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宙組新公「エリザベート」感想~限りなくアテガキに近い新公、新公じゃない新公(歌がうまいってすごいね)

みりおちゃんが……。

 

と、いうわけで繁忙期(引き続き)の真っ只中でございます。

ご無沙汰しております。あくるです!

先月、今月とまだ寒い時期が続くのに心まで寒くなることが

(ヅカファンの精神的な意味で)続きます・・・。

 

89期の相次ぐ退団はどうも心をかさつかせます。

かいちゃん、みやちゃん、せーこさん、そして明日海さん。

なんだかひと時代終える感じがして、すっごく寂しいです。

またこの退団については記事を書きます。

ホワイトデーが

終わったら…終わったらやりたいこと見たいことたくさんするんだ…(とおいめ)

 

と、いうわけで宙組エリザベート」(新公)を見たはなしです。

感動を忘れないための備忘録。

 

限りなくアテガキに近い宙組新公エリザベート

いやぁ~~…すごかったよ。何だこれ。何だこのエリザベート

私ね、宙組エリザ(本公演)見た時の印象がまったく覚えてなくてですね(ごめん)

自分の感想読み直してみたんですけど

 

(に、2年前…あなおそろしや…)

箸にも棒にもかからない感想過ぎて。

びっくりしました。エリザには人並みならぬ情熱と愛情を自負しているのにも

かかわらず、この感想…!自分がとても、恥ずかしい!!!

(タイトルが「熱い想い」なのにこの文章からなにも感じないよ!2年前のわたし!)

っていう過去の自分へのダメ出しはこのくらいにしておいて。

 

最高でした。素晴らしすぎたよ、この新公…!

いや、もう新公と呼ぶにはどこの場面もどの歌も、ハイレベルすぎて

最後の方は「もうこの子達はたぶん新人ではない」という感想に達しました。

 

エリザって定期でやる公演にしては、結構癖のある演目だと思っています。

と、いうのも似合う人と似合わない人が極端に出ると思うんですよ。

例えばまぁ様。わたし、まぁ様大好きだしあの「太陽のような光り輝く存在」に

憧れてもいるわけなんですがトートっていうよりはやっぱりまぁ様はジェリー

(「トップハット」)なんですよね。

ヨーロッパっていうよりアメリカだし、歌よりダンスで輝く人だと思うんで

(だからまぁ様で踊りまくる大劇場ショーが「ホットアイズ」だけっていうのは

なんだかとても納得いかない)

そうかってエリザって歌がうまければいいっていう問題でもないなんだかとても

難しい公演だとも思ってるんです。古い話で恐縮ですが麻路さきさんは

歌はう~ん…うんっ?ってなったトップスターのひとりだったと思うんですけど

圧倒的カリスマ的存在感とトートとしての役作りは過去のエリザ1.2位を

争うレベルで好きです。

…この話すると長くなるんで、技術の話はまあ置いといて。

 

わたし、この新公は「限りなくアテガキに近い新公」だと思いました。

もうね、技術もそうなんですけど(主要キャスト全員歌うま)

全員キャラが合ってるって奇跡に近いと思うんですよね。

なんというか、素で演じているに近い感覚っていうんでしょうか。

感情の起伏0のもえこ、才色兼備のまどかちゃん、誠実で優等生なあーちゃん

陽気なイタリア人そら、御曹司のステキな太ももの持ち主鷹翔くん

(たかとくんだけなんか…)(なんか違うよ)

なんか宙組下級生がもしちょっと前のヨーロッパで生活してたらこんなかんじ」を

ミュージカルにしてみました★的な。

特にもえことあーちゃんとゾフィーのせとぅーはもう

なんか「新公じゃない新公」的な。あーちゃんとせとぅーの執務室とかあれ、

鏡の間の鏡ボロボロやで。っていうレベルの破壊力であった…

(あとなんか絵面的にとてもつよい…)

 

わたし、せとぅーのゾフィーがめっちゃ好きです。

なんかヨーロッパなのに橋田壽賀子的な女一代記を感じますよね(わたしだけ?)

