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芝居の月組=クール+ホット+デンジャラス★善の珠城が悪を演じる時スイ様は美弥るりかだった/月組沼は深くて最高BADDY感想③

改めて問う。

美弥るりかさんて、何?

 

てことでBADDY感想③です。

若干後悔してます。っていうか毎回感想書く時後悔してるんですけど

私「そこは軽く流せばいいんじゃないかな」っていうところを

思いっきりねちっこく書いてるよな~って。

そもそもBADDYっていう公演が

「行間読んで!設定考えて!ハイ観劇した瞬間あなたもBADDYの仲間ですよ!」

っていうショーだと思うし、いや、楽しんだ者勝ちのショーだと思う。

たぶんBADDYの後に幕間があったら隣の人と

「いやあ…」「このショー」

「やばいですね」「ねえ…」「…」

「ソワレのチケット」「買いにいきます」っていう会話になると思うんですよ。

私これ実際にやったことあるオーシャンズ11の時))

だってうちの直子、ライビュの映画館で隣になった方と

(自分でチケットとったことないくせに)

「最近チケット取れないですね~って話してたのよ…」って悩ましげに

溜息ついてて「この人何言ってんの…?」って思ったんですけど、

まあそれはどうでもいいとして、この後のBADDYがすごいんですよ~って

隣の人が言ってて確かにすごかったわ~って直子も感動していたので

「誰かに伝えたいこの感動を今すぐに公演」

であることは間違いないと思う。

 

でも、だからといって

別に上田久美子さんがバッディとグッディの二面性持ってるって話を

2時間かけて書く必要ないと思うのよ。ね、あくるさん…

あなた自分で感想3回って決めててその内

1回を舞台に立ってない人間について語ってどうするの!!??

 

ってことで最終回は月組生の表現力がやばい」って話をします。

(の前にその語彙力なんとかしたらどう)

 

珠城りょうマニアが1000万人突破したBADDY(当社比)

言葉のマジシャン上田久美子が公式でこんなこと言ってて。

『月雲の皇子』では、徳が高く賢くて、人に対して優しさや情を捨てられない木梨軽皇子(きなしかるのみこ)役を演じてもらいました。当時も彼女の“人間力”が活かされていましたね。もともとそういうものが備わっていないと、薄っぺらな芝居になってしまう役。

 

この徳が高く賢くて、人に対して優しさや情を捨てられないという言葉に

世界の珠城マニア700万人頷いたと思うんですけど

私も見た後一番に思ったのがこれ。

私、「月雲の皇子」が自分が思ってるよりすごく印象に残ってる

舞台みたいなんですよね。(なんですよねって他人事みたいにいってるけど

この人休みとって平日に銀河劇場弾丸で行った人だから…)

(銀河劇場楽しかったなあ…モノレールで行くの…←乗り物といえば新幹線しか知らない東海民)

で、その後の珠城くんの舞台もいろいろ見てるはずなのに

珠城りょうは木梨軽皇子ってずっと思って見てるみたいなんですよ。

なんだろうこれ?上田久美子による洗脳なのかな?

私がこじらせてるだけなのかな(両方だと思います)

 

だから今回本当にびっくりして!

カンパニーがね、もう珠城りょうそのまんまだったから

(たぶんともみさんが「ヤダ!今日はすき焼きなのに牛肉忘れちゃったわ!」って

なったら「ははは、ともみは本当に忘れっぽいなあ。

ちょっと買ってくるから。800gくらいでいいかな?」って50ccスクーターで

スーパーまで買いに行ってくれるのが珠城りょうっていう旦那様だと思う)

(グラムまで聞いてくれるの。すごいな!)(800g多いけど!)(牛だよ!)

宇宙服を脱いだ瞬間アレが来たわけですよ。

ドロップサングラス×短髪×紫スーツの悪党が。

え?私の中の珠城くんはそんな恰好したことないよ?って。

(私の中の珠城くんはなんせ木梨軽皇子なので品行方正、容姿端麗、あとエアコン

ダイキン←これイメージ?)

でも見てると全く違和感がないんです。すごい。

バッディは珠城りょうだ!!!!ってびっくりしました。

なんせ珠城くんて「私の話オチがなくて…」っていう話を延々として

美弥ちゃんに「りょうちゃん…」っていう顔をされてる

イメージだったんで(それいつ?)(WAI★WAIかな…)(いつ?)

「うわあバッディあのスイートハート様と付き合えるんだから

すっごいいい男だよね!?珠城くん…うわあ…バッディーーーーー…!!!(絶叫)」

ってなるからあれはこじらせるタイプの男だと思います。

たぶんバッディと付き合ったらほかの男とは付き合えない。

(同義語は「クールさんの背中はずっと忘れられない」)

で、なんかちょいちょい可愛いんですよ。そう、バッディはちょっとバカなの。(ほめてる)

それがすごいんですよ、珠城くん。

なんであんなに隙があるんですかね?

絶対いい男で、付き合ったら忘れられないでしょ?

スイートハート様もこじらせてるでしょ?好きすぎて

「地球にきたバッディ…なんかつまんない…」ってなってるんでしょ?

どんだけいい男なの?って思わせといてからのあの顔!!!(銀橋のあの顔)

珠様ついていきます!!!!ってなると思う。

そりゃスイートハート様もこじらせると思う。

うん、700万人(愛知県民)の珠城マニアが1.27億人(日本人口)

突破した瞬間です。(スイ様茨城県民)含)

 

みんなが夢中のスイートハート様がまたしてもやらかした話

はい。オタクホイホイスイートハート様の話です。

(スイ様が嫌いなオタクは日本にはいない)

スイ様の何がそんなに好きなんだろうかって考えてみたんですけど

コレっていう明確な答えがずっと出なくて。

スイ様の存在自体がとてもあいまいなんです。

男でもない、女でもない、最初バッディとタバコ付け合ったと思ったら(全オタクが死亡した件)

最後はポッキーとイチャイチャして(全オタクが死亡した件)

