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雪組新人公演。20分の映像でウザく語る。

いろいろ過去の経験から、映像だけで判断してはならない、ということは頭においているつもりですが

まあ~今回の新公は、ほんっとに、マジで、


あたしこの新公見てないってバカじゃないの、


って思いましたよねええ、日本一のバカ、あくるです。

思わずチケ流のぞいて真っ青になって一瞬で閉じたよね。ウインドウを。


どこでもドアがうんぬんってゆりさち言ってたけど、

ドラえもんいたら私どこでもドア脅してでも出させてガチャって開けたらムラ、

っていう道具絶対常備させておくし。ピンチのときとか、自分の思い通りに

ならなかったとき、ついドラえもんの存在に頼ってしまうダメな人間です。


そんなことはどうでもいいのですが、今回の「ルパン三世」新人公演。

いや、神!と思いつつも、どこかなんというか・・・ここ数年雪組を見てきて

モヤモヤと思っていた「あすカリ」の存在が自分の中でも雪組新人公演でも大きいなあ、と

思っちゃいます。94期、いくら職人の期で、93期と95期の間の期だからといって

各組のPの目を時々疑う使い方をするなぁ・・・。


ほんの数秒の銭形マーチと、ほんの数秒の五エ門立ち回りを見て

数秒なのに


「いやー、94期がほんっと素晴らしかったよね!

・・・真ん中、見たかったね・・・」


となってしまう、切なさ。これは長くなりそうなので後記。



ひとこの相変わらずの可愛あざとさの溢れるルパンに親心と、

こ、こんなことできるんかいひとこ(驚)っていうかスタイルが本役さんと一緒だよ(驚)

ふとももどこだよ(驚)どこまで耳に優しい歌声なんだよ(驚)と

「(驚)」が何個あっても足りない無限の可能性を秘めたスターの誕生でした。


私の中でひとこって、配属時から「はいきたーキラキラスターがついに雪組にもきたー」

って感じで「ほっといてもスターになるだろキャラ」なので特に気を留めている

スターでもないのですが(ひどい)(でも、それは素質と実力を認めているし、

ほっといても大丈夫、という安心感から、ということをご理解のほど・・・)

ほっておいても大丈夫、だけど、見守りたい!!というスターに変わりましたね・・・


この子が真ん中に立つ姿を見て死にたい。とか思います。(重症)


っていうか、それまでは死ねないっていうか・・・。


最低でも97期。


前までは「最低でも95期まで。」が自分の中の合言葉だったのですが・・・

月組の蓮つかさくんと、ひとこのせいで延びたよ・・・。(責任転嫁)


やっぱりひとこのスター性と茶目っ気は天性のものだな、と。

ルパンに必要な素質を全部持っているな、と短い映像でもひしひしと感じました。

歌はもちろん、軽々とひょうひょうとしているルパンのキャラも本役さんはまあ

「はまり方が異常」なので比べるものではない、と思っているのですが

どこにも「新公らしさがない」とは言いすぎですかね・・・?

なんか、タカラヅカ初見の子を連れていって「さあ、見よう」って新公見せても

何にも初見の子は疑問を持たなそうなルパンだな、と。


もちろん今すぐトップスターになれるよ!レベルとは言いすぎだけれども、

この子もっと勉強したらマジ怖い、というちょっと上のれいこくらいは

危機感を持つかもしれない。


初主演でルパン三世、めっちゃ難しかったと思うけど、本役さんをちゃんと見ていて、

自分の中で消化して、役を自分で一から真似ではなく作り、それを舞台で表現する。

という下級生のころは当たり前のこともできていないのが当然なのに、

ひとこのルパンはちゃんとできていた気がします。うっわ、こわっ。


かなり上からですが、「まあ、次もある!頑張れ!」というレベルではない・・・もうすでに。


本人キラキラスターなのに更なる努力もすることもできる素質・・・。

私が一番宝塚歌劇団員に必要だと思う「向上心」をいつも持って、

ぜひ真ん中に立っていただきたい逸材です。ひとこならそれも夢じゃない。



そんなれいこはれいこで、やっぱり


「カナトツキシロ・・・様・・・?」


レベルになっているし(間違いなくアルカポネでは私の中で「れいこ」→「れいこ様」もしくは

「カナトツキシロ様」になっていると思う・・・やっぱ今死ぬわけにはいかねえ)


