決心をするシーンがもうたまらなくかっこよくて。軍服も見れたし本当にいい瞬間を見せていただいておりますなー…。
楽しい質問でございました。ありがとうございました！！
ありがとうございます～！！ブリネク時代から！！嬉しい！！もう望海さんには感謝しかございませんわ…。あんなにイジってごめんね♡（でもトップになれたから結果オーライ★←ほんとそろそろ怒られるからやめときなって）
で、なんで今回宙組関連ネタ多いんでしょうね？そんなに言ってるつもりないんですが…（え？）いや大好きだから全然モウマンタイなんですけど。何回もいってるけど宙組ゴージャスな上3人が大好物です♡
ということで、「さも当然」という顔をしながらチャートです。（どーん）（こんなに好評を受けるとは思ってなかったのでとても嬉しい。ありがとうございます！）（れいこちゃんにもありがとうやわ）
まあご覧になって分かる通り、テーマは「とにかくゴージャスであれ、キキずん！」です。具体的な作品名が挙がってないところを見るといかにこの二人が私の中で「設定萌えがとまらないコンビ」であるかがわかりますね…。だいたい中の二人が神戸出身、横浜出身で見た目アレ（ゴージャス）、っていう時点でもうドラマは出来すぎてると行っても過言ではないからさ(⌒▽⌒)（そして未だ止まらぬ神戸・横浜萌え）
まあようするに「ふたりは必ず名実ともに裕福な家庭の由緒正しい生まれである」ということを大前提として（これだけは譲れないー！）すべて展開してほしいんですけど①の旧帝大出身の軍人エリートはとにかくふたりに日本軍の軍服着てほしいのと、本当は戦争なんかしたくないのに有り余る才能と富のおかげでどんどん出世しちゃって身を削って国に命を捧げるふたりが見たいのと、自分のやりたいことをできない葛藤（おキキ様はぜひ「僕はね、本当は戦闘機に乗ることより本を読むことが好きなんだよ…（哀愁）」とかいってほしい）でおキキ様には吐血してほしいし、そんなふうに弱ってくおキキ様のそばで「僕にはなんにもできない…！」って絶望してほしいずん様を見たいっていうね（どんだけ見たいんだよ）。あと私95期にはとことん絶望してほしいのかね…。情緒あふれる展開を期待したいので「龍の宮物語」で詩的空間が素晴らしかった指田先生で見たい。あの舞台、全場面ジメジメしてて湿気てる…？っていう感じがたまらんかったんよー。（相変わらず褒め言葉が褒め言葉ではないあくるさん）
②の「神戸の大富豪vs横浜イケイケ財閥」別名「これが貴族のお遊戯やで★」作品。イメージとしては一条ゆかり「有閑倶楽部」ですね。おキキ様にはバラの浮かんだお風呂に入っててほしいしずんちゃんには「ランチにパスタ食べたい？そっか、じゃあ成田行ってイタリア飛ぼうよ★」ってニコッてしてほしい。もちろんその帰りにパリに降りてカルティエやらアルマーニでゴールドカードちらつかせてファッションショーする付録ありです。それにドン引きする天彩峰里ちゃんをよろしく。潤花ちゃんは一緒にウェーイ！派です。
③…お気づきでしょうが、ええ、もはや病気かもしれませぬ。あるいはトラウマ？どーしても映える男役同士を見ると「きょーだい！きょーだい！！きょーだい！！」って期待してしまう自分がいる。なんだろう～。女兄弟しかいない性ですかねえ。通称「あかねさす病」が発症してしまうのです…。「実際はそんなんはないからね。」って学生時代すっごい冷めた目でいわれてたな、友達（兄一人弟一人）に（笑）。
でね（気にせず続ける）、苦労知らずで、富・名声・学歴・女、何もかも手に入れてきたキキお兄ちゃんが初めて自分から「どうしてもほしい」と願ったのがずんちゃんの彼女。でもその彼女はずんちゃんしか見えていなくて、キキお兄ちゃんなんて眼中あらず。一世一代の告白をするも（土砂降りの中の告白みたいなベタなやつ）さらっとフラれるおキキ様。とにかくフラれるおキキ様を見たいだけです。