ねえ私何回死ねばいいの?って思ったんですけど、

スイ様って「美弥るりかという人間そのもの」だと

いうことに落ち着きました。

美弥ちゃんは女性で、その中でもとびきりいい女だと思う。

話が面白くて、頭がよくて、時々「え?美弥ちゃん人間?」っていう会話

するし(っていうか私まだ美弥るりかは神って思ってるから)

(それ何年前の公演)(3年前★)

お茶会レポ見ると「まるで宇宙人が地球に降りてきて記者会見してるようなお話をする」っていう印象を受けるし

細いからよろめくとつい守ってあげたくなると思う。

(いやだってしーらんがあんなに守ってたじゃないですか・・・)

だって基本300円しか持ってないし。(それ何年前の話)(7年前★)

それが舞台上がるとすごいんですよ。美弥様。

あの包容力(娘役さん包み込む大人の男)に低音ボイス(響く)

ダンスはシャープ(バレエ仕込み)目線は女をダメにする

(もういっそ一思いに殺して!美弥様!)で、

昨日発表されたエリザポスターで

絶対零度の氷のフランツ」的な笑ってないフランツを披露されましたよ?

美弥るりか最強説が今ずっとネットで話題なんですよ!

(っていうかあくるさんのTLでな)(類は友を呼ぶ★)

美弥様=スイートハート様なんですけど、あえて

「美弥るりか」っていうテイで考えて。

絶対美弥るりかはバッディより悪いと思う。(最上級褒め言葉)

魔性のスイートハート。最近のGWには間に平日があると知り驚くスイートハート。

あの「この下等種族が」っていう目で見られたい。

「ねえ聞いて!!美弥様に「使えねえな」って言われちゃったーーー!!」って

喜ぶありちゃんを目撃したい。そんなありちゃんを無視するれいこちゃんを見たい。

え?なんの話かっていうと月組生の表現力すごいよね?って話です。

(今の話からどこでそれがくみ取れるか教えてほしい)

 

と、いうのは冗談として。(どこから?)

月組っていつも手堅いなって印象で、トップが誰であっても

キッチリお芝居は仕上げてて、隙がない「芝居の月組っていうキャッチコピーは

いつの時代でも揺るがないと思ってます。

「宝塚でしっかりとした芝居を見に行きたくなったら月組に行く」って

決めてるくらい下級生も芝居が出来上がってる子が多いと思う。

なので、こういう芝居仕立てのショーを見たらもちろん斬新なテーマとか、

音楽の現代的なかっこよさとか衣装のセンスの良さ、成功した要因はいくつも

あるんだけど、一番は「今の月組でやったこと」ってことだと思います。

「グランドホテル」からじわじわ来てた月組の勢いが「AFO」で

「これは来た…!」と思ったら今回で爆発した!!!!

「ピタッとパズルがハマった」感じが

最高にクールでホットでデンジャラス!!!

 

これからの月組絶対面白い(確信)

 

と、いうことで長くなりました。以上です!

こんなに行間読むのが面白くて時間が経つのがあっという間の公演は

久々でした!月組沼、上等です!!!

はまってやるさ、どこまでも~~~~~~!!!

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バッディ=グッディ=上田久美子。天才がブチキレて作った世界~月組「BADDY」感想②

昨日の記事が悪ふざけしすぎたかな~(だって2/3が三浦翔平)

反省してるので今日は真面目に

書こうと思います。どこが真面目なの?と言われないように頑張ろう。

leexxx.hatenablog.com

 

 

結論:BADDY=GOODY=上田久美子

私、BADDYのプログラムも歌劇の座談会も持っていないので

公式の「演出家に聞く」とGoogle先生で出てきたインタビュー記事を

片っ端から読んでみたんですけど、上田久美子という演出家は

たぶん「周りの期待通りに生きてきたいい子」だと思うんです。

 

京大卒で製薬会社に就職。

好きだった本のジャンルはフランス文学、舞台は歌舞伎、能。

マンガは読まない。

演出家になってからはデビュー作「月雲の皇子」が小劇場作品では異例の東京で上演、

2作目「翼ある人々」で第18回鶴屋南北戯曲賞の最終候補に残り、

大劇場デビュー作「星逢一夜」で第23回読売演劇大賞の優秀演出家賞受賞。

 

 

演出家としても人間としても人がうらやむ才能を持ってるわけです。

私がもしくーみんの幼馴染だったら劣等感の塊ですよ。

「同じ場所で同じ年に生まれてどうしてこんなにも違うんだ!?」ってなります。

(「半分、青い。」のすずめと律のような)

仕方ない人間だから思うんだよ…(それとも私が心が貧しいのか)

 

で、そういう「清く正しく美しい人生」を送ってきたくーみんが

「美しい世界とか言葉とかもうどうでもよくない!?今私何書いたって

誰も文句言わせないし!読売演劇もらったし!好きなこと書くわよ!

あたしだって最初はショー書きたかったんだもん!!!

でも試験官が「こんなんわかんないよ、あんたは芝居書きなさい」って言ったから

書いただけだもん!

でもあたしは本当はショーが書きたいの!!!」って爆発したのが

「BADDY」だと思いました。

(くーみんはこんな子供っぽい言い方はしません)

 

「いい子」しかいない宝塚で悪いことがしたい!

私はこの作品を見た時「上田久美子爆発しちゃった…」と思いました。

たぶん、最初の試験で「あなたはお芝居書きなさい」って言われたから

その通り書いた。書いたら結果はついてきた。誰もがうらやむ賞ももらえて、

ファンからは「上田先生だ、なら次も泣かせてくれる」って思われて…

でもそんなのつまらんわ、期待通りの人生、人の思い通りの人生、

劇団の言いなりの駒、絶対嫌!!!

…って思ったのではないかなーと。エリザベートかよ、久美子?

