MENU

宙組バウ公演「W.M.W」感想①とりあえずW主演のふたりを見逃すな!

個人的な話になるが、今日初めて「のぞみ」に乗った。
今までムラに行く際には「こだま」または「ひかり」にしか乗ったことがなかったのだが、
やむを得ない事情ができ名古屋から乗り換えで
「のぞみ」にひとりで乗ることになり、正直びびっていたのだが
この

「のぞみ」。

早い。新大阪までとなりのとなりの安藤さんちまでくらいの感覚である。
あっというまに新大阪。
「のぞみ」・・・恐るべし!!!

その「やむを得ない事情」というのは、今回11時公演を見るにあたり
いつもの「こだま」だとギリギリでプログラムとスチールを買う時間がない、
大劇場の場合私は当然ダブル観劇なのだが今日は友達と地元に
帰ってから食事をする約束をしていたため終わったらソッコーJRに飛び乗る
計算をしていたため、「スーパー大休憩」もない、ならば開店と同時に
行くしかない、空いてるし「ME AND MY GIRL」のときのように
プログラムが売り切れるという現象も起きないであろう!!!という
安易な知恵であったが結局開店と同時にキャトルに乗り込んだものの
一番の目的のななみひろきのスチールが「品切れです。」というなんの温かみもない
シールで片づけられており無残にも私の夢ははかなく散るのであった。

・・・ちなみに、私はシュウシオツキのスチールももう手に入らないと思っている。

みなさん、合言葉は「欲しいと思ったら買え!!!!」です。
キャトルに入ったらまず、心の中で唱えてください。
じゃないと、私のような惨劇が待ってます。

・・・「のぞみ」の感動と「ななみひろきのスチールが手に入らなかった無念」を
てんびんにかければ、当然のごとく「ななみひろきのスチールが手に入らなかった無念」に
かたむくことを想像するのは容易である。

さて、感想です。(いいから早く書けよ!!!)
いつもの「ナナメからタカラヅカ」方式で駆け抜けます。
非常に、無双な、素晴らしい舞台でした。

おれは・・・今まで・・・タカラヅカを見てきて・・・よかった・・・!!!

【蓮水ゆうや】   ジェレミー・ノースブルック

別名・会長(昨日あたりから)(←!)。

いやね・・・ほんとね・・・この会長がね・・・素晴らしくてね・・・!!!!
究極の2枚目なのである。大事なことなので2度いう。
究極の2枚目なのである。(ほんとにそのまま言ったよ、この人・・・)
(ひねりもなにもないって気づいたんだろうね)

いや、語彙センスがなくて申し訳ないのだが、「かっこいい」のひとことしか
私には表現できない。人それぞれ、好みというものがある。
特に女子は男性の好みにはうるさいだろう。

「面白い人」
「価値観が一緒の人」
「一緒にいて楽しい人」
「とにかくリラックスできる人」・・・

違う、違うのだ。どれも当てはまらない。

とにかく、いや、とりあえずとも言ってもいい。

2 枚 目 。

この世にこんな無双な人がいていいものだろうか。
昨日のBlogに私は会長、いや、蓮水ゆうや様のことを「女子モテ率が非常に高く、
女性が美人と思う人」である、と考察を行ったが 

女性が「この人かっこいいなーって思う究極の2枚目」

を体現したら今は蓮水ゆうやしかないな!!!と思う舞台であった。
それくらい、ジェレミーは蓮水ゆうやの「かっこよくて、2枚目で、男らしくて、
ちょっと影があって、母性本能をくすぐる、守ってあげたいんだけど、
守ってもほしい」みたいな「完璧な」2枚目であることをここに書き留めておきたい。

初日映像で(あくるさんが個人的に)萌えた「キャッシュで」の言い方や
「財布は持たない」主義、女には優しくあるがタラシではなく、
銃を持つと震える手、その手をぎゅっと包み込んであげたいという女性の
母性本能をくすぐり、暗い過去を持ち、誰にも甘えられず、厳しい社会を
くぐりぬけ母への愛情をも忘れず優しい心を持ち葛藤しながら
故郷に帰ってきたジェレミー。

「ベンジャミンを殺せ」という指令を受けたことを
誰にも言うことができず、自分に厳しく他人に優しいジェレミーは
いつしかベンジャミンの心の氷をも溶かしていく存在になる。

殴り合いで・・・。

・・・。

このへんが、非常に、生田イズムだなぁと感じるのです。
女性には理解できない、独特の「生田イズム」。
時には騎士だったり、上海だったり、三島由紀夫であったりする「生田イズム」が
今回も盛り上がってます。別名、「元バレエダンサーだった男の妄想」
(それはあくるさんの勝手な命名ですね)(ただ生田先生を面白おかしく
名づけたかっただけですね)(ごめんなさい生田の大先生あなたは神様です)

・・・生田先生、ありがとう!こんなにかっこいいジェレミーを、会長を、いや、

蓮水ゆうやを!!!

私たちのドリームに!!投下してくれて!!ありがとう!!!