もう「己の力のみで勝ち抜いてきた」的な女の強さがすごいよ。

あーちゃんでもほまちゃんでもまどかちゃんでも「歌上手いよね~」っていう

出演者に大差をつけて圧勝してる感がある。好きです。

(ちなみにリヒテンシュタインおさよもとても好きなので

今回のハプルブルクさんは私の中で「つよい」というイメージしかない)

 

瑠風輝トートはたぶん魔術が使える。

もえこがなぜ主演を4回もしているのか?に答えが出ました。

「トートをやるためにスターになった」です。

もえこの「最後のダンス」は激しく、「闇は広がる」では「闇広」なのに

なんだか甘く…いやー歌がうまいってすごい。

トートって感情が全く見えない、私の中でとても不思議が多いキャラクターなの

ですがもえこの歌によって「感情」が見えるんですよ。

これは革命ですよ。エリザベートという公演記録で!!!(熱弁)

もえこのトートでは歌以外でも感動したんです。

まずエリザベート「マジの初恋」っぽいところ。

もえこの演じるキャラクターってなんかこう思春期が遅れてるというか

ウブな男の子のイメージがわたしのなかで強い。

(たぶんシェイクスピアを何回も見ているせい)

で、トートってシシィが初恋っていう設定じゃないですか。

まぁ様のトートが「帝王の名のごとく遊んでる」感じが私好きだったんですけど

(なんかトートのキャラが新しくてよかったんですよ…私の中では)

もえこは「なんだこの心がキュンとする感じ?」とか

「これが恋…というやつなのか?」っていう少女マンガでいちいちあるト書きみたいな

ああいう

「まどろっこしいな!!それだよ!それが恋だよ!!」

的なかわいいトート(だけど見た目がクールすぎて卒倒しそう)

=ギャップ!!!!!

という。…わたし大好きだな!?大好きなんだな!?もえこのトート!!??

 

才色兼備のエリザベート・星風まどか

あのねえ…友達(達観した宙担)が

「そりゃトップにするわなって感じ。」っていってたのが

わかりました。あれはトップになりますよね。

近年稀に見るエリザベートすぎて私飲んでたコーヒーをこぼすっていう

動揺を絵に書いた感じでびっくりしました。

まず、技術。歌もうまけりゃ演技もピカイチでうまい。

鏡の間はもちろん私が好きなのは寝室。ナイフで自殺しようとするところ、

あそこのタメの演技すごいと思いました。

あんなに息を呑むような空白の時間を作る100期、末恐ろしいわ。

見た目も可愛らしさと意思の強さが表れているし、強さも弱さも感じる。

なんといっても気品。すべてがパーフェクトのシシィでした。

あの学年でもう「女の一生」が演じられるまどかちゃんは宙組の宝、

いや宝塚の宝かもしれない。バート・イシュルも可愛かったし

せとぅーに負けるのも可愛かったしトートに吸い寄せられるように

ぼーっとした表情も可愛かった…。

あと器用貧乏にならないんですよね!星風まどかって!(声を大きく)

うまい人ってわりと小さくまとまりがちというかなんでもそつなくこなして

うまいけど…っていう印象持つ人多いんですけど

100期星風まどか、違います。

ヒロインとしての華やかさと可愛さがある!!!!

もうこのシシィ見たら誰もがまどかちゃんを好きになる。

愛すべきシシィ、という原点に帰るエリザベートをまどかちゃんは演じてくれました。

ミス・パーフェクトと呼ぼう。

 

圧を抑えた正統派銀幕スター・留依蒔世

わたしのなかで留依蒔世といえば「いつもみなぎる情熱(パッション)」という

感じだったんですけど…フランツが最高によかったです!!!

