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あくるさんに聞いてみよう2021【回答その2】

 あーあ、炊き込みご飯失敗しちゃった…。おばんです~~。あくるです。ようこそ好きなことしか話さないダラダラ空間へ。おいでませ!

 

 ところで、よく同級生の友人(愛媛人)と「タカラジェンヌの作画について」の話になるんですけど(※こんな話ばっかしている)「れいこちゃんは絶対青年誌だ!!モーニング!モーニング!!(鼻息あらし)」というところにいきついてれいこ瀬央きのう何食べた?」が決まりました(私の中で)。

 えーーー、あれですよ。毎日エクセルでカチャカチャきっちり家計簿作ったり牛乳はここで、肉はここ、って買うところ決めてるスーパーイケメン弁護士のシロさんにれーこちゃん(理詰め)(しかもドラマでは西島さんだったんですよ!天才じゃないですかキャスティング!!)普段ふわふわしてるのに言うことスーパーイケメンな自由美容師ケンジに瀬央さん(シロさんいないときにウキウキしてサッポロ一番みそラーメンレシピでバズる)。中年男子の同居生活。イケメン二人のエプロン姿。美味しそうな料理。

 …この世の春ー!!やろうぜスカステ!!(※未加入)

 …っていう感じでね、毎日ほどほどに幸せに生きております。びっくりしちゃったんだけど、もうやっと後厄終わったら今年前厄なんだって!30代厄多すぎるだろ!

 

 えーさてさて質問参ります。みなさま本当に忙しい年始にありがとうございます(泣)、いざ!

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 こういう話大好きなんで!!(THE前のめり)めちゃくちゃウェルカムでございます♡テンションのぶち上がる質問ありがとうございます~~!!

 BTS…いいですよね!!(笑顔で握手を促す)わたくしも2020年のドハマリ案件でございました。彼らのね~、歌ダンスの世界レベルの素晴らしさを大絶賛する一方で、普段のポンコツぶり普通の男の子な感じがたまらないんですよね~。なんですかね?あのクッキング番組。あ、でもこれなんか既視感…だと思ったら昔のすみれクッキングですかね…?(かいちゃんの料理なんにもできなーい★を必死にアシストするりんきらさん)

 私、人間離れしたプロの仕事する人たちも普通の人間なんだ、と思う瞬間が愛が芽生える瞬間なのかも知れないです(あ、あい?)横浜流星くんが「VS嵐」でボーリングゲームでボール両手投げして挙句の果てにピン一本も倒さなかった時なんざ大変でしたよね…一気に横浜ブーム到来でございますよ…(遠い目)

 えーっと、話を戻しまして。組分け…甘美な響きですよね。グループを見るとどうしても「この子は~~花組かなあ~~キラキラしてるから!」とかそういうフィルターでしか見れない毎日を過ごしております。めっちゃ楽しいですよね。ありがとうございます!

■RM

月組インテリですからね。しかも月組しか知らない、ネイティブ月組生です。下級生の時代から芝居で頭角現して、頼りになる中堅、頼りになる上級生…と確実で堅実なステップアップを踏む。ふんわり微笑んでみんなを統括。見た目もなんか月組っぽい。スターっていうより芝居の重要ポジションで活躍する。もちろん管理職候補です。厳格な偉い人が得意そう。ちなみにナムさんは私が初めて結婚したいと思った韓国人です。(どうでもいいわ)

■SUGA

難しいな~。雪組からの花組異動って感じ(ひとこ)。SUGAさんはアーティストなんで、もうひとつの組にこだわらずいろんな組でバイプレイヤーでやっていってほしいです。雪組できっちり芝居のイロハを習得し、花組で独自の世界を展開した後(トップ候補ではないもののドラマシティ主演はする(ちなつさん)。すごい難しい上田芝居とかで)専科に異動、細く長くをモットーに1年に1回くらい演技してあとは絵を書いて過ごす。(…理事?)SUGAさんはおじいちゃんなのにみんなから尊敬されてる嵐の大野くんのポジションです。あるいはりんきらさん。

■JIN

 星組ー!!(即決)マンガだから!!(なにその理由)あとずっともぐもぐしてるから。韓国人ってなんであんなにめんどくさそうに食事するんだろう…って長年の疑問だったんですが(肘ついて人のこと箸で指すし)イートジンを見て「こんなに美味しそうに食べる韓国人もいるんだ!」という素晴らしい発見をさせてくれたJINくん。星組さんはよく食べる、というイメージがあります。それは肉でもある。

 JINくんの素晴らしいハイトーンボイス、からのオフの普通の男の子な感じがたまりません。星組の礼真琴・瀬央ゆりあラインにぴったりです。いや。もうなんか、JINくんのキャラを知るにつれ瀬央さんにしか見えなくなってきたっていう。みんなから「JINくん(尊敬)」ではなく「JINくんwww」っていう。ナチュラルに瀬央さんに失礼です)

■J-HOPE

 ダンスがめちゃくちゃ上手いのに明らかにやんちゃ坊主なんですよね…でもいっつも笑ってるし楽しそう。宙組です。もうなんか、イタズラ仕掛けてケラケラケラー!!って笑ってるの見ると「今すぐ宙組いこう!?ね!?で、ずんそらと遊んで!!なんかすっごいくだらないことを3人でやって!!(で、その後ゆりかちゃんに怒られて)」て何度も思っていますね。でも何度も言うけどダンスがすごいんで、ショーで大活躍してほしいです。芝居ではどこにいるんだろ…って探してしまうがショーでガンガン前に出てくる。よき。ずんそらと近い学年にしたいから(私が)96期がいいです。あ、97期にしてひとこの戦友でずんそらの弟分っていうのもいいな。夢が広がる。(戻ってきて)

■JIMIN

 もうね~~~言っていいですか?推しです。ジミンちゃんのダンス見てるだけでご飯3倍です★あと普段天使なのがいいです。天使だけど、ちょっと毒持ち。JINくんとグクの抗争に巻き込まれがち。笑って逃げがち。「あはは、僕しーらないっ♡」って言って逃げる。よい。フリフリブラウスがグループ一似合う王子様。よい。

 ああなるほど!自由で元気な組宙組っていうのめっちゃわかります。花組出身宙組男子、っていうか花組っぽい華やかさをふんだんに振りまきながら花組「イエス俺たち花組!」な厳しさには耐えられそうもない(笑)から宙組でのびのびしてほしいですね~。「あはは、そら~、そこはだからこうだって~(突然始まるキレッキレのダンス)」みたいな。…どうしても私はBTSにはそらに絡んでほしいらしい。

 それはともかく、ジミンちゃんのダンスは本当に本当に素晴らしいです。人ってあんなに飛べるんだ、っていう。「ON」の歌ってるグクの背面からガッとジャンプして前に出てくる場面、何度見ても鳥肌が立ってしまう…。

■V

 雪組かな…(遠い目)。っていうかね、Vの個性的というかもうちょっと独特すぎて「ナンバーワンよりオンリーワン」的なAB型人間って雪組でしか受け入れられないような気がする。他の組だったら3年位でやめてしまいそうな人じゃないですか…?「いつやめるかわからない」っていうハラハラを伴うスター、V。応援するにはリスクがあるが化ける可能性も高いっていう。ハイリスクハイリターン男子(※イメージです)

 雪組「みんな違って、みんないい(金子みすゞ)」を地で行く組なんで、ちょっとめんどくさい強い個性の持ち主Vにはぴったりなんじゃないかと。ただねえ~、雪組で活躍するとそこはかとなく「朝美絢さんとかぶる(顔が)っていう問題がね…。ショーで上手も下手もこの顔いたらどーします?あ、それはそれで天国か★(どうしようもないなこの人)

■ジョングク

 黄金マンネは、花組で!踊ってよし歌ってよし演技してよし顔天才みんなのアイドルグク★花組でしょう。「イエス俺たち花組」な厳格で統制きっちりな花組でも生きていけそうな空気の読み方ができるし(どんだけ花組厳しい場所に見えてるんだろう、あくるさんの中で…)

 グクってもうなんか、劇団の期待と愛を一身に受けてそのプレッシャーを物ともせずすくすく大きくなってくれそうなところがいいです。「100期です☆」なキラキラも持ってるし、余計な心配もソワソワも一切ない、安心物件。出版物のムックも下級生のときから常連で、スターポートメンバーだと歌劇の部数がアップする、なんて神話を持っててほしいですね…。でもすぐに「え?JINヒョン何歳でしたっけ?(JINくんは最年長29歳)」って歳の話する若者感がたまらんぜ。微妙なアラサーに歳の話厳禁、これ鉄則な☆

 以上です。ここまで書いておいてあれなんですが…BTSに興味のない純粋なヅカファンのみなさま本当に申し訳ありません…(い、今更ー!?)でもめっちゃ楽しかった♡ありがとうございました!!

 

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 えええええめっちゃ最高な夢じゃないですか!!!(大声)天寿さんとドライブですって!?ランチ誘われたですって!?!?完全に今年のハッピーイベントじゃないですか…いいなあ…ありがとうございます。幸せのおすそ分けいただきました(午前休は取るべきです。取りましょう。←誰)

 さて、質問。ありがとうございます。やっぱりマンガっ子なんでね、夢ネタ大好きですよ☆しかしこれ現実的な話、夢はすぐ忘れます(私の場合)。悲しいかな、楽しかった夢、嬉しかった夢覚えておきたい夢はすぐ忘れるのに怖かった夢、悲しかった夢はいつまでも覚えている…。最近「新感染-ファイナル・エクスプレス」を夜ひとりで見て、「うわああめっちゃ怖かったけどめっちゃ面白いな!恐るべし韓国映画…」ってブツブツ言いながらベッド入って見た夢が大好きなコン・ユさんが電車から飛び降りるシーンで…つらかったあ…もうあの残像離れなかったあ…(ゾンビは結構どうでもよかった)

 …はい。というわけで、私のタカラヅカ関連夢話は完全に「楽しい・嬉しい・大好き」夢系に属するわけでなかなか覚えていないんですけども、唯一覚えているのが「あやなちゃんとパンケーキ」です。(←幸福感溢れる文字面)

 何年前だったか(オーシャンズだったかなあ…)、ムラに観劇に行った際に大阪在住の大好きなヅカ友お二人(私のお姉ちゃん的存在。いつもありがとうございまーす!)に西宮の某パンケーキ屋さんに連れてってもらって。~~~そこのパンケーキ!めっちゃくちゃ美味しいの!!もうあんな美味しいパンケーキ初めて!!しかも目の前ではちみつかけてくれるんですよぉ…もう本当に美味しかった。

 で、そこのパンケーキ屋さんが「あやなちゃんが紹介してたパンケーキ屋さん」で。…ってことでその夜見た夢が「あやなちゃんとパンケーキ」。もうパンケーキが美味しいのか、あやなちゃんとパンケーキ食べてることが美味しいのかわからなくなる幸せに溢れた夢でした…。夢の中の自分ってよくわからないことしませんか?理解不能!っていうこと。私、あやなちゃんとパンケーキ食べてるんですけど、夢の中の私は「さも当然(逃げ恥新春スペシャル)」って顔でパンケーキ食べてたんですよ。…ちょっとまってあやなちゃんだよ?それをさも当然?はァァァ?いつもぼんやりしてるがしゃっきり目覚ましてありがたがれ!あのあやなちゃんだぞ!!…って今なら思う。

 …しかしあのパンケーキは美味しかったなあ。また行きたいです。(っていうかあやなちゃんとパンケーキっていう組み合わせ最高すぎて…イメージ通りすぎて…素敵ですよねあやなちゃん…「シルクロード」全場面出場って(懸と)。ありがとう生田ァァァァ!!)

 ちょっと思い出すだけで幸せな夢話っていいですね♡ありがとうございました!

 

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 ゆりかちゃんは上手いと思いますね。

 れいちゃんは下手くそだと思います。すぐ顔に出ちゃうんで。で、「嘘おっしゃいこの食いしん坊!冷蔵庫からヨーグルト3つもなくなってるんですよ!!!」って華ちゃんにしばかれるといいと思います。

 …えーもうほんと私20代の頃嘘ばっかついてて本当にすみませんーーーーー(平謝り)。

 

 全体的にふわっとした優しい質問が多かったその2。ありがとうございました。さて、質問箱締めようかと思います~。ちょうど1週間。明日1/17の20時まででお願いします★まだまだお待ちしてますよ!これからも楽しい質問の目白押しなのでご期待あれ(みなさん質問、っていうかあくるさんが喜ぶお題を考える天才じゃないですか?素敵すぎます!ありがとうございます!!)

あくるさんに聞いてみよう2021【回答その1】

 おばんでございます~~~。あくるです。ようこそ、好きなことをダラダラ話すブログ「TRUNK DIARY」へ。おいでませ! 

 

 つい先日You Tubeで公開された星組さんのロミジュリの製作発表見たんですよ~。あの~…「僕は怖い」を歌う礼真琴さんね…

 歌がうますぎてドラマチックすぎて悲壮感がすごすぎて「不幸なロミオ歴代ナンバー1」の栄誉を与えたい。もう~!なんなの~!礼真琴~!!(ドンドンドンドン!!←太鼓持ちの音)

 私ロミオの認識「頭お花畑フワフワ男子」だったんですけどこれ違うな。(っていうかあんたに言われたかないわロミオも)

 

 っていうことで回答編その1です。みなさんお忙しい中本当にありがとうございます。心して答えさせていただきます!!

 

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 ええ!!本当に!?あの睦月さんですか?覚えてます覚えてます。えーありがたい!ありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです。

 た、ちぎみゆ時代…(震)一番頭やばかった時期ですね…あたしあの頃本当に完全にヤバい人でしたよね?あ、今もか。ほんとすみません。平謝り。

 で、れいこちゃんですね!素敵な質問!めっちゃテンション上がるやつ!!ありがとうございます。もうね、1個めから楽しすぎてわくわくしすぎて頭ショートしそうになったので、紙に書いてみました。(なぜ書く)。おキキ様がよく「紙に書くと整理がつく」っていってるのでね!

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…全然整理つかんかった。

 たぶん、重要かつ緊急のやつは「ちなつさんと『あかねさす』」だと思われます。右上です。「見れなきゃたぶん生きてられない」とか書いてありますね…大丈夫かいなほんとに…。

 個人的にはね~、不倫もの見たいですね~!!たぶん「アンナ」が思った以上に(ワタシ的に)ハマったんだと思われます。そうそう見直そうとは思わないが(マジでちょっとあれはしんどい)。「もうこれ誰も幸せにならんじゃないか!!」ってマジギレしながら涙に溺れたい。ただ不倫ものはねえ…結構究極「絶対エンタメ的面白さがないとだめ」だからなあ…人としてあかんやつだから…難しいよなあ…ただ絶望するれいこちゃんが見たいだけなんだけどなあ…(もうなんかノムさんのボヤキみたいになってる)

 コレ本当に悩んでるんですけど、月城さんの「れいこちゃんならこれくらいてくれるんじゃないか」っていう在団年数とね、私がれいこちゃんにやってほしい作品数がね、思った以上にかみ合わないの。(数が多すぎるから)たぶん私が「れいこちゃんこれやって!」って思ってる作品全部の3分の1やってくれた時点で私が死ぬと思う。(…ちょっと想像したら思った以上に悲しい)

 …なので、れいこちゃんが現役時代にやる作品は全部諸手を挙げて「喜んでー!!」って見ようと思います(れいこホイホイ)。頼む!演出家陣!!!そう、人は私のことを「ちょろい女」と呼ぶ。

 この質問の回答考えてる時幸せでした。ありがとうございました…(幕)。

 

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 …ほ、本当に?わあ本当に嬉しいです。ありがとうございます~。皆さん優しすぎるし息長過ぎませんか…(人のこと言えない)。2012年てあなた、98期初舞台ですよ…今年研10ですよ…人のこと言えないけど、ほんとみんなタカラヅカ好きだな~!!!!(大声)(ほんとあんたにだけは言われたくない)。

 あーでも前回も!?くださったんですね~もう本当に嬉しい。同窓会ですねこれ? 

 で、そらですね!私お恥ずかしい話、スカステ難民…でしてね?今のスカステ話さっぱりわからないので(逆に教えてほしい)記憶にある限りの和希そらを寄せて集めて絞り出してみました。たぶん新公くらいの学年で私のテレビの中の和希そらは止まっております。もうほんと、ご期待に添えず申し訳ない。でも私の中ではいつまでもずっとまぁ様のワンコでゆりかちゃんに「バカだね。」って言われる愛すべきなんでもできる万能ミュージカル女優で宙組男子です。(長いわ)

以下、「私の記憶にある和希そらに思う3つのこと」。独断と偏見でしかない。

①ゆりかに「バカだね。」って言われるそら

 正しくはずんそらか…。お風呂の温度の話と結露の話が神回だったんですよ、私の中で。宙組のさ、ものすっごく高いところにいるスターにお風呂の温度と結露の話しさせるずんそらの無双さはもう、末代にまで語って聞かせようと思ってます。

 すっごい今更だけど公共の電波で(CSだけど)タカラジェンヌがすっごい楽しそうに愛しそうに人に「バカだね。」っていったの初めて聞いたから、もう私楽しいのと興奮ではちきれそうでしたよ。もうゆりかの「バカだね。」っていうの録音してアラームかけようかと思ったくらい楽しかった。…ほらこういうこというから頭おかしいと思われるんだよ~!!

