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愛する国と愛する人を守ったから、これはヒーロー礼真琴のお話。星組「ディミトリ/ジャガービート」感想~誰かまこなこの話を聞いてやって~

帰り道の脳内に、確かに見たはずの生田大和がいない。

 

 …もう…今年も終わりです…(え、ええええええ!?!?!?)ね…書いた自分が一番ビックリしているあるよ…。と、いうことで!

 2022年の観劇納め、ひと足お先にしてまいりました。

「え?あくるさんBJは?」

「あれ?蒼穹まだ大楽あるで?」

…みなまでいうな。大人の諸事情で見れないんだよぉぉぉみなまでいうなぁぁぁぁぁぁぁぁ(※ただの仕事です)。福利厚生が抜群に良いことで有名な阪急様、何卒何卒、2023年は「見逃し配信」ありでぜひよろしくお頼み申します…!!働き方改革が進んだ今でも、サービス業は動いております!週末休めない民、山程おります!!何卒!!

 どうか!!!!

 (「ほんと著作権引っかからない限り円盤出るわ生配信されるわ甘やかされてるよヅカヲタは~!!」という世間の各沼から聞こえる声をガン無視してまだ欲しがるこの沼の住人…)(欲は尽きないからこの沼にいるともいうのだ)

 

 いうことで。

 芝居が普通に良作(というかショーが凡作だったらかなりの高評価を受けていいはず)なのに帰る私達の脳内にディミトリがいないという現実。

 あの寂しげな礼真琴さん、幻覚だったの…?

 参りましょう、暖かくしてゆっくり読んでね!!星組「ディミトリ/ジャガービート!!」感想スタートでーーーす!

 

星組「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~/JAGUAR BEAT」

 

重い衣装着た礼真琴さんがとぼとぼ歩く姿がもう超ツボ。ポ、ポケモン…?(かわいい)

 

 王配、頑張れ /ディミトリ(礼真琴)

 こっちゃんはなんでこうも全体的に悲壮感漂う主人公を当てられるのか、悲しいというより哀しい主人公が似合うのか、ぶっちゃけしゃべればただの関西のおばちゃんなのに(※褒めてる)(挨拶がマジでツボ)「苦労は買ってまでしろ」的な、おいおい、この令和におしんかい…?っていう昭和体質な主人公が巡ってきますよね…まあこっちゃんに今更リストとかカサノバやれっていっても観客が「やめとけやめとけ~!!」って思っちゃうほどには悲壮キャラですよね(狙ってもないのにどっちも花組公演)。

 …本人あんなにコナンなのにね。(ジャンプじゃなくて小学館タイプだとは思う)

 今まで礼真琴が演じた主人公リスト作ると見るだけで可哀想になってきてしまうんで(本当に失礼だし余計なお世話だよ!)(それでも見たい方はどうぞ前回の「めぐあい3」の感想へ…もうなにも言いませんけども(←この時点でめっちゃ言ってる)、まあ今回も例に漏れず悲壮です。もういいんです。

 それが星組御曹司・礼真琴だから!!!!(ドヤアアアア)

 あ、でも、こっちゃんだから気分がどよ~~~ん…とならずに帰れるっていうのはあると思う。なんだかんだこっちゃんて、根はハッピー人間だと思うし今の星組、最後まこなこ超絶技巧デュエット見れるだけで「チケット元取りましたァァァァ!!!!(ガッツポーズ)」ってなるやつなんで(私はね)。ちなみに今回に限ってはジャガーこっちゃんがご丁寧に「SEE YOU AGAIN!!」っていってくれるまでがジャガビーなんで、手厚いったらこの上ないです(※声上げて喜んだ人)

 さてジョージアの歴史をザァーッ!!95分でざっくりお届け!!という内容になってるんですが(その説明雑すぎるだろ)座談会で読んだ、「結ばれるまでじゃなく、結ばれたあとからの話」というのが面白くてそれがすごく私は斬新に感じました。

 いやだって、初夜のベッドであんな肩落とした主人公、今までいました…?

