MENU

真風涼帆が大野拓史の妄想を具体化する。ほとばしるエロス、無限大。宙組「エルハポン/アクアヴィーテ!!」感想

真風さん自然体にR指定しすぎだから。

 

こんにちは~。すっかり秋めいて、大劇場の中庭の紅葉も50%くらい色づいていました。やっぱり四季を通して大劇場に来よう、と思いつつ宙組「エルハポン/アクアヴィーテ!」を観劇。え?だってあくるさんこの前ムラ来たのオーシャンズですから…桜満開でしたから…(引くわー)(よく生きてるな!)

 と、いうことで宙組さんです。もうゆりかちゃんになって2年経つんですね~

宙組「エルハポン/アクアヴィーテ!!」

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2019/eljapon/cpl73a000008a07t-img/cpl73a000008a0ab.jpg

 改めて見ると「なんでこんなポスターになったんだ?」と思うんですが(大野くんてポスターいつもイマイチのイメージ)このポスターで怯むことなかれ。意外や意外「ベース週刊少年ジャンプ(真風涼帆部分BL挿絵)」的な話でした!大野くんだから好きだ。先に観劇した友人がしきりに「キャラ萌え芝居だから。」「そらがやばい。」「そらが…」と秋空を高く見上げていたのです。わかる。でも私はわかりやすくずん様推しで!!(薄々気づいてたけどあくるさんただのこじらせキャラ好きじゃね…?)

 ところで、私の宝塚スタンスが「広く浅くおいしいところをつまみ食い」が合ってるということがだんだんわかってきました。性格的に深く掘り下げることを苦手とします。そう。おいしいところだけつまみ食いなんで、5組全把握してるかと言われると全力で否定できます★(そこは否定しない努力をしようよ…)なんで、ちょっとトンチンカンなことを言ってたらごめんなさい。うん、だって私の宙組知識「やっと夢白あやちゃんの顔わかった!!!」レベルですから。(いばるな)

 

「エルハポン」(作・演出 大野拓史)

 あの~~~治通さんがね登場するとき必ず「…ドドン!!!」っていう和太鼓がなるんですよ。この「…ドドン!!」が私のベストゆりか「ニッカポッカゆりか(@VIVA!FESTA!)からの何かしらの因縁な気がして…ああ、ゆりかちゃんて劇団的には「背高いけど和服が似合うどっこいしょ@ジャパニーズスピリッツ」的なジェンヌさんなのかなと思いました。よくわからんけど。和太鼓とかお囃子とかああいう雅な音が似合う。…やっぱ帝やるべきなんじゃ…!!!(しつこく提唱していくゆりか「とりかえばや」(さいとうちほ)の帝やって願望)

 f:id:leexxx:20191122112421j:image

想像しただけでご飯3杯くらい食べれるんですけどまだですか?大野くん。 

 

 で、ゆりかちゃんの持ち味、見た目+10歳の老けてる大人っぽさを生かしたな~と思いました。そーそー、ゆりかちゃんて「頭で考えすぎちゃって実際戦では全然うまく動けない武士」的なの似合うよね。本人はそんなことないけど(真風さんは常に効率よく賢く生きてるイメージ)。そんな真風さんを「キスっていうのはこうするのよ」って教えてく星風さんな。(100期)

 大野くん的には宙組は妄想を再現化するにとても便利な組」(プログラムより意訳)だそうで…ああ~~~って膝を打ちました。白鷺から続く鎧や烏帽子、あれ大野くんの妄想の具体化なのな。わかる。わかるよ大野くん。白鷺で味をしめちゃった感。そう、みんな大好き鎧ゆりかが今回も素敵でした。大野くんの「俺これが好きなんでそれやってください」はわかりやすくって好きです。だから早く「とりかえばや」帝編演出やってくだ(しつこい)

 今回の話が序盤「あれ?これルネサンスかな?」(←察してください)と思っちゃったんですけどだんだんじわじわ面白くなってくんで安心して見ていてください(?)。ってエルハポン最後言うと面白くないんでそこまでで許してください…。ただ、おキキの御大のドヤ顔は今回も見れます。なんで蛍光黄緑着せるんだ河底…!って思いながらおキキの御大は今日も小手先でゆりかを動かします(注:真風涼帆・宙組トップ)

 今回のゆりかは、エロいです。いや毎回エロいんですが(それもどうなんだ)、今回びっくりするくらいそこここにR指定が散りばめられています。でもね、ゆりかちゃんは「色っぽい」っていうより「エロい」んだと思う。(周りの目を気にしながら堂々という)

 大野くんのマンガなんでラブ要素かなりうっすいんですけど、そこはゆりかのエロさでカバーです。そーだった、宝塚の日本物(?)って日頃の1.5割増でみんな色っぽくなるんだったー…!!

 すごいんですよ。何が違うんだろう?藤乃(やっぱりららちゃんは可愛い)を思う幻想のシーンでスペインの女達をいろいろな手法(※見てください)でキスしてく演出があるんですけど…ゆりかちゃんのテクニシャンっぷりがね…(※見てください)本が出せますよね?レベルで。ああ、ゆりかちゃんって普段ひらがなしゃべりな分こういうところでギャップがきゅんてくるのかな?ってゆりかファンの方たちの身を案じたり…。 で、エロいのにいやらしくないのがまたポイント。

真風涼帆はずっと見ていられる、見ていたい美しいラブシーンを演じる最高権威ですね。綺麗!!!

 私は堂々と言える。真風涼帆の本領発揮は、ラブシーンだと。(いいのかそれで)

 芝居のおキキの御大がいつにも増してペルシャ猫だったんですけども(あれは高いぞ~!)(猫缶じゃなくてきっとマグロ食べるぞ)愛すべき「役柄問わない役者馬鹿」(by大野拓史(プログラムより←立ち読み))なおキキ様がね、本当にごめんなさいんだけど今回このキャラクターを思い出さずにはいられなかったんですよ…

http://livedoor.blogimg.jp/k_sfv8539/imgs/6/d/6d887245.jpg

(そろそろファンに刺されるしアラサー以上しかわからない)

 笑う犬ウッチャン演じるキャラクター大嵐浩太郎ですね。興味のある方はぜひユーチューブで検索してみてください。(しねえよ!!!)「~かァ!!」とか「~だろォ!!」とか語尾にちっちゃいカタカナが入る感じの言い方おキキ様だわぁ~あとおキキ様は常に王者なんですけど(っていうか神…?教祖?エース?←またONE PIECEの話)あれでちゃっかりしてるんでアレハンドロのあだ名が私の中で「ちゃっかりドラ息子」に決定しました。うん使える。(使えねーよ!!!)

 …さ、さんざん言ってるけど私は芹香斗亜さんのお芝居めっちゃ好きだよ…?ショーのまかまどデュエットで「スターウォーズか!!!」ってなる壮大な歌い方も(その言い方で本当に好きなんだよな!?)(はい、好きです。)

 で、ずん様なんですけどね。今回「サファイアブルーのボンボン」と名付けて愛でていく所存なんですけど、「こじらせて95期」(演歌みたいな)名にふさわしくエリアスくんはこじらせてます。もうあの期のスターほぼ全員こじらせてるのでそういう時期なのかそれともそういう期なのか(笑)

 あ、あとまどかにまたモーション掛けてるんで私の中で「ずんちゃんぶれな~~~い★」って頭ワシャワシャしたいキャラでした。エリアスくんのキーホルダーがほしい。もうまどかに片思いするキャラがデフォとなってる桜木さんは嫁をもらうときは頭で「でもこういうときまどかはこうしたんだよな~」とかって嫁の前でいってキレられるといいと思う。(言いっぱなし)

 エリアスくんは「剣士学校の貴族の奴ら全員倒してやったぜ…」とかいってたけどそれは違くて同級生全員にいじられもてあそばれ黒板消し落としされたりして楽しい学校生活だったんじゃないのかな~★(⌒▽⌒)って生暖かく見守ろうと思います。

 エリアスくん、ああ見えて(デフォだけど)まどかのこと相当好きだからパパ頑張らないと…!とりあえずその前にそのサファイアブルーのハーフかぼちゃパンツ(2本ライン入り)脱いでほしい。

 そらがね!!!そらが、ヴィジュアル満点だったことを報告させてください!!!お姉ちゃん大好き、師匠大好き設定~~よくジャンプで見るやつ~~!!ってそらが出てくるとわくわくしちゃうやつでした。周り全員大人っぽい(下級生のもえこやたかとくんまで大人っぽい)中でひとり毛色が違う持ち味にも関わらずそらはそららしく宙組で活躍できて嬉しい限りです。

 っていうかショーで周り全員しっとりどっこいしょなのにそら出てくるとショー変わった!?中村Bのショー!?ってくらいガンガン踊ってくれて楽しい。ウイスキーボンボンが可愛くって好き。あのあと藤四郎はいかだでひとり大海原に繰り出して世界一の剣士目指すんだろうな~~(…いいかげん飽きて?ONE PIECEの世界!?)(ONE PIECEの汎用性すごいよね…)

 

アクアヴィーテ!!(作演出 藤井大介)

 何を言いたいかわからなくなってきたんですけども(笑)「アクアヴィーテ!」がさ~また「軽妙でポップで打ち込み系★何年目ですか?藤井大介ショー」にも関わらずこうも雰囲気というか色が変わるのか!ってめっちゃ面白かったんです。エキサイターとかとノリも見てるこっちのテンションもぜんぜん違うのね。あとやっぱりクルンテープイマイチだったよな…(小声)

 エキサイターとかは「ウエーーーイ!!」感が強くて若い!!を全面に押し出すスタイルなんですけど、今回はね。R指定ですよね。(やっぱりー!!)(知ってたー!!)ほとばしるエロスがすごいです。またキキちゃん、いや、おキキさまがね同じタイプのスターだもんだから(おキキさまはゆりかちゃんより「王者/覇者感」が強いのでまたそれはそれでいい…)今回みたいな雰囲気に合わせて作られたスターありきのドンピシャショーくるとすごくいいなと思いました。グレーレオパードが肩に入ってる白燕尾、私はめっちゃおしゃれだと思った。(produce byジュンアリムラ)

 衣装の話。ゆりかちゃんはシンプルベーシックが似合う。今回のショー衣装が有村淳さん(通称ジュンアリムラ)なんですけど、シャンパンゴールドでちょっとギラギラしてる、だけど形はオーソドックスなスーツ、とか、もう「ゆりかスーツ」と名付けてもいいんじゃないか?と思う青(シックな青)スーツとか本当にすてきで。

 それに+キキずんがね、またゴージャスなんです。トップ、二番手三番手のトライアングルの映えがすごい!!!みんなタッパあるのと、持ち味ですよね~。星組出身です!!!(バァーーーン!!)感。

見開きで登場感がすごい。(ずんちゃん雰囲気のカリスマ2人にすごい食らいついてると思います!)

 ゆりかちゃんは、逆にまどかちゃんとのキャピキャピ感がある柄×柄のすごい衣装(ゆりかが前髪くるくるのところ)はちょっと違和感感じてしまって…ああいうのは柄物バッチコイ★な望海さんとか得意そうだなと思う。(癖のあるものを私物化することで私の中で有名・望海風斗)

 あきも(秋音光)とのシーン。このシーンが真風政権の雰囲気の具体化といいますか…男同士のキスや、タンゴや移しタバコ。ああ、藤井さんが好きなやつねと今なら思えるんですが見た瞬間「やっぱこういうのハメられるよね~真風さん」って思いました。まどかちゃんとのコンビが私大好きなんですけど、まぁ様の最後の相手役がゆりかちゃんだったり、なんだか昔から男役同士の絡みが異様に似合うんですよね。ビジュアルもすっと大人っぽくてきれいだし。

 私がよく読む三浦しをんさんが「BL(ボーイズラブ)は少女マンガだから」ってよく書いているんですけど、ああ、それだなって。今のBLってやたら絵が綺麗なんですよね。いや、ボーイズラブをやってほしいんじゃなくて(笑)きれいな、妄想でしかない男性。非現実な男性。ああ、大野くんのいってたことじゃないかこれ…(同類感ここに極まる)

 あとあきもがすっごいすっごいすっごいいい女だったので、ゆりかちゃんに「この女どこに隠してた」と問いただすも「知らないな、女には興味ないんでね…」って目線をそらされたい願望が強い。え?あきもの女装めっちゃ綺麗って話です。(伝わらないよ)

 

 最後に小ネタを一つ。エルハポンの副題「イスパニアのサムライ」なんですけど思いっきり「インスパイアのサムライ」だと思ってたの私だけですか?アレハンドロも「アレクサンドロ」だと思ってたしな!いいかげんタイトルとかキャラクターの名前テキトーに覚えるのやめよーぜ!?(本当にごめんなさい)

 で、エリオスくんを倒そうとする治通さん、絶対それカメハメハでしょ…!知ってるカメハメハでしょ…?!って息を呑んだのに剣を普通に使い出したのでどうやら私の脳がどうしてもエルハポンを違う作品にしようとしているらしい。(いやまじでファンに刺されるから)

 

 と、いうことで今年ラストの観劇でした。宙組さんは私の中でニコニコしながら見れる期です。みんなおっきくていいね…!来年は風色くんがわかるようになりたいなあ…(低ハードル)

 来年は雪組からスタートです。今年もお世話になりました。12月、宝塚おさめ記事書けるといいな~と思っております。ではまた!!