もうこれであたし全然大丈夫。
会長の後ろ姿にさえうっとりとできます。心置きなく。
ほんと、ちーさま、腰の幅がせまい。(そこ)

いや、それは冗談として(あくるさんの冗談全然わかんない)
会長のPVすんげえかっこよくて、ついでに映像で流れる指名手配書の
アングルとかも「すごいセンスだな生田大和!!」となる絶妙な、
まさに「蓮水ゆうやのいいとこを全部ピックアップして、
作ったらこうなりました」的な!!!いや、これ別に会長のファンじゃなくても
ファンになる、っていうか、心奪われるわ。ファンじゃなくてね、もう、

「惚れる」

の域。こんな男性実際いたら大変なことになるよ。世界ひっくりかえって、
「蓮水ゆうや戦争」っていう戦争が起こるよ(世界史)。

個人的にはエマ(花乃ちゃん)との「イマジン」がすーごく好きです。
なんか見たこともない優しい表情になるんです、ジェレミーが。
あとエマにキスしようとしたらエマが照れてぱっと顔をそむける→
「なんで?」って顔。

こ の 顔 見 て く だ さ い 。

どうしようもない、この心の行き場を、誰かにいいたくなるから。
そしてそれからのエマからのほっぺにチューに優しく微笑む会長。

か、か、会長ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

も、もういっそ殺して、あなたを私の心が欲してるのをいますぐ止めたいから・・・!!!!!
でも、「このまま時が止まればいい・・・!!!!」とも思うこの心。
この苦しい乙女心、誰がしーるー(オスカル)(ダイナシ)。

【七海ひろき】   ベンジャミン・ノースブルック

七海さんもナウオンでおっしゃってましたが同じニュアンスな意味で、
「できると自信満々なんだけど、ちょっと違うことをするイケメン」です。
でも違うんです、違うんです!!(何が)(落ち着け)
本当はわかってるかもしれないんです、何もかも。ベンジャミン。
こうなったらああだろう、こうだろう、だけどそうなりたくないから俺はこれをする、という。

会長が会長であるから成り立ったジェレミーなんですが、
かいちゃんがかいちゃんであるからベンジャミンも
「愛すべきイケメン(スチール売り切れ事件を起こした)」成り立つのです。
ベンジャミンは決して頭のいいほうではないかもしれないのだけど、
一生懸命考えて、ベストを尽くす。その男気。あっぱれです。

すべてはアンジェラのため、マティのため、友情のため、父親のため・・・。

自分のためにやっていることなんかひとつもない。
すべて他人のためにベストをつくす、心の広い優しい青年であり、
ベンジャミンというキャラクターに命を吹き込んだ役者が七海ひろきだったからこそ、
この「WMW」という作品は成り立ったのです。

たぶん、ベンジャミンがかいちゃんじゃなかったらただ
「蓮水ゆうや様がかっこいいね」だけで終わっただろうであるこの作品。
でも、この作品は終わらなかった。
七海さんが直球で投げた球を私たちはドストライクで受け止めてしまったから。

W主演って、すっごく難しいんですよね。
どっちかに「かっこよさ」が偏りすぎてもダメだし、「おいしさ」が偏りすぎてもダメ。
ふたりに、均等に配分を考えなくては成り立たないという、ハイリスクハイリターンな
「宝塚独特」の「W主演」という枠組み。

私が思うに、ジェレミーは「頭脳」戦、ベンジャミンは「男気」戦です。

ジェレミーは一時は医者になろうと思った男性なので、
そのインテリ具合は高いですよね。「頭のいい人」は女性なら誰しも
「この遺伝子を私が残したい!」と思いますよね。

ベンジャミンは、「なんかわかんないけどこの人の子ども産みたい!!!」って
意識してしまうんですよ、ってあくるさん何言ってんのって感じだと思いますが
ベンジャミンは

「俺、バカだからさぁ~、こんなことしかいえねえけど、お前、ひとりじゃねえから。
俺がいるから」

とかっていうセリフがさらっと言えてしまえる人物だと思うんです。
それが、七海ひろきのベンジャミン。
そして、たらちゃんは捧げてしまうのですよ、身も心も。(結局はそこにつなげたい)。

そう、今宵一夜なんですけども、私はこのシーンを見るために
ムラに行ったといっても過言ではないほど「七海ひろきが、会長の彼女を
押し倒した」という情報を手に入れてから心待ちにしておりました。
だがっ・・・その、かいたらの渾身のシーンなんですが、
押し倒すからの、かいちゃんが上着を脱ぎ捨てる、からの、セット転換が、

早すぎるだろ舞台進行スタッフさんよーーーーーーーー!!!!!!!!!

(ついに、切れました)(早く言いたかったんでしょうね、この事実を)。

もうちょっと!見せてくれ!!という早さ。

フェルゼン編で
「ちえてるの今宵一夜はもっと早くユリカーテンを閉めるべき」
という教育的指導をした今が、もはや懐かしい・・・。

かいたらは逆に、早すぎる!!!もうちょっと、せめてキスまで見させて!!!
(いっちゃったよこの人・・・)
(スミレコード踏んでるの気づいてるくせに、踏み続けてる人だよ・・・)

会長がにらんでるかもしれないから!?袖で!??
そうなの!?そうなの舞台進行さん・・・っっっ
(すべてCSの刷り込みデータです)

(落ちつけ)(もういいだろこのへんで)

ああこの議題でヅカヲタ討論したい。

「ここがヘンだよ宝塚 舞台進行さん編」

ってこれは生田先生の指示なのか?
それとも脚本がつまってるから「巻いて!巻いて!」の指示なのか?
とにかく、おれはもうちょっと見たい。
なんせシャーッて感じでセットで見えなくなる。

プリーズ、かいたらもっと今宵一夜。

次回、まだ続く!もういいだろ!いやよくないぜ!WMW感想②

澄輝さやと・蒼羽りく・他ツボ編。


夜は長いぜ。(さっさと寝ろ)