今回私の中でかなりのネタキャラになりつつある「カリオストロちゃん」ですが

この数秒の映像で受けた印象は、「カリオストロ様(平伏)」でした。


まずヴィジュアルからヤバいんですよ、れいこは。


本役さんとは違ったストレートヘアーでしたが、まあ私のど真ん中ついてくるよね。

だいたい本公演の宮廷服でも呼吸困難に陥りそうな感じになるのに

カリオストロの黒服なんて。あんた。人をどんだけ沼にはまらせる気なのっていう。


本役さんとはまた違ったカリオストロさんの「開けゴマァァァァァ!!!!!!」は

本公演では爆笑ポイントなのに(個人的には)れいこがいうと

「れいこ、錬金術師だよね?(大真面目)」ってなるかられいこと本役さんは

似ているキャラのようで全然違うんだなー、と同じセリフでも思います。


それは、ひとこの時にもいったけどちゃんと自分の中で役を消化して

噛み砕いて、自分のものにしている、という現れなのでやっぱり「様」昇格決定だなと。

せっかくなら最後のシーンも見たかったな。

あと、銀橋ソロも。


あと、個人的にはひとことれいこの絡みがめっちゃ見たかった。

アドリブシーンはもちろんだけど、最後のシーンとか、れいこガン無視のひとことか(これ絶対見たい)。

本公演のルパンとカリオストロの絡みが大好きなので

れいこひとこでやったらどんな感じだったんだろう、と興味津々です。



あれ、れいこひとこでかなりスクロールバーがかなり短くなっているので

巻きます。これ、生で見てたら私5日間くらい語れる自信あるな・・・。

ウザがられます、確実に。すみませんでした(先手)。



さて、後記と書いたことについて。



雪ファンならだれもが思っていた、「あすカリどちらか真ん中で!」案件。

もちろん今回の主演ひとこの姿を見ると、何にも文句はないし

ひとこがやる意味もわかる気がするんだけど、間違いなく雪94期あすカリは

これからの本公演を支える素晴らしい人材だと思っています。

軽々しく、やめてもらったら困るし考えるのもダメな逸材だと思います。


だからこそ、ゼロ番に立ってほしかったんです。


ゼロ番に立つ意味。それは宝塚に生きていくうえでとっても大切なものです。

もちろん、全員が立てるわけじゃないし、でも一握りのチャンスをもらったなら

ちゃんと全うしてほしいし、努力もしてほしい。

限られた人しか立てないところなのだから、選ばれし者しか立てない場所なのだから

だからこそあすカリどちらか、いやできれば2人とも経験してほしかった。


いい例が香綾しずる、がおたんだと思います。


今では絶対雪組に必要な方であるし、何をやらせても上手く一歩上をいく

三拍子そろったスター。あんまり知られていないかもしれませんが、彼は

ゼロ番を経験しているのでそこがあの舞台を作れる強みになっているんですよね。

今回のロベスピエールも素晴らしいし、あの最後のアドリブでひきつける力を

持つがおたんは最強だと思っています。雪組核兵器です。


この最後のラストチャンスにあすカリどちらかをふらなかったのは、

唯一の最近の雪Pのミスでは、と思うほど。


あすくんもカリ様も、雪組の大切な役者です。どちらか欠けたら、

今回の新公の成功に導かれなかったかもと思うし。

それほど、20分映像でもこのふたりの存在感がびしばし伝わってきて。


銭形もかっこいいし、五エ門も2枚目キャラで(カリ様のメイク最高!)

もちろんよかったけど、このふたりが主演をしないまま新公卒業は

本当にもったいないです。


これからのあすカリに与えられるチャンスは、本公演のみです。

それでも、あすカリは全力で立ち向かっていくだろうし舞台に真摯な姿勢を

魅せてくれる、というのは間違いないです。


だからこそ、ゼロ番の重みを経験したらもっと化けたんじゃないかと思うと、

悔しい気持ちでいっぱいになります。


本公演中たった1回の新人公演。


その一回に、下級生はすべてを賭けています。

そして、毎回進化し続けたあすカリを私はいち雪担として誇りに思っています。


あの歌劇団生全員にいえることですが、誰一人舞台に手を抜いている人はいない。

それはわかっているけど、その中の一握りの「ゼロ番」を立てるチャンスが

回ってきたら人より何倍も努力しなければならないからそれがキャリアとなり、

骨になるのです。身になり、血になり。


雪担がここまでどうして「あすカリに主演を!」というのか、わからない方もいらっしゃるかも

しれないけれど、彼達の今までの舞台に賭ける姿勢を知っていると、

本当に真ん中に立ってほしい、と思わせる役者です。


これからは本公演のみに生きる、あすカリ。


それはとても楽しみで、彼らの無限の可能性にわくわくすると同時に、

ふっと頭をよぎるのは「悔しかったな」、かな。


ふたりの未来の無限の可能性を20分の映像で妄想する勢いで

雪94期実力派スター、久城あす、煌羽レオの本公演の活躍を

舞台で見せてほしいです。




最後少し重くなってしまいましたが、雪新公メンバー感動をありがとう。

東京も頑張ってください!



・・・なっが。(ごめんなさい)