 でもそれを聞いてめちゃくちゃ嬉しそうにするずんそら可愛かって頭ぐりぐりぐり~!!!ってしたい感じだったから私の中で神回だし宙組はずっと平和。(どういうしめ?)

②「エリザベート」黒天使

 なんかもう後光が差してるんじゃないかってくらい光ってた。なんでしょう…見てるとゾクゾクしてくるあのこの世の者ではない感じ。新公でオスカルやった時もなんかやったら可愛い人形みたいだったんだけど黒天使は蝋人形のような冷たさがあって。そらをきれいだな、って舞台で思ったのはこれが初めてだったかも知れないってくらい背筋が凍る美しさでした。

③舞台人和希そらの全部

 いきなりすっごい雑な言い方になったけど本当に楽しそうだから。見てて幸せになるんですよ。でもよくよく考えたらそらっていっつも楽しそうなんですよね。365日ずっと楽しそう。そんなわけないんだけど。いえ、馬鹿にしてるのではなくめちゃくちゃ尊敬しているのです。

 芝居してる時もいつ見ても誰よりもわくわくして、誰よりも勢いよく振り向いて驚いて、誰よりも悲しんでいる気がするし、誰よりもめっちゃ喜んでるし、歌うときは「歌うって超楽しー!!あたしめっちゃ好きーーー!!」って叫んでるようなあの美声でしょ(太くて艶があるすっごいいい声ですよね)ダンスする時はもう足に羽が生えてるんじゃないかな、ってくらいすごい軽やかに踊る。軽やかにリズミカルに、しなやかに豪快に。

 そらの舞台を見てるとすごく元気になる。誰よりも「今を生きる」ことを楽しんでいる。「ね!舞台って楽しいよね!あたしはすっごく楽しい!」って笑って言われてる気持ちになる。それってすごいことですよね。誰でもできることじゃない。

 私の中で、和希そらは尊敬する人であり、目標かも知れません。好きなジェンヌさんとか上手いジェンヌさんとかの域を超えて、そらみたいに、楽しそうに笑って泣いて、毎日一生懸命生きたいのかも知れません。

 …それでゆりかに「バカだね。」って言われたい。(最後~!!)

 

 っていうことで最後なんとなくポエマーになってしまったので切ります。これたぶん5年後くらいに見たらめっちゃ恥ずかしいやつだと思うなあ~。ちぎみゆの頃のブログくらい恥ずかしいやつだと思うなあ~!!(大声)でも書いたからあげちゃお(←貧乏性)

 その2に続く。ちなみにまだまだ質問受け付けてます。もう私に届くならどんな手段でも構わないんで(思った以上に質問箱扱いにくかった)ツイッターのリプでも全然いいです、お待ちしております~。(三指)

本人が一番びっくり、TRUNK DIARY研10でした★「あくるさんに聞いてみよう2021」やってみます。

このTRUNK DIARYが暁千星(98期・研10)と同期だった事実。

 

 皆様、おはようございます。新年迎えてから連日お騒がせしております。あくるです!

 ちょっと昨日の夜気づいてしまい時の流れの速さに震えが止まらなかったことと、盛り上がった気持ちが誰とも共有できず途方に暮れた事実をお話しさせてください。(なんせアニバーサリー好きの双子座B型、とにかく記念日は騒ぎたい性分。許せ。)

 

 TRUNK DIARY-ナナメカラタカラヅカ-2021年で、研10です!!

 パフー!!ドンドン!!!(クラッカー)気づいた瞬間「うそでしょ?」とは思いましたがね…)なんと、今年でこの「TRUNK DIARY-ナナメカラタカラヅカ-」2021年で研10となります。(98期と同期!なんて光栄!)

 ありがとうございます!!!

 2012年からほそぼそ続けてたみたいで、何度も「こんなに更新しないならやる意味ないんちゃうんか」と自暴自棄になりながらも生暖かく見守ってくれる読者の皆様のおかげ、私の主観しか入ってないLINEを聞いてくれる友人様のおかげ、黙ってネタ提供してくれるタカラジェンヌの皆様のおかげ(っていうかそもそもこっちが無許可でやってることだしな…)、ひいては!今年107周年を迎える宝塚歌劇団があまりに魅力的でツッコミどころ満載、面白い作品を次々と夢の世界を見せてくれるおかげです!!(言い方があるだろうよ)

 本当に本当にありがとうございます。飽きっぽい私が密度はその年によって異なりますがなんとか10年続けてこれたのはなんかの奇跡なんじゃないか、と思います。本当に感謝です。

 そして、私がちゃんと生きて生活できているのはタカラヅカのおかげです…いや、まじめに。このブログのサブタイトルに掲げてる「NO TAKARAZUKA,NO LIFE」はなんにも大げさではなく。私はなんのために働いてるのだろう、と考えることが最近結構多くなってきたのですが、もちろん、働くことが好きで楽しいし、でも当たり前にまあいろいろへこむしあーあやってらんねえわ!ってロッカーばーん!って閉めたくなる日もあるけど本来怠け者の私は目の前ににんじんをぶらさげなきゃ頑張れない性分で。

 「観劇まで○○日だから絶対にこの仕事終わらせる!」やら「帰ったらあれを見る!」やら目標、自分の楽しみのため働いてるのだと思っています。タカラヅカだけではなく私にとって映画も本もそうです。「これがあるから頑張れる」、そう思えることが明確って素晴らしいことですよね。まあ時々あまりに楽しすぎて「私このままでいいんか問題」が勃発するんですが…まあそれはまた別の話。

 

 やってみます「あくるさんに聞いてみよう2021」 

 前置きが長くなりました。と、いうわけでなんか…なんか祝いたい!なんかやりたい!!だって研10じゃん?めでたいじゃん!何よりなんかどんより気分沈みがちな毎日だから(私が)楽しいことをしたいんじゃ!!!と相変わらず自分の都合のみで企画を考えました。あたし、自分の好きなことやりたいことに貪欲すぎて全然サイトーくんのこと笑えない…私彼のこと嫌いになれないの、そういうところ自分に似てるから、っていう理由も無きにしもあらずではないかと思うわ…。

 話を戻しまして2014年(7年前。こわ…こわ!!!)こんな企画をやっておりました。

 

(その7まで続きます。自分が変わらなすぎてドン引きです…)

 2014年っていえば100周年の頃。私は20代半ばでした。言葉の端々に若さを感じるものの「まあ人間ってそう簡単に変わらないんだな~」と己の軽率さを恥じたり「そんなこという!?」とびっくりしたり「よくも怒られなかったな~…」と感心したり。(あたし昔から「ほんとどっかから怒られるから」ってびくびくして書いてるんですけどそんな事実あるんかって言われたら結果この10年どこからも怒られてないです。皆様本当に優しい…ありがとうございます…。)

 あ、ひとつこの7年前の回答で「お前そんな嘘よくもしゃーしゃーと書けるな!」と思うことがひとつありまして、「タカラヅカファンでいて失ったものは?」という質問に「結婚資金」、「夢はなんでしたか?」に「お嫁さん♡」としらっと答えている!27歳の自分!そこになおれ!!嘘をおっしゃい、18から働き始めてからというものの20代の給料あらかた服とタカラヅカにつぎこんでいただろうに!!お嫁さんなんて一度も考えたこともなかろうに!!(それもどうなんだろう)あー、ほんと7年前の自分フルスイングで殴ってやりたい。

 …ということでそれだけ懺悔して、企画です。

 「あくるさんに聞いてみよう2021」。

 好評だった作品を再演しちゃえばいいんじゃなーい♡っていう劇団の魂胆継承してるんじゃないか(下級生の衣装は使いまわしですみたいな)と思われそうですが7年前のねーこの企画、すっごい楽しかったんですよねー。なんかラジオDJになったみたいで。余談ですが今あたしスポティファイの「OVER THE SUN」というコラムニストのジェーン・スーさん(この人の本めっちゃ好き。ゲラゲラ笑えて「わかる~」ってなる)のポッドキャストにハマってるんですけど、すごいいいんですよー。34歳のリスナーを「生まれたてのおばさん」とかいうセンスすごい好きなんですよー。

 ということで「生まれたてのおばさん」あくるさん、7年の年月を経て何でも答えさせていただきます。お前に聞くことなんざないよ!とクリームパイを投げつけられそうですがそこはもう「アザトカワイイ」代名詞でも有り我がブログの同期でもある(昨日気づいたばっかのくせに)暁千星さんを見習って「すみませーん♡(てへぺろ)でもなんだかんだ、好きなくせに♡」と上目使いでやりきります!(それありちゃんは許されるけどあくるさんは許されないからな!?はったおされるぞ!)

 7年前はフォーム作っていたんですけどもうこんなご時世なんで、ツイッターの「質問箱」を使いたいと思います。ふるってご応募ください。っていうか質問こなきゃこれ始まらないからぜひともお願いします。(空回り2021)(新年早々お願い)あくるさんに聞きたいタカラヅカのことはもちろんですが今回はなんでもありです!!映画、本、ドラマ、仕事、人生について(!?大きく出たな!?)あなたの話聞かせてください♡全力でかわしつつ全力で答えます(かわすの前提なんかい)。期限は特に考えてないです。質問の量によります!

 

 研10とはいうものの気持ちは初心忘るべからず。2021年も波乱の予感しつつも、「自分が楽しいことを大切に」をモットーに精進したいと思います。

 何度も、何度いっても飽きないし足りないと思う。本当にありがとうございます。つたない文章でいや知らねえし!と本人も思うことを聞いてくださる読者の皆様あってのこのブログ。

 「明日への希望を輝きに変える」宝塚歌劇団の素晴らしさ、楽しさ、ツッコミまくって(これ以上!?)ゲラゲラ笑いながらまだまだ書く所存でございます。

 それでは!始めましょうアニバーサリー。よろしくお願いいたします!

狂ったように騒がしく、そしてたまらなく愛おしい。これぞ月組喜劇「ピガール狂騒曲」感想

 いやいや、頭おかしいから。だけど最高だから!!!

 

 新年あけましておめでとうございまーーーす!!!今年もどうぞよろしくお願い致します!あくるです。今年は毎年の楽しみである初売りもお預け。のんびりまったりおうちで過ごすお正月。紅白は完全に白組勝利だと思ってたし(紅組の圧勝でした…)格付けチェックでダンサーの一流を当てるところでは完全に外すという「あたしの感性なんて所詮そんなもんよネ…」と思ったところの月組配信。

 …言っていいですか。言っちゃいますよ。「こんな月組待ってたーーーーーー!!!(あくるさんの中の月組テンション完全復活★)」あーもう超楽しかった「ピガール狂騒曲」!!ラスト、ボトルを高く振り上げ片足上げた超絶キュートなちなつさんを見た時点で「うん、今年めっちゃいい年になる!!」と確信した。「悲しい時に 明るい歌を♪」と名曲華麗なる千拍子は歌ってる、そうだこんなときこそ月組喜劇だ!

 2021年も「1見て120言う」スタイルで。うん、今年もめっちゃうるさい★(⌒▽⌒)それでも言いたい、話したい。ねえ聞いて聞いて!!そしてあなたはどうだった?「ピガール狂騒曲」感想スタートです!

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ヒゲ×シルクハット×月城かなとの威力を知った…。有村先生、今後とも宝塚歌劇をよろしくお願い致します…。(ダイイングメッセージ)

 

とにかく楽しく、バカみたいに騒ごうぜ!

 いやぁ~…もうね、アホみたいに楽しかったんですよ。最高のバカ騒ぎですよ。最高の大人のワルフザケですよ!!オシャレで、小粋で、バカばっかりで(笑)それでたまらなく愛しくて。愛と希望がたっぷりの最高の月組喜劇!!もうね、私は月組上級生」と書いて「やりたい放題」とルビを振りたい。なんだこの自由で元気な上級生たちは!!(←あんたに言われたくない)最高に楽しそうなれいこちゃんを必死で押さえるマネージャーヤスくんやこの芝居でいちばん自由なちなつさんを必死でフォローする瑠音くんを「苦労をかけるね…★」をニコニコしながら見てました。君たちのような中堅がしっかりしてるから上級生が安心してバカ自由でいられるんだぜ…いや!ほんとに!!

 宙組「アナスタシア」でも書いたけど芝居において、悲劇より喜劇のほうが難しいと常々思ってて。高いセンスと技術がこんなに必要な芝居はないと思ってる。これは完全に持論で偏見だけど、コメディは月組が一番上手いと思ってます。結構真ん中のスターが歴代キラキラしてるから(笑)「アイドル月組」と言われがちだと思うんだけど、本質的には「本物しか残らない」芝居巧者集団だと思う。いやいや、本当に素晴らしかった、特に千海華蘭・輝月ゆうま月組が生んだタカラヅカの至宝じゃ!!!(ハイペースで泣いてる)

 ベースの技術がしっかりしてるからこんなに安心して笑える。狂ったように騒がしい。全部普通じゃない、全部ズレてる。いやいや待って待って!!違うからそこから!!と笑いながらツッコんで。このベストセラーいいからこの作者舞台にあげようぜ?って思うシャルルれいこちゃんも、舞台に穴が開く?あ、じゃあそこの掃除の女の子(おださん)とりあえず入れてこの場をしのごう!っていう話の流れも(これもれいこちゃんだった…)いやいやどうしてそのタイミングでその決断するの!?というおかしさ。原田くん、満点です。後半の畳み掛けるハプニングの連続に目を丸くして「ねえそんなことある?」とまた笑う。

 それでもこの話は愛と希望に満ち溢れてて。芝居を愛すること、家族を想う気持ち、そして愛する人を見つけるまでの道のり。絵に書いたようなハッピーエンドで最高に騒がしくて、楽しくて!!今の世の中は暗いニュースばかりで目を覆いたくなることばかりだけど、こういう芝居を見て笑って、あー楽しかった!!明日からも頑張る!!って思える気持ちを大事にしていこう。そう思った2021年の新春でした。もし気持ちが暗くなる瞬間があったらおださんの研7とは思えない女装のハマりっぷりを思い出して乗り切れる!!ねえおださん、天才なの?ドリフなの?!…すごくないですか?え?100期?はぁーーーー!!??(いつものこれ。)

 私の中で原田くんは大劇場デビュー作の「華やかなりし日々」でゆうひさんに真っ赤なバラを担がせたところで満点を出したものの(←何様なのほんとに(笑)。でもほんっと素敵だったあのゆうひさん…うっとり…)それから長い間「管理職受けがすこぶるよろしい模範先生の社会科の授業」のイメージだったんですが(本当に賞レース強すぎる)…「ロバート・キャパ 魂の記録」「アル・カポネ」「For the people-リンカーン 自由を求めた男-」あたりの流れが印象強すぎるんですよ…毎回学研まんがの主人公の授業かなこれ?って思ってみてたあたりですね…あと松井るみさんの装置の先生、みたいな…(←ひどすぎる)「ドクトル・ジバコ」すっごいよかったんで、ああ、あなたもクラシック映画狂(⌒▽⌒)って感じで見てます。好きなものがわかりやすい先生は私大好きです!

