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私は本当に天使の姉かもしれない 今日はそんな妹の話

ちょっとやそっとであきらめられることではない。
ヅカブロガ―のみなさまは当然の如く発売日にごひいきのブクマをゲットしている。

すげえ・・・みなさますごいよ!!!

私、全然発売日など覚えてなくて久々のセブンイレブンしろくま」に
感動しながら(セブンイレブンの「しろくま」はちょっとお値段高めなので
余裕がないとなかなか食せない)「コートダジュール」で
この当時ヅカヲタだったら間違いなく高嶺ふぶきさまクラスタだな(決定事項)とか
高嶺さまと一路さんの間で揺れる紫さん、それもわかるぜ!とか
食後の「しろくま」を堪能してアメブロのマイページにログオンしたら
次々によくいくヅカブロガーさまは「お買いもの」されている!!!!(長い)
(もういいかげん「しろくま」よくね?)

今年こそゲットすると決めた去年・・・走馬灯のように思い出す・・・

今年も(そう、しつこいようだが今年「も」)泣き寝入りなのか。
ツイッターの速報では売り切れのスターさんもいるようだ。
これは次の観劇のときには彼のブクマは売り切れている可能性大である。
残ってて買えてもちょっと悲しい気がするのはファンとして当たり前なのだが、
売り切れてて手に入らないのはもっと悲しい。

なので、あくるさんは家の最終兵器を出すことにした。
安心してくれ、ミサイルとかそういう法に触れているものは所有していない。
だが、少々の手数料はかかってもいいと思っている。

家族が心配する中ひとり関西の某大学に行き、今はすっかり関西弁と東海弁の
バイリンガルである、就職も関西でしてしまい「もうあいつ戻ってこねえな」とささやかれる
実妹(24・非ヅカヲタ)である。

彼女は通勤は阪急電車、買い物は梅田の阪急百貨店、デートは阪急メンズ館と
散々阪急に6年間お世話になっておきながら「一度も見に行ったことがない」という
筋金入りの非・ヅカヲタである。まあ、それは別にいい。
人それぞれであるし、直子はその要素があると思ったのでしつこく勧誘したが
この実妹、まるでその要素がないため私ももう何も言わないし、言っても

「お姉ちゃんはもっと現実見た方がいいよ」

といわれるのがオチなので何も言っていない。

だが、この事態、背に腹は代えられない。

土下座しても彼女に行ってもらうしかない。

ダメだったらスカイプで土下座でもしようと思いつめてLINEしてみる。
土下座とかいいながらも最初はLINEというところが
「こいつにはあんまり頭下げたくねえな」という魂胆丸見えで
おのれのプライドの高さに失笑。

「あのですね・・・お願いがありましてね・・・」

で切り出す。いつもより「既読」が早い。めずらしい。

「ちょっとそのー、宝塚までいってくれませんかねえ・・・・」
「はっ?」

文字通りの反応である。うん、そうだよね、宝塚へ行けってヅカヲタに言われたら
嫌な予感しかしないのは当たり前だよね・・・
まあ、都合のいい「パシリ」にしか使われないからね・・・

「ちょっと・・・ブックマークといいまして、それを買ってきてくれはしませんかねえ・・・」
「ブックマークって何?」

当然である。「ブックマーク」とはなにか。
私もヅカヲタになるまで「ブックマーク」が「ようするに、買うしおり」ということは知らなかった。

「宝塚のどこで売ってるの?」
宝塚大劇場の中にあるキャトルレーヴっていうショップに・・・」
「あ、紫色の」
「うん、すみれ色ね」

このへんがウザがられる、安定のヅカヲタあるある。紫色と言わず「すみれ色」にこだわる。
訂正までしてしまう安定のウザさ。え?あくるさんだけですか。すみません。

「そのショップ、梅田にもあるよね?」
「うん、あるよ、あるある」
「・・・梅田にもそれ、売ってる?」
「うん!!!!!売ってる!!!!!!!!!!」

これくらいの前のめり感は当たり前だと思って頂きたい。
地方ユーザーゆえのこの前のめり感。もしかしたらという期待と不安。
希望と影。ヅカヲタと非・ヅカヲタの戦いが始まる。

「明日(※今日)梅田に行くけど、その時買ってこようか」
「・・・妹よ・・・!!!!!!!」

気分はウン十年前のドラマの「妹よ」の岸谷五朗である。
(「妹よ」・・・和久井映見岸谷五朗の兄弟愛が書かれたドラマ。
唐沢寿明和久井映見の「赤い傘の恋人」で超かっこよかったのだが、この話には
全く関係がない)(じゃあ書くな)

「うん!!!うん!!!お礼は倍返しする!!!倍返しする!!!」
「お姉さんに言えばいいの?ブックマーク下さいっていったらわかる?」
「いや、妹よ、ブックマークは54種類発売されていてな・・・
今から言う人の名前を決して忘れるな・・・」

「ウザッ」

(しまった!!!ついいつもの「上から目線」が出てしまった!!!ここは下手に出なくては
「一生手に入らない」という最悪の事態がまっているというのに!!!
冷静に!!!慎重に!!!かつ大胆に!!!!(←高校時代の女教師の教え)

「のぞみふうとさんです。望海風斗さんです。NNOZOMI FUTOさんです」

・・・ここまで書いて思うのだが、私相当うざいな。(原文のまま書いています)

「今阪急のサイト見てるんだけど・・・この赤毛の人ね?ちょっと変な枠の」
「うん、それは枠じゃないけど、まあ枠ね、うん、赤毛の人」
「・・・わかった、この人ならわかる」

・・・それはどういう意味ですか、妹よ・・・!!!まあ、いいや。
理由はわからないけどイメージはついたらしい。

「うん、いいよ。雨ひどかったら辞めるかもしれないけど」
「それは困る(即答)」
「はっ?」
「いえ・・・大丈夫・・・です・・・でも、あの、なるはやで!!!」
「はいはい、りょーかいです」

え・・・今、了解っていった・・・?

この戦争もらったぜ―――――!!!!!今なら明智光秀の気持ちがわかるぜ
(だめ、それ三日天下ってやつだよあくるさん!!!)(日本史しっかり!!!)

そして、今日。仕事が終わるとLINEが入っていた。

「なんか、望海さんの写真出てたからついでに買ったよ。
あと、誕生日何もプレゼントしてなかったからお金はいいよ」

い・・・い・・・

妹よ―――――――――――――――――!!!!!!!!!!
(号泣)




あ・・・じゃ、きらり様との写真も頼めばよかったかな ← 本当にずうずうしいにもほどがある
(ちょっとうまくいったからってこの調子ノリ、一度痛い目にあえばいい!!!)

そして、私は返す。


「ありがとう、この恩は忘れません、けど、できれば
なるはやで!!!!」



(あくるさん、それ以上自己中になるなマジで・・・マジで人間性とか疑うから・・・)