星組「眠らない男 ナポレオン」番手線引ハッキリバンザイ!

ナポレオンとジョセフィーヌの物語なので
配役が絶妙な感じで「その他大勢」感は否めないですが
ダブル二番手感たっぷりに紅氏と真風さんがもったいなく使われてたのは…
うん、しょうがないのかな。


と、いうことで上記の日本語が「?」な感じはわかりつつ
今回ナポレオンの臣下を演じたこのお二人さんの登場です。

 
【紅ゆずる】  マルモン

 
…とはいいつつも星組Pの手腕で(?)他組よりははっきりしている星組二番手、紅ゆずる氏。
晩年を英真さんが演じているというシンクロ感絶妙。なんか星組魂感じます。

といっても、このマルモンさん至って普通の人物。
紅氏がやるならもっと濃い役を希望してましたが北翔みっさまがお出になってますので
この配役は仕方ないのかな。
ちょっと扱いがもったいないかも、と思いますが柚希さんを
「パイセンパイセン~ッ」というあたりの青年期がかわいいので許す(誰だ)。
(ちなみに「パイセン」とは言ってません、正解は「先輩」)。

柚希さんに対して「尊敬してるし、一緒に演技できるの楽しいんすよ」、という
心のこもった正統派男役さんでした。
ある意味ジョセフィーヌよりもナポレオンパイセン(だから)を
心から案じた一人かもしれませんね。

ナポレオンと一番付き合いが長いのに自分ひとり元帥になれなくても、
パイセン殺すとかそうならない人物(前公演のティボルトだったら間違いなく殺してる)。

非常に出来たマルモン。

ポーリーヌ(ナポレオンの妹)にふられても健気に仕事に励み、
酒に酔ったパイセンに仕方なく返事をするマルモン。
マルモン側から見たら「ナポレオンって結構あれな感じ」なのですが
マルモンは人間が出来ているのでナポレオンがそんなに嫌な感じがしないのも
紅氏の手腕かなと。最初にナポレオンを見限るのはマルモンですが、
1番彼のことを思ってたのもマルモンではないのかな。

優しい感じの紅氏が意外だったので(私のイメージは紅ゆずる=ジャックナイフ)
こういう役もできるのか、という紅氏の演技力の幅に改めて白旗ですよ
(これベンの時も言った)。

 
そして時代はまかべにですね。
2人が並んでるだけでワクウキな気持ちを抑えきれないほどには、
あくるさんまかべににドリームを抱いていますよ。
べにまかじゃなくて、まかべにですよ。(順番大事)。

【真風涼帆】 ミュラ

 
ほんっとこの人期待裏切らない容姿身体完璧だよねぇ…
生見るともうヤバイよねぇ…
新幹線の中のサラリーマンとか見るとげんなりしちゃうもんねぇ…(そして遅れる婚期)。

ミュラさん、おしゃれです。
自分でデザインした軍服とか着ちゃうから目立ちます。
そして身体が完璧なので恐ろしく軍服がお似合いです。
金ボタン付けただけで男前度が2割り増しってどういうことだよ真風さん!(壁ドン)。

あと最後のまかぜわかばに私は「シューイチローからのお年玉じゃ!」と
ただただ目に焼き付けておこうと必死に恋人たちのシーンを
追いかけていたのですが(ちっ、盆で回る柱が邪魔だぜ)
最後の方はこちらが

「ありがとう、成仏できそうです…」

となる結果で私は大変満足しています。
わかばが真風さんに駆け寄るだけでお花が飛びます(目の錯覚)。
真風さんはわかばと結婚することで(役名で話して)
(それは無理な注文だぜ、そう、野暮な話だと思わないか?)
ナポレオンの親戚になるのですが、お正月とか楽しそうだな、と思うのは
楽観的すぎますね。気をつけます。
ツボなのはミュラとナポレオンのふたりの会話。
ダンスを柚希さんに教えるというあり得ない状況下の中、余裕の笑み(真風さんの特許)で
「イケてますよ」とキサキアイリちゃんの待つ寝室に
ナポ礼音の背中を押すミュラは最高にイケてます!
(今回初見のため、アドリブは確認できず。次回確認(宿題))