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ありがとう真風涼帆、男役18年目の集大成「My name is Yurika」~宙組「007-我が名はボンド-」感想

本家本元のダニエル・グレイグもビビるホワイトタキシード。

(ゆりかちゃん!18年間本当にありがとうございましたーーーーー!!!)

 

 ってことでおばんです!あくるです~。

 …春です!最近はさ、夏バテっていうより春バテのほうがみんな深刻じゃない?いかんせん春ってやたらめったらセンチメンタルになるじゃん?出会いと別れの季節っていうけどさ、こんなオセンチは断固反対。

 そう、瀬央ゆりあ専科異動。…OH…MAJIKA…

 

 そして、もうひとつの別れもムラ千秋楽を迎えました。ついにこの日が来てしまいました。真風涼帆サヨナラ公演。あんまりしんみりするのはガラじゃないから、明るく(潤花の芸風のように)からっと送り出したかったけれどやっぱりそうはいかないみたい。

 ロングコート着て颯爽と花道歩く、ゆりかの「アデュー」はあかんって。(伝家の宝刀「ゆりかdeロングコートin花道」)

 くっそー、やられたぜ。うっかりじんわり、そりゃそうだ初舞台からこっちは17年、ずっと見続けてきたんだもんよ!

 ゆりかちゃーーーん、タカラヅカに入ってくれてありがとう!!ってことで約1年ぶり(聞いて驚け!スヴィッツラ以来の宙組感想だ!)宙組感想はじめまーす。

 

宙組「007-我が名はボンド-」

さあーて、退団後はラスベガスカジノ推進委員会か、ロシア大使かどっちのスカウトが早いかな!?!?

「真風涼帆版・007」に出会えた奇跡

  私はこの宙組「007」を見たあと、ただもうひたすらゆりかちゃんの残像だけが脳に焼き付いていて。ゆりかちゃんの舞台は本当にいつもそう。

 「そこにいるだけで空気をタカラヅカにする男役」

 真風涼帆が立つだけで、話が始まり舞台が成立する。

 彼女がスポットライトを浴びれば、それだけで宙組の舞台は完成される。 

 絶対的に真風涼帆で見たいボンド、彼女の男役ラストを飾るにふさわしいボンドだった。

 男役18年の集大成にふさわしい、「私達の真風涼帆の最後の男役」だった。

 ってことで!ゆりかちゃん、すごいトップになりました。本当に、ほんとーーーーーーーーーーにかっこよかった。どこに出しても恥ずかしくない誇るべきトップスター。

 あなたこそ、タカラヅカのトップスター!!!オツカレーーーーーーーーー!!!!

 

「初めてジェームズって呼んだ…!」 ジェームズ・ボンド/真風涼帆

 ゆりかちゃんを生で見た最後は「エルハポン(2019)、それから…ええっ、4年ぶり…えぇ!?(二度見)ちょっとショックすぎたわ、この事実に。まあでもほんと、ゆりかちゃんのすごいとこって、いつ来てもどんなときもパーフェクトなところ。特に新公卒業以降、私が見る限り一回も彼女が「今日は調子悪いんだな」とか「あれちょっとセリフが…?」みたいなことがない気がする。ずーっとスター生徒として、安定した舞台クオリティと安定した精神状態。これは同じ働く女性として本当に尊敬するところ。にしてもいや~本当に、頭の天辺から足の爪先までThis is 真風涼帆。洗練された大人の男、極上の男。そんな煽り文句ぴったりの立ち姿。

 で、007。世界のスーパーヒーロー、スーパースパイ・ジェームズ・ボンドを真風涼帆がやるとこうなるんだ~!!っていう新鮮さがまずあった。

 とにかくかっこいい。

 びっくりするほどかっこいい。

 もう何やっても、何もかも決まる。どうしてこうなる?ってほど決まる。タバコを吸う仕草、カードを扱う手、え?バリエーションいくつあるの?っていうキスシーン(「キスが上手い」っていう設定に潤花じゃないからわからんけども即答で「でしょうね!!」って全米が納得できるアレ)そしてみんな大好き、その中でも私がとにかく大好きロングコートで去ってく真風。とにかく完璧すぎてありがたすぎて贅沢すぎて、この1枚の絵のような男役・真風涼帆をずっと記憶にとどめておきたい、って本気で思った2023年の春。

