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宙組「クラシコ・イタリアーノ」新人公演【CS鑑賞】澄輝さやとの歌に感動!!

昼間からのビールほどうまいものはない!とどうしようもない
酒好き、あくるです。宝塚見ながらのビールほんとおいしいね。
大人のみなさん、やったらやみつきですよ。

というのはどうでもいいんですけど今さら「クラシコ・イタリアーノ」新公の感想です。
なんか楽しかったのはお酒のせいですか、それとも
あっきー(澄輝さやと君)の歌のせいですか(どっちも外れではない)。

【澄輝さやと】 サルヴァトーレ・フェリ

あっきー!!あっきー!!!(もはやアイドル)
でも見るまでは結構葛藤がありました。ゆーひさんがハマリ役すぎるから。
この大人の男性を新人がやるのか・・・お、おおう・・・という印象。
あっきーがどうとかじゃなくて、誰だとしてもお、おおう・・・となってたと思います。

本当に、すみませんでした(土下座)。

あっきー、すんごいよかった。何あの男性!!新公ながら完璧と
いってもいいじゃないですか。特に歌。伸びる伸びる。
サルヴァトーレってすっごい難しい役だと思うんですよね。

大人の男性、ビジネスも好調。女にも困らず、おしゃれな生き方。
けれど、暗い過去があり、故郷を捨てひとりで戦ってきた・・・
誰にも心を開けず、孤独がち。そして、ビジネスの成功のためには
手段をいとわない。

まさにゆーひさんのために作られたキャラクター。
本公演がそんな調子だったので、新公の主演は大変だなー、と当時から思ってました。
アテガキの公演ほど新公で苦労することは目に見えてるし。
けどあっきーは課題はすべてクリアといっても過言ではないかと。
メイクもゆーひスタイルに変えてるし仕草、セリフの言い回し、
真似じゃなく自分のものにしているといっては言いすぎではないと思います。
特に私本公演でもトキメキポイントだったんですけど最後おやっさん
仕立てするときに腕まくりする腕!!

腕!!

(この人二回言った)(自分の萌えポイント二回言った)

この色気がたまんないんです。もうご飯2杯いける。
ゆーひさんの腕もよかったっけどあっきーの腕もかなりいける!!(何が)

あといちいち歌が響く。声量があって、伸びがあって聞いてて気持ちがいい。
おやっさんのところの回想シーンも表情がたまらないものがある。
遠くの客席を見てる感じがたまらなく巧い!!!
「回想シーンの目線が間違いなくスター」の称号をあっきーにあげたい。
あれって後ろで演技してるから見れないのに、あの学年にしてあの哀愁。

も、何?私たちに何を見せてくれてるの?ねえあっきー・・・!!
(それはたぶんドリームというもの)。

あと好きなのは全体的にレニー(愛月ひかる君)とのシーンかな。
本公演でもこのふたりの絡みが好きだったのであいちゃんとー!?
お、おおう・・・!!何この学年差萌え・・・!!となっていたのですが
(萌えてたんだ)(そう、この学年差に萌えてた)
やり取りがよかった。レニーのいかにもなアメリカン具合と、サルヴァトーレの
いかにもな気難しいイタリア人職人具合。化学反応です。
あっきーがいちいちかっこいいので、そこがゆーひさんとリンクして、
さらにあいちゃんがかなめ姫そっくりのキャラ作りだったので
(なんとなく顔つきも演技の仕方もコピーみたいな感じ)
本公演のふたりを見ているようでした。これも正解といえば正解。

もともとあっきーはヨーロッパ系だと思うし、あいちゃんはアメリカン要素があると
思うので私はよかったと思うけど。
あと身長もいい感じだったと思う。身長って大事なんですよね、宝塚の場合。

景子センセイの作品は「あんまりヒロインの書き込み少ない」という作風が特徴的ですが
具体的にキスとかラブシーンとかあるわけではないのに、
あっきーの伶美うらら嬢を見つめる目も優しくて。
特に手を差し伸べるシーンが2回あるんだけど、その2回目は完璧
ミーナに恋をしているサルヴァトーレで愛が見れて
「これよこれ~♡」となることうけあい。思わず手が乙女組み。
夢をみせてくれてありがとう。やっぱり主演コンビには愛がないと!
(ただいま放送中の某ドラマにそっくりなこといってるって自分でも気づいてる)
(そう、もうすぐ宝塚の中の人たちが出るあのドラマですよ・・・)

