TRUNK DIARY -ナナメカラタカラヅカ-

宝塚見て早半人生。まだまだ未知の世界すぎて幸せ。

MENU

アルマンという役

・・・やったよ!!!!
やったよ・・・!!!!
やったよーーーーー!!!!!
 
集合日当日は肩透かしで発表されずいつなんだいつなんだと
若干イライラを醸し出しつつトイレに行くふりをしてこっそりiPhone持って
仕事抜け出してチェックして・・・
(いつもはしてないです。ちゃんと仕事してます。)
 
神様、仏様、小池様ありがとうございました!!!!!
(※まだ始まってもいないし見てもいないのにこれ)
 
瀬央さんがアルマンだよーーーー!!!!
 
ずっとこれを願っていました。
スカピンが演目発表されてから言霊のように
 
「瀬央にアルマンを・・・」
「アルマンは瀬央だろ・・・」
「他に誰がいるんだ!瀬央以外にアルマンいるか!?」
 
とうるさい小姑のように唱え続けてきました・・・
 
そして、オームを見て確信しました。
国際フォーラムで私はひとり、冷めたコーヒーを震えながら
味もわからないのに「東京のコーヒーはひとあじ違う・・・」などと
違いの分かる男のようなゴールドブレンドCMを思い出しながら
 
「これ・・・この舞台をどうか小池さんが見ていてくれますように・・・」
 
と願ったものです。いや、ゴールドブレンドはちょっといいすぎた。
でもオームの舞台を見て、今の瀬央さんならアルマンできるし
やって当然くらいの(私の)気持ちは固まりました。
紅さんとの相性もいいし恋人がいる役もそろそろ見たいし
と、いうか正直言っていいですか。言います。
 
スターがやる役の瀬央ゆりあが
見たかった!!!!!
 
・・・言っちゃった。我慢したかったけど、いろいろ物議醸し出しそうで
言うの怖かったけど今年は我慢しない年にするために良い子ぶるのはやめるのだ。
と、決めたのです。さっき。
 
アルマンって実は特段かっこいい役でもないし、おしゃべりだし
空気読めないし、スカピンが再演されないし、
普通に上演してもやれ配役だどうだこうだと騒がれもしない凡作だったら
実はアルマン役がどうこうとこだわる役でもないのかもしれない。
 
ここは謝りたいところなのだけど、もう私は「スカーレットピンパーネル」という
作品を冷静に判断できる脳みそは持ち合わせていないので
普通に見るという感覚はもうないに等しい。
贔屓目なしで、冷静に分析したり出来を客観的に見たりできるかといえば
それはできないと思う。
 
私ももうニケタの観劇歴を持つといっても「ベルばら」はもちろん、
みんな大好きドル箱ミュージカル「エリザベート」も
なんでか地方公演に引っ張りだこの「仮面のロマネスク」も
タカラジェンヌの間でファンが多い「PUCK」も
この前の再演を見て初演を見たみやちゃんに眼を交換してくれと
頼むお手紙書こうと思ったくらい好きになった「グランドホテル」も
初演は生では見ていない。すっごく悔しいけど間に合わなかった。
タカラヅカ知ってなきゃ生き損してたな!って思うくらい
名作たちの初演を見ていない、というこのいたたまれなさ。
 
だから決心したのだ・・・このような惨劇をまた繰り返してはならない・・・
 
そのためには・・・
 
そのためには、働いて一作たりとも見逃すな、私の眼球!
 