 しかも、こうなんか、研18の押しも押されぬ元星御曹司で現宙トップの5年目の真風の御大(ゆりかちゃんにこんな名称をつける日が…)に私が言うのもおごがましいんですけどもこのボンドのいいところ、もうひとついっていい?あのね、

 KAWAII

ワンモアタイム

 \KAWAII!!!!!!/

 かっこいいの中にも垣間見える隠しきれないかわいさ。そーそー、これ配信だとなかなか見つけられないんですよ…!思い出すは「ナポレオン」(邂逅スタート)→

・「ミュラのどんくさいところがたまんない」

・「ミュラのちゃっかり具合がたまんない」

・「わかばにせまられ目が泳ぐゆりかがたまんない(役名)」

三連単たまんないでおなじみ(どこで)あの「ナポレオン」豪華すぎてどこを見ていいかわかんなーーーい★となった観客(私)に癒やしを与えたのはそう、ミュラを演じる真風涼帆さんでございました…。スタジオの柚希さーん、見えてます?こちら現場、奇跡が起きています!

あのゆりかちゃんが世界のジェームズ・ボンドやって可愛さが10年前と一緒です!!

 ちょっとこれは大事件。どうして研18がジェームズ・ボンドやって可愛さがそのまま、いやそれ以上に可愛くなってるんですか…?私わかった。ゆりかちゃんのこの可愛さって、生で見ないとわからない。(長すぎた宙組ロス期間の原因コレ)

 繰り返すけども、真風涼帆はナマが一番です。(真風涼帆ビール化疑惑)

 あたし、「アナスタシア」「シャーロック」も生観劇できなかったから「あたしゆりかちゃんちょっともういいのかな?」って一瞬思っちゃったりしたんだけど(事件名:「宙組テンションなんだか上がらない」)、たぶん生観劇してたら全然まだまだ「イエス!175センチのくまもんバンザイ!!」ってなってたと思う。(くまもんいうな)

 それくらいナマの真風はやばいです。

 「007」がちょっとねえ、脚本がまあまあのツッコミどころ満載ってのがあるんですよ。あ、まあまあツッコミどころ満載の脚本っていえば小池先生って、生徒に対しての愛情過多なところがあるよね?タカラヅカの生徒に対してとにかく思入れ愛情激重なんで(いい意味でも悪い意味でも)、オリジナル作品になると「とにかくこの生徒の超かっこいいシーン見せたい!!!」(早口修ちゃん物真似でリピートアフーターミー)っていう

愛の力が有り余って、結果それが脚本力低下させる癖があることをすっかり忘れていたんだわ。(久々すぎて忘れてた)サヨナラ公演のゆりかちゃんを担当するってなったらそりゃ嬉しいし「とにかく僕が真風のかっこいいところを見せなきゃ!」(早口修ちゃんモノマネリピ(以下略))ってなるよなあ。わかる。わかるよ修ちゃん。そうだよね。もうなんか、そんな修ちゃんカワイイ!ってなるあたし、本当に感想サイトやってていいんだろうか(おそらく向いてない)。

自社で自由に書けることにはしゃいじゃう巨匠。そうなんだよね、自由に書くために海外ミュで実績あげたんだもんね(←すごい言いがかり)よっ、自社愛ダダ漏れ巨匠!!←なんか字面がすごいあったかい…

 で(切り替え鬼)、ラストの超いい別れのシーン。

 ボンド:「イルカを見るたび君を思い出すよ。」

 …このボンドは何をいってるんだい? 