 

周りに振り回されてツッコむトップスター ジャンヌ/ヴィクトール 珠城りょう

 体育座りが歴代一似合うトップスター。なんか昔からよく珠城くん体育座りしてません?まさか舞台でも見られるなんてと感慨深いです(?)。

 まあそれにしても周りがもう「個性的」を絵に書くとこんな感じです!みたいな、「ツッコまれるために生まれてきました」みたいな、「っていうか珠城のツッコミ待ちだからね頼むよマジで?」って独特の上級生の圧を醸し出しだす人たちに囲まれて珠城くんが「僭越ながら!先輩たちツッコませていただきます!!」っていう立ち位置素晴らしすぎないですか?トップスターがこんなにも低姿勢なのも驚くし、トップ4年目の大ベテランの域なのに「みんなの可愛い下級生珠城りょう」の立ち位置しっかりキープしてるのも驚く。ひとえに珠城くんの人柄なのでしょうなあ。こう、しょうがないな~珠城は~(^^)って上級生たちはお世話してるつもりなんだけど、結果的に珠城くんが全部世話してる、みたいなのがすごくイイ。(珠城のためにお料理してあげるよ~!ってすっごく美味しい料理を作ってくれるんだけど、その後のぐっちゃぐちゃのキッチンを片付けるのは珠城くん、みたいな…)ほんわかします。きっと珠城くんが退団した後「えっこの状態、誰が片付けんのよ!?」ってオロオロする光月るうさんとか見られるんじゃないかなって思ってます。え?言ってるだけです。

 まあそういうわけで、ジャンヌです。大劇場でトップスターが女役をやる、ということにも驚くのですが相手役差し置いて2番手とガッツリいい雰囲気作っちゃうあたりもすごく新鮮でした。またれいこちゃんがね、めちゃくちゃ自然体だもんでね…思ったよりBL雰囲気にならないのもびっくりした!やっぱりなんか、私がトップ至上主義だからか「珠城くんと恋愛するのはさくらちゃん」という固定概念があってそれをバリバリ破ってくるのに違和感はあったけどそれだけで、全然嫌な感じではない。なんだかすごく貴重なものを見た…っていう新しさ。

 事の発端はジャンヌが「えーどうしようめっちゃピンチ!…そうだ男装しちゃおう!」っていうとこだと思うんですが。この発想ちょっともう凡人では思いつかないっていうか普通遠くに逃げるんじゃないの?と思うんですが自分でも驚きの順応性と珠城くんの説得力のある芝居でさらっとスルーして。(見たものをとりあえず一旦あまり考えずに「そうなんだ~そういうものなんだ~」ってなんでも受け入れてしまうのは自分のいいところでもあり悪いところでもあると自覚しておる)で、探した仕事がよりによって舞台関係のいやいや、まゆぽんじゃなくてもめっちゃ見つかるよド派手だよその仕事!?っていうツッコミ待ちとしか思えないジャンヌの行動にまた驚いて。ただもう本当に、珠城くんの驚くべき「これ普通ですよみんなこうするっしょ」っていう説得力の塊みたいな自然なお芝居に「ま、いっか、楽しいし」ってなる。彼女の才能はこれだなと改めて思ったのです。…この喜劇に普通なんて邪魔なんだよな。それに喜劇に「ありえないありえない」って冷静に思ってしまうほど野暮な話はないんですよね。

 ただ、ジャンヌもところどころおかしいけれど周りに比べれば全然普通で(笑)珠城くんほど「必死になる」姿が素敵な男役さんいないと思うんです。余裕を持って大人の対応(ゆりかの得意分野)、じゃなくて「えっそうなるんだ!?そうかじゃあ考えよう…ちょっとまってちょっとまって…ってそっちでも事件勃発!?うそでしょー!!」って言いながら、必死に考えて必死になんとかしようって奮闘する姿がとにかくいい。(「カンパニー」でもそういう姿がすごく好きでした)私はトップスターになってもそういう必死さを隠さない珠城くんが好きです。

 あ!そう言ってるけど一方で、ヴィクトールのね、悠然とした「お金も余裕も時間もある御曹司」っぷりがただ理由なく好きだったんだあ。やっぱりトップスターの男役ってかっこいいな~ってキャーキャー思った。あと、ちょっとの場面だけど、やっぱ男と女で演じ方っていうか居方(ちょっと背筋を伸ばす、とか立ち方とか)にちゃんと違いを出してる珠城くんが興味深かった。男役って不思議な生き物だなと(笑)なんとなく違いましたよね…すごいなあ。

 最後のフィナーレのなんてことないシンプルな黒燕尾がやっぱり最高にかっこいい。最後のパレードの羽もゴージャスなのに上品で、れいこちゃんのくすんだピンクとさくらちゃんのくすんだブルーと同じ生地のおしゃれさ。それが絶妙に似合う珠城くん。たまらんたまらんたまらん!!よい衣装は心を豊かにしますよね…。有村さん本当にありがとうございますぅ…(しもべ)

 

 美人で頭がいいのに、こっち側。   ガブリエル/美園さくら

 さくらちゃんがガチ真ん中ヒロイン、みたいなのを久々に見たので(まあ私の前回が「夢現」だからさ…察して…)「こういう娘役さんだったのね!!」ってなんでもかんでも新鮮に見えたんですけど(さくらちゃんの評判の良かったIAFAも見てないのでね)なんていうか、頭も良くて美人だけど、性格がよくて気取ったところがなくて話しやすい同級生みたいな。家も金持ちで噂だと祖先はヨーロッパの貴族らしい、でも普通にアイドルでキャーキャーいうし金銭感覚も普通だし、マックも食べるしアプリのクーポン使ってるところ見るしね?みたいな。みんなの高嶺の花なのにどことなくこっち側で、普通の女子。そういうガブリエルちゃん可愛かったです。

 ちなつさんウィリーに都合よく使われ、離婚を叩きつけ「これからの女性は自立!!」といって恋に仕事に突き進む。私はひとりで大丈夫だから!全然やってけるんだから!!と意気込んで鼻息荒いさくらちゃん可愛かったですねえ。「まあ落ち着けって。」ってメイドのはーちゃんになって紅茶を差し出したかった…。ただ、ガブリエルちゃんも不器用でうまく生きられなくて。あっちこっちぶつかりながら試行錯誤して、傷だらけになって出会ったのはブリュッセルの王子様。「なんて美しいんだ!」とひと目で見初められ、王子様のキスで傷だらけの女の子は立ち直ったのでした。めでたしめでたし。

 好きな人に激似のお兄さんヴィクトールに見初められて流されて結婚、のくだり、見た目が一緒ならそれでいいんかい!?と観客のツッコミ待ちみたいなガブちゃんですけどもうこのへんになってくると「まあガブちゃん幸せならそれでよくない?」っていうテンションになってくるのが面白かった。むしろ、深窓の奥様とは程遠いガブちゃんのひっちゃかめっちゃかぶりに「いや~あんた最高だよ!!」ってバンバン背中叩いているメイドはーちゃん立ち位置。あたしはーちゃん好きすぎない?

 珠城くん同様、とにかく生きるために必死!っていうさくらちゃんがいいです。なんていうか、さくらちゃん自身はきっとなんでも余裕で、冷静でそつなくこなせる才女だと思うし実際そうなんだろうけど(精神的にも飛び抜けて大人だしね)それをかなぐり捨てて、一生懸命で。一生懸命仕事して、全力で恋して、でもなんにもうまくいかなくて。舞台はめちゃくちゃだし、セット倒れてくるし、でもって好きな人は女性!?うそでしょー!!って愕然とする。人生は七転び八起き、を体現するガブリエル。そういう姿がめちゃくちゃ可愛いです。そりゃちなつさんも未練たらたらになるしジャンヌにくすくす笑われながら「押してだめなら引いてみろ♡です♡」ってたまらなく愛しいなこの人。みたいな目で見られるわなあ。

 美人で頭が良くて自分の思い通り。全部持ってるようで、なんにもうまくいかない。必死でもがいて戦って、好きな人には全く振り向いてもらえなくて。触るなとか言われて恥ずかしいし屈辱だし、ウィリーあいつほんとうるさいし、泣きたいのはこっちだわ!!っていう散らかった部屋でわんわん泣いてそうなガブちゃんがたまらなく愛おしい。毎日あくせく働いて、現実と戦っている私たちに一番近いヒロインなのかもな…って思っちゃったりして。人生ってほんとうまくいかないよねえ、ガブちゃん。(と、酒をつぐメイドはーちゃん)

 そういう彼女の七転八倒の1時間半を見てきたので最後の「これが最強のおとぎ話!!!」っていう突然のハッピーエンドも「まあガブちゃんがいいならいいけどさ?そこの王子様、ジャンヌと顔が似てるだけ…やん?(しばしの間)…ま、いっか!!!おめでとー!!」っていうあったかい感じで見ました。周りがどう思おうが本人が幸せならいーよ!!って思われるヒロインっていいよね。この子ならきっと何があっても自分でなんとかしそうだもんね、っていう根底の信頼感がすごい。

 ドレスが全部さくらちゃんにぴったりで、どれも全部素敵ってどういうこと!?って「最高かよー!!」っていう目の保養感すごかったです。ああやっぱさくらちゃんのスタイルは最強で、最高。楽屋着のフランスの女優感ただよう感じから、紫のガウンから、個性的なモノクロのドレスも全部素敵。フィナーレのデュエットダンスのドレスもよかったなあ。輝くようなスタイルで観客を魅了、っていうアオリ文をつけたい。

 

 さて、ここからは二番手以下のスターたち。もうね…あたしゃこの人達の芝居だいっすきや!!!!って叫びたい衝動に駆られましたよ、一生見てられる…一生見ていたい…だからずっといて…(無理。)

 

 何はともあれ月城かなと シャルル/月城かなと

 何はともあれれいこちゃん。そう、私実は95期で柚香光よりも礼真琴よりも月城かなとが好きなんじゃなかろーか?と思うほどれいこちゃんの一挙一動に反応してしまう自分がいる…。いやれいこちゃん。この場をお借りして、ほんとにありがとう。私れいこちゃんが月組にいてくれたおかげで月組観劇に戻ってこれた…!!シャルルの優しさと「頭おかしいだろー!!」っていうツッコミをするたびに「れいこがいて幸せや~…」と噛み締めてました…いやあくるさんが一番頭おかしいから。

 とにかく自然。ぶっ飛び行動の塊のシャルルですが、それが自然に「なにがおかしいんでしょう?」っていう「さも当然」顔でやりきるれいこちゃん、それが最高におかしいし笑える。れいこちゃんさあ、顔でドラマ起こせるくせに(←しつこい)(クラシックにおける不倫も革命も挫折も闇もばっちこい★なの本当に私の希望の光。)喜劇もしらっとできちゃうって天才なのかなっ★?ってニコニコしちゃうんだけど。ああもうほんとありがとうございますぅ…。

 れいこちゃんは本人の芝居の力もものすごいけど、全員と相性がいい、っていうすごさを感じた。芝居が上手い人って結局、場を読むのが抜群にうまいんだろうなって思うんですけど(花のひとことか宙のそらを見てても同じように感じる)どの人と絡んでもしっくりくる感すごいと思って。この芝居でガッツリ組んでるのは珠城くんだけだけど(あとクセが強い上層部たち…(遠い目))きっと見えないところでこうやって生活してるんだろうな、っていうのが想像できる。ちなつさんウィリーを「しょーもなっ!」っていってるだろうし王子様ありちゃんを「あいつは本当にいいよな…回ってるだけで飯が食えるって…」ってぼやきながら「でもうちの子最高にかっこいいよ!!」って親の顔でありちゃんのピルエット見てそうだし、おださんを「ええっ!!男だったん!!??」って素で思いそうだし。(れいこシャルルは天然です。)いやどう見てもドリフの女装だと思いますがね…

 見えないところの生活を想像できる役者、ってすごいなと思います。れいこちゃんの芝居って余白と余裕が感じられる。演技の才能ってこういうもの、抜群の演技センスってこれなんだなと。…そして「まっ、雪組の元御曹司ですから!!!うちのれーこすごいでしょ!!!」ってドヤ顔してしまう雪組ファンです。ほんとさーせん。月組ファンの皆様、うちのれーこ(←まだいう)これからもお願いします(着物に三指)。ほんとに雪組ファン(っていうかあくるさん)のれいこひとこに対する「うちの子感」強すぎて、申し訳ない…。

 芝居を愛する者、シャルル。この芝居小屋が私の居場所。そういうシャルルのあったかさやひたむきさを感じさせる、月城かなとの芝居を見れる幸せを噛み締めて。(れいこちゃんのシルクハットの似合いっぷりって何事。やっぱフランス人なんだよね?)

 

 愛すべきとんちんかん ウィリー/鳳月杏

 ああっ…このちなつさん最高に好きなんだけど…っっっっ!!!って最後に片足あげてボトル振り上げたポーズするちなつさん見て前のめりに倒れましたよ。(手には「ちなつLOVE」のウチワ)こういうやりたい放題好き放題、自分勝手で女性を軽んじる男性、でもちなつさんがやるからものっすごくキュートで可愛い大人の男性。何度もガブちゃんに「おまえ帰れー!!」って言われるのに「そんなこといって~素直になれ♡お前、オレがいなきゃ生きていけないだろっ★?(ウインク)」とかしちゃいそうなちなつウィリー。(アホなんかな…?(⌒▽⌒))それを「はったおすぞ!!!」ってガブちゃんに噛みつかれても本人痛くも痒くもない。ちなつさん好きですぅ…を繰り返す1時間半。スーパーバイプレイヤー華蘭ちゃんとの絡みは「今すぐ!!雪のあやかと宙のゆりかをここに呼んできて!!!」って思いましたよね…。あれ、92期ひょっとして最高なんじゃない?ここがパラダイス…?

 

 オレ知らんし顔で回り続ける王子様 レオ/暁千星

 暁千星のピルエットが2021年のお年玉でございました…。よき正月じゃった。(完結)

 最高のバタバタを繰り広げる芝居小屋を悠然と高いところからシャンパン飲んで見守っそうな王子様のレオ、よかったです。ありちゃんはさぁ、やっぱ生まれながらの王子様だから世の中の汚いものとか大変なものから隔離させてあげたいしお花畑の咲く丘でこの世のものとは思えない可愛い子とキスしててほしいんですよ。そういう次元。世の中のことなーんも知らんくていい。まっすぐまっすぐ育っておくれ…。

 あ、でもそんな何も知らなくてええよ、っていいながらも芝居小屋の仲間のうみちゃんとか天紫珠李ちゃんとか結愛かれんちゃん(3人とも可愛かったですよね…ほんと可愛い…(孫を見るばばあ))と同時に派手に遊んでて、そのうちバレて3人にフルボッコされる、そういうの期待してます。そんで顔に傷つくって「お前それで舞台人の自覚あるのか馬鹿者ー!!」ってれいこちゃんシャルルに叱られればいい。そんなありちゃんでした(原田諒にスピンオフ案提出)

 …全く話ずれるんですけどね?歌劇の1月号からえと文暁千星なんですよ?それがもう私的に最高でしたの。ぜひ読んでください。冒頭やっぱり感情迷子で「おっ、2021年も迷っておるな~」とソワソワして読んだんですけど、最後に「…っていう、顔天才の彩音星凪にめっちゃ懐かれてるあたし★(きゅるん)」っていういつもの月組王子・暁千星に会えるから。「みんなあたしのこと好きなんですよねっ♡(上目遣い)」っていう暁王子、絶好調でありがとう!!うううありちゃん!そんなあなたにこの曲を贈ります。2020年のヒット曲、日向坂46「アザトカワイイ」(ちゃりーん)。

 

 おださんのドリフ ボリス/風間柚乃

 おださんの女装を見ただけで元気がもらえます!ありがとうおださん!!…なんか嫌なことあったらこのおださんを見て頑張ろう、そう思ったヅカファン8割だという。(あくる調べ)研7とは思えない迫力でございました。かっ…可愛くなーい!!!(※全力で褒めてる)

 苦労知らずの天然王子様・暁千星とまた違う輝きで天才説を日々更新するおださん。もう「おだちん」とか呼べないから。おださんボリスの、自分の仕事をちゃんとしようとしてるだけなのにあれよあれよといろんなことに巻き込まれ、恥をかかされその上依頼主のウィリーに「何してんじゃお前~!!仕事せんかーい!!」ってドロップキックされそうな踏んだり蹴ったり感本当におかしくてうまかった。

 あのあと「でも君のカンカンは可愛らしかったよ(れいこの笑顔100万ドル)…そうだうちの芝居小屋に来ないかい?苦労はさせない、君ならスターになれる(にこ)」ってれいこシャルルに名刺差し出されて、弁護士やめて芝居小屋に入団しありちゃんに「ここはオレが主役だからな!!」ってマウント取られてそんな先輩横目で見ながら「あーもうハイハイ」って軽くあしらって仲良くやってほしいものです。

 今日も天才風間柚乃は天才であった。完。…あくるさんねえ、おださんにはもう「うまい」「天才」としか言うことなくて抜群の語彙力のなさ発揮されちゃうんだよねえ。まいったまいった★

 

 今回の金の演技者たち(月組の芝居楽しすぎてどうしようかと)

 

千海華蘭(ロートレック)■私がおとめにプロフィール書く立場だったら「好きなもの 千海華蘭のすべて」って書くね。って思うほど好きな役者だわ。全身からお芝居を楽しんでる姿がマジで好き。酔っぱらいロートレック可愛すぎ。そしてうまい。

晴音アキ(エマ)■はーちゃんの主張しすぎない、邪魔しない、でもこの女なにかある…っていう裏ストーリー漂わすの好き(今回は友達いない(←失礼な)ガブちゃんの深夜の女子会仲間設定(意外と恋の百戦錬磨))

