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星組「霧深きエルベのほとり」感想・紅綺咲の身分差愛と礼真琴の品行方正具合がたまらない

2019年 あけましておめでとうございます。

今年もトランクダイアリーをどうぞよろしくお願いします!

 

年末にちゃんとまとめを書いていたのにもう年が明けてしまいました…。

ブログを始めて欠かさなかったことだけに、自分でもちょっとショックです。

まーこの反省を生かして2019年も一回一回大切に書いていけたらいいなあ、と

思います!!今年もマイペースに、だけど去年よりはマメに(笑)書いて、

ちゃんと宝塚を見れますように。頑張りまーす。

 

なんか新年あけて早々めでたいことが発表されてあたふたしてたんですけど、

それはそれでまた触れるとして(※たぶん少し書くだけでは気が収まらないと踏んでいる)

 

ってことで新年一発目は星組さんでした。

星組「霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS」

エルベはそれこそタカスペなどで歌われているのを聞いたりしていましたが

見るのは初めて。さぞかし古いお話なんだろうなあ…と思っていたんですが

さすがそこは名作をただの名作では終わらせない名演出家・上田久美子様で

ございました。いやぁ~~~うえくみ先生はすごいよ。

 

うえくみ先生の描く世界って100%悲劇なんですけど、人間が人間らしいというか

少し暖かみがある悲劇なんですよね。

100%冷たい人間を書くわけじゃなくて、こうこうだからこうなった…って

理由があって書かれている。だからすとんと腑に落ちるんだと思う。

当たり前のことだけど意味不明な行動をする人物がひとりもいないっていうのは

すごいことなんだなあと思いました。

あと礼真琴さんにあれだけの正しさを言わせるのはずるいと思う。

そんなん、礼真琴さんが全部正しいに決まってる(すすり泣きながら)

 

紅さんの演技は情がある カール・紅ゆずる

「ANOTHER WORLD」でも思ったんですけど、紅さんは本当にこういう

情がある役がハマるなーって思いました。

紅さんには「大阪生まれなのになぜかべらんめぇ口調」っていう謎の

キャラづけが私の中にあるんですけど、それはたぶん紅さんの演技に

にじみ出る情を感じるからなんじゃないかと思うんです。

相手のことを想って言う、怒る、泣く、そして別れる…っていう行動すべてに

情を感じる。紅さん自身は結構スマートな方だと思うんですけど、

役は不器用な役が似合う。感情のままに怒ったり泣いたりが魅力的に表せる人だなあ…

と思います。

カールがなんでマルギットのことをそんなに好きなのか

途中までわからなかったんですけど、たぶんそれは理屈じゃなくて

「好きだから好きでいいじゃねえかバカ野郎!」ということだと思うんです。

マルギットがお嬢様じゃなかったら、お金のことがなかったら、フロリアン

もっとひどい人間だったらカールはもっと感情のままに突っ走れて、

幸せになれたんじゃないかと思う。けど、カールは感情のままに突っ走るには

少し大人になってて、世の中そううまくはいかないなあ…みたいなのも

感じ始めていると思うんですよ。マルギットはまだ21で、夢見る少女でいられるけど

カールはそうもいかない。ずっとふわふわした世界で暮らしたいけど、それには

お金が必要なことも、好きだけじゃ食っていけないこともわかってる…っていう

子どもと大人が半分ずつみたいな微妙なお年頃カール・シュナイダーを

紅さんは的確に表現してるなあと思いました。

マルギットあーちゃんとの会話でくすくす笑いが漏れるのにもこの人は

うまいんだな~と思った。あと、後にも先にもトップがトップ娘役を

お金でたたくことはないだろう。ここで上田久美子の鬼才っぷりを感じました…

うえくみ先生の演出はどことなくいつも斜め上を行く

紅さんはあーちゃんを溺愛しているのが空気でわかるので(笑)

今回もよかったです。紅さんはツンデレよりデレデレが似合うような気がする。

ああ、だから後半あんなにつらかったんだな…(私が)。

 

今回も見事な令嬢っぷりでした マルギット・綺咲愛里

観劇前から「紅あーの身分差愛はたぶん萌える」と思ってたんですけど、

やっぱり萌えました。あの二人には生まれた時から超えられない何かが

ありそうな気がするんですよ…で、たぶんあーちゃんの方が強いよね。

と、いうことで今回も見事な令嬢っぷりでほれぼれした綺咲様なんですけども

もーとにかく美しい。恐るべき美がここにある。

でもあーちゃんは美しいだけじゃなくて、チャーミングなんですよね。

笑った顔が幼くて可愛かったり、笑っていたと思えばプンプンしたり。

そういうところが紅さんは可愛くて仕方ないんですよね(婆顔)でした。

しかも今回はあーちゃんのウエディングドレスまで見れるんですよ、

幸せ者がぁ紅さん!!!!(全部紅さん得)わかるよ紅さん…かわいいよね…

あーちゃんに関しては「可愛いことでは誰にも負けない」という標語を

背負っていると思うのでそれでいいと思います!可愛いは正義!!

