TRUNK DIARY -ナナメカラタカラヅカ-

宝塚見て早半人生。まだまだ未知の世界すぎて幸せ。

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生きていることが都市伝説のトップコンビがフランス革命。スカピン感想その2

あらためて思うことは、私は「スカピンが好き」なんだなぁと思います。

もちろん、初演のパーシー安蘭さん、マルグリットあすかちゃん、

ショーヴランちえさんを中心とするスカピンが大好きで夢中だったのだけれど、

あまりご縁のなかった月組きりやんのスカピンも離れてた時期にも関わらず見てて、

それで今回三回目のスカピンを見て、

 

「あっ、私スカピンが好きなんだ!」

 

と(いまさら)気づいたんですよね。

 

人には好みがあって、宝塚でみんな好きで再演大賛成!!

という演目はなかなかないのでは、と思ってます。

「ベルばら」も、「エリザベート」も「ファントム」も、そして「スカピン」も

宝塚ファンが「だいたい好き」はあっても「みんな好き」はない。

と、思っている。

 

なので「また」スカピン・・・「あの」スカピン・・・というイメージの人も

少なくないと思う。主人公のパーシーも万人受けするヒーローでは

無いと思います。

 

だけど、私は「スカピン」が好き。

やっぱり年月が経っても好きだった。大人になっても、好きだった。

 

人間はわりと好きな趣向は年月が経っても変わらないのかなと思う。

宝塚が好きな人は宝塚が好きだし、それはこれからの人生で

いつか宝塚を離れるときが来てもきっと私は、宝塚を好きだった気持ちは

忘れないと思うし、そういう

 

「人生でつらいことがあっても、好きなことがあるだけで頑張れることがある」

「好きなことを思う存分楽しむために、今はこれを頑張ろう」

 

と思えることがある自分の人生がわりと、好き。

なんでもいいからこれから先も、私はそういう楽しみがある人生を送りたいと思う。

 

***************

 

さてスカピン第2回感想はパーシー(紅)とマルグリット(綺咲)について。

 

スカピンの主人公はパーシー。ヒロインはマルグリット。

当たり前のことなんだけど、今回の星組公演であらためて思いました。

 

スカピンって、見れば見るほど味が出るじゃないけど

いろんなところで楽しめる作品で今日はこの人中心に見よう!と

決めてそれができてしまう作品だと思うんですよね。

今日はアルマン!今日はスカピン団!今日はショーヴラン!!

 

今回はロベスピエール様!!←わりと新しい楽しみ方

 

だけど、今回のスカピンはいろんな意味で

「パーシーは絶対的存在」というか。

紅さんのパーシーがあたし主人公やで!!!と叫んでいるというか(笑)

あたしの物語やねん!!!あたしを見て!!!!・・・という、

東大阪のパーシー。※紅さんをバカにはしてません

 

そして、マルグリットは「表も裏も女優」で

パーシーのためにフランスを後にしてイギリスに来たけれど、

パーシーが世界のすべてではない、と常に思ってそうなマルグリットだな。という印象。

 

極端な話、魅力的なキャリアを活かせる仕事のオファーがあったら

フランスに帰ってしまいそう。

だけどその仕事が終わったら「では、わたくしはイギリスに帰ります」と

あっさりまた表舞台から姿を消す女優っぽい・・・とも思う。

 

あたし主人公やで!!!の紅パーシーと

仕事はすべて滞りなく遂行する、でもそれまで、と潔いあーマル。

 

とても感情が正直なパーシーと「女優」という鉄仮面をつけている、

感情をもろに出さないマル。情熱と冷静、炎と水、感情型と理論型・・・

いろんな表現があると思うんだけど

正反対の魅力がある紅さんとあーちゃんというヒーローとヒロインで

見れるスカピンはとても面白かったです。

 

情熱的で燃え上がる炎のように感情の波がおしよせるパーシー、

流れる水のように丁寧に、そしていつも客観的なもうひとりのマルがいそうな

マルグリット。

 

なので、きっと私!!!私やで!!!の紅さんがいい感じに

冷静なあーちゃんが隣にいることで中和されてうるさくならず、

下手すると感情が見えないマルになりそうなあーちゃんを紅さんが

情熱的に話しかけることで少し表情豊かに見せている・・・と

 

「真ん中ふたりが意外と「自分たちの」持ち味でお互いの

少し見えないところを見せて生きている」。

 

共通点は

 

「この時代に生まれたからには自分の出来る限り生きる!!!!!」

 

という紅さんはダイレクトに、あーちゃんは静かに思ってそうなところだと思う。

 

パーシーもマルも、実際は存在しない人間だからこそドラマがあって

フランス革命という血塗られた歴史に生きている2人の生き様、

夫婦の愛、すれ違い傷つけあい、そしてまたお互いの存在を確認して

2人で生きていく・・・という壮大なパーシーとマルグリットの世界が垣間見えた気がした。

 

ちょっと言葉にするとオーバーになってしまうんだけど

フランス革命」の闇を「ドラマチックに」、

簡単に言うと「タカラヅカっぽく」表現するふたり。

 

血塗られた歴史「フランス革命」を、残虐な歴史なのにこんなに

ロマンチックに描くのはオッケーなの?

 

うん、タカラヅカだからオッケー!!!

 

・・・という気分にさせられますね。いい意味で虚像の世界だと

割り切れる、紅パーシーとあーマルグリット。

 

ラストの客席を見渡す紅さんとあーちゃんがとても

タカラヅカのトップコンビ」という顔と雰囲気でふたりとも堂々としてて、

きっとこのふたりはどこか霞を食べて生きているような、というか

存在が都市伝説のようなトップコンビになるんじゃないかと思う雰囲気でした。

 

「えっ、紅さん水飲むの!?」

 

ていう瞬間ありませんか。私はあるんですよ。

 

「紅さんスーパーで買い物とかするの!!?

えっ、チャーハン作れるの!!???」

 

みたいな「非実在かな?」と思ってて、大げさな話

「呼吸をしているだけでびっくりする」「紅さんって生きているんだ!!??」という

レベルの存在なので、「紅パーシーのこの世に存在しない主人公っぷり」に

まー酔いしれるよね。このタカラヅカは現実を忘れるよ。

 

星組非実在な、いい意味での「どこまで行っても星組星組」という

星組ブランド」が紅さんがトップになったことでまた戻ってきた!!!という

星組星組であるために」というプライドを感じる「スカピンの真ん中」でした。

 

・・・慣れないことを文字にするのは難しい。

そういや私紅さんをあまり語ったことがないことにここまで書いて気づく。

 

私は紅さんのことを「生きる都市伝説」だと思っているところがちょっとある。

 

チャーハンを作る紅さんを見たときは「まじかよ・・・」と思ったものです

(そして料理得意とかあんた・・・しーらんが全然料理しないしできないという

エピソードはめっちゃわかる)

 

ということで次回はフランス側、ショーヴランとロベスピエール様について

語ろうと思います。

 

今回のロベスピエール様はあんた・・・

 

スチールからそのまま出てきた奇跡の美のテロリストだよ!!!

 

あんなに美しいロベスピエール様がいていいのかい・・・

(スチール買いました)