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雪組「ベルサイユのばら―フェルゼン編―」フェルゼンの人物像に思わず、吠える!

ものすごいお久しぶり感・・・やっぱフランス→イギリス強行突破は
スウェーデン→フランスで行け行けフェルゼン歌いながら阪急乗るに
限るわー・・・フェルゼンの気持ちそのまま西野カナの歌にのせて
私は梅田を走ったよ!!と、いうわけで

雪組ベルサイユのばら―フェルゼン編―」観劇しました。

なんというか・・・高校のおじいちゃん先生の世界史の授業受けてるみたい
だった・・・。

その理由①極端に長セリフ。

とにかくひとつひとつのセリフが長い!!
きっとフェルゼンって話の長い人だったんだ・・・そうだろうとも・・・
あの牢獄のシーンで私たち観客が「早くしないと来る!ナギショが来るよ!」
っていくら急かしても、真っ赤なマントで包み込んであげるし、
愛の言葉囁くし、ステファンもらうし、でも王妃様って食い下がるし、
わかってる、フェルゼン編の牢獄のシーンってこれわかってる、
けど実際生で見ると「な、長い!」って思う。

ルサンクで確認すると、軽くみんな3行はしゃべってる。
おしゃべり好きな人たち★で終われば私もいい人で終わるんだろうけども、
ほんとたぶん家で見てたらビール片手に3倍速くらいで
見ちゃうかもしれない。おかしいなー、私フェルゼン編嫌いじゃないのに

その理由②フェルゼン像のテンション。

思えば初めて見たベルばらは花組大浦みずきさんの「踊るフェルゼン編」であった。
そのあと「美しすぎる日向薫さんと毬藻えりさんのフェルゼンとマリーアントワネット編」。
マンガではオスカルファンを語っていたのに真剣にオスカル編(涼風真世編)を
見たのはスカステができてから。で、オスアン編(杜・一路編)はつい最近です
(この人マジです)(浅いな!)
なのでお正月の月組のオスアン編が意外にぐっときたのかもしれない。
ガラスの馬車であんなにはしゃいじゃったのかもしれない(実話)。

ちなみに学生時代の奇跡の友達がコムマジファンだったのでコムカルは
目をつぶれば隣で号泣している友達Mが目に浮かびます
(コムカルじゃないんかい!)(次の日彼女はいつも保冷剤と共に登校してきました・・・)

あ、そんな私のベルばら歴はいいのか。いいね、いいんです。
そう、私は「「踊るフェルゼン編」を本当に真剣に愛していたので、
フェルゼン編はほんとに嫌いじゃない。

ただし、フェルゼンの人物像が好きかと言えば、
「あの人・・・あの人ってさ、アレだよね」
てな感じ。私の場合

オスカルの場合
「オスカル様ー!!!!好きーーーーーーー!!!!」

アンドレの場合
アンドレって無双でしょ・・・!!!!!」

フェルゼンの場合
「あの人・・・あの人ってさ、アレだよね」(明らかにテンションが違う)

前に言ったけど、私から見れば
「王妃様の恋人じゃなかったらただのKYなスウェーデン人」
である。そして、この雪組のフェルゼンはKYにもほどがあると思うほど
KUUKIYOMENAI。空気読めない。(その前にローマ字にする必要あったか)
オスカル→メルシー伯爵→ジェローデル、みんなあなたのため、
王妃様のためにと(あ、最後のジェローデルはちょっとまた違うか)・・・!
フェルゼン、ハナシワカラナイ。フランスゴ、ワカルハズナノニ(なぜおまえはカタコト)。
苦悩というかあれ、ただの我儘な気もしてくる。
まあ、恋人とはそういうものですよ、そりゃメールも飛行機もない時代、
フランスとスウェーデンなんて北極と南極くらいに感じるだろうし、
もう一生会えないかも・・・と思うのもわかる。