 さあどうする潤花。ボンド結構哀愁漂わせて言ってます。お別れムード最高潮。え?ボンドまじ?私が銀橋のまっぷーだったら速攻で「ボンド今すぐ撤退しろ!ここは寒すぎる!」って司令出します。(まっぷーアシスタントの花宮沙羅ちゃんが超いいわ)さあ盛大に突っ込むところでしょ?見せたれ潤花。突っ込みタイムせーーーの!!!

 デルフィーヌ:「ルーレットを見るたびあなたを思い出すわ。」

 デルちゃんもかーーーーーーーーーい(イルカとルーレットってまあまあ頻度低くね…?)

…小池先生、愛が重いです…!!!(作品名「巨匠の真骨頂~彼の愛がホンをだめにする~」)

 …繰り返すけど、あたしはわかるよ修ちゃん。とにかく哀愁モードたっぷりに、惜しむ時間を美しく、「もう男役の真風さんには会えないんだ」っていう時間をわたしたちにくれたんだよね。めっちゃわかるー。それわかったうえで、事実だけをお伝えします。

 もうなんかいろいろ言ってたけど、デルフィーヌにキスするボンド死ぬほどかっこいいから他のことはどうでもいい。

 すごいんですよ。なんかほんと、どーでもよくなるんです、あのキスシーン観ると。この真風涼帆の破壊力。「なんかごちゃごちゃいってるけど、ゆりかちゃんかっこいいからもうどうでもいいや」っていうあの空気を作る真風涼帆がまじですごい!!(最後の公演の最後の感想がコレ)(最上級の褒め言葉)

 これが男役18年の力技。これぞ真風の御大。星組御曹司育ちの宙組5年トップの実力。

巨匠の愛によって弱くなった脚本を、

芸の力でカバーする。

「アデュー」と花道を去るところまで、完璧。すごい。もうなんか、イルカとかどうでもいい。(ごめんちょっとうそ)

 かと思えば、銀橋のあの手に手を取ってみたいなシーン(わりと緊迫してる空気)「初めてジェームズって呼んだ…!!☆彡」っていうあの「いやこの空気よ」っていうボンドな。これぞ真風の御大のお家芸「極上男のすっとぼけ」。これもうゆりかちゃんしかできない芸当だと思うんですよ。

 \KAWAIIがすぎる!!!/

 ゆりかちゃんにしかできないジェームズ・ボンドすぎる。(※褒めてる)

 それを「わあ~~久々のゆりかちゃんだあ~~~♡」ってキャッキャ見ちゃうわたし。なんてカワイイ研18。(←数字は全然カワイクナイ)いいんです。だってそれが、真風涼帆なんだもの。この可愛さはねえ、生じゃないと味わえないよ。よかったよ、ゆりかちゃんサヨナラ間に合ったー!!この真風タイムを肌で感じれただけでもうなんだか感無量だぜ。(激甘自覚有〼)

 とにかくこの「007」、かっこいい真風涼帆を堪能するのはうってつけの作品なのです。ゆりかのためのロングコートに(ほんとゆりかちゃんのロングコート姿は国宝級)、タバコを吸うときのカジュアル革ジャケ、銃を構える黒革の手袋、本家のダニエル・グレイグも真っ青のホワイトタキシード(黒の蝶ネクタイが最の高)。ポスターのダークカラーの紫ネクタイ、最後の白いキラキラフィナーレ衣装。

全部かっこいい。

何事?ってくらい、かっこいい。

 最後のダメ押し、パラシュートからの「キャベツ畑」発言に「???」となるも(修ちゃん、最後に聞かせて?キャベツ畑ってなんなのかな…)(巨匠のプチハイ発言疑惑)そんなのどーでもいいんです。(ならいうな)

 だって真風涼帆がかっこいいから。それだけで十分。それだけで満足。それだけでいい。とにかく今この瞬間を噛み締めて目に焼き付けろ!!それが17年間毎回「完璧な真風涼帆」を見せてくれたゆりかちゃんへの感謝。

 ゆりかちゃん、タカラヅカに入ってくれてありがとう。

 男役を全うしてくれてありがとう。

 真風涼帆、あっぱれでございました。

 最後の最後までかっこいいあなたを堪能できて幸せでした!!! 