そして少女マンガでもボロボロになる望海風斗。熱量、愛情共に過多。雪組全ツ「はばたけ黄金の翼よ/MR!」感想

少女マンガの世界でもちゃんと血だらけになってボロボロになる望海風斗。(律儀)

 

 こんにちは!三度の飯より雪組が好き(リフレイン)あくるです。

 生でMR!を見るために静岡(県内だが1時間半電車に乗ります)に行ってきました。誘ってくれた友達に感謝。(振り分け出た途端「ひとこ全ツやん!静岡あるやん!行くわ!」と大阪から日帰りで来てくれる友人たちよ…そのフットワークの軽さ(とひとこ愛と雪組愛)尊敬してます)

 「富士山を見て朝からテンション上がりっぱなし」望海さんと威風堂々の場面で組体操風に富士山を作ってはしゃぐスターたちが私は大好きです。なんなんだあの可愛い生き物たちは…。いいよ、思う存分にわさんにうなぎパイ買ってもらいなよ(にわさんにか)

※思いっきりネタバレってます今から観劇の方ご注意ください☆

長年のぼっち観劇+SNS離れ(→観劇後人に感想を言うなどをしない)が災いして自分のアウトプット能力のなさに辟易としています…なのでMRで「大劇場版と見比べて」などという類の感想はほぼ皆無であるということをご理解ください。あくるさんの見て勉強してきたから大丈夫!!なんて微塵も思っちゃだめよ☆(いや、たぶんいないから。)

 

 あと、いつも読んでくださっている方本当にありがとうございます!!いつも更新するついでについったを見るような(→よって月1しか見ない)女ですが前回のMR!記事、たくさんのいいねでスマホ持つ手が震えました…本当に普段過疎ってるのにありがとうございます。こんな偏ったサイトではありますが宝塚愛を吐ける私にとって貴重な場なのでこれからもよろしくおねがいします…!とりあえずLINEでさえ朝と晩しか見ないようなSNS離れをなんとかしたいものです(今年初めに書いた目標なのに克服できず11月になろうとしている)(目を背けたい事実)

 

 今回は全ツなので出演者別に語りたいと思います!今回もフルボルテージで!振り落とされないように気をつけて~!!(そろそろ落ち着け、もう10月も下旬だぞ)

 

雪組全ツ「はばたけ黄金の翼よ/Music Revolution!」

 

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2019/habatakeougonnotubasayo/cpl73a0000087n1p-img/cpl73a0000087n47.jpg

 17年目にしてピンポイントで「こんな望海さん知らない…(俯き)」をぶっこむ/望海風斗(ヴィットリオ)

 私ね…望海さん見てきて結構長いと思ってるんですけど、17年目になっても「その望海さんは知らなかった…!(小柳奈穂子恐るべし!)」という感情を抱くことができてね?戸惑いとともに嬉しかったのです(少女マンガ的表現)「そんなあなたを見れて嬉しい…!」って真彩ちゃんになって背後から抱きつきたい。でもその瞬間斬りつけられそうなのでやめときます。

 そうなんですよ、だいきほってもう「明日には絶望の二文字しかない生きるのも困難な現実を生きてきた」二人じゃないですか?舞台は革命の真っ只中だったり戦争中のパリだったり好きすぎて監禁しちゃう★関係だったり子どもを育てるために川に身を投げたり…あれこれ可哀想すぎない?よくだいきほ生きてんな?って思う修羅場の連続なコンビがとうとう少女マンガのキラキラ☆お花畑アハハウフフな世界に!!(ようこそ我が領地へ☆(あくるさんの脳の土台(←少女マンガ脳)ってね、ドキドキしてたんですよ!

 でね、見てたら確かに事件は次々起こるんです。ちゃんとドラマチックに。たぶん花組さんがやってたら「うわ~~~二人はどうなるの~~~!!」ってページを捲る手が止まらなかったと思います(ピンポイントと言わず10分に1回は「ハウワ…!」となるきゅんエピソードも盛り込むであろう)

 ただね、そこは望海政権の雪組ですよ。ちょっとね、起こる事件がヌルく感じてしまうのよ!そう…きっとだいきほが今まで生きてきた世界が過酷すぎるんでしょうね。「自分のお父さんを殺した望海さんに嫁ぐ真彩ちゃん」ってだけで十分過酷なのに脳内で「その後望海さんは腹心のあーさに革命を起こされ奈落の底に突き落とされる」って思わず付け足したくなっちゃう。さらに「妻の献身的な愛で王政復古を遂げるが、その妻は病魔に侵されており生死をさまよう…」で小池修一郎風にいっちょあがりですよ!(お正月公演楽しみにしております)

 …で、望海さんなんですけどね?(息切れ)王子様なんですよ。生まれながらにして由緒ある家柄の、お金もあり権力もある王子様。のはずなのに王子様感ゼロ!!(⌒▽⌒)

 いいわあ~それでこそ望海さんだわ~。頻繁に繰り出される高笑いの背後に悲しみの欲望と陰謀とブラック王族事情があるんでしょ?と思わせる演技。実際はクラリーチェ(真彩ちゃん)、出会ったときから君にゾッコンだったんだ☆っていう「あ~~あ~~今回も結局望海→真彩ね!!(だいきほの鉄板)」っていうごちそうさま話です。もう雪組のテンプレだよ…(もれなく「望海さんにこじらせてる朝美絢」もついてくるぜ☆←雪組テンプレ②)いやもうそれじゃなきゃ嫌ってなってるから…怖いよね脳内イメージ…。

 でもあれです、トップ在任中にこういう「絵に書いたような」王子様が見れてよかったです。本当に王子様なのに「この王子様なんか絶対闇抱えてる」って思わせることができる人、この世で望海風斗しかいないんで!!!

 あと毎回もうお決まりパターンでボロボロズタズタになるトップを見れる組として世間の話題を独占中の雪組ですが今回もあります、望海風斗によるボロボロ望海!(いや、普通ないと思うんですけどね?トップがここまで目も当てられない姿になるってこと…)あーさに目を斬られ、ひとこに拷問されるっていうもう…望海さんボロボロメイクどんどんうまくなってんじゃね…?(ニーズが不明確なスペック)

 ショーの望海さんは音響が整ってない地方劇場に不相応なくらい素晴らしい声で…!もうなんていうか、望海さんの歌声は「生きててよかった」的なありがたさを感じるまでになっております。この歌声だけでもチケット代払える(ガチ)。しかもどんどんうまくなってるからこのトップは天井知らずです。今度の文京シビックもぜひ行きたい。年末のアルバムも買う!

 人の声ってこんなにあったかくて伸びるんだ、って幸せな気持ちになりますよね。望海さんの歌はすごい。「ミュージックイン・マイ・ライフ」は一人だったらたぶん号泣していましたね…(あくるさんも相当闇深きエルベのほとり(意味不明)やで)

 芝居で、全編えらそうで命令口調(いつものやつ)な望海さんなんですがクラリーチェに対しての演技でめっちゃくちゃきゅんとしたところがありまして。髪を切ったクラリーチェ(めっちゃかわいいショートの真彩ちゃん)に「家に帰ったら髪をキレイに整えてあげよう(ニュアンス。整えてやる、かもしれない…いいかげんですみません)」っていって髪をなでるシーンがあるんですよ!

げ き も え ! !

 2019年の大事件だと思う。あんな甘い望海さん初めてみた。もうピンポイントでそこだけ甘い声なんですよ。やばい!!過酷すぎる現実生きてる女子(←※私達)にそれはやばいで望海さん!!そこでもう「来てよかったなこの全ツ」ってなった(それ何回目?)いいかげん聞き飽きてると思うけど奈穂子まじでグッジョブ。

 

 今回も運命を切り開く系女子 宝塚きってのダイバーシティ系/真彩希帆(クラリーチェ)

 真彩ちゃんは本当に「クレバー女子」が似合うっていうか生きる上での賢さみたいなのを感じられる娘役だよなーって思う。望海さんに媚びないしなんだかんだ絶対この子強い、と思うけどなぜかどんどん望海さんが好きになる女の子が見事ですよねー。

 今回もヴィットリオはクラリーチェをどんどんどんどん好きになるんですけど、クラリーチェ自身は最初から変わらないんですよ。いや、もちろんヴィットリオを親の仇と思い嫁いで最初こそ殺そうとする(真彩ちゃんのお決まり(笑))けど、だんだん好きになってく自分に戸惑いつつもちゃんと受け入れてて、その上で「自分はどう生きるか」「自分はどうしたいか」をちゃんと考える。その姿を見てヴィットリオはますます好きになって、クラリーチェを閉じ込めておけない、自由になれ、みたいになるんですけどクラリーチェはヴィットリオのそばにいることを「自分の意思」で決断する。その自分の意志をしっかり最後まで貫き通すのが同性から見ても惚れるのです。

 かっこいい。男前。

そりゃ好きになるわあんたのこと、ってランチ食べながら話したい。

 で、それがとっても自然なんですよね~。さりげないけどすごいスキルだなって思う。真彩ちゃんはそうやって成功していくんだよね…ちゃんとひとつひとつ、ことを成し遂げる。これが後の帝国劇場の看板女優、真彩希帆である。ってナレーションをつけたいわ…。

 歌声今回ももれなく見事でした。ショーのね、オープニングの鬘が可愛かったです!!あとお芝居の衣装がいろんなところでねね様の衣装を着ていたんだけどどれも可愛かった。あの衣装を残してくれたねね様(100周年の予算の7割はねね様の衣装代←うそです)と、それを着こなす衣装スキルの真彩ちゃんに敬礼。特に髪切ってからのドレス×ショートの真彩ちゃん可愛すぎて何事っ…!!てなる。

 

銀髪×ロング鬘×こじらせ=朝美絢 今日も元気に望海さんにこじらせ中/朝美絢(ファルコ)

 

 銀髪とロング鬘ってその組み合わせヴィジュアル特化過ぎない!?映えがすごくない…?!って出てくるたびに「なんかすごいの出てきた」って思わせるあーさ様です。

 私、あーさの歌声聴くたびに「こんなにあーさって歌うまかったっけ?」って思うんですけど「イケメンは歌はうまくない」っていうのは自分の思い込みだったってことにようやく気づきました。あくるさん、うまいイケメンもいるよ。 

 で、話をもとに戻してファルコなんですけども、ヴィジュアル要素が全部「強い」に対して中身がわりと「いつものあーさ」だったところがミソです。あーさってww望海さん好きすぎね??www」ってあすくん(何やらせてもうまい黒幕/94期)に笑われててほしいですな…

 そう!いつものあーさとは「望海さんが好きすぎて結局望海さんを窮地に追いやる系」である。今回も望海さんの目斬りつけるしな。人は愛が重すぎると犯罪をも起こしてしまう生き物なんだな…とあーさを見ると思うよ…(いや、あーさはたぶんそんなことを思ってほしくないと思う)

 あーさのいいところ(?)はそういう「愛が重すぎる執着系」をこなしてしまうことです。見た目ビジュアル特化型でイケメンなんだけど、中身が誰にも真似できない「それめっちゃ怖い…」ってりさちゃんに引かれてしまうような異常さを演じることができる。それがすごい!ただのイケメンじゃない!精神異常者イケメンの先駆者です!!…なんかあくるさんあーさのこと嫌いなの?って思われる文面にどんどんなってくのは気のせいだろうか。

 でもなんでだろう、たぶん(女子として)「イケメン!!」とは思うけど「(恋愛感情として)好き!!」とはなりにくい孤高キャラなんですよね。私の中の朝美絢て。こんだけ打ってるのに未だ単語登録してないし。(「けんらん」と打って消している…)(ごめん今する!するからー!) 

 よって、わりとあーさを好きになる事が多いりさちゃんとは「へーえ、あーさってそんな感じなの~へーえ!!それからどうしたん?えっその展開なの!?あーさやるぅ~!!」って長電話したいですね。うん、あーさと恋愛してるりさちゃんの話を聞きたい。女子会の肴にしたいあーさ。ちょっともうあくるさんやめて。(最低すぎる)

 あと、MR!で大劇場版ではカチャひらめのシーンをあーさが請け負っててその後革命は出んだろー(ひとこの三白眼見放題か…!)ってオペラ構えてたら漆黒×赤軍服(何回も言うけど要素が全部足し算(強い)な朝美絢)が悠然と降りてきたので震えたよね。そんなに…出たいんか…!!執念を感じる朝美絢の革命赤軍服(いや、たぶん私が好きなんでしょうね。あの無表情で踊る赤軍服が)

 

 あと、最近「あーさの絵柄が強い」とここで頻繁に書いていたんですけど(うざいくらいにな!)(大好きなんだね…その話題)、あーさの作画の人見つけたんですよ!

f:id:leexxx:20191028113630p:plain

作画は清水玲子です。(…だから?)うん、それが言いたかっただけ。…ごめん…。そして「秘密」は読もう読もうと数年経っている(読んで!?)