だがちょっと考えてくれフェルゼン。

一国の王妃がちょっとヤバい感じになってて、
その原因が自分にもあるとわかったとき、オスカルに言われ
メルシー伯爵にいたっては土下座までさせてしまったのだよ、
苦悩してる場合じゃないだろう!・・・と。
平たく言えば帰ろうよ、バカヤローです
(※壮さんにではなく、脚本を書いた爺に)

③フェルゼンとアントワネットの愛

もうさっきからフェルゼンに文句ばっかりしかいってませんが、
言えることは言っちゃった方がいいかな!と。
これはもう歌がこうとか演出がこう、出演者がこうじゃなくてですね、
脚本がヒドイ!。
爺は爺はって(私は)言ってるけど、名作もあるといえばある。
宝塚100年続いた歴史に爺あり、っていうのもわかってるつもり。
けど・・・壮さんにここまで言わせる・・・!?

「女でありながら女を捨てた君にはこの苦しみはいくら説明しても
とうてい理解してもらえないのだな!」

(メルシー伯爵に)「あなたは身勝手だ!卑怯だ!」

これ・・・壮さんに言わせる・・・!?身勝手で卑怯なのは爺ですよ!
(言ったった!)(この人言ったった!!)

そして、これ、お披露目だよ!?あゆとの場面の少なさよ!
いくら特出があるとはいえ、もうちょっとなんとかならんかったか爺・・・!
少なくとも踊るフェルゼンには劇中でデュエットダンスがあったし、
美しすぎるフェルゼンとアントワネット編には小舟もあったよ!

そうだ、今思いだした!大事なキーとなる、小舟!

さかのぼれば2月、まだ寒くて死んでしまいそうだった頃・・・(死ぬ?)
中日劇場で文四郎様とふくが笹の船に乗り・・・歌う名場面・・・
思ったものよ・・・

「ああ、大劇場ではドライアイスの中バラをあしらった小舟で
アハハウフフと歌うフェルゼンとアントワネット様が見れるのだなー♡」

と・・・
それ・・・なのに・・・あゆはアントワネット様なのに、4パターンしか
ドレスは着てないし・・・!(そのうち1着は囚人服)
もっと・・・ラブラブなフェルゼン♡マリー♡な

「バカップルがやってくれるぜ・・・!(でもオペラは外さない)」

的な美しすぎるフェルマリー編のようなのが(私は)見たかった・・・。
これ・・・お披露目だよね・・・?(確かめるために、もう一度言う)

最初に言った通り、梅田に向かうため阪急に乗っていたのですが
その中でなんとなく西野カナを聞いたのですがあまりにあゆの心の声に
聞こえてしまい自分でもぐったりしました。
(っていうか20代も半ばの自分のiPod西野カナが入ってる事実。)

④ジェローデル夢乃聖夏が自分の中でクリティカルヒット

久々にベルばらで「この人当たり役だわー!!!」っていうのを、見た。
何、あの熱く熱くどこまでも熱いジェローデル。
ジェローデルっていうと、冷静で心を見透かされているような目で

「あなたが幸せになるならば、身をひきましょう・・・」

というようなザ・貴公子ですが(生まれも育ちも申し分なく、その上性格もいい・・・)
夢乃聖夏のジェローデルはちょっと違う。

まず、これは脚本上ですが(特出はあるらしいですね)結婚話一切なし。
これが夢乃クオリティ。夢乃聖夏にラブ話ありえず!←ヒドイ

「それを思うと私は・・・!!!!」
オスカルが戦死したと思いだす時思わず泣く。
これが夢乃クオリティ。男泣きは夢乃聖夏に必要不可欠!

オ「ジェローデル!離してくれ!」
絶対離さない。死んでも離さない。オスカルがどんなに暴れても離さない。
これが夢乃クオリティ。同期早霧せいなにどんなに邪魔といわれようが
任務遂行!夢乃聖夏に同期の「邪魔」のひとこと響かず!

そうして夢乃聖夏の春は過ぎていく・・・
脚本に「!」が多いなぁという印象をルサンク読者に与えながら・・・

次回、オスアン編!チギタさんのオスカル、マツダさんのアンドレ
「うおおおおお!!!!!」(っていうかまだ続くのベルばら話・・・)