 いや、ちょっとあまりにディミさんガックリきちゃってるもんだから笑っちゃったっていうか、ずーっと好きだったんだから今夜くらいよくない!?ねえ!?!?ってすっごい余計なお世話する瀬央ゆりあさん登場させたくなるじゃんね?(ジャラルッディーンじゃなくて星組の瀬央ゆりあさんのほう)(なんならなおみちゃんのほう)。いやもうほんと斬新。あんな初夜初めて見た(笑)でもってルスダンもルスダンで生真面目に「巻き込んでしまってごめんなさい…」とか丁重に謝るもので…

 いや、初夜でしょ?(真顔)

っていう変なツッコミを入れてしまうあたい。斬新にも程がある。

 それにしても。

 こんなに動けば動くほど悪い方に行く主人公いた?ってくらい悪運に取り憑れているディミトリさんよ。

「勇気とは、なにか」って公演見終わって改めてポスター見たらなんか思わず

「…動かない勇気っていうのがあるのかもしれないな…」

って思っちゃったよ。いやごめん、それは意図してないことわかってる☆(ジョークっぽく言わないとやってられない雰囲気)

・ずっと好きだった幼なじみと結婚したら陰口叩かれまくる(コント「こんな結婚式はいやだ」)

・なにもしてないのに「こいつきな臭いぞ」ってありちゃんに因縁つけられる(執着ありちゃんめっちゃ似合う)

・陰湿な王室いじめ(王配と女王見てヒソヒソ話する重鎮達怖すぎる)

・人質として追い出された祖国に無理やり連れ戻されそうになる(ほんとマイケルさん遅い)

・最愛の妻、魔が差す(ぬあああああ…ああああああ…(気の毒すぎて声が出ない)

・なにもしてないのに裏切り者扱いで牢屋ぶちこまれる(その最愛の妻に)

・せおジャラルッディーンに助け出されるも悲惨な有様の世間を目の辺りにする星組は本当に戦争描写がリアルだよね…)

・鳩を飛ばすのを天華えまに目撃される(ドジった)

・毒飲んで瀬央ゆりあの腕の中息絶える(生田大和「これがやりたかった俺のディミトリ」)

 …もう、なんかどれを選んでもバッドエンドなんですよ。「ここでこうなったら幸せになってたのに」が、想像できないくらいひたすら不幸。もう不幸をひたすら追い求めて…という感じすらある。月組の海乃美月さんもびっくりの薄幸体質(いや海ちゃん関係ないだろ)ディミトリさんまじで…お祓いしてもらったほうがよくないですか…?

 うーん…もうなんか、最愛の妻ルスダンの浮気現場(未遂)に出くわしちゃったところで全部の不幸フラグが立ってしまってね。私、あそこまでは「いや、でもこうやって苦難乗り越えてアヴァク蹴散らして最後に笑ってこの若夫婦ジョージアを納めてくれるんだろ?」って思ってたんだけど。(※予習全くしてないです)

 あの極美ミヘイルとルスダン(あまりの美しさに意識が飛びかけた)バッグハグシーンに、あ、今回礼真琴さん幸せになれないじゃん、って悟った瞬間本当に悲しくて。(人のラブシーン見て主人公の不幸を察する芝居初めて見た)

 祖国を追い出されるように人質になって、ずっと好きだった、だけど諦めてた初恋の幼なじみと結婚できて本当に幸せだったのに、ないことばっかりやいやい言われて。自分はルスダンさえ幸せであればそれでいいのだと心の底から思ってる、善良なディミトリ。この国はいい人は幸せになれないという決まりがあるのかなって思うほど神様はいじわるです。もうね…東ヨーロッパっていうかロシアってそういうとこあるよね…!!って(ざっくりひとまとめにそういうこというな)

 結婚が決まったときでさえ、複雑そうな表情で「諦めかけてた人が手に入る」セリフは喜びに満ちているのに表情は暗い。舞台の照明が暗いのもあるんだけど(笑)やっぱりね…!東ヨーロッパっていうかロシアってそういうとこあ(以下略)。

 曇天のようなジョージアとディミトリの人生なんだけど、その分ルスダンとの幸せだった日の顔が宝物みたいに見える。「あなたの足跡はすぐわかる」とルスダンが言ったときのディミトリのハッとした表情や、王族の定番・お忍びデートシーンの彼女の楽しそうな顔を見て「かわいーーー…」というディミトリのとろけるような顔。なんだかんだ、私は無邪気なひっとんに激弱で若干振り回され気味なこっちゃんが好きです。(笑)天才が天使に振り回される図が本当に好きなんですよね…。