あ、でもマルギットにこれだけは聞きたい。

なぜフロリアンに惚れない?

以上です。

(得てしてヒロインとはそういうものよね…しかしもったいない…)

 

あなたの正しさに眩暈がしそう フロリアン・礼真琴

人間1つくらいは欠点があったほうが可愛いとはいいますけども、

ここまで品行方正を疑う余地を与えない二番手もいますまい!という

礼真琴さんに萌えに萌えた話です。いやーーー今回の礼真琴さんも

よかった。礼真琴さんはいつもホームラン以上のホームランを打ちますね!

ロリアンはマルギットに対しても正しいし、甘やかさない。

たぶんマルギットへ世間の厳しさを教えるこの世界でたったひとりのお兄様

なんだと思う。お父さんとお母さんはあんなんだし、カールはなんだかんだ甘いし。

ロリアンは完璧なんですけど、近寄りがたい完璧さがないんですよね。

雰囲気も柔らかくて、穏やか。その感じを出すのは礼真琴さん自身なので

もうただひとこと「うまいってこういうことか…」って静かに拍手するしか

ないじゃないですか(涙を流しながら)

礼さんは紅さんとはちょっと違った意味で「情がある」役がハマると思う。

でも情に流されはしない。

自分は生まれも育ちもいいから、失敗は許されない中で生きてきて、

失敗する人間の弱さもわかるフロリアンになったんじゃないかなあ…っていう

背景が漂うフロリアン。いつも私礼真琴さんには背景を作りたがる傾向がある。

たぶんフロリアンは男子寮で生徒会長兼寮長とかしてたと思うよ。

(どうでもいい)

マルギットとは巣から落ちたヒナを一緒に育てたこととかあると思うよ

(どうでもいい)

マルギットに対して厳しく言いつつ、彼女の人間としての意思も尊重する。

だから、俺と結婚しろとも言わない。あいつを忘れろとも言わない。

ただ、彼女の横に立ちのんびり時が過ぎるのを待ちたい…そんな優しい

ロリアンが私は好きだ。2019年結婚してほしい役が早くも登場してしまった。

ちなみに礼真琴さんの燕尾服がかっこいいのでぜひとも見てほしいです。

あんな姿でピアノのそばに立たれた日には…勝ち目がないぜ。

品行方正礼真琴。今年もいい年になりそうです。

 

少女マンガの王子様で去っていく トビアス・七海ひろき

かいちゃんのなにがいいって1に顔、2に顔、3、4がなくて5にスタイルだと

信じて疑っていないかいちゃんの顔マニアとしましては

「うえくみ先生よくわかってらっしゃる…」と涙をふきながら

称えるしかないお仕事ぶりでした!聞いて皆さん、七海さんが最後銀橋渡って

結婚式挙げるんですってよ!!!!しかもお相手は顔よしスタイルよしで

おなじみ水乃ゆりちゃんですよ!!!

かいちゃんって何回も言いますけど、顔が小さくて足が長いから今回の

水夫の帽子めちゃくちゃ似合うんですよ。バランスが神。

役としてはそっかあ…これで最後かあ…という感じもしなくはないんですけど、

最後のキスシーンで「うーんオッケー!!^^(懐かしいローラ)」っていう

ちょろい私がいました。いやあ最後のキスシーンは絵になるわあ。

 

未だかいちゃんが最後という実感は0に等しいんですけど、かいちゃんに関しては

「うう、もう会えない…」と身構えるよりは「またかいちゃんには会える気がする」

と笑って見送りたい自分がいます。

さようなら、というよりはまたね!という感じで。

あと、かいちゃんは単純に客席で会える気がする(笑)なんなら誰かの会で

隣で立ったりしゃがんだりしてたりしてな…

かいちゃんとの距離感は誰よりも「うん、我々側^^」という感じが

あってる気がします。だから「またね!かいちゃん!」

最後まで素敵な夢をありがとうございました。

 