 

ショーが進むにつれバッディはグッディのことを好きになる。

「いつも正しくて前向きで明るくてまぶしい」グッディ。

グッディも、もう一人のくーみんだと思うんです。

たぶん劇団のいうことを忠実に守ってきた

8年間の上田久美子がグッディ。

このまま劇団の言う通り、正統派の芝居を書いていたら演出家として

素晴らしい人生が用意されているんだろうな。毎年大劇場で作品が採用されて

天才演出家という肩書きで外部でも大歓迎される存在。

グッディは200の言語をしゃべれるじゃないですか。宇宙人とだってしゃべれる。

スキルを持ってるんです。グッディがもし地球を守る捜査官をやめても

拾ってくれるところはいくらでもある。みたいな。

上田先生も同じなんじゃないかな~と思う。別に今宝塚やめても困らないでしょうって

思うんですよ。たぶん上田先生の才能なら日本のエンターテイメント界は

放っておかないだろうし、もし演出家をぱっとやめても食うには困らないと思う。

それこそセリフを書く力はずば抜けてるから小説とかでも食べていけそう、って

私は思います。(っていうか本気で読みたい。小説版「翼ある人々」。

「活字で読みたいミュージカル」があるならあれです、私は)

 

グッディは純粋で人を羨んだり見下したりしない。

弱い者は放っておかない、悪い者は絶対につかまえる。

そういう清らかで真っ白い心にすっと入ってきた「バッディ」。

バッディとグッディは背中合わせ。裏と表。

バッディをひっくり返すとグッディになり、グッディをひっくり返すとバッディにな

る。

 

私は「BADDY」は見たことないショーだと思ったけれど、常識を破ってはいないと

思うんです。常識っていうか、宝塚の約束は破られてない。

大階段、デュエットダンス、ロケットっていう

「宝塚の大劇場ショー約束の三本柱」はあるじゃないですか。

そういう意味では草野先生が作った「オペラトロピカル」の

「全場面大階段がある」(「HOT EYES!」で藤井先生がオマージュ)とか、

それこそ初演の時の「ベルばら」は「こんなの見たことない!」

だったと思うんですよ。なんだこれ!?っていう感じだったと思う。

(「オペラトロピカル」は私もスカステで見たんですけどいやあもうあれはすごい。

草野先生こそ鬼才だと思った。「ヘミングウェイレビュー」も初めて見たときは

「やべえこれ」って思った。思った通りこじらせましたよ…草野先生お元気ですか)

あと草が生えた「誠の群像」もオープニングの「誠」に赤いじゅうたんの敷かれた

大階段で新選組隊士が踊るっていう「は?なんだこれ?」だったけど

一度見るとくせになるブツだしね(オープニングだけ)

そういう意味では石田先生もアレな演出家だと思う…。

 

そういう「守らなくちゃならないことは守る」っていうところは

やっぱり「いい子」なんです。根っからの悪にはなれない。

…だけどやっぱり私は悪いことがしたい!「常識外れ」とか言われたいし

「こんなの上田久美子作るんだ!?」って観客のドキモ抜いてやる!

宝塚らしくない?上等だコラ!!期待なんて裏切ってやる!!

私だって石田先生みたいに「次久美子かよ…(嫌そうな顔)」って思われたいんじゃ!

…ってなったのかな~って。

いや、最後は言いすぎましたスミマセン。

 

と、なんか言いたいことが伝わったかどうか不安なんですけど。

たぶん上田先生は親が岡田先生(初めて見たショーが岡田先生のロマンチックレビュー)

で、それに感動してショー作りたい、宝塚入りたいって思ったっていうことらしいんで

根本的には「宝塚らしい」ものが好きだと思うんです。

男役は黒燕尾着て、娘役はふわふわのドレス着て、ニコニコ笑ってて~っていう。

だけど反面教師っていうか、心の中にちょっと狂犬飼ってて

月がきれいなんてバカじゃないのwww」って思ってる久美子いると思う。

っていうか人間ってそういうもんじゃないかな?

人間の中には天使と悪魔が両方いるから生きていけるんだと思う。

それでバランスとってなんとかやってるんじゃないかな~って。

 

ロザリーがあまりに清らかで純粋でそれを「可愛い私のロザリー」って

思う人はいるけど(そういうオスカルもまた天使だからしゃーないな)

わたしは好きな人とは一緒になれなくて、最初からそんなに強くもないのに

強がって、逃げたところがギャンブルと金と自分をちやほやしてくれる貴族

結局最後は国民に処刑されてしまったアントワネットが魅力的に感じる人間なので、

キレて「今までの私の作品見た人全員裏切ってやる」と思う

野心ギラギラの久美子めっちゃ好きです

(いやそんなことは一言も言ってないよ)

 

バッディな久美子が「悪いことがしたい!」って叫んで「BADDY」を作り

グッディな久美子が「でもいい子でいたい!」と「GOODY」を作った。

結局グッディは「怒り」を感じ、「生きてる!!」と実感するじゃないですか。

たぶん久美子もこれ書いてるとき「あたし生きてるわ!!!!」って

思ったんじゃないかな。躍動感が違うもん。

歌詞が踊ってるもんね…(伝われ)

 

あ~あ、めんどくさいな~久美子。

(好きだけど)

(でも一番めんどくさいのはこれを2時間かけて書いたあくるさんだよね)

 

てことで感想は3回までと決めているので③に続きます。

(まだ続くのかこのノリが…)(ほんっとめんどくせえ)

(あくるさんがね…)

上田久美子はクレイジー★BADDY感想①~スイートハート様のかかと落としで月に堕ちていく

どうも、最近朝ドラの「半分、青い。」の永野芽郁ちゃんにメロメロになっている

あくるです。この話始めると結構長くなっちゃうんだけど(実際長いです)

私昔から軽率なイケメンっていうか深みのないイケメンが好きなんですよ。

深みのないイケメンって誰なの?って言われると私の中の

BEST OF 深みのないイケメンが三浦翔平なんです。

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で、アマプラザッピングしてて今をときめく別ママンガの実写版

