MENU

花組「金色の砂漠」ジャハンギール様に愛の恋文

おはようございます。久々のキャラ萌えは疲れます。

あくるです。

 

新幹線の中でとりとめもなくツイッターに書きなぐった件、

そうこれを私は「ジャハンギール様事件」と呼びたい。

それほど、鳳月杏さん演じるジャハンギール様の脳内の支配力は

すごいです。ちょっと斜に構えて(「ふっ、どうせちなつさんがかっこいいんだろ?

おりゃー知ってるよ、ミーマイで学んだからな・・・!」的な)

視線で最初見ていたんですけど、どんどんのめりこんでいって

最後ジャハンギール様が絶命された時

 

「ギィーーーーー!!!!!!!!

ころーーーーーーーーーーーーす!!!!!!!!!」

 

とまで思ったジャハンギール様。私のジャハンギール様(※お前のではない)

あ、言わずもがなですがネタバレです。ご理解お願いします。

 

だいたい前回のキャラ萌えって誰だっけ??と思いをはせたところ

私もオタクなのでチョコチョコ萌えてはいるんですけど(あと、中の人との関係考えて

ウフフ♡とか)(気もち悪くてすみません)

(オタクなんて気持ち悪くてなんぼです)←開き直りやがった!!!

ここまで気持ちがひとりに支配され日常生活に害が及ぶほどの事件的なキャラ萌えは

「月雲の皇子」の穴穂では?という可能性が・・・。

 

あれもまた、中毒性のあるキャラ萌えだったなぁ・・・

 

・・・

 

・・・

 

あれもちなつさんやんけ!!!!!!!

 

と盛大な一人突っ込みをさせていただきました。そう、あれもちなつさん。

で、作ったのはくーみんせんせい。

あ・・・あかん組み合わせだったやん・・・。

 

私のハマるキャラの公式それやん・・・。

 

もう私の中でギィとかどうでもよくなってたんですよ、作品の最後。

(いやよくないよ)

ジャハンギール様が絶命なさったところであとの物語は余生となりました・・・

(喪服にいそいそ着替えてた)

 

まずプロローグからジャハンギール様は完璧でした。

このコンサバ、プロローグがめっちゃくちゃかっこいいんですね。

ゲームみたいに登場人物が次々出てきて、ジャーン!ってそろったところで

物語が始まるのですが

 

すでに大ボスなジャハンギール様。

 

真っ赤な衣装を身にまとわれたジャハンギール様を見た瞬間、

ジャハンギール様が王妃アムダリアに心奪われ前の王から

アムダリアを略奪した気持ちがわかりましたよ・・・(そんな早くから?)

そんなジャハンギール様ですから、あの二階席に

 

遠く目をやる中の人の目線も「はぅぅぅぅう・・・・!!!!!!」って震えるのは

当たり前として(私が)(もう当たり前なんかい・・・)(しれっといってるけど)

 

ギィとタルハーミネの幼少時代のシーンになり

アムダリアの部屋にタルハーミネが遊びに行き、アムダリアに冷たく

突き放されるところでしずしずと階段を上ってくる赤い人(紫のバラの人みたいな揶揄)

で私のオペラは停止しついでに頭も停止、その後の展開は

ただただ石化して生唾を飲み込んだ覚えしかございません・・・。

 

でもここでひとつ注文するといえばアムダリアを抱きしめた後

ソファに押し倒すところで暗くなるの早くありませんか、舞台進行さん・・・

(盆が回るのは仕方ないと思う←誰)

あ、これ舞台進行じゃなくてくーみんせんせいに言えばいいの?

