TRUNK DIARY -ナナメカラタカラヅカ-

宝塚見て早半人生。まだまだ未知の世界すぎて幸せ。

【宝塚の演出家沼】①小池修一郎「エンタメの鬼畜」

【宝塚の演出家沼】
 
独断と偏見で宝塚演出家を語るコーナー。
好きが高じて語りだすと止まらない「宝塚演出家」。
なかなかの個性派揃いでだいたい「頭はいいのに就職できなくて
阪急に拾ってもらった人」が多い「阪急に頭が上がらない人」集団は
観察しだすと癖になります。
 
どうでもいい人はどうでもいい記事になることうけあいだけど
ちょっと知っておくとめちゃくちゃ面白い演出家沼にレッツドボン★
 
…突然だけど思いつきで始めてみるこのコーナー!
あくるさん朝早くない?
案ずるな、予約投稿です★(やってみたかった)
 
最初が肝心!第一回目は小池修一郎さんです!
 

「エリザべート」

 
悔しいけど、小池さんは日本ミュージカル界を
ひっぱってっている人だと思います。
日本のミュージカル界に「エリザベート」を持ってきた小池さんはやっぱり
「日本ミュージカル界のパイオニア
(めちゃくちゃ悔しい・・・)
 
エリザベート」はもともとは「鳥のように自由になりたい」という
思いを抱き続けながら
鳥かごの中(ハプスブルク家)で生きた
エリザベートオーストリア皇妃)が死に怯えながら生きる話です
(だいぶはしょった)
 
それを小池さんが宝塚で上演する際に
「エリザべートが主人公だと宝塚ではまずいんだよなー。
よーし!死神を主人公にしちゃお」っていう
もうウィーンサイド (リーヴァイ先生とクンツェ先生は
天使のようなおじいちゃん)からすれば
「めちゃくちゃやな、ジャパンという国は」
っていう提案だったと思います。
 
それは私たち観客も思う。
 
「どう考えたって小池さんのわがままだな!!」
 
っていう舞台なんです。
でも、くやしいけど本当に面白い。
「死」というネガティブな主人公、嫁姑の確執、夫婦の危機、
自殺願望などなどいやいやおおよそ宝塚とは程遠い・・・と
思うんですけど美しい音楽、美しい衣装に酔いしれること間違いなし。
世界の巨匠にオリジナルも書かせる阪急電鉄所属の演出家・・・)
 
たぶん海外ミュージカルや作品(最近はマンガも舞台化)の初見からの
「面白い!」って感じる「目利き」がずば抜けてる。
なおかつ、どうしたら日本で、宝塚で、観客にウケるか?を
同時に考えられる人なんだと思う。 エンタメ好きの鬼畜。

小池さんのお友達

思えばウィーン的には
「ちょっとフランツならわかるけどもなぜトートなん?」って
感じだったんでしょうけども、
「どうですかトートにするとすごく面白くなるでしょ?(小池さんの早口)」
って言ってる姿がいともたやすく想像できるからメディアに躊躇しない
アッパー系コミュ障演出家強いなって思います。
(しゃべるコミュ障演出家本当に多いよね、座付き演出家・・・)
 
たぶん小池さん自身はすごくわかりやすい人なんじゃないかな。
「これは面白い!イケる!」と「いやこれは絶対ダメ」っていうどちらか1つしか
選ばない性格だと思う。
 
あと、小池さんは「平面的なものを立体的に考える」人。
なので、セリもガンガン使うし盆もこれ乗る人大変やなって思うくらい回る。
お金がかかってる劇場でイキイキする演出家
(=帝劇大好き)
「小池さん、宝塚に盆とセリがあってよかったね」って思う。
 
小池さんのお友達は盆とセリと生田先生(後輩のくせに時々ディスる
 
下積み時代はさぞかしつらかっただろう。
「小池さんがつらかった時代」をぜひ見たい!!という好奇心旺盛なあなたには
「MIND TRAVELER」*1「DAY TIME HUSTLER」*2をオススメします。
「小池先生つらかったね(同情)」ってなります。
(一番つらいのはそれに出てるジェンヌさん)
 
・・・でもこれ、2作品ともエリザ以降の作品ってとこがミソです。
小池さんのスランプすごい★

小池さんのよくあるパターン

夜景を見せたがる

本当に「デート=夜景」。
特にエリザ前のオリジナルにめちゃくちゃ出てくる手法。
世の中的にもそうだったんだろうけどもバブルだね~!!!って感じで

今見るとすごくなんか「夜景だけだな」って思うから

女と時代は変わるよね。

 真矢みきさんとかしょっちゅう夜景だった気がするけど気のせいかな?

一幕ラストで攻める

 だいたい一幕ラストで登場人物が全員出てきて大合唱で幕。
もう「ああ、小池さんのいつものやつだ」って思うんだけど
めちゃくちゃ盛り上がる。
本当にテンションがあがってそのまま休憩行くパターン。
行き場のない興奮をだいたい友人にぶつけるっていうパターン
(ひとりだとSNSにぶつける)
ヅカファンのTL、AFOはもうお祭り騒ぎでした。(あくるさんだけじゃない?)