 瀕死のお兄ちゃんギオルギに「結婚してこの国を二人で守ってくれ」と言われた時、本当は飛び上がって喜びたいだろうに、叶わぬ恋が実ったのに想像を絶する現実にふたりは息を呑む。(このへんがすっごくリアルだったな、星組は本当にふわふわとしたお伽話の世界は書かずに歴史の真実をドンッて突きつけるよね…)

 最期の時まで、無実の自分を追い出した国と、最愛の妻のことを思いながら死んでいったディミトリ。客観的に見ればその人生は哀しくて孤独で、過酷にしか見えない。でも、きっとディミトリは違う。

 愛する国と、愛する人を、自分のすべてをかけて守った幸せな人生だった。

 礼真琴さんはやっぱり稀代のヒーロー役者だ思う。他者から見ればどんなに虚しい人生でも、ヒーローは自分の守るべき人を守れればそれでお話は完結するのだから。

 

 ショーなんですけどね…ショーなんですけど…みなさんがね、頭を抱えた理由がほんとーーーーーによくわかりました…これは…

 MAJIでIMIがわからない…!!!!!

(後半はオペラを上げる元気すら残ってなかった)(白ファーコートを着た瀬央さん出てきたあたりから思考停止→試合放棄)※序盤です

 いつもなら「あの衣装スキ☆」「あのシーンのダンススキ☆」「羽根のあの色味最高☆」とかいくつも感想が上がってくる私の脳、どうした!!

 どうしよう、全く覚えてない!!!!(大階段が出てきたときの感想)

 あ、でもあれだ、大階段で高速振りで群舞踊ってる礼真琴さん大好きなんですよね。キラル台湾版からそこは本当にサイトーさん大感謝案件なんですよ。バカになりたきゃサイトーショー。

 ぜんっぜん意味はわかんないけど、

 それがタカラヅカのショーではなかろうか。

 というのが感想です。(ま、まとめたーーーーーー!!!)

 

 なんだかよくわからなかったけど、めっちゃスゴイ。

 

 これにつきると思います。これでいいじゃないか。見たら元気になる。それでいいじゃん。っていうか初めてエレクトリカルパレード見た人ってこんな心境だったのかなっていうのが正直な感想(またはパチンコ台)。

 

誰か彼女の話を誰か聞いてあげてくれ ルスダン/舞空瞳

 ディミトリもディミトリで大変な人生なんだけど、ルスダンもルスダンで大変なのであんまり彼女を責められないのがまたこの芝居の面白さだと思います。

 ええ、そうなんです。

 このお芝居ってびっくりするほど真ん中のふたりに物語の舵を握らせないんですよね。と、いうかヨーロッパの歴史ものは決まってこういう感じだけど、真ん中二人の人生を二人は生きないままに、周りがやいやい言って運命がどんどん動いていく。

 運命に足掻く者、歯向かう者、身を任せる者。

 そこで出る答えは天国か地獄か。

 見たあとに「私の存在など巨大な歴史の歯車には無にも等しい…」誰もがオスカルになりきってつぶやきたくなるすぎる。

 どうやっても、そうなるしかなかった。

 だからこそ、懸命に自分の人生を生きよう、愛する祖国を守ろう、と奔走するディミトリとルスダンを応援したくなるのかもしれないな。

 もーーーーーうびっくりするくらいなこちゃんが美しいんです。私の中で舞空瞳過去最高が更新されました…!!青いドレス姿がキラッキラしてて。重そうな衣装をつけた礼真琴さんも大好きだけど、重そうな宝石どっさりつけた舞空瞳さんめっちゃ好きだわ。

 なこちゃんって、悲劇ヒロインやってもあんまり悲劇に見えないのが私は結構ツボ。陰気な雰囲気にひっぱられないというか、たぶん狙ってやってるわけではなく本人の芝居の特徴(笑)ま、それをどう思うかは人それぞれなんですけど、ジュリエットのあのバルコニーシーンでの「けけけけけけっこんーーーーーー!!!???」演技がいまだ(私の中で)伝説…。あのバルコニーシーンが一気に面白くなっちゃった伝説…。

 この芝居を見て、前回と同じく「こっちゃんより立場が上(女王)のなこちゃんてなんかすっごいいいかも…!!」と。前回の小柳ラブコメの影響か、「なこちゃんに振り回されるこっちゃん」がすごくツボらしい。序盤のまだ何者でもないルスダンの時がすごくかわいくて。かぼちゃとなこちゃんの顔並べると明らかになこちゃんのほうが顔小さくて意味わかんないかわいーーーーーーん!!!(cv礼真琴)って感じ。相変わらず顔のサイズが拳です(花のまどち星のなこちゃん見ると必ず言っている)。