芝居で気になった人ピックアップ

漣レイラさんが芝居ショー共にめっちゃかっこいいんですけど、

ピアノを時々間違えちゃうのが可愛くて仕方ないです。

それにしてもレイラはまじでやばい。

・前回に引き続き天飛華音くんに夢中な私。芝居の冒頭で縛り付けられている

ところから夢中です。彼は全部器用にこなしてるのがたまらん。

102期生?おおぅ…(遠い目)あの近い感じがたまらなくかわいいです。

桜庭舞ちゃんが可愛いです。天華さんファンの友人に「天華さんとの並びが

作画が一緒だからおすすめ」という私たちの間によくある紹介をされたのですが

本当に作画が一緒だった!!!酒場のシーンでいちゃいちゃしてるシーンが

もう可愛いったら。お茶の間だったら間違いなく「かわいい…」って

言ってた。なんなのー。

麻央侑希さんがひとりキャラ勝ちしててずるい。

瀬央ゆりあさんのひがみキャラが大好きです。あの方は黙ってれば絶対モテるのに

なぜああもモテないキャラしかさせてもらえないのでしょう…

今回もかっこよかったよ。いやほんとに。水夫の恰好100点満点だよ。

・そして紫藤りゅうくんができる子だということに気づいた。(おそい)

天華えまさんは紫藤さんと兄弟設定らしいんですけど、まーこんな兄弟いたら

幼馴染さんは大変ねと。紫藤くんが勉強のできる秀才兄だったら天華さんは

サッカー部キャプテンの人気者だと思う。桜庭舞ちゃんにお弁当作ってもらっててほしい。

天寿光希さんが安定の天寿さんだったことに安心。なんせあの方は警部とか

「指示する人」が似合う。あと独り身が似合う。モテる癖に。

音波みのり様について語ると長くなるんですけど、短く言えば「すき」。

最後は全部はるこ様がもってくっていうね。大本命ですよ。お芝居うますぎて

好きになるしかない。

星組さんを見るとやたら拓斗れいさんを見つけてしまう。目の保養。

極美慎くんは星組っぽくない雰囲気がまた目を引くんだろうなあ。目の保養。

薄い体も好みです。

有沙瞳さんはこういうお嬢様やらせてもうまいから演出家は楽しいと思う。

それにしてもあーちゃんと美人姉妹設定はずるい。

できればフロリアンとハッピーエンディングを期待したい。

くらっちには幸せになってもらいたい願望が強い。

 

ESTRELLAS 今回気になった人たちをただ書く。

BS放送で見てたので「ああ、A先生らしいなあ」という感想だったのですが

意外と生で見ると楽しかったです!楽曲が中学生の私のi Podでした。

…何年前だ?でも楽しかったんですよ…我ながらちょろさの骨頂…

・漣さんがとにかくかっこいいです。踊れるっていい。

ちなみに漣さんは私たちに通称「レイラ」と呼ばれています。かっこよくね?

・天飛華音くんが結構な割合で和希そらなのでぜひ見てほしいです(売り込み)

・天華さんはとにかく楽しそうに踊るので好き。

POP STARのシーンで懐かしいぴよんって跳ねてるリーゼントしてるの好き。

・天寿さんが「チャッ」ってウインクを瀬央さんにやってたから2019年はいい年。

・瀬央さんが礼真琴さんにカメハメハしてたから2019年はいい年。小学生か。

・瀬央さんがーーーー!!!すっごいスターになってたよーーーー!!!!(メガホン)

・紫藤りゅうくんがやっぱりできる子でかっこよかった。新人アナウンサーみたいな

初々しさがいつまでもあって可愛い。

・極美くんはあの容姿ながら不器用っていうのがいいんだなと思う。

そつなくこなしすぎてもつまらない。←要求が難しい。結論・極美くん可愛い。

星組さんは群舞を見ると「星組だなあ」ってニヤニヤしちゃう。

みんな個性があって思い思いのダンスしてる。もう星組らしい!!で満足。

 

・スタッフメモ・衣装が任田先生。毎回任田先生の衣装は好きなんだけど、

今回また好きになった。赤なのに上品だったり黒なのに寂しかったりしない。

だけど華美過ぎないのがもう絶妙!!

・Aさん、またそれはどうして?と思う選曲もあるんだけど全ツに持ってく用に

ということね?ということで自分を納得させる。

 

と、いうことで2019年の宝塚はじめ、よかったです。

次回は花組「CASANOVA」!恋スル花組!!あややっぽい公演名である)

ゆきちゃんラスト!

 

2019年はちゃんと見る。(抱負)

 

こんな感じですけど、今年もどうぞよろしくお願いします。