盗みにも愛がなきゃいけない、と唐沢さんが言ってる通り
新公にも愛がないと!!(それはあくるさんの個人的な見解)

伶美うらら】 ミーナ

お、大きい(笑)あと、池田泉州銀行というイメージのゆーりさんですが
宝塚駅でいつも拝見してます・・・ゆーりさんを見ると「宝塚キター!!」という実感)
今回はとにかく本役のすみか嬢がハマり役すぎて難しいなぁと
(電話での方言、よく転ぶ、ドジを踏む、いつかの森奈みはる嬢を見ている様・・・)
(もちろんいい意味で!!)
ゆーりさんって(思わず敬称付けで呼んでしまう感じ)
もっとスタイリッシュな印象じゃないですか。
私だけかな?ザ・東京!!みたいな。(ちなみにゆーりさん、大阪出身です。)
(バリバリじゃないっすか!!)(バリバリの池田泉州銀行じゃないっすか!!)
都会的で、どちらかというとドジな後輩を優しくフォローするような先輩の雰囲気。
(銀行のイメージが抜けない)(しかも例えがそのせいかOL風味)。
っで、先にロバート・キャパを見てしまったので・・・ザ!仕事人!!の
イメージも消えない・・・という。ゆーりさん、もうどうしても「ドジ」には程遠い(私の中では)。

ゆーりさんが躓いて派手に転んでも「あ、自分大丈夫なんで」ってさっと自分で
立っちゃいそうな。あっきー、差し出した手をどうしよう的な。
ミーナっぽいドジさはゆーりさんのキャラではないかな、と
度々思ったけど、ゆーりさんのミーナを作り上げていてまたそれは
本役さんとは違ってよかった。ちゃんとあっきーの手、握ってたし(ほっ)。

でも、スタイリッシュなお衣装の着こなしではやはり最強でした。
イタリアモード!!なワンピースに水玉スカーフを巻く感じは
女優だし。ゆーりさんは遠野あすか様みたいなハリウッド女優的な
娘役ができると個人的には思っているので。
今は成長期間として、ゆっくり育っていってほしいです。

でもさー、しつこいんだけどさ、あっきーの背中にぎゅっと思わず抱きついちゃうくだりは
「ゆーりさん乙女ー!!!」ってキュンときたよ。
もっとこの作品にラブシーンがあればよかったのに。
頼むよ景子!!!(もう「先生」」も付けなくなったという新事実)
あっきーが大人なぶん、ゆーりさんの大人な部分も出てきて個人的には
すごくいい新公だと思うんだよ。大人のラブストーリーだよね、これ。
ラブストーリーといえるほどラブの部分描かれてるわけじゃないけど。
ケーイーコー!!!(まだいってる)

【愛月ひかる】   レニー

上記でもちょっと触れましたが「ザ・アメリカン!!(ピザとフットボールが大好き!!)」な
本役さんそのままな役作り。かなめ姫と持ち味が似てる上に
「もう、りかさんのそのまま頂いて私幸せです!!」なあいちゃんがちょこちょこ見える。
このなんというか、スターの登場ってよくわかんないけど
時代って図ったわけでもないと思うのに本役さんと持ち味が似てる人を新人公演に
持ってくるのが宝塚の不思議。星組さんでいえばわたるくんに柚希、とか。
歴史って繰り返すんですねえ。この組は安泰だね!!と思う新公が必ず
あるというか。そういう風にいってたらあっさり組替えとか歌劇団しちゃうんですけど。

軽妙なれーれ(リズ役)との掛け合いや、大きさやあっきーとの持ち味の違いが
絶妙。夢を語るキラキラした眼とか、この人モテるだろうな~的な(笑)
よくアメリカドラマで出てくるような好青年です。親も安心して
外出許可!!(「フルハウス」の見すぎ)。

そしてれーれ(しつこいようですが、愛花ちさき嬢演じるリズ役)との
男女の掛け合いが好きだ。リズってレニーの何?恋人?友人?わかんないけど、
仲の良さは伝わってきてアメリカン付き合いをしているのね、という
ニヤニヤが止まらない関係がたまらなくいい。
ふたりともお互いのことをよくわかっている感じが新公でもしっかり伝わってきて、
いい役作りだなぁと思いました。このふたり、れーれの方が学年上っていうのが
うまくいえないけどよくわかる、いや、うまくいえないけどわかる。


全体的に、バランスのとれた新公だなあと思いながら
ビールを飲んでました。・・・さーせん!昼間っから!