 無邪気なプリンセスのままでいられたらどんなに幸せだったか。でも、女王にならなかったらディミトリとは結婚できなかったわけで、でも結婚したらしたで波乱の始まりなわけで。唯一の理解者だった夫のディミトリを幽閉したのは自分、そして周りを敵だらけにしてしまったのも自分。誰も信じられない、誰も信じない。疑心暗鬼のまま、国は戦争に巻き込まれる。

 不倫未遂の件はルスダンの行動は決して許されるものではないけれど、正直責められるものでもないよね。あんな絶妙なタイミングで自分を無条件で慕ってくれる、優しくしてくれる人が現れてしまったら、誰だって身を委ねてしまうと思う。それがさらに極美慎だった日にはもうーーーーーごめん、私はルスダンを責められないよ…!!(←話が違ってきている)…まあそれは冗談だとしても(どこまでが?)このあたりで、王族って本当に…哀しい種族だよな…って…あたし…ダイアナさんとかに生まれなくて本当によかったな…って(ダイアナさんに失礼だし、なんだその不相応な安堵)星組な~、ほんとおとぎ話で絶対に終わらせないよな…!なこちゃんのヴィジュアル、おとぎ話のお姫様でしかないのにな…!

 ディミトリが去ったあと、ルスダンは孤立奮闘。愛する国を守る、それだけのために生きた。国のために奔走し、悩み、苦しみ、リラの花は今年も咲いた。でも、ルスダンの人生になにが残ったのだろう。

 「あなたの足跡はすぐわかるの」。そういっていた少女はもういない。そして足跡の先にいた、青年もいない。

 今回のお芝居で新しい発見が、母親のなこちゃんを見れたこと。いつまでも「まこっちゃんの恋人」というような可愛らしい女の子役がヴィジュアル含めて多かったけど、母親になってからのルスダンがすごく色っぽくて本当に綺麗なのです。ああ、隣国の王族たちがざわざわするのわかるわ…っていう納得の美しさ。だからこそ、気合いれてディミトリさん守ろうとしてるのに本当に上から下から左から右からやいやいやいやいほんっとに…!!!!(でもこの重鎮達怖すぎてなんにもいえん。宰相ひーろーで副宰ありちゃんだよ?いえる?あたしはいえないよ!)←はい、ビビリでーす

  ディミトリとルスダン、ふたりがお互いを思う気持ちをちょっとでも知っていたのなら、知ろうとしていたら、誰か教えてくれていたら…。そんな奇跡を願ってやまない。

 今度ふたりが生まれ変わったら、誰か黙って話を聞いてあげて。そう願わずにはいられない、哀しい運命の物語。

 

 ショーのなこちゃんが相変わらず絶好調でハッピー!!…のはずなのですが、まじでこんな有様(※こっちゃんのところの感想参照)なので。かろうじておぼえていることはなこちゃんはセーラームーンだったってことです。

 いや、ほんとにほんとに。オープニングのサイトー全開のド頭で「はっ…この既視感はセーラームーン…!!(※世代)」ってなったからね。え?セーラームーンわかんなかったらもう…サイトーくんに聞いてくださいよ…!!!(ブチギレ)

 ただ、中詰あたりかな?両手に花状態でこれで最後のあかぴーを従えて登場したなこちゃんに思わず「ヒューウ♪」ってなりました。男役ふたり、しかもあかぴーを従わせて登場するのが似合いすぎるトップ娘役、舞空瞳。かっこよすぎだろ。

 

 「待たせたな…!!」(キャーッ!!) ジャラルッディーン/瀬央ゆりあ

 あんたそれ言っちゃあ…っていう、元も子もない話するんですけど…瀬央さん見ると、つくづく「芝居だけは成績ってつけられないよな…」って思っちゃうんですよね…。いやもう、本当に場のかっさらい方がすさまじくてね…正直、礼真琴政権になってからの瀬央ゆりあさんの芝居の爪痕の残し具合がすごいです。もう強すぎて、気づいたら血が滲んでるレベルです。