 

 

 この時点で4000文字超えてるんだけどまだ続く。(ごめんて本当に雪組の話すると長くなるんだって)

 

お兄ちゃんキャラに激萌え/永久輝せあ(ジュリオ)

 あの、自分でもひとこ贔屓がすぎると思うんですけど拷問してるひとこが見慣れてなくてですね…いや、わりとひとこ御曹司の温室育ちなんでこういう激しい描写にこっち側慣れてなくてなんだか「なんかひとこめっちゃ激しいこと要求されてる…可哀想…」「ひとこが苦しそうなんでもうやめてあげて…!」っていやいや拷問されて苦しいの望海さんですからね?ってなる自分の感情ひとこ贔屓がすごい。

 で、クラリーチェのお兄ちゃんジュリオなんですがこのお兄ちゃん激動の人生送っているんですけどひとこのキャラクターもあってかなかなか味のあるお兄ちゃんですごくいいです。いろいろやらされるけど。なんか、拷問シーンが望海さんがうますぎるのもあって印象に残りがちなんですけどね…(痛がるのうますぎるトップってこれだけで望海さんのキャリアが伺えるあれですな)

 私のおすすめはなんといってもひとこ×みちるです!なんてかわいい二人なんだ。ちょっと切なさも感じるカップルで。みちる~~~!!なんか私の中で毎回最近顔が違うような気がするみちる~~~!!!(お芝居うますぎない?)この底辺に流れる「男役スターには必ず一人相手役つけんとな!」っていう少女マンガ脳の奈穂子さんに全面同意できる事案。ほんとひとこ×みちるの場面もうちょっと見たかった…!この王国から去らなければならないひとこにみちるが着いていくのが本当に健気でねえ…!なんとなくここの場面で雪組から去るひとこと重なってしまったり。思い出さないって決めてたのに…!(友人から「ピンクの衣装が多かったのは気のせい?」って言われて確かに多かった気がする…!ってなる。考えすぎかもしれないけど背景考えすぎ深読みしすぎはオタクの日常だから仕方ないよね)

 MR!は彩彩が抜けた枠をあーさとひとこが分け合う感じだったと思うけど全員ピルエットのあのひとこ一人場面で胸が熱くなってしまったり。ひとこには人一倍思入れがあるんで(迷惑)本当にこの場面だけでも生で見れてよかった…!たぶんひとりだったら号泣していた(さっきから何回言うんだ)

 あと全ツあるあるで、会場の階段がどうしてもミニマムでホリゾントが大きいじゃないですか?私ホリゾント目一杯使ってスターさんひとりで踊るシーンがすごく好きなので、全ツだとそれが堪能できるのがめっちゃ好き…!オペラ下げて引きでずっと見ていたいって思う。ひとことあーさ、それぞれそれがあって嬉しかったなあ…!全ツの醍醐味。でも階段めっちゃ遠い(笑)ちんまり…(⌒▽⌒)

  サッチャナ~イ☆があみちゃん→ひとこに「成長前、成長後」みたいな感じで変わってたんだけどそのひとこの頼もしさ、かっこよさに「あみちゃん、永久輝せあみたいになるんやで…!」と胸が熱くなった雪担。いいかげん愛情過多がすごい。

ジャズ!ジャズ!ジャズ!!/綾凰華(ロレンツォ)

 芝居ではあみちゃんとニコイチで出てて(早々に斬られちゃうんであやなも…?って思ったら最後の方舞台の真ん中で仁王立ちしてるんで「だ、誰よりも目立ってる…!」っていうレアなあやなさん)ニコニコしながら見てました。だんだん自分の中であやながいやし系王子様になっていってる気がします。金髪似合いすぎて…!たぶんあれは秘密で留学してる隣国の王子様だと思う(そういう余計な設定考えるのやめて)

 で、あやなといったらショーですよね!ダンスですよね!!(暑苦しい)ジャズの場面すごくキレイでした。咲奈様とはまた違うダンスをしますよね~。繊細で、流れるような、きれいなダンス。たぶん色を付けたら水色とかコバルトブルーみたいなダンスだと思う。ただただ眺めていたい、ジャズでした。サックスとトランペットがあゆみ姉さんとひーこだったの、まじで中村Bの雪娘愛が深くて笑う。(好きです)

 

 

 ということで、書いてみたらやっぱり止まらない雪組楽しかったーーーーー!!!来月は宙組です。久しぶりの大劇場でわくわくしてます!(宙組といえば次の演目「アナスタシア」めーっちゃ楽しみすぎて…!学生時代関連図書読み漁っていました…!!)

 

 何より、ここまでなっがいなっがい文章(熱量愛情共に過多)読んでくれた方、ありがとうございました!(90度礼!)

やっぱり三度の飯より雪組が好き。「Music Revolution!」感想

やっぱり三度の飯より雪組が好き。(結論)

 

ということでこんにちは、あくるです。

 世間はたぶん(っていうか絶対)明日海りおさんサヨナラモードだと思うんですけど、あえて空気読まずに参ります。ごめんよ、ムラ千秋楽ちゃんとライビュ行くよ!!

 と!!いうことでね!!!BDが無事届いたんですよ!!!

壬生のほうで凪様土方のスターアングルみたらし団子映像がなかったのは末代まで恨むぞ、石田…←お門違いの恨み

相変わらず「そうそうこれこれ中村B!!!!!」っていうお約束テンプレのオンパレードでもう三度の飯より中村Bが作る雪組ショーが好きな私は

「とりあえず全員板に乗せる中村スタイル!!!!たまらん!!!!」

「そうね、今回も舞咲×叶のソウルフルに歌い上げますコンビは使うよね」

「ひとこの!!!!軍服!!!!わかる!!!!(なにが?)」

「綾+懸っていう若手ダンサーシンメって中村Bますますやめられないですね☆(雪組専属を)」

「あ!!や!!あ!!!や!!!わかる!!!!(なにが?)」

「凪様…(ダイイングメッセージ)」

となる今回もフルボルテージで参ります。えぇ、雪組となると私頭おかしくなるの自覚症状あるのでご容赦ください…おもさげながんす…。

 

雪組「Music Revolution!」

プロローグ

オープニングのトリに凪様を使う中村Bな。

わかってらっしゃる…さすがやで…!!

この最初からボルテージ上げてロックかますところ、そして「スター登場するのでね!!!どーんと行きまっせ!!!」っていう親切構造が中村Bの好きなところです。

 プロローグから余すことなくワクワクさせてくれるこの感じ。あやなと懸がしっかりプロローグから入っていることにやる気が見えてすごくいいです。(やる気も何も…)うん、バレてると思うけど私ダンサーオタクなんであやなと懸は贔屓目100%でいくよ☆(ニコニコ)

あとあーさ→ひとこの歌い継ぎで「はじめくん、また会えましたね」「総司、元気だったか」っていうアテレコ入れるのも忘れない(芝居引きづりすぎ)。

 このスターの歌い継ぎっていうのが 私本当に好きで問答無用でわくわくしちゃうんですけど彩彩をぶっこむっていうか全体的に「俺は彩彩が好きだぜ文句あるか!!!」な中村Bがね…好きすぎてどうしよう…(なおこの問いかけは今後100回は続きます)そうだよね、彩彩は雪組の宝だよ…!!!(←これもあと100回あります)

 

カチャとひらめちゃん銀橋(カチャおじさんになるの巻)

カチャの黒髪とシケがどうしてもたーたんさんを思い出すアレ。

 雪組だからかな…絡むのが若くてかわいいみちると潤花ちゃんだからかな…なんていうか若い子前にしてデレデレしてるカチャさんに「よかったねえカチャさん(若くてかわいい女の子っていいよね)」ってなる。そういう風に見てる私がたぶん一番オヤジです。

ひらめちゃんがうまくて可愛くて大好きなんだけど潤花ちゃん…潤花ちゃんかっわ…!!

 

革命と独立(ひとこの三白眼軍服)

 はい、第一鳥肌シーン。舞台機構ですよ…いや見て…?布バサーッて落ちてから1号セリ回って降りてくるんですよ…?その上にはあーさとひとこが軍服で踊ってるんですよ…しかもひとこに至っては三白眼モードですよ…?これに興奮しない雪組ファンいたら挙手で教えてほしい。(こわい)

 あと、漆黒の髪の上に赤い軍服って相変わらず絵面が最強✝朝美絢☆(←いいたいだけ)

 私この中村Bの出し惜しみなく舞台機構使って使って使いまくる(大劇場で演出できる特権はフルに)のスタイルが本当に好きで。こんな恵まれてる舞台機構ある劇場って日本でも本当に少ないと思うの。セリ回って、盆も回って、銀橋はあって電飾ギラギラ、それを自給自足でまかなえる贅沢…!!(芝居で上田女史が「使わなきゃ損でしょ」って当たり前のように使いまくるのも好き)

 もうここまで見て「はあ本当に楽しかったですありがとうございました…!!!」ってなりそうになった。まだまだ続きます。

 あと、ここの場面望海さんのガウチョ姿…すごくない…?巻き舌はもちろんなんだけどスペイン帽ですよ、あなた。めっちゃ似合っててかっこいい。ターバンとかロシア帽とかこの人頭に乗っける装飾品が似合いすぎるので「小物使いの望海風斗」って影で呼んでいるんですけど(スタイリストのニックネームにありそう)こういう独特の「いやそれクセがありすぎますよね」っていう小物私物化しちゃうのすごいスキルだと思う。

 あ、凪様は似合うレベル超えてかっこよすぎてもはや直視できないです☆(好きすぎるだろ)

 

ジャズ(彩風咲奈様の体構造とは)

彩風咲奈率いるダンサー場面にハズレ無し。

 ありがてえ…ほんっとありがてえ…。しかも御曹司彩風咲奈さん綾凰華、縣千っていう鬼に金棒な動けるダンサー手に入れちゃって怖いものなし☆そこにダンサーオタクが舌なめずりしておかわりしちゃうブライアント先生ときたら!!あなた!!!

楽しすぎて動悸が止まらない。(医者行け)

 トランペット、サックス、ソフト帽にゆるめたネクタイ。ああ、楽しい楽しい楽しい(エンドレス)。

 カリ様のソフト帽がかっこよすぎて3度見したことと雪組娘役のソフト帽が好きすぎて頭おかしくなりそうです(もうなってるから安心して)。ジャンプまで揃う雪娘…シンクロ率ではどこの組にも負けません☆っていうプライド…(泣いてる)

 さきちゃん…いや、こう呼ぶのは恐れ多い。彩風咲奈様に至ってはキングオブダンサーというべきか。彩風咲奈様で「This is it」とか見たいわあ。えっ体の構造…?ってなるテクニックと魅せ方。咲奈様は手足が長いけどもたつかないんですよね…時々「え?余ってるよ?」っていう感じにすらなるという。あとね!さきちゃんの目の下にしっかりめのアイライン(紫)いれるのすっごい好きだ!!

 で、そのキングオブダンサー(御曹司)の両サイドが綾凰華(踊る王子様)と縣千(大型ルーキー)ですよ。特に懸。でかいのに動けるって最強だな。彼にはすこぶる野生児っぽさがあってすごくいいです。「だから懸うるさいわ」ってずっと言っていたい。(好きな子にはそっけない、そう小学生3年生の心理です)。対するあやなのガラスのような細さと繊細さはずっと閉じ込めておきたい儚さがありますよね…(で懸が隣でそのガラスを破壊する)雪組のnew茶番(ネタ)

 

クラシック(中詰/とにかく楽しめ雪組ショー)

 あーさの声で幕開け中詰。THE中村Bマジックまだまだ続きます!(あーさってこんなに歌えるっけ?ってくらい声が通って男役の声でいいわ~)

衣装の話になるんですけど、宝塚くらいだよね?ベートーベン的フリルシャツをこんな色の洪水に仕立て上げちゃうところ。え?だってフリルシャツだよ?それを

×オレンジ(妖艶な紫に明るいオレンジ仕立てました)朝美絢(絵面が強い)

ペパーグリーン×ピンク(さわやかさの中にも甘さを醸し出す)永久輝せあ(必殺技は三白眼なのになぜかパステルを着こなす御曹司)

ピンク×水色(少女漫画の王子様を色づけるならこんな色)綾凰華(白馬がペットです)

×黄色(THE単純!原色!わかりやすく目立ちます!)縣千(でかい)

この配色、中村Bゆきんこ大好きだろ(知ってるよ私もさ)でした…(また泣いてる)

 で、中詰でホリゾントいっぱいにひとりで舞台を使う凪様が好きさ☆(ハイライト)

 他の追随を許さぬMr.雪組、彩凪翔。オープニングではトリ、中詰ではソロダンス、常に二番手彩風咲奈の王子様をキープ。(さきちゃんは初舞台からずっと凪様一筋←これが萌え)

威風堂々をこんなに朗らかにこんなに明るく歌う雪組大好きです。(確認)

いや…本当にいい組だよなあ…(これあと100回続き(以下略))

 

Dance Revolution(ひとこ!ひとこ!!ひとこ!!!)

