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宙組「風と共に去りぬ」アシュレのともさんの優しさと緒月氏ベルのブレない強さに

順番がわからないまま(誰か正しい順番教えて・・・)
ともさんアシュレに~キタベル(キタァァァァァベル―――――――!!!!!)



【悠未ひろ】    アシュレ


 
うーん…私、悠未氏がどうこうよりもこの「アシュレ」という人物が
アシュレ派の方には申し訳ないんですが理解不能でした…。
いや、この人物は映画版のときから理解不能なんです。
どうしてそこまでスカーレットに思われるか、全然わからなくて。
だから正直、悠未氏最後の男役がアシュレってきたときは「え、えぇ~??」って
思っちゃったのはいごめんなさいアシュレ派の方。

スカーレットとメラニーの間でずーっとフラフラフラフラフラしてる気がして、
特に2幕ではスカーレットに行くのか~?と思ったら
あそこまでいっておきながら

「僕にはメラニーが….!」

って、え、

今更ここでメラニー出す!?

ってなっちゃって。
でも、悠未氏のすごいところはね、ちゃんとその役になってるところ。
1幕はまだ精悍さがあって、スカーレットにサッシュを巻いてもらうところの
表情がかっこいいの‼︎‼︎!
この難しい役を素敵に演じてらっしゃって、役が好きとか嫌いとかじゃなくて
悠未氏の役者魂が、男役魂が見れたというか。

「この、女には理解不能
アシュレ乗り切ってみせるぜ‼︎‼︎!

という命の役者魂が伝わってきた。

2幕はさらに理解不能になるけど、悠未氏のちょっと狂気じみた戦争の傷とかが
本当に戦争に行ってきて、こういう風になってしまったのかな、という
悠未氏の演技が伝わってきてアシュレとしていいアシュレだったと思う。
残念なのは結婚してるのにラニーとの絡みが一切ない!
もっとメラニーを思う描写がセリフじゃなくて一緒にいるところとかで見せて欲しかったな。
アシュレもメラニーが好き、メラニーもアシュレが好き、という夫婦だから相思相愛、
というところが見たかった…。
悠未氏のアシュレは包容感があって素敵。
アシュレ理解不能派な私もともさんのアシュレの脆さとか、儚さは伝わってきた。
ともさんのルネも楽しみ!
みなさん、ともさんアシュレの見所はサッシュを巻かれる時の表情、です!
ともさんの優しさが溢れるアシュレでした。

 
【ベル・ワットリング】   緒月遠麻

このお芝居の台風の目ともいうべきキタベル。
月氏のベルすごくよかった!

確かに大型女役だった!

キタベルのすごいところはどの役者に絡んでも堂々としていて、ブレないところ。
ベルという女を真っ向から向き合っていて、自分を落としてないところ。
情婦でも決して下品にならず、南部の女として誇りを持って堂々と生きてる感じがたまらなく
男前でかっこよかった。
レットの何もかもをわかっていて、背中を押す男前のキタベル。

はっきり言ってこのお芝居で一番いい女ですよね。

ほんと緒月氏の芝居には嘘がなく、いい意味でスカーレットと仲が悪い感じが
メリハリが効いてて最高!役者だなーって思います。
スカーレットのところにレットを送り出すシーンはいい女の見本でしょ。
自分も好きなのに好きな相手の好きな人のところへ行くよう背中を押す…
とても出来る芸当じゃないね。

・・・っていうか私は

出来ないね(すみません心の貧しい人間で)。

夫人たちに突き飛ばされた後歌う歌が切なくて苦しくてグッときた。
どんなに蹴飛ばされても、転んでもひとりで立てる女性、キタベル。
そりゃ姫が夢中になるよね…(違う…のか?そう…なのか?)
どの役者と絡んでもブレないキタベルに私はただ感動を覚えるばかりです。
あのスカーレットとの虫唾が走る関係は見てて面白くて大好きです。

ラニーが昇天されるシーンでメラニーの事を思い願っているところで
ぐっと心掴まれました。

この大型女役、本物だわ‼︎‼︎‼︎!


なかなか終わらない、今度こそ覚えている限りの小ネタを箇条書き。