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宙組トップスター、朝夏まなとに翼を与えた方々へ。まぁ様トップおめでとうございます!

DVDは発売日に買ったし、何度も見ているし昨日だって見たし(直子と)

それでも今日も見た。私、本当にこの作品が好きで、というかほとんど中毒なのかもしれない。

もしかして、タカラヅカで一番好きな作品なのかもしれない。


まだ、「なのかもしれない」という表現をするのは

はこれ以上好きな作品が出てくるかもしれないという、これからの

宝塚歌劇団」への期待という意味でですが、それほど思いつめていると

思われるとあくるさんちょっと本当に大丈夫?と思われそうなので

ほどほどにしたいですね。でも、本当にこの作品は死ぬほど好きなのです。


観劇当時、私どんな感想を持っていたんだろう・・・と考えていて、

あ、そのためにブログつけてるんだった、と気づき日付またぎまして

このブログを書いています。なんだか寝付けないのです。


当時の覚書は、こんなん。私のその時の興味のある人物への正直度がすごい。


http://ameblo.jp/a0k6u1r8u/entry-11770091749.html


私は自分の記事をあまり読み返さないのですが(恥ずかしさが勝つ)

この時興味を持っていたのは一目瞭然で緒月遠麻ロベルト・シューマン先生だったようです。

語りの熱量が違う・・・。もちろん今でもシューマン先生大好きだし

緒月さんの演技も大好きだけれど、それはその時私の中で


「私がものすごく求めていたものを緒月さんが体現してくれた」


結果かもしれません。シューマン先生の優しさとか弱さとか、そういうものを

あの頃の、というとずいぶん前みたいだけどあの時は心に響いたんでしょうね。

あと、単純にヤン緒月に夢を抱いていたのでしょう。(笑)

単純にこんな男性いいなぁ、あー結婚したいと思っていたのかも・・・。


人間とはとても単純な生き物だと思います。そして、複雑でもある。

その時その時のタイミングで、同じ作品でも違う人の目線から見ることができる。

舞台は生が一番ですが、今回映像を見ながら自分の心のアングルとは

違うものを映像は写しても、考えることは違ったり同じだったり。


舞台は好きなところを見れるので、映像は「そこは違う!!!なぜそこを写す!!!」という

ストレスがたまらないこともないけど反対に考えると

自分の知らなかった世界も見せてくれるわけで。


映像はガッカリ度もすごいけど、その分ものすごい「自分の知らなかったアングル」で

見ることができるんだな、これは宝塚みたいな劇団(「贔屓」という存在がある劇団)には

映像って大事だなぁと思う次第です。


その結果がまぁ様なんですよね。主演はまぁ様。緒月遠麻ではない。

生の時は完全に緒月アングルで見ていた私ですが、まぁ様こんなに素晴らしい

ブラームスを演じていたのかとドキモを抜かれたわけです。


まぁ様本当にすごい。涙をボロボロ流して完全に「ブラームス」になってる。


私は映像を見るまでこのまぁ様を知らなかったし、知ろうともしてなかったのかもしれない。

DVDを見たときの違和感はこれだったのか、と思うけど今は「違和感」じゃない。


まぁ様がトップになった、ということを前提にこの作品を見ると、

改めて朝夏まなとの「真ん中力」の素晴らしさ、演技の秀逸さ、心の豊かさ。

それがビンビン伝わってきます。緒月さんが退団されてから初めて見たのもあって、

完全に自分の気持ちの中でケリがついた現実もあるかな。


たぶん、私はこの時点では「まぁ様はトップになるんだろうなー」とは思っていたと思うんだけど、

それが「次」とか、「もうすぐ」という感覚はなかったんだと思う。

それが、お披露目が始まって

「さあ、これがトップスター朝夏まなとです」といわれてから見るのとでは全然違うんですよね。

「やっぱりトップさんは違うなぁ」と思うというか。


「まぁ様はやっぱり宙組のトップスターだわ。輝きが違う」


と自然に思えるわけです。私も相当あんた誰感強いかもしれませんが、

自分勝手ですが今時点で「翼ある人びと」の主演はやっぱり朝夏まなとだったし

緒月さんは名助演だったのだなぁと。


もう遅いですけど、生で私の「朝夏まなとアングル」で見たいなって思います。

このオリジナルメンバーだからの感動だし、ブラームス

絶対に朝夏まなとでロベルト先生は緒月遠麻しか私は考えられないから、

再演は特に希望はないですがオリジナルメンバーでいちからまた再演を

やってくれるなら、今度は私は「朝夏まなとアングル」で見たい。


そして、この作品を作った上田先生の偉大さをひしひしと感じるわけです。

なんて魅力的なキャラクターを書ける人なんだろうと、すごい演出家が出てきたというか。


ブラームスアングル」「シューマンアングル」「クララアングル」「ヨアヒムアングル」

「ルイーゼアングル」「リストアングル」・・・


出てくる役、すべてが主人公になれる。


もちろんタカラヅカは観客ひとりひとりに主人公がいるんです。「贔屓」という。

でもこの作品はそれを超越した「キャラの生き様」がものすごく書きこまれている。

背景がしっかり書かれてて、このキャラはこう思っているんだろう、という推測ができる。

これすごいことだと思うんですよね。

やっぱり、なんのジャンルでも、実生活でも「この人何考えているんだろう?

さっぱりわからない・・・」という人やキャラはいる。それはそれで魅力的なのもわかる。

だけど、上田先生はその「?」を微塵も感じさせないキャラクターを作ることができる。

だから納得できて、涙を素直に流せて頭痛くなるところまで来るんだと思う(それは私)。


いわゆる「書き込みが少ない」「キャラが立っていない」「不自然さを感じる」から

二次制作にはげめるところもあるし、それはそれで楽しいんですよね。

妄想で完結させる力も鍛えられるし。宝塚は本当にその力、めっちゃ役に立つ(笑)。


だけど、上田先生はその「隙」を与えさせない。それがまた心地よかったりする。

完璧はつまらない、というけれど実際は完璧な舞台を見たいし、「名作」に出会いたい。

そう思うのはエゴなんですかね。エゴですね。

妄想もしたいけど、名作も見たい。


話を戻して、改めてまぁ様ブラームスアングル全開のDVD映像を見ると

まぁ様のすごさを感じることができる。あーここで泣いてる、とか、ここで寂しそうに微笑んでいる、とか。

ここで笑顔全開になってここで苦しそうな顔をしてたのね、とか。

新しい発見がありすぎて夢中でした。


「トップスター朝夏まなと


の魅力満載です。公式のDVDはやっぱり一番「模範的」な教科書なのかも。

だから8000円もするのかも。


この映像を見て、ますます「真ん中朝夏まなと」が早く見たくなったし

その立場がふさわしい方だなと思います。



私、しっかり言っていませんでした。


ブラームスに翼を与えたのは、シューマンとクララ。


朝夏まなと、まぁ様に翼という大羽根を与えたのは、応援し続けたファンの方。




心から、トップ就任おめでとうございます!!!!!