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中日「ローマの休日」②凪様が空気を読む男であるならば、生まれ変わった月城は早霧に咲妃だ。

一生に一度はしてみたい、「バースディ観劇」。

 

そのはかなき夢は「繁忙期」という言葉に切り捨てられ、

私は今日も無言で働いていた・・・。

「この日もちぎみゆはローマでデートをしている」・・・

 

その事実だけで幸せになれるから、私も新しい1年頑張ります。

 

明日は中日千秋楽。え?仕事ですが何か!!??(逆ギレ)

 

さて遅くなりましたが中日公演「ローマの休日」感想②です。

バースディ観劇なんて夢のまた夢であることを、ビールという大人の飲み物で

ひたすら誤魔化す夜。もうどうにでもなれ(人生を軽く放棄)。

 

 

■アーヴィング 彩凪翔

 

翔ちゃん・・・いや、なぎさま・・・!!!!!!

 

ここ最近男っぷりをひたすら上げているなぎさまですが、

なんか・・・すっごくかっこよくなってきた・・・!!!

 

数か月前のるろ剣観柳役あれでなにか悟ったのか知ったのか

わからないけど本当になぎさま、なぎさまなの・・・!?

かたくなに「なぎさま」呼びを避けていた私がいとも簡単に「なぎさま」と

呼ぶこの事実を、みなさまはどうお考えだろうか?

私はとてつもなく革命だと思います。(結論出した)(自分で)

 

恋愛感情を持つこともなく、一生幼馴染だと思っていたあいつ(翔ちゃん)が

高校デビューしてメガネやめて勉強ができるようになって

サッカー部に入ってファンクラブみたいなのできちゃって

スカッとジャパンの「胸キュンスカッと」みたいなストーリーを地でいったなぎさまこそ、

 

アモーレだよ!!!!!

 

中学の時はメガネで(※おしゃれメガネじゃないやつ)

天体観測部で星バカだった彼の家に夜中ベランダつたって一緒に

を見ていた彼がいつまにか学校のヒーローになってた・・・

 

しかもそれを気づくのが完全遅いというダメ女子・・・

 

の、私。

 

=なぎさまアーヴィング、あんりフランチェスカ(※女子力の最高峰)と

同等に付き合えるサッカー部エースのなぎさまだった。

 

というわけでわけのわからないなぎさま論は置いておいて、

アーヴィング。

 

どこにでもいるようなお兄ちゃんで、ジョーの親友。

ジョーの愛情表現(足を踏む、椅子を蹴られる、蹴りを入れられるなど)を

一心に受け入れ、ジョー(主人公)とアーニャ(ヒロイン)をひたすら見守る

 

典型的二番手エース。

 

実に空気を読む男(逆にマリオは空気を読まない男筆頭)。

ジョーの次第に変わっていくアーニャへの思いを読んでか読まずか、

いつのまにか姿を消す魔法を使う。

別名、「Mr.ゲンゾーの友達」←ジョーのネーミングセンス・・・。

 

このね、ジョーとアーニャを見る目がちぎみゆすぎて

客席全体が婆顔なんですけど、その婆顔の客席の心を代弁してくれるのが

アーヴィングのいいところなんですよ・・・。

 

ザ・行間を読む男。

 

ジョーアーニャふたりきりにさせるところはちゃんと用事を作って

(あの空気の読みっぷりを見るともしかしてフランチェスカと仲直りデートを

重ねてるのかもしれない・・・)

いないし、誰かフォローを入れてやって!というところではちゃんとスパイスを

きかせた存在感を出す。乱闘シーンとかアーヴィングなしでは

お話がすすみません・・・。

 

そもそも、ジョーとアーニャが距離を縮めていくキッカケの「写真」を撮っているのが

アーヴィングなので、ジョーとアーニャは別れてしまうけど

ある意味恋のキューピッドなのかもしれませんね。

 

男2人と、王女様。

 

なんってバランスの取れた・・・!(ドリカム3人体制を知っている時代に生きた女)

 

なぎさまアーヴィングは早霧ジョーとは阿吽の呼吸で親友感に無理がないし、

ある意味「動」のジョーに、勢いと元気はあるけどどこか「静」のアーヴィングの

コンビは最強です。

 

ジョーに王女様スクープ作戦の軍資金をさくっと出してあげるのも

大人の魅力!!!

金のないジョーと自分の腕(カメラマン)で稼いでいるアーヴィング!!!

