TRUNK DIARY -ナナメカラタカラヅカ-

宝塚見て早半人生。まだまだ未知の世界すぎて幸せ。

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宙組「王家に捧ぐ歌」。エチオピアテロリストたちに恋をして

この舞台はハッキリと2つのチームに分かれている。


白肌で、明るくて光ってやがってとにかくこの世は楽しいことしかないといいたげな

「エジプト」


浅黒く、照明までもが暗くボロを着て地面とお友達、やることなすこと裏目に出る

エチオピア


どっちがいいかと言われれば生きるなら「エジプト」で、ただ見て「はう~~~」と

萌えるなら「エチオピア」である。(私は)

そんな私はエチオピアのテロリストたちに夢中。


危険思想を持っているからこそ、危ない、この人たちに関わってはいけない、

と思えば思うほどハマる、恋をしてしまうエチオピアテロリストたち。

そんな私は血に汚れたナイフを舐める真風涼帆にぞわっとなりマチネ後、

興奮気味にたこ焼きを食しながら友人にこう言い放つ。


エチオピアテロリストたち三人は初演を超えたね!!!!」(たこ焼き3つめ)


そんなこんなで、うっざ~く3人を語ります。今日のあくるさんは、めんどくさいよ。



■ ウバルド 真風涼帆



・・・この公演の私の中の主人公です。(キッパリ)。

この王家はウバルドゆりかが登場し、ウバルドゆりかが死んだところで終りました

(※この人、何言ってるの?と思われていることは重々承知です)


事実、私はウバルドゆりかが死んでからmakaze5が始まるまで(※フィナーレ)

オペラ使いませんでした。


浅黒く、衣装も宝塚とは思えなくて、髪もぼさぼさの黒髪長髪でそれでも

土臭く泥臭く、自分たちの理想を追い求めてテロを決行するウバルドたち。

そのテロリストのリーダーでアイーダの兄、つまりエチオピアの王子ウバルド。

彼らが浴びるライトはエジプトのそれとは違いオレンジでいかにも不穏な空気を放つ。


ウバルドは一番アモナスロの血を色濃く受け継いでいるように見える。

それはエチオピアを滅ぼしたエジプトへの「復讐」、というひとつの「志し」を

父アモナスロに「洗脳」されている。


「エジプトのやつらは殺してもいい」


というのも当たり前に父ができない信念を背負って、妹へ迫り

破滅へと自ら向かう。この作品が「愛と平和」がテーマなら、

「愛」はラダメスとアイーダが作り、「平和」の解決は「ウバルドたちテロリストがどうするか」に

かかっている。結局ウバルドたちはテロを実行し、また自決の道を

迷うことなく行いそして魂が何千年とこの世を成仏できずさまよう・・・。


テロはこの世にあってはならないことだし、ウバルドたちを正当化させる気もない。

でも、これは「タカラヅカ」の「作品」の話だから、そのあたりはどうでもいいんです。

どうでもいいというか、だってこれタカラヅカだもん。


男役がかっこよくて、悪役がかっこよくて何が悪いねん。


事実はただひとつ。


このテロリストたちが異様にかっこいい。


いや、ビジュアルはもはや当たり前の域に達していて、三人の

バランスがちょうどいいんですよ。まずはウバルドですけど、エチオピア

若きリーダー。その雰囲気がもう体からにじみ出ているんですよね。


「この人についていけば間違いない」というもう言葉で表せない説得力。


銀橋の、ウバルドたち三人がアイーダを責めるシーン。

「♪ダダダダダダーン」からもう血が躍りだすとはこのことかというほど

「きたよーーーーー!!!!!!来るよーーーーーー!!!!!」と

止まらない興奮。アイーダのスカートをつかみそれでもにじりよる、

ウバルドがもう「ウバルド兄様」でその色気がすごくいけないものを感じ


「うわー・・・ウバルド兄様絶対シスコンだよー・・・」

「スキあらばこの時代兄妹結婚とかも出来たんだろうから(※マンガの知識)(事実は知らない)