 

「ドレス脱ぐの手伝って!」 デルフィーヌ/潤花

 ロマノフの末裔、別名イケイケロシアギャル。(のだめ映画版のベッキー思い出したのはあたしだけですか…?)もう最後なんだし、思いきって言ってもいいですか。(←※ちょこちょこいってる)潤花~~~ほんっとーーーにもったいない。誤解を恐れず言う。ゆりかちゃんに関してはなんっの後悔もないんです。見たいものはだいたい見れたし、ロミジュリの死とミュラとウバルドとフランツと…まあキリないんでもうこれくらいでやめとくけど、「真風涼帆で見たいものリスト」はおおかたチェックが付いた。うん、もう大丈夫。あたし、ゆりかなしでも生きていける。(なんの宣言なの)あ、強いて言うなら「とりかえばや」の帝は見たかったです。(まだいう)(欲しがり)

 BUT!!!!潤花は早いってーーーーーー。なんでーーーーーー?(A.ゆりかちゃんが好きだから。)あたし、潤花トップのショーまだ生で見てないんですけど~~~~本当にあなたのダルマが生で見たかったん~~~ガンッガンに足上げてロケット真ん中でぺっかーとあの潤花スマイル見せるあなたが見たかったの~~~~~~潤花…あなたのトップ期間…愛するには短すぎる。(ねえ今度は雪組でやるのね?←コレ言いたかっただけ)

 …まあ、やめるのやめてって言っても聞いてくれなさそうなのが潤花なので(だってゆりかちゃんへのあの「♡好きです♡」っていう目線見たらもうなんもいえねえっすよ…おばちゃんは潤花が幸せだったらそれでいいたい…)話を「007」へ。

 デルフィーヌが学生設定ってことで、これは潤花ちゃんにの実年齢に近いというか、「年上男性への憧れ」と「恋」にボンド=ゆりかをだぶらせて見せたかったんだな~っていう修ちゃんの(愛ゆえの)わかりやすすぎる脚本でひしひしと伝わってきます。

 個人的には「若いけどしっとり落ち着いた演技ができる」というのが潤花ポイントなんで(わかりやすく「スヴィッツラ」「バロン」の影響です)デルちゃん若いなあ~イケイケロシアギャルだなあ~って目を細めて見てたんだけど(デルちゃんの衣装が基本ミニスカートってところがわかってるね、有村センセ★)

 でもなんか、ちょうど「少女から女性へ」移り変わるきれいな時期をこうして潤花ちゃんができるのは、今しかないしやっぱりそれはゆりかちゃんが相手役だからできたことなんだろうなっていうのは腑に落ちた。この安直わかりやすさが修ちゃんのオリジナル脚本です。(もう許してあげて)

 ひとりの少女が大人の男性に恋をして次の人生に一歩、足を踏み出す。私達には早すぎる決断に見えるけど、彼女はもう止まらないし止まれない。そしたらその背中を送り出すしかない。ボンドを見送るデルフィーヌの目線にすべてが詰まってて、ああ本当に最後なんだなと実感する。寂しいけど、送り出すしかない。潤花のゆりかへの目線が、そのまま私たちの目線です。

寂しいけど、もっと見ていたいけど、いってしまうのね。

 愛が重すぎるのが修ちゃんオリジナル脚本の真骨頂なんで(だからしつこい)デルフィーヌっていうかもはや潤花なんだけど(断言)、銀橋で「ドレス脱ぐの手伝って!」って本当に脱ぎ始めるとは思わなくて(苦笑)しかも全然色気のあるシーンにならない。まじで。ライトがピンクにもならない。顔近づけてドキッとする描写にすらならない。え?トップコンビなのに?(相手がずんちゃんだったらわかるけど!!←うるせえわ)普通にゆりかちゃん手伝っちゃってるじゃん!?