ひるなかの流星」を見てるときに

「また三浦翔平しょーもない男やってるわ~」って静岡の早花まこ(産休中)に

ラインしたんですよ。そしたらすぐに返ってきて(ありがとうね、いつも)←ここ見てないけど

「仕方ないそれが三浦翔平という男だから。

でもね、遊びでいいからそういう男と恋愛したいって思うから結婚したら怖いよいろいろ」

って返ってきて

「え…なにそのホラー…」って神妙な顔をしていたんですけど。

(なにがしょーもないって金曜の夜にひとりで「ひるなかの流星」見ながら

産休中の友達にラインしてるあくるさんっていう女ですけどね)

(書いててめちゃくちゃ悲しくなったけど仕方ない事実だから)

でも私三浦翔平嫌いになれないんですよ。っていうかたぶん好きなんです。

だってヴィジュアルがね、美弥るりかさんにそっくりなんですよ。

(※私は美弥るりかさんの顔が大好きです。)

で、その途中まで「しょーもな…」って思いながら見てたひるなかなんですけど

もうなんかね、美弥ちゃんがもしこの獅子尾先生やったら…って考え始めたら

そりゃ絶対主人公のすずめ(そう、永野芽郁ちゃんまさかのすずめかぶり(朝ドラも同じ名前)を

お前になんか渡さねえ!!!ってめちゃくちゃ頑張る同い年の真村役は

あーさがいいなーーーって思い始めたらもう止まらなくて見たいな~~

なんかこういうの見たいな~って思い始めたら結構そのしょーもなテンションで

見てたひるなかが結構きゅんっていう終わり方したんです(あくるさん比)

(産休中の静岡の早花まこも「結構最後はいいんだよひるなか」って言ってたからいいことにしておく。)(だって早花さんだから)

で、日曜日カンパニー見てて高野さんと紗良お嬢様と那由多くん見てたら

なんだこの既視感…って思ってて。なんだこれどっかで…

あーーーーーーひるなか!!!!

(いつも余裕の大人の男高野さん(獅子尾せんせ)と

そんな高野さんに恋する紗良お嬢様(すずめ)と

そんな紗良お嬢様をいつのまにか好きになってる那由多くん(真村くん))

なんかたぶん日本で「カンパニー」見ながら「ひるなかひるなかひるなか」って

思ってるの私だけだったと思うんですけど、そのあとのBADDY。

美弥るりかさんのスイートハート様

(ひれ伏す)

 

ってことで、BADDY感想です

(って前置きながーーーーー!!!!!)

 

ちなみに私、真村くんやってる白濱亜嵐くんがTMレボリューションの西川貴教にしか

見えなかったんですけど…世代…?

 

こう、BADDYの話を始めるとなんていうか

宝塚で新しいことやるよ!!僕新しいことやってるよ!

月がきれいですね…」(うまいことつなげた!)ってニヤニヤしてる

石田先生を「月なんかキレイじゃねーしwww」って上田久美子さんが

一蹴する図が透けてみえてちょっと、いやかなり、いや相当面白かったです。

(私の心が汚れているのか…)

 

どうもね、上田久美子先生は一筋縄じゃ行かないんですよ。

「宝塚らしい悲劇ですね」っていうと「これ、でも百姓一揆の話ですしね」

ってなって「そーれ蟄居!蟄居!!」(@タカスペ)ってなるでしょ?

(そういえばこの蟄居ネタ結局犯人ダーイシなの?それともくーみんなの?)

今回はショーだしなーそのへんどうなの?って見始めて開始5分悟りました。

「ほ~ら、この行間読み放題のBADDY!!!

各自裏設定作りまくって妄想しまくってハッシュタグBADDYで~~~!!!

あ、だけど生徒は勝手な解釈したら私許さないから。

(ジャキン★)」みたいな。

こう、すっごい自由なショーなんだけどありとあらゆる設定しばり

アドリブ絶対禁止!!!っていわんばかりの月組らしいショーですよね。

なんだろう…こう、身内のアシスタントにめちゃくちゃ厳しかったという

全盛期の種村有菜みを感じるのは私だけですか…ね…

(うんたぶんあくるさんだけ…)

(っていうかそもそも種村有菜って誰?っていう方ほんとすみません)

 

実はくーみんって演出家としてすっごくめんどくさいんじゃと思いながら

「スイートハート様(ひれ伏す)…!!!!!」ってなってました。

えぇ、めんどくさいのはあくるさんだよって話です。

Twitterでもいいました。

そう、上田久美子の勝ち。

完全白旗。もうなんなの、これ。クレイジーすぎない?

クレイジーな女上田久美子すぎない!!??(HAHAHAHAHA!!!)←珠城ボイスで

 

でもBADDYを見に行く前にあたしBADDYについてなんか書いてた気がする…と

思って記事検索したらこんなこと書いてました。

 

だけどこれ、当たったらすごそうな気がする。

いつものざっくりとした感じ。 - TRUNK DIARY -ナナメカラタカラヅカ-

 

と思ってたなら見に行けあたし!!!!!(スイートハート様のピンヒールかかと落とし)

ああ…見に行ったら…見に行ってたらこんなに

「王女様とクールの身分違いの恋の一部始終気が済むまでみるのに」とか

「ありちゃんの高速ピルエット(大好物)最初から最後まで見るのに」とか

「れんこんくんの整いすぎた顔…」とか

ギリくん!ギリくん!ギリくん!!!

(ちょいちょいカメラに映る朝霧真(97期)←沼案件)」とか

「スイートハート様に思いっきり「この下種」って顔で見下されたい…」

(最後に至ってはもはや変態としか)とか!!!!

 

と、いうことで長くなったので②に続きます。

(三浦翔平くだり短くすればもう少しマシな記事に

なっただろうよ!!!)

 

いや…ごめん10時から「花になれ!」見なくちゃならんくて…

(お前一回くーみんに土下座してこい!)

(あと珠城くんにたばこの煙ふきかけられてこい!!!)