・・・とね。
 
なんかめっちゃ話ずれたけど、そうそう、スカピンの話です。
 
私の「名作の初演見ていない無念アレルギー」のたったひとつの希望の光が、
というか私が宝塚ファンである、という固定されたエゴのプライド的なもの?みたいな、
これを見てるからエライとか、すごいとかは「ファン」の間で絶対ないんだけど
これは見れました、頑張りました!と私の中だけでひそかに守り続けていきたいのは
 
星組初演「ロミオとジュリエット」(の、真風涼帆の「死」)と
星組初演「スカーレットピンパーネル」
 
なんですよ。これだけは守り通したい。後世に伝えていきたい。
(あわよくばそれを自慢できる宝塚歌劇団であってほしい。)
 
今回ロミジュリの真風さんは関係ないので割愛しまして、
初演スカピンは忘れられません。忘れられたら私はこんなになってはいない。
 
まだネットも高額でなかなかつなげなくて、ツイッターもラインもない世界に
私は地方で細々とファン生活を送っていたのですが
「スカピン」は初日の次の日に観劇しました。
 
2008年か・・・もうそんな前になるのか・・・。
 
今でこそ初日近くに一度は観劇したいと思っているのですが
(よかったらチケット追加とかスケジュールやりくりとかうまくできるから・・・)
そのころはちょっとかっこつけて
 
「初日近くなんてまだ舞台あったまってないし~~~」
 
とか生意気いってるひよっこだった(今思うと自分に腹立つ)
たぶんちょっとすれた自分かっこいいとか思ってる頃だったんだよ(思春期遅すぎ)
 
もう安蘭さんのアナウンスからの真っ赤な照明が印象的な「マダムギロチン」で一気に
「スカピンワールド」に引き込まれて夢中で見てましたね。
冒頭のさやかさんの「革命万歳!」にぶわっときて(これれんれんが言うの?泣くわ~~)
浮き上がるようにスポットライトを浴びて歌いだす初代パーシーの安蘭さんの声。
 
私絶対忘れないと思うわ。
 
何があったとか、自分の節目の作品で、とかでもなんでもないし、
小池さんの大ファンでもないし、
トップのお披露目でもサヨナラでもないなのになぜか忘れられない作品や役って
誰でもありますよね。
 
それが、私の場合「初演のスカーレットピンパーネル」なんです。
 
今思うと私なんか精神的によからぬ頃だったのか???
とも思うけどそうでもなくって。普通のころ。プライベートも何にもなかった。
 
なのに、安蘭さんの「ひとかけらの勇気」がガツン!と胸にきて、
涙が止まらなかったんです。
これが安蘭さんの宝塚時代の代表作になる!みたいな、あと、
私は今流れゆく歴史に立ち会っている!みたいな興奮もあった。
 
私はすごいものを見ている!!!
 
みたいな。
 
すごくこの時代に詳しいわけでもない、フランス革命を勉強していたわけでもない、
だけど安蘭さんが好きで、あすかちゃんが好きで、とうあすコンビが好きで
星組だけは一作も見逃さないで見るぞ!と思っていたところの
この大きな話題作に私は見事クリーンヒットを打たれ
 
「絶対忘れない」ととうこさんの、マルグリットあすかちゃんの、
そしてもちろんショーヴランちえさん、初演星組メンバーの名役たちの演技を
目に焼き付けようとしながら毎回涙で前が見えなくなってた
もうほかの人から見れば「すっげー重いファンでしんどいわ」みたいな感じだったと思う。
 
あー・・・やっと今回の書きたいところにこれた。毎度毎度長くてすみません。
 
そう、その思いれが深すぎて救いようのない、重くてしんどい
「初演スカピンは神作」と信じて疑わない私が・・・
 
もうこれ、私の人生の題名みたいな重さで
頑固すぎて異論反論は聞く耳持たないです。
すみません。
柔軟な人間でありたいと思うところですがスカピンだけは譲れないです。
いろいろなところでのいろいろな解釈はあると思っています。
人間だもの、好き嫌いは当たり前なので。
 
・・・という思いはありますよ、という前提で言わせていただきますと、
 
アルマンはめっちゃイケメンで将来有望でこの人は絶対トップになる!と思って
信じて疑わなかった和涼華さんという素晴らしい二枚目スターがやった
 
伝説の役!!!!!
 