エリザはフランツが肝だと思ってます。

めちゃくちゃ地味な役回りなのに

とにかくうまくなきゃ成立しない役。実力派2番手がフランツを演じてきたから

エリザベートは成功してきたといえる。(持論)

あーちゃんは良くも悪くも「圧がすごい」っていう個人的な感想を持ってた

方で「もう少し圧を…」「圧をなんとか…」と…(すみません)

でもこのフランツは!!!!歴代の本役さんと比べても素晴らしかったと

大声で言えます!!!

なんでしょう、あの誠実で「まじめ」を絵に描いたようなフランツは。

浮気上等★な真風フランツとも違うし、シシィ一筋★の美弥フランツとも

違う「これがフランツヨーゼフ2世(歴史上の人物)」だ!!!!

という正解のようなフランツ…。たぶんねえ、フランツってああいう人だったんだと

思うんだよ。ていう初演のゆきさんのフランツ(高嶺ふぶきさん)に近い印象を受けた。

もうせとぅーとの執務室の美声の競演と言ったらあなた。

あれだったらそりゃ「ヨーロッパ随一のハプスブルク家(最強)」の若き皇帝

フランツですし「フランツ死後滅んだ」ともなるハプスブルク家ですわよ…。

恋人には選ばないけど、結婚相手だったらこの人、的なあーちゃんフランツ。

わたしはあーちゃんを侮っておりました。

ちなみにあーちゃんとまどかの子供は鷹翔くん、というのが

なんだかすごく納得できます。あーちゃんはきっといいパパになるよ…

 

そらルキーニは陽気なイタリア人(トートのわんこ)

あーい!!!!!和希そらです。

エリザを見ると「とにかくルキーニを語りたくなる病」になるわたくしではございますが

そらのルキーニは「イタリア人とみせかけて実はドイツ人(望海さん)」

コミュ力抜群イタリア人(あいちゃん)」

「もうなんか腐った酒を煽ってそうなイタリア人(れいこちゃん)」

とはまた違うイタリア人テロリストでございました…

(最後のれいこちゃんの言い方ひどすぎない)(褒めてるんやで…)

 

わたし、やっぱりルキーニがすきなんですよ。(大声)

もうキッチュを聞いただけでわくわくしてくるし、マダムヴォルフと

いちゃいちゃしてるの見ると「ルキ~~~ニ~~~~(だめだよまだ昼でしょ!)」

って気分になるし、そらの「あーい!!!!!」で笑ってしまったし。

(めっちゃよくないですかそらの「あーい!!!!」…ラテンショーやってほしい)

(よくわからないつなぎのビラビラきてほしい)

 

上の三人より学年下なのに、一番中年っぽい感じがしました。

しかもよれてる中年イタリア人。たぶん休みはネクタイはちまきにして

居酒屋で大将に絡んでます。(ルキーニの休みとは・・・?)

そして、トートのわんこでもある。なんだろう!!??なんだろう、あの

もえこ(大きい)に対してじゃれてる感満載のルキーニは!!!!

ナイフを受け取るところなんて公園で遊んでいる飼い主(もえこ)と

わんこ(そら)そのものだったよ!!!!かわいいったらないよそら!!!!

キッチュ、さすがでございました。

ああ~~~そらルキーニでフルバージョンを見れたら…というかこのキャストで

フルバージョン見れたら…

 

っていうかもうこのエリザ新公最高だなおい。(漏れてる漏れてる)

 

…そろそろ腕が限界です。(最近キーボードを打っていないので長時間打つと

疲れる人)

お茶の間鑑賞で感想文が書きたくなるのは久々で、久しぶりに

感情が潤うのを感じました(どれだけ乾いた生活送ってるのあくるさん)

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

わたしはげんきです。(笑)

 

次は月組大劇場だー!!!!!

(それにしても・・・りくが・・・私の孫りくが・・・(号泣))

(やっぱり思いを文にすること大事だな。ちゃんと書きます)