(それはすごくしてほしい)(はい、変態決定)

月組「カンパニー」感想-理想と現実と裏切らない配役、石田昌也のセリフ

できることなら時計の針を戻して2月9日にぐすぐずしていた自分を

フルスイングで殴って言いたい

「四の五の言わずに大劇場に行け!!!!」

 

もう99%海馬はBADDYなのでBADDY感想だけにしようかと思ったけど

書きだしたら止まらなかったので「カンパニー」の感想から。

(ほら、語りだすと止まらないからさ…おたくってめんどくさい生き物だよ)

 

石田ワールド全開「カンパニー」~わかるけどもそれ、なんだかなあ~

正直「カンパニー」は「石田先生だなあ~」という感想しか持てなくて、

いや、テーマ性は伝わってくるんですけど言葉のチョイスが相変わらず…。

 

石田先生ってだけどさーっと女性を冷めさせる言葉を言わせるんですよね。

お芝居を見ててセクハラされているような気持ち悪さがあって。

それが石田先生らしさなんだろうけど年々ひどくなっている気がする…。

 

確かに青柳さんは「青柳さんの嫁になって毎朝みそ汁つくってあげたい」って思う

主人公だったんですけど(「今夜は月がきれいですね」の夏目漱石を引き合いに出す

ところとか私はきゅんとした。

ロマンチックだなあ~って。でもその返しが「有給休暇取ってくださいね」が

もう石田先生…そういうとこだよ…って思ってしまう。

「再会」(雪組)でプロポーズの言葉が「俺の保険金の受取人になってくれ!(ニュアンス)」のセリフで「ここで保険金…」って一気に冷めた時と一緒)

 

毎回毎回歯の浮くような告白やプロポーズを聞きたいわけじゃないんです。

毎回「愛している…」だったら「また同じこと言ってる」って思うだろうし、

そもそも今の時代に「愛している」っていう言葉を使うの日本では

宝塚くらいだし。

 

石田先生は宝塚で坂本龍馬書いたり、新選組書いたり、ミキさんの武道館も

石田先生が演出だったから「宝塚でこの題材!?」っていう新しいことを常に

求めて「誰もやったことないこと僕がやってやる」っていう野心を無意識に

思ってる作家だと思う。守りに入らず、攻めの姿勢。

これは全然OKだし、あといつも雰囲気が明るいのもわりと好きなんです

(基本「この人もこの人も死んだ…切ない…悲しい…どうしてこうなった…」って

泣く悲劇よりも「まあそんなこともある!次頑張ればいいじゃん!」っていう

ブコメが好きな人)

 

「カンパニー」はきっと「カンパニー=宝塚歌劇団」っていうところもあると

思うんですよ。(公式見たらそうでもないみたいだけど(笑))

だからこそあえての「タニマチ」「チケットノルマ」「ネットのつぶやき」

という現実的なワードも入れたんだと思うし(宝塚独特の私設FCを彷彿させるし、

ジェンヌさんもいろいろ理想と現実のはざまで闘っているんだろうな~っていう

憶測だけど)

「お客様に愛されることが私たちの仕事(ニュアンス)」っていう高野さんの言葉も、

「バイトして練習代を収めて、出演料なし!」っていうセリフも

タカラジェンヌを目指している子たちには結構痛いんだろうな、伝わるんだろうなと

思う。でも、そういう要素をとりいれるならセリフくらいは

綺麗なこといってほしいと思うのは私は甘いんでしょうか。

お金のことばっかりじゃなくて、相撲のたとえ話ばっかりじゃなくて、

現実って厳しい、その世界を書くならせめてセリフは

甘いきれいな言葉を聞きたくなるんだけどな。

 

でも石田先生って配役がわりとうまいと思うんです。

いい意味で「やってる中の人がちょっと透けてる」って思わせる配役するイメージ。

青柳さんはそのまま珠城りょうだし(バレエより空手、恋人より結婚相手)

ちゃぴはどう見ても令嬢タイプではなく、強く生きる現代女性、

美弥ちゃんはプライドが高くストイック、だけどいいものは受け入れることができる

れいこちゃんはトイレにこもって泣くし

ありちゃんは大型犬のアイドル…とか。

「これは持ち味じゃないでしょう~!」っていう配役はしない。

意外性を狙って「こんなことができるなんて…!(きゅん)」と思わせるところは

今回「BADDY」がやってくれているのでこれも宝塚のいいところだなあと思うのね。

 

あーだこーだいったけれど、「BADDY」の併演が「カンパニー」であることは

すごく意味があると思います。

「今夜は月がきれいですね」がBADDYの前フリなんて、宝塚の演出家って

優しいというか

「まだまだ公演は続くよ!休憩の後はお待ちかねBADDYだよ!」

っていう観客へのメッセージみたいで。

 

私の海馬はBADDYを見た後99%BADDYになったので

 個人的には

「れいこちゃんのことを我が息子のように

心配するとしさんにきゅん」

「お稽古場で語り合うれいこちゃんとありちゃんにきゅん」

「紗良お嬢様と那由多のその後をWebドラマで」

というピンポイント感想しか残らないどうしようもない自分の感性を呪いつつ

珠城くんの「ともみ…」で

前半理性が飛んだことをお伝えしたいと思います。

(あの表情で亡き妻を想いながら「ともみ」は珠城りょうやりおった…!と思った)

 

あと、わかばの紗良お嬢様。

お姫様であるけれど、強く、たくましく人を見下さない、

いつも明るく努力を惜しまない姿は素のわかばを見た感じがしました。

那由多に「お姫様のキスはかえるを王子様にするの」といってキスするのは

さすがにおとぎ話だなと思ったけれど、きっとこうやって

稽古場で泣いている下級生を一生懸命励まして、自分は現実を受け入れて、

退団を決意したんだろうなと。

 

彼女の「早乙女わかばより、まず同期の珠城りょう、そして月組

「娘役の仕事は相手役を輝かせること」という姿勢はずっと星組時代から

見てきた者としては

わかばの笑顔を、大劇場の真ん中で見たかったよ」

思わずにはいれらません。

 

努力は必ず報われるという世界ではない。わかってるけど、悔しい。

でもそんな風に思う私をきっとわかばは笑って「私は楽しかったよ~!」と

いうのかなあ。「これからも楽しいよ!私の人生!!」なんて言いながら

次の人生を歩んでくれることを願っています。

ご卒業おめでとうございます。

 

さて、湿っぽくなりましたがそんな感想「邪魔だ、どけ!」

BADDY行くぜ!!!!