輝月ゆうま(マルセル)■「よっ澤瀉屋!!!」って声高に舞台に向かって叫びたい。半沢直樹に出てた歌舞伎役者でしょ?感たまりません。ちゃんとした大物もできるけどこういう雑魚キャラっぽい小物感出せるのマジで貴重な中堅。

佳城葵(エドモン)■ほんとにやりたい放題好き放題のれいこちゃんを「シャルルさんほんっと困りますうー!!」って眉毛ハの字にして困ってるの最高。私たぶん困ってるヤスちゃん三度の飯より好きだわ…。もうヤスちゃんの「困ります」人形作らない?キャトルで2000円。ボタン押すとヤスちゃんの声で「困りますうー!!」っていうやつ。(私買うわ)

夢奈瑠音(フィリップ)■困らせたい中堅その2。やりたい放題好き放題、そしてとっても世話が焼けるちなつさんをとにかく手厚く介護。いつか「こんの偽物作家ー!!!」ってブチギレてほしいですね。期待です。あ、眼鏡外すとめっちゃイケメンなの知ってます。

春海ゆう(セドリック)■上層部グループで「るうさん、ゆり王子、あと一人だれや?…ぐっさんーーーー!!!(全米が納得)」感ときたら。今の月組で「若いけどめっちゃ味がある芝居するな」と思ったらぐっさん、っていう方程式が確立されてる。

白雪さち花(ルイーズ・エトワール)■今回さち花さん抑え気味でしたね。完全に余談なんですけど、うちの3ヶ月の甥っ子がフィナーレでその前の男役群舞を凝視して興奮気味に見てたのにエトワールのさち花さんの歌声が響いた瞬間すとんって寝たんですよ…!「えっこの子才能あるよ!?タカラヅカの才能あるよ!!っていうかさち花さんすごいね!?」って騒いでたら四季バカ(母)「いや、今眠くなっただけや」。

 

 …と、いうわけで新春から楽しかったです!ショーもすっごい着物綺麗でれいこちゃんのシーンがとりわけ印象に残ってて、やっぱり西洋音楽で日本舞踊を舞う、このタカラヅカ伝統芸能は残していってほしいな、と改めて思いました。余計なお世話ですけど、K底さん着物のデザインめっちゃ素敵ですよね?「月光」のキラキラした着物すっごい好きだった。…でもなんでドレスだとああなるんや(小言おばさん)

 何より私にとっての2021年新春ハッピーニュースは「(私の)月組テンション完全復活!!!」でした。誰も私の「月組、それは近くて遠い組…(悲しい目)」なんて感情知らんわって感じだと思うけどやっぱり観劇したい!見たい!!って思える組がたくさんあるって最高じゃないですか~。自分が楽しいと思う選択肢は多いほうが絶対いいんで!はぁーーーよかった!!おめでとう私!!今年もきっと楽しい作品たくさん見れるね!!!

 と、いうわけで、2021年今年もトランクダイアリー、そしてあくるさんをよろしくお願いいたします。

 

 …月組感想でなんで最後それなんやって言われそうだけど、どーしても言いたいんで聞いてくれます?「愛の不時着」を完走したんですよ。足掛け2ヶ月。もうお願いだから宙組で舞台化して!!(っていうかまかまどで)って感じなんですけど最終話でね(この頃には泣きすぎて体が干からびている)、「1日にいい言葉を10個、花に話しかけて。それが植物を育てるにあたって一番大切なことだ」っていうリ・ジョンヒョクの言葉を受けて、ユン・セリが「美人経営者、ストップ高ストックオプション‥‥上場企業、業界1位、限定版…リ・ジョンヒョク♡(にこっ)」っていうシーンがあって。

 こ…これ!!まどかちゃんこれやって!!!「美人経営者、ストップ高ストックオプション‥‥上場企業、業界1位、限定版…真風涼帆♡(にこっ)」私の推し、それは私の相手役。ああ~!!!いい!!!ありがとうございました今年も何卒ー!!!(前のめりで倒れる)

 

  これを書いている間に2度めの緊急事態宣言が首都圏で出されました。歌劇読んでても、偉い人やスターの今年の抱負はやっぱりなんか、ずしんときます…。楽しい、見たい、もっともっと舞台を、とは思うけど、何より健康第一で。首都圏の皆様、そうではない地方の皆様、いや世界中のエンタメを愛する人達。一緒に頑張りましょう。見れなくても、諦めない。命ある限りは見れる。いつかまた、見たいときに見れる日が来る。 

 何より、宝塚歌劇タカラジェンヌの健康を願っています。いつかまた劇場で「最高!!」と叫ぶ日がくることを信じて。

宝塚歌劇総括その②雪、星、宙組編〜私の人生にはタカラヅカは必要不可欠だったって気づいた2020年でした。

どんな時もタカラジェンヌは前をまっすぐ見つめてる。この人達はマジですごい。

 

 と、いうことで総括その2。こんにちは~あくるでーす。

 花・月編からの雪・星・宙組編。自分の思いがあふれかえる予感しかしない★

 

 雪組

 結構みなさん「あくるさんは雪担」って思ってくれてると思うんですけど、私それほど雪組詳しいわけじゃないです。いや、まじで。担当なんて恐れ多い。未だに顔わからない生徒さんたくさんいる。顔は正直、スターでいうと懸までが精一杯。なんかあんまりよくわかんないけどちょっとこの子芝居すごく素敵で上手いと思うからたぶんあみちゃんかな…?とか当たりつけて鬼検索とか未だにするし。いや、あみちゃんはさすがに顔覚えようぜ?あくるさん。

 昔から一番見てる組ではあるけど過去の回数多いだけ、って言えばそれで終わってしまう。ただ、なんとなく、この組の雰囲気が一番好きだなとは思う。理由はわからないけど、なんとなく大好き。真ん中の人が変わっても、長くいた人がやめても、れいちゃんにキャーキャーいっても、望海さんが卒業しても、私はきっとずっと雪組が一番好きだろう。私本当に好きなものにしつこいんですよね…。…こ、これが執着なのか!?そう強く思った1年の初め、「ワンス」。2020年で雪組作品で見たのはこの作品だけだったけど、強く強く心に残ってる。

 1月の「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」不本意ながらだいきほを生で見たのはこれだけ。あーあ、私何やってんだよ~とは思うけどまあ、そのときの自分は自分のことで精一杯だったんだよねえ~そういうこと結構あるよねえ~と思いつつ「あーああくるさんバ~カ~★」って笑って来年でだいきほが卒業していきます…。

 「ワンス」を見て思ったのは「人生って良い時もあれば悪い時もある」ってこと。ヌードルスの望海さんを見て、この人は本当に一筋縄じゃいかない人をする天才だなと思った。貧乏だったけど友達がちゃんといる少年時代から、バブル絶頂期みたいな華やかな青年時代(あんな素敵なホテルに真っ赤なバラを用意して、夕日まで用意してプロポーズしたのにそれを断られる男、望海さんしかいないでしょ)そこから転がり落ちてまあいろいろあったけど人生の終わり頃には穏やかに、何にもない毎日を生きている。

 1幕もので、少年期から50代の白髪までイキイキと、鮮やかに軽やかに、楽しそうに演じる望海さんを見て「ああ、本当に素敵なトップスターさんだな」と。しみじみ思いました。離れていたときもあったけれど私はこの人を応援できてよかったなと、望海さんを見つけたときの自分の目に狂いはなかった、グッジョブです!!ってあの頃の私にいってあげたい。そして、ここまで上り詰めた望海さんに拍手を送りたい。ありったけの拍手を。…そう思ってまあやちゃんにプロポーズを断られる望海さんを見てましたね★(⌒▽⌒)望海さん、大好きだけど本当に理想枠やらねえな…(小声)ま、理想やったらたぶん望海さんじゃないから今の立ち位置サイコーです。

 まああと、望海さんの私的トピックスといえば「祝・復活★暴君♡望海風斗」に尽きますな!!わたし、つい最近までこんなに望海さんがアホにおちゃめになっていることを知らなくて(スカステ難民らしい話)。いやもうほんと素晴らしいです、トップ対談笑った笑った。全地方出身者を敵に回す「横浜は田舎」発言(ゆりか(熊本)、珠城くん(蒲郡←愛知だって!)の顔色が変わったことに望海さんはお気づきだろうか)は特に最高でしたね…それをこう生暖かくほほえみながら一人高いところで紅茶飲んでそうなれいちゃんと「望海さんのそういうところ最高ですぅ!!」っていう崇拝者礼真琴な…(共に東京)。なんか、今年というすごく大変な時期を同じトップスターという立ち位置で経験した5人の絆はきっと一生モノなんだろうな、としみじみ思って、でもゲラゲラ笑いながら「あーもう望海さんアホすぎる~!!さいこう~!!」って拳を突き上げて、最後までキュートでみんなをハッピーにさせる暴君であってほしい。

 正直、望海さんが退団することをまだ実感できない。トップお披露目も生では見れなかった、サヨナラも見れない私は正直ファンを語る資格はないかもしれない(っていうか望海さんを笑いながらアホ~♡とかいう時点でファン違うで)。それでも、私は「望海風斗」というタカラジェンヌを一生忘れることはない。私が見始めると同時くらいに初舞台を踏んだ望海さん。ずっと私の宝塚観劇に望海風斗はいた。望海さんは人が羨むタカラジェンヌの才能を最初から全部持っていたけれど、トップスターになるまでにはものすごく努力した人でもあると思ってる。たぶん、順風満帆の文字とは縁遠い人であったと思う。私の知る限りでは。

 いろんなことがあった。きっと本人には「え?なんで?」って思うこともあったと思う(結構それも隠さなかったな(笑)出てるで顔に~!!って笑ったな)。それでも、ずっと宝塚が好きだった人。それを隠さなかった人。ネタにした人でもある(笑)忘れないよ、忘れられるものか!きっと望海さんも私の恩人だ。宝塚を私にとってこんなに楽しい場所にしてくれたのは、他ならぬ望海さんの舞台だったから。 

 きっと最後の日、私は「あ~!!望海さんを好きになってよかった~!!!」って泣きながら笑ってると思う。4月11日まで私の大好きな、みんなの大好きなちょっとアホでめちゃくちゃキュートな暴君雪組トップスター望海風斗でいてください。

 …まあ、望海さんについては来年また語る記事を設けるとして…私にとって年末衝撃だったのは「あくるさんは他の組を語る時も望海さんのことを必ずおっしゃってますネ♡」というリプ(リプくださったKさん、ありがとうございます!!!)・・・!全然気づいてなかったんだけど…!!人に言われて初めて気づく。あたし相当好きやん。月刊望海風斗の蘭寿とむレベルやで、名前だけ皆勤賞的な(詳しくは過去記事読んでください♡←宣伝)ああああそんなにかあ~…!!!唖然として、あはは!!と笑った。あー、楽しいですね~、人のファンになるっていうのは!最高ですよ本当に!

 さて、「愛する相手役望海さん♡」とハートを飛ばすより「望海風斗?ライバルでしょ?」っていう立ち位置を守り続けた真彩希帆。(※私の色眼鏡による)きいちゃんを語るほど私の器は大きくないけれど、望海さんの相手役は彼女にしか務まらなかっただろうな~と本気で思った「ワンス」のデボラ。圧巻の歌唱力は言わずもがなですが、彼女のヌードルスは好きだけど、この人のそばにいたら私は破滅する。私は私の人生を歩むためにこの人とは一緒にいないことを選択する。」みたいなデボラの冷静なヌードルスを見る目が忘れられなくて。自分の夢をちゃんと見て、現実もちゃんと見ることができるきいちゃんのヒロイン像はどこか「この人絶対やばい」と思わせる主人公をやることの多かった望海さんの隣に一番しっくりくる。きいちゃんのオレンジみたいなパッと明るい雰囲気の中に、青い冷静な炎が静かにメラメラしている…というような演技が大好きだった。デボラの「私は努力を続けてきた」というときのすっごく静かな、だけどめちゃくちゃ強い声が私は忘れられません。

 きいちゃんはデボラ同様、ずっと迷わない、へこたれない、曲がらない女でした。そしてこれからもそうであってほしい。彼女の「輝く未来」の実現のために。4月11日まで望海さんを(笑)お願いします!!(お母さんか!)

 9月の「NOW!ZOOM ME!!」…あのねえ、休みをとったらちゃんと休め、自分。教訓になりました、二度と「半休」なんて中途半端なことはしない(固い決意)。

 2021年の雪組。1月からの「fff-フォルテッシモ 歓喜に歌え!-/シルクロード」。私にとってもう2021年初っ端の公演にしてこれで私の中で何かが終わってしまうんじゃないかと思うほど楽しみにしている。私もうほんと、修一郎の「モーツァルト!」が死ぬほど好きなんで(帝劇で一番好き!!!)「天才音楽家×ミュージカル」という題材には否が応でも期待してしまう自分がいるのです…。あと「翼ある人びと」という同じく天才音楽家もの(っていうジャンルがあるかは知らんが)で名作を書いた上田女史がもうわかりやすく力入れてる感じもたまらぬ。暗い、重い、しんどいドイツもの(※大好き)その三重苦を「待ってましたぁ!!」とさらに輪をかけて暗く、重く、しんどくしてしまいそうな雪組(※褒めている)。もちろんシルクロード「絶対ターバン望海風斗大爆発でしょぉぉぉ!?そうでしょお生田くん!!??」と生田くんの首根っこ掴んでグラグラしてしまいそうに詰め寄る自分がリアルにいる感じで楽しみすぎます。半狂乱したらごめんなさい♡期待過剰はよくないと思いつつ、あらすじを読んでわくわくする気持ちは2021年も忘れません♡

 咲ちゃんお披露目公演ヴェネチアの紋章/ル ポァゾン」も楽しみすぎるんですが(どっちも大好きー!!咲ちゃんはこういう「昭和の名作」本当に似合う。咲ちゃんはさ…現代的スタイルしてるのに今はやってる「セミフレアパンツ」というよりパンタロンって感じ。って同い年の友だちに言ったら爆笑してうなずいてくれたのであながち間違ってないと確信した)8月の「CITY HUNTER/Fire Fever!」、公演名の「CITY HUNTER」見た瞬間「こういうの提案するの齋藤くんしかいないだろ」って半笑いで開けたらまさしく齋藤くんで「ほんっとに!!!!あんた変わらんね!!!」って大爆笑した。きっと人間なんてそうそう変わらんのよ(笑)暑い夏が楽しみでなりません(⌒▽⌒)あ、シティハンはフランス版はめっちゃくちゃ面白かったんで、齋藤くん、咲ちゃんをおしゃれで小粋なフランス人にしてね♡っていうお願いはちゃんとしておこう。…齋藤くんにおしゃれで小粋なフランス人が書けるのか!?(うるさいわ!)ってそもそもシティハンの主人公フランス人違うからな!?私のテキトーさがありありとわかりますよね…。

 あと、あーさ神奈川凱旋おめでとう!「ほんものの魔法使」、キムシンのちょっとファンタジー系海外小説原作、という小劇場作品好きなので楽しみです。あーさ×犬が今の所想像できないのですが…あらすじ読んでぱっと思い浮かんだのが家なき子なんだけども(なんでだろう、ボロボロのカバーオール着てハンチングかぶってるあーさが浮かんだ)(ちなみにどこにも貧乏ワードはないはずだ)。「いやいや、ファンタジーは顔だけにしとけって~!!」っていうツッコミができるのを心待ちにしております。(どんな話なの、そのツッコミができる話って?)「我が偉大なる望海風斗様、あなたと共にどこまでも」黒い執着(望海さんにこじらせまくった雪組の朝美絢)を脱ぎ捨てて真ん中に立つ。頑張れ!!

 2021年の雪組も楽しみにしておる!!

