TRUNK DIARY -ナナメカラタカラヅカ-

宝塚見て早半人生。まだまだ未知の世界すぎて幸せ。

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直子、東京上陸(花組さんを見にひとり旅立つ)

「この日しかもう行けないの!!!本当に、この日しか!!!」


直子が、走って帰ってきた。

突然仕事から帰ってきてのんびりとHDD消費をしていた私に

カレンダーを指さしながら熱弁をふるう、女。


その名は直子である。


彼女は職業柄最近とても忙しい。花組さんがこのムラ公演日程です、と

発表された時、崩れ落ちたのは私ではなく直子のほうであった。


「行けない・・・どの日も、行けない・・・!!!!!」


と、おもむろにチューハイを冷蔵庫から取り出し、私は夕飯は?という

問いかけもできず、腰に手を当てチューハイをあおる直子は

不良主婦の名をほしいままにしていた。


「今回は・・・あきらめる・・・」


そう彼女はひとこと残し、寝室に消えた、直子。

これが、1月末の話である。ちなみに、その日は吉野家の牛丼で済ました

我ら家族は意気消沈している彼女に声をかけることもできないのであった。


私は極力花組さんの話を避けた。彼女の機嫌を損ねるのも嫌だったし

直子も望んではいないだろう。


だがしかし、そこは私の親。


「時間とは、ないものではなく作るものなのです」


という教育方針の元育った身としては、直子の「ブレない教育方針」を

痛感する勢いである。さすが私の親だ。


と、いうことで私が自分のために取ってあった貴重な東京公演チケットを

直子に譲る、という形になり先日彼女は東京劇場にさっそうと旅立った。


ああ、私のチケット・・・、とお名残は尽きませんが涙をのんで見送りました。

すべては直子のためである。できた娘だ(誰も言ってくれないから自分で言う)。


と、いうことで直子が花組さんを(ひとりで)見に行ってきました。

すべては、蘭寿さんのために。


彼女は、あきらめなかった。


(まるでNHKのドキュメンタリーみたいな出だしの文章ですが

なんのことはない、50代半ばの女性が東京公演を見に行ってきたよって話です。)


①プロローグの蘭寿さんに速攻で灰


直「あの椅子が似合うのはスティーブ・ジョブスと蘭寿さんってことにしておこうよ」


どこでジョブスの座っている姿を見たかは、不明。


②モンローの走り方(ミナが事故に遭ったときのことと思われます)


直「蘭寿さん、短距離が得意そうな走り方だった」


フォームがきれいとかよくわからないことをいう。


③蘭寿さんのサングラス+車=屍


「あんなにかっこいい人がこの世にいるって奇跡以外何者でもない、

っていうか私あの車で運転が蘭寿さんだったらどこまででも行ける気がする」


車で20分のショッピングモールに行くことさえ嫌がる直子が。


④みり様①


「ツバメが空高く舞い上がった感じ」


・・・みり様研11ですよ・・・?ツバメ・・・?


⑤みり様②


「っていうか会社でやっちゃったらダメだよねぇー・・・」


同じ意見だし、この触れにくい会話をぶっこんでくる直子に親子であることを忘れる。


⑥あきらくん


「いっつもブレーディさんのそばにいる秘書風の人がもうただのイケメンすぎて

カロリーが高すぎる」


・・・間違いなく、あきらくんですね。


⑦あきらくん②


「まぁ素晴らしい肩幅でね」


・・・間違いなく、瀬戸かずやさんのことですね。


⑧あきらくん③


「でさ、その秘書が女性の秘書と踊ってるシーンがあったんだけどさ、

宝塚って男性は入れないんだよね?でもさ、その秘書はダンスまで男だったんだよね!」


・・・女性の秘書はたぶん芽吹さんのことで彼らのダンスにくぎ付けになってしまったそうです。

ビギナーまでもがわかる、瀬戸かずやイケメン最強伝説。

しかも、男性判定。


⑨あきらくん④

あ「ちなみにさ、そのイケメンたぶん瀬戸さんのことだと思うんだけど、

彼前のショー(Mr.Swing!)で紫の女やってた人だよ」

直「え!ニューハーフ!?」


・・・だから、瀬戸かずやさんは女性です。(私もいまだ半信半疑だけど)


⑩望海風斗

からし色のセーターを腰に巻いている人が出てきたんだけど、

その人顔すっごく美しいのになぜかスチームなんとかっていう歌ばっかり歌ってて、

なんかよくわからないんだけど、歌もうまいのになんっかキャラクターがムカついて」


・・・私の御贔屓さんと、思われます・・・。


⑪望海風斗②


「結局最後までアレな感じで、でもさ、不思議とこの人ならいいかなって思ったんだけどね」


・・・私の母親でした・・・。


⑫望海風斗③


「あ、思い出した、スチームアイロンだ!!!」


違います、スチームローラーです。


⑬柚香光


「わらわらいる中で光ってたわー、この子。

でも私あの顔、どっかで見たことあると思ってたら昔実家で飼ってたチャボを思い出したのよね」


やめてください、路線スターで新公主演の期待の大物です。

チャボではないです。


⑭再び蘭寿とむ


「とりあえず、ディアマンテって何なの?もうあの歌が離れなくてたぶん踊れる」


・・・1回見ただけなのに、この人私にないスキル持ってる・・・!!!


⑮再び蘭寿とむ


「あそこなら歌えるわよ。「しゃっくねつぅの~~~♪」←物まね」


・・・みなさん思うことは同じのようです。(みりだいも真似していた@ニュース)


⑯サイトーショー


「ピンクのど派手な明日海さんが出てきて何事かと思ってたら

あっという間に黒燕尾で私瞬き忘れたかと思ってたの。

でも、♪ディアマンテーは覚えてるからあの場面のイメージ最強よね」


サイトーマジックにかかる、50代半ばの女。


⑰サイトーショー②


「盲目の少女がかわいいんだけど、あの場面オーラが強すぎてよく覚えてなくて

もう一回見たい感じ、わかる!?」


ケントモリ氏マジックにかかる、50代半ばの女。


⑱「けどね、最後の黒燕尾で涙が出てきちゃって・・・大丈夫かな?って思うんだけど」


大丈夫です、立派な観客でした。お疲れ様でした。


⑲「まあ、最初の話に戻るんだけどね、やっぱ蘭寿さんかっこよかったわ・・・」


台風に見舞われ、スタートに戻る。


⑳「それにしても、チャ」

(かぶせて)「柚香光です」


・・・全花組ファンさま&柚香光さまファンの方、すみません。

直子に代わって私が土下座します。


そして、直子に素晴らしい公演を見せてくださりありがとうございました!

千秋楽までどうか、無事に公演が終わりますよう・・・。