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中日劇場公演「ロバート・キャパ 魂の記録」①

ああー・・・またやってしまったー・・・

と、いうことでこんにちは、ツイッターフォローしてくださっている方には
「おいおいお前、またかよ!」というツッコミはありがたく受け取りたいと思っています、
あくるさんね、本当にまずいから。

ニュース稽古場流れてその場で「明日のチケット!」って叫んで探すあたりが。

本当は中日の中日(紛らわしい)くらいに観劇予定だったのですが。
最近のわたくしの悪い癖、「がまんでっきひーん!!!」となり、気づけば
JR乗っちゃってたっていうね・・・。・・・。

でも、これだけは言わせてくれよ。

本当に行ってよかったよ!!!!!

迷っている方!!ぴあにまだチケットあります!!!←ヅカヲタを惑わす魔法の言葉
ぜひ!!!もう、涙で舞台が見えないから!!!
(以下、ネタバレです。お気をつけください)

涙で舞台が見れない理由①

これこそてるみり

みんなーーーーー!!!!てるみりチャージまさか名古屋の地で
できるよーーーーーー!!!!!(全国のてるみりファンに告ぐ)。

はあ・・・思いだしても何度ため息をつくことか・・・。

星組さんであんな濃厚なラブシーンを見た後だと、
宙組のトップコンビのラブシーン、私たちどれくらい見てないのかしら、カンパネルラ?」
と思わず小首をかしげてしまうような状態だった凰稀かなめと実咲凛音という
てるみりコンビのラブシーン。

宝塚、一応「愛」というテーマで展開されるスタイルの劇団のはずなのに、

男女の恋が描かれているはずなのに、

上司部下だったり、復讐の標的だったり、天使と船長だったりさ・・・
あんなに公式誌で煽っておきながらこれって何のお仕置きですか?と
なってたんだよね、てるみり・・・。

姫は必ずポスターひとり写りだしさ・・・。

(美しいので何も問題ないのですが、それにしてもみりおんの切手率の高さ)

もう・・・劇団は、宙Pは何を考えてるの!(壁に蹴り)(穴が開く)
と反狂くらいの勢いだったのですよ。トップコンビ至上主義なので。基本。

原田くん、よくやった。

姫がみりおんを抱き寄せるシーンなんて、幸せで(私が)感無量で(私が)
キスシーンで私は中日2階席でもう解脱する勢いでした。
原田くんプログラムの写真大学生なのに考えてること大人ネ!
ファンニーズわかってる大人ネ!
どこかの某爺よりわかってるよ・・・(ボソッ)

てるみりのラブシーンを見れただけでも、多少無理してでも見に行ったかいがありました。
しかも、とってつけたようなラブシーンじゃなくて、

お話の展開上意味のあるラブシーンなので、倍率ドンです。

キスしてりゃいいって話じゃないです、ヅカヲタだけどちゃんと
お金払って作品見に来ているので。あーもう、てるみりありがとう。

でも「ラブシーンたまんねええええ!!!!!!」ばかりじゃないですよ。
そこだけでなく、今回のてるみりマジックは神がかっていました。

【キャパ誕生】

アンドレフリードマン」じゃダメ・・・そう問題を突きつけられた時、
キャパとゲルダは「名前を変える」という案を出します。
そこがなんともニュー・ミュージカルバカ原田くんぽい演出なのですが、
そのシーンがてるみりの息ピッタリですっごく楽しい!
キャパは暗い話になりがちのところをミュージカルにちゃんと仕立ててあって、
なおかつ宝塚っぽくて私は初演のときから好きでしたが「キャパ誕生」は
このお話でふたりが一番平和で「この人、いいかも・・・」とお互い惹かれあう場面。
ついつい観劇後も「♪ロバート・キャパ♪」ってスキップしたくなる(いい歳して)
そんな場面。

凰稀かなめが実咲凛音に二回結婚を申し込む】

(お願い、役名でいってください・・・)

しかも、一回は姫がフラれる(!)という特典付き。(特典?)
姫の人生に一度足りともないことが、舞台では起きるんですね。

不思議だなァ~、舞台って(伸び)。

いや、真面目な話に戻りますが二回目のプロポーズが!もう!