 

 星組

 礼真琴に「天才ーーーーー!!!!」って言い続けた2020年。私はなんでこんなに雪・星が好きなんだろうと最近すごく考えるのですが(暇なんだね…)あれなのよね。やる題材がものすごく「戦争・革命・ドラマチック」なのに対して、中身の人たちが徹底して4コマギャグ漫画みたいな世界が大好きなのよね。都市伝説となりつつある花組娘役がナンパされて困ってたらそこに颯爽とれいまいが現れてざわついた」みたいな少女漫画みたいなのも大好物なんだけどそれは想定内の話であって(いやれいまいが颯爽と「俺達の連れなんで。」って可愛子ちゃんたち攫っていくの普通に非日常ではあるけども)(っていうかれいまいだぞ!?れいまいだからな!?現れただけでそりゃざわつくだろ!?っていう(ねえあくるさんうるさい))それより遥斗、蒼舞、朱紫、煌、夕陽っていう泣く子も黙る星組男役」本気のNiziU、も私にとって「最高やーーーー!!!」って泣いて喜べる話。星組ってなんでこう昔から「その才能それに使うんだ!?」っていう話の天才なんだろう。めっちゃ好き。もうそういう話どんどんくれ。

 あ、でもちょっといってることとちゃうやないかいと言われそうだけど今年の星組4コマギャグ日和で「ああああ!!!」ってなったのは「こっちゃんがなこちゃんの誕生日にでっかい花束持って楽屋に登場」ですね。なにそのコナンが少女漫画になったやつ…(遠い目&小声で繰り返す)。新一と蘭ちゃんのエピソードやないかい。(←年1スパンで放送中)。ほんとにねえ。あれっすよ。世の中そうそう捨てたもんじゃないですよねえ。こっちゃんが大きな花束抱えてなこちゃんに「君が生まれてきてくれたことが、僕の人生で一番の幸せだよ」って囁いたんですってよ。(※誰もそんなこといってない)…あーもうクッソ萌えるまこなこ。(小声で早口)(言葉遣い!!)で、そんな横の少女マンガを無視して「ねー、あつ森でこのアイテムほしいんだけどー」「知らんわー」ってSwichから目を離さない瀬央さんと鬼滅を再読してるぴーがいる世界を熱望します。

 さて、そんな星組を今年は大いに楽しみました。1月の「眩耀の谷/Ray」。「眩耀」は2020年で生で見た貴重な舞台のひとつ。友人と総見してたんだけど、幕間になった瞬間涙でぐちょぐちょになってる私を見て友人がドン引きしてたのが忘れられない(苦笑)。ほんとすみません。私昔から「なんでこれで泣くんだ」っていうところで号泣してしまう。万引き家族」でも明るくなった瞬間ぐっちょぐちょのドッロドロで友人に「ねえあんたあたしと同じ映画見てた?」ってドン引きされる人生でした。えーもうだって安藤サクラの演技めっちゃよくなかった?あと樹木希林はすごすぎる平成の女優だよ…。

 昔から謝珠栄先生の演出に目がなくて。あの幻想的で、絵巻物みたいな世界が大好きなんですよね。今思えば結構突っ込みどころのある設定だったのかなと思うけど、まあラストシーンでの「5秒のまこなこ」に盛大に萌えたので私の感性なんて所詮そんなもんです(⌒▽⌒)。ほんと、私いいお客さんだなとは思う。2021年もこのちょろさは継続です。たぶん一生続く。

 「Ray」はねえ~、とうとう雪組専属演出家であった中村先生が星組に降臨!!っていうだけで血が沸騰するくらい興奮したんですけども(そろそろ死ぬで)やっぱり体感5分でしたね(⌒▽⌒)。全ツバージョンの「キラキラ星」ジャズアレンジでデュエット踊るまこなこ最高すぎる。全ツになっても一切手を抜かない中村先生は私の宝塚人生で不動の「推し」かもしれません。…おじさんが推しなの!?宝塚見てるのに!?っていうツッコミ待ちですよ★

 11月の「エル・アルコン-鷹-/Ray」。13年前に感じた「新しい!わくわくする!なんだこれ!見たことないよ!」感はさすがになかったけどもそれでも自分の思いれの(重いれの…っていうほうが正しいかも)公演が今のメンバーで再演されるのはとても嬉しくて。「七つの海」とか「エル・アルコン」とか、あの名曲たちが礼真琴の声で熱唱されるのは本当に感慨深くて、長く見てる醍醐味というのをこのときほど感じたことはなかった。初演をちゃんと大劇場で見て「この作品めっちゃ好き!」と思った公演の再演、って「追憶のバルセロナ」に引き続きで、めちゃくちゃ嬉しいものなのですね。長く続けてて損ってないな…。この趣味は長ければ長いほど楽しくなるんだなあと、改めて実感。細くていいから長く見続けよう、と思った瞬間でありました。あ!20年経つと「…っていうファンタジー★」って歌劇団のやることなすこと何でも許せるようになる体質も身につくとも思う(笑)

 星組で決まっているのは2月のロミオとジュリエット」。衣装の雰囲気が初演に戻った感じで「有村さん!有村さん!有村さん!!(※ただの有村淳バカ)」って思ってたんだけど演出が稲葉くんになってるので、「…まさか衣装K底さんではあるまいな!?」とザワザワしておる。ジュリエットがベルベットの重いドレスで袖ちょうちんぶわっ、とかになるんかな…。(K底さんお好きな方本当に申し訳ない)。…書いてて思ったけど袖ちょうちんっていう言葉今の人知ってるのかな…(気にするところそこじゃないよ。)

 私、本当に初演のロミジュリがだいっすきで、正直見返すのも星組のロミジュリのみ、といってもいいくらいなのでもう本当に発表されたときは「オーイエーイ!!君を~好きでよかった~!!」っていうウルフルズ歌いながら礼真琴のウチワ振るくらいの勢いでしたね…。来年も絶対、礼真琴の太鼓持ち芸人。どんどん鳴らすで★

 エル・アルコンのときも思ったけど、礼真琴っていうのは過去の星組トップスターの集大成みたいなものなのかなと思ってしまう。湖月わたる安蘭けい、柚希礼音、北翔海莉、紅ゆずる。ここ20年の星組トップスターのいいところ全部詰め込みました!!っていう魅力、プラス本人の類まれなる才能と努力と、こっちゃんの舞台から溢れ出る「あたしの大好きな星組を見て!!!」というオーラで、星組らしい舞台をこれからバンバン見れそうな予感がしています。…まあ、近代星組史を見れるのはプチ・オールドファンとしてすごく嬉しいけど、礼真琴のための、礼真琴しか作れない、そういう新作も心待ちにしていますので♡来年も愛でていきまっせ!!ドーン!ドーン!!(太鼓を叩く音)…えっ、太鼓持ち芸人の太鼓って和太鼓だっけ?…あ、そうそう、遥斗くん。本気のNiziUの次は本気のBTSをぜひよろしくお願い致します…!!(三つ指)

 アッ…舞空きゅんについて書いてない…。いや、あくるさんの習性はみなさんご存知のはず。マジで好きだと書けない、ってやつー★(それ小学生の習性だよ。)いや、あのね、舞空きゅんはもう言うことがないのよ。天才×努力×礼真琴を夢中にさせること=星組最強トップ娘役舞空瞳。この公式しか思い浮かばんってどういうことよ、まだ102期だぜ?聞かなかったことにするわ…。 (震える手で太鼓を握りしめる)

 宙組

 まぁ様時代からの「極上の癒し空間、おいでやす宙組へ」的な京都なのここは?っていう落ち着きか、バリのリゾートのスパなのか?っていう(←行ったことないけど)舞台からすっごくいい香りがしてきそうな宙組今年も平和で、穏やかで、ゆりかにきゅん♡っていう宙組だったわ~と思ってたら急降下したまどか異動。ゆ、油断も隙もあったもんじゃねえぜ…!!!宙組担の方~!元気だせよ~!←余計なお世話)

 もう抜群の安定感と安心感でゆりかを見た者全員「ゆりか、うちに来て!!頼むからきて!!!婿に来てーーー!!!」と思ってしまう。ゆりか、家政夫のナギサさんなんじゃないの…?現代女性の夢、ナギサさん。ゆりかが家のこと全部やってくれる、そんなファンタジーを見れるのは宙組だけ!!(ジャンプでよく見る煽り)…あ、やらない?「家政夫のナギサさん」宙組で。(ゆりかがめちゃくちゃ家事してるところ見放題)

 理想やらない枠のトップスターといえば望海風斗さんですが理想やる、むしろ理想しかしない枠は真風涼帆さんしかいないでしょう。この対極にいるような二人がトークをすると、化学反応しか起こらないわけで。もう頼むからのぞまかで連載してくれよー!!あるいは連ドラ化してくれよ…朝ドラでもいいぜ…?って何度も思った。はしゃぐ望海にそれを生暖かくほほえみながら「望海さん、それ、ドラマの見すぎですから。」と制す真風。私の桃源郷はここでした…(昇天)。くれ!のぞまかをもっとくれ!!(こういうことだけ声が大きい)

 まあそれは半分冗談ですけど(そしてめっちゃ本気だけど)ゆりかの凄まじいフォロー力はもう、日々頑張ってる私達にとって癒しでありご褒美なんだなと思います。私がどんなに失敗しても、どんなに無謀なことをやっても、あとは真風涼帆がなんとかしてくれる。すごいですよ、大きいのは身長だけじゃないんですよ。懐の広さがハリウッド級ゆりかぁぁぁ!!!こんなに素敵な男役になってくれてありがとお!!!って泣きじゃくる私達にゆりかはきっと微笑みかけてくれるでしょう…。「うんうん、わかるよ。あなたは頑張ってるよね。さ、今日は窓のサンを一緒に掃除しよっか♡」とかいいながらね。あ、大掃除やらな。(引き戻される現実)

 ゆりかに関しては結構私は話し始めると止まらないのですけど(どの人に対してもやろ?っていうツッコミ歓迎致します)ものすっごい、衣装着こなしのプロ、あるいはであるなと何回宙組担と酒を飲んだかわかりません(※ふたりとも剛速球でラインする(だけ))もうね~、神様のギフトですよね!!あのメンズノンノモデルのような体格と、ライン。舞台上の真風涼帆はブラッド・ピットか真風涼帆か、レベル。なんてことないざっくりナチュラルニットも、シンプルなパンツもさらっと着こなしてしまう。羨ましい限りです…。これは衣装デザイナーの方はたまらないモデルでしょう。オレの理想、真風涼帆。そんな有村さんの声が聞こえてきそうな。わかるぜ。衣装オタクの私たちに2021年も存分に夢を見させておくれ。

 さてそんな「ゆりかお願いパリコレいって」な私に心優しい愛媛人(毎度お世話になっております)が差し出してくれたのが「フライング・サパ」(貸してくれてありがとう!)。そのオススメ文が「サパは白泉社のマンガです。」だったのですが「ああ、間違いなく白泉社!!!」ってわかるわかるボタン連打しました。今は知らないけど日陰においておいてもどんどん黄色く劣化するあのコミックスの会社ね。(なんであんなに黄色くなるんですかね…?)まあそれはどうでもいいんだけど、「全シリーズ30巻、作者・日渡早紀感といったら!!もうなんか、最後の方ものすごい展開になってこれどうなんのどうなんのー!?っていう感じがすごかった。映画みたい。すごい、さっすが久美子!!と思いつつも…結構重かった…。いや、私いうても「重い・暗い・しんどい」三重苦結構平気なほうだと思うんですが雪組で慣れてるんで★←イヤミ…?)、久美子の三重苦作品といえば「星逢一夜」、あの重さを久々に思い出す瞬間ではございました。弱ってる時絶対見てはあかんやつ、と思いながらも見続けてしまう中毒性。久美子悲劇、最高か。見終わった後の「…はぁ~すごかった…」というアレは、なかなかないです。読み出すと止まらないが、読み返すのには勇気がいる。白泉社の読後感ですね…(めっちゃそれいうね。)(伝わるのはたぶん30歳以上の漫画読み女性3割くらいだと思うで。)

 で、年末の「アナスタシア」に流れるわけですが打って変わってのディズニー!夢と魔法とフォローのゆりか!!この振り幅が宝塚の面白いところです。最終的な結論「宙組で「ラプンチェル」やろうぜ!!」で落ち着く。(私宙組にやってほしいものありすぎるねん。「愛の不時着」も絶対宙組でやってほしい。韓国でネトゲに課金しまくるリ・ジョンヒョクをゆりかで見たいし詐欺師で韓国追われて北に流れ着いて北朝鮮美女とマジの恋するク・スンジュンをキキちゃんで見たすぎる)ゆりかちゃんのユージーン見たい~。「オレ、この髪の色のほうが好きっていったっけ…?」って髪色が変わったまどかラプンチェルに言ってほしい~。(ラプンチェルのポスターはぜひフライパン持ってください、まどかちゃん)

 で、もう「アナスタシア」では宙組のコーラス力の凄まじさに目を見開きました。感想でも言ったけど、コレめっちゃ難しいと思う。でも、めっちゃくちゃ難しい曲をさらっと、押し付けない優しさで、でも迫力を感じさせる実力で歌い切る宙組がもう頼もしくもあり、「京都…だな…(カポーン←鹿威し)」と。い、癒やされる~…なんて贅沢な空間なの…。宙組のこの感じ好きだわ~。結婚するなら宙組と、ってきっとこのことよね~(?)。と悦に入りながら、コーヒーをすする。クッキーもつまむ(5枚目)。…あ、なんか私配信に慣れてってる。恐ろしき順応性。自分ちょろすぎやがな!

 まあ、人事はね。あの~、うまくいえないので、流しますけど。みんな思うことは一緒だと思うしね。思う存分、自分のアカウントで垂れ流しすることをオススメしたい。話がわかる人と気が済むまで愚痴を言おう。そう!愚痴も宝塚観劇の醍醐味なんでね!!愚痴って毒吐いて気が済んだらまた戻ってきて♡宙組は身長も大きいが懐も大きいのだ。(たぶん)

 で、2021年の宙組がこれまた演目面白すぎでね!4月の「ホテル スヴィッツラ ハウス」。正直景子さんは私の中で最も当たり外れの大きい演出家である。(いっちゃった)(好きな方ほんとすみません(その2))近年で言えば「ハンナのお花屋さん」で「いいじゃん!いいじゃん!!特にキキちゃん×舞空きゅんのドラマチックロマンス最高じゃん!!」とテンションぶち上がりしたのにも関わらず次のフェアリーテイル「…なあ、ほんと景子、マジで、コレジャナイ。(真顔)」(※個人の感想です。)っていうあのテンション。(ほんとに好きな方マジでごめん。)ファンタジー耽美系はあれほどあなたにとって鬼門だというたではないか…!!!(※繰り返しますが、個人の感想です。朝海ひかるさんの「堕天使の涙」で「景子、ほんと、コレジャナ(以下略)」を繰り返した者より。…何年前?(こわい))とテンションガタ落ちして、景子、頼むからクラシック系の畑耕そうよぉ…好きなものより得意なものを仕事にしろって藤堂先生(by朝ドラ「エール」)もいってたよぉぉ…と泣いてすがったところでの!!コレ!!これは…あらすじを読んだ限り…ハンナのお花屋さん系では…!!

(さっと手に取るゆりかウチワ)でもまた思い込みだったら嫌だな…でもいけるんじゃないのこれー!?(ソワソワ)←たぶんこの行程が一番楽しい。しかも…ホテルもの…!!(好きジャンル。ことの始まりはもちろん月組「グランドホテル」いやーん景子~♡待ってたこれこれ!頼みます~♡(←コレジャナイ発言からの猫なで声)あ!潤花ちゃんおめでとうございます!あなたの太陽のような笑顔を楽しみにしています♡

 そして6月シャーロック・ホームズ(仮)」(仮)つきのタイトル見て「えっ…久々にマサツカハルヒコ登板じゃないの…!?」と胸を高鳴らして開いたら生田くんやった。それはそれで「ナイッス!!!!グッジョブ!!!!」とガッツポーズしたあくるさんがいた。)生田×宙組…!!!思い起こせばあれは「シェイクスピア」。ゆりか×ゆうりさんの「同じ作者じゃないか…!!!」と震えたビジュアルのドハマリからはや数年。生田くんの作品すべてが私は3度の飯より大好きなんでね(本当に私にとって今までハズレなしっていう貴重な存在)、ぜひぜひ宙組らしい、軽やかでおしゃれでリズミカルなミュージカルを楽しみにしております。そう、カンバーバッチと並ぶくらいナイスガイな日本人がいるということを…世に知らしめておくれ…!カンバーバッチシャーロック大好き人間からのお願い。

 あとそれと、これは完全に外野からの余計なひとことなんですがね。…芹香斗亜を!!!トップにしてくれ!!!!!(大声)これに尽きる。宝塚のサラブレッドも、そろそろ待てないかもしれないと思うと…もう生きた心地がせんのだ…。でもゆりかはまだ見ていたい。いってしまった。でもたぶんみんな思いは一緒だ…。

 まどかちゃんに至っては、なーーんも心配してないです。彼女の強い目があれば、どこの組でも大丈夫でしょう。だって彼女は皇族だからね。気品があり、気高く、崇高なる、我らの王妃様ですから。誰もがひれ伏し彼女に夢中になる。そんな未来を予感させた「アナスタシア」のアーニャ。フランス行くぞ!って歌って踊る無邪気な王妃様をわくわくして見れる喜びがたまりませんでした。どーんと構えていればいいと思います。100期の王妃様の道はまだまだ続く。まだまだ楽しめる!