 私がひとこを「あの子は誰!?」ってなったのが「My Dream TAKARAZUKA」で娘役をリフトしてるときでした。なんか雪組の中に花組っ子がいる~!キラッキラしてる~~!!って思ってた。それが今や、雪組の御曹司で今度花組に旅立つんですね…。

 「宝塚はひとつだし、花組でもひとこはひとこだし(私見るし)」って思ってるんですけど…寂しいです。雪組・永久輝せあは大劇場では見納めだったんだな。…私ほんとに、何してた?(赤坂でれいちゃん見てた。)

 こうやってショーの1場面を背負って立つひとこを見れてよかったです。国際フォーラムかならず行くよ!!それにしても、ピルエットをこんなに大人数でやるの初めてみたかも。で、ここにもあやな懸…くう…たまらんなこの動けるダンサーシンメ…

 

Music is my Life(望海さん円熟期)

 Music is my life...本当に望海さんのジェンヌ人生を表したような言葉だなと思います。この一言で「望海さんのための言葉だな」って思うくらいわかりやすい。きっと私が劇場でこれを見ていたら歌いながら幸せな気持ちで帰ってた。

 ああ、もうたまらなく雪組が好きだ!!と思える場面に出会えて本当に嬉しい。ええ、私はここで壬生より泣きました。

 このショーは全員が主役なんですよね。いや、中村Bの作品って全員が主役になるので組ファンは本当に宝物に出会えたような気持ちになれるんです。大切にしていることがわかりやすく伝わってくる。この人の歌が聞きたかった、ダンスが見たかった、真ん中に立っているのを見たかった。それを叶えてくれるのが中村Bショー。本当にありがとうございます。

 ここでしっかりおーじとりーしゃ(いぶし銀コンビ)を使うのが外さない感じで素敵です。みなさん、雪組の黒燕尾を生で見る機会があればぜひおーじ(っていうかなおさん)の黒燕尾を御覧ください。毎回凄まじいです。(豆知識)

 

サッチャナ~イト♪(あやなが青を着てる!)

いやもう彩海せらくんですよ。

 いつもはきゅんにきゅんきゅんするはずの私が「彩海くん!!!(ギラッ)」となりましたから。え?きゅんにはきゅんとしたけど(ぶれない)※きゅん…眞ノ宮るい

 彩海くんは顔面使って歌うのがいいよね。かわいいなー…雪組ファン寿命また伸びた)

 

ロケット(潤花祭り

潤花!潤花!!潤花!!!!(うるさい)

 もーーーーほんっとかわいい。スポットライトがあたってないところでもあたっているかのような潤花スマイル。可愛い子には言葉はいらぬ。あーかわい。

 

Maria Mari(ネイビー真彩希帆)

 まあやちゃんは赤!とかショッキングピンク!!とかオレンジ!!が似合うのすごい好きなんですけど(ほわっとした色よりも断然原色のほうが似合うと思う)ここの紺色のお衣装すっごく素敵ですよね。で、ボブ!ボブたまらん。

 まあやちゃんは「う、それめっちゃ好き…まあやちゃん…わかっておる…」っていう技をしっかり使うので侮れません。ニーズキャッチ的確。キラキラ光るラインストーンが上品でいいなあ。基本原色色の洪水なのに時々渋い色を娘役に着せる中村Bこれからもよろしくおねがいします!!!(三指)

 あと凪七さんがここにきて佐藤浩市のような中年オヤジの魅力を鈍く光らせてていいです。このギラついた感じ、たまんないなー!!(っていう私がオヤジです)

 

フィナーレ(ここを繰り返し見るためにBDを買いました)

 さて…そろそろフィニッシュです。ここで畳み掛けるフィナーレ…興奮も最高潮ですよ…!!(私ライビュとお茶の間観劇でもこうなので生だったらたぶん大劇場のAEDにお世話になってるんじゃなかろーかってくらい毎回やばい。滾る。)

 まず…ひ、平澤せんせえーー平澤先生の黒燕尾ーーーーー!!!!!ああ、もう一瞬でわかりますよねこの「シンクロ命!!一糸の乱れも許されない!!!」っていう平澤黒燕尾のアレ。

 話がちょっとずれますけど平澤黒燕尾が計算ずくでとにかく理詰めで構成されているような大階段なんですよね。それで本当に計算通りに踊りこなせてしまう雪組ってすっごく日本人的で、生真面目でクソ真面目で神経質なんだと思います。きっと「カウントフリーで」って言われても点呼とってカウントとって練習して…っていう血液型はA型ですね、って思う(B型の私から見れば)。でもそのクソ真面目な感じがもう好きになるとそれじゃなきゃいやだって思うくらい気持ちいいんですよ。花組とか星組の黒燕尾見ると「めちゃくちゃ自由だな…」って圧倒される、価値観の違いに(花組は「みんなと違うのが個性(AB型)」星組は「そもそも揃える気がない(B型)」っていう印象。いやだからめっちゃ面白いのよね~花組星組の群舞…全員違う振り踊ってるみたいで…(ほめてます))

 で、その黒燕尾を見てて、っていうか正確には望海さんの黒燕尾を見てて初めて蘭寿さんを思い出したんですよ。私は別に蘭寿さんのファンじゃなかったけど、蘭寿さん下の望海さんを見てきたので、なんだかそれがめちゃくちゃ嬉しくて。宝塚のいいところですよね。その人がもう退団してても、ちゃんと息づいていて必ず伝承される。受け継がれる伝統って宝塚でよくいうけど、蘭寿さんが退団されてもう5年経つのにそれを実感できるってすごい場所だなーって改めて思いました。

…だからやめられないんだけどね☆(さらっと)

 話をもとに戻して、彩彩です(やっぱりかーい)彩彩…彩彩組んで長いですけど、今が一番円熟期なんじゃないかってくらい彩彩がアツイです。え?みんなそうだよね?(しれっと)いやもうすごいんですってば、両サイドの「これが雪組です」オーラ。抜群の信頼関係がそこここに見える上に毎回いうけど凪様は彩風さんのことを「サキ」って呼びますからね?で彩風さんは「凪様」ですよ?常に凪様はツンデレのツン8割(彩風さんにだけツン)で彩風さんはデレ9割(凪様にベタぼれ)っていう…ハアーーーーーーーン雪組好きでよかった!!!!(結局これ)

 彩風さんがトップになるとき、凪様以上に相手役を愛せるかが私の最重要ポイントです。彩風さんのドラマシティ、絶対に大女優が凪様だって信じて疑ってなかった雪組ファンより(みとさんでした。)

 で、凪様の銀橋なんですけど、舞咲・早花・千風・沙月(THE年功序列を引き連れる凪様にさすが雪組育ち☆(重役たちにも負けない王子様っぷり)と拍手を送ったのはいうまでもない。ええ、この4人に負けないのは現役では彩風さんと彩凪さんだけだと思います。次点永久輝。(紛れもない御曹司血筋)

 あとひとことあーさが割とすぐいちゃつくんですけど、ふたりとも絵面が強い上に個性が強いんで(あーさ→今漆黒髪、ひとこ→三白眼)もはやもう漫画にしか見えないっていう。なんですか?あの銀橋。私ああいうコマ秋田書店とかの雑誌で見たよ。秋田書店…)(なんつうか…漫画っていうより劇画っぽいんですよね、あーさとひとこって…)

 

 ということで、以上でMR!感想でした。もうなんか感想っていうか私が雪組(と、中村Bショー)がなぜ好きか?をこんこんと書いた感じになっちゃいましたが(うん…なんか結構回り道した覚えしかない)楽しかったーーーーーー!!!!

あーーーー雪組!!さいこう!!!!

 

ここまでお読みいただきありがとうございました(深々)

瀬央ゆりあがいう「お前はキレイだよ、だから自由に生きろ」――「デビュタント」感想

瀬央ゆりあにこれを言わせる正塚さんが怖い。

 

 雪組ライビュからくすぶっていた宝塚熱がだんだん自分の中で燃え上がっているのを感じております。長いお暇をいただいておりました、ただいま自分!って感じです。

 ライビュを一緒に見た友人に終わったあとのご飯のときに「本当に時間が足りない。見たいものややりたいことが多すぎて1日24時間じゃ全然足りない」とつぶやくように言ったら「…同い年でそんな青春してる人私あんたしか知らないわ」と言われました。

 …え?そうなの?次は誰が主演するのかとか演目は何するんだろうとか相手役は誰だろうとか演出家は誰なのよ!?とか思わないの…?(思わないらしいです。)

 ちなみにこの友人は「斎藤さんの顔の美の圧がすごすぎて眠れそうにない」といっていました。またお前か朝美絢。(ホイホイ)

 

 ちまたでは宙組全ツが熱く、激しく追憶ナイスガイということで行きたい熱が凄まじいのですがガッツリ西廻りでさすがに日帰り九州は無理か…と諦めました…←めちゃくちゃ悔しい

 けどどうしても今の公演見たくて課長に泣きの一手入れて9月30日休みもぎ取りましたよね。バンザーーーイ今はライビュあってよかったーーー(byウルフルズ/字余り)。

え?課長になんて言ったかって?

「どうしても行かなきゃいけない用事ができました。」

…どうしても行かなきゃいけない用事=明日海りおムラ千秋楽だってことは課長はまだ知らない。

 

なんで今「デビュタント」なのか

 とにかく追憶が見たい私。もちろん初演の追憶は見た。毎回何度見てもアントニオ成瀬こうきさんが好きだぁぁぁぁ!!!!絵に書いたような白軍服が…今回はキキちゃんなんですね…!!!嗚呼、生まれながらにして貴族だっただろうよ…!!いやそれにしても成瀬さん10年前にあの等身ってやばいよね?今でも十分通用するよね…

 でもって追憶なんですが私の中で「余生で楽しみたい3大正塚晴彦作品」のひとつなんです。ちなみにあとの2つは「Romance de Paris」「マリポーサの花」全部雪組だったことに自分の性癖の深さを知る。

 「正塚晴彦が(不得意ながらも)最も大劇場公演をやったであろう期間」ど真ん中でヅカヲタやってた私、えぇきっと正塚作品好きなんですよね。例え舞台が暗くても、すぐに発砲事件起きようともクーデター起きようとも、「ああ」「うん」「そっか」で完結するセリフであろうとも、ファン初期に見た演出家の作品って安心するというか「これこれ、わかる知ってるああキターーーー!!!!」ってなるんだなあと痛感いたしております。

…まあ新しい先生でも「ああそれ好き!!!」ってなるから私はちょろいって言われるんだと思う。きっと生涯ちょろい女です。(宝塚において)

 前置きが長くなりましたがじゃあ正塚先生の新作を見てみようと思って選んだのが「デビュタント」。主演瀬央ゆりあさんてことでなんてタイムリー!!(龍の宮物語のポスターうっとり。瀬央さんてなんでああいう背徳っぽいポスター似合うんだろ…せおさんはくらっちとは血の繋がりとかはないんですよね…?←THE背徳)

 

デビュタント

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2018/debutante/cpl73a000007cia4-img/cpl73a000007cicm.jpg

 

瀬央ゆりあ/イヴ 正塚ヒーローがこんなに似合うなんて

 瀬央ゆりあ=芝居の人、というのは知ってたつもりだったんですが正塚作品がこんなに似合う人なのは知りませんでした。せおさんはいつも95期と星組両方の隠し玉でありダークホース感がすごいな…。

 あのー、私がせおさんを「この人絶対いい」と思たきっかけが「オーム・シャンティ・オーム」の初演だったんですけどあのパップーがなんでそんなに印象に残ったのかと思えば「どこにでもいる」感じだったから。いい意味でどこにでもいる。特別な空気を放っているわけでもなく、特別な技術があるわけでもなく。だけど、なんとなくこの人の芝居が見たい、と思う人。瀬央ゆりあってそういう人です、私の中で。緞帳が降りてもその役の人生はずっと続く、と思える役者。

 同期のこっさん(礼真琴と書いて天才と読む)と比べるというより、「こっさんは技巧、瀬央は感情」という部門が違う感じ。こっさんは練習を積んでどんどん技術的な面が職人技になるけど、せおさんはたぶん感情面が研ぎ澄まされていくんじゃないかなあ。

 ビュレット(全世界の弟紫藤りゅう)が最後「両親は死んで、金に困って、ナタリーは泣いてて。でも俺は結婚したーーーー!!!」って幸せを噛み締めて絶叫するところでせおさんのイヴはなんともいえない表情するんですよね。「よかったなあほんと」っていう顔と、「結婚なんて俺はごめんだよ」っていう半々の顔。その表情がいい。

 せおさんって私の中で「ロング鬘とヒラヒラ着物、あとロングブーツ(宝塚の飛鳥時代)っていうイメージだったんですけど(あと「阿弖流為」の田上が好きすぎた…)こういう斜に構えたクレバーな人間(人の気持ちわかる系)正塚ヒーローもできるのか…!恐るべし瀬央ゆりあ…!!って震えました。

 あと眉間のシワが満点だった。正塚芝居における「男女ともにモテるけどきっとこの人ずっと孤独なんだろうな」っていう主人公がこんなに似合うなんて。

 たぶんせおさん、キムシン系の大型芝居とかもいけるし(すぐになんか派手目な演出いれる)小柳さん系のラブコメもいけそうだし(っていうか「食聖」…食聖ですよ…絶対楽しいやつよね?あれ…)大御所系のこれぞ!!宝塚っていうのもたぶんOK(でもこれは本当にやってほしいかというとそうでもないかもしれない)

 えええええ…星組の将来明るすぎない…私は天才礼真琴に何でも食って掛かる瀬央ゆりあが見たいです。

 っていうか私がこの二人にやってほしい役が「スラムダンク」の桜木花道(せお)と流川楓(こっさん)なんだけど、実際のところふたりとも宮城リョータなんだよね、本質的には。だってエストレ銀橋でカメカメハしあってたことせおだよ…?きっとあの二人タクティーと朝水先輩(96期の2大イケメン)に怒られてばっかだよ?(名指しでいいがかり)ずっと漫画読んでゲラゲラ笑ってそうな感じだし普段はバカばっかやってそうな。…でもリョーちんってバスケするとめちゃくちゃかっこいいんだよな。(って何の話?)