 

何の話かといえば

「ジャハンギール様がハケる瞬間の暗転が全体的に早すぎるわ!!!!!」

キレてた話です。すみません。ジャハンギール様信者で。

もう赤い人を少しでも長く見ていたい結果のこれです(わからん)

 

もうジャハンギール様が階段を上ってきた時点で穴穂の幻想が

広がりそして盛大な「これが萌えってやつかーーーーーーー!!!!!!」な

感情を久々に味わいました・・・私ってオタクだな・・・。

 

でも決してジャハンギール様と穴穂が同じというわけではないんです。

 

穴穂は総体的に見ると「弱い人間」だと思うんです。

心も弱くて、とても優しい人間。欲しいものでも触れることもできず、

ただ己の情と戦っている。「情」の人間だと思っています。

 

ジャハンギール様は全く真逆で動かすものは「欲」。

こいつが欲しいと思えば国を滅ぼすまで戦い、己の力で勝ち取る。

情などはなくただ欲求心で動き、殺すと決めたら殺し誰にも助けは求めず、

孤独な独裁者。血も涙もないジャハンギール様。

だいたい1号セリドセンで真っ赤なクッションでおくつろぎになる

ジャハンギール様に怖いものなどなにもない。

 

世界と女は俺の物、誰にも渡さないし

この世が終わることもない、な

ジャハンギール様。

 

ジャハンギール様ぁぁぁっぁあ(←めんどくさい)

 

あと、娘を特に可愛がっている描写がないのもものすごく

ジャハンギール様で萌えます。これで娘にメロメロ♡だったり

早く孫の顔が見たいのう・・・なんて言ってたらここまで私ものめりこむことはなかった。

 

娘はあくまで政治のコマ。

私の意志のまま動かすしそれに逆らうものは、殺す!!!!

 

ステキすぎます・・・ジャハンギール様・・・。

そして、一国を滅ぼし上り詰めた独裁者は孤独で、

アムダリアに好かれている自信などないはずなのに孤独や寂しさを

醸し出すこともなく己の生きる道をまっすぐ見据え、

娘は国のためにいる、みたいな非道なジャハンギール様に

私はただ、ただ思うのみでございます。

 

私をジャハンギール様付の特別な奴隷にして!!!!!

 

・・・バカだろう?わたしって。

 

独裁者で非道で娘は政治のコマ程度にしか思ってないくせに、

アムダリアを胸に収めているときは優しさに満ち溢れ

アムダリアに触れるときはガラス細工を愛でるように優しい・・・。

 

もうギィとタルハーミネは私にとってはジャハンギール様の

非道で独裁者な俺たちの国王を際立てるカスミソウみたいになってました

(それはあかん)。いや、ギィもタルハーミネもいい役だからこそ

ここまで私はジャハンギール様に夢中になれるのですよね。

ありがとう、ギィとタルハーミネ(※本当に思ってます)

 

キャラ萌え、といわれればそれまでなのですがジャハンギール様を

演じる技量があるのはたぶん花組ではちなつさんだけだと思います。

どっしりとした存在感、絶対的な自信、嫌味にならないただひたすら

強い人間、それを総合してあそこまでのジャハンギール様が出来上がった。


穴穂のような「情」の人間、ジャハンギールの「欲」の人間を

演じ分けられるちなつさんは前まではショースターのイメージが強かったのに

ここにきて演者になった、役者になったと偉そうにもくーみん立ち位置にいる

自分がいました・・・。えらそうですみません。

 

ジャハンギールという軸がいるから、この物語が成立し話が進んでいく。

絶対的な演技力があり、ジャハンギールが存在し、

ブレないからこそギィとタルハーミネの話が際立つのです。

もうここまで言ったら「あんたそんなにガチなの」と思われそうですけど、

言ってもいいですか。

 

「ジャハンギール様を演じるために、

ちなつさんは花組に来た!!!!」

 

ありがとうございました。ちなつさんのジャハンギール様を生で拝めた

この事実を大切に後世に伝えるわ・・・・。

 

「客席と馴れ合わずに毎回真摯に自分の役を演じてほしい。」

 

プログラムのくーみんの言葉に、ずしっと来るものがあります。

宝塚のいいところであり、悪いところでもある「客席との馴れ合い」。

 

ジャハンギール様の演技を思い出しながら深く頷くのであった・・・。

 

ジャハンギール様のスピンオフを私は楽しみにしています。

え?やるよね?←調子いいやつ

 

もうくーみんの頭の中ではできているのよ。

それを世に出せばいいのよ!!!!!←うざい

 

ご清聴ありがとうございました。

しばらくジャハンギール様のことを思うだけでごはんが食べれそうです・・・。

 

くーみんの娯楽作品ってすげーな・・・。(※くーみんがプログラムで言い張ってます)