 

 と、いうことで…よかった、年を跨がずなんとか書き終わった。これでようやく、大変すぎた2020年が終われます…。っていうか書いてる間私めっちゃ楽しかったけど読む人めっちゃ大変なのほんと申し訳ない。(12000文字)

 2020年ほど、周りの人に助けられ、励まされ、感謝した年はないと思う。当たり前のことが遠ざかる毎日の中、私はヅカヲタ友人にたっくさん、何度も助けられました。正直、私はタカラヅカが好きなのか、タカラヅカを好きな友人が好きなのかわからなくなるほど(笑)そんな愛すべきタカラヅカ狂の友人たちを全リスペクトしてるし、大感謝してるし、再会したときには泣きながら抱きつくでしょう。その際には「ソーシャルディスタンスー!!!」ってゆりかに指導してもらいましょ★いつもいつも、本当にありがとうございます!!!

 そしてそして、ツイッターでリプや感想を投げてくれた方!あくるさんはもう嬉しくて嬉しくてね!もうほんと、めちゃくちゃ嬉しくて嬉しくて、♪君の~手紙(※リプ)~何度も~読んだよ~(voice:ゆりかヨーゼフ)って感じでした。もう、こんな長文を毎回読んでくれるだけでサイコーなのに、褒めてくれるなんてあなたたち神なの!?素敵すぎる!ありがとうございます!!

 

 いつかこんな1年が、「そんなこともあったね」っていえる日が来る。今年はみんな大変で、我慢して、だけどめちゃくちゃ頑張った。この頑張りは絶対に、神様は見てるから。来年は、我慢せず観劇ができる日々を私たちに…くれ!!!(←くれくれ星人)

 絶対大丈夫。あの劇団は戦争も震災も乗り越えて、100周年を迎えたのだから。そこで諦めるような劇団ではないのです。私の母がいった。「この会社はたくましいね。震災の時も阪急電車はすぐ動いたのよ。世の中がこんなになってるときでもあんたみたいな見に行けない観客を見放さないで、千秋楽配信してくれるなんて。本当にすごい会社。」って。ああほんとだ。そのとおり。すごいことなんだ。当たり前過ぎて、気づかなかったけれど。そこにあることが当たり前で、大事なことに気づけてなかった。宝塚歌劇は、私の人生に必要不可欠なんだってこと。

 こんな状況で、不安に思わないはずがないのに、タカラジェンヌはちゃんと舞台で踊って歌って芝居をする。彼女たちのたくましさと、芸事への愛情、タカラヅカへの愛はコロナなんて吹き飛ばす。自分の仕事がこれからどうなるか不安で不安でたまらないだろうに、私たちを励ます舞台を創り続けるタカラジェンヌたち。もうなんか、尊すぎて次に生で見たら涙で見えないかもしれない。だけど、目に焼き付ける。今の舞台は今しかないから。今しかないから、今を一生懸命生きるのだ。そして、めっちゃくちゃ、楽しむのだ!!

 

 最後に、ファッション誌の今発売されてるwith1月号でここでは「明るくひょうきんな嫁大好き★」でおなじみ(←ねえほんとそれやめて)紅ゆずるさんが素敵な言葉を言ってたので、ここに書き留めて終わります。

 

全然立ち向かわなくていい。

頑張らなくてもいい。

ただ、逃げなければいい。

                    紅ゆずる

 

 本当にそうだ。今の状況は、ただ受け止めるだけで精一杯なんだから。無理して頑張るな、楽しく生きろ。鬼才・小池修一郎と戦い続けた紅氏らしくてすごくかっこいい!!と感動した私。…ただ、私は紅さんじゃないのでこのかっこよすぎる名言をこうします(バカリズムのネタ?)

 

全然立ち向かわなくていい。

頑張らなくてもいい。

ただ、逃げなければいい。

 …でも、ちょっと疲れたから3時間だけタカラヅカ見ていい?そしたらまた戻ってボチボチやるわ。

                           あくる

 

 …ダイナシだよ!!!でもダイナシだけど最高に私らしいわ!!!

 

 以上です!!今年もありがとうございました!!あー楽しかった!!みなさん、本当に本当に2020年、お疲れさまでした!!!よいお年をお迎えください★え?大掃除?…ゆりか~~~~そろそろ来てや~~~~。

 

 来年もワクワクドキドキ、ハラハラさせてくれる作品に何度も出会えますよう(欲張り)。2021年もウチワもって太鼓持ってテレビにかじりつく。(でもやっぱりそろそろ阪急電車に乗りたいな~)

 

2020.12.30 あくる

本当によく我慢した。あたしたちはよくやってる!宝塚歌劇私的2020年総括~花組・月組編~

「嫌な時間はそれはそれで置いといて…楽しい時間は長いほうがいいよね~!!」っていう方だと思います。(珠城りょうの語る望海風斗論)by歌劇12月号

 

 みなさんこんにちは!連日お世話になってます!あくるです。歌劇のこの珠城くんの言葉が秀逸すぎて、「望海さんが下級生にこういうふうに言われるようになるなんて」と感慨深いのと「…私、どんどん望海風斗マインドに傾いていってるがな!!!」(全く一緒の意見。嫌な時間も必要だけどまあ5分くらい悩んだらもういいじゃないっすか~あたしたちよくやってるやん!って思って、次の思考回路は今日は何見よーかな~に切り替わるマインド)っていう。30代になってからなんだか結構いいかげんになったけど、わりと生きやすくなった気がする。以上、聞かれてもないのに「アナスタシア」で力尽きて言えなかった歌劇感想。 

 …と、いうことで毎年恒例・総括の時間です。

 今年もお世話になりました。本当に年々ツッコミと文章が長くなる私とトランクダイアリーを読んでくださり、全力で笑ってくださり、突っ込んでくださり、「わかる~」といってくださり、ありがとうございました!!

 いや~…それにしても2020年、すっごく大変でしたよね…本気の本気で、お疲れさまでした。わたしたち、めっちゃ頑張ったし、めっちゃ我慢したし、「あたしほんと~~~によくやってる!!偉すぎる!!もうコレ終わったらローソンで白いタイヤキ買って帰ろう(いつかの昔龍真咲さんがレコメンドしててそれからのお気に入り。「まさきさん本当に美味しい~!!」ってご本人に伝えてください。)」って何度も買って過ごす日々でした…。そうしてないと、折れちゃいそうに大変な年だった。

 

 少し私のことを語らせてもらうと…。実は一番世間が大変だった自粛期間中は正直、私はそれどころじゃなかった。4月くらいに雪組の全ツの中止が発表されて、もう愛媛に行く気満々で飛行機も宿も予約して、チケットも取れて、ガイドブックまで買ってウキウキしてた私は結構な精神的ダメージをくらったんだけど、ちょうど仕事がその頃からもう殺人的に忙しくなっちゃって、宝塚のこともほぼほぼ忘れていたくらい。でも今思えばそれが私にとってよかったんだろう。「あ~あ本当に楽しみにしていたのに~」と残念な気持ちが膨張する時間がなかった。今の世界の状況で、仕事が忙しいというのは本当にありがたい。ありがたいし、嫌なことはその時は忘れられる。贅沢だってわかってる。でも、私の場合、感情が死んでいく。私が私じゃないみたい。いつも思うように笑って、思うように悲しんでいる、自由で元気な自分がいなくなってく。そんな感覚。

 私の仕事は7月にピークを迎えて、あとは徐々にいつもの感じに戻っていった。正直全く宝塚を追えてなくて、余裕がなくて。休演してたの?という感じで(ファンにとってあるまじき…!ほんとすみません。でも本当に、1日働いて帰ってくるだけで精一杯だった…)大劇場の「はいからさん」がそんなに何回も配信されてたことも知らなくて。千秋楽の日付はここ数年必ず手帳に書いていたのに、それすらやってなかったから楽天TVのDMで配信の日付を知って自分が休みだと気づいたときは「運命だ」と思った。

 「はいからさん」ムラ千秋楽のれいちゃんの挨拶の涙を見て、はっとした。忙しさに忙殺されて、気づいてなかった。すごくみんな大変だったこと。すごくつらくて、不安で、たまらない毎日だったこと。れいちゃんはきれいな顔に涙を流しながら、私達に「ありがとう」を繰り返した。私はこの風景を一生忘れないだろう。泣いているれいちゃんを見て、私も泣いた。止まらなかった。数ヶ月動いてなかった感情が動き出して、「生きてる」って感じた。

 タカラヅカは不要不急ではない。そんなのはわかってるけど、それでもここを見ると、実感する。私の人生にはエンタメが、タカラヅカが必要である。舞台を見て、泣いて、笑って、感動して、さあ明日も頑張ろう!と思える場所が。

 そんな2020年、組別で思うことをつらつらと。

 

花組

 れいちゃん!トップ就任おめでとう!!

 …と大劇場で言う気まんまんだったのに、結果はムラ千秋楽を実家で号泣しながら見てるっていう。まあでも、スカステ難民の私がリアタイでムラ千秋楽を家で見れるっていうのはいい時代になったなーと思っちゃったりして。不謹慎かもしれないけど、自分がいつもなら見れない公演を気軽に見れるようになったのはコロナ禍での唯一のいいことだったなあ。(コーヒーとクッキー食べながら見れるし…←めっちゃそれいうね。

 

 2020年の東京国際フォーラム「ダンスオリンピア」。もう~最高だった~!!ありがとう~~!!!おめでとう~~!!!全力で拍手した。数少ない生で見た2020年の舞台のひとつがダンオリでよかったな~と。

 ストリートダンス、ソーラン節、フラメンコ。ひとつの舞台で何度も美味しいのはタカラヅカの最大の魅力!!場面がかわるごとに表情が変わるれいちゃん、花組メンバー。ダンスの花組復活!!「いや~、これ人間が踊れる?」っていうのを軽々踊りこなす柚香光を見て、もうわくわくが止まらなくてですね。長らく続いた明日海大帝国から新しい時代の到来を感じて、本当は銀座の無印良品に行く予定をやめて出待ちしたのもいい思い出です。というか帰りたくなかった。一秒でも長く、この空間にいたい。そう思えたのは久々だった。ああ、900円の鶏肉買ってあきらくんに「はしゃぐな」と怒られてたれいちゃんがトップになったんだな~…とちょっと泣きそうになった(←そのイメージそろそろやめてあげて)

 大劇場お披露目はいからさんが通る」。4月に一緒に客席からお祝いしよーぜ!!と友達と総見予定だったものの払い戻し…。このときの残念な、悔しい気持ちは忘れられないな。絶対お祝いしたかったのに。

 自分の生活に精一杯だったけれど、ムラ千秋楽を配信で見てその時の挨拶で私は完全に切り替わったし、生き返ったって思った。(もちろん「はいからさん」本編の大劇場バージョンの素晴らしさは言わずもがなです。)やっと自分が戻ってこれた。だかられいちゃんには感謝してる。あの涙を見た時、彼女はすごくすてきなトップスターになる、って確信した。そして、最初から最後まで目に焼き付けようと。れいちゃんは私の恩人です(って、重いわ!)

 2021年はトップ娘役の華優希ちゃんが退団が決まってて。私は柚香光の魅力の一つとして「華ちゃんへの重い愛」が大好きだから(ヴィジュアルも現代少女マンガであれば女性の愛し方まで現代的である…今の少女マンガのヒーロー「いや、主人公のこと好きすぎん?」っていうツッコミ待ちなのかな?って思うほどみんな好きよね…でももれなく私も好きやねん。重い…って半笑いしながら読み漁ってる。)それは変わらずに最後まで貫いてほしいなあ。こう…紅氏は底抜けに明るい「嫁大好き★」だったけどれいちゃんは仄暗い、「執着」にも似た重さがあると思ってて。れいちゃんのそういうところを引き出せる華ちゃん、私はすごく好きなので最後まで思いっきりやりきってほしいな。(そういえば全然関係ないけど今見てる「愛の不時着」で「彼を待つのが、惨めではないか?それは愛じゃない。執着だ。愛が古くなって腐ったんだ。そんなもんは捨てろ」っていうセリフがすごすぎて…。キキちゃんがいいそう~!って目を見張った。すごい。韓国の脚本すごすぎる。ク・スンジュンただの若いユースケ・サンタマリアじゃん?と思っててごめん…←相変わらず全然関係ない。言いたかっただけです。)

 2月のブロードウェイミュージカル「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」超楽しみ~!!著作権問題で配信あるかめっちゃ気になるけど)ひとこの女役!華ちゃんのアメリカンガール!!華ちゃんはそういう重さのあるれいちゃんに対して「はいはいはいはい!!オッケー柚香さん了解です!!」みたいな軽くあしらうことができる女子なのでアメリカンコメディ似合うと思う~!そしてアウグストゥス」。先行画像がまず150点満点叩き出してるので(れいちゃんのゆるいパーマ似合い度は天才的。天文学的にありえない似合い度…(てんもんがくてきぃ?))田渕くん頼むで~!!ってところ。ダンオリ見て思ったけど、ローマ×柚香光はやっぱりクリエイター魂くすぐるんですかね…わかるわ…。美。

 

 月組

 月組さんはね~、ここ最近「遠くに住んでる大好きなイトコ」なんですよね。親戚から「あの子最近こうしてるらしいよ~」とか聞くんだけど、実際連絡とるかって言うと躊躇する。みたいな。LINEも今更聞けないし。みたいな。

 硬質な演技の質とか、実力派がちゃんと残っててちゃんとそれを発揮するところとか、自分の仕事をひとりひとりがやりきってるところ、そういうところ大好きなんですけどこう…ごめん。いうね。私も「夢現無双」トラウマのひとりで、完全に心が折れちゃってるんですわ…。でもね!あれから1年たったし、そろそろ月組見たいターンに入ってきてるので2021年は楽しみにしてるんですのよ。とりあえず新春の「ピガール」千秋楽は見ます!!(いや、暁千星のすごすぎるピルエットとカンカン見ずせずして新年は迎えられんよね。)

 月組赤と黒が1月号の写真見る限り「珠城くんジュリアン似合うなあ(ヴィジュアルの黒いカール髪、最強っすね)」っていう感想持てるんだけどまあまあ「赤と黒」へのイメージが「ジュリアンちょっともうヤバい…(ドン引き)」っていうところで。星組の安蘭さんのジュリアンがもうちょっと本気でヤバかって(相変わらず安蘭さんは「野心を持った青年」がめっちゃ似合ってたけど、ジュリアンもう一旦落ち着こう?あるいは黙っといて?って何度思ったか…)、「赤と黒」大好きな柴田クラシックなのにどうしても見る見る札があがらない代物なんです…。私はね。あとスタンダールってちょっと私にとっては理解不能。(「パルムの僧院」もわからんかった)

 でも、写真見て月組の硬質な感じがいい感じで反映されてそうな舞台だな~と思うのでチャンスが有ればちゃんと見たい。大人になって感じ方が違うかも知れないし!←ちょろい。あと名古屋(東海)にタカラヅカが戻ってきた!!っていう東海民にはよいニュースを運んできてくれたのも嬉しかった。御園座行きたかった!

 あと、クラシック愛憎劇に身も心も染まりきってるれいこちゃんを見たいっていう。れいこちゃんはね~、愛憎劇ファンの希望の星ですからね。「古き良きタカラヅカのクラシック」をもう端から端までやりきってほしいですね~!!2月の「ダルレークの恋」楽しみすぎてすでに灰。(先行、ポスターと「これでもか!!」と期待を煽る月組の本気。れいこの白ターバンと白手袋で半月食いつなげる。ありがとうございます。)れいこちゃんの顔だけでドラマが生まれ革命が始まる感がもうたまんねーっすわ。ウキウキ。

 そして、「WELCOME TO TAKARAZUKA」。チョンパ~!!!(キラキラ)全然見る気なかったのに歌劇で「チョンパ」とか「れいこの若衆」とかパワーワード上がるでしょう。それを3500円で、B席お値段で顔面ドアップで見れちゃうこの時代のすごさ。「夢現」から上がり続けてた月組ハードルが下がる瞬間です。ありがてえな~!とニコニコしながら1月3日テレビに張り付いてますね…。あと私、単純に「タカラヅカでしか見れない和物ショー」好きすぎるのよね。着物きれいなんだもん。気分がラグジュアリーになれる瞬間を2021年だけといわず一生大切にしたいです。

 「ピガール」はね、単純に楽しそうだなと。シェイクスピアの「十二夜」が大昔にキラキラ星人大和悠河さんでやってたの見てめっちゃ楽しくて。月組×シェイクスピアは相性抜群なイメージで大好物です!!