エリザベートの配役で待ち構える月組沼の誘惑

あくるさん、BADDY行けるってよ。

 

おはようございます。行けることになりました!!!

BADDY~~~~~~~~!!!!!!!

(焦りに焦っててTOHO公式チェック忘れてたなんて恥ずかしくていえないぜ)

 

月組さんはAFOをムラで観劇した以来でその時

「楽しい♡(けど沼が深いから気を付けよう)!!!」と感じた組なので

非常にわくわくしています(身に危険を感じると目を輝かせるタイプ)

BADDYは本厄仲間のニコさんに「あくるさんはこっち側だと思ってるから!」と

ニコライスマイルをされた(気がする)時に(※全部LINEでのやり取り)

「私もそっち側の気しかしない」と返したよ…

うん久々に掌の上で転がされてるよ…(久々か?)(いつもじゃない?)

 

ということでそんなこんなで

「鉄は熱いうちに打て!

(訳:つなぎ留めろ今この勢い)」

とばかりに発表された月組エリザベート配役。

…手堅いなあ月組(外さないなあ月組

(身動きが取れないよ!(指だけが動く(チケット確保のために)

で、どうしてもエリザべート配役発表の際注目するのが革命家なのですが

(わかりやすいから)

蓮つかさくん。

月組沼男役第一案件)

私れんこんくんを見つけたのが「THE KINGDOM」のヴィクターだったんですよ。

やたらいい声の子がいるなあ~~って思ってて。

あの公演「ゆりちゃんのイワノフ!!!」としか言ってなかったと思うんですけど

(ホットさんが楽しみです)あの時革命家っぽい役だったんですよね、

ヴィクターって。(今見たら「活動家」だったけど)

なので「リーダーシップをとる蓮つかさ」に

弱いんですよ。

エルマーって革命家チームの中ではリーダー的存在じゃないですか?

「役が少ないエリザで小池さんが無理やり作ったスターの役

(初演の時和央さんのために作った役)」

というのをどっかで聞いたので革命家の中でもついつい目が行くんですが

あたし蓮くんが旗投げつけて悔しそうな顔

してるところが見たい。

(早くもピンポイント)

あのハンガリーのために戦ってる感じが「頑張れ!革命家!!」って思えるんで

(しかも由緒正しい家柄なんだよね、革命家たちって。

やっぱレミゼでもマリウスたちがどうしてもかっこよく見えるタイプなので

やっぱ私革命家に弱いんですよそうなんですよ…)

 

ところで何回も確かめるけど蓮くん身長171もあるんですね!?

小柄だなあってほのぼの見てたけど大きいなあ~ひとこより大きい

っていうかひとこ170センチなの?

ええええひとこ(可愛い)←もはや何でもいい

しかも革命家って年取っていくので渋い蓮くんも見れるってことじゃないですか

あの小さい顔に(握りこぶしかな?って)あの鼻に(芸術作品かな?って)

髭か!!!!(もうなんでもいいんじゃないの)

 

若手のイケメンってなかなか若い時渋い役が見れないので

ちょっと+髭とかのアイテムで「いつもと違う彼」にときめくんですけど

(フランツの「もはや顔見えないじゃん?」っていう夜のボートのとこも

オペラで必死に見てるやつ)(あそこオペラあげる必要ないじゃん)

(むしろ雰囲気で酔うところじゃん)

ありちゃん(アイドル)蓮くん(キレイ)おだちん(貴公子)の

枯れてる姿が今見れるって!!!(なんでそこで興奮するのか)(枯れ専なの?)

ぐっさんはなぜかイメージが「96期の輝月ゆうま(若手らしからぬ雰囲気と実力)」

なのでまた興奮します♡(でも知ってる、ぐっさんもイケメンのこと…)

 

ということでエリザ配役っていうよりあくるさんの枯れ趣味について

語ってしまいましたが(ブログって書いてるうちに知らなかった自分に会って

時々びっくりする)個人的には

白雪さち花=マダムヴォルフのところで

「さち花さんと歌で張り合う月城かなと」

「さち花さんの脚をなめるように見る月城かなと」

「さち花さんにいただきます★と言わんばかりにキスする月城かなと」

という「どうしてくれるんだ小池ぇ!!!!」案件

(別名・チケット全力で頑張ります★)が浮かんだので

月組Pの「もういいかなと思ったら次の沼が待っている月組伝統芸)」

に小さく震えながらBADDY行ってきます。

 

…れいこちゃんのルキーニはまずスチールで殺されそう★

(怖い…怖いよおぉぉ!!!!!)

 

はーーー顔洗ってこよ…(目覚ましなさい)

宝塚歌劇団=今の自分を受け入れてくれる場所(あーだこーだ言ってるけど結局宝塚好きって話)

GWです。特に予定があるわけでもなく映画を狂ったように見続けているのですが

TSUTAYAの新作どれでも5本1,000円の魔法の言葉に…!)

生田斗真くんと広瀬すずちゃんの「先生!」は夢の組み合わせすぎて

(生田くんみたいな先生いたら存在がもうネタだな)

(すずちゃん死ぬほど可愛いな)

(っていうかすずちゃんがあんな告白してきて何もせず返せる男の人はいないよね)

(伊藤先生は正常だよ)

(生田くんの伊藤先生さいっこう!!!!!)

などと大人の邪念を追い払うような(どこが大人なのか?)