 そう、これがThis is 潤花マジック。

 まだある。ふたりで仲良く捕まってしまい、「時計にナイフが仕込んである、こっちこれるか?」でまさかの椅子と一緒にジャンプ移動(ジャンプが高いしきれいっていう運動神経の良さが垣間見えるおまけ付き)。「できた!!!!(キラキラぺっかー潤花スマイル)」

 そう。これが、This is 潤花。パート2。(かわええええええええ)

 ボンド、ボンド、この子絶対かわいくなるからさ、本当に別れちゃっていいの?本当に世の男性陣がほっとかないけど、それでもいいの?あんた絶対後悔するからね!!ヴェスパー(春乃さくらちゃんスタイルよかったな~次期がんばれ!)になって余計なお世話を焼きたい。あたしだったら絶対に離さない。だってこの時点で絶対カワイイもん。あーでもゆりかボンド、天然だからな~そのへん絶対気づかなそうだな~もったいな~…(っていう井戸端会議)逃した魚は大きいですよ。ゆりかさんよ。

 デルフィーヌって男友達多そうだな(いいこだから)って単純に思うんだけど、ミシェル(桜木みなと)との関係性も好きだった。デルちゃんとミシェル、っていうより潤花とずんちゃん、このふたりはまあ間違いは起こらないな。っていう確信があるっていう(笑)それがね、なんかすごく好きなんです。兄妹みたいで微笑ましくて。あ、おキキ様と潤花は間違いが起こりまくりでOK!!👍(それも見たかったな~)

 衣装はとにかくヒッピースタイル!!が最高に好きだった~。潤花ちゃんもやっぱり、有村先生のミューズだったと思うんで(とにかくスタイルがよくてなんでも似合うっていいよね★って毎回思ってたなあ)この衣装鬼コンビが卒業っていうことを誰よりも悲しんでる有村先生が見えます…。

 別れは寂しい。そしてまだもったいない、まだ見たかったって何度でも言っちゃうけど、これからもっとそのひまわりの笑顔で周りの人を幸せにして欲しい。これからもずーっと、あなたのハッピーオーラは宙組の太陽。

 潤花ちゃん、お疲れ様でした。この公演もあなたの笑顔が優勝です!!!

 

 あくるさんの宙組スキル:「風色くんときょろちゃんがわからない。」(※イケメンってことは知ってます。)

芹香斗亜(ル・シッフル)■うさんくさいKGBエージェント。言っちゃうけど、「私が次期トップです!!!」っていう輝きを放ったおキキ様は最高でした…!!まさかのフィナーレ歌手でイルカソングをたっぷりのキキ節で歌うことができるのはおキキ様だけ。モリアーティから「変人・奇人二番手をやらせるなら芹香斗亜一択」党に投資してきたので(私が)これでおキキ様の変人・奇人も見納めか~…と妙に感慨深い。ラス・プーチン出てきた時点で「宙組だなあ…」と遠い目をしました。(トラウマ)あと、ル・シッフルのヴィジュアル超好みです。おキキ様大得意の変形デザインスーツ(鈍く光る光沢)もたくさん見れて満足!次期トップおめでとうございまーーーす!とにかく一徳ショーが楽しみで楽しみで楽しみでならない!!

桜木みなと(ミシェル)■デルフィーヌの彼氏で過激派のはずなのに甘ちゃんリーダー。なんかすごい久々にこういう若々しい役をずんちゃんで見れてわくわくした!私の中ではずんちゃんと潤花ちゃんは同じグループなのでゆりかちゃんに懐く犬ふたりがじゃれてるみたいで可愛かったんですよね~。だからあのふたりがなんっっっも進展しなかったのは(ミシェルはえっらいこだわってましたけど)ミシェルには申し訳ないけど「そりゃそうやろ」ってとこです★…諦めろ、ミシェル(肩ポン)。ただ、ボンド相手にヤキモチやくミシェルは可愛かった~。こうなんでかずんちゃんは下級生の娘役に尻に引かれる姿が異常にハマりますよね…私が好きなだけですかね。前半では潤花にわりと尻引かれ、アナベルにはもはや尻というかドM(笑)アナベルの鞭のせい?)ずんちゃんの押しに弱い男の子役すごい好きだわ。