(何の興奮)

 

あ、でもフランチェスカの「芸術写真」を撮っている時点で

やっぱりジョーとアーヴィングはどっこいどっこいかも。

でも・・・

 

なぎさまのアーヴィングは、A日程でしか見れません!!!(あたりまえのことを大声で)。

 

またちょい悪なヒゲが女子の心をつかんで離さないのよ・・・

アーヴィング悪い男よね・・・(どの口が言う)(なぎさまが今、アツい。)

 

観柳をやったなぎさまが本気を出しそうなマリオも私は

ある意味怖い役替わりだと思っています・・・アモーレイタリア男のなぎさまは・・・

 

強いと思う・・・

 

(だんだん小声で)(震えてきてタイピングがおぼつかない)

 

 

■マリオ 月城かなと

 

さて、一番の問題案件がやってまいりました・・・。

 

月城くん、ちょっとそこ、立ってみようか。(廊下)

 

この状況をすみやか3分で話してもらいたいと、先生は思っているのだよ。

 

つい先月まであらゆるジャンルの女子をなぎ倒して

 

「美の月城かなと」

「その蒼紫はマネキンのような顔立ちであった」

「実在している証拠を見せてくれ」

「もうだめだ・・・蒼紫席、死ぬ!!!!」

「御庭番衆に守られている姫の蒼紫など、早霧に咲妃!!!(※鬼に金棒と同義語)」

 

とまで言われた(全部私が言いました)月城かなとが・・・

 

「マンマ★ミーア!!!」

「Oh!ディアマンテ!!!!」

「Oh~!!!君は美しい女神~~~!!!!」

「(っていうか動きとエセイタリアンぽさひどくてセリフ聞き取れないレベル)」

 

このイキモノ、なに・・・?

 

となる生命の神秘な。田渕、やりよる。

 

まさかの月城かなとにこのキャラクターを演じさせる、その脚本力と演出力。

 

むしろ、映画ではただのオネエ美容師でそんなに存在意義がなかった役に

ここまでの肉付けを行いスターの役づけにしちゃった宝塚の演出家の意味的な

表現力すごいと思うよ・・・。

 

そして、その期待通りに応えてしまいイマイチ役者の幅を

脱皮できなかったれいこちゃんがついに・・・

 

ここまで来たか・・・!!!!!

 

中日劇場の客席ほほぼ笑わせたれいこちゃんらしからぬキャラ開花)。

 

これは・・・革命だ・・・!!!!!

 

姫で「べちみ~~~~♡♡♡」「おにわばんしゅうう~~~~~♡♡♡」

いつもオトボケファッションセンスに失笑をかっさらう

95期の至宝ついに動き出した。

 

身を投げうってアーニャがひく(っていうか全女子が引く)動きをせわしなく

気持ち悪い暑苦しいウザい三拍子そろったイタリアーノをやる

れいこちゃん・・・

 

こ、これは何物にも代えがたい奇跡ですよ・・・!!!!

 

下級生のころかられいこちゃんを好きだった月城担はもちろんのこと、

蒼紫さまを見てれいこちゃんを好きになった人はもちろん、

 

もうこれ見てれいこちゃん嫌いになる人いたら教えてほしいわ。

 

後ろの席のマダムはれいこちゃんが言葉を発するたび爆笑してて

「今れいこちゃんR-1グランプリ優勝したわ。」って500万進呈したい気持ちに・・・。

そんなれいこちゃん、何をやったっていうとお芝居的には事件を起こすこともなく

なにもやってないけどそれでも、

 

月城かなとは生まれ変わった。

 

おめでとう、ニューれいこちゃん。ありがとう、田渕。

今日は肉でも焼いてくれ。ワインも開けよう。祝祭だ!

 

(見ていない方はなにを言っているのはさっぱりかもしれませんが、

もしよろしければニューれいこちゃんを見たときこの謎のテンションの

私を思い出してくれたら幸いです。)

 

人ってさ、かっこいいだけじゃ生きていけないよね★

 

(いや、わりとそんなことはないと思うけど芝居をする人はそれだけじゃ

ダメなのかなー、と今回のれいこちゃんを見て思うのだった。

 

れいこちゃん、あなたそれ以上早霧に咲妃(※鬼に金棒の意)でどうするの・・・

 

どうしたいの・・・

 

れいこちゃんがこのキャラを生み出した結果、私の財布事情は

闇に闇を抱え込み、梅芸遠征を決めた朝を迎えた。

(ひばりが鳴く声を聴いた気がする。あ、それはナイチンゲール。)