 まああとは上記でも言いましたが「暁千星のすごすぎるピルエット」ですよ。ピルエットっていうのは、「回れ回れ!!…まだ回るの~!!??www」っていう思わず楽しすぎて笑っちゃうほど私にとって好きな技のひとつなんですけど(だからレジェンド柚希礼音さんの「とりあえずちえは回っとけばいいから」みたいな下級生時代めっちゃ好きだった…)それをありちゃんがやるっていうならば見なきゃ新年始まらないでしょう。ありちゃん、研10という局面を迎えこう、ちょっと感情迷子になってるところがあるので気になってます。別にありちゃんに関してなんの心配もしてないが、わかりやすく最近インタビューとかの答え方で「私やっていけるんでしょうか…」と迷ってるので「若いなあ~!!ハハハ、大いに悩め暁千星よ!!」って背中バンバン叩きたくなる英真なおきさん的立ち位置になる自分がいる。(なんでじゅんこさんなのかはわからんけどそういうイメージある。)

 まああとは天才・風間柚乃の大躍進ですよね。あれですよね~、隣で感情迷子になってる暁さんをありさんなんでそんなつまらないことで迷ってるんですか?」ってセブンティーンアイス食べながら不思議そうに聞くおださんであってほしいですよね。なぜって彼は天才だから。そういう二人を見ながら「ありちゃんの心配事5割はおださんのことだと思うよ。」って月組の御曹司ふたりをほほえみながら2021年も見ていたいです。まだまだ私の中で月組の王子・暁千星vs天才・風間柚乃」の防衛戦は続きます。 

 美園さんに関してはなんっの心配もしておりません!彼女は大人だから。考え方もひとり飛び抜けて大人なので(彼女のインタビューとか見ててもびっくりするほど達観してて、全然ひとりで生きていける感すごい)あと「ピガール」を見るぞ!とやる気にさせてくれたのは彼女のスタイルに他ならないです。さくさくのあの「曲線美」とも言えるスタイル!!くびれからの腰、の曲線がもう…マンガ?あるいはミロのビーナス?って思えるほどの!!(…ちょっと変態っぽいけど大丈夫ですかね?)

 まあそれは冗談だとしても彼女の「どんな衣装もどんとこい!!着こなしてやるわ!」なのは本当に頼もしいし、目の保養です。ピガールの衣装が「有村さん目をキラキラさせてデザインしたんだろうな~」って思わせる秀逸さで。素晴らしいです!私がデザイナーだったら、男役だったらゆりかちゃん、娘役だったらさくさくにあらゆる衣装着せまくる。2021年は退団イヤーですけども、タカラヅカでしか着れない衣装を最後までこれでもか!!と着てほしいです。

 退団イヤーっぽい公演が続きますが、やっぱり今ノリにノッてる久美子の「桜蘭記」は特段気になりなる公演。私が珠城くんって絶対いい、と思ったのが同じく久美子の「月雲の皇子」だったんですよね。その前の「春の雪」の本田役で珠城くんは明日海さんとの対比がすごく出てて、わあ!なんか、すっごく頼りになる誠実な子だな~って思ってて。地に足のついた感じっていうか、現実をしっかり見ている、っていう感じがどこか霞を食べて生きている、フワフワしてる明日海さんと並べると本当に面白かった。「月雲の皇子」で真ん中もいけるんだ~!って思うと同時に、珠城くんの「器の広さが太平洋レベル」みたいな、頼りがいのある人っていうイメージが固まった。(肩幅も大いに関係あると思うけど。)

 「月雲の皇子」で久美子さんが描いた「真面目で少し融通がきかないところがあるけど、誠実で素敵な頼れる美男子」が私の珠城りょう像。それはいい意味でずっと変わらなくて、それが嬉しかった。(珠城くんは「イケメン」っていうより「美男子」あるいは「美丈夫」です。)

 トップ4年走り続けた珠城くんが最後まで「頼りがいのある素敵な美男子」であり続けてくれますよう。月組トップ・珠城りょうの最後はちゃんと、見届けたい。

 

 とりあえず、花組月組で切ります!以下続く。

宙組「アナスタシア」感想。真風涼帆、ディズニープリンスになる。

2020年、ついに真風涼帆がディズニープリンスになった。

 

 みなさ~ん!いかがお過ごしですか~!2020年もあとわずか、わたくしはついに「愛の不時着」を見始めてしまいました…!(あくるさんの突然の近況報告)正直ヒョンビンさんあんまりタイプじゃなかったんですけど(顔がとにかく「男」だから←どんな理由)リ・ジョンヒョクさんもう…なんなんでしょうあの人。こう、ユン・セリの黒天使かな?っていうくらいフォローの神様ですよね。ほしい言葉をくれて、欲しい行動をしてくれる…。相変わらず見た後には「…っていうファンタジー★」という言葉を補足して、潤いのある毎日を過ごしています。…それでいいのか!いいんです!!

 

 と、いうわけでね。宙組公演「アナスタシア」(配信)でございます。前回の星組公演の記事で「いや~~~あくるさん。前置きの文章長すぎじゃね?(⌒▽⌒)」って自分も周りもうんざり★(いやみなさん優しいから声には出されなかったけど自分がもう~げ~んなり~!※アナスタシアのディズニー曲調で)だったため今回はさくさくいきますよ!でもさ…せっかくだから、アナスタシアのこれ書いた後に3分で終わる歌劇感想書いていい?どうしても!言いたいことがあるんだ!!(ばーん!!!)(言わなきゃ気がすまないB型)

 では参りましょう宙組公演「アナスタシア」!いや~ほんと宙組さんロシア率高すぎてもえこがもはやロシア国籍のロシア人にしか見えねえわ…(なぜか私の中でもえこがロシア人にしか見えないのです。この前のイタリアもの「エルハポン」の西さんでもロシア人だった(んなわけあるか)。生粋の宙組っ子だから?それとも身長のせい?(たぶん両方)

 

宙組「アナスタシア」

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もうこのポスターだけで「見る見る見る見る!!!!」って札が上がったっていうやつな。右下のおキキ様が絶対ドイツ人のひどいやつだよ!っていうデマを流したのは私です。(生粋のロシア人でした★)

 

宙組de「アナスタシア」がすごく納得。

 私は海外ミュージカルだからって嫌だな~、どうせ役少ないんでしょ~?と思うこともないし、かといって絶対おもしろいじゃん!めっちゃわくわくする~!!っていうタイプでもない。ぶっちゃけ「面白ければなんでもいい」タイプなので。そうです。往年のフジテレビの全盛期みたいな考え方です。「楽しくなきゃテレビじゃな~い!」みたいな(懐かしい)。宝塚が全部面白い、なわけないし、海外ミュージカルが全部楽しい、でもない。正直人種で「面白い」と思うところは全然違うわけだし、同じ日本人でも人それぞれ感覚は違う。私にとって「エリザベート」は「私は私だけのもの」という精神マインド作品だけど、母にとっては「嫁姑バトルもの」渡る世間は鬼ばかり」と何が違うん?」って真顔で言われたときはマジでビビったよね…)でしかない。という感じです。

 海外ミュージカル=全部面白い、という公式は私の中にはないけどやっぱりこう、なんていうか「宝塚ではないな~!新しいな!!!」という感覚はあって。音楽も、セットも、価値観も全部違う。当たり前だと思ってた世界をひっくり返してくれて、新鮮で、ほぉ~!ってなる。音楽はアラン・メンケンなの!?アラン・メンケンでしょ!!!」って興奮したし(※実際はアラン・メンケンじゃないです←私の耳なんてこんなもんですよ…)久々の三井住友ミュージカル1本物、ブロードウェイ大ヒットミュージカル、シアターオーブで先行公演、とそりゃあね、心ウキウキワクワクこれから歩くときのBGMは「She walks in」!ですよ!

 セットがね~、今回本当に生で見たかったです。本当にロシアからフランスに旅してるみたいじゃなかった?(したことないけど。)あの列車のシーンとかね、楽しくて仕方なくってね!(ところでそこの列車のシーンで結構目立ってた水色のドレスの子めっちゃ可愛いわ~!って思ってたらこの子が噂の水音志保ちゃん…ね…!?本当にどこの組も…たまらんな…!(※(ヅカ)寿命が伸びる音が聞こえる)あと、横でもっさりとしたおじさん…そらじゃね?そらじゃんね?と思っててまさか…2幕であんなブロードウェイ女優で場をかっさらうとか…!けしからんな和希そら!(本当にありがとうございます…いいものを…見させていただきました…!!!我が人生に悔いなし。(全面敗北))

 価値観というところでは主人公のディミドリのヒーロー像違うな~と。思いましてです。うまくいえないけど、ディミドリが思ったよりディズニープリンスだったわけですよ。

・「職業は詐欺師(一般的に「悪い」とされる職業を持つディズニープリンス)」

・「両親不在(家庭環境に恵まれないディズニープリンスめっちゃ多い)」

・「ヒロイン以上に健気で尽くす(めっちゃ家事してくれそう←それはゆりかちゃんのイメージじゃないの?っていう意見を採用する★)」

・「何をしてもフォローしてくれる(もしアーニャがあの後本当に皇女として降臨して、ロマノフ王朝復活させてどんな政治して、そしてそれが失敗しても「ゆりかディミドリがなんとかしてくれるやろ」感がすごい)

 なんかさ~、記者会見で音楽を聞いたとき「うわっ、ものっすごいディズニー!!」ってびっくりしたのね。実際ディズニーでもなんでもないわけだけど。で、見たら「えっマジでディズニー!!!」って二度びっくりして。いうなれば四季のディズニーミュージカルっぽいし、オーブで木下晴香ちゃんがやってるのめっちゃわかる!!みたいな。で、そういう世界にちゃんと染まって、生きて、素敵な真風涼帆がいて。すごいな~、本当にタカラジェンヌってなんでもやれるし、できるし、魔法使えるんじゃないの?って。適応能力というか、この人達に国境も人種も関係ないんだなって。

 …なんか、違うぞそういうことじゃないぞ?って言われそうな感じ満載なんだけど、宝塚は宝塚なんだけど、うまく違う文化も取り入れて、いろんな新しいこともやってみて、ずっと進化していくんだなあ。

・「宝塚らしい、いいところはそのままで」(フィナーレのずんちゃんのソロが始まったとき「その衣装?マジでそれでフィナーレいく?」って思ったけどなんだか宝塚見てるって感じがしてわくわくした)

・「トレンドもしっかり取り入れて」(今っぽいフォロー型ヒーロー、自立した自分を持ってるヒロイン)世界の美味しいところをちょこちょこつまみ食い。うう~…楽しい!!(ぺかー!)(潤花ロケットみたいな笑顔で)

 で、この「アナスタシア」って半分歴史もので、半分現代劇みたいな感じじゃないですか。ロマノフ王朝の終焉と、革命星組雪組的なドラマティック)。現代劇の軽妙さ、アーニャの自分探しにディズニープリンスとのロマンス花組月組月9エッセンス)。先にあった4組の美味しいところを少しずつ、気軽に軽く楽しめる。宙組のための新しいミュージカル!!私がもし宝塚初めての子を連れて行くなら宙組だと改めて実感した作品でした。(そしてもう何年も言ってるけど私が組配属されるなら宙組第一希望です!!←組配属されることはないけど念の為いっとくね★)

 宙組のコーラス力の強さって本当に圧巻で、この楽曲たちもみんなさらっと歌ってるけどめっちゃ難しいと思うのよね。空飛ぶじゅうたんや、しゃべるロウソクが出てきそうなふわっとしたおとぎ話のような世界観の中に、すごい技術が詰まってる。宙組生の技術的なものがしっかりしてるからこの話は楽しめるんだな、と思う。

 「やればできる!」とか、「私は私。誰でもない私の物語」的なヒロインの自分探し、そして「ハッピーエンドは私だけのプリンスと」という最近のディズニー作品の王道をいく作品。勝ち気で口が達者なヒロイン、優しくフォローするプリンス、自分探しに夢中になりすぎて若干ロマンス薄めで萌えが少ないけれどそれも宙組っぽい。コーラスの完成度の高さ、セットの豪華さ、全部凄まじくすごい。だけど全部さりげなくて、「すごいでしょ!!」というドヤァ感、押し付けてくる感じはゼロ。宙組のいいところが全面に出た海外ミュージカルだなあ~とニコニコして見れる安心感。さっすが宙組!100人乗ってもダイジョーブ!!っていうイナバ物置のCMが頭に流れました…。(関係ある?)

 ところで稲葉くんよ。いっくら役の少ない海外ミュージカルとはいえ歌唱力モンスターのもえこあーちゃんをとことん歌わせない配役は結構私は恨んでますよ?まあでも厳格なロシア皇帝感の軍服もえこと、最近ヴィジュアル力が怒涛の勢いで上がってるあーちゃんが好感度最大規模のしどーくんと並んだことにきゅんときたけど!!きたけど忘れないからな!!!(捨てセリフを吐いてペテルブルグに向かって走る)(でももえこの軍服大好きじゃーーーー!!!←なんだかんだ、結局感謝してるっていう。)

 

 と、いうことでスターの初見です。1見て120語れるのは私のいいところでもあり悪いところでもある…(1万文字以内を目指す。←ハードル…!)※そして簡単に1万文字超えた。すまぬ。

 

This is タフネス   ディミドリ/真風涼帆

 歌劇の12月号でね、「2020年を振り返る」っていう記事で真風涼帆のページの出だしがこうだったんですよ。

 「素敵」。この言葉が極上に似合う真風。

 それだ!!!膝をポンポン打つ私。(さすが100年以上の歴史を持つ雑誌は格言が違う)ゆりかちゃん、どんどん理想枠を邁進されますね~。もうね、すっしーさんの皇后陛下にひとこと申し上げるシーンで「ゆりか、あんたどこまで素敵なの…!」と。どんなことしてもあとはゆりかがなんとかしてくれる、という安心感と信頼感。ゆりかちゃんが大人の女性に人気があるのがわかる。なんていうかね、「この人には何を言っても任せても大丈夫」感がすごいんですよ。精神的な面も体力的な面も。

 精神的な面は本人のインタビューで垣間見れるコメント全てに感じるんですけど、まあそれはここでは置いておいて。ディミドリは焦ったり心配したりもするけどそれは全部まどかアーニャに対してなんですよね。アーニャが心配で、ソワソワしたりアーニャが心配で焦ったりする。(アーニャが皇后陛下と会ってるシーン、椅子でソワソワするゆりかディミドリのシーンすっごいよかった…なんかゆりかちゃんがソワソワするのが可愛かったん…!)

 ただ、自分の人生に焦ったりソワソワしたりはしないんですよ。他人から見れば決していい人生とは思えないけれど(詐欺師って宝塚でかっこいい職業として書かれること多いけど実際は犯罪者だからな★)でも、そこでくよくよ悩んだり罪悪感を感じたりはしない。自分を蔑んだり下げたりもしない。オレはオレ、これでやってきたんだ、っていう安定感すごいですよね。This is タフネスマインドという言葉は真風さんのためにあるんじゃなかろうか。

 宝塚は男役が主役で、私が主演!!っていう姿がかっこいいんだけど、ゆりかちゃんは私が私がという感じではなく、さりげない優しさとフォローで女子たちをきゅんきゅんさせてくれる「現代に沿った」ヒーローだなと。自我を確立している、言いたいことは言うしやりたいこともちゃんとある、そういうまどかアーニャに対して徹底的に尽くす。言葉が足りなかったらフォローして皇后にだって言うし、困っていたら「フランス一緒に行こう!」と手をとって一緒にフランス行く。迷っていたら背中をぽんと押してくれる、落ち込んだら慰めてくれる。(このベッドのシーンすごくいいなと思うんだけどさ~、どうしてあの中国服のカジュアル版みたいな衣装なの…?いやここは!ヨーロッパ的なホテル仕様のガウンにしてよ~!!っていう河底さんのお仕事よ…)

 結局これでまかまどは解散となったわけだけど、私はまどかちゃんの最初の相手役がゆりかちゃんっていうのはすごくいいことだったと思うんです。まどかちゃんはもともとなんでもできて、気品もあるし申し分ない娘役さんであるけれど、やっぱり学年が若いこともあるし抜擢が早くて本人も大変だっただろうと思う。そして、周りもいろいろ大変だっただろうなと思う。けどゆりかちゃんがどーんといて、大人の態度と対応でニコニコしながらも言うことは言ってくれる、そして何よりちゃんと「星風まどか」という相手役としてずっとまどかちゃんを尊重してる、大事にしてる、という感じがすごく誠実に伝わってくる。いや実際は知らんけど(笑)、二人の舞台からは抜群に「ゆりかとまどかの信頼関係」が伝わってくるんだよなあ。だから宙組の舞台は安心して見れる。そうやってやってきた3年間。

 3年組んだんだから最後までやってよ、という意見もきっとあるんだろうけど、まどかちゃんは他の組で活躍するだろうし、ゆりかちゃんは新しい潤花ちゃんを迎えて、次のステップに進む。(いい忘れてましたが潤花ちゃんおめでとうー!!ロケットの潤花スマイル神!!)…って考えられるあんたはのんきでいいよな!!って怒られそうだから(笑)このへんにしとく。今は思う存分「アナスタシア」を楽しもうぞ!