あかねさすは中大兄が勝利して終わるんですが、たまには中大兄フラれる末ってどうかな？って思う。…どうかな？も何も歴史変わってしまうやんけ。ちなみに誰バージョン見ても私は中大兄派です★あの色気に毎回バクバクする。ひどい男なんだけど。弟の嫁を奪うって。いやいやひどいっていうかサイコパスっていうかもう人としてどうなんだろうの域であるよ？（高嶺ふぶきさんがー…素敵だったのー…←トラウマ）
④今の宙組で「追憶のバルセロナ」を見れたことがとにっかく幸せだったんです～。もー、ゆりかおキキずん×ハリー芝居の！相性のよさったら！！「あー」「そうなの？」「うん」「なあ」が永遠に続く芝居を宙組で、ととにかく切望しておる。
あと私はハリーの描く貴族の世界が大好きなんですよ。貴族って言うとどうしても「パンがないならお菓子を食べなさい」のベルサイユな世界を想像してしまうんですけど、ハリーの描く貴族は全然キラキラしてない。いわゆる「没落貴族」。あるのは爵位だけで、金もなければ人徳もないような落ちぶれた貴族。薄暗い霧のかかったロンドンで息を潜めて生活してるような…そういう貴族もいるんだ、と初めて知ったのがハリー作品だった。でもそういうハリーの描く没落貴族はめちゃくちゃ人間臭くて。人を羨んだり、愚痴も言うし悪口もガンガンいうし（笑）で、人が良くてちょっと間抜けだったりする。ハリーはよくハードボイルドでクールな作風って言われるけど実はめっちゃくちゃ人間を描いてると思う。情を描いて、愛を描く作家。だから好き。
ってことで話を戻すと、キキずんにはベンチに座って「最近どうなの？」「どうって」「だから、最近だよ」「最近ねえ～…」みたいな一歩進んで二歩下がるような会話を延々と続けててほしいんですよね～…え？話が進まないじゃないかって？大丈夫、ふたりは映えるから見てるだけで場が持つんだよ★（なにが大丈夫なんだ）…はい。ほんとごめんなさい。バカにはしてないです。愛しかないです。
ってことで何の話かわからなくなったところでキキずんのあくまで個人的なイメージ「女には困ったことはないが本当の愛を知らないおキキ様とひとりの女をただひたすら愛するずんちゃん」、っていう設定だけはお願いとりあえず書いてお願いお願いお願いーーーー!!!!!だーれーかー！！！！（土下座）
本当にありがとうございました。本当に映える男役コンビって最高のひとことに尽きますよね…。脳内で「あれもこれも！」が止まりませぬ。素晴らしいお題ありがとうございました～！
…全然まとまってないしいや具体的な作品名挙げてくれないとこちらとしても反応に困ります、みたいな読者様の顔を思い浮かべつつ、筆を置きたいと思います。
ってことで約3週間、楽しい楽しい時間を本当にありがとうございました。長い間読んでくださっている読者様にも、新規なんです…とおずおず手を挙げてくれたあなたにも！感謝感謝です。いやいや、新規でも古参でも関係ありません、みんな好きな気持は一緒じゃないですか♡とっても綺麗な花の咲く沼にようこそですよ…（←この言葉こわい）。
劇団も、新理事長が発表されて新しい時代が始まるんですかね…。その時代にその次代に進化し続ける宝塚に栄光あれ。そして好きなものをとことん好き！と邁進できる私たち、マジで最高じゃない？（真顔）
ありがとう読者様、ありがとうタカラヅカ！
それでは2月、花組「ナイスワーク」配信でお会いしましょーう。アホでキュートなぼんぼん柚香光！やっほう！！（小躍り）