アイーダと結婚して国治めて自分王様となってめでたしめでたしとか

考えてそうだし」

「っていうかアイーダに好きな人がいるということに腹を立てて

逆恨みでファラオ暗殺しちゃったんじゃないのー・・・(←無理やりなこじつけ)」

「まず国だけど、その次アイーダだろうからファラオ暗殺、次ラダメス殺すとか

普通に思ってそうだしアモナスロ王がいなかったらまずラダメス殺してるよねー・・・」


・・・くらいまで思考が飛ぶくらいには、私はウバルド兄様の虜です。

ええ、ウバルド→→→アイーダの図に激しく萌えます。

どーせ私のこの時代のソースは「王家の紋章」ですよ・・・(それどうなん)。


銀橋の「ウバルドジャンプ」を初演と変わりなくするゆりかに


相変わらず壁とお友達のゆりかに


オレンジライトが異様にハマり「死」キャリアを持つ経歴のゆりかに


っていうか、真風涼帆さんこんな人でしたっけ?くらいの思いだせない過去の「真風涼帆」という人物に


私はどっぷり沼ですよ・・・(しかも蓮)


一幕ラスト、ラダメスが朗々と歌い上げているシーンでアモナスロと

危険な会話をしている(であろう)ウバルド兄様に激しく心がときめき、

ウバルド兄様がオレンジライトを浴びるだけで興奮し、

そして血で汚れたナイフを舐めるウバルド兄様を見て


私は何かを失った気がした。たぶん理性とかかな。(絶対になくしちゃダメなやつ)


どうした、ウバルド。


っつーか、ゆりか。


私の中で、初演を超えたウバルドでした。

テロリストでも、ハーレムを抱えてても、アイーダに妹以上の感情を持ってても、

私はウバルドゆりかに出来るものなら嫁ぎたい。そんな気持ちにさせる人、

なかなかいないと思うと思うんだけど、どうだろうか。(聞かれても)


・・・あー、この人バカだ。そう思った方、私もそう思う。


あと何がいいのかと考えると、声ですね。すっごくウバルド声なんですよね。

対して大ナンバーを歌うわけでもなく、そして真風さんは歌ウマの部類には

決して入らない。と、思う。だけれど、あの声にころっといっちゃうんですよね。

鼻にかかった、「つぶれた」とは言い難い真風涼帆の「弱点」である声が、

逆にウバルドにいい効果を与えている。


「同じ人間とは思いたくない部類」の「テロリスト」ウバルド兄様。

こんな魅力的でいいのだろうか。


タカラヅカは、その人がたとえテロリストでも恋をしてしまう。

っていうか、タカラヅカだからそれオッケー!となる。


なんて平和で素晴らしき世界・・・(目頭押さえる)


あと、ガタイのよさもものすごくウバルド兄様ステキです・・・(いいかげんだまれ)