 ちなみにめがねくんは紫藤くんがいいです。みんなの紫藤くんはみんな大好き木暮くんでお願いします。(ってだから何の話?)

 

紫藤りゅう/ビュレット 歌ってよし踊ってよし演技してよし、三種の神器紫藤りゅう

もう、なんていうか、マジで、紫藤りゅうのハイスペックぶりを世間がもっと知ってもいいと思うの。(大真面目)

 ビュレットを見終わった瞬間「第二の樹里咲穂…見つけちゃいましたね…(微笑)これはもう思いっきり使っていかないとね…?(微笑)演出家人生長くなりますね、ハリー(微笑)」って微笑しながら肩ポンしたい気持ちでいっぱいになった。もうほんとに。全然関係ないけど、かつて樹里ちゃんが好きすぎたハリーはだいたいの作品で樹里ちゃん大きな役(路線スターファン怒らない?っていうくらい)で使うんだけど過度の愛情表現が過ぎてだいたい最後死んでしまうという屈折した愛情表現を持つハリーだからいつ紫藤くんが死ぬのかハラハラした。

 よかった…っ水乃ゆりちゃん(丸顔かわいい)と結婚式挙げて人生バラ色だよ…っ(しどうくんだったらたいがいのことは許せるヅカヲタ)

 もうーーーほんっとに歌ってよし、踊ってよし、演技してよし。瀬央ゆりあ、極美慎という顔面偏差値おかしくね?っていうスターふたりに挟まれての「どん底ソング」では私はしどうくんに釘付けでしたよ。なんって楽しそうに歌うんだろう。「どん底ーーーーどん底っ」って歌ってるのに「舞台超たのしい」っていうのがにじみでちゃってるの。いいよねえ。ほんとしどうくんを見ると私はハッピーになる。

 あとあんなに「俺奥さん以外目に入らないし」的な役がこんなに似合うとは知らなかった。「ずっと妻一筋でね」みたいなことを還暦過ぎても照れもなくいうわ、これ。きっとバレンタインデーには車1台水乃ゆりちゃんにプレゼントしてるよ。真赤なバラとともに(そういう誰もやらないキザなこともすぐやるしできるのが紫藤りゅうです)。

 しどうくんには一生せおさんのマブダチであってほしいんですよね。それも小学生くらいからずっと一緒にいる感じで。隣りにいるのが当たり前過ぎて大事な存在であることに気づいてないせおさん。ええ、「桜華に舞え」で刺し違えたあたりから自他ともに認めるせおしど党です。

 しどうくんは本当に何やっても器用にこなすから、宙組行った時が本当に楽しみで。そこには同じく同期の何やっても器用にこなす和希そらがいるんだよ…?96期のバランス型何やっても食っていける系男子が大好物なのでたぶん芝居でもショーでも大活躍であろう。あの二人が舞台を駆けずり回るのが楽しみです。そこはかとなくチップとデールを思い出すよね…あっちこっちで悪さしてほしいよね…(で、「またそらと紫藤かっ!!あいつらほんと…!!」って思わず口が悪くなる育ちのいい神戸女子芹香斗亜さんに怒られててほしい)

 96期はかのちゃん・みゆちゃん・あーちゃんっていう三大こんな嫁がほしい系娘役に隠れがちなんだけど、本当に男役がハイスペなんだよね…(でもきっと荷物持ちとか平気でするんだろうなー)

 

極美慎/オットー  360度全部イケメンだった

 絵に書いたようなイケメン、っていう極美くん。「何が極みって、君が美の極みだよ」と生涯言い続けたい男役です(でもだんだんこれがネタになってくるっていう…)

 まず言わせてください。極美慎の三つ揃えスーツ100点満点です。

私達の間でよく「薄い体」と称される極美慎くんなんですけども、忘れてたよね。

薄い体×三つ揃えスーツ=最強の方程式。

(思わず最大数値の大きさでいってしまう)(いつも極美くんを見たあと似てるって100回くらい言っちゃう壮一帆さんも恐ろしく三つ揃えスーツが似合ってた…)(そして難なく好きになっちゃう系男役なんだった…)

 やっぱり男役は三つ揃えですよ!もうあくるさん、三つ揃えさえ似合えば何でもいいんじゃねえかってくらい好きです(目がマジ)。

 ヴィジュアルを制するものは、世界を制す。美の極み、極美慎ここにあり!!!ですよ…。ああ…(何も言えないのがガチの始まり)

 あと、パワーワード「公爵夫人(←はるこちゃん)の懐刀極美慎」です。…設定がプロすぎるよ、ハリー…っ(泣いてる)これがいわゆる設定萌ってやつか…。それだけかもしれない。でもいいの…極美くんの三つ揃えスーツ見れたから。(甘い)

 全体的になんか字が大きいのは感情の乱れです。(美の極みゆえの(だまれ))

大事なことをさらっという。

 ハリーはそんなこと全然大したことじゃないよっていわんばかりに人生において大事なことをさらっと言いすぎて、ほぼ観客は気づいていないんじゃないかって思う時があります。私もたぶん劇場ではほぼ気づいていないんですよね。ハリーのセリフは、そこで気づいてはっとするものじゃなくて、日常生活を送る中でじわじわ響いてくる。

 イヴに片思いしているナタリー(桜庭舞)が貴族の娘で世間知らずなミレーユ(星蘭ひとみ)にこういう。

できることとできないこと 大事なこととどうでもいいこと ちゃんと見れば? 世の中を普通に見て 普通に感じて できることをちゃんとやっていけばいいのよ ずるいことしないで 自分なりに精一杯」

  これを桜庭舞ちゃんがいうっていうのがこの芝居のすごいところだよなあ…って思いながら(私は桜庭舞ちゃんが大好きでね…歌ってよし踊ってよし演技してよしなんじゃあ…ってニコニコ見てたら100期かよ!!!っていういつものアレ)

 宝塚って派手目な印象を与えがちで、いつも大事件が起きているような印象なんだけど実はそうじゃなくて。できることをコツコツと努力して、結果ああいう舞台を作っている。でも「できることをちゃんとやっていく」って当たり前のことなんだけど、大人になるにつれ難しくなっていくなあと感じているんですよ。でも毎日やっていかなきゃいけないことは山積みで。そういう耳の痛い話を、あえてそれを宝塚の舞台でしかも娘役に言わせるハリーの玄人っぷりがじわじわくる。

 明日もできることをちゃんとやる。できることからコツコツと。

 で、その後頑張ったナタリーにイヴ(柄ベスト×赤チェックスカーフが異様に似合う)がこんなご褒美をくれました。

「お前はキレイだよ。だから自由に生きろ。」

 え、ええええええええせおさんんんん

殺す気ーーーーーーーーー!!!???

あ、ハイ、明日からもがんばります…。(ちょろい)

 

いやいやいやいやハリー、現役すぎて…もうなんか、すごいよ。(月並み)

今回の望海風斗の闇は「悲しみの闇」美しいサムライたちの生き様「壬生義士伝」感想

えぇ、月曜日の朝起きてすぐ買いましたよね。(ブルーレイを)

 

 毎日残暑厳しい中いかがお過ごしでしょうか。あくるです!

 日曜日の興奮冷めやらぬままブログを書いてます。(ってもう水曜日だけど)

 見たよ。見たとも。思えば望海さんがトップ就任して初めてのライビュだよ。

いやぁーーーーーー望海さん、そしてゆきんこたち、次回のお正月公演死ぬほどわくわくさせてくれてありがとう!!!私の雪組愛はまだ死んでなかったようで、日曜日から壬生義士伝を思い出しては「うっ…」となりMR!を思い出してはニヤつくという事態を起こしています。

 

…どうしてこれ、生で見なかったん?私。(いうな…それをいうな…!)

 

 え?みんな言ってくれたじゃん?泣けるよって。MR!最高だよって。ひとこが可愛くてどうしようって(はじめくーん(←禁断の扉))。咲ちゃんが踊りまくっててありがたみしかない(え?今の体の構造どーなってる?っていう瞬間3度くらいあった)。凪様がやばいから言葉が出ない(みたらし団子…←ダイイングメッセージ)。あーさが、あやなが、縣が、あみちゃんが(←覚えました)ああああああ好きだぁぁぁぁ

 やっぱり三度の飯より雪組です。(結論)

 ということで冷静になれないまま壬生義士伝の感想を。私ねえ、新選組好きなんですよ。(それ100回くらい言ってる)

 

雪組壬生義士伝

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2019/mibugishiden/cpl73a000007vugr-img/cpl73a000007vuj9.jpg

 

 いや…知ってたよ?たぶんこれ私好きだろうなって。(じゃあなぜ見に行かなかった…)(それを言うな)(残りの人生それを背負って生きていくからもう皆まで言うな…)(泣)

 石田先生だから知ってた~(^^)っていうテンプレートが盛りだくさんで(現代人ぞろぞろ出して話をぶった切ったり)(「沖田君は牛乳が苦手でな」っていうそれ今必要?っていう新選組ネタ(たぶん石田先生がいいたいだけ)ぶっこんだり)(なんで見合いの席縣君がそこにいるの?っていう突然の「なぜ君がここにいる」(これは原作を読めばわかるらしいのだが…読むか…←ちょろい)

 だけどね、私たぶん本能で石田先生の新選組もの、嫌いじゃないんでしょうね~。おそらく「誠の群像」見た時から始まってるんですよ、この因縁(やけくそ)

 多感な思春期に、あの赤い階段にヒーロー戦隊ソング歌いながらのだんだら集団はまずいです。

 トラウマになるくらいかっこよかったんで!!!!(ぶちぎれ)

 今でももう生で一回見たい、赤い大階段にずらーっとだんだらを着た男役。

 今回の雪組を見てダーイシ、変わらないな!ってちょっと嬉しかったりした。その道を極めるって、誰になんて言われようと「ずっと好きでいる」ってことなのかもしれないなあ。

 話を元に戻して、私と新選組との出会いは中学生の時でした。司馬遼太郎の「燃えよ剣」が大好きで、中学生の理想の彼氏が土方歳三っていうもうなんかこの子の将来不安でしかないと思われる思春期を過ごしまして(いや、不安的中★)そんな不安定な頃(笑)たまたまNHKで「誠の群像」を見たんですよね。もうなんかよくわかんないけど血が逆流したのだけは覚えています。

 ええ、花組時代の望海さんのブリドリで誠の群像を見て騒ぐ回がありましたけど(神回)私涙を流して「わかる…!望海さん、それ、わかる!!!」と全力でうなずき賛同しまた誠の群像を見るっていう負のループに陥ったヅカヲタその1という過去を持ちます。え?みんな引かないで!?(こののち望海さんがトップスターとなり「誠の群像」を再演するという奇跡を起こすという顛末。あくるさん、離れてる場合じゃないよ★)

 そんなこんなで思いれが(重症だよ♡)ありすぎる因縁の石田新選組×日本物の雪組(湿度高い)ですよ。この化学反応、私が反応しないわけあるまい?

 「大河ドラマ始まった!?」っていう主題歌も

 「え、まあやちゃんの役かわいそうすぎない?」っていう石田新選組あるある「トップ娘役の役ってなんですか?」的展開も

 「沖田総司が可愛すぎだろ?!(フィルター含)(いいけど(いいんかい))」っていうのも

 「え?凪様?もう三度の飯より凪様がいいです!!!!」っていうもはや雪組観劇のワンパターン化

…いいんです。え?今日の私は甘いですよ…?(ここは星影の人の「強いですよ…?」のニュアンスで←うざいです★)

 

日本物の美しさを際立たせる雪組芝居の至高

 雪組の「日本人的「隠す」愛の美」「黙って身を引く、これが美しい」とされる「オープンユアハート?それはなんでしょうか?」っていういい言葉で「奥ゆかしい」「雪組=武士道魂」「男役は黙って身を引き腰に刀を、娘役はすり足で三歩下がる(※舞咲りん除く)」を全面的にバックアップする石田先生。

 もう俺は好きなものしか書かないぜ★っていうベテラン独特のやりたい放題(開き直り)きっちり芸で返す律儀な雪組が好きなんだ…(ううう)それでこそニッポンジンゆきんこ魂。

 

吉村貫一郎/望海風斗 おもさげながんすと銭を数えるトップスター

 私前回この人の「圧倒的精神的アンバランスさ」「人間の闇の表現で右に出るものなし」とファントムで絶賛したんだけど(人間の闇で絶賛っていうのもおかしいぜ?あくるさん)

 今回も愛する人(家族)のために…という闇を放つ自己犠牲な役。望海さんって、極端な人間の描き方がうまい。「そこまでしなくてもいいんじゃないかな」っていう行動を迷いもなくする主人公を演じることが本当にうまい。普通の人間だったらそこまではできないよ、っていうことを説得力を持ってできちゃう演技力がある。

 今回は、家族のために故郷を捨て、家族のために人を斬り、人を斬った金を家族に送り続けその家族にも会えないままたったひとりで死んでいく吉村貫一郎。こうやって書くとこの世の不幸を全部背負ってるいつもの望海さんなんだけど(い、いつもの???)

