TRUNK DIARY -ナナメカラタカラヅカ-

宝塚見て早半人生。まだまだ未知の世界すぎて幸せ。

凰稀かなめ、二次元の存在トップスターのその姿に感謝

凰稀かなめ退団。


正直、なぜこのタイミング・・・という気がしないでもない時期ですが、

いろいろな兼ね合いがあったのでしょうか。


彼が初舞台で新公で役が付いたとき、おとめで見た麗しき美貌に震えてから

早14年。時は無情にも去るもの。

あれよあれよというまにスターになっていきました。


(私に)縁のある雪組配属で、緒月遠麻と「雪組のトーテムポール」コンビと呼ばれた

その美貌の男役は私が気づいたときには宙のイケメン軍団を率いて、

颯爽とマントを翻していました。


雪組時代といえば、与えられる役が大きくつぶれてしまうのではないかと

毎公演ハラハラしたのも懐かしい思い出。凰稀かなめは、そんなことには

屈しない男でした。


トップスター朝海ひかると堂々と渡り合った「あの日見た夢に」を見たとき、

私は客席からえらそうにも、「これは本物だ」と思ったものです。

コムさんの敵を演じた、新公学年の期待の大物男役は相次ぐ組替えにも負けず

宙組の一番上に花開きました。

そして、何の因果かそばには雪組時代を必死に一緒に戦った緒月遠麻がいます。


凰稀かなめ。彼の存在は、何人のトップを支えてきたのでしょうか。

そして、何度心強い、と思われたのでしょうか。そして、脅威と。


「てるは、今からが怖い」


雪組トップスターがおっしゃったときがありました。

スターオーラは生まれた瞬間にもう決まっているものと私は思っています。

実力は、あとからつけていけばいい。

凰稀かなめは、生まれ持ったスターオーラを武器に加えて努力というスペックを

取得しラインハルト閣下を演じ、タカラヅカの窓口を開いたのだと思っています。


太王四神記Ⅱ」ヨン・ホゲ。


ロミオとジュリエット」初代ティボルト。


「美しき生涯」颯。


この3つが私の好きな「凰稀かなめの正しい二番手の在り方」のスキルを

発揮したと思っています。


一番短かった、星組時代の凰稀かなめが演技者として、スターとして、

人間として、すべてが美しかった。


そう思うのは、雪組時代にしごかれ、

宙組時代の大きな役に押しつぶされなかった、彼のすべて。


凰稀かなめの、過去と、未来をつなぐ、星組時代。


もちろん、私がふざけて「姫」と呼んでいる宙組時代の彼も素晴らしいし、

勝手に親近感を覚えていて、親戚のおばちゃんのような気持ちになるのも

雪組時代があるから。そして、その間の星組時代は宝塚を離れていた時期でもあり、

だからこそ生で見たかった、と映像を見るたびに思い知らされるのです。


凰稀かなめは本物のスターだと。


正直、思うのです。


「早すぎない?」


と。もっと、私は凰稀かなめが宝塚の舞台で見たかった。

二次元を体感し、宙組を見るたびに不思議な非現実場な世界に

連れて行ってくれる感覚に襲われるのは、宙組のトップが凰稀かなめだから。


みんな、あなたに恋をする。


少女漫画のヒーローそのままのあなたに、感謝します。


私を、いつも異世界に連れて行ってくれてありがとう。

あなたを見ると、現実を忘れ、異世界に旅立つことができる、3時間。

夢の時間です。


かなめちゃん、と呼ばれていた男はいつのまにかリカさん、と呼ばれる存在に。

14年の努力の歳月は、今の宙組の3時間を見る時間に凝縮されている。


凰稀かなめ


初舞台の時、「ただ者じゃない名前だな」と思った芸名の通り、

凰稀かなめは扇の「かなめ」になった。

何度でも呼びたい、美しい名前とともに美しい姿に美しい穢れを知らない「姫」。







恐れることはない。羽ばたけ、凰稀かなめ


宙組トップスターになってくれて、ありがとう。

おばちゃんは、あなたに会いにまた劇場に行き、夢を見させていただきます。


来年、2月15日、その日まで。

今日はどんな凰稀かなめに会えるかと、いつも通りわくわくしながら

劇場にあなたに会いに行きます。