■カマンテ 澄輝さやと



テロリスト三人で「リーダーで兄で王子・ウバルド」「優しかったサウフェ」とあらわされる

ウバルドとサウフェだけれど、カマンテは「家臣だったお前がッ」としか

アイーダから表記がないカマンテ。

裏設定などは全く知らないのですが、私が初演誰に惹かれたかって

リーダーのウバルド兄様ではなく優しかったサウフェでもなく、カマンテだったんですね。


なんでそんなにカマンテカマンテって私言っていたんですかね。

って思いだしていたんですが、まず真飛さんんがとてもかっこよかったことと、


誰よりも危険思想を持っていそうな危険人物という個人的な設定からでした。

エチオピアの繁栄とエジプトへの敵視だけは凄まじい。

アイーダに対しては「♪あなたはもっと 強い 女性だったのに」と言っているから、

アイーダに好意を寄せていたのかもしれない。


私はあっきーの何が好きって


「闇を抱えていても悪を抱えていても、男としての優しさだけは忘れない」


ところなんです。冷たい役でも明るい役でも、品を保ち優しさをにじませる。

初演ほど危険思想を持った人物には見えない。けれど、誰よりも

エチオピアのことを考えていて、仲間のことを考えていて、ウバルドを慕い

サウフェを弟のように可愛がっているイメージがある。


初演とは真逆のテイストを放つカマンテがものすごく魅力的に見えました。


これといって表記されてないから、自由に作れるカマンテ。

だから、澄輝さやとのカマンテが自由に息をしている。


あと、あっきーの「歌声」にはすごく心惹かれるものがあります。

声に包容力があるんですよね。アイーダのことを責める銀橋で歌う声さえにも、色があって。


ウバルド兄様とは違う、サウフェとも違うカマンテのアイーダを責める、歌声。


でもそれが優しくアイーダを包み込むような、責めているのに本当に

アイーダがラダメスにより変わってしまった・・・」という悲しさを表しているかのような

哀しい愛に満ちた声。カマンテとして、それが正解かはわからないけれど、

あっきーのカマンテとして私は大好きです。


優しいカマンテなんて、ステキすぎる。


あっきーの優しい立ち居振る舞い、品のよさ、カマンテに愛される人間は幸せになれるだろうなぁ。

そんな幸福に満ちた、カマンテ。


・・・だから、そのカマンテがテロリストになる現実にエジプトへの強い闇を感じさせる

テロリストチームナンバー2の存在が魅力的に映る・・・のかも。


すみません、私あっきードリーム強いもので★(てへ)



■サウフェ  蒼羽りく



初演で「♪私に力をお与えください」とアイーダに土下座するサウフェの涼紫央さんの

強烈な印象で


「サウフェ=アイーダの崇拝者」


「♪憎いエジプトと戦う力を~」で


「違う!サウフェ、あなたはそんな人間ではないはず!」と叫びたくなるシーン。


お前がサウフェの何を知っているんだといわれてもおかしくない謎の感情。


たぶんカマンテの強烈なメロディーからスローなサウフェメロディー(と呼んでいる)に

変わる音楽でもう心が「あの優しかったサウフェが・・・」とすっごく寂しい感情移入しちゃうんですよね。

そんなサウフェと私の中では「りくwwwwwww」の蒼羽りくが演じています。


私りくが何やっても「ってーか、りくだしwwwww」と思っていた節があるのですが

(申し訳ない。悪気があるわけじゃない)

今回のサウフェは別物でした。全然「wwww」ってならないし「サウフェ」として

りくを見ていた。これは本当に。りくは、サウフェだった。


きっとエチオピアが平和な時代、優しいサウフェだったのだろうし、

みんなの弟分で可愛がられていたサウフェ。アイーダとも仲良しで、

本の貸し借りとかもしていたのだろう。その暖かい陽だまりのようなサウフェが、

蒼羽りくでした。と、本にすると書かれてそうな。


りくがどうして「ていうか、りくねwwwww」となる一因、それは顔芸だと思うんです。

作りが大きいのに、よく動くんですよね。顔が派手って大変だな、と思うくらいだったのですけど(失礼)

サウフェはあんまり顔を動かさないんですよ。っていうか、表情をあまり出さない。

りくが意識しているのか、サウフェがそうさせているのかはわからないですけど

基本無表情でおとなしい。


最初、サウフェがりくと知った時「ウソだろー!!!!」と思っていたのですが、

(ちょっとマイナス気味で。ごめんなさい)見た瞬間「ああこれサウフェだな」と思えた。

逆にケペルとかメレルカとかやられたら「りくwwwwww」ってなってたと思う。


サウフェが土下座するシーンでゾクッと凍りついたし、りくはりくではなくサウフェだった。

だから、なぜパレードでサイド降りなのかがわからない・・・。

せめて、複数中央降りでもよかったのではないかと・・・。


この話になると「スターとしての蒼羽りく」の議論になるのでここではやめますが、

「♪私に力をお与えください」の声がものすごく哀しく、心に響いたので

なんだかこのまま戦線離脱はもったいないな・・・と寂しいです。


それにしても、ごろんと横になったあっきーカマンテをぴょーんと飛び越えるりくサウフェ。

ものすごくりくらしくて、そこだけは安定の「りくwwww」でした。



あっきーとりくのカマンテとサウフェの関係がとてもバランスがよく、

ゆりかウバルドがひっぱる、というテロリストトライアングル。




私はテロリストたちに、恋をしている。