 芝居のキーパーソンてだいたい遅れて登場するとはわかりつつも、もう完全に「…瀬央はまだか、瀬央はまだか…(貧乏ゆすり)もう待ち焦がれすぎて「…あれひょっとしてあの物乞いが瀬央さんとか?!(※今回のみきちぐさん、みきちぐさんには見えないんで(メイクが))」とかいらん妄想しちゃうくらい待ちくたびれてしまってたんですけど(←予習しろ)やっぱね!そんなね、安売りしては瀬央ゆりあがすたれるぜ、ってやつですよ!!っていう生田くんのドヤ顔とともにこっちゃんを助けに来るジャラルッディーン。

 完全に登場した瞬間、瀬央の声で「待たせたな…!」って言わせてたよ。脳内アテレコで。完全に「キングダム」の王騎だよね。大沢たかお…!ってなりました(見てる人にしかわからない(でも伝わってほしい))

 とにかく美しい者が大好きなジャラルッディーン様なんですけど、瀬央さんて本当にこういう「只者じゃない漢」がすっごく似合う。男じゃないんですよ。漢なんです。誰もが崇めたくなる、器のでっかい人物。なんか正しいこと言っているわけでもやっているわけでもないのに、かっこよくてついていきたくなる漢。あーいい。今日の瀬央さんもすっごくいい。

 どういった人物をやっても面白い。瀬央さんはどんな役をやっても「その人どんな人なんですか!!!(貪欲)」って詰め寄りたくなる(笑)。時々、タカラヅカにはどれだけ出番が短くても、しどころのない役でも、面白くしてしまう役者がいる。それが今の瀬央ゆりあです。私は毎回、わかっているのに瀬央ゆりあの芝居を見てわくわくしてしまうのです。

 ということで、「ルスダンに求婚しにはるばるジョージアまで行ったのに、気づいたら腕の中にいたのはその夫のディミトリ」というギャグなのか…?と立ち止まって考えてみたものの「ま、いっか!美しいものに変わりはない!」とガハハと笑ってそうなジャラルッディーンさん最高でした。

 え?ショーですか…?何回この人いってんのかなアホなんかなって思われると思いますけど、覚えているのは瀬央さんがロン毛にオールバックで白ファースーツ着て銀橋渡っているところまでです★…それがなにか…!!!(※悔しいらしい)

 

 あの帽子スパーンってはたき落としていいですか アヴァク/暁千星

 ありちゃん、これが星組デビュー?ってくらい違和感なかったですねえ。やっぱり御曹司ってライト浴びるの慣れてるのねえ、あの星組の猛者たちに囲まれてもびくともしないんだもんねえ、それにしてもなにあのアヴァク、一回しばいたろか(あかさんにお願いして)…という井戸端会議に勤しむ奥様のごとく、完全に無責任トークを展開。

 いや、執着ありちゃんすっげーよかったです。

 完全に真っ黒ではないのかもだけど、あかさんギオルギ大好きだったもんだから、次の主君のやることなすこと全部気に入らない。いちいち王配のいうことや女王のやることに苛立って舌打ちしてそうなアヴァクがちょっとほんとみぞおちにくる腹の立ち方(苦笑)あの黒の帽子さえいなきゃ…今頃ディミトリとルスダンこんなことには…!!と思ってしまう。ありちゃん、こういう85%くらい悪、みたいなこじらせ悪役うまかったなぁ~!(※大好きだった)

 でも、アヴァクは100悪じゃないんですよね。ジョージアを陥れたいわけでもなくそれなりにこの国も好きだしよくしたい、発展させたいと思ってる、というのがわかる。前王ギオルギが大好きだったのもわかる。…わかるけどもよ!?ひーろー、一回その帽子はたき落としたらアヴァク目覚めるんちゃう?(大真面目に提案)(あくるさん、アヴァクのあの帽子になんの恨みが・・・?)

  一回アヴァクが止まればジョージアの悲劇止まったかもしれない、って思うくらいにはアヴァク止まりません。

 アヴァクが用意したちょっとした小石に盛大にルスダン夫婦が事故る、みたいなことが次々起こる。

 どんだけ嫌いなんだよルスダン夫妻のどこが気に入らないんだよ、って思うんだけどあれたぶんギオルギ忘れられないだけなのよね。あかさん罪な人やな…。(びっみょーーーに違う)

 …まあでも、アヴァク一回、「…黙る勇気!!!(ピシャ!!)」って瀬央さんあたりに叱られてほしいわ。あ、そういや広島出身スターふたり揃い踏みだね?(今更ァァァァーーーーーー!!!)

