TRUNK DIARY -ナナメカラタカラヅカ-

タカラヅカ見て半人生

ちぎみゆ萌え、とは。1度冷静に考えよう。

運動会での壮大なこれは大河ドラマかのような萌え広がる宇宙のような、
ちぎみゆワールドが展開されました。

それは、民放でも大きく取り上げられるものでした。

雪組ファンばかり、あるいは生田くんばかり、その先には小柳女史という
オタクしか食いつかないと(勝手に自分もオタクだからという意味で)ちぎみゆ、
それはオタクたちの夢、と思っていたのです。

しかし、現実はそうではない。

ちぎみゆとは、他組ファンから「なに、あれ……」と引かれるようで、
実は「なんだろう、この癖になるような世界は……」という、極地まできている。

それが、私の運動会のハイライトです。

「なんなの、あの世界…?」となる、ちぎみゆ。
どっぷりとハマったヅカヲタでも、そうそう見れるコンビではありません。

そんな、100周年にして時代はうねりちぎみゆは誕生して「しまった」
のです(この表現がしっくりくるような気がします)。

ここで、萌え、とは何か?という語源から考えてみましょう。

「萌え」。

これはオタクのスラング用語でしたが、今は一般的に使われていますね。
今は特に深い意味もなく、「好き」という意味合い。
軽いノリで「⚪︎⚪︎萌え~」なんてよく使うので、日常生活になんの支障もありません。
別に、オタクじゃなくても使います。
むしろオタクよりナチュラルな雰囲気で使う女子も多いです。
そこまで日本のオタク文化は寛容に受け入れられるようになりました。
素敵な時代だと言っていいと思います。

いいじゃないか、好きなもの=萌える。という、単純な方程式で。
深く考えるの嫌いな私はこの語源は別に嫌いなものではないです。


ちぎみゆ萌え。


つまり、ちぎみゆが好き。


2人の対談を見て萌え、ツーショットで萌え、肩を組む姿で萌え、
2人が微笑みあうだけで萌え、運動会の山車の上で盛大な生田演出による披露宴で萌え。


まったく忙しいことこのうえないのですが、ここでポイントは実は

本人たち(ちぎみゆ)はそれほど「萌え」を理解、いや、その語源すら知らないような姿に「萌える」、
という人(ヅオヲタ)の多さ、というところに注目していただきたい。


ざっと長年溜めてきたグラフとか歌劇、あるいは
ムック本やインタビューで早霧がそれほど何かインドア的な趣味を持っている、
という情報は入ってきていません。
むしろ、全力ちぎたで中学生、あるいはそれ以下という扱いです。

休み?みんなと天橋立ウェーイ、
佐世保バーガー食べたウェーイ、
だいちゃんのニワトリのモノマネ無視してやったウェーイ、
ドーナツは透明味(※これを人はプレーンと呼ぶ)が好きです!ウェーイ、

のようなことしか想像がつかない、早霧(っていうかちぎた)。

夏休み?課題?それ何ですかウェーイ、すぎるちぎた。


しかし、隣に咲妃みゆが引っ越してしたところで話が徐々にこじれはじめます。
と、いうか、周りが病を煩わせたのです。


ちぎみゆ、という、病を。


なんっかビジュアル完璧だし、ちぎたどうした?
そして、みゆちゃんも嫌いなノリじゃない?
え?2人つきあってんの?

え?組むの!?


え!?萌えるじゃん!!!


…お分かりいただけただろうか。


ちぎみゆが、単にマンガ展開すぎるところを。


私は最近常々思っているのだが、ちぎみゆは計画的に練られた策ではない、と思う。
それは人事的な話ではなく、みゆちゃんは⚪︎⚪︎さんの嫁だと思ってた、とか
そういう話ではないこないこともご理解いただきたい。


ちぎみゆは、偶然の産物であって天然記念物的なものである。


だから2人は世のヅカヲタにこんなにドリームを抱かれてるとは

伝書鳩でしか伝わらないであろうし夢で終わったらどんなに幸せか、と思う次第なのである。

ちぎみゆのためなら、と自分たちの身を削って働いたありがたい銭を

すべて貢ぐのもためらわない、というヅカヲタが続出する現象がすでに起きている。

宝塚は潤うし、ショービジネス界も潤う、しかしヅカヲタは必死に食費を削る毎日が待っている

(節約は食費から、という庶民が多いのも理解していただきたい。オタクってどのジャンルも

わりと食費から)


ちぎみゆは、マンガである。
だからこそ、夢を見ても許される世界だし現実逃避?上等だぜ!!の世界が許されるのだ。
マンガといえば、かのオタク代表座付演出家・小柳女史はかつてこんなことをおっしゃっていた。

「ちぎちゃんはねぇ~、ジャンプなんだよ!!!」
(「NEVER SAY GOODBYE」新公演出担当時のちぎたへのダメだし)
(by演出家プリズム)。

名言である。
世界に残る名言100選に候補として載せたいくらいである。
ヅカヲタ的にはノミネートどころか大賞も狙える発言では、と思っている。


そうなのだ。早霧は、ジャンプである。
恋愛なし、前にあるものは希望と夢。単純明快、深いことは考えてないように見える。
何事にも全力で、しかし仲間には恵まれ、負けず嫌いで曲がったことが大嫌い。
運動会でもあんなに威嚇しているのに、誰にも嫌悪感を抱かせない
それどころか「ちぎちゃんはしょうがないな~」(コツーン★)とまで思わせる、そしてすまされる
あのキャラ。人間関係で悩む世の人たちに羨望の目で見つめられることこの上ない人柄である。

稽古場での早霧は知らないし、「ニジンスキー」や「ロジェ」「双曲線上のカルテ」等
を見ているとあまりジャンプ的なところを感じさせないけど、 よく見ていただきたい。
時々ジャンプだから。

ほんっとに、シリアスな役をやるほど早霧の演技力は発揮されるが、
トークやインタビューは読めば読むほどジャンプなので、
彼はその今の少女漫画界で流行っている「ギャップ」という技まで知らず知らずのうちに
習得している。

少女漫画のヒーローでもあり、ジャンプの主人公でもある。

マンガヲタクから言わせていただければ


「鉄人」。


向かうところ敵なし状態である。


そこに、ガチの少女マンガヒロインのような子が来たらジャンプ早霧はどうなるか。

垣根を越えて恋に落ちるか、変わらずともみんとウェーイwwwか、の二択である。

しかし、ジャンプちぎたは欲張りだ。実は、

両方手に入れる、という技を編み出した。

これは編集部でもびっくりだろう。
ともみんとウェーイwwwしつつ、日本人のシャイで九州男児的な面でみゆちゃんに純愛な恋をする。

くっそ、ちぎたやるな!!!

一見ジャンプで連載、その後マーガレットに流れるような現状ではありえない

少女マンガと少年マンガの垣根を越えた本誌移動の壮大な計画に見える。

このふたりなら、出版社の塀も超えそうな勢いである。


運動会で先が思いやられる展開を見せつけた、ちぎみゆ。

伯爵令嬢ももうすぐ初日を迎えるにあたり、原作がマンガというだけでは

済まされない本人たちもマンガ、というふたりの奇跡をこれからもニマニマと

眺めて遠くから見守りたい、と思う、朝が肌寒くなり人のぬくもりが恋しくなる、

雪担です。

いーよ、ちぎみゆ、いいんだ、もうそこまで提供してくれなくても!!!と

思うほどの萌えをいただいた伯爵令嬢稽古場風景を見た直後です。(患っている)