「は!ら!だ!く!ん!」

と全身の毛穴が開く感じで。初演の感想にも書きましたが、

(ニュアンス)「僕は将来失業するよ。世界が平和になるから。
そうしたら、パリで小さな写真館を開こう。」

・・・すいません、ただでさえバカな記憶力が全然働かなかった状態です。

これが現状です。(私の)

でもさ、もうこのプロポーズで「んもももももももうううううう!!!!!!」と私が
「俺たちのれーれ状態」になったことは、みなさんわかってくださると思います。
っていうか私客席でふなっしーかれーれになっている確率が高すぎる、今回。
カッスカスの声が漏れてたらごめんなさい。

涙で舞台が見れない理由②

蒼羽りく

まさか・・・まさかだよ・・・まさか・・・

蒼羽りくで涙が止まらない現象が起きます。

今回、全面的にりくに降伏です。彼を知った時は(何年前だろう)

「フwwwwりwwwwくwwww」

って感じだったのに、完璧ネタ要員だったのに、いや、彼が真剣であればあるほど

「りくのくせにwwww」

ってなってた自分を正直、今回責めたよね。
ごめんなさい、蒼羽りくさん、並びファンのみなさま。

配役が発表されてから、「いっちゃんの役、おいしい役なんだよなー」と
ぼんやり思っていた程度だったので

エンマと生まれる子どもについてあったかい話をキャパにして、
りくがオスカルばりにひとりでダンスを踊り、
最後「くずれおちる兵士」となる瞬間が今まで私が見たことない蒼羽りくでした。

どうした・・・どうした、すみれ!!!

神がかってるぞ、
あのりくのくせに!!!!
(あくるさん、ファンの人に石投げられてるよ。)
(※蒼羽りくさんは二枚目若手路線スターです。)

ひとりでダンスを踊り始めた時、全身がぞわわーってきて。
気付いたときには号泣してたっていう、不思議な(不思議でもなんでもない)
キャパの舞台。この作品初演時には賛否両論って感じだったけど、
今回の中日版は私、好きな作品です。

「あいちゃんがいなくたって、がんばる!」

・・・あいちゃん、名古屋来てやって・・・で、褒めてあげて・・・りくを・・・。


涙で舞台が見れない理由③

ゲルダの死

姫が姫らしくないお芝居をします。(おい)

ゲルダの死は、本編では直接的な場面はかかれてません。
たからぎみなとアンリが電話で告げるだけです。
でも・・・それが余計煽るっていうか・・・。口頭だけだから、何かくるものがあるんですよね。
逆に。そしてキャパの絶望が始まるのですが、もう姫とは呼べない姫の演技に
息をするのもやっとの状態で。

「あれ?凰稀かなめさんってこんな泣けるお芝居できる方でしたっけ?」

と失礼ながら冷静に思いだすと、本当に確認のため何回も
中日に足を運びたくなる、そんな感じです。
本当に人生のパートナーを失ったような絶望感を姫がする・・・

女を失った程度で閣下が号泣する・・・

そんなことがあってよろしいのですか?

よろしいんです。(おまえ誰)

だいたい初演の時姫がキャパをやるってなったとき「え」と思った違和感、
それ含め原田君の計算の手の内だったのでは、と疑いたくなるほど。
この意外性がよかったのかなあ。ひたすら美しい姫が、キャパをやるという意外。
「ラインハルト元帥」のドハマリ具合から一転無頼漢レット・バトラーをやる役者になった
凰稀かなめが、ここでキャパっていう。

本来の持ち味、ルドルフもやっておきながらのキャパ。

キャパという、新しいキャラクタースキルをもった彼の
「この薔薇は、散らない」というチラシを置かれてるロビーで私はひとり、
震えていた覚えしかないっどういうことですかね。(知るか)

長くなったのでいったん切ります。