ゲオルギー(寿つかさ)■上昇志向の高い悪徳大公。これ、月組上級生がやると背筋も凍る恐怖政治が始まっちゃうんだけど(笑)すっしーさんがやると嫌味だけど憎めないおじさんになって可愛さマシマシ。ずーっといてくれると思ってたから、発表のときはとにかくびっくり。小池先生のお芝居のすっしーさんも好きだったけど、ハリー芝居のすっしーさんが大好きでした。別箱だけど「BOXMAN」ディケンズが忘れられません。…っていうかすっしーさん退団なのになんでショーやらんの?(聞くな)おキキ様と微笑み合うフィナーレで涙。今回も一番かっこよかったのは寿つかさ組長でした、の報告でおなじみの伝説の組長、永遠に。どこかでまたお会いできることを楽しみにしています!!

松風輝(M長官)■みんな大好きあかりちゃん。ゆりかちゃんと芝居する時、まっぷーがすごく嬉しそうなのが可愛くて大好きなんですよね。電話かけるM長官が「え、ボンドの彼女なの?」ってくらい可愛くて上手花道ガン見。私のパラダイス92期はまだ続く。でもそろそろ(嫉妬に狂った)潤花が背後から襲ってきそうだから気をつけてあかりちゃん!

紫藤りゅう(フェリックス)■アメリカCIAエージェント。とにかくゆりかもえこるりこの銀橋の宙組フォトジェニックときたら!あなた!!これこれこれよぉ~♡と大興奮でした。もっとこういうの見たかったなあ、本当に残念です…(しょぼん)。もえことさくらちゃんのイチャイチャの横でニコニコ美男子発揮。「なんだかんだ、しどーくんと結婚するのが一番幸せだよね」って思う好感度。下がることはなさそうです。しどーくん、お疲れ様でした!さみしい。

マイヤ(小春乃さよ)■いかにもロシア人!な気難しい雰囲気のデルフィーヌママ。幕間すぐに「ママの子すごい落ち着いてていいわ~」って隣のゆりか担に問い合わせ。「おさよちゃんだよ」…ですよね~好きだと思いました!!(なら覚えて)

瑠風輝(ルネ)■明るいフランス人エージェント。明るいもえこが大好きなんで、とにかくさくらちゃんとイチャイチャしてるのを「…絶景だな!!」とニヤニヤニヤニヤ見てました(こわい)とにかくかっこいい子が可愛い子とイチャイチャしてるのを観るのが好きな私の願いを叶える中堅、瑠風輝。スーツで踊ってくれてありがとうでしかない。あしなっがっっっ!!!!(いつものこと)

若翔りつ(ドクトル・ツヴァイシュタイン)■こういうガチのヤバいやつ投入してしまうのが小池さんの現代ものナチスドイツ出てきた時点で小池臭がすごい)独特の存在感を放つりっつ。個人的には、花組老舗のびっくさん化するのを期待しているんだけどもそれ身長のせいなんじゃないの?っていうツッコミはいったん寝かせておいてくれ。(知ってるから)

澄風なぎ(支配人ジェラール)■ボンドたちに手を焼くカジノ支配人。スキスキ、すっごくこういう小技が聞いた職人肌の芝居!って思ってたらこれで退団なんですね残念です…。ああいう「支配人」とか「司会者」とかでぱっとうまい子が出てくるの、これも小池芝居の楽しみの一つ。

