TRUNK DIARY -ナナメカラタカラヅカ-

宝塚見て早半人生。まだまだ未知の世界すぎて幸せ。

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③雪組■ただ君だけ(2011)

 
雪組■ただ君だけ(2011)
 

 
ボクサーのチョルミンは、過去に問題を起こしボクシングとは離れ、1人静かに暮らしていた。
そんなある日、盲目の女性ジョンファと出会い、彼女の明るさに少しずつ惹かれていく。
 
たぶん今回取り上げる作品の中では抜群に知名度が低いであろう作品。
韓国映画だし(ハリウッドとはマーケットが違う)でも、私が最近一番号泣した作品なんです。
だいたい韓国映画って「度重なる運命と過酷な試練、主人公はどん底に落ちてそれから数奇な運命をたどり、這い上がる」みたいなのが
多いんですけど(個人的な意見です)例にもれなくそんな韓国映画です★
 
ただ、この映画は過去最高のソ・ジソプなんですよ(知らんって)
この不幸が似合いすぎて笑うのも忘れたチョルミン(ソ・ジソプ最高)が望海さんにやってほしくてたまらないのです。
 
なんか望海さんてあの宝塚史上まれに見るクズで有名の「ラストタイクーン」のブロンソンが私、
最高だったなって今思うんですよね。あの時は「いっぺん死んで来い」って思ってたんですけど
役としては最高だったなって思います。そこまで「こいつ・・・」って思える悪役というか、
「クズ」ってタカラヅカではなかなか難しいと思うんですよ。
そこまで癖のある役ってなかなかやらせてもらえないしましてやスターになると
「女子が「すてき♡」って思える役をしなきゃ」「作らなきゃ」「やらなきゃ」がタカラヅカだと思うんで。
 
もちろん悪役もすっごく魅力的なんですけど、ブロンソンは悪役っていうかクズなんですよね。
あ、ベネディクトは「魅力的な悪役」だと思います。
でもブロンソンはクズです(何回も言うなよ)。
 
望海さんて、見た目が「きれい目の硬派な美人」なんで結局「きれいめ」「ヒーロー」の役しかしないのかなって思ってたら
意外と色が濃いというか「変人」みたいな役が回ってくる人で、役者として面白いなと思うんですけど
それを乗り越えた先の人生がなかなか想像できないなっていう役作りする役者だとも思うんです。
この人これからどうするんだろ、どうしたんだろう?っていうスピンオフが作りにくいというか。
(私はですけど)
 
だけど、このブロンソンだけは「地の果てに落とされてさてブロンソン、どうする?」みたいなアナザーストーリーを
妄想できたんですよ。その「観客に妄想を掻き立てる役者」ってそれだけの演技をしてる人だと思うんで、
私はそういう役とかそれを演じられる役者が好きです。(ただの妄想女って話もあるけど)←意外と痛い
 
で、このチョンミルはもうすでに始まった時犯罪者で、ひとりの女性によって
笑うこと、楽しいって思うこと、人を愛することを思い出していくんです。
真っ暗だった人生にちょっと灯がともって、人を想うという気持ちがだんだん生き返っていく。
チョンミルが人間らしくなっていくのが見てて本当に嬉しくて人間っていいなって思うんです。
人を想う、愛するっていいなって。
 
そして、人を愛するがゆえに間違いも起こすんですよね。
その人のためになりたいがゆえに、その人が望んでいないことをするチョンミル。
わーーーー犠牲型破滅愛!!!望海さんぽい!!!
「きみのためならおれは不幸になっても構わない」みたいなの望海さんぽい!!!(言いたい放題)
ブロンソンは「僕の幸せのためにきみは不幸になればいい」でしたね・・・クズ)
 
でも、それで終わるのかなと思うと「やっぱり人は人を愛することが一番幸せなんだ」と
大・号・泣という話です。ハリウッドに比べて地味なのは否めないんですけど(画面も超暗い)
こういうしっとりとした大人のラブストーリーだいきほで見たいんですよね。
 
あと、「ドンジュアン」で見れたような「ゼンインコロシテヤル」な望海さんが好きなあなたに見てほしい。
「次は殺す」のソ・ジソプの表情よすぎて、望海さんこの顔やって!!!って私はなりました。
もう一時停止して眺めてたくらい「次は殺す」の表情。いい。(語彙)
あのキレーな顔で「次は殺す」っていってほしい・・・(だから頭おかしい人って思われるんだって)。
 
 
 
結果何がって、ソ・ジソプが最高でした。(違う、ほんとごめん)