敵が憎めない(ディズニー)

 「うわあこれは許せない」っていうキャラがいるのがどの作品も常にですけど、
小池作品はわりと憎めません。ああなんかこいつも人間だなって思える。
そしてそれをしゅっと「愛すべきキャラ」にしてしまうのが小池さんの手口です。
個人的には「1789」のアルトワ伯(美弥るりか)が大ヒットで、
「こいつ媚薬とかめちゃくちゃ手口汚いのに
隙だらけしそもそも「自分は神」っていうの
アホで可愛いな!」ってなったのがもうピークでした。
 
ええ、ツボにはまりすぎなのは自覚している。(美弥ちゃんが)
エクスカリバー」(宙組)がもうディズニー原作だよね?っていう極地。

考え方がセレブ

 ずっとお金のある環境で育ってきたんだろうよ・・・って単純に思う。
まあまあ「えっ?」って思う行動をとる主人公が多いんだけど
「これは外国だったら当たり前だよ★」って丸め込まれるので
小池さんと日本の金銭感覚ってなんか・・・って思う。
けど演じているジェンヌさんはかっこいいので「ま、いっか」ってなる。
でも阪急は日本の企業だから、小池さん。
電車運賃が神だと思う阪急の味方)
お金の使い方とかも阪急さんの経理さんが請求書見て
「ふっざけんな小池ーーーーーーーー!!!!」ってなってそう。想像です。

 「小池さんだから間違いない」は落とし穴

ハズレも作ることで有名な小池さん。
特にオリジナルはめちゃくちゃ弱いので
私との信頼関係はゼロといってもいい。(お、おぉ…)
でも絶対あかんやろって思ってた
「All For ONE」がびっくりするほど面白かったので
喜んだのは束の間、
小池さんもっと安定しよう?ってツンデレかましたよね★
(小池さんには絶対お礼を言いたくない)
 
ちなみに宝塚の演出家で安定した人は
いないので要注意です★
(それが面白くてすき)
 

個人的に「これはいいよ!」な小池作品三選

ほぼ全作品DVD化してる宝塚は本当にありがたいです!!
でも簡単に在庫なくなったり著作権の関係で
すぐ絶版になったりするのであったら買え。が合言葉です☆)
(私もさっさとAFO買おう…)←いますぐ買え。
 
ベテランなので作品数が多いんですよね・・・。
でも個人的な好みであえて選ぶとすると、
 
定番の安定作品エリザベート(どの組バージョンはお好みで)

 

『エリザベート ―愛と死の輪舞―』 [Blu-ray]

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ハリウッド映画の舞台化ってこんなに面白かったんか
オーシャンズ11」(星組花組どちらともオススメです)
『オーシャンズ11』('13年花組) [DVD]

『オーシャンズ11』('13年花組) [DVD]

 

 

小池さんやっとオリジナルでいいの作った

「All for ONE」(胸キュンあり冒険活劇ありのハッピーミュージカル)
月組宝塚大劇場公演 三井住友VISAカードシアター 浪漫活劇  『 All for One 』 [DVD]

月組宝塚大劇場公演 三井住友VISAカードシアター 浪漫活劇 『 All for One 』 [DVD]

 

 

 ・・・小池さんは潤色演出家なので。
あと、私を再び宝塚沼に突き落とした「ロミオとジュリエット」 
星組 宝塚大劇場公演 ミュージカル 「ロミオとジュリエット」 [DVD]

星組 宝塚大劇場公演 ミュージカル 「ロミオとジュリエット」 [DVD]

 
こんなにハートフルな作品が小池さんにも・・・?
だけどホテルは出てくるね★な「PUCK」も好きです。

 

(三選・・・じゃないじゃん・・・)

(完全オリジナルで「これ!」って思うのが「AFO」だけっていうつらさ。
致し方ないな・・・けど小池さん自身は「オリジナル僕弱いよね」っていう
自覚なしみたいなので小池さんは恐ろしいです。
「PUCK」もオリジナルだけどあれはシェイクスピアが背景にいるからな・・・。
野心家で下手に実績があるので誰も文句言えねぇ★
 感がすごい。
 
ポーはまだ見てないのですが、「いい小池さん」だと聞くので
楽しみです!!!(悪い小池さんもいる)

 小池さんという男。

宝塚の愛すべきマスコットっていう位置づけだったのに
いつのまにか世界の巨匠になりつつある小池修一郎
ヅカファン的には「なぜ」と思いつつも彼のあくなき
「エンターテイメント大好き!!!」というどん欲な姿勢は
意外と嫌いじゃないです。
 
青山のカリスマ美容師に
カットしてもらってる小池修一郎
 
・・・めっちゃ意味なくない?←失礼
 
(あの人情熱大陸出てるんですよ・・・芸能人なの・・・?)

www.mbs.jp

 さくっと「Google先生、本当に?」って検索すると
動画出てくるのでもしよかったら見てください。
(「小池さん、美容院へ行く」シーンだけでも・・・)
 
・・・ここまで真面目に語ったのに最後で意味なくなったのは
この記事だよ!!っていうツッコミは受け止めます。
 
 次回の演出家沼は……
「闇落ち主人公をすぐ書くヨーヨーメガネ」生田大和
(ナレーター窪田等・BGM葉加瀬太郎
 
主にネタがないときに更新予定です★

*1:「相棒」の真飛聖主演。海馬。

*2:貴城けい主演。立派な梨園の妻になられた…。