天彩峰里(アナベル)■鞭を持ったピュアな女王様。みねりちゃん、鬘がいつもカワイイなあって見てるんだけど、今回も可愛かった…♡。ミシェルと銀橋で愛を叫ぶシーンがかわいすぎて、そうやねんて、アナベル運命の相手はそっちやで!!っていうおばちゃん化するあたし。みねりちゃんは見た目不良の中身ピュア少女っていう役がはまりすぎて可愛すぎる。みんなそんなみねりちゃんが好きなんやで…。(エセ関西弁)

鷹翔千空(イリヤ)■って犯人たかとくんかーーーーーい!(別にいいんですけど、え、急に出てきた!?えっ撃った!?えっ死んだ!?!?って展開にあぜん)

風色日向(グレゴリー)■イケメン兄弟青の方。やたら発光している長身がいて、たぶん立ち位置的にきょろちゃんかひなこちゃん…でも…どっちがどっちか…!!っていう程度の宙組スキルです。ごめんなさい。大きくて風きって歩いてる方がひなこちゃんね?あ、カイルね!?(確認)

亜音有星(アナトリー)■イケメン兄弟赤の方。きょろちゃんの顔が好きです。(でたァーーーーーーーキラキラ好き!!!)常に背後に花しょってる子でしょ?知ってる!!←わからなかったくせに

 …今書いててものすごい残念なのはさ…今回退団である秋音光(あきも)をピンでオペラしなかったことなんですよね…もう本当に自分の残念スキルにうなだれているんだよね…あきもぉ~~~~お疲れ様でした(号泣)あなたの渋いおっさん姿が見れることを楽しみに生きていたのにぃぃぃーーーーーーー!!!(ハンカチべちょべちょ)

 

 本当にたくさんの思い出と、いつ来ても保証されているかっこよさ。真風涼帆のいつ、どんなときも、なにがあってもかっこいい舞台姿を18年間見れて幸せでした。

 下級生時代、振り返ってみればゆりかちゃんは激動のジェンヌ人生だったと思う。

 一言で言えば、大変だったと思う。

 でも、真風涼帆はずっと真風涼帆であり続けた。一度タカラヅカを離れかけた私を呼び戻したロミオとジュリエットの初演。あのゆりかちゃんがやった「死」は何度再演しても、誰がやっても私の中で超えることはない。真風涼帆は永遠の「死」役者。もう一度戻って何か公演を見れるなら、私は迷わず初演のロミジュリと答えます。

 宙組に異動して、ずーっとまぁ様の横で嬉しそうに笑うゆりかちゃんを見てこっちまで嬉しくなった。シェイクスピアのジョージ。上質~!っていう中世ヨーロッパの衣装にうららちゃんとの並びに「マンガか!!」と目を見開く。エリザベートフランツの生まれ変わりってゆりかちゃんだったんだね、とみんなで確認した。「王妃の館」ルイ14世。王族ジェンヌの立場が固まったあとのゆりかちゃんは、無双でした。

 トップになったあとはコロナ禍で、正直半分の公演は生で見れていない。だけど今回見て思ったのは、ゆりかちゃんは舞台でこそ輝く人だということ。テレビや配信ではゆりかちゃんの魅力は半分も伝わらない。生で見てこそ、あのオーラや「本当に男役っているんだ!!」っていう実感、心の底から「こんな人がいればいいのに」を実現させる。

 真風涼帆はナマが一番。

 私の人生で、年齢的に最後の「目標にしたい憧れの仕事人」であるトップスター。

 ゆりかちゃんは「佇むだけで物語が始まる」人です。卒業しても、どこかでまた物語を紡いでくれますように。「え?ハリウッド?」って何度でも見てしまうような、ずーっとかっこいい人で憧れの君でいてください。

 真風涼帆さん、ご卒業おめでとうございます。

 最後にあなたのボンドを見れて、本当に幸せでした。

 18年間、ずっとみんなの、私の「理想枠」でいてくれたゆりかちゃんはずっと全員の「特別枠」であり続けると思います。

 本当に、ありがとうございました。

最高に絵になる極上の男役・真風涼帆の

男役人生に乾杯!!

 

2023年 春