 御曹司って組替えしても強いです。いや知ってたけど。御曹司ってすごい。小さい頃から強いライト浴びてるせいか、なに来てもびくともしないのね!!ありちゃんいなかったらこのショーどうにもならんかったで?とサイトーくんに真顔で言いたい。極美慎とのふたりのシーン、耽美過ぎて立ちくらみしました。(新しい…星組…!!(ピカーン))

 

 あくるさんの星組スキルの低迷がばれるコーナー、今日のキラリ舞台人(NHKラジオの小話みたいなタイトル)

 美稀千種(物乞い)■あの特殊メイク、誰かなぁ~~~!?瀬央さんなのかなぁ~~~!?!?あ、もしかしてネクスネクストブレイクの下級生だったりするんかなあ~~~!?…みきちぐさんだよ、うまいに決まってるやんけ(すっぱーん)…っていう、物乞いでした。組長様、どうもすみませんでした(土下座)

 ひろ香祐(イヴァネ・ザカリアン)■アヴァクのお父様で宰相。きっと真面目でしっかりした宰相なんだけど、圧強めにガンガン攻める息子を傍観しててちょっとなんとかいってくださいよ…!!って思ってしまう宰相。とてもひーろーっぽい。(※褒めてる)

 朝水りょう(庭師)■なにあの庭師よく見るとすっごいイケメンじゃない…!?ってオペラ上げるとやっぱり朝水氏(安定)

 綺城ひか理(ギオルギ)■文字数の問題でここですけど、個人的には過去一、二を争うレベルで好きな王様。ちなみにライバルはちなつジャハンギール様(大物出てきた)あかさんが星組からいなくなるのは、正直めっちゃ痛いっす。

 有沙瞳(バテシバ)■「あなたのこと大嫌い!!」ってルスダンに冒頭から言われちゃう元王妃。くらっちが演じると何とも言えない後光が指すような慈悲深さが漂うのよね。この話の悲劇の始まりはギオルギとバテシバがディミトリとルスダンにとって越えられない壁だと感じすぎたってことだと思う。

 天華えま(アン・ナサウィー)■忠実なジャハルッディーンの部下。とにかくジャハルッディーン様LOVEでディミトリのことあんま好きじゃない、って感じが態度と顔に出てるのが最高すぎた。めちゃくちゃええ声で歌うので惚れると危険。

 遥斗勇帆■ああー!!ほんともったいない。ショーで真ん中で歌う遥斗勇帆くんが遥斗勇帆くんすぎました。星組アクの強い中堅枠が…!将来どんだけ濃い役するか楽しみだっただけに寂しいです…。

 極美慎(ミヘイル)■アヴァクの賢いところは、ルスダンの元に送り込む奴隷をミヘイルにしたってところだと思う。え?極美慎送り込まれたら正直、無理じゃない?(なにが!?)

 碧海さりお(セルゲイ)■動きが綺麗だなあ、と思うと礼真琴さんか碧海さりおくんかの二択みたいなところあるよね。本当に動き方とか手先のしゅっとした感じが綺麗なんだよなあ。

 天飛華音(ムルマン)■いや本当に私あまとくんの顔が好きなんだと思う。オペラ上げる確率が本当に天飛華音すぎて笑う。

 

 最後にこれだけお伝えしたいのは、今回のプログラムの演出家の挨拶文が買って損なし案件だったってことです。

 とにかく私のツボは、ラジオの「JET STREAM」まで眠れぬ夜を過ごした生田青年と、かつての怪作「BLUE MOON BULE」の舞台と客席の温度差を感じていたにも関わらず、また今回凝りもせずこういったショー作ったサイトーくんです。

 反省しなさい、いや、ふたりに拍手を送りたい!!!

 ゴーイングマイウェイ、わが道を行けそのままで!!!

星組生、まじでお疲れ様です!!(敬礼)

 

 今年もこの自己満足でしかないクッソ長いブログを読み続けていただき、本当にありがとうございました。今年もあと1ヶ月…。早かったなあ。本当に…まこなこの超絶技巧デュエットくらい早かった…(コマ送り2022年)。

 最後は1年総括記事でおしまいです。求められなくても書きまっせ!それでは!!

来年はみんなで笑顔でタカスペみれますよーーーーーーーーーに!!!!!