・・・という認識です。結局その私が大好きでそれこそ会というかファンクラブ申込書を
書く寸前までいった(スカピン帰りに申込書はもらった)
しみこさんがやっていたアルマンは本当に印象に残る、じわじわ来る
「おまえ何してくれんだよ!!!」とか、「なんてことを・・・!それを言うなとあれほど・・・!」
とか思う役ではあるんですけど、
 
あるんですけど、
 
間違いなくスターの役どころなんですよ!!!!!(感涙)
 
っていうか・・・ハッキリいっていい・・・?
スターの役っていうか、「しみこさんがやっていた役を瀬央さんがやる」
(具体的に言うと「お衣裳が新調されなかったら「和涼華」というおかきが書かれた
衣装を瀬央が着る」)
というその文字の図柄自体が涙ものなんですよ・・・
 
まあタカラヅカファン特有の「昔好きだった人の役を今好きな人がやってくれる尊さ」
みたいなもの・・・?
をアルマンには感じてしまう。このエゴ。
 
さあ、笑うがいい私のファンという名のエゴの塊根性!!!
 
でもわかってくれる人はいると信じている。
ちえさんが大好きで、ちえさんの出世作となったショーブランを
(たぶん)「柚希礼音を継ぐもの」としてみんな思っている(と思っている)
柚希さんが本役新公主演も務めた
 
礼真琴さんがショーブランをやる
時代が来たんですものーーーーーーー!!!!!!!
 
(制作発表の「鷹のように」は震えが止まらなかったですね・・・
さすが天才・礼真琴・・・初演を超えてやる、
愛するちえさんを愛するがゆえに、尊敬しているがゆえに
超えてやる!!!!!みたいなど根性を感じる「鷹のように」でした・・・)
(素晴らしかったよ、ことさん・・・もう君の後ろには桟橋が見えたよ・・・)
(あくるさん、それラストシーンのショーブランがちょっとマヌケな感じで捕まる
ちょっとショーブランが可愛いみたいなラストの桟橋じゃないですか・・・)
(もっとさ、具体的なかっこいい背景当ててよ)
 
と、いうように、柚希礼音さんがやったショーブランには
ことさんしかいない!とくれば
 
私にとっては当たり前のように
 
しみこさんがやった役には
瀬央さんしかいない!
 
となるわけです。
 
いかがでしたか、見事なファンのエゴ。
私も書いてて「おいおい、お前の身勝手な願望だけで固められているな!」と
思いましたよ。
 
でもさ、こうやって「初代〇〇」が「三代目〇〇」になって続いていくのって、
やっぱりいいと思うのね。
世の中には、継げるものと継げないものがあるじゃない。
それぞれいいところたっくさんあるけど、継げるって「その力を認められた」みたいな
ところ、あるよね。
 
「この役をやらせていただけることになりました!」
「おおー、それはすごい!」
「あの役を!」
「君も大きくなったな!」
 
みたいな、具体的な名前を継げるっていいよね・・・
例えば歌舞伎では世襲でもあるし、古典の役どころでもあるし
ジャニーズだったら「アリーナ公演するよ!」とか、「ドーム公演ツアーやるよ!」とか、
 
そういう「〇〇の役をしていいよ、と認められた」のある世界はやっぱり
人を成長させるものだと思うのです。
 
なので、私は
 
「和涼華というスターがやったアルマンを瀬央さんがやる」
 
という事実に、感激のあまりトイレで泣いたという自分でも
こんな感情がまだ残っていたんだ・・・というまた、スカピンへの
思いれが深くなる事件が起こったのでした。
 
和涼華さんは、やっぱり華のある美人の顔の濃い印象派スターだったの。
もし気になった方はYouTubeとか掘り出してみてね。
ちょっと「おいwwwwオタクすぎるだろwwwww」となるスターさんでもあったよ。
 
でも私はすごく好きだった。芝居をする目が心に残るの。
 
人には人の数だけ、その人のスターがいると思う初演スカピンを見直す夜。