 宙組を見ると「今回もゆりかが素敵でした…♡」って完全にきゅんきゅんモードで終われるので私にとって宙組は平和ですごく居心地のいい組。常にいろいろなものに追っかけられてる現代女性の休息の場所だと思います(笑)とにかくね~、「アナスタシア」はゆりかの包容力に身を任せて見るに限る。このミュージカル、ヒーリング効果すごいですよね?私の中でアナスタシアは完全にヒーリング・ミュージカル。

 舞台がロマノフ王朝終焉後で、激動の時代のはず、ドラマチックでハラハラドキドキする話なのに、もうゆりかちゃんの凄まじき「まあ、縁側で一杯お茶でもしてく?」っていうあったかいゆったりした空間に包まれる極上のいやし空間。まあ、私はといえばフランスに来たときの紺っぽい青の三揃いスーツ+ソフト帽のゆりかちゃんを見れたのでそこで満足(笑)ゆりかのスーツとソフト帽にはどんな漢方薬より効く成分が入ってるって聞きました。(誰にだよ)

 ゆりかちゃんの歌う「She walks in」がすっごい好きだわあ。ただ歩くことさえ、楽しくなりそうな音楽。アメリカディズニー・ミュージック!!

 余談ですが、実家に帰って配信で見てたんですよ。そしたら母がじーっと見て、「この子星組だった真風?あの水夏希のそっくりさんだった?」「…いやお母さん、確かに昔は似てたけど今全然違うよ。ゆりかはゆりかだよ(←真顔でマジ反論)」「いや、そうじゃなくて歌もうまくなって素敵になったわねえ~…!あれ、そういえばお母さんこの人にソーランで笑顔もらったのよ!!覚えてるわー!あれ20年前くらいかしら~!本当に素敵だったのよぉ、10センチ先にこの人いたのよぉ~(←たぶんビバフェスのこといってる)」「あ、そぉ~」(…20年も経ってないと思うけど人間年重ねると時間間隔おかしくなるんだな~でもまあ訂正するのもめんどいしちょっと今私アナスタシアで忙しいからほっとこ)←この考え5秒。配信恒例、還暦の戯言でした。

 

言いたいこと言う、やりたいことちゃんとある。 アーニャ/星風まどか

 まどかちゃんを見てるとこうなんか、「まどかちゃんて100期だよね?」って何回も隣の人(※いない)に話しかけたくなる気持ちになるんですよね。もうなんか、ベテラン研20ですか?っていうあの「この舞台は私のもの!!」感はすごいですね。今の娘役さんって本当にしっかりしてて、自立しててかっこいいなと思うんですけどまどかちゃんはもう、ステージが違う感じ。圧倒的な女帝感、誰にも文句は言わせない、私は私、というさっきゆりかちゃんのことをThis is タフネスマインドと言いましたがまどかちゃんもゆりかちゃんの横に並ぶにふさわしいShe is タフネスマインドです…。っていうか下手したらゆりかちゃん負けるかも知れない。っていう強い根性を感じる。

 アーニャは「自分が誰かわからない」という不安と常に戦っているわけだけども、くよくよ悩んだり泣いたりしないわけで。「今やるべきことをちゃんとやる」ということに迷いはない。「どうして私はこういう生まれなんだろう」って悲劇のヒロインぶることがなく、常に前を歩いて彼女は生きている。

 私は、まどかちゃんの「私は誰にも負けない」っていう目がすごく好きでね。エリザベート」の新公で、なんてまっすぐな目で力強い演技するんだろうと思ったんだけど、まどかちゃんはああいう「生まれがいい」役が抜群に似合う。しかも最上位を狙える女性の目ですよね。王妃とか、皇妃とか、もっと経験積めば皇后だっていける。

 高潔で、気品があり、タフである。…なんかまどかちゃん、本当は皇族なんじゃないの?って気がしてきます。それもヨーロッパの1000年ぐらい続く名家の。それじゃなきゃ納得できない(笑)

 まどかアーニャはたぶん、挫折を挫折と思わない強さがあって。普通の人だったらポキンと心が折れることも、「あれ?ちょっとつまづいたかな?」っていう程度。きっとあのまま皇后に「あんたは私の孫じゃない」って言われ続けて、自分を否定され続けても「でも私、アナスタシアの気がする!」って生きていく。「私はアナスタシアよ、私がそう思うんだから!」っていう強さ。いい意味での「私の法律は私!」感ね。挫折や悩みなんてかすり傷だし、その傷を自分で治すことができる。だけど、その傷を治す薬を買ってきてくれるのはゆりかちゃん。

 まかまど最後ということで、どうしてもそういう目線で見てしまうのですが…なんかうまくいえないけど、すごく信頼してるからこそのさっぱりした関係、というか。嫌いで別れるわけじゃないし、明らかにこれは人事的なものだから感情を挟むものでもないし、だけどこの二人にはねちっこい関係がいい意味で見えなくて。「まあ、今回違う道を歩くことにはなりましたが、まどか~、頑張れよ!私も頑張るから!」っていうゆりかちゃんに「は~い!ゆりかさんも頑張ってくださいね~!私も頑張りまーす!」ってまどかちゃんが笑って答えるみたいな。そしてこれからも何も変わらない。そういうまかまど、私好きだったんだよなあ。

 あなたはあなた、私は私。すごく現代的な、いいコンビだったと思う。

 

 さてここからはさくさく二番手以下の話。海外ミュージカルあるあるの「役の少なさ、天才的★」感は否めないながらも実力派がひしめき合うわけですよ。宙組すげえな…!

 

グレブ/芹香斗亜

 ぶっちゃけ、グレブはもう「え?全然わかんないんだけど?結局何がしたかったの?」という感情しか湧いてこないので(苦笑)(ほんとごめんなさいね、でもマジでわからんかってん…誰かわかる方教えて。ほんとに。)「みんなキキちゃんの軍服を見たかったんだね★」って思うことにします。そうだよね?稲葉センセそうでしょ?も~う、わからんだもん。キキちゃんの演技力うんぬん(私は芹香斗亜という演技者に絶大なる信頼を寄せていることはみなさんおわかりでしょう)ではなく、グレブだよ!グレブがどうしてアーニャを気にかけるのか、それは恋愛感情ではないのか?父親がやり残した仕事だからか?どうしてアーニャを撃たなかったのか?恋愛感情があるから?でもそれを匂わせることないしな?っていうかグレブってなんだったの…?(ここに戻る感すごい)。

 正直、おキキ様、グレブをやってる時間ないのである。(いっちゃった…)海外ミュージカルの弊害だけれど!おキキ様に悪いところはひとつもない!というかここまでよくわからん役をここまですごくかっこよくしてくれてありがとう!!でも考えてもわからんねん!!という私の「グレブようわからんねん」病は続くことになりそうである…。私の感情不足かなあ。みなさんわかりました?(って賛同者を必死で求めるパターン)

 あ、でもグレブの曲はめっちゃ好き。闇を持った歌がちょっと歪んだ人間が大得意な芹香様によく似合っててね、素敵でした。あともうやっぱ軍服は素敵です。グレブさんの生きる道にとやかくいうことじゃないけどさ、アーニャが気になるなら気になる、恋愛感情あるならある、撃つなら撃つ、ってハッキリしようぜ!?わかんないならわかんないっていってー!!解決案練るからー!(稲葉くんが。)そして頼むからキキちゃんトップになってー!!(どさくさ)

 

 陽気なおじさん(笑顔がめっちゃキュート)  ヴラド/桜木みなと

 あのさ~、海外ミュージカルの弊害その②なんですけどね?海外ミュージカル、おじさん大好きじゃないですか。さかのぼって「ミー&マイガール」見たときも、わたくしどうしてジョン卿がおじさんなの?っていうあの疑問が忘れられないんですわ。あと「ガイズ&ドールズ」のネイサンも。どうしてキラキラ星人の大和悠河さんがおじさんやるの?と。(あれはあれでよかったけど)。紅さんのときも「えーでもネイサンかあ~」(でもあれもあれでよかった)←あくるさん…ほんとそういうの多いよ?

 ほんとにね~、確かにおじさん、いいですよ。味があるし、酸いも甘いも知ってる感あるしね?作品に厚みが出るってやつ?難しいことはわからんけどそういうもんらしいですね?

 …たださ!!今伸び盛りのキラキラ三番手桜木みなとさんがおじさんやる意味はわかりません!!(こういう声だけ大きい)いや、ゆりかちゃんの親友役、ずんちゃんなのきゃー♡いいじゃないいいじゃない!!ってドンドコ期待の炎が舞い上がったわけだけども、思ったよりおじさんでね!?ヴィジュアルが!!そう、これはヴィジュアルの話。ずんちゃんヴラドはすっごく可愛くってすっごくキュートで素敵でした。でも~ヴィジュアル~ゥ…(←くどい)これ結構大事な話よ!?何度も思ったけど、稲葉くんヴラドの年齢設定30代前半とかじゃだめだったん?それかせめてひげなしのわりといい感じの好青年ね?くらいの見た目じゃだめだったん…?海外ミュージカルを細かく変えることがたぶん著作権違反となるんだろうけども…でも…でもさあ…キラキラの若いずんちゃんが見たかったんじゃー!!だって今しかないんだものー!!2020年の桜木みなとは今しかないんだものー…!!!

 というわけで「ヴラドおじさん実はひげそったらめっちゃ若くてハンサム青年」という設定を頭に置いて鑑賞してました。そのうち藤井くんが開発したイケメンボックス出てこないかなっと思いながら(出てくるわけがない)

 ただやっぱりずんちゃんうまかった…ずんちゃんのヴラドはマジでよい。ご陽気な感じも、あんまり何事も深く考えない感じも。あのゆりかディミドリとアーニャまどかと、ロマノフの勉強するところ楽しすぎて。あのテンポでさくさく行く感じ、すっごく好き!そらとのコンビ感はさすがだし、列車のシーンもコミカルで笑ったし。

 演技は悲劇よりコメディのほうが難しい、と思ってるのでコメディがうまい人はなんでもできる!つまり、ずんちゃんの演技の伸びしろ楽しみすぎてわくわくしっぱなし!という状態です。そしてフィナーレで出てきたソロ。ずんちゃん…!!と胸を熱くして(いやでもどうしてその衣装?K底嬢の仕事まじでわからんだけど?とは思った←くどいよ!!)ゆりかとの噂のハイタッチに「いやー!!ゆりかとー!!!ハイタッチしてるがなー!!」という興奮。ありがとうございました。ヴラドさん、そらリリーとの結婚式はひげを剃ってぜひお願いします。参列して花巻きますね♡(みねりちゃんが)

 

「そらはまだか」からのブロードウェイ女優が見参 リリー/和希そら

 …うまい!!!という言葉しか出てこない。凄まじい役者やで、和希そらっつーもんは!!(居酒屋で熱燗飲みながら)←いってるだけで、飲めません。 

 本当に、1幕もの見てるとさ、っていうか「ワンス」で散々待ったわけよ。「凪様はまだか」と。それがね、宙組でも起きるとは思ってもいなかったわけよ。「えー!!もう1幕終わりますけど!?で、うちの和希はいつ!?」っていう焦りよ。(思わず幕間に「まさかの休演じゃあるまいな?」って公式見たほどさ…)※あくるさんの観劇に「予習」の文字はございません。

 そして2幕。怒涛の巻き返し!!!これでもかこれでもかと見せつけられるブロードウェイ女優っぷり!!!えー、楽しすぎる和希そら(早口でテンポよく)。本当にねえ…和希さんは宙組の、いや宝塚の宝物ですよ。キレッキレのダンスに、表情豊かな歌声。くるくる変わる表情、見てて全く飽きません!!アメリカのラブコメにリリーみたいなキャラの女の子よく出てくるけど、毎回和希さんにオファーいけばいいのにな~って思う。(←っていうことを真顔でマジトーンで言ってますからね、この人。)

 和希さんのすごいところは、圧倒的なうまさで場をかっさらうのに絶対にでしゃばらないところだと思ってます。まあ、今回二幕は特に結構リリー中心のミュージカル場面多かったんだけども、ものすごい場を読む力というか、すっしーさんの皇后とのシーンとかずんちゃんとのヴラドのシーンも絶対「私!!」っていう感じじゃなくて。ちゃんと場を読んで気配を消すことができるってすごいと思うんです。まあ、配信っていうこともあるのかもしれないけど…。それでもやっぱりこういうのがみんなから好かれる理由っていうか、うまいってことなんだろうなあと。しみじみ感じました。

 いつか叶うことなら、和希そらのボブ・フォッシーを見てみたい。できれば「シカゴ」を見たい!そんな夢を見てしまうほどの、バーの場面。ガチガチの王道ミュージカルをガチガチの王道で魅せられる、できるって本当にすごいこと。和希そらの無限の可能性に完敗、いや乾杯です!宙組の未来がー!明るいぞー!!(和希そらハイ)

 ずんちゃんとの阿吽の呼吸はやっぱり宙組の賜物じゃないですか~。楽しいですよね、この二人がいちゃいちゃしてるの。ほんとずっと見てられるんだけど。(真顔)…世界の平和ですよ、まったく。あああ本当に生きててよかったよ…。(←あくるさんよくいうセリフナンバー1)

 ちなみにニュアンスで伝わると嬉しいんだけど、

「礼真琴」=「天才!!!!(スタンディングオーベーション)」

「和希そら」=「…うまい!!!(うなるように)」

「天飛華音」=「ハイうまいー!!!(即リアクション)」

です。何が違うかわからんけど、これが今の私の3段活用です。(?)

 

今回の気になる人たち(本当に私どこまでちょろいんだろって思いながら)

・瑠風輝 軍★服!!!!本当にすらっとした背の高い薄い体に軍服はこの世のご褒美だと思ってる。(でも歌わないってどーいうことやねん)

・花音舞/綾瀬あきな/瀬戸花まり  この三人がいればとりあえず芝居はできる、感がすごいよ。誰にでもなれるもんな、すごいよ。(二回言う)

・水音志保 もうさ~、「アナスタシア」「列車の水色のドレス」、で鬼検索。ちょうかわいい。

・天彩峰里 みねりちゃんに一旦すべて預けよう?が最近の口癖(いつ使ってるの?)

・秋音光 私の中で「宙組の群衆のキラリ」の代名詞ですね。群衆シーンでまずあきもを探します。(そしてほぼヴィジュアルどストライク)

・優希しおん 宙組のわくわくダンサー枠。もうとにかく踊ってくれ。私のために。

・潤花 ちょっとバレエのシーン潤花ちゃんの技に気を取られててあんまり芝居に集中できなかったってくらいバレエな子だとはわかった。潤花ちゃんは悪くない。ロケットの「ぺっかー!!」っていう笑顔が死ぬほど好きや。宙組デビューおめでとう!

・亜音有星 えー!!ちょっとぉーめっちゃイケメンー!!!ってキャーキャーはしゃいだ枠。若くて顔がいいのは世界を救う。え?103期?へえー。え?新公ベネディクト?へ、へぇ~…(目が泳いでる)(めっちゃ好みなんじゃーないですか?)

 

 というわけであーだこーだいってますが楽しかったです!まあまあ来年の宙組も私の癒やしとヒーリング(意味一緒やで)を一手に担ってくれそうでね。わくわくしておりますのよ、「ホテル」(よき景子であることを!願わんばかりである!)も「夢千鳥」(新しい演出家さん楽しみ!!そしてそらー!バウ主演おめでとー!!)も。

 

 2020年は本当に大変な年でした…。思うように観劇できなくなって、モヤモヤしたりすることも多くて。みんな大変でした。みんな我慢した。みんな頑張った。本当に私たち超えらい!!(笑)そしてこんな状況でも、タカラジェンヌのみなさんは私達にメッセージを送り続けてくれて。きっと彼女たちが一番不安だっただろうに、私達ファンのことを考え続けている。すごいことだなと思っています。

 これが100年続く劇団の底力。私の誇りです。何度倒れてもまた這い上がる。戦争も震災も乗り越えてきたこの劇団。今回だって絶対に乗り越えられる。絶対大丈夫。そう信じてるから、応援できるんだと思う。

 私はもうしばらく、配信にお世話になるつもりです。観劇できるみなさーん!私が行ける日まで宝塚を支えてね~!観劇できないみなさーん!一緒にテレビの前でキャーキャーいいましょ~!!(コーヒーとクッキーでも用意して。←配信のいいところその1)

 

 それでは2020年、観劇報告終わり!みなさんメリークリスマス!そしてよいお年を~!

 余力があれば総括するけどできなかったらごめんな!(←なんだその保険)

 あ、5分で終わる歌劇感想が残ってた…。

 珠城りょうの語る望海風斗観が天才的に当たってる。(5秒!完!)