新選組の散っていく儚さとか、自己犠牲の塊で結局あなたの人生は何だったの?っていう誰にも訴えることができない悲しさ、やるせなさ、どうしてこうなった…っていうむなしさ、様々な人間の「悲しい」という表現を詰め合わせた吉村は望海さんしかできない「情緒ある悲運のサムライ」主人公だったと思います。

 望海さんの闇は本当に深いな、と目の演技で伝わってくるんですが今回の吉村はいつもの「負」のオーラでも「悲しい」に傾きますね。「悲しそうに笑う」「悲しそうにお金をもらう」「悲しそうに人を見る」…全部の行動に「悲しい」がつきまとう。

 最初のプロポーズがきっと人生の絶頂だったんだろうな。一番の嬉しそうで、あとは全部悲しそう。

 表現が難しいんですが、笑っているんだか泣いているんだかわからない表情をいつもしているってすごいですよね。ずっと微妙な顔なんですよ。貫一頼むから笑ってくれよ…ってさきちゃんに代わって言いたくなるあの微妙な顔!!まさか「ギリシャ彫刻のような」望海さんに向かって「微妙」という日が来るとは思わなんだぜ!!!

 あと、もう吉村やめてくれよ悲しすぎるよって涙が止まらなかった最期の場面。望海さんさ…血だらけのぼろぼろのだんだらとさび付いて曲がった刀が…トップスターですか?ってくらい似合うよね?トップって、普通きらっきらのサーベルに軍服よね?

 望海さん、ある時は勝ち誇ったようにダブルのスーツ着たり、愛され姫様独裁者やったり、「いやもう頼むから死んでくれよ」ってクズ男したり…一回も王子様やってないけどこんなトップスターいた?

 人生のバリエーションの幅多すぎて次の役はどんな不幸な過去を背負うんだろうってわくわくするの、本当に楽しいです。

(望海風斗は人間の闇の世界の帝王※うれしくない)

 

しづ/みよ 真彩季帆 我慢役でも聴かせます、真彩の声

 ああああいつもの石田ヒロイン…本当にしどころのない役過ぎて…!!!とギリギリしてたんですけど、最初から「子供を堕ろすために川に身を投げる」というそれはおしんの母だよね?(平成生まれはたぶん知らない)っていう衝撃から今回の真彩季帆、始まります。

 真彩ちゃんは「1本筋の通った」ヒロインをやる天才だと思っています。曲げようとしても曲がらない女なんです。たぶん自分の信じた道を迷いなくずーっと走れる子なんだなあ。

 「なんで私が間違ってると思うんですか?」ってあのまっすぐな目線で言われたら例え間違ってても「ううん、真彩さんは悪くないよ…」って目線をそらせずいってしまう。「子供が三人できたら生きていけません。死ぬしかないんです。」ってあのぱきっとした言い方で言われたら望海さんじゃなくても犠牲になるわな…っていう真彩さんの強さがすごい。

 自分を曲げない、落とさない、へこまないし立ち止まらない。

 しづは「生きるために死ぬ」という選択をしようとし、吉村が犠牲になり生かされるわけだけど生涯吉村と再会できない。みよは「私の貰い手なんてたくさんいるし!」と笑って別れ、吉村が生きることを影で泣きながら生涯願い続けるんだろう。

 …どちらも真彩さんぽくないヒロインだなあ(苦笑)石田新選組のテンプレ。

 まあ、石田先生は恋愛書きたいんじゃないんだよね。「男と男と男の話」を書きたい人なんだと思う。それを表現できるのが新選組。(宝塚でそれをやる意味…?というのは言わない約束だ)

 話は変わるけど、京都できらきらピンクの着物を着た真彩さんを見た瞬間嬉しくなってしまった。そうなのよ!やっぱりボロボロのつぎはぎ着物じゃなくて娘役はキラキラウキウキな振袖を着てほしい!!!

 真彩さんは戦い続けてほしいのです。自分の人生において。いろんな攻撃をかわして、頭を使って自分の運命を切り開いてほしいのです。真彩さんの目の前には、輝く未来が広がっていてほしい。あ、それか、私の今回のもやもや…。

 

大野次郎右衛門 彩風咲奈 雪組二番手は大きな懐で包み込む

 さ、咲奈様…!!!

 私ね、こんなに「この人がやる役全部理想です!」って思う男役初めてかもしれないです。望海さんに対しては「この人の次の闇は何だろう」ってわくわくするんですけど、咲ちゃんに関しては掛け値なしで「次はどんな私の理想の人をやるんだろう」です。…好きすぎるだろう二番手彩風咲奈が…!!!

 考えたんですけど、望海さんってちょっとキャパシティの狭い人間をするのが得意じゃないですか。この人と人生歩くのはちょっと不安だな…?って一瞬考えちゃうような人物をやることが多いと思うんです。だからたぶん真彩さんくらい肝が据わった子が嫁になったんだと思う。

 ところがどっこい、咲ちゃんはもう宇宙のように広いキャパシティの広い人間が本当にうまい。極端な話、お金も持ってないし仕事もなかったとしても結婚したいと思う人。なんかこの人と一緒にいると安心するな~っていう空気を持っている人だと思います。

 次郎右衛門さんて、身分ある人だけど全然幸せじゃないんですよね。養子に出されて、家はよくなったけど好きな相手と結婚はできなくて、親友は脱藩して長い間心配だけかける。帰ってきたと思えば傷だらけで帰ってきて、その親友に自分の立場上切腹しろと命じなければならない。親友が仕事とはいえ自分の命で死ぬ…そんなギリギリボロボロの状態で「南部の米を長い間食べてないだろう」って自らおにぎりを握れる男、そうそういないですよ。

 咲奈さん、理想の男すぎるよ!!!かえって心配になるよ!!1回くらいクズやっておこうか?!(え、マトカやったじゃん…)いやあれクズっていうより…うーん…

 私は咲奈さんに対して一生こんな気持ちなんでしょうか…。っていうか結婚願望0の女にこれほどまで思わせる咲奈さんて…何者なの…?

 咲ちゃんはダンサーなんだけど、ダンスだけじゃない。雪組で育ってきただけあって、地に足の着いた演技が素晴らしいんですよね。雪組御曹司だけど御曹司だけじゃない。彩風咲奈の魅力が伝わる言葉を私は知りたい。(たぶん思ってる20%も伝わってない!!!)

 

 斎藤一 朝美絢 左手の隊士は黙って人を斬る

  ああ。ああ。あああああああ。って思いました。禁断の扉開かれる。

 私、本当に男役×男役って萌えないんですよね。なんかね、藤井先生がよくやる「男役同士の妖しい絡み」にもまったく食指が動かないんですよ。きっとどこまでも少女漫画体質なんだろうな…って遠い目を最近よくするんですけどあーさ…ていうかひとこなのかな?なんだこのあーさ×ひとこ(掛け算)っていう新しいカップリング!?ってざわざわしたよ。

 もともとあーさってきっと女の子にキャーキャー言われて「俺の子猫ちゃんたち★」的な雰囲気醸し出してるけどいうほど本人大して恋愛には興味ないんだろうなって思う男役なんですよね。かっこいいけど恋愛に興味ないのよね…残念だわ、朝美…って愛すみれ先輩(同期)がトイレの鏡の前で話してそうな感じ。たぶん朝美くんは次買う車とかまゆぽんと次の休みどこに遊びに行くかとか考えるほうが楽しいんでしょうね。(いいがかり)

 そんな「人に興味のない孤高のイケメン朝美絢」が人に興味を持つ瞬間っていつだろうって思ってたんですけど…それがさぁ、雪組ファンの未来の希望・永久輝せあだった時の衝撃といったら。この二人に戦争物のバディものとか見たいと思っちゃったもん。あーさの腕の中でひとこが息を引き取る的な。

 「お前だけが…俺の友達だった…!!!」

とかって泣いてほしいもん。っていうかあーさはじめくんは先に死んだひとこ総司にずっと思いを引きずっていてほしいですよね。なんなら「あいつが死んだのは俺のせいだった…あの時総司を俺がちゃんと見ておけば…!!」って一生後悔してほしいはじめくん。私はどんだけ雪組男役に闇を背負わせたいんでしょう。

 過去にとらわれて先に進めないこじらせ美男子、朝美絢。

 それを個人的にはひまりちゃんのほっとするあったかさで救ってあげてほしいけど、まああーさの相手役はやっぱりひとこだな。(ねえこれどこに終着するの?)

 

 沖田総司 永久輝せあ 「斬っちゃいましょうか(にっこり)」

 ああああああーーーあーーーああああああーーーーー。(2かいめ)

 ひとこ、雪組最後にしてこんなプレゼントをくれたこと本当にあなたは雪組の宝物でした…!!!個人的に過去最高の沖田総司役者です。

 あのひとこの三白眼で返り血あびてるのに微笑みながらはじめくんと「今日の晩御飯はなんでしょうねー?」っていう世間話しながらバッサバッサ光の速さで人を斬ってほしい。で、刀を鞘に戻したら「なんか腹減りましたね★」ってにこって笑ってほしい…すっごい怖い人になってるけどそれがいい…。

 もうなんか、ひとこが「はじめくん」って言った瞬間ざわってなったんですよね。今なんつった…ひとこなんつった!!??は・じ・め・く・ん!?って。

私の中で山がひとつ動きましたよね。動いちゃダメな山ですよ。

 ひとこっていつもニコニコしてて、話し方が穏やかで、ああこの子はきっととてもいい家庭で愛されて育ったんだろうなっていう感じがすごく好きなんですけど、一方で感情0のスナイパー永久輝せあ(三白眼)モードの時って本当に怖い。怖いけど目が離せないんですよね。もうなんか「1日1殺ですよ、はじめくん」ってニコニコしながら殺気立ったあーさはじめくんを肩ポンしつつ自分はその場で5人斬りくらいしてそうな図まで見える。

 そうなんです、あーさとひとこは精神年齢ひとこのほうが上設定でお願いします(でも敬語はやめないで) 

 次の全ツで花組異動なわけですけど、さみしいな、とは思うけどそんなに悲観的にはならない。だって花組行けば会えるから。男役永久輝せあに。望海さんも言ってたけど、宝塚はひとつだし雪組にいたらわからなかった「ひとこってこんなにこれがよかったの!!」っていう新しい魅力が発見できそうな気がして。

 …まああとは個人的な好みでれいちゃんとの並びですよね。なんだかんだ好きと好きが並べば最強という勝手な事情で見ます(笑)

 ひとつのところで成長するっていうのも大事だけど、新しい場所に行って新しい自分を見つけるのも人生の醍醐味だと思う。もし疲れたら、雪組に戻って「疲れたー」って言えればいい。戻ってこれる場所がある人は、強くなれる。持論。だから私は組替えっていい制度だと思っています。その時は寂しいけど。

 人事はよくわからないし、私自身そこまで鋭いほうじゃなく(っていうかとても鈍い)友人に言われて「…ああ!そういう学年のからくりが!!」「そういう事情なのねな~る~」って思うこともしばしばなんですけど、自分が転勤族だったからよくわかるんです。離れる時の不安や、周りの心配も。

 3年でその部署を離れる仕事をしていた父が言っていたことで社会人になってから本当にそうだなと思ったのは、「その場所が今の自分のベストだと思ってやること」。人事って文句や不安はすごくあるけど、理由がない人事はない。自分のベストを尽くして一生懸命やる。だから組替えを経験した人は強いし、かっこよくなるし、魅力的な人が多い。っていう持論。

 …なんか語っちゃってお前誰?感強いけど、言いたいのは頑張れ永久輝せあ!三白眼に磨きをかけてれいちゃんと肉三昧だ!!!(酒池肉林)(柚香光=肉)

 

 土方歳三 彩風翔 やっぱり凪様が好き(出ました極上デザート)

  あなたは見たか?あのみたらし団子×凪様を。(かければいいってもんじゃない)

 いやーーー今回の凪様も素晴らしかったです。なんだろう、最近凪様常にパーソナルベストスコア出してこない?すごいよね?毎回期待値越え半端ないんだけど?ここにきて成長期なの?92期、恐ろしい子…っ。

 凪様の素晴らしいところは、王子様なのに自然体のところですよ。頑張ってないんです。出てしまうんですよね、にじみ出てしまうの「王子様性」。もうあれは才能でしょうね…。凪様は永遠に恋人にしたいゆきんこナンバー1です。

 …凪様の事なるととたんに口数が減るのも、ガチだろ?私。

 あと思うのは凪様はチャラくないんですよ。外見今時ジャニーズなんだけど、全然軽くないんですよ。でも重くもないの。絶妙なバランスで成り立つ永遠の王子様。いつ見ても本当に王子様なんで、私は安心して夢を見れます。(※ガチ)いつもありがとう凪様…。

 あと咲ちゃんのことをみんな「咲ちゃん」って呼ぶのに凪様だけ「咲」って呼ぶあの萌え。いやいやいやいや凪様…惚れるしかなかろうて?

