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花組 「愛と革命の詩」 ②みり様のみり様によるみり様のためのジェラール

夜の勢いで書きます、花組 「愛と革命の詩」 

最強二番手明日海りお。通称みり様。

【ジェラール】  明日海りお


みり様ようこそ花組へ!お芝居第一弾。
二番手時代が一番だよね宝塚は、という長年の布石をまさに地でいく説の
序章でもありそうなこのジェラール役。
はっきりいうと、アンドレアよりもマッドレーナよりも「現実」に生きているように見えるので
(しかも日本人が大好きな「子供時代は苦労をしていて、自由に勉強もできなかったが
実は秘めたる才能を持っており自分の力でのしあがった苦労人」という設定)

みり様ファンはもちろんのこと新規ファンも獲得できそうなおいしい二番手ジェラール。

個人的なオススメは序盤の「苦労人ジェラール」を表す貴族社会の頃のみり様。
銀食器を磨き、花道でりんごを齧りながらルソーを読みふける少年ジェラール。
正直真ん中どうなってるか知りません(おい)。
そっちばっかり見ちゃうのは、みり様がみり様たる所以なのか、あくるさんがただ好きなのか。(どっちもだと思います)
後方席に座った際はそんなみり様を見るのも一興ですよ。なんていうちょっとしたメモ。


あとはやはりあちらこちらで囁かれている「ジェラール女の経験ないんじゃないか説」は私もそうだと思います(ぱーん)。
あの人マッドレーナ思いすぎるというか絶対経験ないからあんな結果になっちゃったんだというか。
賢いのに、そっち方面止まっちゃったままで自由!自由!!と言っている間に

あれだけのビジュアルを持ちながらも宝の持ち腐れになってしまったみり様ジェラール…

キスを二度も拒まれるジェラール…。

モランはそっちの方も難なくこなしているというのに、ジェラール不器用すぎる。
そんな一生懸命なところがいいのかもしれないけど、みり様それが似合いすぎてるところが恐ろしい。
怖いほど1人を愛し抜ける説得力があるんだよね、みり様の演技。
今の時代だとストーカー一歩手前的な。
けどこれは武器でもある。
いつかお嫁さんを迎える時、一生愛し抜くと誓います、誓いますとも!!!!(あの目力)って感じ。

…お嫁さん、幸せになると思います。


と、いうことでこれ三角関係というかみり様の矢印向かいっぱなしって感じだと思うんですけどいかがでしょう。
だってマッドレーナ、全然揺れてないというかむしろ怖がってるよ…?
二等辺三角形でもないよ?

ジェラール → → → マッドレーナ、だよ!?


…みり様らしくていいと思います。(なんだよ「らしい」って)


そして最後はアンドレアのため、というかマッドレーナのため?立ち上がるジェラール。
なんというか、ザ・みり様です。
ほんとなんというか、ザ・みり様なのです。これしかいえねえよ、夏。

【モラン・ジュール】  春風弥里


・・・これだけは散々文句を言っている今回のケイコの配役で唯一「「よくやった!ケイコ!」と
思ったみーさま。もうみーさまとしか呼べない。「みーちゃん」なんて呼べない。

最後、この役で本当によかった?

本当にこの冷徹で冷酷でジャコバン党で女もお手の物のモラン・ジュールでよかったのか?

はい、よかったです!!!!(挙手)

やる人によればアレなんですけども、みーさまのあふれんばかりの

色気にモハァーっとヤラれ

銀橋での冷酷な歌にヤラれ

女の扱いにヤラれ

あの新聞紙になりたい!!!と全国の乙女に切望されるほどの足技を使われ
私たちはむせび泣くのです・・・みーさまの退団に。
みり様が新聞紙を机にパンっと置き、それを脚でバァン!!とかかと落としされるのですが
ちょっとみり様が「びくっ」っとなるのが

みーさまクオリティーーーーー!!!!!

最強二番手明日海りおまでもビクつくみーさまの足技。
これしか印象に残ってないといえばそれまでなんですけども、(え?)
この印象がハンパないです。

みーさま、あなたは春風のように花組に来て、色気で花組クラスタを酔わせ、
そして去っていく・・・待って!春風さん!!行かないで!!!
そんな気分にさせる春風弥里inモラン・ジュール・・・。

どこからどう見てもスカピンショーヴラン・モラン・ジュール・・・。

(それ言うな)(文句は衣装部さんに!!)(と、いうケイコの声が聞こえてきそうだ)
インタビューではケイコが作ってくれた役、とみーさまはおっしゃっていましたが
確かに、確かにみーさまにこの役を配したケイコは確かな手腕だと思います。

ただ、あの雰囲気、あのたたずまい、あの声。

みーさま以外考えられないです、モラン・ジュール。
舞台に立っているだけで凍えそうな鋭利な目線で

ひとを、

刺すっっ

最後にありがとうございました、春風弥里様。
私たちはあなたのモラン・ジュールに会えて幸せでした。



次回、まだ続きます③望海風斗、箇条ツボ編(おれ・・・ケイコ・・・もう・・・ああ・・・どうして・・・ケイコ・・・)