清く正しい「先生!」でした。

「先生!」の頃の別マ、私読んでないんですよね。「僕等がいた」も

結局読んでなくて(「潔く柔く」も読んでない。

別マのヒット作って意外と読んでないな)

実は別マだと椎名軽穂先生くらいしかハマってないかも(それでも「君に届け」も

風早くんと爽子がくっついた時点で私の中では終わった)

(最近最終巻が出たのでもう一度読もうと思ってます←チョロイ)

 

安心してください、最終地点宝塚の話です(まだ続くマンガの話)

私自分が集英社っ子だと思ってたんですけど、

最近小学館しか読んでないなって気づいた。

たぶんクラスの子とキャーキャー言いながらマンガ読んでたころのことが

楽しくて(世界はりぼん発売日とジャンプ発売日中心に動いてる)

自分は集英社っ子だと思ってたんですけど、

高校生くらいの時さいとうちほとか篠原千絵小学館のドラマチックな

(宝塚っぽい)作風にハマり、集英社の「学園ものコメディ」に

満足できなくなった。あと思ったほど高校生活が楽しくなくて(笑)

学園ものがすっごく遠い世界に感じてたかも。

この頃から宝塚を見るようになって、朝から夜まで非現実の世界の住人に

なってしまって(・・・)

 

なんだかんだ、「ベルばらは神」と思っている人種なので(植田版じゃなくて

池田理代子先生のは本当に神。私、あれでフランス革命への意識が

ひっくり返った。マンガの話的に面白いと思うのは

オスカルだけどだんだん「フランス革命」の方に興味がわいたタイプなので

マリーアントワネット中心の話がすごく面白くて。

なので生田先生の話が「生田www」って思いつつ、心の奥底では

「めっちゃわかる…わかる生田君…そう!!そこ!!!」ってなる。

 

私の植田爺の実はすごいって思うところは

宝塚でベルばらをやろうって思って実際にやってくれたところ。

 植爺があの時ベルばらをやってくれなかったら宝塚続いてなかったと思うし。

ベルばら成功の名声とお金(大事)が阪急のお荷物だった歌劇団

救って、ちゃんと人を育てたっていうのが100年以上も続く劇団のすごさだと思う。

 

 と、ここまで書いて「私これを言いたいんじゃなくて」感が強いんですけど

(だって記事のタイトル名書いてあるんだけどまだたどり着いてないんやで)

 

私の中の「楽しかったマンガ本誌」は「りぼん」で、私の「りぼん」って

今読むとものすごく重くてしんどい、精神論のこどものおもちゃ

全部が新しくて「今こんな生活してみたい」「生徒会に入りたい!」

(実際行った高校の生徒会は入りたいと思う生徒会じゃなかった)って

思った天使なんかじゃない

大人っぽくて私も大学生になったらピアスして髪切って

かっこいい男の子と恋愛できる!と思ってたママレードボーイ」が三本柱だった。

ずっと楽しくて何度でも繰り返し読めて、毎回ドキドキして

次はどうなるのかなって空想し続けた世界が私の子供の頃の

「時間を忘れる自由でいられる場所=りぼん本誌」。

 

でも私はりぼんを読み続けられなかった。好きな連載は終わるし

私自身がいろいろなことを経験して、りぼんがつまらないと思ってしまった。

大好きだった作家はいつかもう「ちょっと幼いな」と感じてしまって、

自分の今の感情に合ったマンガに興味が移っていく。

高校生になった私は、「ベルばら」を読んでフランス革命にハマり

宝塚を見て、史実の本当にあった話に「作り物」を混ぜ込んだものに

夢中になった。

 

それが今でも「完全フィクション」の世界じゃなくて歴史ものが多い

宝塚が好きな理由だと思う。帝劇とか海外ミュージカル、

四季も見たけれど自分の時間とお金を使いたい舞台は結局私は宝塚だった。

 

いつまでも少女じゃいられなくて、生活は変わっていく。

だけどずっとそこにあるのが「宝塚」で、自分が変わっても変わらない。

確かにスターは変わっていくし、スターが変わらなきゃたぶん飽きる。

だけど男役さんはずっとかっこいいし、娘役さんはずっと可愛い。

踊るダンスがヒップホップになったりするけど、デュエットダンスの優雅さは

変わらない。話は悲劇もあるしコメディもある、ミュージカルもあれば

ストレートプレイもある、時々落語があってだいたい芝居があればショーがある。

銀橋も大階段も必ずあるし、トップスターは突然「じゃ、今回は脇になります」とは

ならない。(個人的にこの制度はすっごく安心感がある)

 

人は変わっていくものだし、変わらなきゃいけない。

ずっとりぼんで満足できればよかったけれど、私は別マや別フレも読みたくなったし

大人になったらプチコミックもデザートも読むようになった。

いつまでも学園ドタバタコメディだけで満足できなかった。

 

宝塚も当然変わってる。私が見始めたころ人気だった

柴田先生や正塚作品はめっきり減り、

同何代の女性で同じものを吸収してきたであろう小柳さんや

いつも興味がある分野を書いてくれる生田くん、スターの新しい場所を

引き出してくれるサイトーくん、異端児で革命家の上田くーみんが

新しい宝塚を作ってる。

 

今の自分と同世代が作品を作るようになったというのも今の宝塚が

好きな理由のひとつかもしれない。

10年後には若手が作った宝塚を見て「こんなのは宝塚じゃない」と

思ってるかもしれない。でもそれもわからない。もしかしたら

ずっと面白いエンターテイメントコンテンツになってるかもしれない。

 

宝塚はずっとそこにある。梅田から阪急に乗れば必ずある。

座席に座って3時間は絶対に夢から覚めないし、そこで出会った人とは

時間を忘れて話ができる。学歴も仕事も関係なくずっと好きなことを

話していればいい。

 

いつかマンガ本誌は連載が終わるけど、宝塚は終わらない。

(そもそも宝塚は連載っていうより大作の読み切りが毎回載ってるって感じだけど)

 

私にとって宝塚とは何なのか?と考えたけど、今も昔も

「今の自分をいつでも受け入れてくれる場所」だと思う。

見て、わーって感動して、「あれ?あたしなんであれで悩んでいたんだっけ」って

思いたい。「まーいいや。たこ焼き食べてプログラム読んで感想書こ」ってなる場所。

 

っていう感じなんですけど、明日のライビュ。

急に時間ができてがっついてぴあ見たら当然ソールドアウトだったんで

宝塚、夢見せてくれるけど現実そうも甘くないで!!って

実感させてくれる場所でもあるんで好きかもしれないな~~~って思う。

 

自分どんだけMなんだっていうことと月組見れない悔しさで凹んでいる土曜日です。

(TLがバッディ一色なんだよう~~~話についていけない寂しさと悔しさ…

楽しそう…ああっ!!!私はバカなのか!?