 土方さんは圧倒的カリスマ的なかっこよさの中に渋さと愛嬌を併せ持っている人なんで(個人的意見)凪様の甘いソフトな外見だけど実はガチガチ雪組育ち(属性・隠す愛/情緒ある愛)なのが誠実でいいんだろうなあ。

 きっとあの土方は、若いころはもうガンガンだったんだけど今は世話の焼けるひとこ総司に手いっぱい。ひとこ総司も自分の頼みは断れない凪様土方の弱みに付け込んで無茶難題をいいまくるんでしょうね。

 ああ…また禁断の扉開かれてしまったひとこ×凪様(ここにきて掛け算祭り)(新選組だからさ…仕方ないよね…)

 今後もものわかりの良すぎるひとこの休息の場として存分に甘やかせてほしい凪様。ついでに私も甘やかしてほしいです。(凪様には尽くしたい男子じゃなくて尽くされたい男子なんだよなあ~。もう休みの日全部やってほしいことやってくれそうなんだもん。いる?そんな人?いないです。(即答))

 

 今回のイチオシ

 もう彩海せらくんがめちゃめちゃいいです。これぞ雪組!!っていう情緒のある演技。「幕末」の新公でひとこの役やっててなんか目を引くな…って思ってたんですけど無邪気さに味わいある演技がもう…たまらん!!!

 102期?ついにここまで来たか…新公あみちゃんみちるって…!!と震えております。日本物の雪組は今後も情緒の雪組として私のライフワークの要ですよ…!

 

 ショーのMR!はもう好きすぎて頭おかしくなりそうなんで(1回見てこれ…友人の忠告は聞いとくもんだと思いました。本当に見に行けばよかった…)BDが届いたとき(届くと信じている)もう一回見直してまた別記事をあげたいです。もう本当に本当に好きすぎる。 

 中村B先生の音選びも、衣装も、場面構成、展開も全部好き。お決まりパターンなんだけどそれが見てて「スキの洪水止まらない!!!」だから飽きないんですよ…。次の中村B先生演出が星組ダンサーまこなこ主演なんで私たぶん頭おかしくなる。(今以上に?それは困るな?)「俺雪組専属でいいっす★」っていうゆるやかスタンスだった中村B先生がやる気になったまこなこだよ?…え?何回行きます…?(回数の問題)

 最近有限不実行がヅカヲタ活動的に多すぎるのでひとつひとつかなえていこうと思ってます。

 特に「MR!」は地元静岡で観劇できるのでもうよだれが止まらない状態で見たいと思います!!ひ!と!こ!!!ひ!と!こ!!!

 

 あああああ雪組好きだああああああ(だだ漏れ)

ってことで、MR!は次回に続く。(BD絶対届く(言霊))

雪組「ファントム」感想 さすがだいきほミュージカル。毒がじわじわ回ってく中毒性がたまらない

 皆様こんばんは!!

 憂鬱な気分が続く長い梅雨ですが私は先日の発表を受けましてなかなか2020年は覚悟を決める(=ムラへ定期で行く)生活になりそうです。もう年明けから忙しくて忙しくて(いい笑顔)

とりあえず…

柚香光さん花組新トップおめでとうございます。

お披露目は年明け東京から。いい一年になりそうだ…(稲葉くん渾身のオリンピック公演ということで舞台を端から端まで駆けずり回る柚香光に出会えそうな予感ですね)大汗かいて肉とお米両手持ちして頑張ってほしい。(やっぱりルフィ)

 

100期の「ゆるりふんわりふたり。」例のおだちん+ゆいなちゃん番組を見て「おだちんの帝王感は何ナノ…ホントニ100キナノ…」と半分片言になりながら怯えております。ところで「おだちん」ってそんな発音でしたのね…。ゆいなちゃん勉強になります。

 

 さて、今回は「えっ今更かよあくるさん」シリーズです。そうなの…わたくし恥ずかしながら当面の観劇スケジュールがないもので…友人のありがたい提供(ありがとう!)により自分の見ていない公演をしっかり見よう期間です(2020年へ向けてのお金貯め期間とも言う)。だって雪組(だいきほミュージカル)→花組(柚香光プレお披露目)→星組(れいなこお披露目)ヅカヲタに休み無しだぜ…!!!

ありがたき幸せでございます(むせび泣き)

 

雪組「ファントム」

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2018/phantom/cpl73a000007i6jq-img/cpl73a000007i6m8.jpg

 えっこの作品見てなかったの!?(それでも雪組ファンかよ!!?)案件ではあると思います…そう…見てなかったの…でもって例により大感動してるから(同時に見に行かなかったことを大後悔もしている)頼むからだいきほ正月公演は見に行かせてください(土下座)

 いやーーーー今更ながらありがたいよね。だいきほ。歌の表現力ってすごいよね。っていう月並みだけど私にとって「雪組、本当にありがたい」という偏った感想をただいう枠です。うん、まあ雪組への愛を再確認しましたよね。私はやっぱり雪組が大好きです!!!(やっぱ行くべきか?東京壬生…)

 

望海風斗@エリック 美しさの中に鈍く光る歪み

 私今更ですが、エリックの望海さんを見ながら望海さんの最大の魅力って本当に歌なんだなってことを再確認したんですけど、同時に「この人歌だけじゃないんだよな」ってことも改めて気付かされたわけです。

 私、10代のとき宙組版、20代のとき花組版見てるんですけど、ちゃんと覚えている公演がないんですよ。どれもぼんやりで。あ、「キャリエールは最低」ってことはしっかり周りに触れ回ってた気がするけど(笑)この雪組版見ると、認識が変わりますね。そのへんの詳しい話は咲ちゃんのところでしっかり書きます。

望海版ファントム。マジですごかった。

 ベネ様から望海さんのやる役は一通り見てきたつもりなんですが、これは本人が若い頃から憧れていた役だけあってなんか違った。もうファントムにしか見えなかった。

 私が望海さんに魅せられた理由の1つに「正統派の美しさに中に歪んだ黒い物が見える」というものがあります。望海さんは美しい。美しいんだけど、それだけじゃない。

 明日海さんにも同じようなことを思うんだけど「パッと見華やかでタカラジェンヌらしい」んだけど絶対的な精神的アンバランスさがすごいと思います。なんだろう、最初見事な歌声に度肝抜かれてからじわじわ毒と闇が効いてくるあの感じ。私ファントム見てるなぁーーーってボディブローで効いてくる(笑)

 その怖さと言うか、エリックの闇が見える森の場面で「例え君が歌わなくても、君の望みなら聞いてあげるよ?」っていうどことなく漂う高慢的で、圧がある言い方が紛れもなくエリックで。うわあ…言い方すごいな…!(歪んでるなあ…)と思ってしまう。にじみ出てしまう愛情不足感。エリックの生い立ちが不幸」っていう自分のコンプレックスを言い方でこう表現する望海さんの闇演技よ…(今までの仕事を物語ってる(笑))

 なんていうか、精神的にすべてが足りてないエリックを全部表現した言い方で、すごいなこの人…と思った。さすが人間の闇と毒を表現するのに定評のある望海さん(※嬉しくない)

 一方で、「僕の生は意味があった。音楽を耳にできたのだから」という目に宿すキラキラ。生きる喜びをすべてで表現するような言い方。この二面性が望海風斗の魅力なのかもと思う。陽と陰。

 僕はクリスティーヌさえいれば何もいらない。彼女を「守る」ためなら人をも殺す。

 全編通して「なんかこれすっごく怖い」と思わせる、とても孤独で独りよがりな「不安定」ヒーロー。望海さんのこれまでの仕事を思うと、この人王子様的な役をあまりやってないところに「望海風斗」という新しい男役像を築いてるよね…。そりゃファントムやるわ~っていう漂う「なんかこの人不幸そう」っていうあの雰囲気。

 技術面の安定感、メンタル面の不安定感が絶妙すぎるファントム。

 これでこそ望海風斗だ!!!!

 

真彩希帆@クリスティーヌ 心身ともにすこぶる健やかヒロイン

 対するまあやさんですが。私、まあやさんの何に救われるって「あんまり考えてなさそうなところ」なんです。いい意味で。望海さんがああいうこの世の闇を全部背負ったようなエリックなんで(すっごい言い方)同じように闇を持つヒロインだとこっちが疲れちゃうんですよね~。もう悪い方にしか進まないよね…っていうヒロイン嫌じゃないですか?

 そのへんうまくできてて、まあやさんは望海さんの「闇へ向かって一直線」的な演技をストップさせる技術の持ち主だと思います。これが今までのクリスティーヌと違うところだと思うんですよ。花總さんも彩音ちゃんも蘭ちゃんも真面目なクリスティーヌだった(気がする)真面目が故に悩んでへこたれてファントムと闇へ突き進む。(蘭寿さんのだけは蘭寿さんが天性の明るさと雰囲気(?)でまた違ったものになったけど…)

 だけどまあやさんはそれがない(笑)。闇を闇と感じる感性がないんですよね。それがいい。ファントムを「先生」としては尊敬しているし、好き。だけど私の好きな人はフィリップだから!!!っていう現代的割り切り方がある。

 望海さんの闇に引きずられないヒロインかつ、望海さんの技術にあった相手役。

 今の所まあやさんしか望海さんの相手役いないな?ってくらいまあやさんにしかできないクリスティーヌでした。きっとファントムのこと、「先生かわいそうだな…大変だっただろうな」とは思ってるんだけど次の瞬間「アッ、フィリップと出会って半年の記念日明日だったっけ!!お祝いなにしようかな★」くらいの切り替えのよさを彼女には感じる(笑)

 その絶妙な塩梅がだいきほミュージカルの醍醐味だと思ってます。得意なものは一緒で、お互い伸ばしていける関係。でも、演技面では相手に引きずられない強さを持つ。

 望海さんもまあやさんの「え、望海さんまだそんなところで立ち止まってるんですか」的なところに「きいちゃんは先に行ってて。ここはあゆみちゃんに付き合ってもらうから」みたいな感じで、自分に合わせろみたいなことはいわなさそうじゃないですか?(例に出されるあゆみさん…)

 あ、あゆみさんで思い出した。従者がすっごくよかったーーーーーあの人選神。何なのこのダンサー枠!?と思ったら雪組専属でお馴染み中村Bでした。さすがやで…。

 

キャリエール@彩風咲奈 隠しきれない父性力(カリスマ的包容力)

 咲ちゃんの神がかった包容力、なんとかして!?(もっとやって!!)的な雪組あるあるです。何なんでしょう…何なんでしょう。このキャリエール。

 私、どうしてもキャリさんを許すことができなかった女子なんです。どーしても受け入れられない。(正確には若き日のキャリエール…なのか?)って今日まで思ってました。

 愛している、子供も作った、でも結婚できない…宗教上離婚はできないのだ…すまんベラドーヴァ、許してくれ!っていう一連の流れが。たぶん「宗教上」っていうのが馴染みがないのと、誰もいないベラドーヴァをひとりにしたこと、そのことに対して努力も何もしてない(いやしたのかもしれないけど)のが個人的に嫌なのかな…って思ってます。あの場面の流れ上歌だけだからそう思ってしまうのかなー。キャリさんとベラドーヴァの間に愛情を感じられるセリフとかあったらまた違うのかな…あ、ひとことひらめちゃんは素敵でした。

 でも咲ちゃんのキャリさん見たらころっと考え変わりました★(笑顔)

 なんだろうなあ。これは咲ちゃんの演技の賜物だと思います。咲ちゃんは望海政権になってから「自分は一歩身を引いて」のどっしりとした感じが素晴らしいです。こう、人間としての容量が桁外れの感じがするのですよ。(たぶんひかりふるのダントンの見過ぎでもある)それくらい咲ちゃんのキャリさんは大人としての余裕がある。

 例えば、咲ちゃんのキャリさんは同じ状況で銃を握ってもエリックを本当に撃つだろうか?もし話を変更できるなら、咲キャリはあそこで銃を捨てて黙って抱きしめはしないだろうか?話として矛盾してるけど、そう思ってしまう。それくらい愛情が深い、本当にエリックを愛している…息子も人間としても。そういう懐の深い人間に感じる。

 息子が犯罪を犯していても、世間から「怪人」と言われてても。堂々と自分の息子だと世間に言いたい。そういう責任感の漂う大人が演じられる咲ちゃんはすごいと思う。 ううーーーー咲ちゃん私のキャリエール像を覆してくれてありがとう…あとフィナーレのイケメン若手(堂々たる二番手)っぷりも素敵でしたわ…。

 自分の罪は消えない、今も償っている。エリックを愛すること、支えることでベラドーヴァに対して誠実にいる。そんなキャリエール。

 でもファントムだから「初めて息子に「父さん」と呼ばれた日 息子をこの手で殺した」っていう救いようのない悲劇もちゃんと収拾する彩風咲奈さん(雪組二番手)。

 いい男役になったなあ…(毎回思う)

 

 「ファントム」という演目はどちらかというと苦手で、「理解に苦しむ不幸な人間たちの物語」というイメージだった。全体的に漂う負のオーラが凄まじい。歌は素敵だけどどうしても作品の持つ闇に引きずられる。いいなと思うのはフィリップ伯爵(←わかりやすい)

 だったんだけど、この雪組版を見て変わりました。この雪組版は、どの人間も無理していない。誰も不幸、不幸と嘆くだけではない。好きで不幸になったわけではないし、いろいろ試してみるんだけど、運が悪かったり、そうするしかなかったり、そうしかできない事情があったり…。この人間がそうするから、私もそうしている、みたいな自然な演技。

 出演者全員が素直に演じているから、私にとって理解できないミュージカル「ファントム」がやっと心から「これは最も残酷で、だけど美しいひとつの愛の形なんだな」と理解できた気がしました。

 

 最後にこの方に触れなければ終われない!!

 

シャンドン伯爵@彩凪翔 白馬の王子様は甘くて甘くて甘い

 きたーーーーーー!!!!雪組名物「王子様★彩凪翔」(別名/極上デザート)今回も楽しませていただきました。ありがとうございます!!

 公演前からひとこか凪様で!!と友人界隈で話していたのですが(ぶれない私達)凪様今回も素晴らしかったです。なんだろう、凪様と恋愛すると嬉しいと楽しいと大好きしかこの世にはないんじゃないかって錯覚しちゃうよね…って思わずまあやさんにドリカムになって話しかけるほどの楽しさでした。

 あのクリスティーヌに対して大人な態度をとったかと思えば、彼女が危なくなると一変、必死になって助けようとする。クリスティーヌを具体的に助けたか?と言われると…だけど、凪様はそれだけでいいんです。もうキラキラに光って王子様してくれればいい(甘い)。それで成立する凪様は素晴らしいのです…。彩彩は…宝です…(息切れ)。困ってきたら、降りてきてくれる王子様。それが凪様。ありがとうございます…(2回め)

 フィナーレでキラキラをつけて踊っている凪様がとても頼もしく、ありがたく感じて「さすが中村B(凪様贔屓が目立っててイイヨ!!!!)(2回め)」と言ったのはいうまでもない。凪様は大切にしよう…?

 

と、いうことで以上です。お付き合いありがとうございました!!!

 

 あ!カリ様ひとこあやなイケメン3人衆は私へのご褒美ですね!?この上ないバイト報酬が素晴らしかったです!!!さすが中村B!!!!(3回め)

花組「花より男子」感想~柚香光が相変わらず少女マンガオタクに優しかった件(血の成分まで道明寺)

こんにちは~!友人たちがぼっすぼっす雪組(の、ひとこ沼)に堕ちているのを横目で見ながら東京は赤坂TBSアクトシアターへ行ってきました!!

 …宝塚は、芋づるです!!!(すぐにムラに行きたくなった人手あげて!?)(はーい!)何なんでしょう、このすぐに他の公演も見たくなる病。ちなみにもう6月の休みはない。

 ~なぜ、私は月に9日間しか休みがないのでしょうか~

ということで「感想はあたたかいうちに」2019!連続してれいちゃん記事行きます!!

(なんか今年すごい花組記事多いんだけど…なにかの予兆だろうか…)(沼への第一歩なんじゃない?)

 

花組花より男子

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2019/hanayoridango/cpl73a000007zl49-img/cpl73a000007zl6r.jpg

 

ざっくりした感想

あのー、前記事で「れいちゃんクソガキ最強伝説」を提唱していた私なんですけども。ええ。もはや「大人な柚香光」を見る日があるのかと若干不安になるほどのクソガキ道明寺司だったことを報告します(大好き)。

いや~…あのー、若いんですよ。野口くんだから。明るいんですよ。野口くんだから。「もう花男大好きなんで!!!これ花組でやれることがキセキなんじゃないかなって!!!」って「LOVE SO SWEET」を熱唱しそうな「A-EN」から時が止まっている野口くんだから。

すべて「野口くんだから」で説明がついてしまう作品と思ってます★

あのー、でも落胆するのは待ってね!?これ、そういう「野口くんだから」をカバーできる作品のパワーすごいから!!なんてったって生オケ+リアルパリコレ柚香光堪能(衣装オール新作)+花組のやる気+キャストのコストパフォーマンス!!!あと希波らいとくんの未来が見えた時点で私は「来てよかった東京」ってなりました。ありがとう花組。ありがとう柚香光。あなたのクソガキ根性が見れたのでもう悔いはない。れいちゃんの「まきの…」(←ひらがなでお願いします)が聞けるだけで世界は救われる(注:モンペ)

 

愛すべきバカ★道明寺司 柚香光

 あの~、公演ポストカードがポスターと違うデザインですっごくいいのでぜひ買ってください(モンペ)と、いうことでれいちゃん自身が花組で、花男を夢見ていたという今作品。もうね、溢れ出る道明寺感がすごい!「うーん…某MJを意識しすぎ…?」と懸念していた自分よ!よかったな!!赤坂にはあくるさんが大好きな「紙の上の登場人物」(属:少女漫画のヒーローポジ)柚香光が相変わらず「でもなんだかんだお前がいないと俺は死んでしまう」的なことをしていたよ!!!(注:こんな言い方ですけど、大好きです。)

…少し真面目に書きます(笑)。私はなぜ柚香光がそんなにも好きか?といいますと、役作りのストイックさなんですね。特になんのジャンルでもそうだと思うんですが、原作ものってどこもファンがうるさい(自分含め)。「こんなんじゃない~」っていうのが必ずあると思うんです。

だけど、この柚香さん。びっくりするほど道明寺だから。血の成分まで道明寺でしょうね★ってくらい道明寺。

 「はいからさんが通る」の少尉でれいちゃんの虜になってから、役作りで裏切られたことは一度もないです。私の中で柚香さんはマンガをリアルに表現することにおいては最高峰のタカラジェンヌきっとすっごい読み込んだんだろうな…っていう努力の跡がはっきり見えるから、柚香さんのやるキャラクターは魅力的なんだと思います。原作ファンも味方につける演技はやっぱり道明寺でもすごかった。

 あと、これ花組さん見てると特に思うんですけど目で語る愛の度数がすごいんですよ。目で「君が好きで好きでたまらないんだ」を表現する男役が多数在籍する花組(だからこわい)。いつも花組さんを見てるとね、雪組さんを思い出すんですけど(自分が好きでよく見てる的な意味で)雪組男役は「情緒がある”隠す”愛」に美学を感じるんです。日本物が多いという意味でも「愛してるけどそこは察してくれよ」的な目線がプロ。でも、花組男役は違う。目で「今もずっとキミが好きだし一生その愛は変わらない。一瞬たりとも君を嫌いになったことなんてないよ」っていう目で見てるんですーーーーーーそれって殺す気ーーーーーーー!!!???(落ち着いて)。

 

そしてその「花組根性」を色濃く継承している柚香光さんよ…。・・・。

 

 道明寺としてもつくしを一生愛し抜くし、柚香光としても城妃美怜を愛す。

なことを目でダイレクトに隠さず伝える柚香さん。同じような目線で花沢類テンションで伝える聖乃あすか(100期)。しろきみちゃんよく生きてるな(尊敬)としか思えません。

 終始花沢類とのことでやきもきする柚香道明寺が可愛かったです。30もすぎると男子高校生の嫉妬も大して魅力的でもないんですがれいちゃんの嫉妬はどんどん煽りたくなる何かがありますね。「ウワーーーーまたれいちゃん嫉妬してるぅーーーー!!!!(ビールで祝杯)」的なノリ。こんな大人どうなんだろうと自分でも思う。(※モンペ)

 ちなみに一番アガったのはキスをするところを写真で撮られたところのれいちゃんです。あの写真がほしい。(しろきみちゃんの表情も可愛かった~!!)

 

スカートは常にヒザ丈★つくし以上につくし 牧野つくし 城妃美怜

 花組はいからさんが通る」を異常に愛している身としては「環さん」なしろきみちゃんが大部分を占める勢いで好きな娘役さんなんですけど、うまいな…本当に彼女はうまい…と全場面「この子はうまい」と感動していました。野口くん的な花男なので、言葉を選ばず言うと「終始バカっぽい」ノリが続くんですけどれいちゃんの道明寺が1本通っていたのと、このしろきみちゃんの「つくし以上につくし」なうまさでこの花男は成り立っていたと思います。

 つくしって、賢い女の子だと思うんです。そして、さらにしろきみちゃんの「軽く演じてるけど硬派で真面目で丁寧な役作り」が端まで生きてて、飛び蹴りから道明寺と花沢類の間で揺れる感じ、心情の変化がすっごく丁寧。原作通り、つくしの言動に笑って泣いて、共感できるヒロインなんですよ。つくしが一瞬一瞬一生懸命生きてるから、花男って名作なんだと思っているのでしろきみちゃんのつくしも初恋は一生懸命花沢類だし、道明寺はバカだけどきっと一生好き。っていう描写に無理がない。親の作った借金300万を道明寺に頼みに行くシーンは普通は「おいおいそれはちょっと…」と思うと思うんだけどしろきみちゃんが一生懸命だから、柚香さんも「もう払っちまった」ってなるのも仕方ないか~って思う。

 決まった当初はれいひとドリームがあったし、はいからさん脳では絶対れいはな!!!だったけど、見終わった後は「しろきみちゃんでよかった」って納得しました。私らしく生きる、というメッセージが伝わってくる好演だった!!

 

白馬の王子様は白ストールを外さない   花沢類 聖乃あすか

 ごめんなさい。100期のエース、舐めてました。

と思わず土下座してしまいそうな花沢類でした。これで新公学年!?完成されてるじゃないか!!!とパンフレットにデコピンしたくなった(ツンデレ)。

 すごいな~~~ほのちゃんほんとすごい。きっと爪の垢まで花沢類だよ…。あの原作で掴みどころのない王子様キャラが今までにない感じで面白い!と思ってた10代、それを的確に表現した小栗旬、そしてその両方いいとこ取りどりのどえらい「新人類」聖乃あすか様の花沢類様でした。

 あの~何がすごいって、花沢類が花沢類たる所以的な存在感なんですよ。ほのちゃんははいからさんから「この子はなんか持ってる」感がすごかったんですけど、蘭丸とは別人だし、歩き方から「まーきのっ」から花の飛ばし方まで花沢類だったので花沢類ファンは絶対見てほしい。(さっきから花沢類としかいってない)(低下する語彙力)

 そして何より成長がすごい。強火柚香担でさえ「うん、ほのちゃんなら仕方ないかな…」って思える疑いようのない二番手だったのでほのかさんは末恐ろしいです。実力・容姿見劣りなし。まいった…。あとなにげにしろきみちゃんより学年が下、今流行りの年下男子かよー…!!!(苦悩←なんで?)

 ただ、一番野口くんが力入れている感は否めず「う…うあああああああ(ほのかさんそれ以上…!!)」的なセリフを花沢類テンションで言わされている聖乃あすかさんの気持ちを思うと少し同情する。

実力が試されておる…。一番の野口の被害者ほのかさん。全面的に応援していきます。

 あと、全身オールホワイトファッションが基本のほのか花沢類ですが宝塚のサヨナラ公演におけるファンの会服にしか見えなかったというのは私の目も末期でしょうか…(でもあんなかっこいい会服の着方知らない)

 

今公演これだけはいいたい

103期希波らいとくんの舞台度胸とスタイルについて!!!!

 神…本当すごかった…舞台の端に立っていても目が行くオーラと西門っぷり。気づけば希波くんを見ている現象。友人とのラインのやり取りでこんなことを口走っていました

「希波くんは立ち姿がキザ。」

希波くんの溢れ出る西門っぷりが止まらない…!!!(頭抱え)

 

 別箱公演も見だすと止まらないのはわかっているんですけども、これが本公演の楽しみになると思うとやめられないしやめる気もない。

 何より「この舞台が好き!!!」という若手特有のキラキラっぷりが見てて楽しかったです。あの「この作品が楽しくてたまらない!!!」っていう空気を一緒に体感できたのは本当に良かった。

 

 柚香あるあるではありますが「俺ダンス踊ってるときが一番楽しい!!!!」オーラを隠さない柚香さんが一番好きだったりします。

 隠さないそのウキウキ、柚香光95期(花組二番手)。

 

ええ。私は柚香光のモンペですから。

 

↓参考記事

 

leexxx.hatenablog.com