バカだと思います。

月色の砂漠(2)

あの大人気ヅカブログ「ニコライ少尉の多少黒い眼」とのコラボ企画~!

【リレー小説】月色の砂漠(1) | ニコライ少尉の多少黒い瞳

の続きです!!ニコライ少尉の才能がとまらない…!!!プレッシャーも止まらない…

 

ちなみに私が先週書いた「黒天使リーダー翔さんは、今日も多忙」の

続きもニコライ少尉のブログで読めます!

私もどうなるのかドキドキです!!

 

 

月色の砂漠(2)

 

 

テオドロスは悩んでいた。

自慢の金色の髪を夕日に溶け込ませ、一回大きく息を吐いた。

「タルハーミネは美しく聡明で、ダンスの名手…

そして大国の軍神と崇められている…

私の隣に立つのに不足ない女…なのになぜこんなにも胸が苦しいのだ」

 

テオドロスは恋をしたことがない。いや、これまでに女は切れなかったし、

そんな自分にも納得している。女が放っておくタイプの男じゃないのだ。

飽きれば捨てたし、欲しかったら誘う。一夜で終わることも多い。

 

手の中の写真のタルハーミネは、今すぐにでも人を殺すかのような

鋭い眼光を放ちながら隠す必要はないとでもいいたげな体の線が出るこの地方独特の

民族衣装に身を包んでいる。

 

「タルハーミネ…この写真を見た時から俺はどうかしている」

 

胸の高鳴り、体温が熱くなるのが自分でもわかる。

この女を手に入れる時、俺はどうかなってしまうかもしれない。

写真でしか見たことがないのに、早く彼女に会って、

触れてみたいと思ってしまうのだ。そして、君のすべてが俺のものになったら…

テオドロスは胸の高鳴りを抑えきれず、ぎゅっと写真を握る。

その写真には、もうひとり写っていることにテオドロスは気づいていなかった。

自分と同じ熱っぽい目線をタルハーミネに送っている男、ギィはテオドロスが

写真の中の彼女にひとめぼれした瞬間も彼女のそばにいた。

 

「ギィ!!どうして女は結婚しなくてはならないのかしら?私今のままでいいのに。

ギィがいて、お父様がいて、好きな時に踊れればそれでいいのよ。

お金だってあるし、国もあるし。」

こういっちゃなんだが、タルハーミネは飽きっぽい。

最初はノリノリに「ダンスの名手」「色男」というワードで浮足立っていた

タルハーミネだが、「花嫁修業」という目の前に立ちはだかる壁に

もう弱音を吐いている。でもギィは気づいていた。別に花嫁修業が嫌なんじゃない。

今日、先生がさらっと言った言葉にタルハ―ミネは思考停止し、

考えすぎて自暴自棄になっているのだ。

そして結婚ってめんどくさい…というターンになっている。

今日の授業は「夫婦の夜の営みについて」だった。

 

ギィは顔を真っ赤にして先生の授業を聞いているタルハーミネを見ながら、

前にした彼女の父親と自分の会話を思い出していた。

「タルハーミネがこの国の後継者である理由?」

ジャハンギールはいつも威圧的な空気をまとっている。

自分がひどくみじめで何もできない人間だと、誰にも言われていないのに

そういう気持ちにさせる男だ。

ギィは奴隷なので、一国の主と話をするなど不可能に近かった。

狩りの途中、ジャハンギールが一人になったのを見計らって近づいた。

 

もし、ジャハンギールがギィの納得しない理由で

タルハーミネを第一世継ぎとして教育しているとしたら。

そうしたら、俺はタルハーミネを攫う。この国から残り香を残すこともなく

いなくなって、ふたりだけでこの世を生きていく。

 

欲しい女のためには人を殺すこともきっと躊躇しないタイプのジャハンギールは、

氷のような目でギィを一瞥すると言い放った。

「お前には一生わからないだろう。

なぜならば、タルハーミネはお前だけの世界で生きていける女ではないからだ。

今、お前の考えていることなど手に取るようにわかるが、もしそれをして…

お前の世界だけの世界でタルハーミネが生きていけると思っているか?」

「…」ギィはカラカラにのどが渇いていた。

それはこれが砂漠の国のせいだからじゃない。

「…反論しないということは同意ととる。お前が今の話を理解できるなら、

タルハーミネ付奴隷の資格だけはある。話は以上だ」

赤いマントをばさっと翻し、ジャハンギールは部屋を出ていった。

 

 「ねえ、ギィ、私はテオドロスとそのう…夜を一緒に過ごさなくてはだめなの?」

「夫婦になったら同じベッドに入らなけばなりません」

「入るだけじゃダメかしら?例えば、眠るまで話をしたりトランプしたり…

あっでもその時はギィも混ざってほしいわ。

二人のババ抜きほどつまらないことはないし…話をするときもギィはいてね。

テオドロス様と話が続かないかもしれないわ。

あのきれいな顔をベッドの中で見つめていたらきっと緊張してうまくしゃべれないし」

「タルハーミネ様」

「私はギィとはずっとしゃべれるから、テオドロス様が眠ったら私たちだけで

話してればいいわ。そうすれば退屈しないし、やがて朝が来る」

一気にタルハーミネは話すと、ふうっとため息をついた。

「世継ぎを生むためにそれをしなきゃいけない…夜が来るのが嫌になりそう。

今はギィと夜おしゃべりするのが一番楽しみなことなのに」

「私との夜…」

「そうよ。すべてのことから解放されて、この時間が永遠に続けばいいのにって…」

「…なら、試してみますか?」

「?なにを?」

「僕とそういうことをしても、「永遠に続けばいいのに」とタルハーミネ様が…

タルハーミネが思うかどうか」

 

そういうと、ギィはタルハーミネをじっと見つめる。タルハーミネはギィの熱っぽい視線から逃れられない気がした。